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会社選びのポイント

やりがい

やりがいとか働きがいとかっていうのはどうでしょうね。どんな会社でも中に入ってしまえば、わりと短期的な目標がはっきりしていてやりがいがあるものです。人間関係が良好ならなおさら。あんまり「〜の仕事じゃないと!」みたいに思いつめる必要はない。

どんな会社も社会の役に立っていて、なくてはならないものです。それは働いているうちに実感されるものであって、就活するときにそんな重視する必要はないんではないかという気がします。それより社風とか社員や役員がどんな人か、その雰囲気になじめそうかってのを見たい。まともな人はしっかりした仕事をしているものです。(そのためにも学生時代のうちに人を見る目は身につけておきたい。)

ただ、反社会的なことやサギまがいのことをやってる会社、そもそも何をやっているのかちゃんと説明しないような会社はやばいのでスルーね。

就職活動で注意するのは

就職活動をしているたいていの人は「初任給」とかに目が行くようですが、 これは会社選びの目安としてはあんまりよいものではありません。

よい会社は初任給は低めに設定してボーナスがっぽりとか、年功序列で生き残 ればがっぽり、ってな感じにしているはずです。初任給を高めに設定している のは小さい会社、あんまり人が集まらない会社、社員がすぐにやめちゃう会社。

私だったら、初任給なんてのは見ません。なんといっても、経営規模。でかい 会社はつぶれにくい。人数が多ければデキる人間も多い。小さいところは個人 の能力や資質に負うところがでかくて不安。できれば年齢別の平均年収を教えてもらうとよい。

他に

  • 離職率。だめな会社は社員がすぐにやめてしまう。
  • 福利厚生。重要。

福利厚生

案外多くの学生が気にしてないのが住宅手当/社宅。これけっこうでかい。 特に都市部では初任給の1/3〜1/5ぐらいの価値があるはずなのに。社宅や 寮もどういう環境か知らべておかないと後悔しますよ。住む場所は本当に 重要です。

病気したときにどれくらい面倒見てくれるのか、結婚したり子どもが生まれた らどうなるのか。いろんな保証は生き延びるために重要です。

せっかくの売り手市場なのですから、会社はよく見ましょう。 面接で質問してOKです。むしろ、会社の方もそういうのをちゃんと質問してくる 学生をとりたいはずです。逆に言えば、 そういうのをいやがるような会社は入ると不幸になります。

その他

あと、私だったら、2ちゃんねるの就職板や各種業界板で 会社の評判や内部事情を探りますね。


3回生になったらSPIの練習ぐらいしとけや

3回生になったらSPIの練習ぐらいしといてください。おそらく企業はSPIの結果をかなり重視しています。

  • 練習せずに就職試験に向かうのは自殺行為。
  • でも対策本を1冊やれば十分。
  • 間違えた問題は必ず解法をチェックすること。時間をおいてもう1回。
  • 自分の頭が悪いことをちゃんと自覚しろ。手を動かさないで解けるような問題は出ない。
  • 就職センターがやってる対策講座・模擬試験はできるかぎり受けること。
  • 江口の授業を受けたことのある人はヒマなときに質問しに来たら勉強のしかたを教えます。問題集持ってくること。

悪徳企業に気をつけろ

どっかの大学のサイトからここにリンクが貼られていますが、その大学とこのページはまったく関係がありません。

悪徳商法に気をつけろ!

世の中には悪徳な企業がたくさんあります。女子大生は格好のターゲットにされているので気をつけましょう

そういう悪徳な企業は就職難につけこんで大学生をリクルートしようとしています。気をつけてください。

マルチまがい、テレアポ、催眠商法など死ぬほどいろんな危ない企業があります。

関西圏でも悪徳商法企業は数多く、某京都女子大学の学生も多数セミナーに参加してしまったりしているようです。

基礎知識を仕入れるためには、「悪徳企業マニアックス」が定評ある悪徳企業サイトです。ちなみにこのサイトはGoogleでは表示されません。なぜかは自分で考えてみてください。

あと私だったら2ちゃんねるの「就職板」や「アルバイト板」を一応チェックするですね。ゴミも多いけど有用な情報もある。もちろん、嘘を嘘と見抜けないひとは2ちゃんねるを読んではいけませんが、嘘を嘘と見抜けないひとは社会で生きていけないんだよね。

「インターンシップ」に気をつけろ!

「インターンシップ」という名前で大学生をタダで使おうとしている企業があります。「アルバイト」なら労働基準法とかがあって、給料を払わねばならないわけですが、「インターンシップ」なら「学生に勉強させているんだから交通費程度で十分だ」と言えるわけですね。特にベンチャー系企業がそういう学生をつかって経費を削減しようとしています。そういう会社はたいてい「卒業したら採用するよ」のような口約束もします。騙されるな!労働者として目覚めよ!

ボラバイト(?)にも気をつけましょう

最近ボラバイトというのもあることを知りました。ボランティアで泊りこみで働くとか。交通費ぐらいは出してくれるとか。もちろん公共性の高い仕事ならぜひやってほしいものですが、ただの旅館の下働きとか馬鹿らしいからやっちゃだめです。働いたら金もらうのがふつう。

と書いてからネットで検索してみると、
http://www.volubeit.com/index.htmlこんなサイトが見つかりました。なんじゃこら!1日8時間働いて日給3000円だとか4000円だとか驚きます。

アルバイトてのは弱い立場なので、お上が「最低賃金」ってのを定めてくれています。たとえば京都府だったら 。

もちろん、条件に納得の上(給料安くても、旅行したいとか、出会いが欲しいとか、とりあえず家出したいとか)ならば止めません。でも、「これはボランティアだから」と思いこんで労働力を搾取されるのだけは避けた方がよいと思います。がんばってください。


会社チェックリスト

説明会のシーズンですが、もちろん会社の人は会社の売りやよいことしか言わない。

さすがにすぐにバレる嘘はつかないと思いますが、会社の人が言ってることではなく、言わないこと、言いたくないことに注意。
自分でチェックリストもってないとたいへんなことになるぞ!

  • 信頼できる会社か
  • 人事の人は信頼できそうか?
  • 悪い噂はないか?
  • 社員が疲れきった顔してないか?
  • まともな人間がいそうか?学生への対応大丈夫か?
  • 福利厚生ちゃんとしてるか
  • 住宅手当
  • 各種保障
  • 休みはちゃんと取れるか?定期、長期。
  • ジムとかホテルとか別荘とか
  • 成長しているか?(あんまり急成長しているのは危ないこともある)
  • 残業は? 残業手当ちゃんと出してるか?2、3年でいきなり「課長」にされたりしないか?
  • 配属地指定できるか?転勤は拒否できるか?
  • 社内結婚したらどうなる?
  • 子供産むとどうなる?
  • 組合はあるか
  • パートや派遣の人もちゃんと扱ってるか?
  • 新入社員の定着率
  • やりがいある仕事か?
  • 社会のお役に立つか?
  • 人を騙したりしなくてすむか?
  • 社風は自分にあってるか?
  • 派手すぎないか、地味すぎないか
  • 「体育会系」「文系」「理系」?
  • 家族ぐるみのおつきあい? それともプライバシー重視?
  • 社員交流とかどうか
  • 給料は満足いく額か?
  • ボーナスどの程度か
  • 創業者社長?一族経営?重役とかは内部から?外部から?天下り?
  • 昇給はどうなってるか
  • ストックオプションとかあるか
  • 歩合制とかで大丈夫か?その方がやる気が出る方か?
  • 社員教育・研修制度ちゃとしているか?「研修」の内容はまともか?洗脳みたいなことはしeないか?精神的なものを強調するところには用心。
  • どういう資格がとれるか
  • セクハラ・パワハラ対策してるか?
  • ほかなんでも自分なりのチェックリストを作るべし。なにを重視するか?

会社で仕事するとは

学生のうちは会社に入って仕事をするってのがどういうことなのかイメージがわかないと思うのね。

だいたいの2、3回生は仕事ってのは「朝会社に行って、上司からその日の業務を言いつけられて、それをするのだ」と思っているようですが、具体的にどういうことをするのか考えたことがありますか?コンビニや喫茶店なら、「朝挨拶して着替えてお金をチェックして店内の掃除してお湯をわかして食器の準備をしてコーヒーを入れて、物品の数をチェックして足りないものを手配して、バイト仲間と雑談しつつお客が来るのを待つ」とか、わりと具体的に想像できると思うんだけどね。

マンガ読んでも、「仕事で忙しい」「残業だから」とかっていう表現は多いけど、具体的にどういうことをしているわわかんないんじゃないかな。『働きマン』とか読んでもわかんないですよね。

まあ実際、一口に「企業で仕事」っていったって営業なのか内勤なのか製造なのかとかで色々とあるんで、一口には言えんわな。

でも、20〜30代で手取り30万、40万もらえる仕事には共通点があります。それは、「自分で自分をマネジメントする」ね。

たしかに時給800円のバイトでは、あなたがやるべきことはきちんときまっています。しかしそれは800円の仕事だからなのね。自分ではなにも考えずに言われた通りに、あるいはマニュアル通りに体を動かすだけなら800円にしかならないってことでもある。

1日1万円以上もらえる人というのは、自分で仕事を作れなければなりません。会社は次第に変化し成長するものなので、常に新しいことにチャレンジしなければなりません。どうすれば新規の顧客を獲得できるのか、今なにをすればさらに効率や生産性が上がるのか、どこにお金もうけのタネがあるのか、他の会社に勝つにはどうしなきゃならのか、参加しているプロジェクトを成功させるにはなにが足りないのか。そういうのを考え、自分がなにをやるのか考えられるひとだけが1日1万円もらえるのです。

情報を集め、同僚その他と交渉し、人を説得し、自分でトラブルを解決していける人だけがお金をもらえる。だからそのための準備を大学でしておくべきなのです。

たとえば、ある会社(今熊野商事)であなたの上司があたらしいプロジェクト(中国から肉饅を輸入する)をはじめれば儲かるんじゃないかと考えたとしまう。そのためにあなたの上司は重役会議にそのプロジェクトの設立を認めてもらうための資料を提出してプレゼンしなきゃらならない。このときにあなたがすることは何か?

資料集めは当然ですね。肉饅の仕入れ価格、品質、国内での販売価格、同業者が提示している価格、見込まれる取引先、流通経路・・・まあそういうのはおそらく最初は上司があなたに「〜を調べて」と指示してくれるでしょうが、なにか足りないものがないかいっしょに考えるのがあなたの仕事になる。そのときにそれを調べる方法をあなたが知っていれば上司はすごく楽になる。ワードやパワポで資料やスライドとか作ったりするときも、あなたができる仕事はやってあげれば上司は別のことに頭を使える。もっとよいアイディアがあれば、上司にそれを進言すれば、上司はより説得力のあるプレゼンができて、重役会議で成功して、その後偉くなっていく可能性がある(あなたはそれに付随して昇進できるかも)。

昇進すれば頭を使うことがより多くなるので、部下に一々指示する時間なんてなくなるし、信頼でいる部下にそれをまかせたい。そもそもなにを考えればいいかを教えるなんてのは非常に面倒なことなので、なるべく自分で判断できる人が部下に欲しい。コピーとるのに何時間もかかってるやつなんか使えない。上司から教えてもらえるまで、指示されるまでぼーっ待ってるような人間は、会社では不要なのね。邪魔だからそっちで座ってて。

もちろんそういうのは最初っからできることじゃないから、少しずつ学んでいかなきゃならん。

お茶の出し方、コピーのとりかたから、メモのとりかた、企画の立て方、軽い書類の作りかた、しっかりした書類の作り方、外部への広報文書、人前での話し方、他人とのスムーズなコミュニケーション、部下やバイトへの指示の与え方、できない部下の使い方、上司への報告と進言の仕方、仕事仲間を増やす方法、応援をとりつける方法、プロジェクトの運営方法、アルバイトの仕事マニュアルの作り方、会社に入るとそういうのを少しづつ学ばなければなりません。まあちゃんとした会社はそういうのを「研修」として教えてくれるかもしれないけど、小さいところはそうもいかんこともあるわな。どちらにしても、そいうことを学ぶための準備を大学時代にしてない人は、すぐにあんまり考えなくてもよい仕事にまわされてしまうのね。でもそれはあんまりお給料もらえないの。

そういう選抜は会社にはいってすぐにはじまります。サバイブするために全力を尽くしましょう。


就職活動中盤戦

 

4回生の就職活動は中盤の勝負どころという感じで、多くの人はさすがに「大手病」に懲りた頃ではないかと思います。ここらへんでどうするかってので将来が大きく左右されちゃうようです。

6月は中堅企業ががんばって採用を進める勝負所なので、ここで一踏ん張りしたいところです。中堅どころは4月から5月で大手の採用枠がだいたい埋まるのを待っていたわけね。(4月に内定出しても大手に横取りされちゃうから中堅にはあんまり意味がない)

んで、まずここまでの活動を反省してみること。自分が何社まわったかとか面接何回受けたかとかちゃんと把握していない(あるいは説明できない)人がいてヒヤヒヤします。たとえばここで、「えーと、15社ぐらい、正確には」とここでメモを見て「16社、二次面接までは10社」とか答えられる人はすでに通ってるわけなのね。そういう人は会社としても取りにくいっすよ。だって、会社入ってからも「今月何社どこに営業に行ったの?」「ええと?さあ、とにかくがんばりました」では役に立たないもんね。

まずちゃんといつでもメモやノートをとり、記録を残す習慣は身についているか確認してみてください。この時期苦戦している学生さんは、たいていここでつまづいてるみたいね。

一次~二次面接ぐらいで落とされる場合は、話し方の見直しが必要だよね。

この時期になるとへんに面接に慣れちゃって、「どこも同じようなこと尋ねるなあ」とか感じてどこに対しても同じようなことを同じようにしゃべってしまうわけですが、それじゃ通らんよね。そもそもそれで落とされてるんだからさ。なんか問題があるわけよ。相手によって話の内容も雰囲気も変えなきゃ会話にならんでしょ。この時期苦労している人は面接を質問に答に行くところだと思っている雰囲気があるけど、そうじゃなくて会話しに行くんだからね。

だいたいそういう学生さんは「自分をビデオで確認しろ」って言ってもちゃんとやってないことが多い。まあ得手不得手はあるもんだけど、とりあえず確認してみたらよろしい。ビデオにとってみる場合のポイントは、完璧をめざすんじゃなくて、自分がもっている「自分のイメージ」との距離を確認するのね。話し方が下手でも、「まあそういうとこが自分らしいわな」と思えればOK。

あと、この時期苦労している人びとに共通しているのは、企業研究が足りないことね。そりゃ手ぶらで面接行って雇ってくれるようなところはないわさ。「私には最低1日1万円の価値があります」ってことをアピールしなきゃならんわけで、「できる」って口で主張するだけじゃなくて、実際にそれを見せる必要がある。どういう業界で、どういうサービスや製品を提供していて、それは市場でどう評価されていて、どういう会社と取り引きしていて・・・という当りまえのことさえ調べていないようでは、少なくともいわゆる総合職は難しい。

何度も書くけど、上司とか社員に指示されたことだけやるんだったらもう社員ではなくてアルバイトや派遣で十分なんよ。自発的になにをやるか見つけられる人だけが正社員になれる。

チェックリストは作ってみたか、企業研究ファイルは作ってみたか、と見直してみる点はたくさんある。だいたいの学生さんはけっきょくたいして準備せず面接に臨んで、落とされまくって疲れ果ててしまうのね。私はそういうのは馬鹿らしいと思うけど、どうしても多くの人がハマる罠だねえ。

どうも、女の子の場合は「美人の~さんやかわいい~ちゃんはなにもしてないのにすぐに決まってるのに~」とかそういう感じもあるみたいね。たしかにそういうのはあって、そこから来る不公平感や、自己評価下る感じってのはなんかわからんでもないんだけど、そういうダウナーなものとも強く戦わなきゃならん。(だいたいルックスそのものが内定の理由というより、ルックスに裏づけられた高い自己評価が本当の理由かもしれん。ここらへん興味あるひとは社会心理学での「対人魅力と自己評価」とかを勉強してみるとよい。)自分に自信をもつのは難しいんだけど、とりあえずなんか本当の努力しておけばそれだけ自信はつく。理論的には。私自身も自信もち、自己評価を上げるのはとても難しいと思う。どうしたらいいんかね。

意外に落し穴になるのが、大学の勉強をちゃんとすることね。けっきょく、4月に大手に入りたかったけど大手から振られた人ってのはなんか足りないわけで、つまりそれはあなたに市場での価値が(大手に内定もらった人より)あんまりないってことなわけで、ここでがんばって価値を付けなきゃならん。ただぐるぐる会社まわってればよいってもんじゃなくて、成長しなきゃならん。そのために一番よい方法はまじめに勉強してみることでしょ。ここがわかってない学生さんはすごく多いと思う。

それから、就職決まって、単位もほぼ揃っていて卒業は楽勝と思っている人こそ勉強すること。一流大学では1、2回生のときはバイトしたり遊び惚けたりて、3、4回生のときにこそ勉強するものです。どうも女子大とかでは1、2年生のときに真面目に学校通って4回生では旅行のためのバイトばっかりとかそういうのが普通のようですが、これはもったいない。きっちりした卒論目指したり自主ゼミやったりして力をつけておくもんなのよ。

まあ一般の学生さんにとっては3~4月より人生を大きく左右する時期だから、ここはがんばりどころだねえ。中堅のよい会社はまだまだたくさんあるぞ。それから大手も追加募集しているぞ。

このエントリはなんかいかにもお説教だったなあ。

問題は、この時期には気ばかりあせってやるべきことはわかっているけどできない、とかって状況になってしまうことなんだよな。

逆に、もう疲れはてちゃって・・・という人は無理にいろいろやろうとすると危険なので、1、2週間休憩して大学の勉強してみるのもよい。いま無理して体壊したり鬱になったりするより、ゆっくり秋にいろいろ活動するとか、最初は派遣とかで働いてみるとか、いろいろ方法はある。

とりあえず基本的には「気合い」とかの問題ではなく、おそらくノウハウの問題(チェックリストを作るにはどうしたらいいか、ビデオをいつ取ってみるか、誰に相談するか etc.)なのだということに気づいてね。おそらくそういう作業も面倒だけどとりあえず説明会行かなきゃ、とかになってしまうんだわな。そういう回路を断ち切り抜けだせ!(あら、やっぱり精神論になってしまった。このエントリ失敗。)まあノート広げていろいろリスト作ってみたりしましょう。そしてそういうのものの作り方は大学で教えてるからね。


固有名詞はぼやかすな

ゼミで自己紹介のスピーチなどしてもらうと、「バイトはカフェでやってます」「ロックが好きです」みたいに話す学生さんがいるわけですが、これはあんまりよくないんじゃないかと思います。なにがよくないかというと、固有名詞が出てこないところ。

ここははっきり、「カフェのベローチェでバイトしてます」「サンボマスターとかの暑苦しいロックが好きです」と固有名詞を出していきたいところです。「カフェ」って言うよりも「ベローチェ」の方が情報量が多いでしょ?

そういうときに学生さんに「はっきり固有名詞を出したら?」って尋ねると、なんかよくわからない。「必要ないと思いました」「そんな有名な店じゃないので」「マニアックなので言ってもわからないと思って」とか答えるわけですが、そんなふうな気を使う必要はないです。そういうのはむしろ聞き手の知識量を馬鹿にした感じでよくないです。

「私の地元では〜です」とかっていう話し方をする人がいるんだけど、地元がどこだかわからないから話についていけない、みたいなのもある。

 

「カフェのベローチェ」「サンボマスターとかのロック」といえばベローチェがカフェで、サンボマスターが暑苦しいロックバンドであることはわかる。「川端四条のスーパーのフレスコ」でいいじゃん。「私の郷里の山形県では」。ほんの1、2秒でその情報を伝えることができるのだからそうするべきです。

そしたら、「私もよくベローチェに行く~」とか「サンボマスター私も好き~」「フレスコは通ってるわ」とか反応してくれる人もいるでしょ?話が広がるし。とにかく自分についての情報はケチらず出すのがスピーチのコツです。「自己開示」ってやつね。「実は~」と自分についての情報を開示すると知らない人となかよくなれる。

ゼミを休むときだって、「ワコールの二次面接に行ってきます」の方が、「今日は就活なのでお休みさせてください」よりずっと好感がもてる。

逆に、固有名とか具体的な話が出てこないと、「なんか話したくないバイトしてるのかなー」とか「あんまり私たちと仲良くなりたくないのかしら」「ズル休みだろう」とかって疑ってしまうものです。つっこみも入れにくくなるし。

就職の面接のときも同じね。もうなんでもいいから具体的に話す。

あと、もし「飲食店でバイトしてます」とかってのが、その「飲食店」がキャバクラだったりすると言いにくいこともあるかもしれないですね。でもそういうときは最初から「飲食店でバイトしてます」とは言わないのが大人の暗黙のルールなんよ。なんでもかんでも正直に話さなきゃならないわけでもない。とにかくボンヤリした話はしない、するなら話は徹底的に具体的にすること。

ちなみに、嘘つきな人や嘘を見破る一番重要なポイントの一つは、嘘はたいてい具体的じゃなくてぼんやりしていることに気づくことね。本当の話、そのひとがよく知っていることの話は必ず具体的で細部がある。意図せずして、いろんな固有名や具体的な動作や会話、よけいな豆知識なんかがぽろっとでてくるものです。大学の教員でもぼんやりした抽象的なことした言わない人は本当はその話よくわかってないんよ。そういう人は信用する必要ないし、逆にいえば、ぼんやりした話をしても信用されないってことね。

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これとか図書館で借りて読んでみるといい。

嘘つくなら徹底的に、てのではこれがすげーおもしろいよ。ちょっとした嘘をつくために、どんな状況なのかきっちり想像して、細かいディーテイルを加える。

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就職面接について

江口は就職面接は数えるほどしか受けたことがないので面接について言えることは多くないですが、メモだけ。

こころがまえ

  • 自分を知ること、が一番だいじ。
  • あなたの売りはどこにあるのか、弱点はどこにあるのか。
  • 自分は他人にどう見えるのか、どう見せたいのか、よく考えよう。
  • 会社のオジサンオバサンはたくさんのひとを見ているので、演技やそういうのではごまかせません。「素」でだいじょうぶ。
  • とにかくビデオで素の自分、しゃべっているときの自分を見てみること。
  • 笑顔は重要。

準備して行けよ!

  • 当然のことですが、面接行くときはその会社がどんな会社で何を売ってい
    てなにを得意にしているかちゃんと調べてください。
  • 業界で何位ぐらいなのか。
  • 同業他社と比べてどこが優れていてどこが劣っているのか。
  • 直接のライバルはどこか
  • たずねられることもほとんど決まってます。よくある質問事項はどれも一度はよく考えておくこと。

内容よりは話し方

  • 基本的に、面接では話す内容より話し方の方が重要だと思ってください。
  • とっさの表情、反応、その他を見られます。こういうのはあんまり準備しようがないので、日頃から訓練。
  • 一方的に滔々と話そうとするとアガります。会話のキャッチボールをするつもりで。
  • 途中でちょっととまったり、「うーん」となってもかまいません。
  • でも最後まで言い切ること。語尾をあいまいにしない。話が終ったのかどうかわからないと担当者が次の質問できません。
  • 相手の顔を見て、話を聞いているのか退屈してないか確認する。でも無理して顔をじーっと見る必要はありません。
  • 面接担当者に質問してもだいじょうぶ。
  • 一回がしゃべる姿を自分をビデオにとって観察してみること。
  • 話し方、体の動かし方、いろんな癖があるものです。クセはあってもかまわないのですが、その癖が他人からどう見えるかは確認しておくこと。
  • 圧迫されても平気。圧迫したらどうなるかを見ようとしているので、断固がんばりましょう。
  • でも笑顔は忘れずに。

話す内容

  • よく質問される項目は決まっているので、あらかじめ考えておくこと。でもあらかじめ用意したものをそのまんましゃべるのは絶対にだめ。あくまでその場で相手の顔を見て考えて答えること。
  • 具体的に。抽象的な話はだめ。
  • 必ず例をあげるつもりで。
  • 「あなたはどんな人ですか?」とたずねられて、「まじめです」と答えてもだめ。「これこれこういうときにこういうことをするように真面目です」と答える。そうすると相手がつっこみやすくなり話が進展します。

たちふるまい

  • 何度も書きますが、こういうのは日頃の行ないがすぐに出ちゃいます。
  • ドアの開け方、イスの引き方座り方。どう動けばかっこいいのか他の人を観察しましょう。あなたの周りにもスマートな振舞いの人がいるはずです。真似しましょう。そういう 観察力 が勝負なんよ。おそらく。
  • 「マニュアル通り」にロボットのように動くのはおすすめできません。(そういう人を求めている職場もあるかもしれませんが・・・)
  • とにかく自然に。そして笑顔。
  • これもビデオに1回とってみること。研究室に来たらとってあげます。

グループ面接・グループワーク

  • グループ面接やワークをさせるのは、個人面接では見られないような側面を見たいから。
  • それは実践的な対人能力でしょう。あなたがグループのなかでどういう位置を占め、どういう役回りになるのかを見ようとしています。
  • とにかくまわりに気を配ること。誰と誰が気が合いそうか、誰と誰がライバルになりそうか、誰が一番有能そうか。リーダーシップある奴は誰で、ユーモアがあるやつは誰か。
  • 必ずしも目立ったり一番になったりまとめ役になる必要はありません。
  • グループでディスカッションするときには、アイディア出す人、場をなごませるひと、話を整理するひと、ねちねち質問するひと、すでに出た意見の弱点を見つけるひと、といろんな役目があります。あなたはどういう役目が得意なのか、それを見せれば十分です。
  • でもなんにも発言できないようではその場に存在している意味がありませんね。
  • 他の人を競争相手と考えるより、協力者と考えること。ディスカッションやワークの場合は、他の受験者の名前や所属や考え方、その他の属性をできるかぎり頭に入れようとすること。メモできるなら名前ぐらいメモっておくこと。(っていうか、そういう所ですぐにメモとれない人は就職する資格なし。)そういう配慮が採点されるんだと思う。
    • おそらく実践的に一番大事なのは、グループのなかで誰が一番できる奴なのかを把握することです。
  • できる奴、信用できそうな奴を見つけたら、そいつに話をまわしたり応援したりするって手もあるわけです。
  • 「できる奴にいっしょに連れてってもらう」はいろんなところで役に立つ処世術。身につけましょう。
  • 他のひとがよい意見を言ったら、必ず賛成の意を発言したり(「そうですね。」「ああ、それは気づきませんでした。」)など。最低限、「うんうん」とうなずいたりして反応を示しておくこと。逆に違う見解を示されたら、首かしげるなりなんなり。ボディランゲージは重要で、そうして反応すれば、発言するチャンスをもらえるのです。
  • 意見が対立してもまったくOK。でも自分の立場をはっきりさせること。曖昧なのはだめ。
  • よく知りませんが、おそらく休憩時間の行動も観察されています。できそうな奴をみつけて積極的に話しかけちゃえ。コーヒーでも飲みながら、「緊張しますね。」「さっきの発言はよかったですね。」とかそういうのできっかけになる。協力してもらえば楽になるぞ。

まあ、しかし

  • でもやっぱり面接は総合的な人柄です。
  • 会社ってのはその会社なりの雰囲気があって、好むタイプの人間とあんまり好まないのがいます。これはしょうがない。
  • ボーイフレンドやガールフレンドを探すのと同じで相性があります。
  • あなたが自然にふるまって落とされるようであれば、それは相性が悪いのです。そういうんでは、別に落とされても気にやむ必要はなし。相性悪いところに就職しても苦労するだけだし。
  • どこかにあなたを必要としている会社があるはずです。

大事な会話のときはマスクはずしておいた方がよい

どういうわけか、最近の女子はマスクするのが好きなようですが、私は気になりますね。

Googleで「マスク 失礼」とかで検索してみると下のような感じ。いろいろ意見はあるけど気にする人はけっこういるようですね。

表情ってのはすごい大事なので、特に問題がなければ人とお話するときはマスクははずしておくべきだと思います。もちろんよく知ってる友達どうしとか、あるいは会話がほんのちょっとですむ仕事とかなら別ですけどね。でも就職面接のように、知らない相手とか、相手の思考を読んだりする必要があるときはやっぱりねえ。まあマスクしたまま面接受けたら落とされる確率が格段高まるんじゃないかしら。

会話っていうのは話の内容とかより、話し方、表情、態度、そういうのが大事なわけで、そういうのを隠しちゃうのはやばいです。

まあいろんなQ&Aで回答者が指摘しているように、最初に一言ことわっておいたりすると大丈夫ですが、そんなひどい風邪とかの問題がないならお話するときだけははずしておいた方が無難。私だったら会社やセミナー会場に入るタイミングではずしますね。

(同様に目が大きくなるカラコンとかも表情がよめなくてやばいと思います。サングラスかけて就活する人はいませんね。ははは。)


エントリーシート(2) 長所と短所

エントリーシートはねえ、やっぱり正直なのがよいと思うですよ。本気で信じてないのは読むひとが読めばわかっちゃう。まあどんな文章でもそうなんだけどね。

どういう課題にせよ、自分の「売り」を表に出すように。

「売り」はどうやって見つけるか?とりあえず大学ノートの左側に自分の短所をリストアップしてみる。いわゆる心理的性格だけに限定しない方がよい。短所はリストアップしやすい。

私の場合

  • 攻撃的
  • 怠惰
  • 平凡・通俗
  • おおざっぱ
  • 非社交的
  • 頭でっかち
  • 粘着
  • 貧乏
  • これといった特徴のない容姿
  • へたな会話
  • 喫煙者
  • アル中
  • 腹が・・・
  • 足が・・・
  • 不精ひげが
  • 頭が前の方から
  • ・・・

と山ほど続く。まあ他人と比べてどうかってことだけでよい。まじめな性格心理学とかやっているわけではないので、まずだいたい自分の考える「ふつう」の人と比べてどうか、とか適当。人間関係にも注意。これも社会心理やっているわけではないので適当。社会的属性とか家系とか、まあなんでもよいから思いつくだけ。

次に、右側に、それを友人や教師の視点からなんとかして無理してよい言葉にしてあげる。上の例を使うと

攻撃的 積極的
怠惰 あせらない
平凡・通俗 常識的
おおざっぱ おおらか
非社交的 内省的
頭でっかち 高学歴
粘着 粘り強い

 

自信がついたら、ほかにもよい点を列挙してみる。

  • 挨拶する
  • 実は親切
  • 笑顔のときが多い
  • 実は清潔
  • ・・・

さらに、こういうのは往々にしていろいろ矛盾するんで、なにとなにが矛盾しているか考えてみる。攻撃的で怠惰(積極的で、かつ、あまりあせらない)だというのはおかしいか?おかしいかなあ。どっちかだけにするか、もうちょっとつっこんで考えてみる。どんどん削っていく。残ったのが売りになるかもしれないもの。だいたいの人は売りなんかないけど、エントリーシートではあえて強く主張しないとならん(と思う)。さらに、その書いたり消したりした表全体をながめて、(略)

でまあ、だいたいとりあえず「売り」にできそうな特徴がわかってきたら、それをほんとに具体的に表すような事件や経験を思いだす。このエピソードを思いつけるかどうかが本当に勝負。なるべくおもしろいもの、笑えるものがよいが、とにかく具体的に細部を思いだす。

体育会系やボランティアやめずらしいバイトしてた人はいろいろ書くことがあるけど、なにもしてなかった人は書くことを見つけるのが難しい。それはしょうがないので、それなりに工夫する。

あれ、上のはやっぱり性格特性ばっかりでこれじゃだめだ。でもこういうのはあんまり具体的に書くと値打ちがなくなるので、考えてることぜんぶは書きません。

まあでも実は、エントリシートはちゃんとした形式の文章が書ければそれだけで落とされることはありません。でもおそらく面接にあたって面接者の興味をひくことはできます。誰かに見てもらってチェックすること。