月別アーカイブ: 2017年12月

サーバー移転しました

ほとんどなにも変わりないけど、(仮想)サーバーマシンを移動しました。実際にはwordpressをエクスポート→インポートして、アドレスを振り替えたぐらい。

実は、現在使っているwordpressを動かすためのサーバーの他に、昔のyonosuke.netの不如意掲示板のリンクをリダイレクトするために、ディスク容量大きめのサーバーもう1台借りてたんだけど、そっちに全部移した、ぐらい。これで年間6000円ぐらいの節約になる。

まあ昔の掲示板の音源なんていらないだろうけど、15年も昔のリンクがまだ辿れる、みたいなのはかっこいいかと思って。ははは。

これでもうサーバーを直接いじらなきゃならんのはまた5年ぐらいなくなるのではないか。っていうかもうあぼーんしてるかもしれんしね。懐かしの2ちゃんねるもあぼーんしたみたいだし。

実はこのサーバーでは某学術協会のサイトも動いていて、それ切り離す必要もあるんよね。私とともにあぼーんしちゃったらしょうがないし。まあそういう片づけの時期。

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12月22日に不倫(を哲学)しに福岡に行きます

12月22日に修羅の国福岡の福岡大学の宮野先生と九州産業大の藤田先生の合同ゼミに呼んでもらってますので、江口が袋叩きにあうのを見たい方はどうぞ。22日18時から、福岡大学A棟A803だそうです。なんか適当に話をしてということだと理解したので、時節柄「不倫を哲学する」にしてみました。時期的・客層的には「浮気の哲学」にするべきでしたね。ははは。よかったらどうぞ。自分のところの授業でいつもしゃべっているようなことをしゃべるつもりです。資料とかつくる暇があるかどうか。 続きを読む

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欅坂46の『真っ白なものは汚したくなる』収録曲にコメント

欅坂のアルバム『真っ白なものは汚したくなる』は秋元節というか中二病全開で訴えかけるところがありますねえ。楽曲のクォリティものすごく高くて、いろいろ語りたくなるので、前に言及した「スカートを切られた」「高く跳べ!」以外の気になる曲に簡単にコメント。 続きを読む

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モテる男とモテない男の違いをオフコースとジンバルドー先生から学ぼう

「Yes-No」「いくつもの星の下で」の比較なんですが、まあYes-Noの圧勝ですよね。「星の」の主人公に性的な魅力を感じる女子はそんないないと思う。実は学生様に2曲聞いてもらったんですが、

「最後の2曲の比較について、断然、いっしょにいて楽しそうなのは Yes-Noのほうだと思いました。鈴木さんの歌詞はなんか女々しくてドキドキしません。メロディーラインも、小田さんの方が引かれるものがありますね。年下の超イケメン君が鈴木さんの方だったらまもってあげたくもなりますが……」

みたいなことをコメント書いてくれた学生様がいました。まあ二十代前半だとそういう感じちゃいますかね。真面目なひとはモテないです。これがまさに、現代の男子の問題なんですよね。

真面目で良い人(Good Guy)はもてない、むしろ、ろくでなし(ジャーク)だけどなんか取り柄のあるように見えるやつがモテし、セックスできる。この問題は前にも何回か紹介しました。

最近読んだ、ジンバルドー先生(心理学の世界ではものすごく有名)の『男子劣化社会』でもそういう問題を扱ってます。

男子劣化社会

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ジンバルドー先生は基本的にリベラルで、女性の権利とかに非常に肯定的なんだけど、一方で男子の方がケアされず教育されないままにネットに翻弄されていることを嘆いている。

いまでは女性が「ノー」と言うと男性は真に受け、その先のアプローチをどうしたらいいかわからず、撤退する。結果、男女どちらにとってもデートのチャンスは減る。または、男性は説明もなしに拒絶されたので相手女性に感じの悪い態度を取るか、ナンパの達人からテクニックを学ぼうとする。とりわけ男性の頭が混乱するのは、女性たちが大事にしてくれるやさしい男性といっしょになりたいと言いながらも、実際には押しの強い、女性の気持ちなど無視する男性により惹かれているのを目撃したときだ。 (p.213)

実際、女性の大半が恋愛の対象となる人からは、冷静に考えた末ではなく、ただ激しく欲情されていると感じたがっているが、これが次の手を打つ男性には判断にこまる局面を作り出す。 (p. 213)

これはまさに、鈴木先生はもてずに小田先生やドン・ジョヴァンニがモテる理由なのです。

ジンバルドー先生は、マークホワイト先生っていう方のブログ記事も紹介している。(こういうのはモテない系哲学者の独擅場よね。どうですか、このブログ記事の写真のよい人ぐあいは!)

もしわたしがデート中におもいやりある心遣いと自然発生的な欲情のちょうどいいバランスを取ろうとすれば、相手女性に十分な尊敬の気持ちを見せないことで起きる損失──具体的には、女性の心を傷つけたり怒らせたりするリスク──は、情熱や欲情ぶりを十分に見せないことで生じる損失──女性をがっかりさせ、恋愛関係の成立を危うくするリスク──よりはるかに大きいと考えます。私の性格からすれば、前者のリスクは後者のそれより問題にならないほど深刻なので、私の態度はつい尊敬と心遣いの方に傾きます。……彼らは「これをしても大丈夫?」「あれをしても大丈夫?」と尋ねた結果、あなたを性的昏睡状態に陥らせる可能性があります (p. 214)

「性的昏睡状態」ってのは、まあ興奮してない状態、性的にまったく興味のない状態ね。まあこの先生は意識明晰でも性的昏睡状態の人をかなり作り出したんですかね。つらい。多くのナンパの達人みたいなひとは意識を低下させろって言ってますからねえ。宮台先生とか。

まあそういうのってなかなか難しいところですなあ。

この問題に興味あるひとは、下読むといいです。

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ファレル先生はメンズリブ運動の旗手で、チアリーダーみたいな女子に相当あれされたみたいです。

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「Yes-No」のあとは必ず「いくつもの星の下で」を

オフコースの「Yes-No」は超名曲で、歌詞や理念が嫌いなのに一回聞いてしまうと2回も3回もリピートしてしまうのですが、そのあとで必ず同じアルバム(We Are)に入ってる「いつくもの星の下で」を聞くようにしています。 続きを読む

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サルトル先生は気づかないふりをする系女子を自己欺瞞っていって非難してます

あんまり自己欺瞞しない目覚めた女性ボーヴォワール先生と。もう手を握ったりする関係ではなかたったのかどうか。

サルトル先生はしばらく名前あんまり聞かなくなって、ちょっと前に復活の兆しがあり、でもやっぱりポシャっちゃった感じがあってなんか微妙なんですが、SMセックス哲学や「自己欺瞞」の議論はとてもおもしろいので、研究者の先生たちにはがんばってほしいところです。応援してます。がんばれー。

んで前のエントリーのオフコースの「Yes-No」の「好きな人はいるの?答えたくないなら聞こえないふりをすればいい」なんですが、これおそらく元ネタはサルトル先生なんですわ。『存在と無』から引用。ページとかはあとでつけますね。

たとえば、ここにはじめてのデートにやってきた女がいるとしよう。彼女は、自分に話しかけているこの男が自分に関してどんな意図をいだいているかを十分に知っている。彼女はまた、早晩、決断しなければならないときが来ることも知っている。けれども彼女は、それをさし迫ったことだとは感じたくない。彼女はただ相手の態度が示す丁寧で慎しみぶかい点だけに執着する。

デートするときってのは、女子は男子の下心っていうか性欲、セックスしたい欲はもちろんわかってるし、そのうち迫られちゃうのもわかってるけど、もう少し先延ばしして色目つかったり口説かれたりイチャイチャしたりそういうのを楽しみたい、というわけです。そこで「まあこのひとはジェントルマンだから、っていうかこのひとこそオネットム」ってやるわけね。

……彼女は、彼が話しかけることばのなかに、その表面的な意味以上のものを読みとろうとしない。「僕はあなたをこんなにも賛美しています」と言われた場合、彼女はこのことばからその性的な下心を取り去る。。・・・彼女は自分が相手に催させる欲情に対してきわめて敏感である。しかし露骨で赤裸々な欲情は、彼女を辱め、彼女に嫌悪をいだかせるであろう。

たとえばカズマサ・オダ(仮名)っていう日系フランス人が、「おう、あなたはすてきでーす、でもオカのコトカンガエえてましたー、シルブプレ?」とかやっても、「このカズマサオダは私の話を聞かずにおっぱいのことを考えてたのだな」とは思わないわけです。そういうこと考えると折角のキブンがわるくなるから。

……いまここで、相手の男が彼女の手を握ったとしよう。相手のこの行為は、即座の決断をうながすことによって、状況を一変させるかもしれない。この手を握られたままにしておくと、自分から浮気に同意することになるし、抜きさしならぬはめになる。さりとて、手を引っこめることは、このひとときの魅惑をなしているこのおぼろげで不安定な調和を破ることである。娘は手をそのままにしておく。けれども、彼女は自分が手をそのままにしていることには気づかない。

カズマサオダから、手を握られて「おう、マドモアゼール、あたなカレシいるのですかーシルブプレ」って聞かれても、答えるとどっちにしても面倒なので、気づかないふりをするわけです。肩をだかれても気づかないし、なんかとにかくなにされても気づかないわけですね。「キミをダいていいですかシルブプレ」とか言われてもなにも聞かないしなにも見ないし、面倒だから心がどこにあるのかも考えないようにする。「ココロドコニアリマスカー」これがサルトルの自己欺瞞すわ。

オフコースの先生たちが大学生活を送っていた70年から数年ってのはサルトル流行ってたので、まあ誰でもこういう議論はしっていたわけです。それがあれに反映されてたんちゃうかと思います。

サルトルの議論がミソジニーっぽいとかってのはそうだろうし、そもそもそれってどうなのってのはあると思いますね。でもまあ今回はその議論はパス。

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オフコースのYes-No はワンチャンの歌

オフコースの「Yes-No」は超有名な泣く子もだまる超名曲なので、解釈も安定していて私がなにか書く必要はないとおもっていたのですが、そうでもないかもしれないと思ってメモ書きだけ残しておきます。満足いくほど検索してませんが、ネットにかぎっても同じことを書いている人は多数いるはずの標準的な解釈だと思う。音楽的には今回音拾ってみていろいろ発見があって語りたいことが多いんだけど、最小限にしたい。 続きを読む

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