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KANEBOの「生きるために化粧をする」CMを見てみました

少し前に、KANEBOの新しいCMがごく一部で話題になってました。KANEBOはいまリブランディングとかやってて、会社のイメージとか変えるつもりだったんすね。「I Hope.」だそうな。

 

なんかおちつきの悪い英語ですね。まあそれの第2弾が「なんのために化粧をする?」「私は生きるために化粧をする」だそうで、ツイッタでも違和感があるとされ (https://togetter.com/li/1561913)、国内でもけっこう有名なフェミニストの千田有紀先生も論評書いてました

私も見てみたんですが、私は美的にもメッセージ的にも圧倒されましたね。KANEBOは本気だ!みたいな。CMの傑作だと思います。これはかなり複雑な作品で、よくわからないっすね。でもなんかツイッタや千田先生の反応はちょっとちがうようにも思う。

メディアリテラシーや映画学だと、映画とか映像とかを評価するときは、とりあえず「ショット分析チャート」を作れってことになってるみたいです。ショット(シーン)にばらばらにして、気づいたことをメモしていくんすね。まあそういうふうにじっくり分析的に何度も見ることによって、解釈のための素材を作るわけですわ。

んで作ってみて、わからんのでツイッタでわかる人に教えてもらったのがこちらのスプレッドシート。

https://docs.google.com/spreadsheets/d/1Iai0uAaW5GjtEhNQENrHLJNqUGjh008QOs4y3sZdrWI/edit#gid=0

こういうの作ってみて「私はこう見たんだけどどうよ」ってやって、他の人の見え方とすりあわせてみると、自分がなにも見えてなかったのがわかってくるものです。教えてくれた人ありがとうございますありがとうございます。あの怪人みたいなのがコソボの結婚式だとか、中東みたいなのがインドのジプシーだとか、そういうの見つけだしてくる人たちはすごいなあ。

まあそうした分析チャートをもとに、私がなにか書けるかというと、けっきょくたいしたものは書けそうにないのですが、気づいたことだけ箇条書きにしておきます。

  • そもそもこの動画に生物学的男性が何人登場しているかはなかなかむずかしいけど、このCMがもっぱら女性の化粧をあつかっていると見るのはあんまりよくない見方だろうと思いました。2人目の人は男性だと思うし、男性が男性として登場して化粧しているショットもあり、またおそらくドラッグクィーンや有名トランスジェンダーや女装の人もいるようです。男性の儀礼的な化粧もある。登場人物は半分ちかくは生物学的な男性かもしれない。千田先生は「男性(の身体を持って生まれた)」っていう書き方しているけど、そうした多様性な生活のありかたと化粧がこのCMのテーマで、これを「女性が化粧をするのは〜」ってな話にもっていくのはちょっと先走ってる感じ。
  • 同一人物が複数回登場することがあるので、注意しないとわからない。
  • 最初のシーンは私奇妙だと思ったのです。最初は、少女がこっそり化粧して失敗している図かな、とか見てた。なぜわざわざ暗いところで口紅ぬるのかわからない。ふつう明るいところで塗るだろうと思ってたし。でも、「化粧をすることで光がさしてくる、そういうのを描こうとしているのかもしれない」という解釈をみて、なるほどと思いました。解釈は多様でありうるけど、ほかのひとの解釈を読んだり聞いたりするのはほんとうに楽しいですよね。私が「歌詞の分析」みたいなのでやろうとしていたのはまさにそれです。
  • 白無垢花嫁さんのところはフェルメールの「真珠の首飾りの少女」を連想しました。他にも有名映像を意識している様子がうかがえます。あと表情や流し目みたいな目の動きなんかがとても印象的なシーンが多い。学生様に意見を聞くと、最初は鏡見て化粧しているシーンが多いけど、後半は他のひととかかわってる感じがある、みたいなことを教えてくれました。
  • かなりのお姉さんが口紅塗って上向いたりするのとか、私はほんとにいいとおもいました。冒頭2人目のおそらく男性が、最後方で上向いて叫んでる風のもよい。そして中東かとおもったけどインドのジプシーの少女たちもよい。前半はおちついていて、後半アッパー系。
  • KANEBOがyoutubeのすでに存在していた動画をコラージュしてCM作ってるようだ、っていうのもおもしろかった。まあ海外に撮影旅行とか出られないコロナ事情のもとで、どうやって説得力あるCMをつくるか考えたんでしょうな。こういう作り方はそれはそれでこの時代らしくておもしろいと思う。
  • 鏡の使用は、伝統的絵画だと女性の虚栄を表現する小道具ってことになってるんですが、この動画ではそうではなく、内省、反省、そうしたものになっているように思います。鏡が好きなのは虚栄ではなく、自己との対話なのだなあ、みたいな。中間のナレーションが入る前の内省的なお姉さん女性が、後半で鏡見てるのとかそういう意味がありそう。
  • 鏡をみながら真剣に化粧しているのもあれば、もうすこし微妙な表情をしているのもあり、またなにより、(おそらくそれぞれにとて)大事な人々に対して化粧をしてあげる、というのが描かれているのもよかったです。われわれは自分で化粧したり他人を化粧したりされたりする動物なのだ、というそういうのが主張されているのだと思う。
  • 「美しさのため?」「誰かのため?」ってところで、この聞き方だと「ノー」っていう含意がありそうです。学生様もそういう解釈をしめしてくれました。実際、これを見て、「生きるために化粧」=「就職や社会的プレッシャーのため」=「美しさや他人のために化粧をするのだ」と解釈するのはむりですよね。ただし、「美しさのため」のところでは美しくしておそらく舞台に出る人、「誰かのため」のところでは日本とコソボの花嫁さんみたいなのがでていて、それはそれで否定はされていない。しかし、その他のいろんな習俗や個人的な活動なんかも描かれていて、化粧をする理由なんてのはほんとうにいろいろあるのだ、というのが訴えられているように思います。それはまさに「生きるため」としか表現しようがない。まあ質問だけでぶんなげたり、あるいは「楽しく生きる/自分らしくあるために化粧をする」、ぐらいだったらそりゃ批判は受けなかったでしょうが、このCMの鋭さ、化粧とわれわれの生活のもっと深い関係みたいなのが失なわれてしまうかもしれません。

てな感じで、このCMを100回ぐらい見ていろいろ思うところや連想するところがあったのですが、けっきょく私は人の顔をよくおぼえられず、また化粧についてもなにもしらないのでくどくど述べる資格はないみたいです。化粧や映像に詳しい人が分析してみてほしいです。

しかしとりあえず、こういう高度に複雑な映像というのは、最後の「生きるために化粧をする」では言いきれないさまざまなものを表現しているので、テロップから勝手な解釈をせず、じっくり見てみるべきだと思います。こういうのはやっぱりリテラシーよね。大学はそういうのも教えられる場にしたい気がしています。(私はできない)

 

 

ショット分析チャート、の話はこれとかこれとか。

それにしても、渡辺真知子先生すばらしいっすね。1980年当時のもいいけど、もっとお姉さんになってからのもよい。

 

 

 

 

Dropbox Businessは非常に危険です

(この記事は、Dropbox社に対してフェアじゃないものになっています。続きの「Dropbox Businessは馬鹿が使うと非常に危険なことを検証しました」も読んでください)

最近、非常に重大な事故を起こしてしまったので報告します。実際の被害は、最高が7だとすると3か4ぐらい、しかし潜在的な危険度からいうと7段階で7、ってくらい重大。Dropboxでファイルを大量に失なってしまったばかりか、個人情報流出の危険をおかしてしまいました。(実際には流出といえるものはありませんでしたが)

  • Dropbox Businessチームに招待され参加して「アカウントを統合」すると、自分では抜けられない状態になる
  • それだけでなく、それまで自分がもっていたファイルもすべてチームのものになる
  • 個人用の契約が勝手に解除されてしまう
  • 私のアカウントを削除すると、管理者は私のファイルを自分のものにすることができる
  • 管理者にアカウントを削除されるとなにもなくなる。アカウントがなくなるので、Dropboxに問い合せすらできない
  • 管理者の協力でファイルはなんとか復旧できそうだけど、ためこんだPapersのファイルを失なう(復旧できないかもしれない)

ってなことが起こりました。


事の起こりは、世話になってるあるひと(A氏)が、少し大き目のファイルを共有するためにDropboxを使おうとしたことでした。どうもA氏はDropboxとか使ったことがなかったみたい。A氏はDropbox Business Advancedのトライアル版から関係者にチーム参加への招待を出したわけです。(チームに招待するんじゃなくてファイルを共有というか公開するだけで十分だったわけですが)

私はDropboxを長年課金してつかっていて、いまは個人用のProfessionalアカウントをもっていました1)裁断した本のPDFとか、CDからリップした音源とか合計2TBぐらい。これらは「スマートシンク」できるので便利だと思っていたのです。これらはディスクにバックアップはとってたけど、Dropboxを信頼して半年ぐらいさぼってた状態。もちろん他に仕事やプライベートなファイルも大量に含まれてます。

私はうっかりその招待のリンクを踏んでしまい、招待を受諾してしまいました。受諾すると「アカウントを統合する」と「新規アカウントを作成する」の二択になるわけですが、ここで「Dropboxの新規アカウントまた作るとか面倒だから、「アカウントを統合」でいいだろう」とそっち選んでしまったわけです。

https://help.dropbox.com/ja-jp/teams-admins/admin/invite-team
https://help.dropbox.com/ja-jp/teams-admins/team-member/join-business-team

現場猫好きなんですけどね

ところが!このチームに入って「アカウントを統合」すると、私は自分ではこのチームから退会することができないのです!

さらに、私がこれまでもっていたファイルもどうもチームの所有になってしまうらしく、手元のPC (Mac)のディレクトリも変更されている。チーム名のフォルダが勝手に作られ、そのなかに私がもとからもっていたファイルのフォルダがあるという状態。これは気持ち悪い。

さらに、それまで設定していたファイル共有などがすべて無効になってしまうようでした。共有は便利なので学生様たちといろいろやっていて、特に次の日の1回生のテスト範囲・予想問題などをPapersで公開してたので問い合わせ続出。ここらへんで「おかしい」と思いはじめました。

私のファイルを管理者(A氏)が見ることができるかどうかもよくわからない状態。いちおう下の説明では読めないってことになってるけど、ファイルが自分の知らない状態になっているというのはものすごく気持ち悪い。みなさんわかりますよね。ごくごく個人的な情報もDropboxとかに置いてるものだし、学生様の成績その他の個人情報や、大学その他の機密情報とか他人の目に触れるところにあったら懲戒懲罰ものです。

https://help.dropbox.com/ja-jp/teams-admins/team-member/team-access-to-files

自分では退会してもとの状態に戻すことができないので、A氏に「(チームから)私のアカウントを削除してください」とおねがいしたわけです。(私は管理権がないのでどういう状態になってるかわからない)

次の日、A氏から「削除した」という連絡がはいって確かめると、MacのDropboxのファイルはすべてなくなっており、またブラウザからログインもできない。ログインできないとDropboxは問い合わせ窓口さえなくなります。ここらへんから本気であわてました。(実は、私の前にもう一人同じ状態になってしまった人がいたのですが、それはおいておいて。)

あとで調べると、アカウントを削除するときに、管理者はメンバー抹消以外の選択肢を選ぶこともできたのですが、私から「削除しろ」って言われたわけだから、A氏は「アカウントの削除」を選択した。アカウントを削除するときに、管理者は「このメンバーのファイル コンテンツを移行する」を選択することができて、A氏は安全のためにそっちを選択した。これはわかる。私もそれをお願いした。しかしそれによって、A氏は私のファイル群(2TB)をまるごと自分のフォルダに置き自由にすることができるのです。しかしこれおそろしいでしょ。本当おそろしい。
https://help.dropbox.com/ja-jp/teams-admins/admin/delete-member

というわけでここまでで何が起こったかというと、私はチームに参加して「アカウント統合」するというワンクリックで、自分のデータ財産とアカウントの生命をA氏に渡してしまい、(A氏は意図してなかったけど)アカウントを殺されて財産を奪われた、という形なわけです。もちろんA氏は意図していたわけではないが結果的にそういうかたちになってしまった。

いくら私とA氏がDropbox Businessに不慣れだからといって、こんなのがワンクリックで生じるなんてことは私は考えもしませんでした。少なくともProfessionalアカウントで長年課金してるんだし、課金契約が解除されたというメールも届かなかったし。「チームへようこそ!」みたいなのが最後の連絡でした。

アカウントを削除されることによって、私、4台のマシンでDropboxのファイルをもっていたのですが、1台のこらず全部ファイルが消えました。わざわざぜんぶ一瞬で消してしまう仕組みなんですね。消すかどうかたずねもしない。(まあこれは同期というものはそうういうものだと思います。企業としては、社員クビにしたときにデータは問答無用ですべてひきあげる、ってことですね。)

しょうがないのでアカウント作りなおして、窓口に問い合わせとかしたんですが、まあファイルはA氏が保存していたのを「共有」したりしてとりもどせそうですが、Papersにあった大量のメモや教材みたいなのはもう復活はむずかしそう。窓口担当者によれば、「統合については管理者と参加者の同意なので」とか「アカウントを削除しても1週間は復活できるのだが、「ファイルを移行する」をするともう復活できない、問題が起きたときにすぐに相談してくれ」のような話で、つまりDropboxには責任はないというほのめかしだと思う。ここらへんで私は「ムキー!」。まあ責任あると認めちゃうと損害賠償とかされて面倒だから認めないでしょうね。

まあこんな大事故、ひさしぶりに起こした感じで、PCもネットも30年以上触っているのに恥かしい。結果的に、学生様の個人情報や他の守秘義務のある書類等は(たいていエクセルやワードなので)OneDriveにあったので、失なったり危険にさらしたのは私の個人情報とPapersにあったメモや教材なのですが、それでも打撃とショックは大きい2)読書メモやこういうブログ記事なんかも、いったんPapersで書くクセがついていて、メモ段階で残ってるやつがけっこうあって相当痛い。。2TB近いファイルをダウンロードして別のにあげなおすのも数日がかりになること確定で、そのためにディスク用意しないとならんし。そのほかもろもろの調整もしないとならん。

A氏はこういうの不慣れだからしょうがないし(それはわかっていた)、私はあるていどわかってるつもりになってるのに「(Dropboxだから)さすがにそんな危険なことはないだろう」と思いこみがあってすごく馬鹿だというのはその通りなのです。しかし、こんな仕組み、悪意あるユーザーが誰かを招待して簡単にファイル奪ったり消したりできるってことなので、ほとんど許しがたいと思います。少なくとももっと何度も確認するべきだ。だって、自発的に奴隷になって、それ以降あらゆる権限がなくなる不可逆的な契約とまったく同じなんですよ?悪魔メフィストフェレスだって、魂奪う契約する前にもうすこし条件を説明してくれたはずだ。

Dropboxは便利だし信頼していたのに、ほんとに残念というかなんというか。「契約料金の残りの分はすでに返金している」みたいな連絡はもらったけど、正式な通知はなし。警告なしのワンクリックでこんなことになるなんて納得がいかないので、Dropboxにはクレームつけています。まあ詫び石とか要求するつもりはないけど。

んで、この話を授業でしゃべったら、学生様たちのなかには、自分たちの個人情報が流出したのではないかと不安になった人たちもいたようで、もうしわけないことをしました。当局の耳にもはいったみたいなので、まあ始末書ぐらい書かないとならんかもしれません。でもそれくらいですみそうで、潜在的な事故の大きさかさするとこれくらいですんでまだましだったとは思います。


追記

  • まあ私が馬鹿なのは前からよくわかっているので、システム開発者の皆様には、私のような馬鹿にもやさしいシステムにしていただきたい、ということです。
  • これに類した問題はずっと前に話題になってたのですね。おどろきました。そして恥ずかしい。GIGAZINE、「あなたの敵のDropboxを795ドルで消し去る方法」  https://gigazine.net/news/20121227-dropbox-terminate/「アカウントを統合」ができるようになっているので、この2012年の時点よりさらに危険になっていると思います。それにビジネスのトライアルアカウントで同じことができるので、795ドルじゃなくて無料でできちゃう。
  • あとでわかったのですが、過去に他の人たちから私に共有してもらっていた(現在はしてないつもりだった)フォルダも管理者の手にわたっていました。これは危ない。信じられない。(それにも大学関連のは含まれていなくてよかった)
  • コメントを見ると、もっと気をつけるべきだ、というもっともな意見がありますが、われわれの注意力には限界があるので、こうした問題が起こりにくい配慮をサービス会社は考えてほしいということです。今回についていえば、少なくとも4人がチームに参加してしまい、そのうち2名が爆死した感じです。これはかなり高い割合で、同種の事故は世界中で起こっていてこれからも起こるはずだと思います。
  • ファイルを失なったというよりは、(私のような馬鹿が使うと)情報・データが自覚なしに他人の手に渡ってしまう、という方がずっと問題が大きいと思います。あとそもそもPapersはバックアップとりようがないし。これが一番痛かったんですが、同様の問題はもちろんGoogle DocsにもOneNoteにもありますね。でもさすがにこんな形でアカウントがぶっとぶというのはショック。

 

References   [ + ]

1. 裁断した本のPDFとか、CDからリップした音源とか合計2TBぐらい。これらは「スマートシンク」できるので便利だと思っていたのです。これらはディスクにバックアップはとってたけど、Dropboxを信頼して半年ぐらいさぼってた状態。もちろん他に仕事やプライベートなファイルも大量に含まれてます。
2. 読書メモやこういうブログ記事なんかも、いったんPapersで書くクセがついていて、メモ段階で残ってるやつがけっこうあって相当痛い。

サーバー移転しました

ほとんどなにも変わりないけど、(仮想)サーバーマシンを移動しました。実際にはwordpressをエクスポート→インポートして、アドレスを振り替えたぐらい。

実は、現在使っているwordpressを動かすためのサーバーの他に、昔のyonosuke.netの不如意掲示板のリンクをリダイレクトするために、ディスク容量大きめのサーバーもう1台借りてたんだけど、そっちに全部移した、ぐらい。これで年間6000円ぐらいの節約になる。

まあ昔の掲示板の音源なんていらないだろうけど、15年も昔のリンクがまだ辿れる、みたいなのはかっこいいかと思って。ははは。

これでもうサーバーを直接いじらなきゃならんのはまた5年ぐらいなくなるのではないか。っていうかもうあぼーんしてるかもしれんしね。懐かしの2ちゃんねるもあぼーんしたみたいだし。

実はこのサーバーでは某学術協会のサイトも動いていて、それ切り離す必要もあるんよね。私とともにあぼーんしちゃったらしょうがないし。まあそういう片づけの時期。

 

yonosuke名義のエントリーをマージしました

https://yonosuke.net/yonosuke/ 以下においてたブログ記事もマージしますた。(授業用のとかは、以前は別サイトにしてたけど春にマージしたのでした。)

なんかこっちでも音楽について書くことが増えそうだし、知命をとうに過ぎて、もう名義つかいわける意味もない。人生マージ計画。あとは過去に蒔いた悪い種を自分で刈り取ったり、密かに張っていた伏線を回収したりするだけ(そんなものはないけど)。

でももうネットであちこちいじったり書いたりするのも疲れました。ツイッタも疲れた感じ。

サイト構成の見直し

サイトの構成を見直して、ムージサンのyonosuke君にはやはり一個下の階層でやってもらうことにした。クローズドな授業用のサイトもこのサーバーに構築しようと思っていて、ディレクトリ削るとすぐに馬鹿な音楽話があるっていうのはちょっと具合悪いし。やっぱりサイトつくるときはよく考えないとだめね。なにごともトライアンドエラーでやる、っていうのがいつもの私の癖で、これは時々ひどいことになる。でもまあこういうのはどうせ読者なんかいないから好きなようにさせてもらう。

あと加茂直樹先生の自伝サイトも古いサーバーから引越さなきゃならないことに気づいて、まあこれは大学のサーバーに置いてもらってもいいんだけど。

 

ディスクから昔のデータを吸い上げた

いろいろ懐しくなったので、放置していたディスクから昔の掲示板のデータを吸い上げた。億劫だったんだけどUSBケースに入れて、これまた放置していたFreeBSD機に繋いだら一発で読めた。そういうディスクが2、3台ころがっているおで、これが最新かどうかは知らん。他のディスクもあさってみよう。

こっそり某所に復活させた。まあ歴史的資料として。ここにあげるのはレンタルサーバーの容量超過してしまう。いずれ増量するかもしれない。とりあえず2ちゃんねるの過去ログとかでURLを知っていればアクセスできるやつもあるだろう。

古文書:書き殴り宣言(1996)

Status: scratch 🙂

現時点では書き殴りです。いかなるコメントも歓迎します。


WWWの特徴は、「まるちめでぃあ」なんてものではなく、(メール等をふくめた)「いんたらくてぃぶねす」と公開のコストが他のメディアに比べて安いことにある。これまで他のメディアでは、一応、完成稿をつくってから印刷やコピーという手続きが必要だったが、Webでは原稿そのものを公開することができる。私のようにサーバーマシン上で直接HTMLを編集している人もけっこういるだろう。また、Net Surfing には習慣性があるので、読者が再訪することも多い。それでは、もはや構成を考えたり、完成をめざしたりしないで思いついたことをどんどん書いていくというのも一つの方法である。てなわけで、私のWebページは(別のメディアになったものを除き)すべて書き殴りであることを宣言する。その目指すところは、

  • 完成させない。完成を目指さない。
  • 体裁を考えない。
  • 誤字脱字を気にしない。
  • 気づいたらあとで手を加える。しかしそれより新しいものを書くことを優先する。
  • できれば更新状況がわかるようにする。
  • やばいことでもとりあえず書く。あとで消す。

  • なるべく人様の御意見をいただく。「いんたらくてぃぶ」を活用すべし。
  • ただし、HTMLの文法だけは厳守すべし。
    HTML原理主義宣言を参照。

である。

という宣言を書こうかな(という書き殴り :-)。ちなみに、書きなぐるには、タグをばちばち入れられるよいテキストエディターが必須である。emacsをつかっているかたにはhtml-helper-modeをおすすめする。Macの人は、NISUSの上のマクロによいものがあったような記憶がある。


書き殴り宣言その後

この「宣言」を書いたのは96年春だと思うが、その後いろいろ経験をつんで、書き殴るのは危険だとも思うようになった。「インターネット」とかいうものに多くの人がつながるようになって、私的・公的な知り合いが私の書き殴ったものを読むようになった。依然として自分のも他人のも書き殴っているのがおもしろいのだが、やっぱり書けないこと/書いてはいけないことはあるもんだ。これからの課題は、書いてはいけないことを書いてしまったときに、それをどうやって特定の人々に見せないようにするかだよね。顔を知られている人には読まれたくないが、知らない人には読んでほしいってことが世の中にはあるもんだから。次は「書き殴り潜伏宣言」を書くつもり。(1999/01/09)

 


 

その15年後

2015年1月、久しぶりにこの文書を見た。まあいいところもあり悪いところもあった。やっぱり学者としては書き殴るだけじゃなくてちゃんとまとめて執筆するっていう習慣を身につけるべきだったわね。ネットにはたしかに書籍とは別の価値があったけど、書籍とか紙に印刷されたものにはまた別の価値がある。ネットの文章は一時的な影響力はあっても、その深さ、真面目さ、真剣さが足りない。でもそんなに後悔しているわけではない。(2015/01/30)

サイトを大規模に引越ししました

あちこちにブログみたいなのがあってうざいので、もうぜんぶ一か所に集約しました。リンク切れたりおかしなところがあるだろうけどぼちぼち直すです。

まあサーバーとか自分で運用するのはもうセキュリティ的に危険すぎて手におえない。長く使ったmelisandeサーバーはそのうち落とす予定。(大学関係で同居しているサイトがあるので、すぐには落とせないけど)

wordpress自体は慣れたのでさくっと入るけど、懐しのkallikles君や女子大生に説教されようとする中年男のも回収するのに2〜3時間ぐらいかかった。

はてなはMovable Typeの形式で出力してWordpressにインポート、Bloggerはプラグインで簡単にインポートできた。はてなの方は日付情報が消えちゃって往生したけど、まあ「そういや昔こんなん書いてたよな」とか確認にはなったな。

はじめてHTMLとか書いたのが1995年の末か1996年の正月あたりみたいだから、まあWeb生活ほぼ20年を迎えようとしている。ブログとか書いて10年。けっこうな分量書いてるわよねえ。この勢力をちゃんと研究なり執筆なりに生かせばよかったのに。

音楽関係はこの下の階層の https://yonosuke.net/ 直下で。

ついでにタイトルも変えるか。ははは。

 

 

私とコンピュータ

小学5年生
TK-80発売。親にねだるが買ってもらえなかった。『ラジオの製作』の記事を
読んで、ライフゲームもどきのプログラム書いてみて書いて手でアセンブルして
山形市の電器店で入力してみたり。
中学生ごろ
APPLE II 発売。親にねだる気もしないほど高かった。秋葉原の
電器店で触ったり。
大学生
PC欲しいと思いつつ貧乏で買えなかった。
1988年(大学5回生)
卒論〆切直前の12月、シャープのワープロ「書院」を買う。日記を書きはじめる。
1989年(M1)
奨学金を頭金にしてEPSON PC-286V + 20MB HD 購入。PASCALでプログラム組んだりする。

1990年(M2)
修論直前の12月、モデム(2400bps)を買う。ASCII PCSと草の根を
中心にネットワーカーになる。大学の計算機センターでUNIXに触れ、fjを読みはじめる。
1991年(D1)
奨学金を頭金にしてMac SE/30を買う。
MacWrite IIとか。
社会学研究室のSUNワークステーションを使わせてもらうようになり、
UNIXが中心に。SE/30はまさにNinjaTermを動かすための端末になる。
Emacsにはまる。
1984年(OD1)
SE/30のフロッピードライブがつぶれてしまい、
Mac 475LCを購入。 NISUS Writerとか。
1996年
社会学研究室のワークステーション上でHTMLを書きはじめる。
www.ethics.bun.kyoto-u.ac.jp 立ちあげたりする。 
1997年
某君からもらった古いPC98にFreeBSDを入れてうちでも
UNIXを使うようになる。
1988〜2001
なんかバブルで色んなコンピュータを触る。
Sun Ultra 10 (Solaris 2.6)の世話したり。
www.fine.bun.kyoto-u.ac.jp立ちあげ。
2000年
メインはFreeBSD。ThinkPadでWindowsって感じ。
いろんなマシンにFreeBSDいれてサーバーに。
2002年
OS Xの普及を期に、久しぶりにMacを使いはじめる。
2003年
光ファイバーにして
ドメインもらって自宅サーバ yonosuke.net を開設する。FreeBSD。
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2019
2011
2012
2013年
WordPressを導入する。
2014年
使っているのはメインマシンがiMac 21、Macbook Air 11インチ、研究室ではMacbook Air 13インチ。