会社選びのポイント

やりがい

やりがいとか働きがいとかっていうのはどうでしょうね。どんな会社でも中に入ってしまえば、わりと短期的な目標がはっきりしていてやりがいがあるものです。人間関係が良好ならなおさら。あんまり「〜の仕事じゃないと!」みたいに思いつめる必要はない。

どんな会社も社会の役に立っていて、なくてはならないものです。それは働いているうちに実感されるものであって、就活するときにそんな重視する必要はないんではないかという気がします。それより社風とか社員や役員がどんな人か、その雰囲気になじめそうかってのを見たい。まともな人はしっかりした仕事をしているものです。(そのためにも学生時代のうちに人を見る目は身につけておきたい。)

ただ、反社会的なことやサギまがいのことをやってる会社、そもそも何をやっているのかちゃんと説明しないような会社はやばいのでスルーね。

就職活動で注意するのは

就職活動をしているたいていの人は「初任給」とかに目が行くようですが、 これは会社選びの目安としてはあんまりよいものではありません。

よい会社は初任給は低めに設定してボーナスがっぽりとか、年功序列で生き残 ればがっぽり、ってな感じにしているはずです。初任給を高めに設定している のは小さい会社、あんまり人が集まらない会社、社員がすぐにやめちゃう会社。

私だったら、初任給なんてのは見ません。なんといっても、経営規模。でかい 会社はつぶれにくい。人数が多ければデキる人間も多い。小さいところは個人 の能力や資質に負うところがでかくて不安。できれば年齢別の平均年収を教えてもらうとよい。

他に

  • 離職率。だめな会社は社員がすぐにやめてしまう。
  • 福利厚生。重要。

福利厚生

案外多くの学生が気にしてないのが住宅手当/社宅。これけっこうでかい。 特に都市部では初任給の1/3〜1/5ぐらいの価値があるはずなのに。社宅や 寮もどういう環境か知らべておかないと後悔しますよ。住む場所は本当に 重要です。

病気したときにどれくらい面倒見てくれるのか、結婚したり子どもが生まれた らどうなるのか。いろんな保証は生き延びるために重要です。

せっかくの売り手市場なのですから、会社はよく見ましょう。 面接で質問してOKです。むしろ、会社の方もそういうのをちゃんと質問してくる 学生をとりたいはずです。逆に言えば、 そういうのをいやがるような会社は入ると不幸になります。

その他

あと、私だったら、2ちゃんねるの就職板や各種業界板で 会社の評判や内部事情を探りますね。

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コメント

  1. 坪井 より:

    こんにちは。1回生の時に大学の先生にこのサイトを教えていただいてから、ふとしたときに毎度読ませていただいてます。いつもお世話になっています。私は現在大学3回生のものです。就活のことで質問があり、投稿しました。
    端的に言うと、自分の選んだ会社が小規模すぎて不安だが、このままこれだけに絞って就活をしてもよいのだろうか、という疑問です。
    この時期になり、大体の会社選び、方向性は決まりました。私は今、児童書にまつわる仕事に携わりたいと思っています。この仕事じゃなきゃダメ!というように考えなくても良いと、おっしゃっていますが、どうしても児童書に関わる仕事がしたかったため、結局絞ったのは、児童書専門の出版社、書店が多いです。いまのところ東京都内の19社に絞りました。その結果、大企業という選択肢はなくなりました。大企業は本の専門分野が幅広く、児童書に特化した会社がありません。仮に入ったとして、児童書以外の分野に配属されるリスクを避けたいと思ったからです。
    もちろん、中小零細出版社でも、とても良い児童書を出しているところはたくさんあります。給与や、福利厚生、募集の有無のことを無視できるのなら、どれも入りたい会社です。それが私の選んだ会社19社なのですが、なにしろ専門分野が狭いため、経営規模もかなり小さいです。(ほとんどの会社が社員50人以下です。)
    自分の夢をかなえるための会社選びか、自分が安定した生活をするための会社選びか、その二つの間で板挟みになっています。
    江口さんは、このような状態なったとき、どう考えるでしょうか。お答えいただければ幸いです。

  2. 江口 より:

    こればっかりは自分で判断しないとしょうがないですわね。業界の内部事情とかもわからんし。私の学生様にだったら、「若いうちは知識も技術も社会常識もないわけだから、まずは大きなところでしっかり教育してもらって仕事をおぼえて、最終的に自分のやりたいことすりゃいいんじゃね?」とか言いそう。どんな業界でも二十代は勉強の時期にすぎない。どこで勉強させてもらうかよね。

  3. 江口 より:

    てかまだ3回生か。いろいろ決めるにははやすぎるのではないか。

  4. 坪井 より:

    アドバイス、ありがとうございました。参考にします。
    早すぎなんですかね…

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