ジャズ入門(22) マイルスとブルーベック

前のエントリの続き。

どうも50年代は黒人ジャズより白人ジャズの方がウケてたみたいなんすわ。いまになるとよくわかんないんですけどね。ジャズミュージシャンがTime誌で表紙になったのはブルーベックがはじめてちゃうかな(1954)、と思ったけど1947年にルイ・アームストロングがなってました。2番目みたい。でもまあジャズが大衆音楽じゃなくて、コンサートホールにの椅子に座って静かに聞いて終ったらちゃんと拍手するものにしたのはブルーベックあたりからなんじゃないですかね。詳しくは知らんです。

今聞くとよい演奏もたくさん残ってるんですが、まあでもやっぱりジャズは黒人のものの方がホンモノって感じはしますねえ。

んでマイルスですが、マイルス先生は誰が人気あるかとか気にする人なんでずいぶん気にしてたんじゃないっすかね。40年代末にクールジャズはじめたけどすぐにぽしゃって、それをパクった白人が大ウケしている、と。自分自身はヘロインなかんかのドラッグでヘロヘロ。いったん田舎のパパもとに帰ったりしているわけです。

マイルス先生はどうもブルーベック先生の音楽も好きだったみたいで、有名な1956年のWorkin’っていうレコードで1発目でブルーベックのIn your sweet wayって曲やったりしている。昔もう1曲The Dukeって曲もやってるみたいですね。ジャズミュージシャンが他のジャズミュージシャンの曲をやるっていうのは、ある程度のリスペクトを含んでるんですわ。もちろんレコードにしたら印税が作曲したミュージシャンに入るし、ただ演奏するだけでも「ブルーベック本人はああやったけどおれはこうする」みたいなのを考えざるをえない。

同じような曲でも誰のを選ぶか、ってのでそのミュージシャンが誰をリスペクトしているかわかるんですよね。マイルスのSo Whatって今日とコルトレーンのImpressionって曲はまったく同じコード進行なんですが、どっち選ぶかっていうのでまあ自分の方向性を示す、みたいなところもある。

あとディズニーは1957年ぐらいにディズニーの曲をジャズにして一般ウケするわけです。

3拍子ジャズね。これをあとでマイルスが真似たりするわけです。それはもう聞きましたね。まあ3拍子でジャズしようとかってのがマイルスの気にいったんでしょう。

あとブルーベック先生はピアノのハーモニーの作り方(ヴォイシング)でも多くの人に影響を与えたんですが、これは面倒すぎるのでやめましょう。でもブルーベックのヴォイシングを発展させたのがビルエヴァンスという関係なんで、ブルーベックのかわりに雇ったんだろう、とか。マイルス先生本気でブルーベック好きだったんじゃないですかね。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。