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ブックガイド:ジャズピアノ/ジャズ理論書のおすすめ

ジャズはインチキに簡単なことをするにもいちおう理論勉強しないとならんので面倒なのですが、音楽好きで本好きな人間は理論書や教則本も集めてしまうわけです。馬鹿ですね。そんな時間があれば練習すればいいのに。んでどれを読んで練習するかという話になるわけですが。

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ローランドカーク先生を聞いて秋に耐える

ローランドカーク先生も好きですねえ。口に複数楽器咥えて和音鳴らしちゃったりする盲目の音楽家。 とくにこのThe Return of the 5000 Lb. manってのが好きでたまらん。 最初の曲はこんななの。いっしょに音楽的な旅に出ましょう。Theme for the Eulipions
 
ウツが最高になってるのがこれ。ミンガスの曲。好きな曲で、これを念頭に私自身も勝手に歌詞つけてカバーしてみたことがあります。Good-bye Pork Pie Hat   私がやるとこうなる。ははは。 https://yonosuke.net/yonosuke/porkpie2.mp3 歌詞がきっちり決まらなかったりいつものように途中でよれたり音はずしたりしてるけど、いまだに好き。 んで最後の2曲はすごく明るくてもりあがるんですよね。でもyoutubeにはないや。ぜひ買ってください。秋冬苦手な人ににいいと思います。
天才ローランド・カークの復活
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ローランド・カーク(ts、hca、stritchaphone、arr、fl)
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録音技術を楽しむ

この前、ask.fmで録音エンジニアを気にすることがあるか、という質問をもらいましたが、たしかにポピュラー音楽では録音大事ですよね。エンジニアの名前を気にしてそれでCDを買う、みたいなことはしたことないですが、この曲は録音技術の勝利だな、みたいなときはあります。

ジャズとかだとルディー・ヴァン・ゲルダー先生とか超有名ですわね。なんというかこの先生が「ジャズ」の音を決めた気がする。

ピアノの内部のマイクつっこんでオンな感じでとってて力がある。この演奏自体はまあヨレたりしていてあれですが、この録音に助けられてるところもあると思う。

ビルエヴァンス以降はちょっと離れて録ったり、ECMみたいに会場の残響をすごく大事にしたりするのもありますが、やっぱりハードバップはオンでとりたい。

ロックだとやっぱりレッドツェッペリンですね。はじめてWhole Lotta Loveの冒頭を聞いたときは衝撃を受けた。

当時私は高1だったと思いますが、1980年ごろなのでどの楽器もきれいに整理された形でとられているのが普通だったので、この左から来る歪んだギターのスピーカーの紙が震えてる感じにしびれた。これもかなりアンプに近づいて録ってるんでしょうが、スピーカーのまわりの空気の感じもとれてて名録音だと思いますね。これじゃないとツェッペリンじゃない。もちろんボンゾのドラムの録りかたもすばらしい。私1枚目は録音悪くて聞きません。

80年代前半はなんかスネアドラムにゲートかなんかかませて「バシ」みたいな音がはやりましたね。今聞くと微妙なかっこよさ。

https://youtu.be/1hDbpF4Mvkw

Roxy MusicのAvalonも録音技術の勝利な気がします。デジタルリバーブかけまくりで空間が広い! ちょっとこのYoutube音源ではこれのよさが出てないので、CDで聞いてみてください。

録音っていうので思いうかぶのはこの4曲ぐらいかなあ。

録音、特にドラムの音は録音や処理のはやりすたりがあっておもしろいですよね。これ国内でも大学の先生が授業でいろいろ比較したりしてるんじゃないかと思うので、ブログでも書いてくんないかなあ。

あ、1曲大事なのがあった。

これね。カセットテレコでとったとか。歪みまくっているのが勢いあっていい。

ジャズ入門: エルヴィンジョーンズ先生の「至上の愛」を探求する(2)

前の記事、「ブレイキーのチュニジア、フレーズの流れは2-3なのにクラーベは3-2で打ってるんだよね。」っていう「はてブ」コメントもらってました。なるほど!まあ私はその程度のことがわからない程度の人間なのでそういうつもりで一つおねがいします。 続きを読む

渡辺貞夫と福村博

渡辺貞夫先生は中学生のころに流行ったんですよね。今でも好きなのはこのStraight to the Top。

バックはピアノがデイブグルーシンなのはわかってたけど、他はマーカスミラー、エリックゲイル、リチャードティーとかですね。ベースいいと思ってたんですが、マーカスの音だとは気づかなかったなあ。
この貞夫先生はバックはいかにもヒュージョンなんですがあちこちII-Vだらけでバップフレーズ満載な感じがジャズメンだぜ!な感じで気持ちいいです。
渡辺先生バップ好きなんですよね。Confirmationをグレートジャズトリオとやってるやつ。あら、なくなっちゃったから最近のやつで。

前にも紹介したと思うけど、貞夫先生がスーパーバイズしてトロンボーンの福村博って人のアルバム作ってて、これが最高なんすわ。

こっちはベースはチャック・レイニー先生、ドラムはハーヴィー・メイソン先生ですばらしいです。

チックコリア先生

ここ2、3週間ぐらいチック・コリア先生をよく聞いています。この人最近はなんか過小評価されてる気がしますね。宗教がらみであれだからっすかね。

チックコリア先生は最初に買ったCD 5枚のなかの一人で私は非常に好きだし思いいれもあるです。

はじめて聞いたのはライブアンダーザスカイかなんかのFMライブだったんじゃないかな。ゲイリー・バートン先生とのデュオ。こう涼しくて金属的な感じが素敵でした。ジャズっていうのはこういう抽象的なものだっていう印象があります。まあバルトークとかの音がするんよね。

アルバム買ったのはThree Quartetからだったかな。これは本当によく聞いた。すばらしい名盤っすよね。マイケル・ブレッカー(ts)、エディー・ゴメス(b)、スティーブ・ガッド(dr)っていう編成。まあこれが「ジャズ」本流かっていうとあんまり本流じゃなくて白人の抽象的ジャズなわけですが、当時はジャズってのはこういうもんだと思った。ガッドのドラムとかジャズかどうか、とか問題になったらしいですね。ジャケットもよくてね。

こう、すごく構成されてる曲でねえ。フォービートじゃない独特のノリがすばらしい。

Now He Sings, Now He Sobsも高校生のときに買ったんちゃうかな。Matrixとかジャズの歴史的にすごい曲なんですが、この曲がどうすごいのかっていうのはもちろん当時はわからない。実はこれはブルースなのだ、とか言われたってわからんですよね。

わかりにくいけど、いちおう12小節のブルース形式なんよね。これが12小節がひとかたまりになってできている、っていうのを聞けるかどうかが分かれ目というか。ドラムのロイ・ヘインズ先生がキレキレですごい。

Return to Foeverのころのは大学に入ってジャズ喫茶でバイトしはじめてから聞いたんですが、そのころフュージョンというのは悪しき音楽だってことになっててあれだった。しかし新鮮だったっしょーな。カモメのやつと羽毛のやつの2枚はぜひもっておくべきですね。名演ぞろい。でも有名なのばっかりだから貼らなくてもいいだろう。

実は1曲紹介したいのがあって、ボブ・バーグとやってるTime WarpというアルバムのWishって曲。これはバーグ先生の音楽人生で最高の演奏なんじゃないかなあ。すばらしい。

これはいいですよ。

Time Warp

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Chick Corea Quartet
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無調音楽入門(16) フリージャズとの関係

んでまあここらへんまで来るともうジャズのフリーインプロビゼーションとかと変わらんところにあるわけですなあ。

セシルテイラー先生とかまあもう完全に1950年代の現代音楽の音だし。

現代音楽より肉体的で素敵ですよね。コルトレーン先生の系統のフリージャズってのはなんかとにかく吹きまくって力で押す、みたいなところがあるですが、セシルテイラー先生の系統のはもっとなんか知的に構成されてる感じ。
ジャズ喫茶で働いてたときはテイラーのソロピアノってのがなぜか人気盤でしたね。私も好きでした。
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テイラー先生が50年代おわりぐらいにこういうの演奏してたら、デイブ・ブルーベック先生がやってきて、「ああ、君の演奏コンセプトはこういうことだろう〜」みたいに言ってきて、それがずばりだったのでテイラー先生が驚いた、とかって話があります。何をしゃべったかってことまではわかんないんですが、まあブーレーズやらシュトックハウゼンやらクセナキスやら、誰それの現代音楽のコンセプトをあれしてるんだろう、みたいな感じだったんじゃないですかね。

キースジャレット先生とかのフリーの独自魅力がある。

あとチックコリア先生なんかもフリーにやってたりもする。

まあ60〜70年代のジャズの一つの音ですわね。

Somewhere Before
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ジャズ入門(27) マイルス先生ロックに接近する

Nefertitiあたりの音は本当に美しいんだけど、どうも売れなかったらしいです。なんか高級すぎて頭いい人たちのための音楽になっちゃってるんですよね。現代音楽みたいになっちゃってる。やっぱりジャズとかってのはポピュラー音楽だから楽しくて踊れないと。あとウェインショーター先生が強力すぎて、ショーター五重奏団みたいになっちゃってるし、そこらへんもおもしろくなかったかもしれない。 続きを読む

ジャズ入門(25) モードジャズはどうなりましたか

まあコルトレーン先生ががんばって「モードジャズ」みたいな一発は発展した、というかこう細かいコードをあんまり考えずにブリブリ吹きまくるみたいなスタイルが定着したりしました。 続きを読む

無調音楽入門(6) バルトークはかっこいいよ

まあシェーンベルクがいろいろやってるときに有力だったのはドビュッシーのライン、ラヴェルやストラヴィンスキーのライン(ドビュッシーとラヴェルはぜんぜん違う派閥なのではないかと思います)、そしてバルトークのラインですか。

バルトークは好きなんすよね。なんていうか、ちょっとインテリのふりしたかったらiPodにバルトークの弦楽四重奏入れておいて通勤に聞くといい、みたいなそういうウケ。まあそういうかっこつけはおいといてもよい曲をたくさん書いてます。

今「中国の不思議な役人」とかいくつかの演奏バージョンで聞いてるけど、かっこいい。

まあこういうのはパソコンのスピーカーじゃうまくなならないので図書館とかでCD借りてみてください。金管楽器がブウブウ言うし弦楽器も暴れまわるし。

おそらくYoutubeにはバレエの動画もあると思う。

バルトークがなんぼ偉かったか、というのは、これ書いているときのお手本の一つにしている小倉朗先生の名著『現代音楽を語る』を読むとわかります。この本はすばらしい一冊なのでぜひ入手してください。1970年の本で、日本の作曲家たちがどういうふうに無調音楽とかを理解していたのかもわかる。

現代音楽を語る (1970年) (岩波新書)

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