最近、この本読みなおしてたんですよ。モンソン先生のSaying Something。名著です。ジャズは会話だ!みたいな感じの本(実際には会話とのアナロジー通用しないね、みたいな話もあり)。そのなかにコルトレーンのMy Favorite Thingsの分析があったんですわ。
「ジャズ入門」タグアーカイブ
ジャズ入門(33): インタープレイって何やってんの?(2)
ソリストとバックの間でなにをやってるのか、っていうのはおもしろくて私も勉強したいのですが、ソリストどうしでもいろいろやってるわけです。一番有名なのはこれですね。開始時間指定してますが、最初から聞いてください。 続きを読む
ジャズ入門(32) 1975年ごろジャズはなにをしていたか
70年代のジャズってなんか低調というか、フュージョンが出てくるまでペンペン草1本生えなかった印象がありますが、その直前にはどうなってたでしょうか。まあヨーロッパとかでは喜んで聞かれてたんですよね。私の75〜6年の印象はこんな感じ。 続きを読む
ジャズ入門(31): インタープレイって何やってんの?(1)
この「ジャズ入門」シリーズ読みなおしてみて、けっこうおもしろいので継続してみたい。あれ以上はネタ本がないと書けないわけですが、ポール・ベルリナー先生のThinking in Jazz: The Infinite Art of Improvisationっていう本がものすごくすばらしいので、それを紹介していけばいいのかな、みたいなことを考えています。これはすごい。英語読めるひとはそっち読みなさい。 続きを読む
ジャズ入門: エルヴィンジョーンズ先生の「至上の愛」を探求する(2)
前の記事、「ブレイキーのチュニジア、フレーズの流れは2-3なのにクラーベは3-2で打ってるんだよね。」っていう「はてブ」コメントもらってました。なるほど!まあ私はその程度のことがわからない程度の人間なのでそういうつもりで一つおねがいします。 続きを読む
ジャズ入門: エルヴィンジョーンズ先生の「至上の愛」を探求する(1)
ジャズ入門(28): ハービー・ハンコック先生は偉い
マイルスバンドで名前を上げたハービー・ハンコック先生は本当に偉大。前にHead Hunterのchameleon を貼ったと思いますが、60年代にもマイルスバンド以外にもいろいろ活動している。 続きを読む
ジャズ入門(27) マイルス先生ロックに接近する
Nefertitiあたりの音は本当に美しいんだけど、どうも売れなかったらしいです。なんか高級すぎて頭いい人たちのための音楽になっちゃってるんですよね。現代音楽みたいになっちゃってる。やっぱりジャズとかってのはポピュラー音楽だから楽しくて踊れないと。あとウェインショーター先生が強力すぎて、ショーター五重奏団みたいになっちゃってるし、そこらへんもおもしろくなかったかもしれない。 続きを読む
ジャズ入門(26) そのころマイルス先生は何をしてましたか
んで、この60年代なかばにマイルス先生は何をしていたのかというと、実はたいしたことはしていないわけです。 続きを読む
ジャズ入門(25) モードジャズはどうなりましたか
まあコルトレーン先生ががんばって「モードジャズ」みたいな一発は発展した、というかこう細かいコードをあんまり考えずにブリブリ吹きまくるみたいなスタイルが定着したりしました。 続きを読む
ジャズ入門(24) モードはどーも演奏むずかしいらしい
マイルス先生がKind of Blueでやったこと、特にSo Whatでやったことってのはやっぱり衝撃的だったみたいですね。 続きを読む
ジャズ入門(23) ジャズのブルースはブルースのブルースとは違うよ
エブリデイ毎日私はブルースをもっています。 続きを読む
ジャズ入門(22) マイルスとブルーベック
ジャズ入門(22) デイブブルーベック先生は偉い
50年代白人ジャズマンで一番成功したのはデイブブルーベック先生じゃないっすかね。 続きを読む
ジャズ入門(21) ジャズ(バップ)というのは結局ツーファイブなのです
ジャズっぽい響きというのはなんなのかといえば、それはけっきょく5度進行の響き、II-V(ツーファイブ)あのだ、ということになります。 続きを読む
ジャズ入門(20) オルガンジャズ
まあジャズをマイルスデイヴィス先生とかコルトレーン先生とかを中心に考えちゃうとなんかシリアスな音楽であるって感じになっちゃうわけですが、やっぱり大衆娯楽なわけでね。
続きを読む
ジャズ入門(19) モードジャズとかってのはあれだ
マイルスのSo What以降、ジャズはモードジャズになった、みたいなのは何重にも間違ってます。 続きを読む
ジャズ入門(18) ドルフィーが好きなのです
前のエントリでドルフィーの名前出しちゃったので1、2曲紹介。 続きを読む
ジャズ入門(17) アレンジの妙
ファンキージャズもそうなんだけど、1960年前後はアドリブ一発ってのを離れて、曲やアレンジしっかりして全体として演奏を作ろうっていう方向性が強い。まあこれはマイルスがハードバップはじめたときからの方向性でもあるけど、マイルスはきっちりアレンジするというよりはメンバーの色彩をうまく合わせておく、みたいな感じだった。 続きを読む
ジャズ入門(16) オーネットコールマンのフリージャズ
マイルスと同じように、うまく吹けないけど一発当てたい男がいました。あんまり頭もよくないし教養もない。音楽理論とかちゃんと理解できない。そもそもチューニングもできない。さてどうするか。
答:あまり考えずに自由にやる。ただし白人インテリのバッアップを受ける。