江口

読書

2023年に読んだ本ベスト10

恒例の順不同。今年はぜんぜん本が読めなかったのでしょぼい。
blog

翻訳作業と私

去年の夏とこの夏は、ラジャ・ハルワニさんの『恋愛・結婚・セックスの哲学』っていうかなり大きな本の翻訳やって終ってしまいました。夏は翻訳に手間とられることが多いのよねえ。いままでやったことを反省したり。
倫理学

「ブーメラン」「普遍化可能性」「反転可能性」についての注意事項

(このエントリ、編集ファイルのバージョン混乱してしまっておかしくなってるかもしれません) 最近、私のツイッターやブログでの発言についてまたある方(Aさん)((実際には法華狼さんからのご指摘がきっかけですが、法華さんを批判したり非難するという...
セックスの哲学

男/女/トランスジェンダーの定義 (6) ストック先生の「女性」概念についての論説

Kathleen Stock (2018) "Changing the concept of "woman" will cause unintended harms" のゲリラ訳。著作権的には黒なのですが、おめこぼしを願う感じです。 すでに...
セックスの哲学

男/女/トランスジェンダーの定義 (5) 『トランスジェンダー入門』の「性別」と「アイデンティティ」

というわけで、『トランスジェンダー入門』には「なるほどな」と思わされることが多くて勉強になります。ちょっとだけコメントをいくつか書いておきたいと思います。
セックスの哲学

男/女/トランスジェンダーの定義 (4) 『トランスジェンダー入門』での「ジェンダーアイデンティティ」

『トランスジェンダー入門』での「性別」は(我々の古い呼びかたでは)「セックス」ではなく「ジェンダー」の方です。それじゃ、「ジェンダーアイデンティティ」とはどのようなものだろう?
セックスの哲学

男/女/トランスジェンダーの定義 (3) 『トランスジェンダー入門』での「割り当て」

まあ前エントリのようなことを考えながら「定義」に関する論争を眺めていたのですが、最近出版された周司あきら・高井ゆと里先生たちによる『トランスジェンダー入門』はよい本でした。いろいろ発見があった。
セックスの哲学

男/女/トランスジェンダーの定義 (2) 学術会議の定義のむずかしさ

まあ定義と結論としての規範的判断をつなぐ前提となる規範的判断・原則が私の興味あるものなのですが、とにかくもうすこし定義について考えたい。
セックスの哲学

男/女/トランスジェンダーの定義 (1) 定義と規範的判断

「トランスジェンダー」の「定義」についてSNSその他はずっとモメていて、私にはよくわからないところが多くてこれまで何も書いてなかったんですが、そろそろ勉強しないとならない感じで、前期しばらく文献めくったりしていました。考えをまとめるために下...
研究生活

他の研究者先生を信頼できないのはつらいことです

私、ツイッタでもこのブログでも、いろいろ人様の研究(論文・書籍)やブログ記事やSNS投稿に文句をつけることが多くて、ほんとうにもうしわけないと思っているのですが、でもそうしなきゃならないというのは本当につらいのです。おそらく多くの人が、江口...
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ガブリエル・ブレア『射精責任』の解説にコメント (4) 解説と関係ない蛇足

あと余計なこと。 吉良貴之先生 橋迫瑞穂先生 編集者の方
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ガブリエル・ブレア『射精責任』の解説にコメント (3) 責任と無責任

続き。前回のはぷんすかなんですが、今回は批判とかじゃなくてちょっとだけ気になっただけ。
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ガブリエル・ブレア『射精責任』の解説にコメント (2) データ隠すのやめてもらっていいですか

の続き。
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ガブリエル・ブレア『射精責任』の解説にコメント (1) アメリカの憲法論むずかしいっすね

研究生活

キェルケゴールについて書いたもの(キェルケゴールとわたし、D進学後編)

この前、キェルケゴール協会っていうところでちょっと発表してきたんですが、そのときに私はキェルケゴールとどうつきあってきたのかっていうの見直してみたりしました。 キェルケゴールとわたし(学部生編)キェルケゴールとわたし(修士課程編) の続きか...
倫理学

五野井郁夫先生の「キャンセルカルチャーはデモクラシーを窒息させるのか」にはビビりました

前のエントリではちょっとミル『自由論』の話して、出典の話で終ってしまったのですが、それではあんまり失礼かもしれないので、論文の内容にも少しコメントしておきたいと思います。
倫理学

五野井郁夫先生の『世界』論文「キャンセルカルチャーはデモクラシーを窒息させるのか」の出典なんかおかしい気がする

毎日新聞での「キャンセルカルチャー」擁護記事で五野井郁夫先生という方が話題になっていたので、その記事の元ネタらしき『世界』2023年6月号の五野井郁夫「キャンセルカルチャーはデモクラシーを窒息させるのか」という論文をめくってみました。『世界...
音楽

プリンスのプロデュース曲

私はプリンスがプロデュースした女子が歌ってる曲が好きなんですよね。あまりに他人を歌わせるのがうまくて、おっさんでさえ歌わせることができる。とりあえず10曲。シーラEやザ・タイムあたりの有名なのは除外。
お説教

生活がうまくいってないことに気づいた人におすすめの本

大学新入生とかはそろそろ生活が落ち着いてきたころかと思うのですが、一部には「うまくいかない」って思いはじめてる人も多いと思います。大学の課題などのタスクが多すぎる、一人暮らしをはじめたはいいけど部屋がゴミ箱みたいになっている、台所が汚なくて...
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2023年3月時点での私のサブスク

家計簿アプリの「Money Forward」とか見ながら、いまサブクスしているものを記録しておきます。
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山口尚先生の『難しい本を読むためには』は難しい

半年ぐらい前に、山口尚さんの『難しい本を読むためには』を読んで、ツイッタにこんなこと書いてしまっていたのです。
倫理学

『すごい哲学』を読んですごい哲学与太話に参加しよう!

若手哲学研究者による『すごい哲学』っていうすごい哲学入門書が出たのでみんな読んであげてください。
倫理学

倫理学の入門・大学テキスト英語編

私は難しい本は苦手なのですが、入門書や教科書みたいなの読むのは好きなんですよね。んで倫理学の教科書みたいなのコレクターみたいになってます。もちろん図書館に集めてもらう。リクエスト出しましょう。 英語勉強するには自分が興味ある分野の大学テキス...
お説教

(学内向け)大学アドレスのメールをGmailに転送する

大学のメールアドレスに届くメールの容量がオーバーしていて、重要な連絡が届かない人たちがいます。大学アドレスはGmailに転送してしまいましょう。
お説教

レポートでのWeb記事の参照法についての提案

大学教員のみなさん、レポート等で、学生様にWeb記事を参照してもらわねばならないことが増えてると思うのですが、インターネッツが一般化してずいぶん経つので、そろそろ見直ししませんか? これは学生様が勝手に判断できないところがあるので、教員の側...
お説教

Google Docsで添削を受けよう

Google Docsで添削を受けよう 教員としては学生様の文書をオンラインで添削したいことがあり、学生様としても添削を受けたいことがあると思うのですが、Wordのファイルをいじるのはオンラインでもオフラインでも動作がやぼったくてやりにくい...
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図書館に入れてもらった本2022

図書館に入れてもらった本2022。「届きましたよ」メールからは著者名とか出版社とか拾えないのよねえ。
読書

2022年に読んだ本ベスト10

恒例の順不同。
雑感

藤田直哉さんが政府と学者を信頼している件について

藤田直哉さんというかたがこういうことを書いておられました。(最初お名前まちがってました。もうしわけありません)
音楽

オペラを見よう

(学生様向け) クラシック音楽好きな人は多いと思いますが、オペラはあんまり知らないという人は多いと思います。私もあんまり知らない。これはやはりオペラはちゃんと舞台見ないとならからですね。そしてDVDが高い。 でも図書館とかにいけばDVD見る...