お説教」カテゴリーアーカイブ

卒論への道

心がまえ

  • 卒論は非常にたいへんです。
  • 2万文字(A4用紙で20枚弱)書くのは本当にたいへん。
  • ふつうの人にとって、これくらいの分量の文章を書くのは一生に一回です。がんばりましょう。
  • 卒論はたんなる感想文じゃない。ちゃんと他の研究者の論文・書籍を調べて書く。
  • まず戸田山和久『論文の教室』(NHK出版, 2002)を読む。

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バックアップをとっておくこと

卒論作成も本格化していますが、ファイルのバックアップは必ずとっておいてください。 毎年「消してしまった」「USBが壊れた」などの大事件が起きます。私も何度かえらい目にあっています。 がんばっていろいろ作業するから、ミスが起こりやすいのですね。 続きを読む

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授業中の私語・飲食・トイレ

私語厳禁

授業中の私語は絶対に禁止です。コソコソしゃべるのは、教員もまわりの人もかえって気になります。人間の耳ってのはそういうふうにできてのね。私自身、ちょっとした物音に敏感で、特に話し声がすると気になって集中することができません。大学の入学や授業料にはみなさん自身や親御さんの大金がかかっているのですから、他人の学習を妨害することは絶対に許されません。 続きを読む

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大学生の図書館活用法

(大学の図書館報『Library News』 2009に掲載したものです)

大学生と高校生との一番大きな違いは、なんといっても自由な空き時間があることです。授業がない時間帯もあります。高校生までのようにいつもクラス単位で動いているわけではないので、友達がいっしょにいないひとりぼっちの時間もけっこうあります。大学生になると特に決まった教室があるわけではないので、どこにいればよいのかわからないといったこともあるかもしれません。 続きを読む

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プレゼン本3冊

大学の授業やゼミでスライドを使った「プレゼン 」させられることも多くなっていると思いますが、その参考書を3冊。

一般に、この手の「ハウツーもの」を読むときは1冊をじっくり読むより、3冊ぐらいさっと目を通して共通しているポイントを頭に入れるのが効果的です。

まずはこの『コクヨの1分間プレゼンテーション』読むとよいと思います。スライドを使ったやつだけじゃなく、会社の朝礼なんかでちょっと人前で話すコツみたいなのがわかります。

コクヨの1分間プレゼンテーション
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本格的な研究発表とかはこれかなあ。

この「サイエンス・アイ新書」はかなり優秀なシリーズなので、いろいろめくってみるとよいと思います。

論理的にプレゼンする技術 聴き手の記憶に残る話し方の極意 (サイエンス・アイ新書)
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日本の雰囲気とは合わないところもあるのですが、派手で印象に残るやつをやりたい場合はTEDトークのも読んでおくとよいでしょう。これは強力。

TEDトーク 世界最高のプレゼン術
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外人の名前の覚え方

「社会思想」みたいな授業をやっていると、「外国人の名前がおぼえれません (><;) 」みたいなことを言われるわけですが、私も苦手ですね。最近だと、「パラケルスス」という人を「バラススケルス」?「パラスケルスス」?とかあやふうやになっていたことに気づきました。まあ近い恥かしい思いはいろいろやるものです。

覚えるコツというのはないのですが、まあ1回「パラケルスス」と声に出してみるのと(1回で十分です)、Paracelsusという綴りを1回見ておくんですな。その程度しかない。がんばってください。

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大学教員へのメールの書き方

メールでの連絡は便利なものですが、いちおうの注意を。単位の頼みこみ方については「落ちそうな単位の頼み方」をどうぞ。面談とかのアポイントメントは「アポイントの取り方」を、文書を送りたい場合は「添付ファイルの送り方」を見てください。
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自分の足音に気をつけよう

うちの校舎は板張りで足音が立ちやすいのですが、 オヤジとして最近の女性の足音の鳴り方が気になります。

「ベタ、ベタ、ベタ」っていう音を出して歩く学生さんがいるのね。 どうもヒールのある靴を履いてもそういう音を出しているようです。

なんというか、頭が悪そうでよくない。 「コツコツ」「カツカツ」を目指しましょう。 ミュールとかでも「ベタベタ」じゃなくて「パタパタ」という音になるのが 正しいと思います。歩く姿勢を研究してみてください。

大学の女性教員はたいていちゃんとした歩き方をしているので観察してみてください。

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講義の受け方

モチベーション

  • 勉強する動機をもつ。自分の価値を高める。
  • 知識も重要だが、むしろ一人で学習する能力を高める方がさらに重要。社会に出てからこそ勉強しなければならない。勉強する能力が勝負。
  • 大学はなにかすぐに役に立つことを教えてくれるところではなく勉強の仕方を教えてくれるところと思うこと。
  • 本や雑誌(や音楽・映画)にはお金を惜しまない。自分への投資。とにかく量を読む。お金ない人は図書館を利用する。

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大人数授業での私語・飲食・トイレ

私語厳禁

授業中の私語は絶対に禁止です。コソコソしゃべるのは、教員もまわりの人もかえって気になります。人間の耳ってのはそういうふうにできてのね。私自身、ちょっとした物音に敏感で、特に話し声がすると気になって集中することができません。大学の入学や授業料にはみなさん自身や親御さんの大金がかかっているのですから、他人の学習を妨害することは絶対に許されません。 続きを読む

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同じことをくよくよ考えるのを止める

世の中にはちょっとしたいやなこととがあってもすぐに立ち直れる人と、同じことをくよくよ考えこんじゃったりして動けなくなったりする人がいるわけですが、あんまりくよくよしているとあれなので対策を考えないとならんですね。私も同じことを歩きながら酒飲みながら寝ながら考えちゃったりしちゃいます。けっこう苦しい。 続きを読む

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自分の気づいてない長所を見つける/長所を伸ばす

最近ポジティブ心理学ってのが流行っていて私もいろいろ注目しております。最近も(訳し直しだけど)新しい本が出ましたね。

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自分の長所を見つけよう

就活とかで、面接で「あなたの長所はなんですか」とか馬鹿げたことをたずねられて困っちゃうわけですが、まあ自分の長所はなんであるか、ってのは一回考えておく価値のあることかもしれないですね。「ここが私のいいところだ」って思うことは、自己評価とかとかかわっていて、「自分はなんにも長所がない」とか思ってるとこう生きてるのがいやになるし。でもまあ誰だって長所はあるわけで、それに気づいてないだけだわね。(そういや昨日見た 「初期の栗田さん」おかしい。 ) 続きを読む

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ハウツー本の読み方

(2007年にも同じこと書いてます。http://d.hatena.ne.jp/eguchi_satoshi/20071213 )

学生様にはレポート書く前に「ハウツー本ぐらい読め」としつこく言ってるわけですが*1、私自身もハウツー関係はよく読みます。「大学教育の方法」とか「庭木の手入れ」とか「宅録の方法」とかそんなんとかね。この前は「ナンパの方法」みたいな本を3、4冊読みました。まあこれはナンパするためじゃなくて、そういう私のぜんぜん知らない活動がどういうふうに行なわれているか調査するためだけど。海外旅行行くときはかならずガイドブック買うでしょ?1回生にとっての大学生活や、3、4回生にとっての就活も海外旅行行くみたいなもんで、危険や落とし穴があるからそれをちゃんと知っとく。地図持たないで山行く人は死にます。 続きを読む

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質問の仕方 (1)

質問・コメントする

ゼミや少人数の授業で、「質問・コメントはありませんか」というときになにも発言できないってのは悲しいことです。

誰かの話を聞いてなにも尋ねたりコメントしたりすることがないってのは、けっきょく、「私はあなたに興味ありません」「聞いてませんでした」「どうでもいいことです」という否定的な態度を表明することにもなります。

「あなたの発表を聞きました」「あなたの考え方に興味があります」という態度を示すことにもなります。なんか口出しできるようになりましょう。
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通俗心理学はおもしろいので面接用に読んでみる

心理学の本はおもしろいので、いろいろ読んでみるのはよいのではないでしょうか。ただしあくまで「通俗」であることを忘れずに。一般に国内のものよりイギリスの著者のものの方が調査が行き届いていておもしろい場合が多いです。 続きを読む

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マニュアル本への抵抗感

マニュワル本に抵抗を覚えます 2009/02/10 14:09 何故なら、こまっちいやり方本を読む自分が情けなく感じるからです。 間違いでしょうか?

というコメントもらったまま忘れてたんですが、
まあマニュアル系統の本についてはいろいろ考えちゃいますよね。

私の世代は「新人類」とか「マニュアル世代」とか呼ばれてた世代です。『POPEYE』とか『ホットドックプレス』とかで「女の子にウケるデートコース」「ラブホテルへの連れ込み方」とかそういうのばっかりでね。同じようなデートコースで同じような話をするとか言われたこともあった。まあそりゃそういうマニュアルを真に受けちゃったらかっこわるすぎですわね。やっぱりなんか「個性」「らしさ」(あんまり好きな言葉じゃないけど)とかそういうの出してかないと魅力がない。

もうちょっと下の世代の将棋指しの人々(羽生・佐藤・森内あたり)も「コピー将棋」とか言われたらしい。つまりもう決まりきったマニュアル的な将棋ばっかり指す、と。佐藤康光先生がドキュメンタリー番組で「そう言われたけど実は違ってたんですけどね」とか話してたのがかっこよかった。

その佐藤さんの話を聞いて思ったのは、ああいう上級な人々ってのは誰もが知ってることをおさえた上で勝負しているわけで、それが彼らの上の世代にはわかんなかったんでしょうな、ってことで。90手目まで同じに進んでもそれはコピーじゃなくてむしろどこまで深く勉強しているか、どれくらい新しいアイディアをもっているかのチキンレースしてたわけでね。あの世界ではいまではそういう勉強好きの人々しか生き残ってない。

んで何が書きたいかというと、マニュアルに書いてあるようなことも知らないで勝負に出掛けるのは危険すぎるってことだわね。自分がどこらへんに位置しているのか、どれくらい弱いのか(/強いのか)、とかって意識をもつことができれば、なにが新しくてなにが強くてなにがウリになるのかわかるだろうっことですわ。マニュアル本に書いてあることに「ふーん」とか言ってるようでは勝負に出られない。「驚いた」だったらもうその勝負最初から負けてる*1。「もう何読んでも同じだなあ」と思ったらその分野について一応の知識を得たと考えてよいんだろうとか。そういうんではマニュアル本は1冊しか読まないのではだめですね。同分野最低5冊。そしたら優れているライターとそうじゃないのが見分けつくようになるし。

だから大学の教科書とか大事だと思うんですけどね。これもマニュアルの一種でもある。実は昨日あるよく知らない分野についての大学レベルで使える「ちゃんとした」教科書が国内でどれくらいあるんだろうと思ってしらべてみて、3冊ぐらいしかないことに気づきました*2。その1冊は23000円もしたわいな(訳書)。でもおそらくそれ持ってないとその分野の正しい知識が得られそうにないので、しょうがないので思い切って注文しましたが(予算ないので私費で)。でもおそらくその1冊はそれだけの価値があると思う。そういう投資できるかどうかってのは結構大事なんじゃないかと思っているです。お金のない学生さんは図書館利用しましょう。

まあそういうんでは、ちょっと前までの自己啓発・ライフハックブームみたいなのってのはけっこう重要で、格差社会とかなんとかってので生き残りに敏感な人々がそういうのをあれしてたんだろうから、ライフハック(笑)とかも簡単には書けんなというのが現在の私の印象。

抽象的でよくわからんね。ははは。

*1:そういや私デートのマニュアル本とか女心のつかみ方とかそっち系統の本はほとんど読んだことないな。

*2:どれが「ちゃんとした」ものかを判断するのもけっこうたいへんです。自分でだいたい見当つけられるようになれば大学での勉強は大成功だと思います。

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