メールでの連絡は便利なものですが、いちおうの注意を。単位の頼みこみ方については「落ちそうな単位の頼み方」をどうぞ。面談とかのアポイントメントは「アポイントの取り方」を、文書を送りたい場合は「添付ファイルの送り方」を見てください。
名前を設定する
- メールソフトの「設定」などで、自分の名前をちゃんと入れておくこと。アドレスからだけでは誰だかわからない場合がほとんどです。
- 携帯メールでも設定することが可能のはずです。ぜひおねがいします。携帯の場合、知りあいのアドレスはすぐ電話帳に名前といっしょに登録するので気にならないのでしょうが、PCでメールを受けとる場合はそうじゃないのね。特に学生さんから受けとるメールの場合、教員はそれが誰だかわからないというのがふつうです。気をつけてください。egurin-love-love@example.comとかってアドレスが教員に送るのに適切かどうかも考えた方がいいかも。ずっとtaro-love-forever@example.comの人がheartbreak@example.comやjiro-love@example.comに変わったら気になる。
- なんらかの事情で携帯に自分の名前を入れたくないってこともあるかもしれません。それに、どういうわけかdocomoは名前を設定できないのですね。あんな会社の機械を使ってはいけません。そういう場合は、公式な連絡用のフリーメールのアカウントを取得しておくべきです。現在のおすすめはgoogle mail (Gmail)。便利。
「件名」を省略しない
- 携帯メールの場合特に「件名」を省略することが多いようですが、大学教員というのは1日100通ぐらいのメールをさばくのが普通ですので、省略しないこと。省略されると検索したりするのがたいへんなります。
- これも携帯メールの場合届くたびにその場でやりとりするので気にならないのだと思いますが、教員はメールを2、30通まとめて読みます。件名がないと不便なのです。
- 「件名」は「質問です」とかではなく、なるべく具体的な内容にすること。
自己紹介・所属を明らかにする
- 大学の教員というのはあちこちの大学で同じような授業をしていることがあります。特に非常勤の教員に対しては、「鳥辺野大学の遊興倫理学の授業を受講している江口某です、学籍番号は000000」とか自己紹介すること。
- もちろん常勤の先生に対してその大学の学生が送る場合は「遊興学科の江口某です」ぐらいでもOK。ゼミなどで教師にちゃんと個体判別されていることに自身があれば、もういきなり要件からはじまってもかまいません。
顔文字/へんなレター/「!」
- 顔文字や「!」マークや()に入った注釈のようなものを多用するのは避けたいものです!!
- そもそもあんまり♡かっこよくありません(笑)(笑)
- また♡携帯メールの色々な色つきのマーク等はPCでは読めません(核爆)
- なんで!マークをそんなに使いたいのでしょう?!><; 心臓に悪いです(苦笑)wwww !!
メールの書き方の例
悪い例
件名: (無題)
差出人: taro-love@docomo.example.com
本文:
レポート提出の締め切りはいつですか!?
わかりません(泣 >_<;;)おしえてください!♡♡
- どこの誰やら、なんの授業のことやらさっぱりわかりません。こういうのには答える気になれません。
よい例
件名: 今熊野大学遊興論の参照文献について
差出人: 江口某 <eguchi.satoshi@gmail.com>
本文:
こんにちは[1]メールではこうした挨拶いらないかもしれないけど、メールでも挨拶は必要だと考える人はまだいるかもしれない。
今熊野大学での遊興倫理学を受講している現代遊興学部2回生の江口某(学籍番号05-223344)です。本日の講義で現代遊興論の重要文献として
遊野好太郎の文献を参照しておられましたが、レジュメの文献リストに記載されていないようでした。CiNii等のデータベースで
検索してみましたが、発見することができませんでした。
もし可能でしたら文献データをいただけないでしょうか。
よろしくおねがいいたします。
でもまあ、親しくしている教員にはそれほどかしこまる必要はないでしょう。そういう人には要点だけのメモ書き程度でも十分かもしれません。相手を見るのはコミュニケーションの基本(私はできてませんが)。
あとまあ。
- 教員はメールはふつうパソコンで見ているので「夜分すみません」とか不要です。深夜だろうがなんだろうがかまいません。逆に言うと、メールにすぐに返事があるとも思わないでください。
- 最近私はゼミ生とかの連絡とかはMacのiMessageなんかが好きですね。速いし、「件名」とか入れる必要ないし。でもまあこういうショートメッセージはわりと親しい間柄で使うものです。
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References
↑1 | メールではこうした挨拶いらないかもしれないけど、メールでも挨拶は必要だと考える人はまだいるかもしれない |
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