フェミニズム

倫理学

功利主義とわたし

なんちゃって。
旧「目の中の丸太日記」

ストロッセン『ポルノグラフィ防衛論』

やっと出た。翻訳ごくろうさん。3400円におさめたのも偉い。これから読もう。 重要な本なので一応宣伝しておこう。 オビに「松沢呉一発掘」とか。うーん、そうか。 ポット出版からこのタイトルだと、なんだかアレな本ではないかと思われてしまいそうだ...
旧「目の中の丸太日記」

角田由紀子先生の強姦事件判決批判

(3エントリに分けていたものを統合しました。) これはよい本だなあ、と思っていたのだが。 次に詳しく紹介する1994年の東京地方裁判所の判決は、強姦罪の被害者になりうるには、貞操観念が強固であることを求めているといってよい。「被害者資格」と...
倫理学

他の文献も読んでみる

手に入りやすいものだけ適当に見てみましょう。
旧「目の中の丸太日記」

中里見博先生のポルノグラフィ論 (4)

セックスワーク論関係を読みまちがえたかな のコメントで、id:june_t さんからコメントいただいた。ありがとうございます。
旧「目の中の丸太日記」

中里見博先生のポルノグラフィ論 (3)

続き
旧「目の中の丸太日記」

カント先生とおはなしを続けてみる

カント先生おはようございます。 婦人の徳は、美しい徳である。男性の徳は、高貴な徳たるべきである。女性は悪を避けるであろうが、その理由は、それが不正だからではなく、醜いからである。そして有徳な行為が、彼らにあっては、道徳的に美しい行為を意味す...
旧「目の中の丸太日記」

カント先生とおはなししてみよう

「『思想』2007年4月号に、水田珠枝さんによる論文「平塚らいてうの神秘主義(上)」が掲載されている。」 読んでしばらくの間なんかおかしいと思ってたら、そういうのは哲学だけでなく文学作品だってそうだということに気がついた。
旧「目の中の丸太日記」

カルト対象としてのバトラー

charisさんにつっこんでもらったので ( )、バトラーをなぜ憎んでいるのか少しずつ書いてみよう。 に関連。
旧「目の中の丸太日記」

江原先生のを検討してみるがわからん

旧「目の中の丸太日記」

北川東子先生のポエム

さて、「ジェンダー」とは流動的なパフォーマンスである。誰かがなにかを言って、なにかを指差す。すると、男が女を見つめることになり、女は見つめられていると思う。法は「違・法・外」を定め、そのことで、犯罪者を名指し、罪そのものが成立する。派手な衣...
旧「目の中の丸太日記」

中里見博先生のポルノグラフィ論 (1)

中里見博「ポルノグラフィと法規制:ポルノの性暴力にジェンダー法学はいかに対抗すべきか」、『ジェンダー法・政策研究センター研究年報』第2号、2004と「ポルノ被害と法規制:ポルノグラフィーをめぐる視座転換をめざして」、『ジェンダーと法』、第2...
倫理学

森岡正博先生にまだ粘着

森岡先生に粘着してみるメモ。
倫理学

森岡先生のパーソン論理解

だらだら。
旧「目の中の丸太日記」

「パーソン論」続き

昨日ちょうど弘文堂の『現代倫理学事典』*1が図書館に届いたので、さっそく「パーソン論」をひこうとすると項目がない。(それはそれで見識かもしれん) でもとりあえず「(マイケル・)トゥーリー」の項目はある。 「自己意識や理性的能力を一度も持った...
旧「目の中の丸太日記」

『バックラッシュ! なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?』

楽しみにしていた『バックラッシュ! なぜジェンダーフリーは叩かれたのか?』。期待してたけどもうひとつだった。半分以上がなんというか大きなヨタ話で占められていて、実質的な議論らしい議論をしていると思われる論文はほんの数本(山口論文と瀬口論文)...
旧「目の中の丸太日記」

後藤浩子先生のファンキーなフェミニスト哲学

後藤浩子『“フェミニン”の哲学』とか。なんだこれ。エヴリン・フォックス・ケラーの『遺伝子の新世紀』という本によっかかってなんか変なことを書いているが、このケラーの本というのはまともな本なのだろうか。調査すること。なんで現代思想とかそういう人...
旧「目の中の丸太日記」

ファイトバックの会とwebプレゼンテーション

を見る機会があったのだが、4月17日の裁判官退席の件、会の主張がよくわからんな。
旧「目の中の丸太日記」

アンドレア・ドウォーキン メモ

WikiPediaでAndrea Dworkinの項読んでみたり。 恥ずかしながら、知らない重要な事実がけっこうあった。
旧「目の中の丸太日記」

伊田広行『はじめて学ぶジェンダー論』の謎

伊田広行『はじめて学ぶジェンダー論』大月書店、2004。ISBN:4272350188 この本でもジェンダーは文化だってことの証拠としてp.62でミードの『男性と女性』の研究がひきあいに出されている。 で、先日触れた伊藤公雄の『男性学入門』...
旧「目の中の丸太日記」

伊藤公雄先生の『男性学入門』

ISBN:4878932589。1996年。2005年10月には第10刷。売れてる。 p. 164からマーガレット・ミードのニューギニアでの研究があげられていて、ニューギニアのような狭い地域でも集団文化によって男女の性役割がずいぶん違うよ、...
旧「目の中の丸太日記」

加藤秀一の性暴力論

昨日加藤秀一先生の『性現象論―差異とセクシュアリティの社会学』を読んでかなりショックを受けたので、ちとメモを残しておく。 ちょっとよく読んでみる。気になった終章の「性/暴力をめぐって」の前に、 ポルノを論じているところ(第3章)でも性暴力の...
旧「目の中の丸太日記」

性=人格論とか

セックスやセクシャリティまわりの社会学や哲学まわりというのはほんとうに難しい。私の頭が悪いからなのだろうが、よくわからない議論が多くて困る。
旧「目の中の丸太日記」

二瓶由美子先生のすばらしい研究

二瓶由美子「ポルノグラフィーと性犯罪~暴力的AVが性犯罪に与える影響について」『桜の聖母短期大学紀要』第28号2004 というのも見てみた。
旧「目の中の丸太日記」

荒木菜穂さんのすばらしい研究

ポルノと性意識の実証調査というのは実はあんまり数がない。 もうちょっと若い世代の研究も見てみた。 荒木菜穂「ポルノグラフィ文化におけるホモソーシャルな構造~大学生へのアンケート調査を通して」『鶴山論叢』第5号、2005 荒木さんは発表時点で...
旧「目の中の丸太日記」

荒木菜穂さんその後

でネチネチからんでしまった荒木菜穂さんの「現代フェミニズムスにおける「性の政治」再考:「女性による性的快楽の追求」への多様なまなざし」女性学年報、25巻、2004 という論文を見る機会があった。 おそらく若い学生さんなので、特にこの方に粘着...
旧「目の中の丸太日記」

ジェフリー・ウィークス

このジェフリー・ウィークス(『セクシュアリティ』)というひとの議論は、その筋(社会学者?)のひとびとにどのように読まれてるんだろうか。ふつうの読書経験からすると、あまりにも生物学まわりの情報が古すぎて使いものにならないんじゃないだろうか。
旧「目の中の丸太日記」

マーサ・ヌスバウム、ジュディス・バトラーを批判する

旧「目の中の丸太日記」

『男と女の倫理学』

前に「なんかいろんな意味でひどい本だな。」と書いたまま放っておいたが、それじゃあまりにも一方的なので、どう「ひどい」と思ったかぐらいは書いておかねばなるまい。 たとえば山口意友による第9章「「男女平等」という神話」をとりあげてみる。この論文...