セックスの哲学

セックスの哲学

秋の夜にプラトン先生で眠れない

セックスの哲学史、みたいなのやってるわけですが、プラトンの哲学をテーマにした場合はなにを論じるべきか、とか考えるわけです。テキストはもちろん『饗宴』と『パイドロス』あたりですね。
セックスの哲学

恋愛の類型学 (4) おまけ:愛の類型学

よく昔の恋愛論や哲学的恋愛論みたいなの見てると、恋愛とその他の愛、特にキリスト教的・利他的アガペーみたいなのが混同されてるような感じがあるんですわ。 loveとかamourとかLiebeとか っていう西洋語は、すごくいろんな人間的な感情や人...
セックスの哲学

恋愛の類型学 (3) スタンバーグ先生の恋愛物語理論

恋愛の類型学、つまりタイプ分けに関しては、ジョン・アラン・リー先生の恋愛の色彩理論とロバート・スタンバーグ先生の恋愛三角形理論が有名で、ネットにもけっこう転がっていますね。私もちょっと紹介しました。スタンバーグ先生の三角形理論は1980年代...
キェルケゴール

『不安の概念』(15) 人間は心的なものと肉体的なものの総合である

『不安の概念』読み直すの、もう完全に飽きてるんですが、まあ第1章ぐらいおわらないとね。
キェルケゴール

『不安の概念』(14) 「自由」はいわゆる積極的自由だと思うの

前エントリのキェルケゴール(実は『不安の概念』の著者ヴィギリウス・ハウフニエンシス、またの名を「コペンハーゲンの夜警人」)の「自由」は強制されない自由か、するべきこと/ただしいことをする自由か、ていう問題はけっこう大きな問題なわけだけど、次...
キェルケゴール

『不安の概念』(13) 不安は可能性の可能性として自由の現実性であーる

まあもう飽きてきました。きりがないしねえ。でももうちょっとだけね。
キェルケゴール

『不安の概念』(12) なにができるかわからず不安です

今日もちょっと写経してみる。夏の午前中はいいですなあ。第1章第5節ね。
キェルケゴール

『不安の概念』(11) 無が不安を生む

わからんのでまず和訳の写経だけしてみる。
キェルケゴール

『不安の概念』(10) 無垢において人間は精神として規定されない

んで、『不安の概念』第1章第5節。ここねえ、本気でどう読むんでしょうね。
キェルケゴール

『不安の概念』(9) キェルケゴール学者はパラフレーズできるか

「レポートの書き方」みたいなのでは、学生様たちに「パラフレーズしろ、パラフレーズできてはじめてその文章の内容がわかったといえるのだよ」みたいなことを言ってるわけですが、キェルケゴール関係だと学者様たちもほとんどパラフレーズせず、キェルケゴー...
キェルケゴール

『不安の概念』(8) 「規定」の意味がわかりません、ははは

んで問題の第1章第5節「不安の概念」というタイトルと同名の節をよみたいわけだけど、ここで止まってしまいました。
キェルケゴール

『不安の概念』(7) 人間は欲情をもって生まれる罪深い存在なんだ……

もういっちょ引用。
キェルケゴール

『不安の概念』(6) 禁断が欲情を目覚ますが、欲情はまだ罪ではない

ちょっとキェルケゴールを引用すると、こんな感じ。
キェルケゴール

『不安の概念』(5) 禁止されるとやりたくなりますか

私が一番好きなイエスさんのお説教は、もちろん、これ。
キェルケゴール

『不安の概念』(4) 無垢はエロについて無知っす

んで、『不安の概念』の第1章第1節〜第2節では、アダムの最初の罪はよくわからんね、って話をぐだぐだやるわけです。まあここらへんでキリスト教の問題わからん人は読み進められなくなるですね。私も別にキリスト教にそれほど興味あるわけじゃないから読め...
キェルケゴール

『不安の概念』(3) キェルケゴールの問いは

んでまあ、もどって、『不安の概念』の最初の2章で扱っているのは、キリスト教では人間はみんな罪人です、ってことになってますが、人間はどうやって罪人になるのですか、という問いだと思うんですわ。これ、つまり原罪の話ね。
キェルケゴール

『不安の概念』(2) セックスセックスぅ

『不安の概念』は人間の「自由」とそれを前にした不安の話だ、っていうのがまあサルトルとかの読みなんだと思うんですが、本当にそうかな、っていう疑問がある。そうじゃないかもしれない。
キェルケゴール

『不安の概念』(1) 『不安の概念』はセックス哲学の本、性欲の本かもしれない

この前、年に1回のキェルケゴール研究者の会合に出て、いつものようにみんながなにを話しているのかほとんどわからなくて、絶望しています。まあそもそも私キェルケゴールあたりから勉強をはじめたのに、30年たってもそういう状態で、いろいろ思うところが...
セックスの哲学

売買春の実態調査は難しい (6) 補遺

各国の売買春事情についてのProConはちょっと信頼できないなあ、みたいなことを書いたんですが、その後、ProConが根拠にしている The Continuum Complete International Encyclopedia of ...
セックスの哲学

売買春の実態調査は難しい (5) ハキム先生の指摘

(売買春の実態調査は難しい (4) の続き)
セックスの哲学

売買春の実態調査は難しい (4) ワイツァー先生たち

(売買春の実態調査は難しい (3) の続き)んで、他の国はどうなってますか、ってわけで、これはネットみてもノイズが多くてしょうがないので、まともな情報を探して本を見るのがいいですね。Ronald Weitzer (ed.) (2000) S...
セックスの哲学

売買春の実態調査は難しい (3) ProConは信頼できない

(売買春の実態調査は難しい (2) から続き)んで、問題の国際比較なんですが、これほんとに難しくて、ほとんど無理っぽいですわね。北原先生は「米1992年0.2% 英1990年0.6% 仏1992年1.1%に比べ、ニッポンぶっちぎりの買春大国...
セックスの哲学

売買春の実態調査は難しい (2) ヌエックの調査

(売買春の実態調査は難しい (1) の続き)ちょっとgoogle様にお伺いをたてて、まともな調査をさがしているのですが、こここらへんんはどうだろう。国立女性教育会館(ヌエック)の2007年の調査を2011年に再利用(?)したもの。
セックスの哲学

売買春の実態調査は難しい (1) 坂爪先生と北原先生

北原みのり先生という有名なフェミニストの先生が、セックス産業に関する注目の若手(?)坂爪真吾先生の著書の一部を批判していて、ちと興味を持ちました。売買春の女性の側の調査は90年代からそこそこあるんですが、男性の側のはあんまり見ないんよね。今...
セックスの哲学

セックス哲学懇話会のお知らせ 3/10(金) 東京神田

セックス哲学懇話会を開催します。どなたでもご参加いただけます。日時:3月10日(金)15:00〜17:30(*14:45から会場を開けます。)場所:神田駅前センタービル4F 神田駅前ホール東京都千代田区鍛冶町2-7-3相澤伸依(東京経済大学...
セックスの哲学

サロメさんのダンスいろいろ

以下R18。某授業でサロメさんのダンスを見せられるか検討。ヘロデ王が軍服でいかにもエロそうでエロ点数高い。最後がトップレスで授業では使えない気がする。これは衣装とか演出とかまあそれらしくてトップレスまではいかんからこれくらいなら許されるのか...
セックスの哲学

旧約聖書の「雅歌」は桃色文書

聖書っていうのはぽつぽつ読んでるとおもしろいですよね。「コヘレトの書」とか名作だし、万葉集みたいな感じの「雅歌」もいい。聖書のガイドブックとしては、キリスト教信者の方々には怒られるかもしれないけど、架神恭介先生の『バカダークファンタジーとし...
セックスの哲学

セックスの歴史書

作成中。自分でも何読んだかわからんようになってるし。ちょっと難しめか。愛と結婚とセクシュアリテの歴史―増補・愛とセクシュアリテの歴史posted with amazlet at 16.10.05ジョルジュ デュビー新曜社売り上げランキング:...
セックスの哲学

愛をめぐるモンテーニュさんとパスカル君

最近実存主義はやってるみたいですね。
セックスの哲学

プラトン先生の『パイドロス』でのよいエロスと悪いエロス、または見ていたい女の子と彼女にしたい女の子

プラトン先生の『パイドロス』の話については、最初にあらわれる弁論家リュシアスの「少年は自分に恋していない人間に身をまかせるべきである」(= セックスは自分の利益になるような相手とするべきだ→だから君に恋していない僕とおつきあいしてセックスし...