セックスの哲学

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エッチな絵からギリシア神話を学ぼう

「教養科目」みたいなの担当していて、まあ低学年の学生様に教養っぽいことをしゃべらなきゃなりません。来週は古代ギリシアとか、その神話とかをやる予定。ちゃんと正確に知らんことをしゃべっていいのか、みたいなことも悩みますが、まあ教養っていうのはそ...
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レイプ神話関係いったんまとめ

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「レイプ神話」での性的動機 (11) おまけ: 「定説」とミル先生のお説教

私はフェミニズム思想みたいなのに魅力も感じれば反発も感じていて、まあだらだら読んだり駄文書いたりしているわけですが、今回みたいに「性欲では支配欲」みたいなフェミニスト的スローガンが「定説です」という形でネットや論文で出回るのを見るとき、いつ...
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「レイプ神話」での性的動機 (10) おまけ:勝部元気先生の「性暴力欲」

勝部元気先生という先生がいて、いろいろネット上で物議を引き起こしているようです ((このあと余計で失礼なこと書いてました。すみませんすみません。)) 。今回はレイプと性欲の関係ということで、このシリーズのいきがかり上コメントしないとしょうが...
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「レイプ神話」での性的動機 (9) 性欲説と支配欲説、どっちが役に立つ?

もうあんまり資料めくる気がなくなっているのですが、まあレイプの「動機」(原因というよりは動機)は性欲って考えるのが実証的ではあるようです。でもここで思弁的に、「レイプの主な動機性欲」って考えるのと、「支配欲だ」って考えるのと、どっちが性犯罪...
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「レイプ神話」での性的動機 (8) 支配欲説ふたたび

あ、そうそう、「レイプ神話」については杉田聡先生のこの本がある。
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「レイプ神話」での性的動機 (7) だらだら

んでまあ、もうちょっとコメントしておくと、実際のところは「レイプとセックスは無関係」みたいな言い方をする人はあんまりいないんですよね。レイプとセックスは関係があるのはまあ主流派フェミニストの人も認めるはずですわ。我々のなかの一部の人は社会の...
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「レイプ神話」での性的動機 (6) レイプ神話批判の研究への影響

というわけでうまくまとめられなかったので、ぜひ紹介した本読んでください。とにかくまず『人はなぜレイプするのか』がいいと思う。まだ古びてない。
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「レイプ神話」での性的動機 (5) 21世紀ではどうなってるの?

「レイプの動機は性欲ではなく支配欲」っていうのはちょっとやばくて、これ自体は新しい神話とでも呼んだ方がいいかもしれない。いろいろ悪影響があるので注意してください。
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「レイプ神話」での性的動機 (4) ブラウンミラー先生の支配欲説と反論

ともあれ、マッケラー先生の『強姦』はアミル先生の研究を参照して議論が進められていて、内容的には穏健っていうか今読んでもそんな違和感はないです ((実は、アミル先生のもマッケラー先生のも、白人と黒人で文化を論じて分けていて、それはものすごく違...
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「レイプ神話」での性的動機 (3) 原因と動機、アミル先生の行動主義

マッケラー先生は、レイプの「原因」causeって言葉を使ってます。この「原因」ってのは哲学的なネタを豊富に含んでいておもしろい概念ですよね。
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「レイプ神話」での性的動機 (2) レイプ犯は飢えてない

まあ今回こんなん書いてるときにちょうど報道が大きめの事件があったので、マッケラー(マックウェラー)先生読みなおしたんですが、彼女の本では、「レイプの原因は性欲ではない」とは主張されていないんですね。
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「レイプ神話」での性的動機 (1) レイプ神話って何

重大な性犯罪が起きると、きまってSNSには「レイプが性欲によるものだというのは神話」「レイプ神話はいまだに社会にはびこっている」「レイプは性欲が原因ではない、支配欲が原因」みたいな書き込みがなされて広まるっていう傾向があるように思いますが、...
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ブックガイド:恋愛・結婚の歴史

某授業用のリスト。作成中。
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ブックガイド:進化と倫理関係

某授業のためのおすすめブックガイド。作成中。人類の進化という観点から、利他性やら道徳やらを説明しようってのは今大流行中できりがない。こういうのから読みはじめるとよい。
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ブックガイド:人々のセックスの実態調査本

某授業用ブックガイド:作成中
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ブックガイド:性暴力に関するフェミニスト文献古典

某授業用ブックガイド。作成中。
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ブックガイド:フェミニスト的ポルノグラフィ批判

某授業用の日本語文献紹介。作成中。
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ブックガイド:性風俗産業の実態に関する書籍

某授業用のブックガイド。作成中。現在の性風俗産業の実態をおそらくかなり正確に描いているのはおそらく中村敦彦。ただしかなりクセのあるジャーナリストではあるので注意も必要か。数が多いが、どれか1冊読めばよいだろう。
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ナカニシヤ出版「愛・性・家族の哲学」を読みましょう (8)

吉岡剛彦「「法は家庭に入らず」を考える:DV防止法に基づいて」
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ナカニシヤ出版「愛・家族・性の哲学」を読みましょう (7)

相原征代「「男女不平等」としての結婚:日本とフランスの比較から」フランス人は結婚しなくなってますが、日本人の学生様はいまだに結婚結婚言ってます、みたいな話。読みやすい。でも私が思うにこの論文はかなり注意が必要だと思う。(実はこのシリーズが授...
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ナカニシヤ出版「愛・性・家族の哲学」を読みましょう (6)

古賀徹「恋愛するとどうしてこんなに苦しいのか:性的自己決定の限界」
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ナカニシヤ出版「愛・性・結婚の哲学」を読みましょう (5)

筒井晴香「「脳の性差」と「自然」: 「男脳」「女脳」って?」
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ナカニシヤ出版「愛・性・結婚の哲学」を読みましょう (4)

2巻目の「性」に入ります。この巻、愛じゃなくてどろどろの行為としてのセックスの話になるのかな、と思ってたら、ジェンダーや性自認の性別にかかわる話が多くて最初ちょっととまどいました。でもまあそういう考え方もありますわね。
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ナカニシヤ出版「愛・性・結婚の哲学」を読みましょう (3)

藤村安芸子「古代日本における愛と結婚:異類婚姻譚を手がかかりとして」
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ナカニシヤ出版「愛・性・結婚の哲学」を読みましょう (2)

福島知己「恋愛の常識と非常識:シャルル・フーリエの場合」実は刊行前に目次出たときから一番楽しみにしてたのがこの論文で、フーリエの『愛の新世界』っていう奇怪な大著の翻訳者本人のよる解説っていうか部分的紹介。
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ナカニシヤ出版「愛・性・結婚の哲学」を読みましょう (1)

藤田尚志・宮野真生子「愛・性・結婚の哲学」シリーズ3巻本ってすばらしいものが出版されて、セックス哲学に関心をもつ者としてよろこんでいます ((ぼやぼやしてたら先越されちゃった)) 。偉い。すばらしい。
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シジウィック先生にセックス倫理を教えてもらおう (3)

んで、ここまではまあふつう。実はこのあとがおもしろい。でももう疲れちゃったから(やっぱり訳は借りるべきだった)簡単にするです。当時の西洋でも男性の不貞や買春は公には非難される、世間通(men of the world)の男性は、それは本当は...
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シジウィック先生にセックス倫理を教えてもらおう (2)

んでシジウィック先生はまあこんな感じで、日常的な道徳観みたいなのいちいち説明していくわけです。正義とか勇気とか節制とか正直とか、昔から大事だよっていわれてる美徳、性格、行動パターンみたいなのはだいたい功利主義から見てもよいもので、社会の役に...
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シジウィック先生にセックス倫理を教えてもらおう (1)

シジウィック先生が我々の性道徳を分析しているのは、『倫理学の諸方法』第4巻第3章「常識道徳に対する功利主義の関係」と題されたところです。この『倫理学の諸方法』ってのはものすごい名著で、まあ倫理学の重要な問題のかなりが議論され、答え出されちゃ...