2024年に読んだ本ベスト10

恒例の順不同。昨年よりさらに読書量が経ってこのシリーズ最後かも。

バーンスタイン『「豊かさ」の誕生: 成長と発展の文明史』

これはよかったですね。私有財産、科学的合理主義、資本市場、通信・輸送が大事です。個人的には特に資本市場ってものの重要性の理解が進んだ。

同種(?)のアセモグル『国家はなぜ衰退するのか』も勉強になった。

イルーズ『なぜ愛に傷つくのか』

文句はあるけど恋愛思想史としてとても優秀で勉強になる。

バス『有害な男性のふるまい 進化で読み解くハラスメントの起源』

バス先生が一気にフェミニスト寄りになって驚いた本の翻訳が早く出てよかった。でもバウマイスター先生の本も出してくださいー。

小谷野敦『男であることの困難:恋愛・日本・ジェンダー』

事情で読みなおしてたんですが、たいへん先進的ですばらしい。

モフェット『人はなぜ憎しみあうのか:「群れ」の生物学』

まあ我々は群で生存する動物であるのでねえ。

サラ・ベイクウェル 『実存主義者のカフェにて:自由と存在とアプリコットカクテルを』

哲学(哲学者)読みものとして非常に優秀だと思いますね。

安田理央『アダルトメディア年鑑2024 AIと規制に揺れる性の大変動レポート』

ムジャンガマ『ソクラテスからSNS:「言論の自由」全史』

歴史的記述になるわけだけど勉強になりました。

デラップ『フェミニズムズ:グローバル・ヒストリー』

よりフェミニズムの歴史。こういう本がもっと出るといいですね。

マンガ群

他はbooklogの五つ星/四つ星を見てください(内容的には同じ評価です)。

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