2018年に読んだ本ベスト10

今年も印象に残った本10冊。もうなんか読書人生も終りに近くなってる感じがあって、マンガとかも含めていわゆる「積ん読」になってしまうことが多くなってます。

一番はやっぱりこれかなあ。昨年末にいただいて楽しく読ませていただきました。買い物は適応度ディスプレイだ、そしてディスプレイしているのは富や社会的地位だけでなく、中核六項目(知性+ビックファイブ性格特性)だって主張で、これ読んでからツイッタとかで人々がいろいろやってるのを見る目が変わりましたね。みんながんばってディスプレイして社会的地位や適応度を上げましょう。

これ、単なるよくあるインタビューじゃなくて、コニッツ先生とそのまわりの人々の音楽性と活動とかまでつっこんだ話を聞きだしてすばらしい。2000年代はアカデミックな先生たちがこうした本を作ってる。

これは年末近くなってから読んだけどプリンスのスタジオ風景で、これ読んで、「あー、もうプリンスはいないのね」とか実感した。スタジオではとても扱いやすい人だったようだ。どの関係者も、なによりプリンスのドラマーとしての能力を高さに言及しているのが印象敵。そして一番驚いたのは、ストリングスとかの斬新なアレンジしてもらっていたクレアフィッシャー先生(ジャズでもそこそこ有名)と会わずに仕事してたこと、「会うか?」って聞かれても「いや会わない方がいい」とか答えたとかって話。へー、特にParadeのあの音がそんなふうに作られたとは。

他にも音楽関係のは印象に残る本が多かった。

『洋楽マン列伝 1 (ミュージック・マガジンの本)』『あなたの聴き方を変えるジャズ史』『イントロの法則80’s 沢田研二から大滝詠一まで』など。

マンガはなんかストーリーの強いこってりしたものは読みにくくなってて、むしろ絵を楽しむ鶴田謙二先生いいなあ、みたいな。5、6冊読んだかな。

あと上野先生には笑わされた。すばらしい。ぜんぶ買いなさい。

将棋界カンニング疑惑事件とかの発生やいろいろからのうつ病の罹患とその回復の過程。先崎九段はまだ本調子じゃないみたいだけど、内的な経験の記述がリアルだし人々との関係とかが青春小説のようだ。青春じゃなくて中年小説か。

これ、大昔に読んでるんですが読みなおしていろいろ確認できて印象に残ってる。「〜とは何か」とかって問いはやめましょう。

われわれはぜんぜん知ってないのに知ってると思ってるし、なにか教えてもらっても後知恵で知ってたつもりになってしまう。

ひろゆき先生のひさしぶりに。笑える。まあこういうのが正しいとか性格がよいとかそういうのではないけど。

私そんなアスペでもADHDでもないとは思うけど、同じような悩みはある。このシリーズはよい。『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本』と『ちょっとしたことでうまくいく 発達障害の人が上手に働くための本』

MediaMarkerがサービス終了ということで、ブクログ https://booklog.jp/users/yonosuke1965 に難民したのですが、使い勝手にずいぶん差があるわねえ。どうにかしてほしい。

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