2017年に読んだ本ベスト10

遅くなりましたが、2017年に読んだ本から10冊。

これ、中高生向けかもしれんけどよかったですね。読書会をうまく運営するためのノウハウ。特に「キークエスチョン」のようなものを示して文章をちゃんと読むっていうのをおしえてくれているのがよい。
クリシンよりまず読むのやった方がいいよな、っていうに気付かされました。『クリティカル・リーディング入門:人文系のための読書レッスン (アカデミック・スキルズ)』はものすごくレベルが高くて、大学生および教員は一読の価値がある。


これはとても偉い。今回は絶賛。内容もえらいんだけど、なにより、書き方が偉い。国内はじめての英語圏っぽい形のメタ倫理学入門書だと思う。時代は変わる。


この先生去年まで知らなかったのですが、とてもプリンス愛にあふれていてよい。ジョージ・クリントン先生のやつの方も笑える。日本で一番ファンクな男。丸屋九兵衛が選ぶ、ジョージ・クリントンとPファンク軍団の決めゼリフ (SPACE SHOWER BOOKs)


音楽関係ではスージー鈴木先生のもよかったです。こっちは歌謡曲愛。『1984年の歌謡曲 (イースト新書)』『サザンオールスターズ 1978-1985 (新潮新書)』もどうぞ。


五十代になって、美術もわかるようになりたいと思って、意識的に美術館や博物館行ってみたいのですが、絵画とかより工芸が好きになりそうです。実用的なのはいいですよね。器・焼物関係のムックとかけっこう読んだのですが、一番よかったのはこの先生のでした。魯山人の弟子とか。魯山人っていうと海原雄山でコマーシャルな悪人という印象ですが、そうじゃないということに気づいたり。


これは体験がめずらしいんだけど、まあ作品としても奇妙な味があっておもしろかったです。虐待サバイバーみたいな話なわけだけど、それをそう主張しないところとかもなんかむず痒くていろいろ考えさせられる。


この本にかぎらず、「ふくろうの本」シリーズはずいぶん見ました。やはり画像情報があるといろいろおもしろいねえ。美術わかるようになりたいっていうのはこういうの読んだから。「ふくろうの本」はどれも読む価値があると判断して、図書館にぜんぶ入れてって注文しました。あと>「地図で読む世界の歴史」シリーズとかもよい。


食生活どうにかするために料理本もめくりましたが、一番影響があったのはこれかな。なんでもいいから健康的な食生活を送りましょう。


時間管理、タスク管理はあいかわらず困ってます。こういう本いくら読んでもおなじようなものだけど、助けられるところもある。人生は時間との闘いだ。すくなくとも、同じことで困っている人はたくさんいて、支援してくれる人々もいる。我々は一人ではない。


まあ中村先生、ものすごいものです。なんかつまみぐいをくりかえす男性ドンファン的なのとはぜんぜん違う。人間全体を喰らい尽くすっていうかねえ。天才っていうのは性欲みたいなエネルギーからしてちがいます。

Visits: 105

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です