教員生活」カテゴリーアーカイブ

Google Formsで自分をモニターする

いつも機嫌の悪い人間、不調を感じている人間とか、気分の浮き沈みの大きな人間、あるいは活動してないと調子悪くなる人間というのはいるわけです。私もその一人。いつもご機嫌なのは大学教員の義務なので1)機嫌の悪い教員や気分屋の教員ほど有害なものはない。、自分がなにをしているときに機嫌や調子がよく、なにをしているときに苦しんでいるのかというのは知っておく必要がある。モニタリングは大事。あんまりやりすぎるのもよくないのですが。

心理学の幸福研究では経験抽出法という手法があって、ランダムにリマインドしてそのときの活動と幸福度を主観的に報告してもらって、どういうときにその人がハッピーだったり充実してるかを計測するんですわね。これは自分でやってみる価値がある。

てんで、Google Formsでフォームを作って計測してみているところです。Google Spreadsheetと連携させて、フォームに入力するとタイムスタンプつきで記録してくれる。

スマホで見るとこんな感じになる。これをiPhoneのSafariから「ホーム画面に追加」するとiPhoneワンクリックで入力できる。

いまのところ結果はこんな感じ。放っておくと2〜4ぐらいで入力してしまうので、わりと意識的に高めに入力している。活動との関係は見せらんないけど。まあこんなものあんまり意味ないけど、入力するときに自分の幸福や性向についていろいろ考えますね。

References   [ + ]

1. 機嫌の悪い教員や気分屋の教員ほど有害なものはない。

メモの取り方を教える

大人数授業では、学生様にぼーっと話聞かれてるとつらいので、メモ(ノート)をとってるフリぐらいはできるようになってほしいと思います。大人数の初回の授業では面倒でも授業の受け方のお説教みたいなのしてます。何回も聞く学生様も出てくるわけだけどしょうがない。そういうお説教って大人数の方が手間がかからないし。

でも毎回同じのやってると自分でも飽きちゃうので、今回もなんか工夫しようってことで。

1回生とかには慶應大学の佐藤望先生のこのビデオ見てもらってるのです。

 

最初は見てもらうだけだったけど、去年とか「メモをとって隣の人と交換して比較してみてください」みたいなのやった。

今回は、さらに進化させて、このビデオ見ながら私も実際にメモをとって、佐藤先生がしゃべった内容を私が復唱してさらに文句をつける、という芸を見せてみました。我々が研究会とかでやってることですよね。

メモはペンで紙にとって書画カメラで見せるといいんですが、去年Apple Pencilを手にいれて自慢したいのでiPad+Apple Pencilの組み合わせで。

こんな感じ。見せたあとにさらにPencilでグリグリやったので見にくいけど、見る価値はない。

 

んで、とりあえず佐藤先生の主張はメモとってその場で押えてるってことを見せて、「佐藤先生はおしゃれでいいですね」とか「ノートやメモは自分で考える材料を作るのだ!ってのはいいですね」とか、「この先生は講義の順番ではなく大事な順番で書けっていってるけど、そんなこと聞いてるときわかるわけないじゃんね」とかつっこみを入れてみせる。けっこうおもしろかったです。私こういう、〜についてのビデオを見ながら実際に〜をする、みたいな再帰的なのが好きなんですよね。

まあ「こんなミミズな字でいいのだろうか」「そもそも自分で読めるのか」「これで大学教員なのだろうか」とか学生様の頭にはいろんな疑問も浮かぶでしょうが、それはそれで教育というもので。ははは。

ゼミはもうなんでも学生様に記録してもらう

ゼミの書記係を決めてブログ書いてもらう、ていう話を前に書きましたが、さらに一歩踏み込んで、卒論相談その他個別に話をしたこともブログにメモしてもらうことにしました。まあそんないろいろ書けるわけじゃないけど、何回ぐらい相談したか私自身が忘れちゃうから、あっちに記録してもらうという。

前はevernoteその他のメモアプリにほんとに簡単なメモだけ残してたんですが、私メモ自体なくしちゃったり、つけるのわすれたりするし。

ゼミの課題だの発表のレジュメみたいなのもぜんぶwordpressに。ときどき学生様にズルされて提出しないままにされてしまったりすることがあるのですが、これだと学生様どうしの目があるからごまかしにくいし、お互いに納得するだろうし。

ほんとに記録は大事ねえ。私にはできないけど学生様にはできるだろう。がんばってほしい。ははは。

ポモドーロテクニックは5分でいい

教員にとって採点や添削はひじょうに負担でつらいものです。私もものすごく苦手。でもやらないわけにもいかないしねえ。

どんどん先送りしてしまって精神衛生にものすごく悪いのでなんとかしなきゃならんのですが、まあ基本は「小分けにする」しかないですね。

一度にレポートの束の山を見るともう手がつけられません。受講生200人のレポート採点とかだと、まず学年・学科・出席番号とかで10人ぐらいの束に小分けして、それを少しずつやる、ってのしかない。

ポモドーロテクニックってのがあって、よくわからんけどキッチンタイマーみたいなのを使って時間はかって作業しましょう、みたいな。リンクから適当なページみてください。これ、だいたいの手引きでは20分とか25分とかを区切りにするといいってアドバイスしているページが多いんですが、私はそれではぜんぜんできない。だいたいの「ライフハック」は正常な人々のためのものなので、外れ値を生きる我々はさらに自分で工夫しないとならんわけです。

今回は思い切って5分にしてみたんですが、これだと捗るとまではいえないけどなんとか進むかなあ、ぐらい。集中力がないんですわね。でもとりあえず5分ずつすすむしかない。もしかした3分でもいいかもしれない。

Togglっていうアプリ(ウェブアプリ)だと回数も数えて記録してくれるから達成感すこしある。それにしても5分というのは情けない。でも情けなくても人生は進めなければならないのです。

 

世界は変えることができる

んで、まあ問題を発見しただけではやはりだめだし、学生様には世界は変えられると信じて欲しい。そのためには私自身が信じないとだめだ。かげで文句いったり、個人を攻撃するだけは世界はよくならん。問題を発見するだけでなく、どうすれば解決するか考えて、ある程度は手も動かさないとならん。知恵をしぼって改善するのだ。そういう態度を教えられないようでは、大学でえらそうなこと言ってらない。ってなわけで面倒でも改善案を書きました。通るといいなあ。

字が汚なくてはずかしい。べつのところで「世界を変える」ってタイトルでこの粗末な紙がその手段か、っていうコメントがありましたが、まあそういうものです。はははは。歌でも歌った方が有効だったろうか。

歌詞の和訳はこっち

 



(後記)

  • さっそくカウンター前に誘導ベルトが設置されてました。えらい。うれしいなあ。(7/14)
  • これはうまく意図が通じてなかったぽい……一言相談してもらえればよかったのだが……まあ私が悪うございました。もう一回提案するか……でも少しは見やすくなたような気もするからこれでいいのか……(7/23)

悪いデザインは人を苦しめます

「Togetterで炎上しそうになってしまった……」のつづき)

んで、どういう問題があったか、ブログでは書いておきますかね。

ここにプロ(Yashiro Photo Officeさん)の写真があるので、それを参考にしてください。 http://846-photo.com/archives/portfolio/kyoto-wu-ac-library/ ここでの写真もこのページから使わせていただきます。

この図書館、こういう感じですごくおしゃれでかっこいいんですわ。私は建物としては気にいってる。5階分の吹き抜けになっていて、音や空調や床面積や動線の関係でそれがどうかって話はあるんだけど、今回はそれにはあんまり触れない。

本は壁面書架と、階によってはフロアのまんなかにある書架、そして閉架(自動化書庫)に収められている。

図書館の本を利用する場合、いまはやはりOPACで検索して十進分類にしたがって本をとりにいくって形になりますよね。この図書館は、そのもっとも重要な十進分類が明示されていないのです。

フロアの書架にはこういう形で連番が降られているんだけど、この32・33・34という番号は十進分類とはなにも関係がない。

これはけっこうなストレスになるのです。だって「372.2 A34はえーと」って行くと「34」って目に入るわけだから。まあ運営が管理するためには、棚に番号を振ることは必要なわけだろうけど、それは利用者には関係がない。利用者が知りたいのはその棚に何番台が入っているかで、上の「34」の棚だったら、片面に「372〜375」、もう片面に「375〜375.76」が入っているということを知れば十分。そして十進分類の中身の説明が必要かどうかは微妙。それこそ大学図書館なので、「374.94には学校給食関係がある」みたいなのはいらんかもしれん 。そもそもこの部分的で断片的な枝番説明の選択は、なにが基準なんだろうか?(もしかしたらデザイナーが十進分類をよく知らない可能性まである?)

壁面はもっとひどくて、これはもうほとんど手掛かりがない。上は「K」とか「S」というサインがはいってるけど、このSも上の「34」と同じただの連番で、四方の壁にA〜Zまで入ってるけど、そのA〜Zと十進分類がどういう関係になっているかを知る手掛かりはない。

上の2枚目の方の写真(シャレオツ!)だと中央に「100 哲学」という木製の箱みたいなのが置かれてるけど、手掛かりはこの10番ごとだか50番ごとだかの見えにくい箱みたいなものしかないわけですわ。実際には100番ごとだろうが50番ごとだろうが見えないから関係ない、っていうかこんなもの意識してませんし、何番ごとに置かれてるか1年通ってるけど知りません。これ、どういうことかわかりますか?つまり実際には、とにかくいちいち本の番号をてがかりにして、そこからずーっと棚を見ながら歩いていくわけです。

私はかなりよく図書館を利用するのですが、さすがに十進分類がどこにあるか頭にはいってるわけがない。1階と2階を一周ずつする、さらにフロアのまんなかの棚を見て、例の数字に幻惑される、みたいなの毎日おこってますがね。

書架は8段あるので、最上段は2メートルを越えているので、私の目では何番がはいっているかとかもちろんわかりません。(まあこれくらい高いと本をとろうとして脚立や台座に載るのも危険ですが、それはおいといて)

フロアごとに何番台が置かれているかのサインもない。こんなものがプロの仕事か。

そりゃこれを発注したのは大学で、それは委員会やらコンペやらやってるわけなので最終的には大学が悪く、それを支持している我々一般教職員にもおそらく責任がある。でもデザイナーとか建築家っていうのはプロなんだから、なにをどうすればどうなるかちゃんと考えて提案するもんじゃないのでしょうか。そういう話でした。

大学の優秀な学生様たちは、この使いづらさに気づいているので、こういうものを自作して(あんまり目立たないところにだけど)貼らせてもらってるみたい。(先週やっと見つけました)

私これ見つけたとき、正直ちょっと泣けてきましたよ。「私ら教員がしっかりしてないために君たちにこんなことさせちゃってごめんね」みたいな。

世界は変えることができる」へ続く。

日常雑記:Togetterで炎上しそうになってしまった……

去年9月に大学の新図書館が開館してわーいっていって使いはじめたのですが、なんか使いづらくて困ってたのです。建物自体はおしゃれなんだけど、本の配置なんかが機能的じゃない。「あれをこうしてください」とかいろいろ口頭でお願いしてたんですが、なかなか改善しない。

ずーっといらいらしたまま1年近く過ぎて、「なんでうまくいかないんだろう?どうしたらいのかな?」とか思ってたときに、サインをデザインしたデザイナーさんがその図書館のサインのデザインについてツイートしてたので、つい反応してしまいました。

どうもそのデザイナーさんは、大学だし、OPACなどで検索するのだからサインはそれほどわかりやすくする必要はない、知的な印象を重視したい、のような発想でサインを設計したらしいんですね。ずっと悩んでいらいらが溜っていたので、ついキツい言葉で反応してしまいました。ついでにトギャッタとかでセルフまとめ作ってみたりして。作ったあとに仮眠してたらいきなり3万ビュー、コメント100件とかになっててこれはまずい。ネットリンチを誘発してしまった。反省。

トギャッターの「注目まとめ」とかはてなブックマークの「ホットエントリ」とかに入ってしまうと、あっというまに人が集まってえらいことになってしまうわけですね。問題提起はしたいんだけど、ネットリンチみたいな形になるのは本意ではないので一時閉鎖。

おそろしい時代になりました。ある程度問題提起はしたくても、話題が大きくなりすぎると集団による個人攻撃になってしまう。注目をコントロールするっていうことも考えないとならんわけよねね。

↑この本は非常におもしろいので読んでください。

→ 「悪いデザインは人を苦しめます」に続く。

 

和訳はこっち。

 

 

 

授業袋

興味があって借金玉先生という方の『発達障害の僕が「食える人」に変わった すごい仕事術』って本読んだのですが、「(工夫してなんとか)やっていきましょう」の精神はとてもよかったですね。やっていってほしい。わたしもますますやっていきたいです。

最初がいきなり仕事鞄の話からはじまって、まあたしかに鞄とか道具とかそういうのってストレスになるよなとか思ったり。

私も仕事道具を揃えたり、バッグをちゃんと整理したりするのがものすごく苦手で、授業前とかよくムキーってなってます。

去年ぐらいから少し楽になったのですが、それはこの一澤帆布のトートバッグというかそういうのを入手してから。バッグなんておしゃれなものは使ってられん。袋でいいんじゃ袋で。

パソコンからケーブルからB4の教材束とか楽勝で入るので、あんまり考えることがなくなりました。肩にもかけられるので、雨の日も傘させば濡らさずにすむ。

借金玉先生は鞄は自立しなければならんというのですが、私はそれは特に必要ない。とにかく考えずにつっこめて、一個で済む、というのがでかい。そしてヘビーデューティー。9000円弱だったかな。紙のショッピングバッグみたいなのはなんどか道で破けて大惨事が発生したので使えない。

口は閉まらないのですが、お店の人に頼むとパチって閉まるボタンか、ヒモで留めるハトメ穴を500円で空けてもらえるので紙やパソコンぶちまけたり雨の日に紙濡らしたりしないためにマスト。

いつも入ってる中身はこんな感じ。

Amazonのリーガルノートバッド、KP法で使うかもしれないマグネット、マジック、白いA4の紙、ペン、HDMIケーブル、Macbookとディスプレイコネクタ、iPhoneのディスプレイコネクタ(Macbookは充電のために入れわすれることがあるので、これいつも持ち歩いて助かったことが何度かある)、電波時計(最近腕時計じゃなくてリストバントしてて見にくいので)、コクヨの指し棒(大人数講義はこれに限る)。ケーブルをたばねる針金みたいなやつも入ってた。電波時計は電池はずれてたりするのでいまガムテで留めました。水がないと死にますし、話の間をとるのにマスト。出席に使ってる大福帳は時々入れわすれていまだに「わー」ってなることがある。

 

 

ゼミの書記係をしてもらってWordPressに載せる

ここと同じWordpressで学生用専用サイトを作って、そこでゼミの記録やゼミ生のブログを買いてもらうってのを試しています。

最近短期〜中期的な記憶がだめになってて、授業でなにしたか記録してないとだめなわけですが、それを学生様にやってもらおう、ぐらいの試み。

低学年は文章を書く練習をたくさんしたいわけですが、授業で読み上げて添削するのはとても時間がかかるので全員のは無理です。でもブログの形にしておけば他の学生様がどんなの書いてるのか楽しむこともできるし。学生様は他の学生様に読まれると思うといろいろおもしろいことを積極的に書いてくれます。

このサイトは1〜4回生ゼミ共通にしているので、1回生は上回生ではこんなことしているのだな、とかわかるし、上回生は下級生が見てると思うとすこしはがんばってくれる感じ。

個人名や個人情報が出てしまうのでさすがにネットにフルオープンにはできないので、学外からのアクセスにはプラグインを使って簡単なパスワードをかけています。

学生用のアカウントは手動で発行したのですが、授業内で説明してっさと自分で発行してもらってもいいことに気づきました。

本当は学外にも見える形でやってみたいところはあるけど、現状ではこんなものでしょうな。

あと、ゼミ内容の書記係は2〜3人に同時にやってもらうことで、お互いにいろんなメモの仕方があることもわかるし、モレも少なくなるし、セメスターで当たる回数も増えるのでよいことづくめ。

どうせいわゆる「就活」のグループディスカッションとかでは書記とかしなきゃならないときもあるわけですから、人に見てもらえるメモ・議事録を取る練習になるぞってなことをお説教しておくとやる気出してくれるかもしれません。

授業のお約束2018年度版

授業、特に講義のお約束です。2018年版。江口のお願いなので、他の先生の授業はその担当の先生に合わせてください。

  • 私語厳禁。
  • 出席確認と質問・感想等のために「大福帳」を使用するが、出席点はない。病気の時は休んで構わない。健康第一。ただし、文科省様・大学基準協会様などの要求に答えるため、3/4は出席するように。公欠の場合、やむをえない場合には大福帳にその旨書いておくとよい。
  • 授業中の質問、発言は高く評価する。授業によっては、1回の発言で1点、学期10点まで加点することがある。発言ののちに江口からハンコ等をもらうように。本当にどんな質問でもかまわない。たとえば江口の指示が聞き取れなかった場合、聞き落としてしまった場合も質問してよい。エアコンや照明の調整の要求でもよい。
  • なにごとも「他人を無視しない、透明人間にならない」が基本。トイレ等は周りに軽く合図して行ってよい。
  • やむをえず遅刻した場合はそれなりの態度で入ってくること。軽く会釈したりする程度でよい。さっさと席につくこと。友人といっしょにはいってきてどこに座るか相談したりしないこと。
  • 途中退室もそれなりの態度で出ていくこと。事前に連絡しておくとよし。授業に対する嫌悪感、抗議などで出ていくなどは許す。
  • 飲み物はOK。食べ物は可能ならば避けてください。
  • ノートパソコン・スマホ使用はOK。ただしスマホは目立たないかっこよい姿勢(教えました)で使ってください。
  • スライドの写メはパシャパシャうるさいから避けるように。音出ないなら可。そもそも授業後に授業ページにアップロードするので無駄。
  • 机に座ったらまずノートを開いてペンを出す習慣をつけよう。
  • 腕組み・足組みOK。指示待ちで「手はお膝の上」はかっこ悪い。ペンをもっておこう。
  • 居眠りはやむをえないが、机に突っ伏すのはやめて。
  • 授業内容や発言に、セクハラ・アカハラ等の疑いがある場合は、日時等・内容をメモして、あるいは録音などして、担当部署に相談してよい。ただし、疑問があった場合は、直接、あるいは大福帳、メール、大福帳の束にしのびこませた匿名の紙、等で直接疑義・抗議などしてもらった方がありがたい。
  • レポート課題、試験等は最低2週間前に告知する。内容・評価基準等もそのつど伝達する。まえもって質問する必要はない。
  • オフィスアワーは火曜の昼休み・3限。この時間帯は予約不要。他はメール (eguchi.satoshi@gmail.com)で予約すること。

 

2017年度江口ゼミNewsLetter

江口ゼミ卒業生の皆様、お久しぶりです。京都女子大学現代社会学部の江口です。(昨年3月は入院してしまっていたので、ニュュースレターは2年ぶりになります。)

全員そろったのなくてごめんなさい

今年も卒業式が終り、4回生14人、事情で休学していた6回生1人が3月15日に無事卒業しました。また先だって9月にも、卒論だけで卒業を延期してた1人が無事とてもできのよい論文を提出、卒業しています。

錦華殿でやるので実は特別な価値がある9月の卒業式。ぜんぶ学長手渡し。

今年の卒論はタイトルは例年通りバラエティー豊富でしたが、それぞれおもしろいものを書いてくれました。あちこちインタビューなどしてみる形のものが増えてきているのが特徴でしょうか(昨年までのは 江口ゼミの卒論タイトルにあります)。

  • 消費者が大嫌いな遺伝子組み換え食品:どうすれば遺伝子組み換え食品は受け入れられるのか
  • ストーリー漫画におけるストーリーの作り方:手塚治虫から現代まで
  • 動物介在教育の場としての動物園:かわいい動物をかわいそうな動物にしないために
  • 最善のいい男をゲットするために:婚活の現状から最善の方法を考える
  • 大人のダンスの楽しみ方とは:クラブダンスから習い事まで
  • おもてなし3万フィート:航空業界でフルサービスキャリアが生き残るには
  • ホテルで贅沢を:口コミを参考にホテル朝食を食べに行こう
  • なぜ人々は酒場に足をはこぶのか:家呑みでは満足できないわけ
  • 良いドラマーになるには?:これからドラムを始めるあなたへ
  • これだけは押さえておきたい:メモ術・ノート術・アイデアの出し方の基本中の基本とは
  • 習慣は変えられる:意志力と行動分析学からみる習慣の変え方
  • なぜ夜の女性の飲み屋は流行るのか:お客の心とお金を動かす仕組み
  • 美を追い求める人は幸せか
  • 女と化粧:フェミニズム運動は何をもたらしたのか

例年の夏の合宿は、これまでも何度かおとずれた鳥取砂丘経由で湯村温泉湯快リゾートでした。

 

個人的な話ですが、実は私は昨年2月に大腸癌などというものを発見されてしまい、2月か3月にかけて入院・手術ということでえらいめにあいました 1)医者や看護師さんから学んだことは多かったです。。5年生存率7割とかでおどかされていたのですが、最近1年健診でとりあえずすぐに御陀仏ということもさけられそうで一安心といったところです。しかし春から夏にかけては、傷その他いろいろと七転八倒苦しみました。まあ暴飲暴食不健康な生活していたので仏罰が当ってる感じでしょうか。みなさまも御健康にはご注意ください。健康診断でチェックされたときに無視していてはいけませんね。

卒業パーティーも例年のホテルオークラでした。昨年出られなかったのは残念です。

例年の卒業パーティーのジャイアンコンサートですが、昨年は卒業パーティーも出ることができなかったため、今年は少しパワーアップしてやってみました。途中からですが笑ってやってください。

相方は学部に去年赴任された仏教学の藤井道隆先生。これからしばらく遊んでもらえそうです。

もう1曲、社会学の奥井先生と会計学の掛谷先生に歌ってもらいました。椎名林檎の「人生は夢だらけ」(かんぽ生命のCMで使われてるやつ)

ゼミ回はよいものなので、適当に集って呼んでください

やっと全員卒業した学年もこじんまりおめでとう会を。

まあ皆様元気で卒業して、楽しく仕事したり生活したりしてもらうのが教員冥利というものです。

 

現代社会学部ができて20年になりました。学部は学部創設時のメンバーの多くが退職され、スタッフもずいぶん若返りまして、江口もなにやら古株になっております。

2019年度から2020年度にかけて、学部創設20周年記念の講演会や卒業生をお呼びしたパーティーなどを開催しようかという話も出ております。退職された先生方もお呼びして顔を合わせるというのはぜひ実現したいと思っております。まだアイディアの段階で、計画はこれからですが、実現のさいはみなさまご協力ご出席おねがいします。他のゼミの友達にも、そういう計画があるようだぐらいのことはおつたえしていただければさいわいです。

あ、あとものすごい立派な図書館ができたんですわ。図書館は隣なので研究室の中が向こうから丸見えで、着替えたりの恥ずかしいことはできません。一回見学にどうぞ。

私はまだまだ京女に残っていますので、なにかあったらお立ちよりください。(ついでに受験期のご親戚がいらっしゃいましたら京女受験をすすめてくさい)

 

 

References   [ + ]

1. 医者や看護師さんから学んだことは多かったです。

レポートのホチキス問題その後

大学教員なら、レポートホチキス問題、というのに悩まされているはずです。複数枚のレポートをホチキス(ステープラー)で留めないで、端っこを折って提出してくるとか、変なクリップでとめてくるとか、紙に穴を開けるタイプの針なしステープラーで留めたつもりになってるとか(あれはものすごい弱い)。

この問題については、私はもう学生様と戦うのは諦めてます。研究室前の廊下にこんなふうにしてホチキス置きっぱなし、針も用意してあります、レポートの表紙もネットにもありますが、私も用意しておきました、どうぞご自由にお使いください、赤鬼より、みたいな感じ。

ホチキスの位置に関しては、「指定の表紙」の左上に「ホチキスはここらへんを留めるのだ」って指示してもいいんですが、さすがにそこまで女子学生様のオムツの面倒みるようなことはできないので右を留めてきたらゴルァってアカいれたり。

まあしょうがないです。私は無力です。まあ本筋でないところでお説教したり強制したりしてもしょうがないというか、精神論お説教はやめて工夫やシステムで解決するのを目指しているわけです。

Air Playで学生様にプレゼンしてもらう

プレゼンやグループワークにはKP法(紙芝居プレゼンテーション)が素敵で効果的なのですが、写真などを使ったスライドの発表も魅力があるものです 1)1回生で「あなたの活動や好きなものを紹介してください」みたいな練習をしました。。でも、パワポやキーノートやPDFのファイルをやりとりするのが面倒なんですよね。「PDFでメールで送ってください」とかって言っても.pptで送ってきたり、「USBメモリでもってきてください」って指示しても「忘れてきましたー」とかってことになる。

使っていない古いApple TVが1台あるので 2)Amazon FireTV Stickに乗り換えたから、それを接続してAir Playで学生様の個人iPhoneからやってもらうとなんか「すげー」とか喜んでました。まあなんか先進技術な感じはありますわね。まあ子供だましな感じもあるけど、そういうIT技術とかに興味をもってもらうにはいいかもしれない。

別段ティップスはない。認証はパスワードではなく数字出すやつにして、あと「危険なのでLINEの通知バナーは切っておいてください、いきなりへんなメッセージ出ると危ない」ぐらいか。これ指示すると、「機内モード」にしてしまって接続きれちゃったりします。学生様は機内モード使い慣れてるんですね。

問題は当然Android端末の人は使えないことで、対策ないかとさがしてたらMiracastってのがあるらしく、最新のAmazon FireTV Stickならちょっとお金を出すとAndroidからもiPhoneからもいけるようですね。来年ぐらいに試してみたい(今年はもうやるつもりがない)。

自分の講義でも基本的にApple TVで接続しようかとは思ってます。

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1. 1回生で「あなたの活動や好きなものを紹介してください」みたいな練習をしました。
2. Amazon FireTV Stickに乗り換えたから

クリッカーの代わりにGoogle Formsを使おう

一時期、大学の授業中にクリッカーを使って学生様からアンケートのようなものをやろうという動きがありましたが、クリッカーは高いし設定に手間かかるし配布と回収がたいへんだしでぜんぜん普及しませんでしたね。そう思ってたのです。(某学会のデモでもうまくいかなかったし)

いまは学生のスマホ+Googleのフォームズです 1)前にも書いたんですが https://yonosuke.net/eguchi/archives/6292 。簡単に手順を説明します。

  1. Googleのアカウントをとる。ふつうみんなもってますね。

  2. https://www.google.com/intl/ja_jp/forms/about/ にアクセスして認証します。

  3. プラスのボタンなど押して質問紙を作成します。


4. 右上の「送信」ボタンを押します
5. 上に三つならんでいる真ん中のリンクのボタンを押すと、URLが表示されます。「URLを短縮」もチェック


6. クリップボードにコピーします。

  1. https://www.cman.jp/QRcode/ のようなQRコード作成サイトを開きます。「QRコード 作成」で検索するといろいろあります。
  2. さきほどのURLを貼り付けてQRコードを作成します。

  3. できたQRコードをスクリーンに投影しただけで学生様はスマホでよみとってくれます。

  4. 江口こういうフォームとQRを3種類ぐらいつくっておいて、紙にプリントアウトして学期最初の授業で配布しておきます。

  1. 授業中に「それではいつものQRの紙からアンケートA」やってください、などと指示します。学生様はスマホでQRコードを読む方法をすでに知ってますので説明は必要ありません。
  2. できればプロジェクタにつないだパソコンから、もとのフォームを表示します。「回答」を開くとこんな感じにリアルタイムで表示されてもりあがります。自由記述もできますし、学生様のスマホ入力は非常に早いのでそこそこいろんなことを書いてもらえます。

以上。

 

ここらへんにも記事ありました。

References   [ + ]

1. 前にも書いたんですが https://yonosuke.net/eguchi/archives/6292

スピーチ評価用紙を作り直した

前に「少人数なら学生様にショートスピーチしてもらう」ていう記事を書いたのですが、その続き。

この前ね、大学コンソーシアム京都ってのの仕事振られて、インターンシップ生の面倒を見るって仕事したんですわ。これはいろいろ勉強になりました。

各大学(おもに私立中堅校)からの学生様が集まって2日ぐらいみっちりゼミのような形でインターン行く業界や会社について調べて発表したり、マナー講座受けたりして、コンソーシアムが契約している企業様のところで2週間〜3週間ぐらい勉強させてもらっていうやつです。

私はどういうわけかホテル業界の学生様たちの面倒を見ることになって、ちょっとだけ私も勉強しました。おもしろいですね。

んでこの前研修後のゼミがあって、そこでインターン先でやってもらった座学セミナーの資料も見せてもらったんですが、これもおもしろかった。その資料を作った某社の部長さんは二度お目にかかったんだけど、もう業界のプロフェッショナルって感じで迫力がある。見識とか大学でも学部長クラスだな、みたいな。

んでその資料見たら、やっぱり「第一印象は大事」とか「笑顔や姿勢や発声の練習しろ」「訓練に1分間スピーチビデオにとって評価しろ」とかの教示や訓練があって、あれ私と同じことやってるな、みたいにちょっと自信がつきました。

んで前に書いてたスピーチ評価用紙も、これまた前に書いた出来具合表(ルーブリック)の考え方で作り直してみたり。

まあこういうの、なんで私がやってんだという気もするわけですが、学生様にとってはやっぱり死活問題だし、そういうのができるようになると勉強のディスカッションもうまくいくようになるだろうと思うし。てか、正直なところ、話し方ができないうちはディスカッションもできなくて苦しんでるところもあるわけです。そういうんで、1・2回生ぐらいでも前期・後期の最初の方ではそういう訓練しないとね、ってな感じ。

まあ実際につかってもうすこし試行錯誤する必要があるけど、PDFとPagesのファイル置いとくので、必要なひとは適当に使ってください。

スピーチ評価ルーブリック(PDF)

speech(pages)

 

A4で作ったけど、縮小してA4に2枚分印刷して裁断してできあがり。受講生*(受講生-1)の枚数を使うのでけっこう枚数必要になります。

 

汚い机の上が恥ずかしい

大福帳を自分で作ってみた

長いこと向後先生の大福帳テンプレートを使わせていただいていたのですが、学部・学科を書く欄がないのがちょっと不便だったので同じものを自分でも作ってみました。そんだけ。

大福帳20170915 (PDF)

Pagesで作ったので改造に必要なひとはファイルあげます。大福帳試作

新しいレポートの「指定の表紙」ニューバージョン

新しいレポートの「指定の表紙」で作ってみた表紙(できぐあい表/ルーブリックもどき)ですが、実際につかってみると使いにくいところがあったので期末用に新しいバージョンを作ってみました。

PDFはこちら。

https://www.dropbox.com/s/06asvsyiovx6l49/%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E8%A1%A8%E7%B4%992017.pages.pdf?dl=0

紙芝居プレゼンテーション(KP法)を試してみました

 

向後千春先生という、大福帳や文章の書き方その他の授業インストラクションで私が注目している先生がいらっしゃいまして、メルマガ、じゃないや、有料noteなんかも参考になるので、悩める大学教員としてお布施しています。

そのなかで紙芝居プレゼンテーションっていうのを使って授業してるっていう話があって、先生がやってるなら参考にせねばとyoutubeとかで見てみたんですわ。発案者の川嶋直先生直伝の動画がある。

なるほどこれはおもしろい。

私は発想が柔軟じゃないので、人前でプレゼンといえばPCのスライド、みたいなのになってしまって、前に「読書紹介をプレゼンしてもらう」みたいなのでもあらかじめパワポとか作ってもらってやってたんですが、どうもみんなスライドに書き込み過ぎだな、みたいなのは感じてたのです。あと、話したあとにディスカッションとかするとき、スライドを前にやったり後ろにやったりしてうざい。事前準備が必要だし、メールその他でのファイルの受け渡しとかも面倒。

このKP法だと1枚にたいして書けないので、余計なことを抜いて要点だけ書くようになる1)いわゆる「高橋メソッド」ぽい感じに。 。それに、使った紙芝居をその場に残しておけるから、上のような問題が一気に解決しますわね。それになにより、面倒なこと考えずにすむ。

ちょうど今年どういうわけか京都の大学コンソーシアムってのがやってる企業インターンシップ事業とやらにかりだされてしまっていて、京都の複数の大学の3回生ぐらいの人々の相手を数回しなきゃならんのですが、プロジェクタとか使えない教室だし、1回目のゼミでなにするかこまってたので、この方式で自己PRとかやってもらうのをおもいついたんです。

まず名前その他は一回簡単に自己紹介してもらい、3〜4人のグループに分けて、「それぞれの効果的な自己アピールを考えてください、アピールは根拠がないとだめだから、どういう実績やエピソードを使ったら効果的か、グループの人に評価してもらってください。紙芝居プレゼンという形式でやります、それに何書いたらいいかも相談してね」みたいな指示をだしてグループ作業してもらって、んで発表。

けっこうもりあがりましたね。まあ学生様たち元気で作ってるときも発表も楽しそうで、コンソーシアムの人がわざわざ広告用の写真撮りに来ました。このKP法の説明自体、私がみんなの前でマジックで紙芝居書きながら説明したんですが、彼らは私よりはるかにうまい。

とにかく紙とマジックとマグネットさえあればいいし、なにより、パソコンなくてもその場で作れるのがよい。ホワイトボードに手書き、とかだとけっこう時間がかかっちゃうし。おもしろいので今後パワポはやめてこれでやろうと思います。

References   [ + ]

1. いわゆる「高橋メソッド」ぽい感じに。

新しいレポートの「指定の表紙」

 

昔「レポート提出の工夫: 「指定の表紙」」ってのを書いたんですが、これ前にも書いたように、学生様は適当にチェック入れてくるんでなかなかうまくいかない。世の中の教育熱心な先生たちは、「ルーブリック」っていうのを作ってるらしく、参考にして新しい「指定の表紙」をつくってみました。

日本高等教育開発協会のルーブリックバンクにあった、大阪府立大の深野先生のものを下敷きにさせていただきました。ありがとうございます。

「ルーブリック」ってなんなのか、いまだによく理解してないので、これがそれなのかなのかどうかは知らん。でも「ルーブリック」っていう名前は本当に私はこういう用語を使う人々をあんまり信用してないっていうか。評価表とかチェック表とか、某先生が言ってたように、「できぐあい表」とかそういう名前でいいじゃんとおもうんだけどどうだろう。

 

 

ゼミも分割して統治する

いや統治じゃなかった。

少人数なら学生様にショートスピーチしてもらう」でも書いたように、ゼミでは最初に30秒とか1分とかのスピーチしてもらうのやってますが、1,2回生で15人ぐらいいると、それだけでも学生様にとってはけっこうな負担みたいですね。やってりゃ慣れるんですが、最初は抵抗あるっぽい。

この春先に試してみているのは、スピーチのネタ(たとえば「自分の長所をアピールしてください」)を提示したあとに、そのネタについてなにを話すか、どういうエピソードを出すか、ってのを、3〜4人で相談してください、時間残ってれば時間測って練習してフィードバックをもらってください、のような形です。

15人の前で話すっていうのは学生様にとっては少人数ではないんですわ。よく考えると、大学教員だって20人とかを越えるとかしこまった話し方になって何を言ってるかものすごくわかりにくくなる人がいますよね。学生様も、3,4人ぐらいだったらOK。

「長所をアピール」では特に、「長所っていうのはいろいろあるよ、まず長所を表す言葉のリストとかを紹介します」とかって話をしてから、「自分にあてはまるの2、3個見つけて、それに対応するエピソードをかんがえてみてください」「それを3人組でそれぞれ相談してみて、うまくはまってるやつをえらんでもらってちょ」みたいな感じ。

10分ぐらいあればだいじょぶそう。それで3人ぐらいで一回練習してもらってから、んじゃ15人の前でやりましょう、だとかなり抵抗が少なくなるみたいです。よく「アクティブラーニング」の本に出てくるアイスブレークのゲーム・作業のかわりにもなる。

「長所」に関して昔書いたエントリは下。まあ同じことばっかり書いてる。就活でやらなきゃならんし、まあ自分の長所を理解しておくってのは自尊心にとっても大事なのでね。