セックスの哲学 カント先生から未婚化・非婚化の原因を学ぼう 性的傾向性のなかのまったく単純で粗雑な感情は、なるほどまっすぐに自然の大いなる目的へと導いて行き、その要求を満たすことによって、回り道せず、手際よくその人物を幸福にするが、対象の大きな普遍性のゆえに放蕩と放縦に変質しやすい。(p.361) 2020.02.16 セックスの哲学
セックスの哲学 カント先生に女性のルックスの鑑賞法を教えてもらおう 前のエントリの続き。紹介したいと思ったのは、第3章が「両性の相互関係における崇高と美の差異について」の後半にある、女性のルックスの美についてカント先生が語っているところです。こんな感じにはじまる。 2020.02.16 セックスの哲学
セックスの哲学 カント先生の『美と崇高』はおもしろいなあ 去年と今年、過去の大哲学者たちが、男と女、そしてその関係について、いかにろくでもないことを言っていたかというのを紹介する一般向け講座みたいなのをやっているのですが、読み直してやっぱり軽い哲学っていうのはおもしろいなと思いますね。昨日は大哲学... 2020.02.16 セックスの哲学
セックスの哲学 カント先生とセックス (6) 結婚が唯一の道徳的なセックスの条件です セフレもカジュアルセックスも売買春もオナニーもだめ。ではどうしたらいいですか? 結婚だけが唯一の道です。 2014.07.31 セックスの哲学
セックスの哲学 カント先生とセックス (5) オナニーも禁止です カント先生によれば、売買春やセフレがだめなだけではありません。オナニーもいかんです。いいですか、オナニーもいけません。性的傾向性(性欲)の濫用が「情欲の罪」です。んで、売買春とか姦通とかは「自然にしたがった」罪で理性に反しているのですが、自... 2014.07.30 セックスの哲学
セックスの哲学 カント先生とセックス (4) 恋人関係でもセックスしてはいけません 前エントリで「利害関心にもとづいて」と訳されているのは主に金銭的利益とかを考えてって、ことです。まあ「売買春はいかんです」というカント先生のご意見に「我が意を得たり」みたいな人は少なくないかもしれませんが、カント先生が偉いのは、売買春だけじ... 2014.07.30 セックスの哲学
セックスの哲学 カント先生とセックス (2) 性欲は直接に他人の身体を味わおうとする欲望 カントのセックスについての話は、『人間学』、『コリンズ道徳哲学』(死後出版。カント先生の講義ノートをまとめたもの)、『美と崇高の感情性に関する考察』、『人倫の形而上学』、『人類の歴史の憶測的起源』あたりにばらまかれてます。けっこういろんなこ... 2014.07.29 セックスの哲学
セックスの哲学 カント先生とセックス (1) いちおう「人間性の定式」の確認 哲学者・倫理学者といえばカント先生。しかしそのカント先生を専門的に勉強していた人が犯罪で逮捕されたというので話題になっているようです。まあ正直なところまったく同世代なのでいろいろ考えちゃいます。 2014.07.28 セックスの哲学
旧「目の中の丸太日記」 ゲーテはカントの文体を褒めたか の続き。charis先生に教えてもらったエッカーマンの『ゲーテとの対話』だが、どうにもへんな感じ。ゲーテ先生がカントの文章を褒めているところは見当らないような。かろうじてかすっているようなのが、私はゲーテに、近代の哲学者のうち、誰がもっとも... 2007.06.05 旧「目の中の丸太日記」
旧「目の中の丸太日記」 カント先生とおはなしを続けてみる カント先生おはようございます。婦人の徳は、美しい徳である。男性の徳は、高貴な徳たるべきである。女性は悪を避けるであろうが、その理由は、それが不正だからではなく、醜いからである。そして有徳な行為が、彼らにあっては、道徳的に美しい行為を意味する... 2007.05.31 旧「目の中の丸太日記」
旧「目の中の丸太日記」 カント先生とおはなししてみよう 「『思想』2007年4月号に、水田珠枝さんによる論文「平塚らいてうの神秘主義(上)」が掲載されている。」 読んでしばらくの間なんかおかしいと思ってたら、そういうのは哲学だけでなく文学作品だってそうだということに気がついた。 2007.05.31 旧「目の中の丸太日記」