倫理学 「パーソン論」を何度でも:竹内章郎先生の『いのちと平等をめぐる14章』 ひさしぶりの「パーソン論」問題。竹内先生は当事者観点から長く優生思想の問題を考えている先生で偉いのです。ただやっぱり「パーソン論」理解については微妙なところがあるので、これからこの手の話を考えたい人のために簡単な注意書きだけ残しておきます。 2021.04.01 倫理学
セックスの哲学 妊娠中絶は「10代女子の問題」ではありません 「10代女子が1日40人中絶する現実にも、アフターピルが広まらない理由」っていう記事がちょっと話題になってたんですが、この手の話が「十代女子の問題」であるとか、それが「男性優位社会」の問題だってっていうように誤解されちゃうかもしれないのでち... 2018.10.25 セックスの哲学
倫理学 ファインバーグは重要だった (1) 12月に学会でワークショップだかシンポだかをやろうっていう話に誘われて、またパーソン論や道徳的地位の問題を漁っているわけです。今回はそれなりに徹底的にやってここらへんのに自分のなかでケリをつけておきたい。 2018.08.01 倫理学
倫理学 高橋昌一郎先生の「胎児はいつから人間か」の議論 なんか高橋昌一郎先生のへんな文章を見たので指摘だけ。助手 そもそも胎児は、どの時点から「人間」とみなされるのでしょうか? 2016.10.02 倫理学
倫理学 妊娠中絶の(道徳的)正当化 日本医学哲学・倫理学会『医学哲学 医学倫理』第31号、2013、pp. 59-60 の草稿。京都女子大学 江口聡(哲学・倫理)「妊娠中絶の(道徳的)正当化」従来の哲学・倫理学の世界において、中絶の道徳性はどのように議論されてきたかを簡単に説... 2016.03.04 倫理学
倫理学 「関係性」の議論にも苦しんでいます 「進捗だめです」のかわりに。あれは飽きてしまった。ドゥルシラ・コーネル先生の議論にも困ってるんですが、国内にたくさんいる「関係性」の人々にも困ってるですよね。 2014.11.02 倫理学
倫理学 ドゥルシラ・コーネル先生を援用した議論に苦しんでいます ドゥルシラ・コーネル先生というフェミニスト法学者の有名な先生がいて、国内でも中絶とかの議論を援用する人々がけっこういます。山根純佳先生の『産む産まないは女の権利か』、小林直三先生の『中絶権の憲法哲学的研究』あたりが代表的なところでしょうか。 2014.11.01 倫理学
倫理学 パーソン論その後/道徳的地位 大学教員という職業はヒマそうに見えて実は忙しい。特に私学の教員とかってのは夏ぐらいしか勉強する時間がとれないんですわ。学期中は授業させてもらったりいろんな会議に参加させてもらったりその他の事務仕事させてもらったり学生様の勉強のお世話をさせて... 2013.08.24 倫理学
倫理学 パーソン論参考資料『妊娠中絶と生命倫理』でのウォレン論文解説 胎児の道徳的地位の議論としては、メアリ・アン・ウォレンの論文も重要である。トゥーリーとウォレンの論文は、結論としては胎児はまだ十分な精神的活動をしていないので中絶は許容される、という似かよったものになっているが、議論の哲学的な内容はまったく... 2013.05.11 倫理学