びわ湖マラソン2025走ってきました

3月にはじめてフルマラソン走ってきました。若いとき(中学生ぐらい?)からスポーツはどれもだめだけど走るのだけはけっこう好きで、なにも目的がなくても健康のために走ったりしていたんですわ。大学生になってもそれ以降も、とりあえず運動不足を感じたら無目的に走る、みたいな。職を得てからは健康のためにプールに通うようになったけど。還暦になるのにマラソン走ったことがないというのは無念なので、一生に最初で最後っていうつもりでチャレンジ。

実はハーフマラソンは20年以上前(25年前?)に1回淀川ハーフマラソンってのを走った記憶があります。タイムは2時間ジャストだったんじゃなかったかしら(今思うとけっこう速い)。んで、さらに2015年には京都マラソン走るつもりで準備してたんですよね。ところが本番直前に直腸にあれが見つかってしまい手術の日程を決めたあとで「実はマラソン出るつもりなんですが、走っていいですかね?」「いややめといた方がいいんじゃないですか」みたいな話があってやめちゃってました。今思えばどうせなら一生の思い出にあそこで走っておくべきだった。

まあとにかくそれからほぼ10年、やはり一生に一回は走ってみないとならんですよね、マラソン。京都マラソンはもうエントリ終っていたので、お隣のびわ湖マラソンに。ここはコースが平坦で初心者向けという評判もあり。時間も6時間たっぷりあるし。10月はじめにエントリして準備開始。前に使っていたRunKeeperに課金して記録を残す。

10月に15日100km、1月20日以上、11月200km超、12月120km、1月120kmぐらいの練習を積みました。20キロ超は3回ぐらい、30キロは1回走ったかな。でもぜんぜんスピードがあがらんのよね。走るのはやはり楽しい。走っていないときも健康のためにプールぐらいは通ってるわけですが、プールはぜんぜんおもしろいと思わんのよね。薬を飲む感じ。ジョギングは音楽聞けるのがいいですよね。

RunKeeperには「コーチ」がついてて、目標を決めとくとトレーニングメニューを作って音声でガイドしてくれたりするんで、いちおう使いました。そんな厳密には従わなかったけど。目標タイム設定がちょっと速すぎたかもしれない。「キロ6分30でマラソン走る」を目標にしてしまったんだけど、キロ7分ぐらいにするべきだった。

スタート直後

スタート直後はこんな

というわけで本番の日。びわ湖マラソンのスタートは早くて8:20。案内には「京都を6時半ぐらいの電車に乗ってこい」みたいなことが書いてあって、7時ぐらいのに乗ったら電車は満員、みんなそれらしき風体をしていいる。でもまあけっこうスムースに会場いり。男子用更衣室みたいなのはほとんどないので上に着ていったものを抜いで袋に入れて係の人に預ける、みたいな感じ。

当然一番遅いグループに並んでスタートを待つ。寒くてあれだったけど、まあ来賓挨拶みたいな行事は短かめで好感もてました。

んでスタート。8000人ぐらいいるのの最後の方なので10分ぐらい待たされる。まあ人込みーに流されてー進んでいくしかない感じ。女子の人もけっこういますね。ちょと回りの人のペースが速すぎたようで、なんかキロ6分とかで走らされてしまう。ここで無理しないでゆっくりするべきだったんですよね。キロ6分ちょっとぐらいで10キロ地点まで走ってしまい、その時点で太ももにちょっと疲労ががあるなあ、みたいな状態。失敗だったか。

叶匠壽庵

叶匠壽庵さんありがとう!うまい!

そんでも15キロ地点ぐらいまでは快調な感じで進み、最初の給食で食う菓子はうまい!そのまま20キロ。ここらへんまではよかったんすよ。20キロは練習で数回走ってるしだいたい見当がついていた。ばらけてきたので自分のペース(キロ7分ちょっとぐらい)で走ってるけど、そこまでは予定していたタイムよりかなり速い。

その先、コースは直線中心になるんですわ。んで、ずっと先まで道が見えるんだけど、すーっと先まで人々がアリの行列のように走ってるわけね。これは気が遠くなりましたね。うわー、あんな先まで走ってもまだまだなのか、みたいな。んでだんだん疲れてきますわね。水とカロリーはエイドでもらってどんどん飲んだり食ったり。25キロを越えたあたりで、バナナと水に加えて、アメちゃん数個もらって舐めはじめたんですが、これがどうだったか。私は走ってるときに口で呼吸するタイプなんですが、アメちゃん舐めてると口閉じざるをえなくて、なんかペースが落ちてしまって、ペースが7分30秒〜8分ぐらいになってしまう。

30キロ過ぎ

30キロ過ぎ。もう足が上がってません

道端では看護学生かなんかの女子たちが赤いユニホーム(救護隊)着て応援してくれてたので、それぞれ挨拶するようにしていました。もちろんお兄さんやお姉さんやおじさんおばさんにもご挨拶はする。

30キロのところでイヤホンをしまったんだけ(それまでマイベストヒット聞いてた)どこれもどうだったか。練習では30キロまでは走ったんですが、そっから先は未知の領域。そしてガクっと足が動かなくなる。そろそろカメラマンとかいるけどもうかまってられない。というか、足というより腰に疲労がたまってしまって痛い。部分的に歩きはじめちゃう(それまでもエイドの前後ではちょっと歩いてたけど)。

もうそっからは地獄ですわね。なぜ人々はこんな地獄に志願するのか。ちょっと走っては「腰が痛いよう」とかで歩いたり走ったり。腰が痛いっていうのは、2月に練習で25キロや30キロ走ったときも感じて気になっていて、まあ背筋とかそこらへんの筋肉が弱いんでしょうな。練習でできなことは本番でもできない、練習で気になってることは本番でも問題になる、という当たり前のことですなあ。

それにしても30キロを越えると、エイドの回りでは止まってる人もいるし、なにより足ひきずりながら走ってるひと(痛そう)、もうだめだって感じで歩いてる人、「おれはだめだ、先に行ってくれ……」みたいになってるグループ、そして道端に転がって悶絶している人が続出。これがマラソンか!敵軍に攻めこまれて死にものぐるいで隣村の難民キャンプに移動しようとしている人々ではないのか。しかし私にも助けている余裕はない!ってんで見捨てて先に。

最後ふんばってるところ。腰が痛い。

まあしかし35キロを越えてしまえば、歩いても時間内にゴールインできることはわかっていたので気持ち的にはそんな悲壮なわけでもなく、とにかく止まらないようにっていう感じ。そうこうしていると、「5時間半」のペースメーカーが後ろから迫ってくる。うわあ、5時間めざしてたのに。がんばってついていく。

びわ湖のコースは全体に非常に平坦で走りやすいんですが、ゴール前だけわざわざ短かい坂登らせるんですよね。そして下り坂を駆け降りてゴール。それなりに気が効いてる。いやたいへんでしたわ。5時間25分ぐらい。いわゆる「ネット」(正味)だと5時間15分。

というわけで、とりあえず還暦にしてやっと人生発のスポーツマン。まあ運営は非常にスムースで、初めてのマラソンにはとてもよいコースでしたね。もうマラソン走る気はないんですが(健康に悪すぎる)、もしかしたら来年もこのコースなら走ってもいいかなあ……初マラソンで5時間切れたら二度とマラソンのことは考えないようにしようと思ってたんだけど微妙なタイムだわ。レース中の写真とかとってデータやプリントを売ってくれるサービスみたいなんもあるんですね。記念なのでデータ買いました。高い、くやしいからブログに使おう。

会場DJから「手をあげろ」って命じられたら上げてしまう状態「命だけは」

と、まああんまりおもしろくならなかったけどこんな感じでした。

Views: 78

コメント

タイトルとURLをコピーしました