ポップ音楽リテラシーのは査読落されてしまった……

夏前ぐらいに、ポップ音楽を大学のリテラシーに使うというアイディアはどうだろう、みたいなのを某学会に投稿してみたんですが、査読落とされちゃいました。恥ずかしい。ははは。まあでも査読落とされてもくじけず投稿したりするおじさんの会会員なのでよいのです。知らん分野のことを好き勝手に書く、というのは新鮮な経験でよかったっす。

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本田由紀先生の『「日本」ってどんな国?』は問題が多いと思う

高校生・大学生向けの新書シリーズのちくまプリマー新書は自分自身好きだし学生様に読んでもらおうと思っていろいろめくっています。

このまえ、教育社会学の本田由紀先生の『「日本」ってどんな国?』をめくってみる機会があったのですが、ちくまプリマーとしてはけっこう問題があると思ったのでメモを残しておきます。

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パッヘルベルの「カノン進行」とアイロニーについて

なんかツイッタ見てたら、パッヘルベル進行とかっていうのについて議論をしているのを見ました。なんか、「お前はチェロ奏者だからハッペルベル進行みたいに同じことをくりかえしてるんだろう」みたいなディスとしてハッヘルベル先生が使われていてそれはちょっとなあ、な感じですよね。

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超初歩アドリブ入門(4) いよいよスケールをおぼえる

ペンタトニックやブルーススケールでの幼稚園のおままごとみたいなのではいやだ、ということになれば、もうすこしいろいろがんばらねばなりません。そこで理論というかいろんな知的な操作の出番になるわけです。

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超初歩アドリブ入門(3) 耳コピに挑戦する!

とにかく「音出して遊ぶ」「遊びたい」「遊べるじゃないか!」というのが大事なわけですが、ペンタトニックやブルーノートスケール一発でブルースを弾く、となると、この実演を聞いてもわかるように、「まあねえ」ぐらいな感じになります。

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超初歩アドリブ入門(2) ブルーススケールで適当

前回のにはいきなりコメントもらってしまいましたが、これはブルース入門でもジャズ入門でもありません。単に自由に音を出すための最低限の心がまえの話をしています。それ以上のことはちゃんとした入門書・教則本を参照してください。なにを考えてこういうのを書いているかはおいおい少しずつ説明することになると思います。

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話題の「オープンレター」について

最近、SNSで話題になっている「女性差別的な文化を脱するために」というオープンレターなんですが、これ、発表時のときからなかなか読みにくいところがあると思っていた文章で、今回も何十回も読んでしまいました。どこがわかりにくかったのかメモしておきます。

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Amazonと図書館を効率的に使うために(鳥辺野女子大生むけ)

Amazonで見つけた本が図書館にあるかどうかを確認するには、Webブラウザ拡張を使うと便利です。

Chrome (ブラウザのおすすめ)を使っている場合は、Calilayという機能拡張を入れます。 https://chrome.google.com/webstore/detail/calilay/cafcmlkomanlkeanjkijmhepabjigeef?hl=ja

インストールしたら、Calilayのオプションから、京都府→京都市→鳥辺野女子大学図書館を入れればよいでしょう。私は京都市立図書館と府立図書館も検索しています。

Amazonで読みたい本を見つけたときに、こんなふうに図書館にあるかどうか確認できて、さらに「予約する」を押すと分類番号がわかります。

calilay.png

成績評価についての内緒の話

授業について、大学教員はみんな気にしてるけど正直に話し合うことがめったにない、という話題はかなり多いのですが、成績評価も実はその一つです。実は採点はどうするべきかっていうのが大学当局や他の教員から指示されることはめったにないのです。

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俺のギターがむせび泣いているぜ:While My Guitar Gently Weepsの歌詞

ビートルズにWhile my guitar gently weepsっていう曲があって、まあビートルズ200曲弱のなかでは特にすごいというわけではないと思うのですが、ジョージハリソン先生の出世曲というのと、エリッククラプトン参加ってので有名な曲ではあります。今日それを中心に若い人々と話をする機会があったのですが、そこで気づいたことのメモ。

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田上孝一先生の『99%のためのマルクス入門』はセックス哲学としてもおもしろいので読みましょう

動物倫理で有名な田上孝一先生の『99%のためのマルクス入門』が出て、いまどきのマルクス主義者が具体的にどういうことを考えているのかというのがわかっておもしろいのでみんな読んであげてください。以下ツイッタに殴り書きしたのを並べただけ。ほんとは書きなおすべきなんだけど。

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バス先生の新刊が出たよ(5) セックスニュートラルな性犯罪対策法はあんまりよくないかもしれない

SNSでの刑法による性犯罪対策の話題はまだ続いいて、こんどは「従来の法制度は男性によって云々」とかっていう話が話題になってますが、まあこのタイプの主張は実はそれはそれなりに聞くべきところがあるんですよね。

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バス先生の新刊が出たよ(3) 女性のレイプ対策(事前と最中)

性犯罪関連法の改正とかを巡る議論で、セックス同意年齢と並んで重要なのが、日本の法律にある暴行・強迫要件というやつで、まあ現状では暴行や強迫によって抵抗を(いちじるしく)困難した、というのが「強制性交」とされるの必要になってるわけです。でも犯罪者に対して抵抗するというのはたいへんなことなので、そういう要件はもっと緩めるべきではないか、という議論があるっぽいです。むしろ同意があった(と少なくとも思った)ことの立証を容疑者の側に求めるべきではないか、というわけです。これはけっこう一理ある。イエスミーンズイエスってやつですね1

バス先生の新しい本は、第8章でこの件に関してかなり重要な情報を提供していると思います。

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バス先生の新刊が出たよ(2) 「認知の歪み」というか認知バイアスと性的情動の性差

男性のセックスや恋愛に関する「認知の歪み」みたいなのがネットの一部で話題になっていたのですが、バス先生は最終第9章の「ギャップに気をつける」で、認知や欲求の男女差をちゃんと意識することが、セクハラやレイプなどの不幸な性的なできごと(その多くは男性が加害者)を防止するために有効だっていってます。

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