書き殴りINDEX/不如意ブログ/読書記録(booklog)

読んだ本2022

ブクログなどにコメント書いたもの

2022-01-01 ★★★★ 磯見仁月/傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン 5 (バンチコミックス) あら、一気に時間すすめてフェルセン登場してしまった。

2022-01-01 ★★★★ 磯見仁月/傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン 4巻: バンチコミックス いやこれほんとにおもしろいってば。どんどんなりあがる。

2022-01-02 ゼーレン・キルケゴール/ドン・ジョヴァンニ 音楽的エロスについて (白水Uブックス) 岡田暁生先生の解説読むために入手。岡田先生はえらい。

2022-01-04 ★★★★ N/A/Imikoko iPhone SE 第3/2世代 兼用 ケース iPhone 8 / iPhone7 ケース バンパー アルミバンパー シリコン おしゃれ シンプル 耐衝撃 赤 何個目かな?気にいってるバンパー。これで十分なのに、ヨドバシとかでは売ってない。もうすこし安きゃいいんだけど。

2022-01-05 ★★★ 灰原 薬/応天の門 5巻: バンチコミックス ひさしぶりにつづき読めた。

2022-01-08 W. タタルキェヴィチ/こう考えると生きることが嬉しくなる 森村先生の本から。まあ加藤諦三先生はいろいろ偉いといえば偉いんだよな。

2022-01-08 N/A/FUJITSU ローラーセット(iX500用) FI-CX50R 交換3個目のようだ。

2022-01-08 N/A/YFFSFDC ひも通し ゴム通し 4本入り 玉付ひも通し はさみ式ひも通し ゴムひも通し 紐通し ステンレス製 DIY 手作り 手芸 ハンドメイド ツール 裁縫道具 ゴム紐は通しておきたいものです。

2022-01-08 N/A/能率 バインデックス 手帳 リフィル 2022年 A5 ウィークリー バーチカルタイプ A5-012 (2022年 1月始まり) やはりバーチカルを使いつづけることに。

2022-01-08 ★★★★ 司馬理英子/最新版 大人の発達障害[ASD・ADHD]シーン別解決ブック (実用No.1シリーズ) 人生は苦であるということを説明している。解決策はない。

2022-01-11 Shem Tov Ibn Shaprut/Either/or (International Kierkegaard Commentary) 実はもってなかった。

2022-01-11 L・ザッヘル=マゾッホ/毛皮を着たヴィーナス (河出文庫) 別におもしろくはないが、ずいぶん技巧的というか複雑なつくりの作品だな。数年かけて文学古典・有名作を読んだり再読したりするつもり。

2022-01-11 笹澤 豊/〈権利〉の選択 (ちくま学芸文庫) 「権利」という語を中心にした政治哲学入門〜中級ぐらいか。おもしろく読めるが、諭吉先生とか正直邪魔なんだけど……逆に明治の話したら昭和の話もしてほしい感じもある。

2022-01-11 小川 後楽/漱石と煎茶 (平凡社新書) しかし、『草枕』ってあれは、実は漱石先生の中年の性欲をもてあまして困ってる話なんじゃないのかなあ。

2022-01-11 池上英洋/美少女美術史 ──人々を惑わせる究極の美 (ちくま学芸文庫) なんというか、その手の趣味の方ってけっこういらっしゃるよなあ。

2022-01-11 ★★★ 小川 後楽/煎茶道具名品集 なるほどだいたいわかった。

2022-01-12 煎茶文化研究会/煎茶の世界—しつらいと文化 煎茶の世界はそれはそれでうるさくて面倒。

2022-01-13 別冊太陽編集部/茶の湯:時代とともに生きた美 (別冊太陽 日本のこころ) まあやはりお好きな方はお好きでしょうな。

2022-01-13 楢林 忠男/煎茶の世界 (1971年) 歴史学の学者先生かな?たいへん内容があって読んでておもしろい。池大雅のエピソードがおもしろい。「ある日大阪への用を思い立ち、急いで祇園の家を出て、健仁寺のあたりまで来たところ、不意にうしろから「もしもし」と呼びかける女があった。かれがふり返ると、息を切らせた女性が、一束の筆をかれに差し出していた。かれは、自分のそそっかしさに気づくと、何度も何度もそれを頭に頂き、「どなた様か存じませんが、よく拾ってお届け下さいました」と、くり返しくり返し御礼をいって、そのまますたすたと歩き出したというのである。ところがその女性とは、彼の妻玉瀾であり、筆は家に忘れて来たものだった。」

2022-01-14 西本 晃二/モーツァルトはオペラ—歌芝居としての魅力をさぐる ごちゃごちゃした文章であきらめ。

2022-01-25 竹内 実/中国喫茶詩話 (茶道文化選書) 楽しい。こういうの読む者は文人である!

2022-01-26 和田康子/大人字にかわるペン字練習帳 行書なのだが、これは無理。放棄。

2022-01-26 入江宗敬/茶道具のかたづけ方の基本 たいへんすね。

2022-01-26 財前 謙/手書きのための漢字字典 書き文字のお手本として一般的になっている明朝体(教科書体も!)と実際の手書き文字の間には齟齬がありますのでこういうのが必要です、とか。なるほどねえ。

2022-01-26 小谷真理/性差事変: 平成のポップ・カルチャーとフェミニズム 関係なかった。

2022-01-26 今鷹 真/蒙求 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫) あんまりおもしろくない。軽蔑されてもしょうがないのかもしれない。

2022-01-26 Al Stevens/teach yourself... Jazz Piano Comping: for cocktail, combo & big band pianists (English Edition) 買うべきでない。

2022-01-26 川瀬 和也/ヘーゲル哲学に学ぶ 考え抜く力 (光文社新書) 最初の2章を読んだけどあんまり合点いかない。哲学やヘーゲルは役に立たんのではないか。というか、「考え抜く」というのがどういうことなのかわたしにはわからないのです。倫理学の本としてはよくないと思う。

2022-01-26 ★★ ミン・ソヨン/クソ女の美学 ほぼ白ハゲマンガ。これは韓流フェミというよりは女のセックス・恋愛本音もの。なんとか二毛作ものでもある。

2022-01-26 ★★ 嶋田 静坡/煎茶百楽—The Many Pleasures of Sencha フリーダムというか無秩序ですごい。

2022-01-26 ★★★ 南勝久/ナニワトモアレ 超合本版(3) (ヤングマガジンコミックス) 『なにわ友あれ』ほど書き慣れてないのがういういしい感じがある。

2022-01-26 ★★★★ 鈴木啓水/なぞりがき 百人一首 (ユーキャンのおうち時間シリーズ) これはなかなか楽しめる。

2022-01-27 ★★★★ 伊藤俊一/荘園 墾田永年私財法から応仁の乱まで (中公新書) 風呂読書。一月近くかかってしまったがとてもおもしろかった。開墾したり生産したりっていうのがどういう感じか、っていうのはもうすこし知りたかったが、それはまた別の学者先生たちの仕事よね。あとがきもいい感じ。

2022-01-29 ★★★ 柳内 伸作/世界リンチ残酷史 連合赤軍の「日本革命戦争の基礎を作っていく上で、どうしても回避することのできなかった高次の矛盾」っていうのがいい。矛盾ってのはこういうふうに使うものなのね。

2022-01-30 押川雲太朗/Let's Go なまけもの 4 押川先生おもしろいよな。

2022-01-30 山本明/古文書を楽しく読む!よくわかる「くずし字」 見分け方のポイント 新版 コツがわかる本 アンリミテッド。ぜんぜん知らない世界で、「あれ、そうなのか!」ってな感じ。老後の趣味にしよう。

2022-01-30 ★★★★ 押川雲太朗/麻雀小僧 1 どれ読んでもおもしろいと思う。

2022-01-30 ★★★★ 長谷川哲也/ナポレオン —獅子の時代— (12) (ヤングキングコミックス) 8巻ぐらいから面白くなってる気がする。

2022-01-31 茂木 大輔/決定版-オーケストラ楽器別人間学 (中公文庫) まあこんなもんか。

2022-02-01 ★★★ N/A/【公式】ミーティングオウル プロ Meeting Owl Pro 整備済み品 ウェブカメラ web会議用 360°カメラ マイク スピーカー搭載 AI自動フォーカス zoom teams かんたん接続 MTW200 ソースネクスト おもしろい製品だと思うけど、このハイエンド価格帯ならスピーカーはもっとよくてもよかったか。

2022-02-02 Julia Serano/Whipping Girl: A Transsexual Woman on Sexism and the Scapegoating of Femininity これ翻訳出そうという動きがあるのか。んじゃ英語で読む必要はない(と思っていいのだろうか)。

2022-02-02 N/A/煎茶全書 (1973年) 昭和の本はいいねえ。

2022-02-03 茂木 大輔/拍手のルール—秘伝クラシック鑑賞術 これもこんなものか。この先生の書くものはいつも「もうちょっと工夫すりゃおもしろくなるのに」みたいな印象。

2022-02-03 茂木 大輔/交響録 N響で出会った名指揮者たち これもこんなものかな。もうすこし話ありそうだけど。

2022-02-03 河出書房新社編集部/増補新版 古今亭志ん朝: 落語の申し子 (文藝別冊) 一回ぐらいは生で聞いとくべきでした。

2022-02-03 成美堂出版編集部/ラクラク楽しい家事の基本大事典 家事は重要なので時々本を読む必要があります。

2022-02-03 別冊太陽編集部/十代目 柳家小三治 (別冊太陽スペシャル) 新宿末廣亭で一度聞かせていただきました。「やかん」だったと思う。

2022-02-03 秦 早穂子/「椿姫」と娼婦マリ よくわからん。

2022-02-04 北村 紗衣/批評の教室 ——チョウのように読み、ハチのように書く (ちくま新書) 再読。やはりとりあげられる作品が多数かつ無秩序でものすごくしんどい。ギャツビーだけで、重要なポイントはほとんど解説できたのではないかと思えるのだが。

2022-02-06 ★★★ 柳 宗悦/柳宗悦茶道論集 (岩波文庫 青 169-6) 掘り出して再読、今読むと何書いてるのがわかる、というか不昧公の名物この前私も見ました見ました!とか。そもそもいまではお名前も「やなぎむねよし」なのがわかっています。

2022-02-08 バーリン/反啓蒙思想 他二篇 (岩波文庫 青 684-2) バーリン先生はいつも立派だ。

2022-02-10 Bill Milkowski/Ode to a Tenor Titan: The Life and Times and Music of Michael Brecker ポップ曲での8/16小節仕事のリストを期待してたのだがそういうのは載ってない。音楽的な話もほぼなし。

2022-02-10 池田 満寿夫/The nude 1—西欧美術にみる裸婦の系譜 まあふつう。

2022-02-10 池田 満寿夫/The nude—西欧美術にみる裸婦の系譜 (2) ふつう。

2022-02-10 沼野 雄司/現代音楽史-闘争しつづける芸術のゆくえ (中公新書, 2630) 人名が多くてその意味では役に立つ。

2022-02-10 平尾 昌宏/人生はゲームなのだろうか? ——〈答えのなさそうな問題〉に答える哲学 (ちくまプリマー新書) 私はほんとに哲学っぽいものに対する興味みたいなの失なってしまった、というかほとんどのこってないような気さえする。

2022-02-10 ジョン・マウチェリ/指揮者は何を考えているか:解釈、テクニック、舞台裏の闘い 再読。やっぱりこの本おもしろいわ。

2022-02-10 池田 満寿夫/女の原色図鑑 ちと池田先生に興味をもって。才人よね。文章はつまらない。しかし当時は艶福家というかジゴロというかそういうのとして尊敬されていたのだろうか。

2022-02-10 ★★ 吉井 亜彦/演奏と時代: 指揮者篇 印象批評で情報も少なくてあんまり感心できない。

2022-02-10 ★★ ピエールブーレーズ/ブーレーズとの対話 この手の本は翻訳の問題なのか意味がよくわからんことが多い。

2022-02-10 ★★★ 大久保 賢/黄昏の調べ: 現代音楽の行方 これは後ろの方に付録の現代音楽名曲リストみたいなのがついていて便利。

2022-02-10 ★★★★ 井阪 紘/音楽の生まれるとき-作曲と演奏の現場 有名レコードプロデューサーのお話を有名作曲家が聞く、というぜいたくな本。井坂プロデューサーえらいのねえ。まさに日本の音楽を作った男というかんじがある。

2022-02-12 ★★★★ レザーアスラン/イエス・キリストは実在したのか? (文春文庫) 途中でやめてたのいちおうめくった。いろいろ知らんこともあり。特にパウロと他の使途との関係はあれだ。まあキリスト教とかどうでもいいというか、学生のときにこんなもんなんでまじめに勉強しなきゃならんと思ったのだろうか、みたいな。

2022-02-12 ★★★★ 榎本 俊二/思ってたよりフツーですね (1) (単行本コミックス) おもしろい。なるほど、さすが榎本先生おしゃれな人生と生活だ。うわ、合本があった!ゆるせん!https://azn.to/3gJeBO2

2022-02-15 ティモシー・ウィリアムソン/テトラローグ: こっちが正しくて、あんたは間違ってる 私のようなものにいただいてしまいましたありがとうございますありがとうございます。でも正直なところ、私にはこの本の意義みたいなのはあんまりよくわからない。哲学よねえ。

2022-02-15 杖下 隆英/ヒューム 付録の「情念論と二・三の問題」が自尊と慈悲、愛と憎しみに関する議論を紹介している。杖下先生えらいけどコンパクトすぎる感じはある。

2022-02-15 弓削 尚子/はじめての西洋ジェンダー史: 家族史からグローバル・ヒストリーまで やっぱり例のトマスラカーとかのあやしげなやつが出てきてあきらめ。あそこらへんどうなるんすかね。

2022-02-15 小林エリコ/私がフェミニズムを知らなかった頃 キビしい。

2022-02-15 N/A/【Amazon.co.jp限定】 Aoyama・Labo(アオヤマラボ) 大判 無漂白 コットン 大容量 300枚入 今晩パフパフする?

2022-02-16 岩内 章太郎/<普遍性>をつくる哲学: 「幸福」と「自由」をいかに守るか (NHKブックス 1269) これもあきらめ。きびしい。

2022-02-16 古田 徹也/現代倫理学基本論文集III: 規範倫理学篇2 (双書現代倫理学) えらい

2022-02-16 大庭 健/現代倫理学基本論文集II: 規範倫理学篇1 (双書現代倫理学 7) えらい。いまどきの学生様は日本語で読めてずるい気はするが……

2022-02-16 松村一志/エビデンスの社会学: 証言の消滅と真理の現在 最初の方見てあきらめ。

2022-02-16 ★★ カトリーン・マルサル/アダム・スミスの夕食を作ったのは誰か? ; これからの経済と女性の話 一応さいごまでめくってみたけど、これはかなりひどいのではないか。時間の無駄。---著者が、第一章のだらだらした文章で言ったのはけっきょく「お金の動かない労働(家庭内労働とか)はGDPに反映されません」だけ。これ読む価値あるんかな。

2022-02-17 和泉 悠/悪い言語哲学入門 (ちくま新書) 業界人が注目しているとても優秀な先生。悪口の哲学入門かと思っていたが、悪口をネタにした言語哲学入門の色の方が強い。前半はちょっと苦しくかったが、第5章あたりからおもしろくなる。「低いランクづけ」あるいは「格下げ」としての悪口・ヘイトスピーチというアイディアはおもしろいと思うが(英語圏の一部フェミニストが採用したりしていたやつだ)、私はあんまり納得しない。そのうちブログ程度書くかもしれない。

2022-02-17 ★★★ ライアン・二—ミック博士/強みの育て方 「24の性格」診断であなたの人生を取り戻す セリグマンたちの24の強みの伸ばし方、嫌いじゃないというか徳倫理学とかとの関係でおもしろいと思うんだけど、こういうふうになるとものすごいきもちわるいな。

2022-02-19 ★★★★ 佐藤二葉/アンナ・コムネナ(1) (星海社コミックス) おもしろいじゃないか!エーリンナのつづきもおねがいします!

2022-02-20 バーニー・ホスキンス/レッド・ツェッペリン オーラル・ヒストリー やっぱりツェッペリン昔話にまつわる暴力の話は不快なものよねえ。

2022-02-20 クリス セイルヴィッチ/ジミー・ペイジの真実 まあいまとなってはあんまり知りたくもない。

2022-02-22 Albert Ellis/All Out!: An Autobiography (Psychology) エリス先生は伝記映画が作られるべきだ。タイトルは「エリス先生の性的冒険」とかかなあ。

2022-02-22 呉座 勇一/頼朝と義時 武家政権の誕生 (講談社現代新書) 一般向け歴史ものは、数ページに1回必ず、人名その他にルビ打つよう法律を定めてほしい。

2022-02-22 ハンク・ボードウィッツ/ZEP ON ZEP レッド・ツェッペリン インタヴューズ これは雑誌に載った公式インタビューを集めたもの。べつにおもしろくない。

2022-02-22 一柳慧/一柳慧 現代音楽を超えて なんというか、ゲンダイ音楽というのは狭い特権階級のものである、という感じもある。

2022-02-22 ★★★ 西村 朗/作曲家がゆく 西村朗対話集 西村先生対談うまいなあ。

2022-02-23 竹内 弘行/十八史略 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典 (角川ソフィア文庫) あれ、いつ買ったのだろう?

2022-02-23 ★★★★ Justin Khoo/The Routledge Handbook of Social and Political Philosophy of Language (Routledge Handbooks in Philosophy) (English Edition) あ、この本いいわ。高いけどKindleでもっときなさい。命を救うこともあるかもしれない。

2022-02-23 ★★★★ 磯見仁月/傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン 6巻 (バンチコミックス) たいへんよろしいが、ポップな物語としてはちょっと勢いが落ちてるかな?

2022-02-24 ダニエル ヴァンダーヴェーケン/意味と発話行為 (言語学翻訳叢書) 本文より索引の方が読みやすい、みたいなのステキな感じである。

2022-02-24 ★★★ N/A/ナースの法則200—ベテランナースのよりどころ (ナーシング・トゥデイコレクション) 「若いときにクリアしておくべきことは、遊びと恋愛とセックスである。もしそれらが不十分であると年をとってから歪んで表れる」で有名な本らしいが、なんというか経験の智恵のあつまりみたいな本。もちろん経験による知識の常として偏見だらけではある。いまだとポリコレ的にNGかもしれんけど、まあ経験は大事だ。

2022-02-24 ★★★ 長谷川哲也/ナポレオン〜覇道進撃〜(13) (ヤングキングコミックス) あいかわらず読みにくいマンガだ。だが、そこがいい(のか)。

2022-02-24 ★★★★ 榎本 俊二/思ってたよりフツーですね (2) (単行本コミックス) これはエノモト先生のまんが道であることに今ごろ気づいた。まんが道はほんとによい。

2022-02-24 ★★★★ 山岸凉子/青青の時代(4) (モーニングコミックス) 実は読んでなかった。1999年ごろの作品かあ。

2022-02-27 Stephen L. Darwall/Moral Discourse and Practice: Some Philosophical Approaches 裁断。私の倫理学勉強のおわりとなった1冊、いま見るとコースガード先生が最後にはいっているのが意味あったのねえ。

2022-02-27 フリードリヒ・フォン・シュレーゲル/ロマン派文学論 (冨山房百科文庫) 裁断。勉強したらキェルケゴールについてもうすこしわかったかもしれないけど、でも生活とはなんの関係もない気もするしどうでもよかったろう。

2022-03-01 戸田山 和久/最新版 論文の教室: レポートから卒論まで (NHKブックス 1272) 社会も変わったので現代的に修正したらしいがまだチブル星人は健在。

2022-03-01 若松 良樹/醜い自由 (新基礎法学叢書21) 出版社からいただきました。これから勉強させていただきます。----あんまり自由の醜い面が言及されてない気がする。どういうのを醜いと思ってるのだろうか。

2022-03-03 加部 究/真空飛び膝蹴りの真実—“キックの鬼”沢村忠伝説 こっちはまあ昔の本という感じ。

2022-03-03 N/A/日経サイエンス2022年4月号(特集:スーパーフレア/コロナワクチン3回目接種/トンガの海底火山噴火) 巨大太陽フレアが中国唐代の白気とかと関係があるのか!『孔子暗黒伝』の「赤気」もかな?んじゃ視肉も実在するのか!(しない)

2022-03-03 ★★★★ 細田 昌志/沢村忠に真空を飛ばせた男: 昭和のプロモーター・野口修 評伝 格闘技興業の世界っていうのもおもしろいねえ。昭和ってなんだか少人数で日本を動かしてた感じがあるけど、そういうんでもないんだろうとは思うけど。

2022-03-03 ★★★★ 山本 幸司/〈悪口〉という文化 この本の御成敗式目の悪口罪の検討はとてもおもしろい。悪口の禁止は単に乱暴な連中どうしの悪口が殺し合いに発展するのを防ぐだけでなく、ちゃんとした理性的な裁判を行なおうとする態度を示すものであった、みたいな。おもしろい!

2022-03-04 ★★★ エマ・ブラウン/男子という闇——少年をいかに性暴力から守るか イエットアナザー男の子育て本。チェリーピッキングみたいなのにもとづいた理想と妄想の話であり、アネクドータルな智恵さえ含んでないように思う。こういうの読むたびに、思春期男子の内的な視点からしたら世界はどうなのか、みたいなのに関心もってほしいと思う。著者の経歴はよくわからん。Education: Stanford University, BA in anthropology; University of Alaska Southeast, MA in teaching; University of California at Berkeley, MA in journalisEa Brown is a reporter on the investigative tea. She worked as a wilderness ranger and as a iddle-school ath teacher before discovering journalis during an internship at High Country News, a agazine that covers the Aerican West. She cae to The Washington Post in 2009 and wrote obituaries and covered local and national education before joining the investigative tea in 2017.

2022-03-04 ★★★★ 榎本 俊二/思ってたよりフツーですね (3) (単行本コミックス) 最後はあんまりまんが道ではなかった。しかしまあゴールデンラッキー出たときからめちゃくちゃおもしろくていまだにおもしろいんだから偉いものだ。ゴールデンラッキーのアンケート悪かったというのはほんとうだろうか。いまならSNSで人気はすぐわかるけどねえ。

2022-03-05 サンヌ・ブラウ/The Number Bias 数字を見たときにぜひ考えてほしいこと 第2章であきらめ。おそらくあまりよい本ではない。

2022-03-05 ★★★ デイヴィッド・J・リンデン/あなたがあなたであることの科学 ; 人の個性とはなんだろうか 遺伝的な要因がもたらすいろんな差についての話。有名なやつから最近の知見まで網羅してあって基本書として利用できるだろう。

2022-03-05 ★★★ 田中 知恵/「印象」の心理学 認知バイアスが人の判断をゆがませる 各種の認知バイアスを教科書的にわかりやすく説明してくれている。

2022-03-08 Henry Martin/Charlie Parker, Composer めちゃくちゃおもしろい。音楽的分析というのはこういうふうにするものか、という感じ。著者は長年ジャズの分析的研究つづけてきた人らしい。

2022-03-08 須藤靖/科学を語るとはどういうことか 増補版 (河出ブックス) 増補部分、おだやかななつかし話みたいになっている。

2022-03-08 桧垣伸次/ヘイト・スピーチ規制の憲法学的考察: 表現の自由のジレンマ 勉強になるが、素人には表現がちょっと読みにくい。

2022-03-08 桧垣 伸次/ヘイトスピーチ規制の最前線と法理の考察 なるほど。

2022-03-08 ジェイソン・スタンリー/ファシズムはどこからやってくるか なかなか激しい。

2022-03-08 奈須 祐治/ヘイト・スピーチ法の比較研究 (学術選書185) とても立派な研究。

2022-03-16 ★★★ ビル クロウ/さよならバードランド—あるジャズ・ミュージシャンの回想 うしろに村上先生のディスクガイドがついていてかなりおもしろいことに気がついた。

2022-03-18 塚原東吾/よくわかる現代科学技術史・STS (やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ) 科学技術史・STSの人々がなにを考えているのかというのがとてもよくわかる編集になっている。部外者から見ると、科学技術がもたらしたポジティブな面をまず見てから(全体の1/5〜1/4ぐらい?)ネガティブな問題をあれこれやってほしい感じがある。----私のようなものにいただきました、ありがとうございますありがとうございます。

2022-03-18 ★★★ ギュンター・バウアー/ギャンブラー・モーツァルト 「遊びの世紀」に生きた天才 そこそこおもしろい。ビリヤードやカードやなぞなぞや王様ゲームなどで楽しく遊んで暮らしましたとさ。

2022-03-19 ビル クロウ/さよならバードランド—あるジャズ・ミュージシャンの回想 (新潮文庫) 村上ディスクガイドのために買っておいた。90年代なかばにこのコレクションもってるってほんとに特殊な人だなあ。

2022-03-19 ★★★ 水木 しげる/水木しげるの古代出雲 (角川文庫) なぜか心ひかれてBookwalkerのコインで読んでしまったが、おそらく現在進行しているユーラシア大陸での国譲りもどきが頭にあるからだろう。

2022-03-19 ★★★★ 島本和彦/アオイホノオ(26) (ゲッサン少年サンデーコミックス) ページ数短かくないかな。いやいちおう208ページあるのか。

2022-03-21 長谷川哲也/ナポレオン〜覇道進撃〜(16) (ヤングキングコミックス) あらいきなりロシアから退却している。

2022-03-24 ★★ 小澤 征爾/小澤征爾 指揮者を語る 音楽と表現 (100年インタビュー) 2011年ごろのNHK番組の書き起しのようだ。

2022-03-29 ★★★★ Ingrid Monson/Saying Something: Jazz Improvisation and Interaction (Chicago Studies in Ethnomusicology) (English Edition) 再読。たいへんよい。ポピュラー音楽研究おもしろいですね。名著 Thinking in Jazzを意識したジャズEthno//usicology。各パートの人間がどんなこと考えてるかとか、直接のインタビューもまじえていろいろ。「曲の進行まちがったときどうするか」とかあんまり語られないことも分析されている。コルトレーンのMy favorite thingsとミューカル曲の関係とか。「ガーシュインの音楽が残ってるのは黒人ジャズメンがとりあげて工夫したからだ」とか。//////ジャッキバイアド先生のBass-//ent Bluesの詳細な分析がおもしろい。最後のポスト構造主義がどうのこうの、っていうの必要なんかね。私にはわからん。イフェイバリットシングズ、コルトレーンが徹底的に音楽的な構造をつくりかえてるのは当然として、歌詞を見ると、いかにも「白いもの」が好きなものなんだよな。クリーム色の馬、ガチョウ、白いドレス、睫毛にのった幸、白銀の冬。そして白人パツキンの女子と子ども。(まあ映画のはブロードウェイのとはちがうみたいだけど。コルトレーンの方が映画より早い。)んで、真っ黒ででかくて怖いコルトレーンたちがこのかわいい曲を攻撃的にして演奏する、っていうのがこれがめちゃアイロニカルでジャズである、とかそういう話。おもしろい!アイロニー、転覆、換骨奪胎がポストモダンであるなら、まさにジャズこそポストモダン。(モダンではないかという気もするけど)

2022-03-31 N/A/野田琺瑯 漬物容器 ホーロー 角型 保存容器 3.2L ぬか漬け美人 日本製 ホワイトシリーズ TK-32 何度目かの糠床挑戦。今年は冷蔵庫に入れられるタイプの容器を用意した。思ったより入る。

2022-03-31 ★★★ うすね 正俊/砂ぼうず 1巻 (ビームコミックス) 悪くはないが、私向きではないような。

2022-04-02 ★★★★ 諸星 大二郎/夢のあもくん (単行本コミックス) 老いてなおさいこう

2022-04-04 小松原 織香/当事者は嘘をつく (単行本) 最初の彼氏(?)がDV的だったという意味で性暴力被害ということだと理解した。自伝なわけだが、ケータイ小説以外のネットでの活動に触れてないのはちょっと奇妙な感じがする。

2022-04-05 ビートたけし/悪口の技術 (新潮文庫) マキャベリだのアダムスミスが出てくる意外な教養本。

2022-04-05 ルートヴィヒ・マルクーゼ/幸福の哲学 (白水叢書) 存在しらなかったけど意外におもしろそう。ヨブ、幸福なハンス、エピクロス、コヘレト(ソロモン)、セネカ、アウグスティヌス、スピノザ、オーエン、トルストイ、マルクス、ニーチェ、フロイト。

2022-04-05 高橋俊夫/永井荷風「四畳半襖の下張」惣ざらえ 荷風先生ファンには考証好きが多くて楽しい。先生の作品より考証の方がおもしろいくらい。

2022-04-05 ★★★ 黒田 龍之助/大学生からの文章表現 無難で退屈な日本語から卒業する (ちくま新書) みなさん苦労されておられます。

2022-04-06 ★★★★ N/A/タニタ クッキングスケール キッチン はかり 料理 デジタル 1kg 1g単位 ホワイト KD-187 WH やはりスケールは必要だわ。

2022-04-06 ★★★★ 小泉悠/現代ロシアの軍事戦略 (ちくま新書) 風呂読書。なるほどこの人は賢そうだ。

2022-04-06 ★★★★ N/A/日経サイエンス2022年5月号(特集:辛い! の科学) 風呂読書。特集トウガラシ楽しい。「辛い」は味覚ではなく痛みです。

2022-04-08 ★★★ 齋藤 賢/知らないと恥をかく「性」の新常識 (光文社新書) ホワイトハンズの系列の若いひとらしい。ネット中心に本読んで、いまの意識高い系の人々がどんなことを考えているかどんどんまとめます、みたいな感じ。そうじゃないんじゃないんじゃないかと言いたいことは多いけど、若い人なのでがんばってほしい。

2022-04-08 ★★★★ 片岡 則夫/マイテーマの探し方 ——探究学習ってどうやるの? (ちくまQブックス) 中学生(あるいは高校生)向きだというが、弊社のような学部でも使えそうな気がする……

2022-04-11 大森 美佐/現代日本の若者はいかに「恋愛」しているのか—愛・性・結婚の解体と結合をめぐる意味づけ— 若者にインタビューやグループディスカッションして、現代の若者にとっての「恋愛」ってどんなものか解明します、みたいな感じ。それほど意外な話は出てこないけど、一昔前の同種の話よりずっと進んでる感じがあってよいと思う。

2022-04-11 石井 美保/官能の人類学—感覚論的転回を超えて 深海先生がポリアモリーの話書いてた。

2022-04-11 ★★★★ 梅田 百合香/ホッブズ リヴァイアサン シリーズ世界の思想 (角川選書 1006 シリーズ世界の思想) このシリーズ、古典の長めの本文抜粋と現代視点の解説を並べるっていうのはとてもよい形式だと思う。古典そのまま読むのは実際無理だし。

2022-04-12 N/A/Crucial X8 外付け SSD 2TB 【PS5/PS4 動作確認済み】 USB3.2 Gen2対応 最大読込速度1050MB/秒 正規代理店保証品 CT2000X8SSD9 問題なし。

2022-04-14 水谷 雅彦/共に在ること 会話と社交の倫理学 私のようなものにいただきましたありがとうございますありがとうございます。

2022-04-14 阿古 真理/小林カツ代と栗原はるみ 料理研究家とその時代 (新潮新書) この本は前から知ってた。栗原先生は読んだことないのよね。

2022-04-14 阿古 真理/料理は女の義務ですか (新潮新書) この阿古真理先生おもしろい。

2022-04-14 園子温/獣でなぜ悪い あんまり中身はないが、一部はたしかにやばげな雰囲気がある。とにかくケダモノだからだめなのではないか。

2022-04-14 中原一歩/小林カツ代伝 私が死んでもレシピは残る (文春文庫) 日本を変えた女。

2022-04-14 小林カツ代/小林カツ代の日常茶飯 食の思想 生活は思想である。

2022-04-14 阿古真理/昭和の洋食 平成のカフェ飯: 家庭料理の80年 (ちくま文庫) これはなるほど!ってな感じ。

2022-04-14 松浦大悟/LGBTの不都合な真実 活動家の言葉を100%妄信するマスコミ報道は公共的か マイノリティ保守というか、ちょっとむずかしそうだがありかもしれないポジション。勝共連合にまで話しにいきました、とかちょっとうっとなるが、まあそういう活動も必要だと判断しているのだろう。「トランス問題」みたいなのにもけっこうページを使っている。

2022-04-14 ★★★★ 彩図社文芸部/文豪たちの悪口本 ははは。おもしろい。悪口は文士の華。巻頭を飾るのはやはり太宰先生。

2022-04-14 ★★★★ 久保明教/「家庭料理」という戦場: 暮らしはデザインできるか? これはおもしろいので皆読みなさい。小林カツ代vs栗原はるみという枠組みで料理研究家たちの歴史を論じ、レシピを自分で作って勝ち負けを決める。

2022-04-15 植原 亮/思考力改善ドリル: 批判的思考から科学的思考へ 良書。スキーマ、一貫性、バイアス、因果関係の推論ときて、対照実験、ちょっとだけ演繹と帰納、そして科学・疑似科学。大学1〜2回生に広い分野の学生に科学的な思考を教えたいとなるとこうなるわけだな。練習問題に解答ちゃんとついているのもよくて、こういうのでゼミやったらおもしろかろう。

2022-04-15 ★★★★ 池上 俊一/ヨーロッパ史入門 原形から近代への胎動 (岩波ジュニア新書 945) ジュニアだと甘くみてるとやばい濃密な本。一人で書く通史って大事ねえ。学生様におすすめしよう。

2022-04-15 ★★★★ 池上 俊一/ヨーロッパ史入門 市民革命から現代へ (岩波ジュニア新書 946) キエフ大公国から19世紀ロシアの歴史も4、5ページでわかります。

2022-04-21 小梅 けいと/戦争は女の顔をしていない 3 (単行本コミックス) この作品の素材になった国がお互いに殺しあってるわけだからもう暗澹とするよな。

2022-04-21 中央公論編集部/中央公論2022年5月号 [雑誌] キャンセルカルチャー特集読んだ。意見にあんまりバラエティーがないような……やっぱり「悪いやつらはキャンセルしましょ!」がほしいわよね。

2022-04-21 ★★★ アトリエサード/はだかモード〜はだける、素になる文化論 (トーキングヘッズ叢書 No.87) Kindleで。新奇な経験への開放性が高い人向けのシリーズのようだ。でもこういう雑誌やムックみたいな編集本はやっぱり雑多で情報豊かでおもしろいね。

2022-04-21 ★★★ こやまゆかり/ポワソン プチキス(1)寵姫ポンパドゥールの生涯 (Kissコミックス) 「プチキス」がよくわからん。リメイク作品っていうことなのかなあ。

2022-04-21 ★★★ 早坂啓吾/サバエとヤッたら終わる 6巻 (バンチコミックス) 実はおもしろいと思っている。

2022-04-21 ★★★★ みやの はる/ラ・マキユーズ〜ヴェルサイユの化粧師〜 1 La maquilleuse (BRIDGE COMICS) これ、異界転生ものか!無茶苦茶だがおもしろいことはおもしろい。異界転生じゃなくて単なるタイムスリップか。

2022-04-21 ★★★★ 諸星大二郎/諸星大二郎劇場 第4集 アリスとシェエラザード (ビッグコミックススペシャル) 諸星先生はまだまだ元気だ!

2022-04-21 ★★★★ 小田原ドラゴン/今夜は車内でおやすみなさい。(4) いいねえ。オレもさ、定年まで勤めたら車で日本一周の旅に出るんだ……

2022-04-22 プラトン/ソクラテスの弁明 (光文社古典新訳文庫) 解説がえらい。

2022-04-22 W. キムリッカ/新版 現代政治理論 実は私がもってるのは旧版だったのです……

2022-04-22 菊池真理子/酔うと化け物になる父がつらい アル中いくない!

2022-04-22 N/A/情況 2022年 04月号 [雑誌] こっちは中央公論より激しくておもしろい。反体制・新左翼っぽい人々のあいだでこそ、この問題は微妙で切実でむずかしいところよね。

2022-04-22 ★★★★ ジョエル・ベスト/Think critically クリティカル・ シンキングで真実を見極める あら、この本は良書だわ。ネットでの社会学に疑問を感じているひとは読むべし。社会学者の先生なので社会学が対象で、社会学の哲学みたいな側面もある。クリティカルシンキングとはクレイム(主張)を評価することです。

2022-04-23 Martha C. Nussbaum/Citadels of Pride: Sexual Abuse, Accountability, and Reconciliation ざっと読んだ。まあヌスバウム先生的な男性の暴力論だけど、なんか社会の上流の方々のお話、みたいなところがある。各所にちりばめられてる古典の話とかも含めて。

2022-04-23 ジュヌヴィエーヴ・フレス/同意 女性解放の思想の系譜をたどって おフランスもの。離婚結婚やら売春やらイスラムのスカーフやらでおもしろい切り口かと思ったが、ジュディスバトラーさんとか出てきてむにゃむにゃしてよくわからない。

2022-04-23 J. L. マッキー/倫理学—道徳を創造する ちょっとチェックに読みなおしてたんだけど(あんまりちゃんと読んでない)、加藤先生の解説で、マッキーの文体は俗っぽいとか、学生言葉を使うとか、アカデミックな文章を読み慣れた読者はびっくりするだろうとか、ずいぶん時代が変わったなと思う。

2022-04-23 上野千鶴子/「制服少女たちのその後」を語る (幻冬舎plus+) 読まねばならん……とは思うものの読めずに途中であきらめ。

2022-04-23 ★★★★ トム・チヴァース/ニュースの数字をどう読むか ——統計にだまされないための22章 (ちくま新書) 実は(数学を使わない)統計学入門。読みやすくわかりやすくて軽快でとてもよい。実際には統計は参考程度にしか使わない大学1〜2年生の読み物によいのではないか。

2022-04-24 齋藤 純一/ジョン・ロールズ-社会正義の探究者 (中公新書 2674) 『正義論』のとこまで読んだけどたいへん立派だと思う。ロールズについていままで読んだなかで一番すっきりしている。

2022-04-24 米澤 泉/奥行きをなくした顔の時代—イメージ化する身体、コスメ・自撮り・SNS— 美容とか自撮りとかをとりあげたエッセイ集、という感じ。ミスコンの話が一部にあったり、エロキャピや美容資本の話もあるが、どこも薄い。本当に書きたいのは、収録されている「自撮りと私」みたいなかなりスカした論考なのだろうが、学生様にはちょっとむずかしい。

2022-04-24 ★★★ 大竹 文雄/あなたを変える行動経済学:よりよい意思決定・行動をめざして わかりやすい入門。ほとんどがごく実践的な話なのと、「ナッジ」にけっこうページつかってるのが特徴?賢い高校2〜3年生向けに書いてるような雰囲気があり、これで経済学部志望者を増やす計画なのではないか。

2022-04-25 Dalton Conley/You May Ask Yourself: An Introduction to Thinking Like a Sociologist 大判で800ページを超える大学教科書なので目次を見るだけだが(それに紙が上質でめちゃ重い!)、社会学は幅広くて基本おさえるだけでたいへんだな。

2022-04-25 岩本 茂樹/「コミュ障」のための社会学-生きづらさの正体を探る (単行本) タイトルはあんまり内容を表していない。日常的な事象と、よく話題になる(チャラい?)社会学のいろんな概念装置みたいなのを結びつけた社会学入門エッセイという感じ。楽しく読める。おそらくこの次の一歩が難しいのよね。

2022-04-25 坂本 旬/メディアリテラシー 吟味思考(クリティカルシンキング)を育む なんか雑多でとりとめがないと思う。研究会やシンポみたいなのの成果物なのかな?

2022-04-25 福山 庸治/オオカミが出てきた日 福山先生も好きでござる……

2022-04-25 ★★ Chris Welch/Peter Grant: The Man Who Led Zeppelin (English Edition) 英語で読みにはたいしておもしろくない。訳本高いのよね。

2022-04-25 ★★★ 鈴木 涼美/JJとその時代 女のコは雑誌に何を夢見たのか (光文社新書) 鈴木凉美先生のまじめな(?)面の出たもの。卒論とかの下敷によいかもしれない。でもまあ女性雑誌の時代っていうのは遠くなった感じもある。

2022-04-25 ★★★ カレン ファーリントン/ドラッグとしてのSEX (ハイ!シリーズ) まあそれなり。サイバーセックス中毒みたいなのにけっこうページ割いてて、時代を感じる(2000年代なかば)

2022-04-25 ★★★★ 山岸凉子/ツタンカーメン(1) (モーニングコミックス) 山岸先生がキンドルで読めるよい時代。

2022-04-25 ★★★★ 鶴田謙二/モモ艦長の秘密基地 1 (楽園コミックス) 実は拙者鶴田謙二先生の作品が好きでござる……

2022-04-26 月渓 恒子/現代日本社会における音楽 (放送大学教材) 音楽(音楽社会学)概説だけどおそらく話題が広すぎるだろう。読んでおもしろいとはいいにくい。

2022-04-26 ★★★ 柴那典/平成のヒット曲 (新潮新書) 業界がどう動いていたか、という話。音楽そのものの話が薄いのが残念な感じはあるけど情報量は多い。

2022-04-26 ★★★ スージー鈴木/平成Jポップと令和歌謡 一言コメント集なのでまあ。それにしてもスージー先生またたくうちに人気評論家になったよなあ。もちろん実力あってのこと。

2022-04-28 武田 砂鉄/ル・ボン『群衆心理』 2021年9月 (NHK100分de名著) なるほど。このシリーズは手軽でよいシリーズよね。

2022-04-28 原田 曜平/Z世代 若者はなぜインスタ・TikTokにハマるのか? (光文社新書) この手の本はあんまりおもしろいと思ったことがない。内容の問題じゃなくて私の興味の問題よね。

2022-04-28 ★★★ 山田 太郎/「表現の自由」の闘い方 (星海社新書) なるほど。情報多くて勉強になる。どうでもいいけど、星海社新書は余白が狭くてちょっと読みにくいねえ。文字つめこむためだろうからしょうがないか。Kindleとかで読むのが基本なのかもしれない。

2022-04-30 ★★★★ 倉田剛/論証の教室〔入門編〕ーインフォーマル・ロジックへの誘い グッドな本なので皆様一冊手元においとくといいと思う。

2022-04-30 ★★★★ フェイス・A・ペニック/ディアンジェロ《ヴードゥー》がかけたグルーヴの呪文 ディアンジェロやそのまわりの人びとを好きな人は絶対読んでおくべきだ。このシリーズ(33 1/3)らしい「音楽研究書」というほどでもないのだが、歌詞とかのポイントについては勉強になる。

2022-05-01 篠澤和久/はじめての論理学 -- 伝わるロジカル・ライティング入門 (有斐閣ストゥディア) おや、これはちょっと珍しいタイプだな……わざわざ「説得のための論法」がある。「正しいことをいえばそれでいいというわけではないのが日常の議論である。それゆえ、本章の残りの部分では、三段論法のように正しいことを追求する論じ方ではなく、説得を目的とする論じ方について学ぶ。」てなわけで、「定義による論法」とか「アナロジーによる論法」とか詭弁に近いやつが説得のための論法として紹介されてる。これどうせならもと詳しくやってほしかった気もする。

2022-05-02 ★★★★ スコット・ペイジ/「多様な意見」はなぜ正しいのか とてもおもしろいが、けっこう難しい問題と説明で読むのがたいへん。私を含む一般読者にはけっこう負担。ふつうむずかしいところは読み飛ばしてしまうだろう。それでいいとは思うが。

2022-05-06 Meg John Barker/The Psychology of Sex (The Psychology of Everything) セックスまわりの心理学の基本用語や研究動向などを簡単に説明したもの。1 心理学とセックス、2 セックスとセクシュアリティ、3「正しいセックス」、4「ノーマル」なセックス、で5が「セクシュアリゼーション」。やっぱりブラッツ人形とかから話がはじまる。

2022-05-06 Laura Bates/Men Who Hate Women: From incels to pickup artists, the truth about extreme misogyny and how it affects us all 男性悪口大会。ウォレン・ファレルやジョーダン・ピーターソンの悪口がおもしろい。

2022-05-06 Jennifer Katherine Bosson/The Psychology of Sex and Gender ぴんとこない教科書。

2022-05-06 Nina Power/One Dimensional Woman (Zero Books) 事情で確認。

2022-05-06 John De Lamater/Handbook of the Sociology of Sexualities (Handbooks of Sociology and Social Research) 法学〜(法/政治)哲学系のとはぜんぜん参照される文献の風景が違うなあ。

2022-05-06 ★★★ 三浦みつる/The・かぼちゃワイン ふたりは最強カップル!?編 (SPコミックス) 私より少し下の女子たちに人気あったらしいエロ本。私はほとんど読んでないだけどまあ。

2022-05-08 Claire Hines/Hard to Swallow: Hard-core Pornography on Screen 論文集。最初の章はマクネーア先生。やっぱりポルノの話はメディア研究や美学の先生たちの方がおもしろいよな。

2022-05-08 Ashley Mears/Pricing Beauty: The Making of a Fashion Model この本翻訳ほしい気がする。

2022-05-08 Lorna N. Bracewell/Why We Lost the Sex Wars: Sexual Freedom in the #metoo Era この本、アメリカの1980年代からのセックスまわりのフェミニズムの歴史と議論を詳細に分析してる感じでおもしろそうだ。1982年のバーナード大でのフェミニスト会議がポイントだったとか。

2022-05-08 Kirsten Powers/The Silencing: How the Left is Killing Free Speech アメリカ保守・反左翼本。シカゴの中学校で女子の尻ぴったりレギンスを、男子生徒が気にするからってんで禁止したら親が「レイプカルチャーを是認するのか!」っていって怒鳴りこんだ、みたいな話がおもしろい。日本も制服廃止したらどうなるかな。

2022-05-08 Robert Rosen/Beaver Street: A History of Modern Pornography: From the Birth of Phone Sex to the Skin Mag in Cyberspace: An Investigative Memoir 1980年代からポルノ系産業で商売している人。あ、ジョンレノンの評伝書いた人か。

2022-05-08 Wendy Maltz/The Porn Trap: The Essential Guide to Overcoming Problems Caused by Pornography (English Edition) まあポルノ依存が問題だというのはわかる。こっちの方が問題かもしれんよね。これはそういうカウンセラーみたいな人たちのものだと思う。

2022-05-08 Emily Ratajkowski/My Body: Emily Ratajkowski's deeply honest and personal exploration of what it means to be a woman today - THE NEW YORK TIMES BESTSELLER (English Edition) Blurred Line撮影のときにロビンシックに予定にないボディタッチされて不快だったようだ。

2022-05-08 ★ Tony Sayers/Plugged Into Porn: Guide To Breaking The Bad Habits Of Pornography And Masturbation Addiction (Self Growth Book 1) (English Edition) unliited.

2022-05-09 ★★★ セルジュ ブラムリー/Chambre Close 『フィーメール・トラブル』のベッティーナ・ランス先生。安いのがあったので買っておいた。こういうものを見て楽しむ趣味は見につけられなかったのだが、カフェとかでこんなの眺めてだらっとするとかよかったんだよな。

2022-05-09 ★★★★ 山岸凉子/ツタンカーメン(2) (モーニングコミックス) よいです。

2022-05-13 池辺 晋一郎/オーケストラの読みかた 改訂版: スコア・リーディング入門 スコアの読み方の本は多いけど、もうすこし進んだ話を読みたい人はけっこういるんじゃないかと思う。たとえばスコアから適当にピアノ弾くにはどうするか、その練習法はどうか、とか。どの分野もその入門の終りあたりが難しいのよね。

2022-05-13 青柳 いづみこ/指先から感じる ドビュッシー いづみこ先生はなに読んでもすばらしい。

2022-05-13 大木 裕子/オーケストラの経営学 変わった経歴(オケのヴィオラ奏者から大学入りなおして経営学?)の人で、軽快で読ませる。

2022-05-13 ★★★★ 佐伯 茂樹/名曲の「常識」「非常識」—オーケストラのなかの管楽器考現学 管楽器に注目して名曲スコアを考証しました、というものだが意外な発見が多くておもしろい。

2022-05-13 ★★★★ 金子建志/200CD オーケストラの秘密—大作曲家・名曲のつくり方 楽器、奏法、オーケストレーションの観点から有名曲を解説したものでけっこうおもしろい。

2022-05-13 ★★★★ みやの はる/ラ・マキユーズ〜ヴェルサイユの化粧師〜 2 La maquilleuse (BRIDGE COMICS) おもしろいと思う。

2022-05-16 ★★★ ジャスティン・ハンコック/10代で知っておきたい「同意」の話 : YES、NOを自分で決める12のヒント (14歳の世渡り術プラス) 最新ポリコレセックス本。おそらくagencyを「行為主体性」を訳出していて、苦労がしのばれる。「主体性」でいいんじゃないかなあ。subjectivityが「主観性」とも解釈されるからそれを避けるためにagencyを使ってるのだと思う。合理的判断をともなった自発性、みたいな感じ。

2022-05-16 ★★★★ 宮下 英樹/センゴク全15巻 完結セット (ヤングマガジンコミックス) 最初っから名作よね。そしてさしてダレることもなく名作として終ったんだからえらいものだ。

2022-05-16 ★★★★ 宮下 英樹/センゴク天正記 全15巻完結セット (ヤンマガKCスペシャル) 前半味が悪くてもたもたしているところがあったけど、後半はすばらしい。

2022-05-19 御田寺圭/ただしさに殺されないために~声なき者への社会論 白饅頭先生はバランス感覚がすぐれていると思う。

2022-05-19 稲田 豊史/オトメゴコロスタディーズ フィクションから学ぶ現代女子事情 サイゾーの連載のようで一本が短かいので食いたりない感じ。

2022-05-19 ★★★★ 土井 善晴/一汁一菜でよいと至るまで (新潮新書) 土井主義者だから買うわけが、これは前の2冊よりずっと内容がある。先生の料理修行と思索がけっこう詳しく描かれていておもしろい。自分で味噌汁つくってるみんな読みなさい。

2022-05-20 清水 晶子/フェミニズムってなんですか? (文春新書) 基本的にVogueのオンライン記事の編集なのでそんなに角がたってるところはない感じ。おそらく、井谷聡子先生とのスポーツとジェンダー対談が一番の読みどころだと思う。ここは大きいのも細かいのもあわせて異論がありそう。

2022-05-22 フランチェスコ・グァラ/制度とは何か──社会科学のための制度論 勉強になる、が何を争っているのかいまいちわかってないところがある。社会学難しいよ。

2022-05-22 ★★★ 穀子/T子の一発旅行(1) (FC Jam) 読んだけどまあ。マッチングアプリではイケメン系男子が好き放題しているっぽい感じがある。(実際そうだろう)

2022-05-23 ★★★ タッカー・マックス/モテるために必要なことはすべてダーウィンが教えてくれた 進化心理学が教える最強の恋愛戦略 抄訳。あんまりめくる気にもなれず。でも非モテの人はいちおう読んでおきなさい。「(女子は)彼女とのデートのためにどれだけ努力したかも評価するのだ」「(大半の男性は)自分たちでは「カジュアルっぽさとリラックスした雰囲気を重視」と思っているが、彼女たの目には「無頓着で無関心」に映る。

2022-05-28 ★★★★ みやの はる/ラ・マキユーズ〜ヴェルサイユの化粧師〜 3 La maquilleuse (BRIDGE COMICS) すぐにネタ切れるかと思ってたらむしろおもしろくなっていく。化学していていいじゃないか!

2022-06-03 クリステン・R・ゴドシー/あなたのセックスが楽しくないのは資本主義のせいかもしれない ガチ社会主義者。民主社会主義国は女性にとっての理想国である。ソ連やルーマニアは実際はどうだったんですか、みたいな話が読みたいけど、なんかアメリカに比べればそんな悪くないです、っていう感じ。

2022-06-04 飯山 陽/中東問題再考 (扶桑社新書) 風呂読書。ファンだから買うわけだが、もう完全に反左派マスコミ・学者にふりきっていて、刺客とか送られたりしないか心配な感じ。

2022-06-05 ★★★ 魚豊/チ。—地球の運動について—(1) (ビッグコミックス) 最後意外な展開で驚かされた。しかし続きを読むかというとよくわからない。

2022-06-05 ★★★★ 長谷川 寿一/進化と人間行動 第2版 なんと!出版社からいただいてしまいました!私のようなものにありがとうございますありがとうございます……しかし「教科書で使えよ」と命じられてるけどそれはむずかしい……積極的に紹介はいたします。

2022-06-06 Brian D. Earp/The Routledge Handbook of Philosophy of Sex and Sexuality (Routledge Handbooks in Philosophy) (English Edition) 豪華だけど、なんというか、わりと「左派」な感じの執筆メンツ。内容はセクシュアリティ関係多いので哲学以外の専門の人にも参考になると思う。1. セックスとは何か2. エロスの文化間比較3. セックスの価値4. セックスの権利?5. 処女性の価値6. 性的指向とはなにか?7. 性的指向、性的欲望、選択8. クィアとストレート9. アセクシュアリティ10. フェミニスト的ヘテロセクシュアリティ11. ヘテロ男性のセクシュアリティ12. ラディカルフェミニストのヘテロセクシュアリティ分析13. レズビアンフェミニム14. フラート(いちゃつき)15. セックスと同意16. 同意を超えて17. 性的自律、同意、避妊18. 若者のセックス19. セックスと障害20. 性的同意、加齢、認知症21. モノガミー22. 複数婚23. セックス、結婚、人種24. セックス・恋愛アナーキー25. 「性的に正常」26. セックスを薬でdisorderする27. 宗教と性的恥辱28. ホモフォビア、転向療法29. 性的好みの倫理と政治30. BDSM31. 成人の同意近親セックス32. ペドフィリア33. 性的モノ化34. ポルノに対する市民権(平等権)アプローチ35. ポルノとセックス戦争36. セックスワーク差別37. 売買春への平等アプローチ38. マッチングアプリの倫理39. セックスロボット40. セックスと先端技術

2022-06-07 ★★★★ Harry JGensler/Introduction to Logic あんまり見たことがない、学部生にもわかりやすくけっこう幅広い範囲(様相論理や義務論理とかまで含んでる)をカバーした教科書。なるほどっていう感じ。

2022-06-09 シモーヌ編集部/シモーヌ(Les Simones)VOL.6 読みどころは李琴峰先生の笙野頼子先生批判だと思うんだけど、紙面が三段組でとても読みにくい。

2022-06-09 山本 潤/戦争と性 34号 特集:性暴力のない社会へ──「自分ごと」として考える セックスワーク特集号っぽい。角田先生とかいつものAPP〜ぱっぷすメンツ。森田成也先生が菊地夏野先生を批判したりしている。

2022-06-09 ★★★ 宋 美玄/女医が教える オトナの性教育: 今さら聞けない セックス・生理・これからのこと ひさしぶりの宋先生の本。まあ業界の宣伝本のようでもあるが、実も蓋もない感じでいいんじゃないでしょうか。

2022-06-09 ★★★ ドナルド・ロバートソン/ローマ皇帝のメンタルトレーニング それなり。最初の方読んで、ジョーダンピーターソン読んでから書きはじめたかな、とか思ったけど前々からのアイディアか。

2022-06-09 ★★★★ 宮下 英樹/センゴク一統記 コミック 全15巻完結セット (ヤンマガKCスペシャル) 最初のほうは微妙だったが後半はものすごくおもしろいねえ。今高くなってるみたいだけど、値段見といて安いときに買いなさい。2000円代で買えるはず。

2022-06-11 ★★★★ 山岸凉子/ツタンカーメン(4) (モーニングコミックス) まあ終わり方はちょっとあれでしたが、山岸先生は素晴らしい。

2022-06-11 ★★★★ 佐藤二葉/アンナ・コムネナ(2) (星海社コミックス) 面白くなってきた。

2022-06-12 鶴見 哲也/幸福の測定—ウェルビーイングを理解する 30万人アンケート偉い、って思ったけど何年にやった調査なのかとかぱっと見てもわからんですがね!これ、著者というより編集の問題じゃないですか。

2022-06-12 長谷川哲也/ナポレオン〜覇道進撃〜(18) (ヤングキングコミックス) これはちゃんと脇役の名前と顔おぼえないとだめだねえ。

2022-06-12 ★★★★ アダム・グラント/THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す (単行本) バイアスに注意して柔軟に考えましょう、っていうお説教本だが、それなり読める。

2022-06-14 ★★★ 早坂啓吾/サバエとヤッたら終わる 7巻 (バンチコミックス) ずっと同じことのくりかえしだという声もあるようだが、いや、これはおもしろくなってるのではないか……

2022-06-14 ★★★★ 宮下 英樹/センゴク外伝 桶狭間戦記全5巻 セット (KCデラックス) そろえた。実はマンガ喫茶で『センゴク』を読んだのはこの桶狭間が最初で、その斬新さに驚いたのよねえ。あとは『権兵衛』なんだけど、中古セットで安くなるまでしばらく待つ。

2022-06-16 レイ・ジャッケンドフ/思考と意味の取扱いガイド ジャケンドフ先生はかしこい。

2022-06-19 Bob Fischer/College Ethics: A Reader on Moral Issues That Affect You 第1版からけっこう入れかわってるね。1/3ぐらい入れかわってる?やっぱり最初はセックスから、というのはやはり大学生として重要だからだ。(ははは)セックスと恋愛、中絶、フェミニズムとトンラスジェンダー、人種、社会運動、インターネット・ゲーム・スポーツ、消費者倫理、高等教育、学生倫理(含スマドラ)。学生倫理はおもしろいなあ。

2022-06-19 チャールズ・ファニーハフ/おしゃべりな脳の研究——内言・聴声・対話的思考 日本語で読みなおしてもやっぱりそんなにおもしろくない、っていうか私はこのネタについてもっと知りたいことが別にあるようだ。

2022-06-19 Deborah Hellman/When Is Discrimination Wrong? (English Edition) 事情で購入。まあ非常に道徳主義的というか、心清い感じで言いたいことはわかるんだけど、なんか心清すぎる感じもある。

2022-06-19 ★★★★ デボラ・ヘルマン/差別はいつ悪質になるのか (サピエンティア 54) なるほどいろいろおもしろい。まずこれをみんなでいろいろつついてみるのはよかったと思うけど、研究者の数が少ないのよねえ。

2022-06-24 ★★★ 山下 山人/フルトヴェングラーのコンサート (叢書・20世紀の芸術と文学) これはすごい研究だなあ。

2022-06-24 ★★★ 山田 治生/トスカニーニ—大指揮者の生涯とその時代 (叢書・20世紀の芸術と文学) (叢書:20世紀の芸術と文学) よく書けてる。

2022-06-27 ★★ エンリーコ・ミネッティ/スカラ座の思い出 〜コンサートマスターから見たマエストロの肖像 歴代コンサートマスターとかの証言や文章。もちろんそれなりに誇りをもっている。

2022-06-27 ★★★ サミュエル・チョツィノフ/身近で見たマエストロ トスカニーニ 招待して飯食わせるにもわがままでたいへんだったが、楽譜ちゃんと読んでたのでえらい、みたいな。単純な手品とかそういうのが好きでした、ブランデーに白砂糖ひたして火をつけてみんなの注目浴びるのも好きでした。

2022-06-27 ★★★★ スージー鈴木/桑田佳祐論 (新潮新書) スージー先生はほんとうに音楽が好きだ。すばらしい。

2022-06-27 ★★★★ 舌津 智之/どうにもとまらない歌謡曲: 七〇年代のジェンダー (ちくま文庫 せ 14-1) フェミニズム・ジェンダー論コンシャスな歌謡曲論。この本知らなかったのよねえ。ちくま文庫にいれてもらってたすかった。

2022-07-02 古牧 徳生/君ならわかる哲学 私のようなものにいただきましたありがとうございますありがとうございます。なんかものすごく昭和な感じの哲学入門なんだだけど、それがかえって新鮮。

2022-07-02 宮口幸治/ケーキの切れない非行少年たち 1巻: バンチコミックス unliitedでなんとなく読んでしまった。例の本のマンガ化で、やっぱり暗澹とするわけだけど、これ誰が読むんだろう……

2022-07-02 N/A/日経サイエンス2022年7月号(特集:ウイルス/デマを見破る) 風呂読書。「デマを見破る」のファクトチェッカーと一般大学生のwebの読みかたのちがいとかおもしろい。ファクトチェッカーは検索したらタブで複数ページ開いて複数を同時に確認しながら読むのに対して、一般学生は1サイトずつ縦に読んでくとか。そういうネットの行動のちがいもうすこし調べたらおもしろいだろうと思う。

2022-07-02 ★★★ 伊藤 絵美/世界一隅々まで書いた認知行動療法・認知再構成法の本 「世界一」がなんか認知の歪みはいってないだろうか……カンセラー専門職向けだと思う。

2022-07-02 ★★★★ クリスチャン・メルラン/オーケストラー—知りたかったことのすべて この本はぶあつくて知られていない小話満載でおもしろい。フランス人のジャーナリストによるもので、フランスの楽団は治安が悪すぎるようだ。

2022-07-03 ★★★★ 畑中 純/まんだら屋の良太1 100円なので。いずれ全部読む予定。aazonレビューではいろいろ非難されているが、まあよくも悪くも昭和の名作。しかしこの絵で「エロである」と非難するというのは、みんな本質をよく理解している。

2022-07-09 ★★★★ マーク・エヴァン・ボンズ/ベートーヴェン症候群: 音楽を自伝として聴く クラシック音楽聴取と批評の哲学。とてもおもしろい。やっぱりアイロニーとかそういうのが問題になる。

2022-07-11 平野浩/有権者の選択—日本における政党政治と代表制民主主義の行方 中身じっくり読むことはできないけど、こういう統計的な分析はおもしろいねえ。

2022-07-11 ★★★ ナターリエ バウアー・レヒナー/グスタフ・マーラーの思い出 アルマさんの前のガールフレンドってことなんかな。

2022-07-11 ★★★ ラルフ ヴァイケルト/指揮者の使命 音楽はいかに解釈されるのか おもしろい。いまどきの指揮者はたいへんだねえ。

2022-07-11 ★★★★ 焦 元溥/音符ではなく、音楽を! 現代の世界的ピアニストたちとの対話 とてもおもしろい!ロシアのピアニストのインタビューが多いんだけど、ソ連では80年代になってもユダヤ人差別がんがんにやってた、みたいな証言があって、そこらへんよく知られてないよな。

2022-07-11 ★★★★ 焦 元溥/【増補版】ピアニストが語る! (現代の世界的ピアニストたちとの対話 第一巻) おもしろい。しかし、台湾のひとなのになんでロシア系の人々を中心に話を聞いているのだろうか。

2022-07-13 柳田 孝義/名曲で学ぶ和声法 なんかよさそうだから一回まじめに勉強してみるかな。

2022-07-15 小瀬村幸子/モーツァルト コシ・ファン・トゥッテ 改訂新版 (オペラ対訳ライブラリー) このシリーズはすばらしいよな。おれさ、最終的にこういうのぜんぶ歌えるようになってから死ぬんだ……

2022-07-16 毛塚 和宏/社会科学のための統計学入門 実例からていねいに学ぶ (KS専門書) これ、具体的だし実践的ですごくよさそうだけど、中堅大学の学部生はこういうのどれくらい修得できるんかな。この内容を2回生ぐらいまででぼちぼち修得してもらえればものすごくいいのだが。

2022-07-16 前之園 和喜/性暴力をめぐる語りは何をもたらすのか: 被害者非難と加害者の他者化 性犯罪報道の分析みたいなの。レイプ神話解体みたいなのをやりたいようだ。その方向にいまどれくらい意義があるのか私にはよくわからないけど、優秀な人だと思う。もとは修論らしいが新聞とか丹念に見ていくタイプ。いまどきの(フェミニスト影響下の)男性学というかそういう感じ。

2022-07-16 サラ・アーメッド/フェミニスト・キルジョイ: フェミニズムを生きるということ なんか大量の言葉が洪水のように流れてる本。文学だわ。

2022-07-16 ドナルド・ロバートソン/認知行動療法の哲学ーストア派と哲学的治療の系譜 マルクスアウレリウス本より前に書いたものようだ。あっちはそこそこおもしろいけど、こっちはどうだろうなあ。CBTをストア派に寄せすぎじゃないかと思う。歴史的にもなんというかちがうんちゃうかっていう気がするし。私はあんまり乗る気になれません。

2022-07-19 シンシア ハイミル/セックスチップスfor Girls (アンアンの本) 1989年。ちょっとなつかしくなって買ってしまった。いま読む価値はほとんどないかもしれないけど、当時はあったのよね。

2022-07-19 ★★★★ 焦 元溥/静寂の中に、音楽があふれる (現代の世界的ピアニストたちとの対話 第四巻) 大家になったハンガリー「若手」ピアニスト三羽烏とか。シフってこういう人なのか。

2022-07-21 吉原 真里/ドット・コム・ラヴァーズ—ネットで出会うアメリカの女と男 (中公新書) 事情で、つまりスキャンするために紙のを入手。なぜスキャンするか、それは秘密。

2022-07-21 バーバラ・フレドリクソン/ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則 事情で紙で入手。

2022-07-24 ★★★★ N/A/騎士団長殺し(新潮文庫) 全4冊セット メタファーの世界の冒険も含めて楽しめたが、いつも終りかたはどうにかならんのかなとも思う。村上先生の長編は、『羊』のときからずっと読みおわったときに「これは失敗作だな」と思い続けてるけど全体の3/4か4/5まではおもしろいからしょうがないねえ。

2022-07-27 ヘレン・ルイス/むずかしい女性が変えてきた——あたらしいフェミニズム史 セックスの項ちらっと見てみたけどおもしろいじゃないか。

2022-07-27 シーラ・ジェフリーズ/美とミソジニー:美容行為の政治学 1、2章読むだけで頭グラグラする。どうしてこうなるんかねえ、みたいなのもあるけど、まあこうなるんだろうな。

2022-07-27 井下 千以子/思考を鍛えるライティング教育:書く・読む・対話する・探究する力を育む 私のようなものにいただきましたありがとうございますありがとうございます。大学教員、それも専門家向き。もうすこし一般教員はどうしたらいいかの指針がほしい気がする。

2022-07-27 ロビン・ワーショウ/それはデートでもトキメキでもセックスでもない 「ないこと」にされてきた「顔見知りによる強姦」の実態 これ、情報が古すぎるんじゃね?こういう歴史的な意味が大きいものは訳者解説つけといてほしい。

2022-07-27 ★★★★ 焦 元溥/作曲家の意図は、すべて楽譜に! (現代の世界的ピアニストたちとの対話 第三巻) ダンタイソンさんって苦労したのねえ。

2022-07-29 飯田隆/日本語と論理: 哲学者、その謎に挑む (NHK出版新書) 量化とかそこらへん?

2022-07-29 香月 孝史/アイドルについて葛藤しながら考えてみた ジェンダー/パーソナリティ/〈推し〉 得意な分野ではないが、けっこう話のバラエティがあるし、それぞれ言いたいことがあって熱量がある感じ。まあ好きなこと書くというのはいいわね。しかし学生様たちに真似してもらうのはむずかしそうだ。昔の週刊誌ほりかえすタイプのやつぐらいだろうか。あと地下アイドルの話がなかったような気がするが、それはクィアアイドルの話であれかな。

2022-07-29 N/A/エレコム iPhone SE (第2世代/第3世代) / 8 / 7 用 バンパー 耐衝撃 クリア PM-A22SHVBCR 何個目かわからんバンパー。こういうクリア樹脂のやつと、アルミのやつを交互につかってる感じ。ほんとは裸でもちあるきたい。

2022-07-31 田中草大/#卒論修論一口指南 大学教員ツイッタラーたちが口すっぱくして言ってることを書籍にしてくれているので学生様に読ませたいけど、学生様は読まないだろう。むしろ大学教員ツイッタラーたちが読んで指導の上の合意みたいなかたちになるといいですなあ。

2022-07-31 ★★★ ルトガー・ブレグマン/Humankind 希望の歴史 上 人類が善き未来をつくるための18章 心清い人類の希望の歴史。でもネットのいざこざ見てると、すこしこういう本でも読んで頭冷やしましょう、みたいな感じはするよな。みんな本読もうぜ。

2022-07-31 ★★★ ティム・ハーフォード/統計で騙されない10の方法 Yet Another統計でだまされない本。歴史やエピソード満載で読み物としておもしろいが、一般読者にはトゥーマッチだろう。インテリ向け。

2022-08-05 岩渕 功一/多様性との対話 ダイバーシティ推進が見えなくするもの (青弓社ライブラリー 100) 論文一つだけ読んでみたがよくわからない。

2022-08-08 山口尚/難しい本を読むためには (ちくまプリマー新書) 最初は「キーセンテンスを探しましょう」なんだけどよくわからない。

2022-08-08 ★★★ ルトガー・ブレグマン/Humankind 希望の歴史 下 人類が善き未来をつくるための18章 あんまりおもしろくなってこないのであきらめ。

2022-08-08 ★★★★ スティーブン・ピンカー/人はどこまで合理的か 上 ピンカー先生はかしこい。ただし、読んでもめちゃ知識が増えるような感じはしないは、わしらがこういうのけっこう読んで慣れたからでもあるわね。

2022-08-08 ★★★★ スティーブン・ピンカー/人はどこまで合理的か 下 第10章が「なぜ人びとはこんなに不合理なのか」で陰謀論とかバイアスとか「動機づけられた推論」とかの話やってて、この章だけでも読む価値がある。いくつかおもしろい話もあり。

2022-08-08 ★★★★ 磯見仁月/傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン 7巻 (バンチコミックス) 完全に軌道に乗った感じ。ファッションとかで自分のセンスを信じられるというのはえらいことよね。

2022-08-11 N/A/anan(アンアン)2022/8/24号 No.2311 開かずそのまま本棚に。

2022-08-11 ★★★ 鈴木信弘/片づけの解剖図鑑 動線は大事ですなあ。

2022-08-12 ★★★ 武田一義/ペリリュー —外伝— 1 ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ (ヤングアニマルコミックス) 戦争いやだねえ……あら、ちょっと短い?

2022-08-13 堀内 進之介/データ管理は私たちを幸福にするか? 自己追跡の倫理学 (光文社新書) 日記や認知行動療法に代表される旧来のやつや、いまどきの行動分析学や各種アプリによる「セルフトラッキング」や自己データ化みたいなのには私もとても興味がある。この先生もいろいろおもしろいことを考えているみたいだけど、話題はぞろぞろ出てくるけどまだこれから、っていう感じ。

2022-08-13 ★★★ 向井 和美/読書会という幸福 (岩波新書 新赤版 1932) 翻訳家の先生がずっと続けてきた読書会の記録。読書会いいっすね。ノウハウや運営むずかしいところの話はもうすこしあってもよかったかもしれない。

2022-08-13 ★★★★ 秋元 康隆/いまを生きるカント倫理学 (集英社新書) いろいろ問題があると思う。たとえば、選択的妊娠中絶の話をしようとする先生は、まず妊娠中絶のそのもの話をするべきだと思う。とは書いたものの、非常にすっきりした文章なので、まあ哲学とか倫理学とか応用倫理学とかそういうのやりたい学生様は読んどくべきだと思います。(そして「自分で考える」べき)

2022-08-13 ★★★★ 衿沢世衣子/2年1組 うちのクラスの女子がヤバい (1) (トーチコミックス) あら、おもしろいわ。

2022-08-16 小林 亜津子/生命倫理のレッスン: 人体改造はどこまで許されるのか? (ちくまQブックス) 私のようなものにいただきましたありがとうございますありがとうございます。

2022-08-16 崎山 直樹/現場の大学論—大学改革を超えて未来を拓くために 私のようなものにいただきましたありがとうございますありがとうございます。

2022-08-16 ★★★ ガイア・ヴィンス/進化を超える進化 サピエンスに人類を超越させた4つの秘密 うーん、これはなんかキレが悪い。

2022-08-16 ★★★★ ラス ロバーツ/スミス先生の道徳の授業: アダム・スミスが経済学よりも伝えたかったこと あら、これおもしろいわ。また村井章子先生か!この先生何者なのだ。

2022-08-16 ★★★★ ブライアン・ヘア/ヒトは〈家畜化〉して進化した—私たちはなぜ寛容で残酷な生き物になったのか いつもの話といえばいつもの話ではある。「自己家畜化」と、もうひとつ「非人間化」がキーワード。

2022-08-16 ★★★★ 島本和彦/アオイホノオ(27) (ゲッサン少年サンデーコミックス) よいです。

2022-08-19 ★★★★ 田中 辰雄/ネット分断への処方箋: ネットの問題は解決できる 具体的な事例が多くてとてもおもしろい。見方も冷静。みんなも読みなさい。ネットでの「議論」をどうするか、言論の自由をどうやって守るか、という本でもある。

2022-08-20 ★★★ ジョナサン・ゴットシャル/ストーリーが世界を滅ぼす——物語があなたの脳を操作する うーん、なんか違和感があるな。とりあえず日本語タイトルはよろしくない。

2022-08-22 澁谷知美/どうして男はそうなんだろうか会議 ——いろいろ語り合って見えてきた「これからの男」のこと (単行本) いまどきの啓発された「男性学/男性論」な感じ。だいたいネットで見る感じ。しかし特に平山亮先生の回はそうとうおそろしい印象。なんでこんな感じになるんだろうか。

2022-08-25 ★★★★ 山口つばさ/ブルーピリオド(11) (アフタヌーンコミックス) あきらめかけてたけど、子供向け教室編になってもちなおしていたようだ。しかし主人公もうすこし自発的に活動してほしい……

2022-08-26 山口 真一/ソーシャルメディア解体全書: フェイクニュース・ネット炎上・情報の偏り 思想書というよりは事例情報をかたくあつめリファンレンスなかたち。「炎上」はいろんなの集めてて私がしらなかったのもけっこうある。わりと淡々としていて、コンビのかたわれの田中先生のような情熱みたいなのはそんな感じられないのは世代か。

2022-08-30 神谷 悠一/差別は思いやりでは解決しない ジェンダーやLGBTQから考える (集英社新書) 現在のLGBTQ解放運動とかの基本路線を紹介しているものだと思う。どういうことを問題にしてて、どういうふうにしたいかというのは明確に述べられているので勉強になる。

2022-08-30 三木 那由他/会話を哲学する〜コミュニケーションとマニピュレーション〜 (光文社新書) 我々が会話でなにをしているのか、っていうのを考えたいという話で、とてもオリジナルでおもしろい話をしていると思うけど、ネタというか言いたいことが多すぎてついてけない感じがある。シェークスピアのどれか一作品にしぼってもらっても十分たのしめた気がする。会話でお約束をつくろうとするコミュニケーションと、一方的なマニピュレーション、っていう用語の選択が適切かどうかはよくわからない。合意形成と操作(影響)、じゃだめなのだろうか。

2022-08-30 山口つばさ/山口つばさ短編集 ヌードモデル (アフタヌーンコミックス) ゲージュツマンガというかなんというか。吸血鬼の話とか途中まですばらしいと思うんだけどなんかマンガじゃない感じがある。なんだろう? むかしの『ガロ』だったら違和感なかったのだろうか。

2022-08-31 David Boonin/The Palgrave Handbook of Sexual Ethics これは豪華執筆陣によるすごいハンドブックだなあ。図書館入れてもらいなさい。1. イントロ2. 性道徳の形而上学基礎づけ3. 性的快楽4. エロチックなオブジェクトであること5. よいセックス/悪いセックスについてのカントとアレント6. 嫉妬と浮気7. 性的使用、性的自律、適応的選好8. マスターベーション9. 処女と童貞、インセル10. 同棲11. 性的暴行12. 欺瞞とセクハラ13. 同性愛、獣姦、ネクロフィリア14. 婚前禁欲15. 性的自律と性的同意16. セックスへの安楽死的同意(なんだろう?)17. 性的同意の十分さ18. バッドセックスと同意19. 「女性の尊重」、#MeToo20. 法定レイプ(未成年セックス)は犯罪か?21. 性的同意、認知症22. 搾取と性的同意23. 欺罔によるレイプ24. 性的人種主義25. 人種的性差別26. 性的エイブリズム、セックスワーク27. 性的排除28. ティンダーからロボットセックスへ29. カレッジパーティー30. #MeTooと加害者の個人情報31. やばい妄想(含むロボットセックス)

2022-08-31 Adrienne M. Martin/The Routledge Handbook of Love in Philosophy (Routledge Handbooks in Philosophy) (English Edition) 家族愛と友愛、恋愛、政治、動物・環境、芸術、合理性・道徳性、思想史。ノエル・キャロル先生がラブソングについて書いてるのが目をひく。

2022-08-31 ★★★★ 阿部共実/潮が舞い子が舞い 1 (少年チャンピオン・コミックス) 阿部先生の世界の人々も高校生になってたのか。とてもいいねえ。

2022-09-02 ★★★ マシュー・サイド/多様性の科学 画一的で凋落する組織、複数の視点で問題を解決する組織 イエットアナザー多様性本。謝辞に出てくる「おすすめ本」の相当(7、8割?)がすでに翻訳出版されていることにちょっと驚いたり。なんか読みにくいしそんなにおもしろくない。

2022-09-02 ★★★ 諸星大二郎/西遊妖猿伝 西域篇 火焔山の章(4) (モーニングコミックス) うーん、なんもわからんかったが、話がつづいてるだけでもよい。

2022-09-02 ★★★★ ウィル・ストー/ステータス・ゲームの心理学: なぜ人は他者より優位に立ちたいのか 中身はタイトルから想像される通りで特に新鮮なところはない。エピソードは最近のものまでぎっしりでとにかく長い。まあエピソード群はいろいろおもしろいので、こういうやりかたはあるだろう。

2022-09-04 日経サイエンス編集部/日経サイエンス2022年10月号(特集:深海 新発見/シン・ウルトラマンの物理学) 風呂読書。

2022-09-05 萬屋博喜/フィルカル Vol. 7, No. 2—分析哲学と文化をつなぐ— あれよあれよというあいだに読みごたえある充実した雑誌になったよな。えらすぎる。

2022-09-05 ★★★ ハーブ ゴールドバーグ/なぜ彼は本気で恋愛してくれないのか (ワニ文庫) めずらしい女性向け「男の本音」本。

2022-09-06 ★★ ゴードンベル/ライフログのすすめ—人生の「すべて」をデジタルに記録する! (ハヤカワ新書juice) ごたくが多くて価値がない。

2022-09-13 ★★★★ アリス・ドレガ−/ガリレオの中指——科学的研究とポリティクスが衝突するとき 私のようなものに(おそらく出版社から)いただいてしまいました。ありがとうございますありがとうございます。思ってたより分厚い。訳は安心と信用の鈴木光太郎先生。えらい。内容はいろいろ示唆に止む。DX療法の話は原書Kindleでもってたけど読んでなかった。個別の話がどれくらい信頼できるものかはわからんし、ちょっとドレガー先生流に偏ってるかもしれないとは思うけど、やはり重要。よい時期に翻訳が出たと思う。

2022-09-15 ポール・B. プレシアド/カウンターセックス宣言(叢書・ウニベルシタス) (叢書・ウニベルシタス 1149) なかなかの過激派。

2022-09-15 ミシェル バウドラー/レイプは本当に犯罪ですか? 運悪く侵入者レイプにあってしまい、当局にちゃんと保護や捜査してもらえなかった人の、数十年後の回願と批判。「「よい人たち」のもとにかけこんだつもりだったのに」みたいな気の毒な話。

2022-09-24 慎 泰俊/外資系金融のExcel作成術—表の見せ方&財務モデルの組み方 なるほど、こういうものか。

2022-09-24 ★★★ 溝口敦/細木数子 魔女の履歴書 (講談社+α文庫) うーん、ぜんぜん知らん人だが、本人がまだ生きてるうちに出自(親まわり)や子供のころのことをあんまり詳しく書くのは味がよくないところがあるなあ。

2022-09-26 梶谷 真司/考えるとはどういうことか 0歳から100歳までの哲学入門 (幻冬舎新書) なんか哲学対話とか哲学カフェとかより、ネットでののしりあってる方が哲学らしいと感じてしまう私はだめな男。

2022-09-27 フォークナー/フォークナー短編集 (新潮文庫) 村上春樹の「納屋を焼く」対策。フォクナーとか超久しぶり、というかむしろはじめて読んでる感じ。私はもっと小説読んでもよかったなあ。

2022-09-28 N/A/TreasLin ゲームキャプチャーボード switch対応、遅延なしのhdmiパススルー、PS3 PS4 Xbox Wii U ウェブカメラに対応、HDMIゲーム録画、HDMIビデオ録画、Windows Mac Linux Youtube Twitch OBS Potplayer に対応 HSV320G 楽になった。やはりソフトウェア的にミラーリングするよりずいぶん手間がはぶける。

2022-09-30 ★★★ ハーブ ゴールドバーグ/愛の舞台裏 1991。原書は1987。なんか時代を感じる。この先生他にもけっこう翻訳されてるのね1980年代は精神分析の時代だった。原題はThe Innner Male: Overcoing Roadblocks to Intiacy

2022-09-30 ★★★★ 廣野 由美子/深読みジェイン・オースティン 恋愛心理を解剖する NHKブックス Unliited。廣野先生はすばらしい。

2022-10-03 Nancy F. Cott/Public Vows: A History of Marriage and the Nation わりと重要らしい。

2022-10-03 ★★★ E. J. Graff/What Is Marriage For?: The Strange Social History of Our Most Intimate Institution 結婚制度の歴史と哲学的・社会学的省察みたいなものは、もっと翻訳出してほしいし、日本の学者先生たちもたくさん書いてほしい。学生様に指導するときに困ってます。

2022-10-03 ★★★ 三上 クニ/ニューヨーク・ジャズマンの おもしろジャズ語噺 1974に19才でアメリカに渡ってがんばってるジャズピアニストのエッセイ。シンプルだがちょっと感傷的でうまいものだ。

2022-10-07 ★★★★ 花輪和一/風水ペット(4) (ビッグコミックススペシャル) あいかわらず奇っ怪な作品で、読むのにたいへん手間がかかる。

2022-10-08 ★★★★ 中島 美鈴/働く人のための時間管理ワークブック こういうの読んでると情けない気分になるが。

2022-10-13 ★★★ 仁藤 夢乃/当たり前の日常を手に入れるために:性搾取社会を生きる私たちの闘い 実は読んでおります。

2022-10-14 ★★★★ みやの はる/ラ・マキユーズ〜ヴェルサイユの化粧師〜 4 La maquilleuse (BRIDGE COMICS) マイカって雲母のことなのね。話がだいぶ動いてきました。おもしろいです。

2022-10-15 ★★★★ 細野不二彦/恋とゲバルト(1) (コミックDAYSコミックス) 細野先生はいつもおもしろくて安心して読める。プロ中のプロって感じよねえ。

2022-10-17 風丸 良彦/村上春樹〈訳〉短篇再読 「納屋」のところだけ読んだがよくわからない。

2022-10-20 ★★ N/A/Bluetooth イヤホン 【2022業界トップグラス・ネックバンド型】 ワイヤレスイヤホン 20時間連続再生?自動ペアリング ブルートゥース イヤホン Hi-Fi ノイズキャンセリング機能 IPX7防水 マイク内蔵?マグネット搭載 Siri対応 テレワーク/通勤通学/運動用 ?日本語説明書付き 安いので買ってしまったけどほぼゴミ。

2022-10-21 ★★★ N/A/テクニクス カナル型 完全ワイヤレスイヤホン コンパクト Bluetooth マルチポイント対応 ローズゴールド EAH-AZ40-N ヨドバシの店員さんと相談して買ってしまった。音質はこの値段として文句ないが、チップ替えないと安定しないかもしれない。タッチセンサーが敏感すぎるかな。設定でぜんぶ殺しておくか。

2022-10-21 ★★★ 杉田 俊介/男がつらい! - 資本主義社会の「弱者男性」論 - (ワニブックスPLUS新書) 『ドライブマイカー』とかの部分を読んだけど、やはり批評や「男性論」みたいな世界はよくわからないな、という印象。でも特に反感があるわけではなく、まあよくわからない世界もあるだろう、みたいな感じ。小説も映画もなんかぜんぜん見てるものがちがう感じがするし、それは私の問題かもしれん。「そう見るのかー」みたいなのは勉強になった。

2022-10-25 ★★★★ N/A/Smorniy iPhone7plus/8plus 用 ケース / iPhone7plus/8plus 用 バンパー,アルミバンパー レンズ保護 耐衝撃 二重構造 軽量 一体感 ボタン保護 アイフォン 7plus/8plus 用 バンパー おしゃれ やはりこれが一番よい。

2022-10-26 ★★★ 日経サイエンス編集部/日経サイエンス2022年12月号(特集:ブラックホールの中をのぞく/サンショウウオの巨大ゲノム/詳報・ノーベル賞) 風呂読書。ブラックホールの中を覗く話はぜんぜんわからんが、我々の射手座A*の記事もある。オレたちのギャラクシーに巨大質量ブラックホール射手座A*がいてくれてよかったぜ!

2022-10-26 ★★★★ 児玉 聡/COVID-19の倫理学—パンデミック以後の公衆衛生 (京都大学「立ち止まって、考える」連続講義シリーズ01) 実はもらったのにいまごろ読んでおります。コロナだけの話じゃないよ。倫理学っていうのがどういう学問がよくわかる作りになっているのでぜひ読んだげてください。

2022-10-29 Ian Stoner/Doing Practical Ethics 原則からのアプローチとアナロジーによるアプローチ、みたいなのが扱われてるちょっと目新しい感じの本だが……

2022-10-29 ★★ 乳原佳代/学校でも会社でも教えてくれない 「見た目」の教科書 内容が薄い。

2022-10-29 ★★★ BJ・フォッグ/習慣超大全??スタンフォード行動デザイン研究所の自分を変える方法 小分けにしようとかトリガーに注意しようとかそういうタイプのやつだが、だらだら長い。

2022-10-29 ★★★ 清水 晶子/ポリティカル・コレクトネスからどこへ (単行本) 一方的に見える感じで、「ポリコレ!」って非難している人々の言い分をもっと具体的にとりあげて考えて反論してみてほしいと思う。最初の方で「差別」がちゃんと理解されてないから、みたいな話が出てくるんだけど、自分たちの理解が示されておらず、出てくるのはうしろの方のハン先生のやつだけ。

2022-10-30 ★★★ ジェニファー・マイケル・ヘクト/自殺の思想史——抗って生きるために 読みやすくていいのではないか。学生様と読んでみたいタイプの本ではあるが、まあ題材としては適切ではないわね。内容としてはこんなもんだろう。自殺の理由、とくに絶望とか恥辱、賠償、それに向社会的自殺みたいなのはもっと論じられるとは思う。ハラキリ!セップク!

2022-11-09 アイリス・マリオン・ヤング/正義への責任 目次がヌスバウム先生とかの文章のうしろにあるのやめてほしい……

2022-11-09 神原 元/ヘイト・スピーチに抗する人びと いちおう読みました。

2022-11-09 デイミアン・トンプソン/依存症ビジネス——「廃人」製造社会の真実 いまいち。

2022-11-09 羽生生純/ワガランナァー(エンブレ版) (ビームコミックス) あきらめ

2022-11-09 山口つばさ/ブルーピリオド(12) (アフタヌーンコミックス) またサティアンに戻ってしまった、、、禅問答勘弁してほしいけど、そういうマンガだからしょうがないのか、、、

2022-11-09 J・S・ミル/功利主義論 訳の問題いろいろやってるのはおもしろいね。こういうのはどんどんやってみる価値があるように思う。

2022-11-09 ★★★★ 橋場 弦/古代ギリシアの民主政 (岩波新書 新赤版 1943) 知らんことが大量に説明されている。

2022-11-09 ★★★★ ジョナサン・ウルフ/「正しい政策」がないならどうすべきか: 政策のための哲学 これは応用倫理学者にもっと読まれるべきだ。

2022-11-09 ★★★★ ダニエル・ハウスマン/経済学の哲学入門: 選好、価値、選択、および厚生 たいへんわかりやすくて重要な本だと思うけど、タイトルどうだったかね。「選好から考える価値と福利(幸福)」でもよかった気がする。まあわかってる人はわかってるからそういうのは大丈夫か。

2022-11-15 ヴォルフガング シャウフラー/マーラーを語る: 名指揮者29人へのインタビュー インタビューとはいえ、文が途中で終ってる翻訳が気になる。

2022-11-15 ロバート A. エモンズ/「感謝」の心理学 ~心理学者がすすめる「感謝する自分」を育む21日間プログラム 感謝しましょう。感謝です。感謝できることに感謝!

2022-11-15 黒崎 剛/生命倫理の教科書[第2版]: 何が問題なのか ここらへんいまどきの標準って感じになるのだと思う。

2022-11-15 江原 由美子/持続するフェミニズムのために: グローバリゼーションと「第二の近代」を生き抜く理論へ (単行本) ナンシーフレイザー先生の反ネオリベ話が中心かな。

2022-11-15 ミカエラ・A・スウェイルズ/弁証法的行動療法 (認知行動療法の新しい潮流) なんかすごい。くわばらくわばら。

2022-11-15 ジョナサン・W・カンター/行動活性化 (認知行動療法の新しい潮流) モニタリングが基本です。

2022-11-18 ★★ スペンサー ジョンソン/チーズはどこへ消えた? 事情で学生様たちと読んだ。なぜこれは売れたのか考えてたけど、これをもとにして会社のグチを言い会う会、みたいなのがあったんだろうなという気がする。

2022-11-20 ★★ 諸橋 憲一郎/オスとは何で、メスとは何か? 「性スペクトラム」という最前線 (NHK出版新書) 私には評価できないが、用心して読んだ方がよい本であることはわかる。

2022-11-21 ルートヴィヒ ウィトゲンシュタイン/ウィトゲンシュタイン『秘密の日記』: 第一次世界大戦と『論理哲学論考』 「仕事をしなかった!」ってくりかえしててかわいそうだ。いまもウクライナその他の地でたくさんのウィトゲンシュタインが仕事せずに(ときどき仕事して)苦しんでいる。

2022-11-21 ★★ N/A/AirTagと互換性のある男性用ウォレット:ステルスモード付きトップグレインレザーメンズウォレット-スリム、RFIDブロッキング、バイフォールド、ミニマリスト、IDウィンドウ付きカードホルダーウォレット&シークレットエアタグホルダーポケットケース 値段からわかるように人前で「財布だ!」っていって出せるものではないです。エアタグつきのカード入れ、っていう感じですかね。

2022-11-23 ★★★ 岸見 一郎/嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え いまごろ読んでるが、たしかにある種の読みもの、それもずばり「自己啓発」として悪くないんじゃないかな。思ってたよりずっと楽しめる。

2022-11-26 ★★★ 清田 隆之(桃山商事)/自慢話でも武勇伝でもない「一般男性」の話から見えた生きづらさと男らしさのこと キモくて情けないけどけっこうおもしろいと思う。コイバナとかではなくこっちの方向でいってほしい。女性もこういうの読んだらどうか。

2022-11-26 ★★★ 山口つばさ/ブルーピリオド(13) (アフタヌーンコミックス) サイコホラーの世界よね。禅問答であり答なにもわからない。せめて売上とかファンとかそういう基準がないままになにやってるかわからない。新鮮だった絵柄ももう新鮮に見えない。

2022-11-27 メダルト・ボス/性的倒錯—恋愛の精神病理学 1957の訳書。原書は1952か。ヴィンスワンガーさんの弟子だとか。フロイトだのハイデッガーだのヴィンスワンゲルだのなつかしいね。

2022-11-27 ★★★★ 鶴田謙二/冒険エレキテ島(2) (アフタヌーンコミックス) 鶴田謙二先生好きなのでござるが、話はちゃんと進めてほしいでござる。編集者がんばれ。

2022-11-28 マリー・ド・フランス/十二の恋の物語—マリー・ド・フランスのレー (岩波文庫) 勉強用。マリー・ド・フランスって複数いて面倒だな。

2022-11-28 鈴木 祐丞/〈実存哲学〉の系譜 キェルケゴールをつなぐ者たち (講談社選書メチエ) 私のようなものにいただきましたありがとうございますありがとうございます。鈴木先生の関心は、むしろウィトゲンシュタインを実存主義として読む、あるいはウィトゲンシュタインを実存主義哲学者として解釈する、っていうあたりにあるようだ。

2022-11-28 中村 淳彦/パパ活女子 (幻冬舎新書) 中村先生にしてはあんまりイヤミがない。

2022-11-28 植村 恒一郎/結婚の自由: 「最小結婚」から考える 植村先生の論文読んだけど、要約は達者だと思うけど最後ポリアモリーの話になってるのよくわからん。ブレイク先生は結婚から「アモリー」の部分とっぱっちゃいましょう、っていう大胆な(大胆すぎる)提案をしていると思うので、ポリアモリーだろうがモノアモリーだろうがなにも関係がないと思う。

2022-11-28 ★★ KID/プリンス オフィシャルディスク・コンプリートガイド (星海社 e-SHINSHO) Kindle版だけど、内容は悪くないのに曲名書かずに(トラック)「01」だの「02」だの書くのが許せない感じ。こういうのは編集者や出版社がなんとかするべきだ。許せん。

2022-11-28 ★★★ 溝口 敦/薬物とセックス (新潮新書) 薬物はダメ!ゼッタイ!っていうのがよくわかる本。おそろしいなあ。清原さんやASKAさんも登場する。

2022-11-28 ★★★ 里中 満智子/カルメン/トリスタンとイゾルデ/サムソンとデリラ (中公文庫—マンガ名作オペラ) ほとんどリブレット通り。オペラ見る前の予習に使うことを想定されてるっぽいな。岡田暁生先生が解説書いてた。

2022-11-28 ★★★ 里中 満智子/トスカ マノンレスコー/ローエングリン (中公文庫—マンガ名作オペラ) しかしこのシリーズ、オペラそのまんまでその馬鹿らしさがよくわかるので学生様たちに読ませたい。

2022-11-28 ★★★ ディラン・マロン/ボクのクソリプ奮闘記 アンチ君たちから教わった会話することの大切さ ちょっとだらだら長くてしんどい。後半のキャンセルカルチャーだのシェイムだのスノウフレークだのについての考察にはそれなりの価値はありそうではある。

2022-11-30 ★★★ 里中 満智子/トゥーランドット 蝶々夫人 ラ・ボエーム (中公文庫—マンガ名作オペラ) トゥーランドットはほんとうに馬鹿な筋だ。

2022-11-30 ★★★★ 長谷川友/プリンス:サイン・オブ・ザ・タイムズのすべて (CROSSBEAT Presents) こちらもたいへんよろしい。

2022-11-30 ★★★★ 長谷川 友/プリンス:ゴールド・エクスペリエンスの時代 情報多くていいじゃないっすか。まあ英語圏では出回ってる情報ではあるけど、著者先生の愛もわかるし、プリンスファンは買っておきなさい。

2022-12-02 小林有吾/アオアシ(1) (ビッグコミックス) あら、たしかにこれおもしろいわ。

2022-12-04 ★★★★ ジョナサン・ハイト/傷つきやすいアメリカの大学生たち: 大学と若者をダメにする「善意」と「誤った信念」の正体 第7章の「iGen」女子たちが鬱その他に悩んでる話は、我々教員も考えないととならないところがある。しかしこれくらいのスピードで翻訳出してもらえるなら、わざわざ英語で読む必要ないなあ。

2022-12-04 ★★★★ 日経サイエンス編集部/日経サイエンス2023年1月号(特集:鳴く動物 話すヒト/ボイジャー最後の挑戦) ボイジャー!我等の航海者たち!おじさんはみんな読みなさい。

2022-12-04 ★★★★ 小林有吾/アオアシ(6) (ビッグコミックス) とてもおもしろくて止まらない。

2022-12-06 小林有吾/アオアシ(17) (ビッグコミックス) ここまで進んでしまいました……漫画喫茶で読むべきだったか……

2022-12-06 谷川嘉浩/スマホ時代の哲学 失われた孤独をめぐる冒険 谷川先生がんばってる。

2022-12-06 ★★ N/A/TENSIK ケーブルトレー ワイヤーケーブルトレー 穴あけ不要 ケーブル配線トレー 配線整理 ケーブル整理 ケーブル収納 M 馬鹿だからうっかりこういうものを変えばケーブルがなんとかなると思ってしまう。

2022-12-06 ★★★ Beno?t Clerc/Prince: All the Songs: The Story Behind Every Track (English Edition) 資料としてけっこうな価値があるしクレジット調べるのに便利だが、ちょっと高い。

2022-12-06 ★★★★ 小林有吾/アオアシ(20) (ビッグコミックス) おもしろすぎるな。2020年代のスラムダンク。

2022-12-06 ★★★★ 山岸 凉子/牧神の午後 山岸先生はよござんす。

2022-12-09 レオーネ エブレオ/愛の対話 モンテーニュ読んでたら出てきてたんだけど読んでなかった。翻訳あったのねえ。ごく安く入手できてよかった。

2022-12-09 ★★★ ジュリア・ショウ/悪について誰もが知るべき10の事実 あれ、これ読んでなかった?フェミニスト風味。反LGBTやレイプカルチャー論も含む。

2022-12-10 小林有吾/アオアシ(23) (ビッグコミックス) お、ジャイキリのツジトモ先生対談で登場か。

2022-12-10 ★★★ 稲垣 栄洋/世界史を大きく動かした植物 アンリミテッド風呂読書。イネの話は西洋人の本ではあんまり見ないからおもしろいなあ。田んぼを作るというのはたいへんなことなのだ。もっとここらへんの話読みたい気がする。

2022-12-11 小林有吾/アオアシ(27) (ビッグコミックス) 青森戦たいへんよございました。ここまで読めば次はもうすこし話進んでからでいいだろう。

2022-12-12 ★★★ 鈴木みのり、和田彩花/エトセトラ VOL.8 事情で。バトラー様じゃなくてアイドルの方。もう予算がないので私費で買わざるをえない。

2022-12-12 ★★★ 真鍋昌平/九条の大罪(4) (ビッグコミックス) いつもながら出口のない作風。マンガとしてはむきだしの暴力がほしいような……

2022-12-13 小林有吾/アオアシ(28) (ビッグコミックス) やっぱりこのマンガは教育マンガだよな。しかしふつうはそういうのは無理です。トップレベル教育マンガ、エリート教育マンガか。『ドラゴン桜』とはまたちがう。

2022-12-14 ★★★★ 小林有吾/アオアシ(30) (ビッグコミックス) うっかり追いついてしまいました……マンガ喫茶で読むべきだったのに……

2022-12-19 ★★★ 井口 裕紀子/SNSフェミニズム: 現代アメリカの最前線 アメリカの一部の動きの紹介なわけだけど、批判とか男性権利運動とかにも触れるべきだと思うのだが。

2022-12-19 ★★★ 坂爪真吾/ツイッターで学ぶ 「正義の教室」 まあごくおだやかなもの。

2022-12-21 Adrienne M. Martin/The Routledge Handbook of Love in Philosophy (Routledge Handbooks in Philosophy) 重要

2022-12-21 マーク・トウェイン/アダムとイヴの日記 (河出文庫) アダムさんたいへんそうだけど、モテるアダムさんですな。

2022-12-21 ★★★ ダグラス・マレー/大衆の狂気 ジェンダー・人種・アイデンティティ なんていうか長年苦しんだポリコレ的な発想が、ここらへんの一連の書籍で一蹴されてるのを見るのは逆につらい感じもある。

2022-12-21 ★★★ 筒井淳也/結婚と家族のこれから 共働き社会の限界 まえにはページめくってみただけだったのが事情で再読。「「親密性」という言葉は一般の人にはあまり馴染みがないと思いますが、家族、友人関係、恋愛関係、同棲などを含む概念だと思っていてください」ということだけど、「親密関係」にしてほしい。(リベラルな社会で望ましい)「自由な親密性」っていうのがキーワードなんだけど、どんなリベラルな社会だって「自由に」くっつくのはともかく離れたり複数平行してくっついたりするのはそんな望ましいことだと言えるのかどうか……

2022-12-21 ★★★★ 山本 健吉/俳句鑑賞歳時記 (角川ソフィア文庫) 再読している。昭和だ。

2022-12-21 ★★★★ アーヴィング・ゴッフマン/儀礼としての相互行為—対面行動の社会学 (叢書・ウニベルシタス) やっぱりゴフマン先生はおもしろいね。

2022-12-21 ★★★★ 中島義道/てってい的にキルケゴール 実はこれは偉い本で、おそらく本邦唯一のキェルケゴール解釈書。キェルケゴールはこうやって自分の読みかたを書きながら読むしかないのだと思う。キェルケゴール読みたい学部生はこの本わきにおいて鈴木先生の翻訳を読めばよい。(桝田先生の訳でもよい)

2022-12-21 ★★★★ ヘレン プラックローズ/「社会正義」はいつも正しい 人種、ジェンダー、アイデンティティにまつわる捏造のすべて truth、大文字のTruthの訳語が、事実とか真実とかでゆれてるみたい。「真理」で統一してほしかった気がする。まあしかしやはり重要だ。残ってるマニング先生たちの『犠牲者文化〜』も翻訳出してほしい。

2022-12-23 松沢裕作/生きづらい明治社会 不安と競争の時代 (岩波ジュニア新書 883) アンリミテッド。すばらしく気合の入ったすがすがしい左翼的書きぶりの明治貧困話。こういうのジュニアやアンリミテッドに入ってるのは大事だと思う。

2022-12-23 ★★★★ 角川書店/俳句歳時記 第五版 冬 (角川ソフィア文庫) 季語の解説を読むだけでも楽しいすばらしい世界。秋と冬のしか読んでなかった。

2022-12-25 若松宗雄/松田聖子の誕生(新潮新書) 風呂読書。プロデューサーの回顧録。なんか話がすすまずたるいのであきらめ。

2022-12-26 Andr?Grahle/Philosophy of Love in the Past, Present, and Future (Routledge Studies in Contemporary Philosophy) 恋愛哲学論文集。「過去」はプラトン、アリストテレス、キリスト教、キルケゴール、フロム。

2022-12-26 Dana Kaplan/What is Sexual Capital? ハキム先生の系統の人を「ネオリベだ!」ってなじるやつ。

2022-12-26 稲岡 大志/世界最先端の研究が教える すごい哲学 私のようなものにいただきましたありがとうございますありがとうございます。

2022-12-27 中川慎二/インターネットとヘイトスピーチ 法と言語の視点から ピンとこない。

2022-12-27 山下 洋輔/ピアノ弾き翔んだ (1981年) (徳間文庫) 高校生のときに熟読したんだよな。なつかしい。特にベートーベンのやつがよい。山下先生の音楽がわかってたか、というとあんまりわかってなかったが、タモリとか筒井康隆先生とかあそこらへんの文化。今となっては出版難しいかもしれんね。

2022-12-27 ★★★★ ダンカン・プリチャード/知識とは何だろうか 認識論入門 これはたしかにわかりやすくてよい教科書だなあ。私もこういうの使って授業したい。

2022-12-28 はまじあき/ぼっち・ざ・ろっく! 1巻 (まんがタイムKRコミックス) アンリミテッド。これも女子のガワを被った男子の話か……

2022-12-28 ★★★ 藤本タツキ/チェンソーマン 5 (ジャンプコミックスDIGITAL) なんというか、話もキャラもわかりにくく異常すぎるし血だらけすぎるし、これが流行ったというのはよくわからない感じがある。絵柄はとても魅力があるからだろうか。

2022-12-30 N/A/Smartree i-Phone HDMI変換ケーブル digital avアダプタ i-pad/phone HDMI変換アダプタ 大画面 4K/1080P 音声同期出力 遅延なし 設定不要 電源接続必要 iphone テレビに映す ケーブル ライトニング hdmi変換ケーブル いまごろLightningのケーブルとか買うのはいやなんだけどやむをえない。

2022-12-30 ★★★ 卯月妙子/鬱くしき人々のうた 実録・閉鎖病棟 吾妻先生の『アル中病棟』のお隣、っていうか、これ同じ病院じゃないんかな。読むドラッグ度は前2作ほどではない。

2022-12-30 ★★★★ 大沢 やよい/ハロー、メランコリック!: 1【イラスト特典付】 (百合姫コミックス) あれ、これはいいじゃないか。設定はとてもよい。自然だし、音楽が聞こえてくるようだ。ドラム+エレベ+ホーン+鍵盤その他、ていうのはみんなやりたかったフォーマットだしねえ。

2022-12-30 ★★★★ 藤本タツキ/チェンソーマン 6 (ジャンプコミックスDIGITAL) なんつーか、すごい作品だねえ。画力だけで読ませてるわけでもない。想像力っていうのかなんていうのか。

2022-12-30 ★★★★ 小田原ドラゴン/今夜は車内でおやすみなさい。(5) 旅いいなあ。

2022-12-31 O. F. ショイエル/愛撫のひみつ (1973年) 「ドン・ファンの魅力は、確かにその声音にあった。恋愛中に自分に向って語る男のことばに重きを置いたりする女はほとんどいない。女を獲得し、女を捉え、女を刺激するのは、ただ声音の抑揚だけなのである。女は、その男のことばなどを聴いてはいない、女はただ、その男の声だけを聴いているのである。」p.21 キルケゴールのパクリみたいだけどまあそういうものだろう。歌聴いてるときも歌詞を聴いてる女はいない。訳者の高山洋吉先生っておもしろい人みたいだな。

2022-12-31 藤本タツキ/チェンソーマン 7 (ジャンプコミックスDIGITAL) 私、正直この作品は狂ってると思うんですが、これジャンプなんですか……いろんなオマージュはわかるんだけどそんなに大人気になるのがわからんというか……

2022-12-31 ★★ ノリーナ・ハーツ/THE LONELY CENTURY なぜ私たちは「孤独」なのか ピンとこない。

2022-12-31 ★★★★ 村井康司/現代ジャズのレッスン 1959年から考える この先生はなんかふつうのリスナー的なジャズ批評家とちがって音楽の中身までわかってる感じだなと思ったら、大学のときからギター弾いたり編曲してます、っていう先生。

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