書き殴りINDEX/不如意ブログ/読書記録(booklog)

読んだ本2016

ブクログなどにコメント書いたもの

2016-00-00 Edwin M. Schur/Crimes Without Victims: Deviant Behavior and Public Policy : Abortion, Homosexuality, Drug Addiction (Spectrum Books) 翻訳がある。

2016-00-00 ★★★★ Jerome H. Barkow/The Adapted Mind: Evolutionary Psychology and the Generation of Culture 超重要。

2016-01-03 Watusi [COLDFEET]/ダンス・クラシックス・ディスク・ガイド シーズ・オブ・クラブ・ミュージック Apple Musicで聞いていくのが楽しい。

2016-01-04 ジェフリー ウィークス/われら勝ち得し世界—セクシュアリティの歴史と親密性の倫理 戦後のセックスの歴史で大事だとは思うもののそんなおもしろくない。でも訳してくれて偉い。

2016-01-04 うしじまいい肉/自撮りの教科書 (学校ではゼッタイ教えてくれない教科書シリーズ) おふせ。

2016-01-04 マルクス・ガブリエル/nyx(ニュクス) 第2号 「恋愛論」けっこうおもしろい。文学はいいよねえ。

2016-01-04 ★★ 森川友義/恋ゴコロのすべてがわかる 早稲田の恋愛学入門 いつもどおり。

2016-01-05 N/A/昭和史開封! 男と女の大事件 (別冊宝島) 世の中のことを知らなかったオヤジ向け。たのしめた。

2016-01-08 大倉 茂/機械論的世界観批判序説:内省的理性と公共的理性 へんな本。アカデミックな感じではない。専門も学歴もわからないのでやめ。

2016-01-08 N/A/YAMAHA ヤマハ Pシリーズ 電子ピアノ ブラック P-115B 買ってしまった。こういうの安くてよい時代になった。

2016-01-09 フランシス・フクヤマ/政治の起源 上 人類以前からフランス革命まで 飛ばし読み。中国出てくるとおもしろいね。

2016-01-09 フランシス・フクヤマ/政治の起源 下 人類以前からフランス革命まで 知らんこと多いな。

2016-01-09 待鳥 聡史/首相政治の制度分析- 現代日本政治の権力基盤形成 (叢書 「21世紀の国際環境と日本」) なるほど優秀な方だな。久米郁夫先生の弟子なのかな。

2016-01-09 ★★★ 坂爪 真吾/性風俗のいびつな現場 (ちくま新書) 前著は何言いたいのかわからなくてあれだったけど、これは読みごたえがある。全体からするとかなり限定された人々なんだろうけど、「そうなってるのか」みたいな驚きがある。この先生は実際ルポライター・活動家に適性がある気がする。

2016-01-10 齋藤 孝/語彙力こそが教養である (角川新書) 『声に出して読みたい〜』のあれだよなあ。実際語彙力はだいじで、教育上困難感じることも多い。新書程度でも「そこ読んでみて」とかってやるとけっこう読めない漢字とかあって、そのたびに「あ、やばい」とは思うものの対策がよくわかなあい。3、4回生には毎週読書メモみたいなもん義務づけてとにかく毎日読んでもらうようにしているけど、それってかえって強制されてる感じでよくないかもしれないし。

2016-01-10 ★★★★ 阿部共実/死にたくなるしょうもない日々が死にたくなるくらいしょうもなくて死ぬほど死にたくない日々 2 (少年チャンピオンコミックス・タップ!) こんだけ毎回新しい話と登場人物作りだすってどんな創造力なんだ。

2016-01-14 ★★★ 岩波 邦明/岩波メソッド 学校にはない教科書——いま、必要な5×5(GoGo)の学習法 (岩波ジュニア新書) 著者の「東大医学部卒業。MENSA会員。」があれだが、まあいろんな能力をゲーム化しようってので、リストになってるのはそんな悪くない。1、2回生ぐらいに軽く読ませてもよさそうではある。ちなみに挙げられてる「学校外力」はIf力ロマン力見つける力冒険力散歩力一択力開始力大人の世界力英語LOVE力コンテンツ創造力本気議論力深い思考力体験力敬語の言語力2人目の自分力過去発掘力感動力探す力自然感受力小さな企画力速くできる力売れる力趣味開拓力1人の深い友力参加力悪くないリストだし、これだけ学生様に見せてもいいかもしれない。

2016-01-16 Catharine A. MacKinnon/Directions in Sexual Harassment Law 分厚い。

2016-01-16 斎藤 成也/DNAから見た日本人 (ちくま新書) こっちも目を通した。これは再読だね。DNAだけじゃなくて言語とかからもいろいろ考えているし、あっちではあんまり触れられてなかったようなミトコンドリアDNAの話とかも。

2016-01-16 ★★ 山登 敬之/ポップスで精神医学 大衆音楽を“診る"ための18の断章 精神科のお医者さんたちが、ポップス歌詞をネタに自分の得意分野の精神科の問題を語るって本で、やっぱりピンと来ず。松本先生の「さよならCOLOR」のはよかった。

2016-01-16 ★★ 牛窪 恵/恋愛しない若者たち コンビニ化する性とコスパ化する結婚 (ディスカヴァー携書) なんかちょっとなあ。たいした資料も調べず、たいした考察もせず、適当で勝手なレッテルを貼ってるだけ。この人はだめ。

2016-01-16 ★★★ 斎藤 成也/日本列島人の歴史 (岩波ジュニア新書 〈知の航海〉シリーズ) DNAとかからみた血統なんかを含めたさかのぼりの歴史。自然科学ってよりは食べ物や気候、人の交流とかの逆順の歴史書。歴史書っていうと貴族だとか源平だとか幕府だとか政治史になっちゃうけど、そうじゃないのの方が興味深いよね。わかりやすい。

2016-01-16 ★★★★ 西林 克彦/わかったつもり〜読解力がつかない本当の原因〜 (光文社新書) 一般向けとはいえないが文系教員としてとても勉強になった。「まとめ」の部分のリストは時々見なおすことにしよう。

2016-01-16 ★★★★ 白鳥士郎(GA文庫/SBクリエイティブ刊)/りゅうおうのおしごと! 1巻 (デジタル版ヤングガンガンコミックス) 最初はやばいと思ったけど読める。っていうかむしろおもしろい。

2016-01-20 ヴェ・エムブラジス/詭弁的推論 数学(幾何学や代数)の本だった。数学だったら「詭弁的」とかより「誤謬推論」とかのほうがいいよねえ。

2016-01-21 ★★ ケリー・マクゴニガル/スタンフォードのストレスを力に変える教科書 書き方がわるいのかそんなおもしろくない。

2016-01-28 ★★★ John Valerio/Jazz Piano Technique: Exercises, Etudes & Ideas for Building Chops わりと機械的なのが多い。

2016-01-30 ★★ 田中 俊之/<40男>はなぜ嫌われるか (イースト新書) 内容がないというか、せめてもう少し正直に書いてもいいのではないか。

2016-02-02 ★★★ 貴戸 理恵/「コミュニケーション能力がない」と悩むまえに——生きづらさを考える (岩波ブックレット) うーん。社会学だなあ。

2016-02-05 N/A/cheero Power Plus 3 stick 3350mAh 超軽量 モバイルバッテリー [ PSE取得済 ] iPhone X/XR/XS / 8 / 8Plus / 7 / 7Plus / iPad/Android/Xperia/Galaxy/各種スマホ/タブレット/ゲーム機/Wi-Fiルータ 等 急速充電 対応 超コンパクト ハイパワー出力 【AUTO-IC機能搭載】 軽くてすばらしい。っていうか、めったに使わないのに重いやつバッグに入れてて馬鹿だった。

2016-02-09 ★★★★ いがらしみきお/誰でもないところからの眺め 読む哲学。こわい。テーマは認知症とか意識と自己とかそういうんだろうけどねえ。

2016-02-11 小谷野 敦/宗教に関心がなければいけないのか (ちくま新書) 小谷野節はもはや非常に安定している。タイトルのような問題に関心ある人のためではなく、小谷野先生に関心がある人のための本。

2016-02-14 N/A/草木花歳時記 春 すごく優秀。

2016-02-15 徳永 哲也/プラクティカル 生命・環境倫理—「生命圏の倫理学」の展開 (世界思想社現代哲学叢書) 功利主義や著者とは違う立場の人の意見をもっとちゃんと紹介するべきだと思う。

2016-02-19 ★★★★ Bert Ligon/Connecting Chords With Linear Harmony とりあえずII-Vの基本は三つのラインです、みたいなの。なるほど!

2016-02-22 ★★★ N/A/TOPPING VX2 デジタルアンプ DAC不要 STA326 24bit/96kHz USB 実は買ってしまった。まあパソコンとかで荒いデジタル音源聞く程度ならいけるだろうけど、ふつうに音楽楽しむ音質ではないわね。

2016-03-01 木島 伸彦/クロニンジャーのパーソナリティ理論入門: 自分を知り,自分をデザインする 生物学的な基盤から気質とか性格タイプを説明しようっての。おもしろいけど、なんか一気に実践的ないろんなことをやろうとしていて不安なところがある。p.59のAMBT→ABMTの誤植あり。

2016-03-01 ★★★★ David Baker/How to Play Bebop 3 ビバップの曲自体を練習素材にしましょう、ていう本。なるほどこうやって練習したり憶えたりするのだな。

2016-03-02 ★★★★ ワレン ファレル/男の不可解 女の不機嫌—男心の裏読み・速読み・斜め読み 『男性権力神話』のメンズライト運動の中心人物。中身はまあいまネットでよく言われているような男のグチというかなんというか。でもまあこれ1987年にすでに翻訳でてたのね。原題はWhy en are the way they are. 日本の「男性学」がこっちの方向にいったらぜんぜんちがっていたろう。

2016-03-06 ★★★★ ラッセル・A・バークレー/大人のADHDワークブック いろいろなことがわかってきているようだ。対策はいつも通り。笑える。(1) ちょっと待て!(2) 過去を見よう──すると未来が見えてくる(3) 過去の失敗についてつぶやき、これから先の行動についてつぶやこう(4) 大切な情報を目に見えるようにしよう(5) 未来を思い描いてやる気をつくれ!(6) 小分けにしよう!(7) 見えるようにしよう!触れるようにしよう!手で動かそう!(8) 自分を笑おう

2016-03-06 ★★★★ 坂下 貞行/セッションハンドブック Vol.1 これはなかなかすばらしい選曲。歌詞もついていて遊べる。

2016-03-12 ★★ 橘木俊詔/愛と経済のバトルロイヤル -経済×文学から格差社会を語る- うーん、対談ということではあるが、これはどうだろうか。話が大きすぎるっていうか。

2016-03-12 ★★★★ 高田 かや/カルト村で生まれました。 これおもしろいなあ。淡々とやっててブラックになりすぎないのがいい。

2016-03-13 ★★★ 枡野 浩一/淋しいのはお前だけじゃな 先生の自己評価よりはモテてると思う。やはりこうのは業なのだなあ。

2016-03-13 ★★★ バズ・ラーマン/ムーラン・ルージュ [DVD] ハッピーエンドにすりゃいいような気がするけど、ニコルキッドマン先生使ったらそうもいかんか。この人がコミカルな役すると独特のおもしろみがある。アレンジの腕はすごい。

2016-03-14 ★ デイミアン・チャゼル/セッション コレクターズ・エディション [Blu-ray] ゴミ。ひどすぎる。音楽に関する映画でこれまで見たなかで最悪。なにもいいところがない。せめて音楽だけでもよければなんとかなるのだが。こういうのを喜ぶ人々がいるっていう方が奇妙というかなんというか。

2016-03-21 島薗 進/いのちを“つくって"もいいですか? 生命科学のジレンマを考える哲学講義 ごく一般むけ。種本はカス先生やサンデル先生、ラフルーア先生あたり。あんまり目新しい論点はない。

2016-03-21 ★★ Jason Draper/Prince: Chaos, Disorder, and Revolution: Chaos, Disorder and Revolution (English Edition) 報道にあらわれたプリンスの活動(おもにアルバムリリースと契約関係)をだらだら書いてるだけで、買う価値なかった。

2016-03-21 ★★★★ M. R. バナージ/心の中のブラインド・スポット: 善良な人々に潜む非意識のバイアス IATとかの実験とか使ったバイアスの話が中心。そこそこおもしろい。

2016-03-21 ★★★★ 山 祐嗣/日本人は論理的に考えることが本当に苦手なのか 日本人論ではなく認知科学の本。前半の論理的思考に関する認知科学の知見の紹介はすばらしかった。後半の弁証法や東洋文化論みたいな話はちょっと怪しいところがあるのだが、各種の考察を紹介していて楽しく読める。あちこちで名前を見る人々がどういうことをしていてどういう歴史的関係にあるのかっていうのがやっとわかった。素朴弁証法っていうか、矛盾や曖昧さを好む思考とか全体論的思考とかってものを評価するきっかけになりそう。おすすめ。p.85の「ソクラテス」のところはさすがに誤植だろう。

2016-03-22 ★★ 中島 義道/純粋異性批判 女は理性を有するのか? 政治的なあれはさておいて、端的におもしろいと思えない。

2016-03-22 ★★★★ 河野 一郎/誤訳をしないための翻訳英和辞典 マストハブ。

2016-03-23 ★★★★ Quincy Jones/Q: The Autobiography of Quincy Jones (English Edition) 日本語で読んでた。でもおもしろいね。

2016-03-25 N/A/ロディア ダブルリングノート A5 クラシック 方眼罫 オレンジ cf193428 授業記録とかで使ってるのはこれ。

2016-03-25 ★★★★ ジェームズ・グリフィス/カムバック! 【DVD】 これはいい。

2016-03-26 Irving M. Copi/Introduction to Logic これがスタンダードなのね。

2016-03-26 Hans V. Hansen/Fallacies: Classical and Contemporary Readings 古典として掲載されているのはアリストテレス、アルノーとニコル(ポールロワイヤル)、ロック、アイザック・ワッツ、ウェイトリー、ミル。

2016-03-26 サリーサテル/その〈脳科学〉にご用心: 脳画像で心はわかるのか パス。

2016-03-26 瀧川裕英/逞しきリベラリストとその批判者たち—井上達夫の法哲学 いただきました。ありがとうございます。

2016-03-26 宮脇 俊郎/ギター・マガジン ギタリストのためのジャム・セッション完全ガイド (CD付) あちこちのライブハウスでここに載ってるような曲を使って、それほど上級ではない人も含めて遊んでいる。

2016-03-26 William Ryan/Blaming the Victim (English Edition) この問題の古典。黒人リンチとかの問題。

2016-03-26 ★ Mark Harrison/Blues Piano For Beginners (English Edition) ごく初歩でネットによくある程度。

2016-03-26 ★★ Daniel Bennett/A Philosophical Approach to Jazz Piano: Learn to play from the inside, out. (English Edition) これはだめ。文字と考え方だけでやろうってんだけど、それにしたってもっといろいろあるだろう。せいぜいナンバーシステムってんじゃねえ。

2016-03-26 ★★★★ レイチェル・クーパー/精神医学の科学哲学 ものすごく良書。「正常と異常の〜」とかそういう話するときは必ずチェック。

2016-03-26 ★★★★ Ingrid Monson/Saying Something: Jazz Improvisation and Interaction (Chicago Studies in Ethnomusicology) (English Edition) 名著 Thinking in Jazzを意識したジャズEthnousicology。各パートの人間がどんなこと考えてるかとか、直接のインタビューもまじえていろいろ。「曲の進行まちがったときどうするか」とかあんまり語られないことも分析されている。コルトレーンのMy favorite thingsとミューカル曲の関係とか。「ガーシュインの音楽が残ってるのは黒人ジャズメンがとりあげて工夫したからだ」とか。ジャッキバイアド先生のBass-ent Bluesの詳細な分析がおもしろい。最後のポスト構造主義がどうのこうの、っていうの必要なんかね。私にはわからん。

2016-03-26 ★★★★ マーク・サンドリッチ/フレッド・アステア 大全集 DVD10枚組 トップ・ハット BCP-031 よい時代になった。

2016-03-28 赤林朗/入門・医療倫理III: 公衆衛生倫理 性感染症についてなんか論じてるかと思ったらほとんど出てこないね。少なくとも歴史のところにはありそうな気がしたんだけど。感染症予防の話は新型インフルをネタにしている。

2016-03-30 N/A/古事記 (別冊太陽 日本のこころ 194) まあこういう歴史や神話っていうのは、東北の人間にはあんまり関係がない、みたいな感じもある。

2016-04-02 越智 啓太/犯罪捜査の心理学—凶悪犯の心理と行動に迫るプロファイリングの最先端 (ワードマップ) 文献あがっていてよい。全体的には犯罪者の類型論みたいな感じ。心理学っていうと類型から特性へ、みたいな感じになってるのかと思ったけどここらへんはまだみたい。しかし同じタイトルで出版社変えて2冊出すとは……

2016-04-02 斎藤 貴男/子宮頸がんワクチン事件 どうかなあ。

2016-04-02 ★★★★ 古屋 晋一/ピアニストの脳を科学する: 超絶技巧のメカニズム けっこうおもしろい。ミスの話、フォーカルジストニアとかの故障、ピアノの音色の変え方その他。

2016-04-03 ★★★★ ジョン・バダム/サタデー・ナイト・フィーバー 製作30周年記念版 デジタル・リマスター版 スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] はじめて見た。もっと早く見ておくべきだった超名作青春映画。音楽映画・ダンス映画ではない。

2016-04-04 マルコム・グラッドウェル/逆転! 強敵や逆境に勝てる秘密 二流大学の話がおもしろかった。

2016-04-04 飯間 浩明/伝わる文章の書き方教室 書き換えトレーニング10講 (ちくまプリマー新書) 「書き換え」に特化しているっていうのはおもしろい。でもこれ実際にやってみるにはかなり時間的余裕がないと難しいね。1、2回生向けのゼミとかで扱えるかどうか。全部はむりだけど、1単元ぐらいやってみるのはよさそう。

2016-04-04 ★★★★ バリーシュワルツ/知恵—清掃員ルークは、なぜ同じ部屋を二度も掃除したのか 実践的思慮みたいなのの話だけど、ふつうの読者には何やってるのかわかりにくいよなあ。再読。なんか業界人とってけっこう重要なことを書いてる気がする。

2016-04-05 Mark Alfano/Moral Psychology: An Introduction うーん、かわった感じだな。

2016-04-05 園田 寿/エロスと「わいせつ」のあいだ 表現と規制の戦後攻防史 (朝日新書) とくになにかあるというわけではないみたい。エロ小説とかの抜粋が入っているのは、著者どっちかの趣味だろう。

2016-04-05 菅 豊彦/アリストテレス『ニコマコス倫理学』を読む: 幸福とは何か 哲学科の専門の学生〜院生向けのような感じ。「」が多い。もっと生活に引きつけることができると思うんだけどね。

2016-04-10 ★★★ サビーヌメルシオ=ボネ/図説 不倫の歴史—愛の幻想と現実のゆくえ わりと楽しめる。

2016-04-10 ★★★★ 清原 なつの/家族八景 上巻 (KADOKAWA CHARGE COMICS 16-1) 超名作っすなあ。筒井先生何才のときの作品だっけか。清原先生もキレてる。

2016-04-13 ★★★★ ロビン・ベイカー/精子戦争---性行動の謎を解く (河出文庫) 書い直し。衝撃的で重要な研究だったわけだけど、余計なシナリオみたいなのいらんよね。これのせいで読めなくなる。

2016-04-13 ★★★★ N/A/D'Addario ダダリオ ギタースタンド (ギターレスト) Guitar Rest PW-GR-01 【国内正規品】 これ意外に使える感じ。ゴムで机のかどに置くだけ。

2016-04-14 ★★★★ ハンク・ボードウィッツ/ZEP ON ZEP レッド・ツェッペリン インタヴューズ けっこう読みごたえがある。

2016-04-16 ★★★★ 小林 カツ代/小林カツ代のお料理入門 (文春新書) すぐれている。

2016-04-17 藤田尚志/愛 (愛・性・家族の哲学 第1巻) えらい。感想はリンク。

2016-04-17 藤田尚志/性 (愛・性・家族の哲学 第2巻) えらい。感想はリンク。

2016-04-17 ★★ 猪口孝/世界の学者が語る「幸福」 ポジティブ心理学関係者が1000ワードで書いた文章の翻訳。とくにおもしろいところはなにもない。翻訳は訳書ある本ぐらい調べて書いたらいいのにと思う。あんまりそっちと関係ない訳者の人たちみたい。

2016-04-20 藤田尚志/家族 (愛・性・家族の哲学 第3巻) えらい。感想はリンク。

2016-04-20 ★★★★ クリス デヴィート/ジョン・コルトレーン・インタヴューズ これはとてもよい。

2016-04-20 ★★★★ 小林 カツ代/働く女性のキッチンライフ~手早く、うるおいのある食卓の作り方~ (だいわ文庫) すばらしいな。料理の本ではなく時間についての本。

2016-04-24 ★★★ バーニー・ホスキンス/レッド・ツェッペリン オーラル・ヒストリー いろんな人物の発言を組合せて物語にしている。グルーピー人の発言とかも入っていて、けっこうおもしろい。

2016-04-24 ★★★★ Per Nilsson/Prince: A Documentary 淡々と時系列でデータを並べてる。ほんとに夢のような音楽人生だねえ。『プリンス大百科』の原書。

2016-04-24 ★★★★ 小川隆夫/ジャズメン、ジャズを聴く とてもおもしろい。小川先生はえらい。これ英語で出してもかなり売れると思う。

2016-04-25 ★★★★ ヘレン・E・フィッシャー/愛はなぜ終わるのか—結婚・不倫・離婚の自然史 重要。2016年に新版が出ているけど、翻訳も新しくしてもらえるだろうか。http://www.aazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0393285227/yonosukenet-22/ref=nosiちなみにこの訳では、第11章「性の政治の本性」が省略されている。

2016-04-27 ★★★★ N/A/コンパクト 小銭 入れ をお探しなら truth jewel レザー 製 コイン ケース シンプル 2 ポケット キーリング 付 メンズ レディース ユニセックス 男 女 兼用 (ネイビー) 小銭入れどっかやってしまったので。ジーパンのときはいらんのだが、スラックスだと必要よね。へんなキーリングがついていて邪魔。

2016-04-28 ★★★★ カレン グリーンスパン/世界女性史年表 安いのがあったので(800円)買ってみたけど、これ18000円っていう値段設定はすごいよな。適価はもっと密集印刷にして3000〜4000円ぐらいだろうと思うけど、まあ買う人がいないんかなあ。内容はおもしろいので、必要な人は英語で入手すればいいと思う。

2016-04-29 須藤 凜々花/人生を危険にさらせ! おもったよりまとも。師弟もの。

2016-04-30 ★★★★ ジェームズ・J・ヘックマン/幼児教育の経済学 重要書。

2016-04-30 ★★★★ ナイジェルスパイヴィー/ヴィジュアル版 ギリシア・ローマ文化誌百科〈上〉 (世界史パノラマ・シリーズ) とてもよい。

2016-05-01 ピーター・シンガー/あなたが世界のためにできる たったひとつのこと 〈効果的な利他主義〉のすすめ やはり重要だわね。翻訳は倫理学とかに疎い先生なのでちょっと微妙なところがある。

2016-05-01 木村 聡/色街百景: 定本・赤線跡を歩く こういうのさっぱり興味ないけど、なにも知らないものあれだろうか。「レトロな街並み」みたいなのはさっさと再開発してしまえばいいのに、とか思ってしまっていかんね。

2016-05-01 泉昌之/ダンドリくんブラック ダンドリくんとは別人。

2016-05-01 ★★ 谷川建司/サブカルで読むセクシュアリティ: 欲望を加速させる装置と流通 香港でのシンポの記録、みたいなの。あんまりおもしろくない。

2016-05-01 ★★ ブラッド トリンスキー/奇跡—ジミー・ペイジ自伝 つまらん。『オーラルヒストリー』 http://ediaarker.net/u/yonosuke/?asin=4401638018や『インタビューズ』 http://ediaarker.net/u/yonosuke/?asin=4401640675 の方がずっといい。

2016-05-01 ★★★ 中山 康樹/キース・ジャレットを聴け! 中山先生はよいと思う。

2016-05-01 ★★★★ 村上“ポンタ"秀一/俺が叩いた。ポンタ、70年代名盤を語る ((ソフトカバー)) 人間関係とかそうなってたのか、とかいろいろ。当然のことだがポンタ先生はすごい音楽マニアね。

2016-05-01 ★★★★ みなもと太郎/風雲児たち 幕末編 27巻 テロは困りますな。

2016-05-02 森下 直貴/生命と科学技術の倫理学 デジタル時代の身体・脳・心・社会 たしかにいろいろ問題があるように思う。

2016-05-04 ★★★★ リッキー ヴィンセント/ファンク 人物、歴史そしてワンネス よい。名著。

2016-05-05 高村 是州/ファッション・ライフの楽しみ方 (岩波ジュニア新書) オンとオフの差をなくしましょう、みたいなのはなるほど。

2016-05-05 金子 由美子/保健室の恋バナ+α (岩波ジュニア新書) タイトルそのまんま。

2016-05-05 朝日新聞社/草木花歳時記 夏 よい。

2016-05-05 アイザィアバーリン/ある思想史家の回想—アイザィア・バーリンとの対話 今頃読んでるけどおもしろいなあ。

2016-05-05 スティーヴン・ミズン/氷河期以後 (上) -紀元前二万年からはじまる人類史- ぶ厚すぎて途中であきらめ。

2016-05-05 メリッサ・ジラ・グラント/職業は売春婦 Playing the Whoreの翻訳。セックスワーク運動の方から各種差別に反対。いろいろ読みにくい。p.50の「討論会ではとりあげれない問題リスト」はおもしろい。「売春はどう定義されるか」「性を売る者はそれをどう言い表わすか」「女性が性を売らないようになる要因にはどんなものがあるか」「女性が売春に反対するようになる要因にはどんなものがあるか」「性を売るのが実際にはどんなことなのかを女性にもっと理解してもらうために私たちはどうすればよいか」「セックスワーカーが……自分地震の生活について公開討論会を主催できるようになるにはどうすればよいか」

2016-05-05 ★★ マチウ リカール/Happiness幸福の探求—人生で最も大切な技術 あんまり。

2016-05-06 デズモンド・モリス/ウーマンウォッチング モリス先生はとにかくエッチなのが好きだ。

2016-05-06 トマス ラカー/セックスの発明—性差の観念史と解剖学のアポリア この本はあやしい。

2016-05-07 メレディス・F. スモール/愛の魔力—セックスに愛は必要か セックス科学本。筆者は1950年生まれ。専門は人類学。ヘレン・フィッシャー先生とかのライバルだったんかな。ベイカー先生たちの精子競争の話ぐらいまではおさえてる。こういう本に蛍光ペンで線引きながら読んでる人というのはどういう人なんかな。研究者かそのワナーか。

2016-05-07 末木文美士/思想の身体—愛の巻 主に文学作品とか使って論じる、みたいなの。まあこういうのがふつうなのか。特に興味もてるものはなし。

2016-05-07 安田 理央/痴女の誕生 アダルトメディアは女性をどう描いてきたのか あんまり興味もてない。

2016-05-07 清宮 こころ/愛人という仕事 つまらん。

2016-05-07 露木 幸彦/みんなの不倫~お値段は4493万円!?~ (宝島SUGOI文庫) つまらん。

2016-05-07 福山 庸治/オオカミが出てきた日 (Live comics) これはうまくいってない。

2016-05-07 ★★★★ 本橋信宏/エロ本黄金時代 エロ本むかし語り。焦点ははっきりしないけどいろいろおもしろい。むかしはよかったすな。カラミ主体のAVってのはなんかあれだよね。

2016-05-07 ★★★★ 福山庸治/うろしま物語 (F×Comics) 福山先生はエロがものすごくうまい。

2016-05-11 櫻井圭記/恋愛のアーキテクチャ 鼎談とかそういうのであんまり内容というか資料価値がない。

2016-05-11 中村 淳彦/図解 日本の性風俗 特にめあたらしい情報はなし。書き方はひかえめで、おそらくそんな悪い本ではないと思う。

2016-05-11 アリス リュツキンス/女、目覚めはじめる 十八世紀からフレドリカ・ブレーマーまで (スウェーデン女性史) この本知らなかった。北欧でもルソーの影響とかでかかったのね、とか。

2016-05-11 マーガレット フラー/19世紀の女性 この先生についてはほとんど知らなかった。翻訳あるのも知らなかったし。翻訳ってえらいねえ。内容は部分的におもしろい。

2016-05-11 ★★★ ダン・ハリス/10% HAPPIER~人気ニュースキャスターが 「頭の中のおしゃべり」を黙らせる方法を求めて 精神世界を探求する物語~ 仏教と瞑想で少しハッピーになりましょう、みたいな。それなり。ガイジンが仏教に対して感じる魅力ってのはおもしろいわよね。そんな意外なものなの?みたいな感じ。「悟り」についての考察はちょっとおもしろかった。

2016-05-12 ★★ クリストファー・ピーターソン/幸福だけが人生か?: ポジティブ心理学55の科学的省察 内省的なエッセイ集で好き。訳者あとがきが悲しいが、やはり死因は明確にされず。10〜20年後ぐらいにセリグマン先生の評伝か、「ポジティブ心理学興亡史」とかが書かれたときに議論されるだろう。翻訳はあいかわらず誤訳がめだつ。

2016-05-14 宮崎俊一/9割の人が小物選びで損をしている ビジネススーツを格上げする60のルール 勉強した。

2016-05-14 ★★★★ ルイス ダートネル/この世界が消えたあとの 科学文明のつくりかた 世界が破滅したあとにどうやって生き延び文明を再建するか、だけど、実際にはわれわれの身のまわりのものはどうやって作るものであり、どういう発明の歴史をもっているか。ものすごくおもしろい。世の中にある(主に)「モノ」がどういうふうにしてできてるのか。農業はどうすればいいのか。航海はどうすりゃいいのか。この本にしたがって出てくる技術をいっこずつwikipediaなんかでひいていきたい。翻訳にはたしかに問題ありそうだけど、それでも五つ星。

2016-05-15 ★★ 伊藤 制子/名曲悪口事典 ベートーヴェン以降の名曲悪評集 批評家による悪口を集めただけではたいしておもしろくならない。なにかそれなりの構造が必要なんちゃうかな。たとえば悪口に対する作曲家の返答を探してくるとか。批評家じゃなくて作曲家どうし、あるいは演奏家による作曲家の悪口とかならもっとおもしろかったろう。

2016-05-15 ★★ クリストファー・アンダーセン/ミック・ジャガー~ワイルド・ライフ~ ミックジャガー先生はとんでもない性の巨人でした、って話なんだけど、なんか根拠がなくておかしいのではないか。

2016-05-17 田中 浩/ホッブズ——リヴァイアサンの哲学者 (岩波新書) 偉い先生ではあるけどやっぱりオールドスタイルかなあ。たとえばリヴァイアサンでの死刑や兵役のところだってもっとわかりやすく説明できる気はする。

2016-05-17 岸見 一郎/アドラーに学ぶ〈2〉愛と結婚の諸相 見るべきところがない。書いてみただけ、みたいな感じ。

2016-05-17 スティーヴン・D・レヴィット/ヤバすぎる経済学 もとがブログ記事なので軽すぎる感じはある。高級コールガールの記事あり。

2016-05-17 ★★ 佐藤 剛史/大学で大人気の先生が語る〈恋愛〉と〈結婚〉の人間学 (岩波ジュニア新書) 特記すべきことがない。

2016-05-18 ★★★★ 坂爪真吾/セックスと障害者 (イースト新書) これはやはり先生の専門に近いので意欲的でよみごたえがある。なるほどそうなっているのか、いろいろ難しいな、みたいな。

2016-05-21 ★★★★ 村上 “ポンタ"秀一/自暴自伝 (文春文庫PLUS) おもしろい。ピンクレディーもキャンディーズもポンタ先生なのだ。

2016-05-22 スーザン・サッド/レッドブック・リポート—ミセスのセクシュアル・ライフ研究 (1979年) 翻訳は石川弘義先生。偉大だ。

2016-05-22 ★ 橘 玲/言ってはいけない 残酷すぎる真実 (新潮新書) 有害。読んじゃだめ。「遺伝率」は親(の一方?)がなんらかの特徴をもっているときに子どももその特徴をもつ割合ということでは*ない*。

2016-05-24 ★★ N/A/Fitbit フィットビット 心拍計 フィットネスリストバンド ChargeHR 運動 心拍 睡眠 健康管理 活動量計 アクティブトラッカー Black ブラック Lサイズ FB405BKL-JPN うっかり買ってしまったが、iPhoneのヘルスともそのままでは同期できないし、心拍計もあんまり楽しくなく、睡眠記録も微妙。時計も時計としては使いものにならないので頻繁に見る必要のある商売の人間は別に腕時計必要。ふつうは一ランク下のやつの方がよいだろう。

2016-05-25 ★★★★ 山田 昌弘/結婚の社会学—未婚化・晩婚化はつづくのか (丸善ライブラリー) なるほど、山田先生は非常に影響力があったのだな。「生まれかわりとしての結婚」みたいなレトリックみたいなの使うのが時代を感じる。でもこの時代としてはこういう感じでデータ並べてちゃんと論じる、みたいなのは優れていたのだろうと思う。歴史的意義で★1つプラス。

2016-05-28 伴田良輔/BREASTS 乳房抄/写真篇 いまいち。

2016-05-28 伴田 良輔/独身者の科学(セックス)—愛の傾向と対策 (河出文庫) 怪人。

2016-05-28 伴田良輔/HIPS 球体抄 (P‐Vine BOOKs) 伴田先生はとても偉いことに突然気づいた。エロティシズムの怪人。

2016-06-03 岸 政彦/街の人生 ターケル先生のタイプの無名の人々、人生を語る、みたいなの。まあおもしろいねえ。こういうのはおそらく誰に語らせてもおもしろいわよね。でも聞き出すのはたしかに難しいだろう。もっとも、インタビュー対象はそれなりに色のついた人々っていうかマイノリティとされる人々で、私自身はもっとごくふつうの人々のやつが読みたい気がする。

2016-06-03 小松原 由理/〈68年〉の性: 変容する社会と「わたし」の身体 (神奈川大学人文学研究叢書) 文学者はたいへんだなあ。どういう読者に向けて書いているのか興味がある。

2016-06-03 小山静子/セクシュアリティの戦後史 (変容する親密圏・公共圏) 雑誌とか見ていく形の研究。純潔、同性愛、チューとか初体験とか。うちの学部の卒論とかは、基本的にこういうののまねごとぐらいでいいんではないかと思うけど、それもけっこうたいへん。

2016-06-04 ★★ 橘木 俊詔/新しい幸福論 (岩波新書) いただきました。格差やそれと国民全体の不幸との関係の分析は大筋では正しいのだろうと思うのだが、なぜそれを小さくするのが難しいのかというのに対する考察がもう一つであるような気がする。「幸福論」自体は目新しいものは特にない。

2016-06-05 諸星大二郎/碁娘伝 碁娘伝

2016-06-11 ★ ヘンリック・フェキセウス/影響力の心理~The Power Games~ これはだめ。ごみ。

2016-06-11 ★★ ダン・アリエリー/アリエリー教授の人生相談室──行動経済学で解決する100の不合理 あんまりおもしろくない。

2016-06-11 ★★★ ニコラス・ウェイド/人類のやっかいな遺産──遺伝子、人種、進化の歴史 まあ話半分に。人口集団のあいだの遺伝的なちがいについてどれくらいのことがわかっているかとかか確認したり、フクヤマ先生やグレゴリークラーク先生の本に何が書いてあったか復習する、みたいな価値はある。っていうかそういう本を読んでのウェイド先生のいろんな想像の話。

2016-06-11 ★★★★ 太田 紘史/モラル・サイコロジー: 心と行動から探る倫理学 現在問題になってる議論が見通しよく紹介されている。ものすごくえらい。ついにこんな広い範囲にこんな水準の論文が集められる時代になったのねえ。すばらしい。

2016-06-11 ★★★★ ステファニー クーンツ/家族に何が起きているのか これ重要な本だったのだな。

2016-06-13 ★★★★ ジョナサン・ゴットシャル/人はなぜ格闘に魅せられるのか——大学教師がリングに上がって考える 最高の男性学。マスト。お手本通りなのがあれだが、すばらしい。ノブもがんばれ。

2016-06-15 ★★★★ ヤマザキマリ/プリニウス 4 (バンチコミックス) 優秀だ。

2016-06-17 平野耕太/ドリフターズ(1) (ヤングキングコミックス) おもしろいようなわけわからんような。お色気は期待できるのだろうか。

2016-06-21 ★★★★ N/A/ダイキン PM2.5対応加湿空気清浄機(空清31畳まで/加湿18畳まで ホワイト)DAIKIN 加湿ストリーマ空気清浄機 MCK70P-W 働いてるようだけど、タバコの臭いが消えるはずがない。でもその後活躍している。

2016-06-22 N/A/DRETEC(ドリテック) ストップウォッチ 大画面表示 ホワイト SW-111WT 安くて大きくてよい。

2016-06-22 相原コージ/下ネタで考える学問 (アクションコミックス) ちょっとストレートすぎるねえ。相原先生にはがんばってほしい。

2016-06-26 稲葉 振一郎/不平等との闘い ルソーからピケティまで ((文春新書)) ちょっと対象読者がわかりにくい。ていうか、すでにわかってる人かインテリ向き。ポイントポイントは重要なことを指摘していると思うんだけど、素人には情報量が多すぎて岩波新書のようだ。少なくとも文春新書向けではない。マルクス的な資本家対労働者、みたいなのの図式がよくわからんというか現代人の感覚とちがうと思うので、株式会社とか株とか金利とかの話とかはもっとゆっくり書いてほしかった気がする。

2016-06-29 森恒二/自殺島 15 (ヤングアニマルコミックス) ここらへんで終ってもいい気がするのだが、まだ続けるのかな。

2016-07-01 福中 冬子/ニュー・ミュージコロジー: 音楽作品を「読む」批評理論 読めない。

2016-07-01 酒井泰斗/概念分析の社会学2: 実践の社会的論理 むずかしそう。

2016-07-01 ★★★★ ハワード グッドール/音楽の進化史 楽しく読めるけど、むしろ西洋器楽/オペラの発展史、だわよね。

2016-07-02 犬伏由子/レクチャー ジェンダー法 (αブックス) 重要語句をちりばめた教科書。しかし島岡先生の性暴力の項一方的でやばい。

2016-07-02 ★★★★ 浦久 俊彦/フランツ・リストはなぜ女たちを失神させたのか (新潮新書) ちょっと読みにくいところやうまく書けてないところがあるような気がするけど、全体としてかなりいけてると思う。実際リストの伝記評伝って国内ではほとんどないよね。貴重。

2016-07-02 ★★★★ アルビン E. ロス/Who Gets What: マッチメイキングとマーケットデザインの新しい経済学 移植臓器の話とかが中心なので、そういうの関心ある人は読むべきだ。

2016-07-02 ★★★★ Geoffrey Miller/Spent: Sex, Evolution, and Consumer Behavior (English Edition) 俄然重要に感じている。

2016-07-03 東村アキコ/東京タラレバ娘(3) (Kissコミックス) ピンと来ないというかよくわからん。4、5も同時にポチってしまったのだが。

2016-07-03 東村アキコ/東京タラレバ娘(4) (Kissコミックス) やっぱりわからん。そもそもこの人々の「恋愛」というのはなんなのだ。

2016-07-03 東村アキコ/東京タラレバ娘(5) (Kissコミックス) わからんまま。先読むことはなさそうな気がする。

2016-07-03 ★★★★ 坂本葵/食魔 谷崎潤一郎 (新潮新書) この人は才能がある、っていうかとてもよく書ける。

2016-07-09 Allison Moon/Girl Sex 101 ZINの形をとった中高生向けセックスハウツー。LGBTとかごくふつうの扱いにしてSTI対策を口すっぱくしてやってる。暴力その他のネガティブな側面は抑えめ。

2016-07-09 三井 徹/ポピュラー音楽とアカデミズム むずかしい。

2016-07-09 鈴木 茂/自伝 鈴木茂のワインディング・ロード はっぴいえんど、BAND WAGONそれから (Guitar Magazine) ミュージシャンの昔話はおもしろいなあ。

2016-07-10 ★★★ 中山 康樹/ウィントン・マルサリスは本当にジャズを殺したのか? 実際ウィントンの人気のなさはやばい。

2016-07-10 ★★★★ 赤塚 聡/ドッグファイトの科学 知られざる空中戦闘機動の秘密 (サイエンス・アイ新書) 私は戦闘機乗りにはなれそうにない。それにしても兵器も戦術もすげえな。

2016-07-13 古賀 徹/愛と貨幣の経済学──快楽の社交主義へ ラカン派左翼?うわーって書いてあってよくわからない。

2016-07-15 ★★★★ ラリー・ヤング/性と愛の脳科学 新たな愛の物語 この手のは食傷ぎみだったが、これは文学・思想系からの引用も多くておもしろい。科学者とジャーナリストのコンビ。ジャーナリストの方の懐がけっこう深いのだろう。脳科学やらプレーリーハタネズミやらの話と、アウグスティヌスやらチョーサーやらの話を交互に読む感じ。

2016-07-16 ★★★★ キャサリン・ハキム/エロティック・キャピタル すべてが手に入る自分磨き ジェンダーやら性の商品化やらに興味のある人は必読。各種の文化間比較調査にもとづいて既存のフェミニズムとか批判していて、社会学っていうのはこういうふうにやってほしい。

2016-07-20 ★ 曽根富美子/親なるもの断崖 1 (宙コミック文庫) 松沢呉一先生が怒ってたけど、そりゃ怒るわよねえ。こんなみんな憎んだり怒ったり泣いたりしているところで楽しめるお客さんって、本当に特殊な人以外いないだろう。そういう想像力っていうのはなんなんだろう。

2016-07-21 田房永子/キレる私をやめたい 〜夫をグーで殴る妻をやめるまで〜 (バンブーコミックス エッセイセレクション) カミングアウトはえらいと思う。ゲシュタルト療法に救われたそうです。でもまだ進行中の話のようでもある。まわりの人がのっぺり見えてる感じで、これは池田暁子先生の『新型うつ』なんかと似ている。まあ実際人間というのはのっぺりしたものだ。まあ私も、相当やばいという判断。

2016-07-23 森川 友義/大人の「不倫学」 有名な本(翻訳あるものが多いけど英語のものもけっこうある)を読んで抜き書きして紹介します、みたいな感じ。「不倫学」のタイトルをそのまま使うのはちょっとどうかというのもある。

2016-07-23 ★★★★ Tucker Max/Mate: Become the Man Women Want これはふつうのモテ本といってもいい。ジェフリーミラー先生……ていうかまあ国内でこれをタネ本に誰か書くだろう。いや、よく読むとふつうのナンパ本とかとはぜんぜん違うな。むしろ活動的で社交的で共感的な人間になりましょう、みたいな。

2016-07-23 ★★★★ Laurie J. Shrage/Philosophizing About Sex フェミニスト風味のセックス哲学入門。応用倫理的な問題の問い立て方がおもしろい。

2016-07-24 ★★★★ Ph. D. Helen Fisher/Anatomy of Love: A Natural History of Mating, Marriage, and Why We Stray 新版。どう変わってるのか確認したいんだけど。

2016-07-24 ★★★★ レナードムロディナウ/この世界を知るための 人類と科学の400万年史 科学史はいつもおもしろい。哲学とかって科学史やってからの方がわかりやすいよね。

2016-07-24 ★★★★ ジョン・パッチ/アメリカン・パイ in ハレンチ教科書 (字幕版) アメリカンパイはおもしろいなあ。Shrage先生の本で(好意的かどうかわからんが)言及されていた。図書カードいいよな。

2016-07-25 ★★★★ 前野 みち子/恋愛結婚の成立—近世ヨーロッパにおける女性観の変容— これはものすごく立派な研究。「学識」ってほんとうに貴重だ。「愛・性・結婚の哲学」の人々とかにおすすめ。

2016-07-29 ★★★★ 鶴間 和幸/人間・始皇帝 (岩波新書) 文章ちょっとクセがあるけど、へえ、最近の研究ではそうなってるるのか、みたいな驚きがたくさん。中国はまだまだ資料が出てくるのね。ていうかはやく始皇帝陵あれしてほしい。

2016-07-31 ★★★★ ロビン・ダンバー/人類進化の謎を解き明かす 他の類人猿といろいろ比べて人類の過去を推測する、みたいなの。扱うデータとかどんどん進んでてすごいねえ。しかし謎はまだまだ多い、っていう見方によってはぜんぜんわかってないってことでもある。

2016-08-04 Hugh J. Silverman/Philosophy and Desire (Continental Philosophy) ポストモダン

2016-08-04 Robert F. Almeder/Human Happiness and Morality: A Brief Introduction to Ethics エレメンタリー

2016-08-04 P. A. ソロキン/アメリカの性の革命 (1957年) 19世紀生まれらしい人が(ソ連を追い出されてアメリカ亡命)、「アメリカは文化も生活もセックスセックスとけしからん!」と憤慨している。おかしい。

2016-08-08 モートン・ハント/ゲイ—新しき隣人たち そういやこれ入手して読んだんだった。原書は1977年ぐらい。「ゲイの人々が目立つようになってきましたが、いろいろ誤解されているのでどういう生活をしているか説明します、偏見はやめてね」みたいな。いまとなっては古い印象で、書き方が差別的だ、みたいになってしまうだろうと思う。でもこういう本もまあ大事だったわよね。

2016-08-08 日本弁護士連合会 両性の平等に関する委員会/性暴力被害の実態と刑事裁判 神山千之先生の「事実認定における経験則とジェンダー・バイアス」が勉強になった。

2016-08-08 亀山 早苗/人はなぜ不倫をするのか (SB新書) 学者さんたちのインタビュー。特になにもなし。というかあやしげな話の方が多い。

2016-08-08 ★★★★ ウィリアム・H. マクニール/疫病と世界史 下 (中公文庫 マ 10-2) とてもおもしろい。

2016-08-08 ★★★★ ナイアル・キシテイニー/経済学大図鑑 経済学史としてもキーワード集としても読める。よく聞くキーワードと人の名前が結びついていると、あ、こういことなんか、みたいなのがある。

2016-08-09 D・アーチャー/ボディ・ランゲージ解読法 写真を見て事情を読む能力を試す、みたいなの。おもしろいんだけど、こういうのもっと新しいバージョンないのだろうか。

2016-08-10 ポール・ポースト/戦争の経済学 それほどおもしろいわけではない。教科書のなのね。

2016-08-10 ★★★ スティーヴンワインバーグ/科学の発見 基本的にニュートンまでの科学革命の話。科学革命はやっぱりありましたよとのこと。

2016-08-11 成原慧/表現の自由とアーキテクチャ: 情報社会における自由と規制の再構成 淡々としている。

2016-08-15 田中 辰雄/ネット炎上の研究: 誰があおり、どう対処するのか まじめな研究。

2016-08-17 ヤマシタトモコ/ひばりの朝 (1) (FEEL COMICS) 雰囲気っぽく話が進んでわかりにくい。

2016-08-17 ★★★ 山元 大輔/浮気をしたい脳--ヒトが「それ」をがまんできない訳 生物学その他からわかってきたことを、1ネタ数ページで軽く紹介する、みたいな。文章は週刊誌向けの感じだけどうまいもの。出典や参照つけてくれるとよかったんだどねえ。

2016-08-18 Mike Gemphee/College Sex in America: How Hooking Up Works on American Campuses (English Edition) インタビューとかだけどだめだめ。「あなたのお子さんはこんなことしてますよ」風。

2016-08-19 深作欣二/仁義なき戦い どんどん死ななきゃならなくてたいへんね。もっとシノギの話してほしい気はする。

2016-08-20 江口 寿史/江口寿史の正直日記 (河出文庫) なぜか本棚にあった。サブカルハイソな交遊記。

2016-08-21 ★★★★ Bertrand Russell/Marriage and Morals (Routledge Classics) (English Edition) いろんな意味で重要。

2016-08-22 Michael Levin/Feminism and Freedom 行方不明→発見。わりと有名なフェミニズム批判。

2016-08-22 宮台 真司/「絶望の時代」の希望の恋愛学 80年代の東大はセックスパラダイスだったようです。小谷野先生が見てた世界とはぜんぜんちがうね。

2016-08-22 宮台真司/きみがモテれば、社会は変わる。 (よりみちパン!セ) 何を言おうとしているかわからん。

2016-08-22 バリー レビィ/恋するまえに—デートDVしない・されない10代のためのガイドブック 女の子向け。なんかヌルいんじゃないかという気がする。

2016-08-22 筒井 康隆/三丁目が戦争です やっと本物を入手したけど、小学生のとき読んだのはこの絵だったかなあ。

2016-08-23 橘木 俊詔/21世紀日本の格差 いただきました。ありがとうございます。

2016-08-23 ★★ フレドリケ バニンク/ポジティブ認知行動療法: 問題志向から解決志向へ カウンセラー向け。

2016-08-26 ★★★★ Wendy McElroy/Rape Culture Hysteria: Fixing the Damage Done to Men and Women (English Edition) 現在の米国フェミニズムの主流派を「PCフェミニズム」と呼び総攻撃。レイプカルチャーなんてのはありません、フェミニストリサーチとかってのはでたらめでだめだめ、みたいな。ネットでよく見かけるような反フェミ論説だけど力(と憎悪)がはいっていて読ませる。フェミニズムについて考えたい人は安いし読むべきだ。

2016-08-29 ヤマシタトモコ/WHITE NOTE PAD(1) (FEEL COMICS swing) やっぱりちょっとなじめない。

2016-08-30 David Allyn/Make Love, Not War: The Sexual Revolution: An Unfettered History 60年代のセックス革命のいろいろ。これ情報量多くておもしろいので翻訳ほしいなあ。自分で読むには量が多すぎる。70年ごろのエンカウンターグループってそうだったんか!みたいな。

2016-08-30 Jr. Raymond J. Lawrence/The Poisoning of Eros: Sexual Values in Conflict ヘブライ系とグレコローマンの伝統の間には葛藤があります。通常言われてるのと逆に、ヘブライ系がセックスポジティブで、グレコローマンはネガティブ。結婚が秘跡になったあたりでいろいろあって、とかそういうの。ルターとかバルトとか出てくるから、某先生に読んでもらって解説してほしい。

2016-08-30 田中 紀峰/虚構の歌人 藤原定家 いただきましたありがとうございます。趣味人。和歌の世界はよくわからんけどおもしろい。へえそういうことなのか、みたいな。

2016-08-30 J. フィリップ ラシュトン/人種 進化 行動 なんか古いなと思ったら古かった。

2016-08-30 深作欣二/仁義なき戦い 広島死闘篇 [DVD] 芽衣子先生がよい。

2016-08-30 深作欣二/仁義なき戦い 代理戦争 [DVD] 筋はこれがおもしろいね。

2016-08-30 深作欣二/仁義なき戦い 頂上作戦 [DVD] 親分は安全。安全第一。

2016-08-30 深作欣二/新 仁義なき戦い 組長の首 [DVD] これはおもしろい。やっぱりフィクションは無理が利いてよい。

2016-08-30 ★★★★ 山田 奨治/東京ブギウギと鈴木大拙 これはたしかにおもしろい。

2016-09-01 Jaclyn Friedman/Yes Means Yes!: Visions of Female Sexual Power and A World Without Rape ライターは27人ぐらい。ちょっと分量多すぎて読むのしんどい。

2016-09-03 ヤマシタトモコ/ひばりの朝 (2) (FEEL COMICS) いちおう読んでみたけどやっぱりよくわからなかった。

2016-09-03 Jessica Valenti/Sex Object: A Memoir (English Edition) 「第4波フェミニズム筆頭」、みたいな人の途中まで自伝。読みにくいししんどくて評価不能。これぞフェミニズム、みたいな感じもするけど、子供の頃から虐待されて苦しみ続けています、みたいな感じだけどなんとも微妙で、いわゆる「フックアップカルチャー」はやっぱり女性には有害なのではないか、みたいなのも感じる。ネット活躍しはじめた人だらもすごくバッシング受けてて、それまたいろいろあれでなんともいえない感じ。誰か国内のここらへん詳しい人解説してほしい。

2016-09-04 Jessica Valenti/The Purity Myth: How America's Obsession with Virginity Is Hurting Young Women これはもう問題意識からよくわからない。2009年当時の例のVirginity pledgeだかなんだかそういうやつに反応しているんだろうけど、このヴァレンティ先生の反応も本気なのか、みたいな感じ。参照される文献とかはほとんどオンライン新聞記事とかで、まあ住んでる世界が違うっていうか。もうちょっと勉強すらいいのに、みたいなことを考えるし、aazon.coのレビューもそんな感じ。

2016-09-04 ★★★★ David Benatar/The Second Sexism: Discrimination Against Men and Boys (English Edition) ジェンダー論。男性は差別されてます。笑える。ベネター先生おかしいなあ。オリジナルシンカー。

2016-09-08 松谷 信司/(081)キリスト教のリアル (ポプラ新書) 牧師先生や神父先生の側から見た日本のキリスト教教団の世俗的なあれやこれや。酒飲むのはどうだとか結婚前の交際をどうするかとか、けっこうおもしろい。不祥事やら教団間の仁義なき戦いやら、「あれはキリスト教ではない」とかがあればもっとおもしろかったろうが、そういうのは今後期待。

2016-09-09 Laura Bates/Everyday Sexism イギリスもの。いろんな女性差別があるし、ふつうそれらは口に出されてませんよ、という本。アカデミックじゃなくてポップなのを目指している。

2016-09-13 吉澤寛之/ゆがんだ認知が生み出す反社会的行動: その予防と改善の可能性 めくっただけ。

2016-09-13 ★★★★ 狛潤一/ヒューマン・セクソロジー: 生きていること、生きていくこと、もっと深く考えたい 判型同じだから村瀬先生の『セクソロジーノート』 http://ediaarker.net/u/yonosuke/?asin=4434041762 の新版かと思ってたけど4人の著者による書下しだった。『季刊セクシュアリティー』まわりの年配の先生たちのだけど、資料は新しめのをつかっているし、内容もセックスをまわる社会的な問題をいろいろ扱っていてえらい。ジェンダー格差、ポルノやセッスワークみたいな論争のあるところについては微妙なところもあるけど、まあ一つの主流派。えらい。っていうかここらへん、大学生とかに読ませるべきまともな本はこれしかないと思う。各大学図書館に入れといてほしい。

2016-09-15 ★★★★ N/A/【国産】強力青竹踏み踏王(ふみお)くん 防虫剤・カビ防止剤不使用!無塗装の天然竹そのままの踏み心地!丈夫な二節付、もう普通の青竹踏みで満足できない方限定!イタキモ感抜群の最強青竹踏み 一家に一本。

2016-09-17 川上 量生/鈴木さんにも分かるネットの未来 (岩波新書) 経営者っていろいろ考えているなあ、とは思うものの、こういうネット社会論みたいなのがおもしろいと思ったことはないんよね。

2016-09-17 エードゥアルト フックス/エロチック美術の歴史〈2〉 砂の本のつづき。

2016-09-17 ★★ エードゥアルト フックス/エロチック美術の歴史〈1〉 ほとんど砂の本。

2016-09-18 沓掛 良彦/サッフォー—詩と生涯 えらい。ものすごくえらい。えらすぎる。

2016-09-19 Stephen Joseph/Positive Psychology in Practice: Promoting Human Flourishing in Work, Health, Education, and Everyday Life 10年ぶりの第2版。ぶあつい。目次めくった。

2016-09-21 戸谷 洋志/Jポップで考える哲学 自分を問い直すための15曲 (講談社文庫) 先生と非実在的大学1回生女子がJ-POP聞きながらみんなが好きな感じの伝統的大陸系哲学(あるいは実存主義)入門するという趣向。選曲がかなりよくて成功していると思う。優秀。それに「某本はこうあるべきだった!」という強い意思が感じられる。そういう事情から、一番の読みどころはやはり乃木坂の「君の名は希望」の章と最後のニーチェだろう。「君の名は希望」は名曲っすな。そのキモさについても語ってほしかったが、今後の期待。(後日記)「君の名は希望」については、自分でも書いてみた。私だとこうなる。ははは。 http://yonosuke.net/eguchi/archives/5201

2016-09-24 ★★★★ 本村 凌二/愛欲のローマ史 変貌する社会の底流 (講談社学術文庫) あの新書の文庫本化。

2016-10-01 堀内進之介/感情で釣られる人々 なぜ理性は負け続けるのか (集英社新書) どう読めばいいのかよくわからない。というか何についての本なのか。

2016-10-01 ★★ 高橋 昌一郎/反オカルト論 (光文社新書) 言いたいことはわからんでもないが、手法に問題があるように思う。

2016-10-03 原田 まりる/ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。 まりる先生がんばっている。けっこう売れるのではないか。

2016-10-09 牧野智和/自己啓発の時代: 「自己」の文化社会学的探究 戦後から。

2016-10-09 中山 庸子/スウェーデン男女平等の起点と到達点 フレドリカ・ブレーメル いろいろ評価しにくい本。

2016-10-09 水野敬也/LOVE理論 読んだはずだが記憶がない。

2016-10-09 N/A/1-B00ATH5DOM スタンダード曲、その代表的演奏、豆知識など。

2016-10-09 鳥飼茜/先生の白い嘘(4) (モーニングコミックス) この先生もよくわからん。

2016-10-09 ★ ネイル・クラーク ウォーレン/心理学者の書いた、デート2回で相手を見抜く法 だめ。

2016-10-09 ★★★★ Stephanie Coontz/Marriage, a History: How Love Conquered Marriage すばらしい。翻訳してほしい。

2016-10-09 ★★★★ 宮谷 宣史/アウグスティヌス (講談社学術文庫) 名著。

2016-10-09 ★★★★ マルクス シドニウス ファルクス/奴隷のしつけ方 とてもおもしろい。

2016-10-10 ★★★ ジョーン スミス/男はみんな女が嫌い 軽めだけど幅広い教養を駆使していておもしろい。90年代前半はまだ文学が生きてた感じがしてなつかしい。それにしても鈴木晶先生はえらいなあ。もちろんaazon古本で入手したけど、プロが読んだ形跡があってそれも興味深い。線の弾き方とかでわかる。

2016-10-13 森田 稔/新チャイコフスキー考 90年代末はこういう理解だったわけね。

2016-10-13 池田 忍/視覚表象と音楽 (ジェンダー史叢書 第4巻) うーん、ジェンダー研究ってどうしてもこうなっちゃうのね。

2016-10-14 ★★★★ 樋脇 博敏/古代ローマの生活 (角川ソフィア文庫) グッドな本。2005年の本だったらしい。

2016-10-17 瀧川裕英/問いかける法哲学 大学テキストとしてもいろいろ考えられていてよくできている。勢いがあるなあ。

2016-10-17 H. キュンク/キリスト教は女性をどう見てきたか—原始教会から現代まで 当然のことながらキリスト教べったりで距離感ゼロ。あんまり参考にならない。

2016-10-17 中村淳彦/貧困とセックス (イースト新書) 鈴木先生がいろいろたしなめるけど、中村先生はあいかわらずの中年童貞害悪論。

2016-10-17 ★ 後藤 浩子/“フェミニン”の哲学 だめ。昔ブログ書いた。https://yonosuke.net/eguchi/archives/848

2016-10-20 小谷野敦/本当に偉いのか あまのじゃく偉人伝 (新潮新書) アマゾンで倫理学入門に分類されている……まあいつもどおりというか、大学講義のあいまに披露するとウケる小話というか、全体として「つなぎ」な感じ。他に時間のかかる仕事しているのだろう。まあ私のようなファン以外にはあんまり関係ないかもしれない。

2016-10-20 ★★★ 倉科遼/荷風になりたい~不良老人指南~ (1) (ビッグ コミックス) ケン月影先生のを買うときが来るとはなあ。倉科先生は「現代の荷風」を自認しているわけだ。

2016-10-23 原 章二/マラソン100回の知恵—サブフォーをめざす市民ランナーへ (平凡社新書) 5時間完走をめざしてLSD、という方針か。

2016-10-23 ★★★ ダイアン アッカーマン/「愛」の博物誌 原書は1994。タイトル通り西洋の歴史・文学や各種のカルチャー、文化人類学、その他からの雑多な話。アカデミックではなく、わりと勝手にいろいろ解釈して紹介しているけど、ネタ集としてはそれなりに読める。

2016-10-24 フランソワ イシェ/絵解き中世のヨーロッパ 最近絵解きものが好きです。

2016-10-24 若一 光司/エロスの博物誌—わたしの性わたしの愛 文学アンソロジー。誰がどういう基準で選んで配列しているのかさっぱりわからない。でもいかにも80年代後半。文学っていうのは、こういう好色な暇潰しだったわね。

2016-10-24 ★★★★ ジャン ヴェルドン/図説 快楽の中世史 カペローンの『宮廷風恋愛』の解説とか。楽しい。

2016-10-24 ★★★★ アルノー ドゥ・ラ・クロワ/中世のエロティシズム こういうのは、まあだいたいどの本を読んでも同じようなもの……と、でもこの本は宮廷風恋愛の解釈のいろいろの違いなどを紹介していておもしろいところがある。十分アカデミック。吉田春美先生はとても偉いということにいま気づいた。

2016-10-27 小谷野 敦/現代文学論争 (筑摩選書) 「フォニイ」論争っての、サリンジャーのあれは関係ないのか。

2016-10-29 杉田 俊介/非モテの品格 男にとって「弱さ」とは何か (集英社新書) この先生の男性論(「男性学」とは書かないようだ)は内省的で好感がもてる。森岡先生のラインね。小谷野先生の議論への言及がないのが残念だけどそのうちやってくれるだろう。

2016-11-01 山本直樹/明日また電話するよ 某先生のツイートからなつかしくなって。まあエロ本。

2016-11-01 中村 真一郎/愛の法廷 (1973年) 短いエッセイ集。うっかりポチってしまった。買うほどのものではない。

2016-11-01 レミ・ド・グールモン/愛の博物誌—美しくも残酷な生き物の性本能 (1976年) 動物の話。古い。

2016-11-03 Susan J. Douglas/The Rise of Enlightened Sexism: How Pop Culture Took Us from Girl Power to Girls Gone Wild これはけっこうおもしろい感じ。

2016-11-03 松沢呉一/闇の女たち—消えゆく日本人街娼の記録— (新潮文庫) 松沢先生は偉いなあ。

2016-11-03 アラステア・V. キャンベル/生命倫理学とは何か: 入門から最先端へ 生命倫理をつかった倫理学の入門。えらい。

2016-11-03 西村清和/分析美学基本論文集 えらい。

2016-11-03 加藤 尚武/死を迎える心構え いただきました。

2016-11-03 管賀 江留郎/道徳感情はなぜ人を誤らせるのか ~冤罪、虐殺、正しい心 おもしろいなあ。

2016-11-03 フィリップ・キャム/共に考える (P4C叢書) ご恵投いただきました。ありがとうございます。

2016-11-03 今道 友信/音楽のカロノロジー—哲学的思索としての音楽美学 昭和な哲学的音楽美学。なつかしい感じがする。

2016-11-03 スティーヴン・マーフィ重松/スタンフォード大学 マインドフルネス教室 いかにもインチキくさい。

2016-11-05 リチャード・スティーヴンズ/悪癖の科学--その隠れた効用をめぐる実験 ネット記事にあるようなあやしげな心理学の研究成果をおもしろおかしく書いてるようなやつ。ヒマつぶしや話のネタにはいいが、お金出して買うものではない。

2016-11-05 ★★★★ マーク エヴァン ボンズ/「聴くこと」の革命: ベートーヴェン時代の耳は「交響曲」をどう聴いたか (叢書ビブリオムジカ) 音楽愛好家向けというよりは、音楽美学。19世紀大陸哲学研究者やロマン主義美学の人向けの本なんだけど、けっこうおもしろい。芸術の話がわからんとこの時期の哲学わからんよな、みたいなのはある。

2016-11-07 松井 久子/何を怖れる——フェミニズムを生きた女たち みんなけっこういい家で育ってるな、みたいな印象。まあそらそうよね。

2016-11-07 ルカ トゥリン/香りの愉しみ、匂いの秘密 これはもろ理系、有機化学と受容体の話を一般向けに読みやすくしたもの。

2016-11-07 コンスタンスクラッセン/アローマ—匂いの文化史 いわゆる文化史だけど、わりと情報が密で目新しい感じでおもしろい。

2016-11-07 コンスタンス クラッセン/感覚の力—バラの香りにはじまる よい香りをめぐる文化史というか文学史というか、なんか広い意味でテツガクみたいなもの。教養としておもしろいが、学生様にはすすめられない。

2016-11-07 宮沢正順/香りの比較文化誌—東の「香」から西の「アロマテラピー」まで 大正大の文学系の先生たち(全員男っぽい)の共同研究。

2016-11-07 ★★★ ドーリス ブルヒャルト/美を求める闘い—ヘレナ・ルービンシュタイン、エリザベス・アーデン、エスティー・ローダー 3人の化粧業界大物女性の評伝。めくっただけ。

2016-11-07 ★★★ 秦 剛平/名画で読む聖書の女たち あら、こういう本あったのか。おもしろいけど、講義を彷彿させる語り口がちょっと下品なところがあって、もうちょっと調整してもよかったのではないか。1942年生まれ。

2016-11-07 ★★★★ ジェフリー ジョーンズ/ビューティビジネス—「美」のイメージが市場をつくる 意外におもしろい。「体臭」という言葉は1920年代にリーバ社が発明、というか一般化しました。

2016-11-08 T. Edward Damer/Attacking Faulty Reasoning: A Practical Guide to Fallacy-free Arguments 古い版のPDFが落ちている。

2016-11-08 高木貞敬/匂いの科学 完全理系。犬とか魚とか乳幼児とかの話も含む。25年以上前のものなのでものすごく古い。

2016-11-08 小沼 純一/パリのプーランク—その複数の肖像 小沼先生はなんでもしっててすごいけど、何を読んでもちょっとかっこつけすぎで散慢な印象がある。

2016-11-08 メアリー・V・ソラント/成人ADHDの認知行動療法 実行機能障害の治療のために いつもの。指導者向け。

2016-11-08 ★★ 高坂康雅/恋愛心理学特論: 恋愛する青年/しない青年の読み解き方 うーん、なんか行儀よすぎると思う。恋愛を語りながらセックスを避けるとおかしなことになると思う。

2016-11-08 ★★★★ 朝日新聞社/草木花歳時記 冬 シーズンそろった。

2016-11-08 ★★★★ 中井 俊樹/アクティブラーニング (シリーズ 大学の教授法) この本は、最後の資料やシートがとても有用。発言カード。発言した学生に用紙を渡し、指名や学籍番号を記入してもらい、授業後回収する。回収後、その学生に加点を加える。p.166

2016-11-08 ★★★★ J・ロバート・リリー/フランシス・T・カレン/リチャード・A・ボール/犯罪学(第5版)—理論的背景と帰結 これは値段通りの価値のある本で、犯罪と防犯をどう考えてきたかっていう理論的背景を歴史的に説明してくれていて、一部の社会学理論の入門のようにもなっている。ていうか、こっちから入ってった方が(一部の)社会学がなにやってるかっていうのがわかりやすいというか。

2016-11-12 森恒二/自殺島 16 (ヤングアニマルコミックス) 次でおわるのか。

2016-11-14 小谷野 敦/反米という病 なんとなく、リベラル 私には関係なかった。

2016-11-20 ★★ チャック パラニューク/ファイト・クラブ (ハヤカワ文庫NV) はいりこめず、80頁目ぐらいまで読んで放棄。わたしが悪うございました。

2016-11-20 ★★★ アンジェラ・ダックワース/やり抜く力 GRIT(グリット)——人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける あれ、たいしておもしろくない。もっとおもしろい箇所があったような気がするんだけど。セリグマン先生が悪い人なことはわかった。タイトルは「根性」でよかったのではないか。

2016-11-21 ★★★★ Nゼモン・ディヴィス/十六—十八世紀 (女の歴史) おもしろすぎる。アナル派と藤原書店はえらい。

2016-11-26 マーク・フリーマン/後知恵: 過去を振り返ることの希望と危うさ 読まずに裁断。

2016-11-26 ★★★ 谷本 奈穂/恋愛の社会学—「遊び」とロマンティック・ラブの変容 (青弓社ライブラリー) 雑誌記事からいろいろやるって感じの。第2章読みなおしてるけど、ずいぶん問題あるなあ。

2016-11-26 ★★★★ ヴェルナー・ゾンバルト/恋愛と贅沢と資本主義 (講談社学術文庫) クルティザンまわりの話に。しかしおもしろい。女嫌い古典名作。

2016-11-28 クリス・ バーディック/「期待」の科学 悪い予感はなぜ当たるのか プラシボ効果の話。いまいち。

2016-11-28 ★★★★ 枡野 浩一/愛のことはもう仕方ない essyで楽しませてもらってたので御布施。枡野先生もおもしろいよなあ。

2016-12-01 ★★ キース ニーガス/ポピュラー音楽理論入門 これ前にも読んでるな。音楽理論の本ではなく、どうやってポップ音楽について面倒で頭よさげなことを書くか、という理論の本。部分的にはおもしろいけど、なんでこんな面倒になるかね。

2016-12-01 ★★★★ 乗越たかお/ダンス・バイブル〈増補新版〉 あれ、おもしろいぞ。なるほどこういう流れなのか。

2016-12-06 宮本 節子/AV出演を強要された彼女たち (ちくま新書1225) だいたいネットで主張している通り。問題はわかるし、プライバシーのその他書きにくいことが多いのも理解できるが、いろいろ重要な点を素通りしたり決めつけたり一方的になっていると思う。特に契約の金額や、業者側の事情についてほとんど触れていないのが致命的だと思う。金銭が人の判断を歪め誤らせることは当然あるわけだし、我々が後悔するような判断をしてしまうことも多い。もちろんそうした人間の弱さみたいなのに対するセーフティーネットは必要。そういうの認めるところからやればいいのに、業者の多くが悪人であるかのような書き方はやっぱり反感を感じる。でもまあ「支援者」にそういう公平さを求めるのは難しいか。

2016-12-06 岩田健太郎/感染症医が教える性の話 (ちくまプリマー新書) なにごともなし。

2016-12-06 阿佐田 哲也/外伝・麻雀放浪記 (双葉文庫) 久しぶりに読んだけど最高だな。

2016-12-10 N/A/なぜあの人ばかりチヤホヤされるのか? 植木理恵の職場と恋愛の心理学 (宝島SUGOI文庫) 有名な社会心理学の知見をライターがまとめてるもの。おかしなのはない。

2016-12-10 N/A/Bormioli Rocco(ボルミオリ・ロッコ) ビストロ ジャグ 1L 1.46160(00059) RBR3903 1リットルの買ってしまってかなり重い。花瓶にしか使えないな。

2016-12-10 みなもと太郎/風雲児たち 幕末編 28巻 薩摩長州土佐、どこもあんまり肩入れできない男。

2016-12-10 橋本 崇載/棋士の一分 将棋界が変わるには (角川新書) こういう新書の価値というのは難しいねえ。雑誌と同じ扱いというか。

2016-12-10 ★★★★ ジョージ・クリントン/ファンクはつらいよ ジョージ・クリントン自伝 バーバーショップからマザーシップまで旅した男の回顧録 これは素晴らしい。60年代から2010年ごろまでの黒人音楽とドラッグの歴史。なるほどそういうことだったのか!ばっかり。もちろんジャンキーじいさんのいうことだから話半分ではあっても。黒人音楽ビジネスのやばい面を(それほど)隠さないという点では、マイルスやクィンシーの自伝よりさらに重要かもしれない。必読。

2016-12-11 永田カビ/さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ 神経症系女子。話はこれからなのだろう。漫画というよりは文章にイラストがついている感じで、こういう表現ができるってのが絵を描ける人々の強みよね。

2016-12-11 桜 玉吉/日々我人間 (文春e-book) こっちはまあそれなり。1頁でやるのが良いのか悪いのか。

2016-12-11 ★★★★ 桜 玉吉/漫喫漫玉日記 深夜便 (ビームコミックス) なんてことない鬱系おやじ日記漫画だけど、動かされた。

2016-12-12 ★★★★ 丸屋 九兵衛/丸屋九兵衛が選ぶ、ジョージ・クリントンとPファンク軍団の決めゼリフ (SPACE SHOWER BOOKs) P-Funkのかっこいい歌詞を紹介しつつ基本的情報を伝えるファンク入門書でもあり、どう楽しむのがもっともPなのかを説くマニア本でもあるようなの。これほどファンクな本はかつて見たことがない。絶賛。P-Funk聞きながら読むべし。

2016-12-15 Simon May/Love: A History だいたいヘブライ、プラトン、アリストテレス、ルクレティウス、オウィディウス、キリスト教、トロバドール、スピノザ、ルソー、シュレーゲル、ノヴァーリス、ニーチェ、フロイト、プルースト、という並び。

2016-12-15 安藤 寿康/日本人の9割が知らない遺伝の真実 (SB新書) 橘玲先生の本に便乗するためにライターの人に対する語り下ろしみたいな形で書いた、とか正直だが、そのせいかたしかに書きにくいことや本音の部分がけっこう出ていておもしろい。

2016-12-15 ★★★★ 西寺 郷太/ジャネット・ジャクソンと80’sディーバたち (星海社新書) オリジナルな80年代音楽業界解釈で、なるほど、そうなのかという説得力がある。

2016-12-17 タムシン・スパーゴ/フーコーとクイア理論 (ポストモダン・ブックス) まし。

2016-12-17 デイヴィッド・M. ハルプリン/聖フーコー—ゲイの聖人伝に向けて (批評空間叢書) やっぱりこの先生はだめ。まったく受け付けられない。

2016-12-17 ★★★★ 丸屋九兵衛/音楽誌が書かないゴシップ無法痴態 (P‐Vine BOOKs) 笑える。この先生おもしろいじゃないか。

2016-12-18 マイケル リオーダン/クォーク狩り—自然界の新階層を追って この本昔話題になったよなあ、みたいな。めくっただけ。全部は読めない。

2016-12-18 福田 和彦/現代の裸婦美術 (1982年) エッチな美術作品に詳しくなろうとしている。

2016-12-19 N/A/泰東 カラス対策・カラスよけゴミネット[イエロー・おもり(65g/m)入り](1.5m×1.5m) 町内会の取り決めで、ゴミは各家庭で出すことになった。

2016-12-19 N/A/Reodoeer ヨガマット トレーニングマット エクササイズマット 収納バンド 収納バッグ付き 厚さ10mm (ブルー) 腰痛体操とかのために。仮眠のときに寝袋の下に敷いて断熱。

2016-12-21 青木日出夫/図説 エロスの世界—巨匠たちのエロティック・アート篇 絵だけ淡々と載ってるけど、あんまり価値がない。

2016-12-21 山本 晋也/風俗という病い (幻冬舎新書) ものすごく昭和な感じ。実名の人々の行状がいろいろ出てきて、この世代の男性たちの遺言のようでもある。まとまりがないが、一読の価値がある。おそらく私の世代のインテリ層の一部から見ると奇っ怪で、昭和はものすごく遠い。

2016-12-21 N/A/世界の性愛学 (綜合ムック) エロ本でした。

2016-12-21 ケネス・J. ガーゲン/あなたへの社会構成主義 なんか不快な感じがある。なぜだろう?

2016-12-21 ★★ N/A/世界の官能名画—光と闇に彩られた官能絵画の祭典 (MSムック) エロチックアートと呼ばれるやつはクォリティが低い。

2016-12-21 ★★★★ 海野弘/性愛の西洋美術史 (洋泉社MOOK) お手本どおり、というか海野先生と平松先生だし。

2016-12-21 ★★★★ ロム・インタ-ナショナル/ヌード絵画の美術史 (三才ムックvol.901) これもよい。

2016-12-21 ★★★★ N/A/美しきヌード絵画の世界 19~20世紀を彩った裸の女性たち (総合ムック) これは解説が充実していて優れている。

2016-12-25 Sheila Jeffreys/Beauty and Misogyny: Harmful cultural practices in the West (Women and Psychology) 女性は無理やり化粧させられたりハイヒール履かせられたり脱毛させられたりしています。ははは。

2016-12-25 下川耿史/混浴と日本史 混浴はいい!混浴したい!という著者の嗜好が伝わる本。

2016-12-25 Nゼモン・ディヴィス/十六—十八世紀 (女の歴史) この『女の歴史』はとてもよいので皆読むべきだ。

2016-12-25 手塚治虫/手塚治虫エロス1000ページ(上) (studio voice comics) 手塚先生は変わった趣味をお持ちだったのよねえ。

2016-12-25 N/A/日本文学全集〈第61〉阿部知二・芹沢光治良集 冬の宿 人工庭園 アルト・ハイデルベルヒ(1968年) 某女子大学の寮が舞台のやつが収録されている。

2016-12-25 ★★★ ロジャー・G・ニュートン/エネルギーとはなにか そのエッセンスがゼロからわかる (ブルーバックス) 熱力学系超初歩。そこそこ。

2016-12-25 ★★★ 田代 櫂/アルバン・ベルク: 地獄のアリア ちょっと散慢な印象があるけど勉強になった。

2016-12-25 ★★★★ 河地依子/SOUL definitive 1956-2016 (ele-king books) 1ページに3枚ずつ、200字ぐらいで紹介するってやつ。これ見ながらApple Musicとかで聞いていくのはおもしろいだろう。まあそういうディスクガイド。1600円ならお勧めなきがする。でもねっとでもこういう感じになってるページはあんまりないか。

2016-12-26 吉仲 正和/ニュートン力学の誕生—現代科学の原点をさぐる (ライブラリ科学史 1) もっぱらニュートンまわりの話。ライプニッツ・クラーク論争とかけっこう詳しくやっている。

2016-12-26 ★★★★ アン ルーニー/物理学は歴史をどう変えてきたか:古代ギリシャの自然哲学から暗黒物質の謎まで 写真豊富で楽しい。物理学史を元素、光学、力学、エネルギー、素粒子、天文学、時間空間とかのネタに分けて。

2016-12-27 手塚治虫/手塚治虫エロス1000ページ(下) (studio voice comics) まあちょっと微妙なのを集めているよなあ。買うほどのものではない。

2016-12-29 ヴァレリー・アファナシエフ/ピアニストは語る (講談社現代新書) 先生にはあんまり興味ないけど、ソ連たいへんねえ。

2016-12-29 あらい ぴろよ/“隠れビッチ”やってました。 こういうのは難しいね。絵柄の統一とか安定とか、そういうのがポイントなのかな。明るさというか肯定感というかそういうのがなくてつらい。

2016-12-29 永田カビ/一人交換日記 (ビッグコミックススペシャル) これは表現としてアリだと思うけど、私とはあんまり関係なさそう。

2016-12-29 ★★★★ 平松洋/名画の謎を解き明かす アトリビュート・シンボル図鑑 (ビジュアル選書) 平松先生おもしろいよな。勉強になる。巻末に参考文献もあがっている。

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