書き殴りINDEX/不如意ブログ/読書記録(booklog)

読んだ本2019

ブクログなどにコメント書いたもの

2019-01-01 ジャン・ルイ・フランドラン/性と歴史 『性の歴史』と同じ本。なんでタイトル変えるんだ。

2019-01-01 ★★★ 堀江 貴文/図解でわかる 指名される技術 -六本木ホステスから盗んだ、稼ぐための仕事術ー 大学教員も読む価値があるかもしれない。

2019-01-01 ★★★★ ロバート・パドロー/ブルーに生まれついて (字幕版) 佳作って感じで楽しめる。主演男優すごい色気と技術だ。昔の本場のジャズメンはろくでもないのがふつうだから、すこしまともだと「あいつはいいやつだった」「スイートなやつだった」「信頼できるやつだ」とか言われるのだろうな。そのなかでもチェットベイカーはみんな口をそろえてろくでもない奴だと言ってるようなので、とてつもなくろくでなかったのだろう。オヤジマイルス役はもっと似た人つかってほしかったのと、もうちょっと風俗描いてほしかったけどまあ。

2019-01-03 ★★★ 玉井 次郎/ソープランドでボーイをしていました よい話系の実録小説っていう感じ。2ちゃんねるの長文書き込みの雰囲気がある。

2019-01-03 ★★★ 水木プロダクション/水木先生とぼく (角川書店単行本) 水木先生あれすぎる。今思えばあの点描や濃淡による独特の表現はこの先生がやったものなのねえ。この先生は水木先生の半分だったのだろう、っていうかうわばみみたいなものに飲み込まれた感じよね。あるいはデビルマンのジンメンか。

2019-01-07 N/A/Bluetooth 5.0 アンプ ELEGIANT ステレオ スピーカー パワーアンプ デジタルアンプ ベース 増幅器 HI-FI 音質 100W 大出力 超小型 タイムセールだったので買ってしまった。

2019-01-07 ★ N/A/Replacement Earpad for Sennheiser PX100, PX100-II, PX200, PX200-II, PMC150, PMC200, PMC250, PMX100, PMX200, HX50, PXC150, PXC200, PXC250, PXC300, PX80, PX60, PMX60, PC130, PC131, ATH-ES3, ATH-ES5, ATH-FW3, ATH-FW33, ATH-VM55, PC35 Headphone / ヘッドホン交換用イヤーパッド (Black) 古いヘッドホンもまだ使う。純正のは高い……と買ってみたいはいいものの、私が使っているのはPX210BTでサイズが違いました……けっきょくサウンドハウスから買い直した。こういう物品はサウンドハウスよい。

2019-01-07 ★ N/A/【ノーブランド品】交換用イヤーパッド イヤークッション Sennheiser HD545 HD565 HD580 HD600 HD650対応 黒 古いヘッドホンも有効利用したい。とHD580にうまく装着できなかった。買うべきでない。

2019-01-07 ★★★★ 安達 正勝/マリー・アントワネット フランス革命と対決した王妃 (中公新書) 現在の風呂読書。若い夫婦の夜の生活がこんなに赤裸々に。

2019-01-07 ★★★★ N/A/Arbily Y3ブルートゥース イヤホン, 高音質 [メーカー1年間品質保証] ワイヤレス ランニング スポーツ 通話 イヤフォン ヘッドホンapple iphone7やiphone8やipodやandroid等Bluetooth機能搭載のデバイスに適応(黒) タイムセールとかで安いのにけっこう使えそう。うちに届いたのはHolyHigh Y3ってやつだが同じものだろう。

2019-01-08 Shane J. Lopez/Making Hope Happen: Create the Future You Want for Yourself and Others あんまりおもしろそうじゃない、とこれ翻訳っぽいのあったわ。 https://azn.to/2PNa7XK

2019-01-08 J. フレッチャー/医療と人間 (1965年) 名前はよく出るのに滅多に読まれない本。

2019-01-08 ★★★★ 柴門 ふみ/東京ラブストーリー 文庫版 コミック 全3巻完結セット (小学館文庫) いま読むとやはりよくできてる。

2019-01-08 ★★★★ Dale Archer/The ADHD Advantage: What You Thought Was a Diagnosis May Be Your Greatest Strength (English Edition) タイトル通り、ADHDはうまくつかえばむしろ有利です、みたいなの。

2019-01-13 ★★★ 高田 かや/お金さま、いらっしゃい! (文春e-book) すごい。某会で生まれるとよく働く倹約家ができあがるのか。

2019-01-14 ソフィー・バルテス/ボヴァリー夫人 [DVD] 主役、別嬪さんだけど暗過ぎる。最初の30分ぐらいであきらめ。旦那の医者わるい人じゃないのに。

2019-01-14 ★★★ 先崎 学/今宵、あの頃のバーで (将棋連盟選書) 風呂読書。うまいものよね。

2019-01-14 ★★★ 鈴木保奈美/東京ラブストーリー DVD BOX リカの性格は一般のコメントでは誤解されていると思う。やはり部長がキーマンよね。またサトミも。主人公カンチの観点から世界を描写しているんだけど、そこからは見えてない部分がけっこうあるように思う。カンチ視点にあわせて描写が薄い。リアルタイムで見ていた人々はどうだったのだろうか。

2019-01-14 ★★★ 安彦 良和/アレクサンドロス (文春デジタル漫画館) さほどおもしろくはないけど、実はぜんぜん細部知らないから勉強になった。

2019-01-14 ★★★★ バー・スティアーズ/高慢と偏見とゾンビ [DVD] おもしろい。

2019-01-14 ★★★★ 清原 なつの/桜の森の満開の下 清原なつの初期ベスト自選傑作集 (ビームコミックス) 私、この清原先生のインテリ好みに影響されてしまってるのよねえ。

2019-01-15 ★★★ 榎本俊二/火事場のバカIQ ちゃんと下品健在でしたか。

2019-01-15 ★★★ 榎本俊二/アンダー3(1) (アフタヌーンコミックス) とても下品です。

2019-01-19 ★★★ 立入 勝義/ADHDでよかった (新潮新書) まじめな借金玉先生みたいな。

2019-01-20 伊勢田 哲治/宇宙倫理学 わたしのようなものの頂きましたありがとうございますありがとうございます。もっとじゃんじゃかSF映画の話してほしかった感じがある。第3章で伊勢田先生が宇宙科学者の柴田先生と闘っていて、えらい。っていうかこういうからまれ方をするっていうのにはなにか別の対策が必要なのだろう。

2019-01-20 澁谷 知美/立身出世と下半身—男子学生の性的身体の管理の歴史 いろいろ調べていて偉い。

2019-01-20 ★★★★ 小田島 雄志/シェイクスピアの恋愛学 劇場の現場の人。さすがにセリフたくさん知ってるし考えてる。

2019-01-20 ★★★★ 筒井康隆/吾輩は童貞(まだ)である- 童貞について作家の語ること- これはチョイスがすばらしいアンソロジー。ひさしぶりに「文学はいいな」とか思った。特に女性は読むがよい。

2019-01-21 ★★ リーヴ ストロームクヴィスト/禁断の果実 女性の身体と性のタブー 生理用ナプキンは主に原油から作られ、自然界にいつまでも残ってしまうし、燃やすとダイオキシンを発生するので、その広告を正しく表現すれば「500年続く不潔感と不快感」であり、月経カップとかを使用した方がよいそうだ。そういう著者である。

2019-01-21 ★★ 木澤 佐登志/ダークウェブ・アンダーグラウンド 社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たち けっこう知らんこと書いてある。思想関係については昔もこういうの何回か見たなあ、みたいな印象。

2019-01-21 ★★★★ イリス・ボネット/WORK DESIGN(ワークデザイン):行動経済学でジェンダー格差を克服する がんばってほしい。

2019-01-22 石田 英敬/大人のためのメディア論講義 (ちくま新書) あんまり関係なかった。

2019-01-22 ★★★ Lynn Hankinson Nelson/Biology and Feminism: A Philosophical Introduction (Cambridge Introductions to Philosophy and Biology) 「進化心理学に対するフェミニスト批判」のとこだけ読む。たしかにあんまり有効な批判ではなく、一方的な感じ。たとえばソーンヒルたちのレイプやDVの因果的な説明では、さまざまあるレイプのすべてを説明できるわけではないけど、ソーンヒルたちもそんなことは目指していないだろう。

2019-01-22 ★★★ 高田 宏/エッセーの書き方 (講談社現代新書 743) 意外に今読んでもたのしめる。昭和では文章書くっていうのはみんなのあこがれでしたね。ワープロとウェブは誰でも文章書けるようにしてくれたけど、書くこと自体へのあこがれみたいなのはなくしてしまったと思う。

2019-01-22 ★★★★ Cody Jorgensen/Criminology: The Essentials 勉強になる。

2019-01-22 ★★★★ ジューン・マコーバーライニッシュ/最新キンゼイ・リポート 統計的な調査ではなく、セックス悩み相談なのだが、分量が多くてさまざまな悩みに対してセックス科学的に答えていて今読んでもとてもおもしろい。こういうの、新しい版とかないんかな。

2019-01-22 ★★★★ デヴィッド・G. マイヤーズ/直観を科学する—その見えざるメカニズム 有名なやつも多いが、事例が豊富でおもしろい。この手の自分がうたがわしくなるやつはやつにはいつもシビれる。Fundaental attribution errorとおもわれるやつを「基本的な原因帰属の誤り」って訳していて、この訳の方がいいね。もし原語があれなら「原因」って入れていいのかどうかわからんけど。手元においておきたいがAazonでは入手しにくい?

2019-01-25 ★★★ N/A/プラダを着た悪魔 (名作映画完全セリフ集スクリーンプレイ・シリーズ) 実はこういう「スクリーンプレイ」シリーズはじめて読んだかもな。よくできた映画よね。

2019-01-25 ★★★★ 島本和彦/アオイホノオ (3) (ゲッサン少年サンデーコミックス) えらくなる人々は最初からちゃんと目標をもっている。

2019-01-25 ★★★★ 島本和彦/アオイホノオ (8) (ゲッサン少年サンデーコミックス) アオイ君じゃなくてホノオ君、最初っからずっとモテモテだよな。やっぱり目標のある男はちがう。

2019-01-26 ★★★★ 島本和彦/アオイホノオ (7) (ゲッサン少年サンデーコミックス) アオイホノオはおもしろいなあ。

2019-01-27 ★★★★ 島本和彦/アオイホノオ (12) (ゲッサン少年サンデーコミックス) ホノオ先生モテモテでいいなあ。

2019-01-31 ★★★ 榎本俊二/火事場のバカIQ 申 (IKKI COMIX) 知らんうちに注文していた。

2019-02-02 広中 一成/牟田口廉也 「愚将」はいかにして生み出されたのか (星海社新書) 知識が足りなくてピンとこなかった。

2019-02-02 ★★★★ 安藤 寿康/なぜヒトは学ぶのか 教育を生物学的に考える (講談社現代新書) とても格調高くて立派だ。ヒトは教育する動物だ。

2019-02-03 芝田 寿美男/臨床行動分析のすすめ方—ふだんづかいの認知行動療法 精神科医が患者に行動分析と認知行動療法を使うための本。なるほど今時はこういう風にして精神科医になるのかとか、こういう感じで患者を見ているのか、みたいな。

2019-02-04 呉座 勇一/応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書) あきらめ

2019-02-04 亀田 俊和/観応の擾乱 - 室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い (中公新書) あきらめ

2019-02-04 ★★★★ デーヴィッド マイヤーズ/カラー版 マイヤーズ心理学 ものすごく立派な教科書。現在の定番っぽい。どうでもいいが、フロイト先生はけっっこうページ割かれてるが、ラカン先生の名前とかは現われない。

2019-02-06 ★★★ 佐野 幹/「山月記」はなぜ国民教材となったのか なんかディルタイの解釈学だのオースティンの言語行為論だのでてきてたいへんなことになっているが、なるほど高校国語もその教材もいろいろ考えられている。やっぱり高級文学教えたいわよねえ。

2019-02-06 ★★★★ ステファン・ウェイア/失敗だらけの人類史 英雄たちの残念な決断 (ビジュアル讀本) とてもおもしろい。やっぱりこういうヴィジュアル本はいいねえ。

2019-02-07 ★★★★ 諸星大二郎/諸星大二郎劇場 第2集 オリオンラジオの夜 (ビッグ コミックス) いいね。セルフカバーな感じだけど、今回は成功してます。

2019-02-07 ★★★★ 桃崎有一郎/武士の起源を解きあかす——混血する古代、創発される中世 (ちくま新書) 風呂読書。おもしろい。王臣家も群盗も武士も悪いやつらだ。歴史ものは政治史みたいなのよりこういうモノとか技術とかに注目してくれるやつの方が興味もちやすい。

2019-02-08 スーザン・ノーレン・ホークセマ/ヒルガードの心理学 第16版 ずいぶん見た目の印象が変わった。(もちろん内容も)心理学はちゃんとした教科書があっていいねえ。

2019-02-17 ★★★ 朝日新聞「女子組」取材班/オトナの保健室 セックスと格闘する女たち ネット有名人せいぞろいな感じできれいごとが多いような予想だったが、さほどかたよっているわけではない。まあこうだろうな、という感じでもある。

2019-02-17 ★★★★ Mari Mikkola/Pornography: A Philosophical Introduction (English Edition) ポルノ批判に使われる概念とかうまいこと整理していて有用。論述もこの手のものとしては理解しやすくて優秀。おもなターゲットはラングトン先生あたり。哲学者も経験的な研究をやろうっていう態度は賛成なんだけど、なんか使ってる実証資料がものすごく古いし、すごく狭い範囲の文献を見ているように思う。よくわっからん。

2019-02-18 Kieran Scott/Perspectives on Marriage: A Reader カトリック。ものすごく抹香臭い。367.4 Sc9

2019-02-18 Clare Chambers/Against Marriage: An Egalitarian Defense of the Marriage-Free State (Oxford Political Theory) 367.4 C32

2019-02-18 Matthew W. Gallagher/The Oxford Handbook of Hope (Oxford Library of Psychology) 140 G17

2019-02-18 Allan F. Moore/Analyzing Popular Music 論文集764.7 Mo39

2019-02-18 Barbara MacKinnon/Ethics: Theory and Contemporary Issues 第3版。

2019-02-18 N/A/What Is Marriage For? 384.4 G75

2019-02-18 Justin J. Lehmiller/The Psychology of Human Sexuality 143.1 L52 ポルノスターと一般女性の統計的差とかがある。p.367

2019-02-18 Barbara MacKinnon/Ethics: Theory and Contemporary Issues (Mindtap Course List) 大きな教科書。第9版。色刷りで標準的内容。アメリカ標準か。

2019-02-18 Allan Moore/Rock: The Primary Text (Ashgate Popular and Folk Music Series) 764.7 Mo43

2019-02-18 ★★★ Jonathan Wolff/An Introduction to Moral Philosophy コンパクトな教科書。現在の世界標準倫理学入門、な目次。150 W84

2019-02-18 ★★★★ Jacques P. Thiroux/Ethics: Theory and Practice 第6版。最新は11版まで伸びてるらしい。第11章で嘘、だまし、約束破り、盗み。第12章で結婚とセックス。150 Th4

2019-02-18 ★★★★ 唐沢 なをき/僕らの蟹工船 小林多喜二『蟹工船』より (ビームコミックス) こ、これは……唐沢先生こうなっていたのか……

2019-02-19 No?l Carroll/Philosophy of Art: A Contemporary Introduction (Routledge Contemporary Introductions to Philosophy) 翻訳あり。

2019-02-19 Allen Guttmann/Sports: The First Five Millennia 780.2 G97

2019-02-19 Miriam Akhtar/Positive Psychology For Overcoming Depression: Self-help Strategies to Build Strength, Resilience and Sustainable Happiness 和訳あり。「うつを克服するためのポジティブサイコロジー練習帳」https://azn.to/2DWU6cS

2019-02-19 N/A/道具としての英語 (別冊宝島) なつかしい。だいぶ記憶とちがうな。

2019-02-19 橘玲/もっと言ってはいけない(新潮新書) 学術書とはちがうのはわかるのだが、典拠のページぐらいつけりゃいいのにと思う。と、それ以前に、参照した文献の発行年とかもついてないし、「OECD国際成人力調査の概要」は「OECD国際成人力調査の要約」http://www.nier.go.jp/04_kenkyu_annai/pdf/piaac_suary_2013.pdf のことだろうか。

2019-02-19 ★★ ジュディス・バトラー/現代思想2019年3月臨時増刊号 総特集=ジュディス・バトラー——『ジェンダー・トラブル』から『アセンブリ』へ 北田先生にディスられていると聞いて読んでみたけどわからなかった。というかでたらめなのではないか。五十嵐舞先生のは意外におもしろい。

2019-02-19 ★★★ 藤緒あい/先生、あたし誰にも言いません【電子単行本】 1 (プリンセス・コミックス) よくある系セックス青春ものだが、意外におもしろい。しかし女子高生みたいなのがそんな価値がある、みたいなのっていうのはなんか誤解なのではないかという気がする。

2019-02-19 ★★★ 吉田貴司/やれたかも委員会 3巻 まあぼちぼち続けてほしい。

2019-02-19 ★★★★ こうの史代/長い道 (アクションコミックス) うまいものだ。

2019-02-19 ★★★★ こうの史代/街角花だより (アクションコミックス) キンドル安売り

2019-02-20 長谷川 宏/幸福とは何か - ソクラテスからアラン、ラッセルまで (中公新書) あんまり関係なかった。

2019-02-20 ★★ 姫野 カオルコ/彼女は頭が悪いから (文春e-book) 再度挑戦するがやはりあきらめ。だらだら長くてつらい。

2019-02-23 Pamela Des Barres/Let's Spend the Night Together: Backstage Secrets of Rock Muses and Supergroupies グルーピー聞きとり調査。グルーピーものは意外におもしろいので、日本の事情もしりたいし、現代だってバンギャ話とか誰か書いてほしい。

2019-02-23 田中美穂/終の選択: 終末期医療を考える わたしのようなものにいただきましたありがとうございます。

2019-02-23 ★★ 澁谷 知美/現代思想2019年2月号 特集=「男性学」の現在——〈男〉というジェンダーのゆくえ 全体にあんまりピンとこない。ファレルやナサンソンやジョーダンピーターソンみたいな、反フェミみたいのがあんまり触れられてないのはさすがに現代としてどうだろか。まあそれをおいても、用語がわからず読んでもさっぱりわかんというのはすごい。

2019-02-23 ★★★ 多賀 太/男子問題の時代?:錯綜するジェンダーと教育のポリティクス まじめな人でわりと好感もっている。

2019-02-23 ★★★★ Ben Ratliff/The Jazz Ear: Conversations over Music (English Edition) インタビュー。

2019-02-25 ★★★ 杉坂圭介/飛田の子 遊郭の街に働く女たちの人生 飛田で生きる (徳間文庫カレッジ) アンリミテットで。

2019-02-26 ★★★ 鈴木隆美/恋愛制度、束縛の2500年史 古代ギリシャ・ローマから現代日本まで (光文社新書) 恋愛・セックスの文学史。ってな感じ。類書がないのでとてもえらい。まあこうなるだろうな、っていう並び。オウィディウスやカペラーヌスの内容とか新書レベルで紹介してるのははじめてちゃうかな。どれくらい本気なのかわからんけど、がんばってほしい。小谷野先生とかに対してはリファレンスするべきじゃないかな。文献リストは項目ごとの脚注みたいな形で、リストはなくて見通しがわるい。でもこれでかなりこの分野の理解が進むね。偉い。検討中。うしろの方はすこし問題があるように思う。というか、なんでもかんでも「似たようなもの」になってしまう。それでいいのだろうか。

2019-02-26 ★★★★ Catherine Itzin/Pornography: Women, Violence and Civil Liberties 昔のアンソロジー。やはりアンソロジーが大事なのねえ。

2019-02-26 ★★★★ シェリー・ケーガン/「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義 日本縮約版 哲学書である。反出生主義とかに興味あるひとたちは、そのまえにまずこれ読むべきよね。全訳の方がよかったと思うんだけど。! https://bunkyosha.co/books/9784866510774/article/1

2019-02-27 ★★★★ 鈴木 隆美/恋愛制度、束縛の2500年史〜古代ギリシャ・ローマから現代日本まで〜 (光文社新書) 真面目に検討しないとならん感じなのでKindleで買いなおし。

2019-03-01 James E. Maddux/Subjective Well-Being and Life Satisfaction (Frontiers of Social Psychology) 361.4/Ma25 ← 青いハードカバー。

2019-03-01 Ian Bache/The Politics of Wellbeing: Theory, Policy and Practice (Wellbeing in Politics and Policy) wellbeingを政策の目標とするのはどうか、みたいなタイプの話。

2019-03-01 カント/道徳哲学 (岩波文庫 青 626-1) 実は岩波文庫あるの最近までしらなかった。

2019-03-01 シッダールタ ムカジー/遺伝子‐親密なる人類史‐ 上 とてもおもしろい

2019-03-01 古澤 照幸/欲求・行動の心理学—刺激を求める‐sensation seeking Aazonですごい値段がついている。141.7 P94われわれはつい安全第一、安全がすべてみたいな発想をしてしまうけど、実はわれわれはそういう存在者ではないというか、むしろ刺激をもとめて馬鹿げた行動をとる存在。

2019-03-01 風間孝/教養のためのセクシュアリティ・スタディーズ あんまりエッジが立ってる感じではないので「おもしろい」というものではないが、大学テキストとして内容充実している感じで使いでありそうな感じ。えらい。

2019-03-01 中村隆文/自信過剰な私たち: 自分を知るための哲学 この先生はやけに優秀で生産的よね。どういう人なんかな。

2019-03-01 Bettina Arndt/The Sex Diaries: Why Women Go Off Sex and Other Bedroom Battles (English Edition) Haki本から。夫婦にセックス日記をつけてもらって研究する、というもの。

2019-03-01 William Davies/The Happiness Industry: How the Government and Big Business Sold Us Well-Being (English Edition) 331.1 D46

2019-03-01 Dean Cocking/Evil Online (Blackwell Public Philosophy Series Book 31) (English Edition) Practical Ethics Blogで紹介されていた。

2019-03-01 ★★★ 山崎紗也夏/マイナス 完全版(5) unliited。山崎先生のマンガに出てくる女子はみんな気がおかしいが、この「嫌わないで」っていうのはなんか切実な感じもあってこわい。

2019-03-02 Anna Alexandrova/A Philosophy for the Science of Well-being 幸福の科学哲学。これは歯が立たない。

2019-03-02 Nancy Bauer/How to Do Things with Pornography フェミニストメガネを通してみると、ポルノだけじゃなくいろんな表現が女性差別的だって見えてきますよ、みたいな。まあそうなんだろう。

2019-03-02 Barbara MacKinnon/Ethics: Theory and Contemporary Issues 第8版。

2019-03-06 ★★★★ 山岡 重行/腐女子の心理学 彼女たちはなぜBL(男性同性愛)を好むのか? 去年図書館に入れてから学生様たちがずいぶん読んだ形跡がある。基本的にこれでいいのではないかと思うので、腐女子2も入れてもらおう。正直いうと、最初読んだとき群を男女で分けてないのであきれて読むのやめていた。

2019-03-07 ★★★★ 山岡 重行/腐女子の心理学2 彼女たちのジェンダー意識とフェミニズム めくっただけ。山岡先生の記述方法はかなり癖があってちょっとしんどい。しかしこの手の、学生様が興味ありそうなテーマについて、アンケート調査研究の方法論を含めた良質の解説というのは、大学教育の上で非常に価値があると思う。この手の卒論の質がぐっと上がるのではないかと思う。むしろ、こうしたアンケート調査させられない教員はどうするか考えないと。索引はつけてほしかった。

2019-03-07 ★★★★ ギャヴィン・ディー・ベッカー/暴力を知らせる直感の力 ──悲劇を回避する15の知恵 (フェニックスシリーズ) 図書館にいれてもらった。

2019-03-08 ★★★★ 大横山飴/落ちない雨 (TENMA COMICS 高) 田中圭一先生ご推薦青春エロ。なるほど文学。

2019-03-09 Clare Chambers/Sex, Culture, and Justice: The Limits of Choice (Penn State Press) FGMの問題にたいする回答、という雰囲気。政府のかなり強い干渉を肯定する立場のような。

2019-03-09 ★★★ アレクサンダー・トドロフ/第一印象の科学——なぜヒトは顔に惑わされてしまうのか? 第一印象というより顔や顔の美醜、顔からの情報判断の話。歴史や実験の紹介が充実しているが、あんまりはいりこめない。

2019-03-09 ★★★★ アラン・S・ミラー/進化心理学から考えるホモサピエンス 一万年変化しない価値観 (フェニックスシリーズ) サトシカナザワ先生的な進化心理学なぜなぜ話。というか、読みなおしてみると、関心をひきやすい問題への進化心理学的な答をはっきりコンパクトに提出していて悪くないのではないかと思いはじめた。

2019-03-09 ★★★★ L. W. Sumner/Assisted Death: A Study in Ethics and Law (English Edition) 重要。

2019-03-10 ★★★ 有馬斉/死ぬ権利はあるか——安楽死、尊厳死、自殺幇助の是非と命の価値 私のようなものにいがだきましたありがとうざいますありがとうざいます。これは読まないと。えらい。第6章のヴェレマンのところ、なんかおかしい気がする。

2019-03-11 ★★★ とあるアラ子/美人が婚活してみたら (Vコミ) アマゾン0円。みんなそれぞれたいへんですな。

2019-03-11 ★★★★ ロバート・L・リーヒ/不安な心の癒し方 ハイト先生推薦。ひっこみじあんで行動できない人々のためにはバーンズ先生のやつよりいいかもしれない。でもまあ同じくらいくどいことはくどい。

2019-03-11 ★★★★ Robert L. Leahy/The Worry Cure: Stop worrying and start living (English Edition) ハイト先生ご推薦。ちらっと読んで驚くべき誤読をしてしまったのだが、まあそれも私のあれよねえ。ものすごい分量で読みきれない。すでに翻訳があるのでそっち入手しよう。

2019-03-12 伊勢田哲治/科学哲学の源流をたどる:研究伝統の百年史 (叢書・知を究める) いただきました、ありがとうございます。

2019-03-12 ウェンデル・ウォラック/ロボットに倫理を教える—モラル・マシーン— 私のようなものにいただきましたありがとうございますありがとうございます勉強させていただきます。

2019-03-13 高野光平/現代文化への社会学—90年代と「いま」を比較する ケータイ、カメラ、テレビ・動画、ネット、音楽、ファッション、マンガ、ゲーム、アート、スポーツ観戦、夏フェス、社会運動、書店、ショッピング、外食。

2019-03-13 ★★★ 山岡 重行/ダメラバ恋愛講座 知って得するラブセオリー なるほど、山岡先生はこういう人か。単なる通俗恋愛心理学というわけではなく、自分自身の実験調査に言及しているのがわかる。

2019-03-13 ★★★★ 彩希子/美人な姿勢図鑑 就活前の学生様に読んでもらうか。

2019-03-13 ★★★★ ロバート・ビスワス=ディーナー/ポジティブ・コーチングの教科書: 成長を約束するツールとストラテジー 今頃読んだが、叙述がよくて、けっこう学ぶところがある。というか驚くほどよい記述もけっこうある。翻訳もOKだと思う。

2019-03-17 ★★★★ 松井彰彦/市場って何だろう (ちくまプリマー新書) わかりやすくてえらい。「社会学者の上野千鶴子さんに、「あなたって、経済学帝国主義でしょう」と言われたとき、「はい」と即答した。人間の科学としての経済学を発展させることで人間の営みを貫く社会の理を追い求めたい。そう考えれば、当然の回答だった。」p.42

2019-03-24 ★★★★ セオドア・グレイシック/音楽の哲学入門 訳出えらい!このレベルの話が一般的になるのを期待。

2019-03-26 ★★ 猪谷千香/その情報はどこから? ──ネット時代の情報選別力 (ちくまプリマー新書) ネットでよく目にしたフェイクニュースとかでビビらせるばっかりで、対策や手法やハウツーといえるものがほとんどなく、あんまり感心しなかった。せめてもうすこし社会学・心理学的な話の紹介はしておくべきだろうと思う。そして可能ならもっと実践的な話もするべきだ。それは「図書館に行きましょう」じゃないと思う。

2019-03-27 ★★★★ 飯田 亘之嶋 津格/倫理学と法学の架橋-ファインバーグ論文選 えらい。

2019-03-28 ★★★ ジェームズ・ボンタ/犯罪行動の心理学[原著第6版] 性犯罪のところめくってみただけ。

2019-03-28 ★★★★ パトリシア・ウォレス/新版 インターネットの心理学 2016年に改訂された新版。前のも定評あったけど、さらに充実している。それほどわれわれが知ってる常識を越えるのもはないけど、よく整理されているし説明も平明。ネットで安全に遊ぶには読んでおくがよかろう。安ければ大学の教科書にいいと思う。「中毒的脱抑制を防ぐうえで、アイコンタクトは非匿名より重要である。」p.151

2019-03-30 Janet W. Hardy/The Ethical Slut, Third Edition: A Practical Guide to Polyamory, Open Relationships, and Other Freedoms in Sex and Love (English Edition) けっこう追加がある。

2019-03-30 Rajiv Jhangiani/Open: The Philosophy and Practices that are Revolutionizing Education and Science (English Edition) Kindleで110円だった。

2019-03-30 ★★ 下村 一喜/美女の正体 (集英社文庫) 学生選書かなにか。誰が読むものなのかよくわからない。

2019-03-30 ★★★ 呉 智英/吉本隆明という「共同幻想」 難しい評論とかさっぱりわからなかった呉智英の若いときの話とか。わかりませんよね。「どうやら、吉本隆明という人の文章は、言葉もおかしいし、構文も構成もおかしい。……吉本隆明が「難解」なのも当然といえば当然である。日本語としておかしいからである。それを1970年前後の学生たちは必死になって読み、お互いにマウンティングしあっていたのである。だが、口に出して、吉本はおかしな文章を書くから難解だとは言えなかった。もうそれだけでマウンティングされてしまうからである。」p.24 たいへんねえ。「小林〔秀雄〕の難解な文章に接した者は、アニメ『キン肉マン』の歌詞のように「言葉の意味はわからんが、とにかくすごい」と感心するのだ。p.41〔浅田彰の〕『逃走論』を編集したのは当時筑摩書房編集者だった松田哲夫である。松田は『逃走論』を私に向かって得意気に振りかざし、どうだ、おまえなんかには分かんないだろう、としきりに自慢した。「分かんない本」を作ったのが、なぜ自慢なのか、そちらの方こそ私には分かんなかった。」p.220

2019-03-30 ★★★★ Paul Dolan/Happiness by Design: Finding Pleasure and Purpose in Everyday Life (English Edition) 読みなおし。カーネマン流のobjective happiness的発想。「センチメンタル快楽主義」。他の価値はすべて皆苦に還元してしまいましょう。

2019-03-30 ★★★★ 藤井誠二/沖縄アンダーグラウンド 売春街を生きた者たち 2010年ごろの「浄化運動」まわりの取材の成果ということ。いかにもリアル。やっぱりこの先生はジャーナリストとして一流よねえ。

2019-03-31 ★★★★ 菊地成孔/M/D 上 (河出文庫) 図書館ので読んでたけど再読。すばらしいマイルス愛よねえ。情報量多すぎてうざい文章にも慣れてしまった。

2019-03-31 ★★★★ 菊地成孔/M/D 下 (河出文庫) あいかわらずエレキマイルス考古学おもしろい。この本、文庫になったときにいろいろ増補されてるのね。

2019-03-31 ★★★★ さそうあきら/バリ島物語 : 1 神秘の島の王国、その壮麗なる愛と死 バリ島物語 神秘の島の王国、その壮麗なる愛と死 (アクションコミックス) さそう先生はほんとうにすばらしい。

2019-04-02 Robin Hanson/The Elephant in the Brain: Hidden Motives in Everyday Life (English Edition) 翻訳が出た。『人が自分をだます理由』

2019-04-02 ★★★ Donna E. Alvermann/Popular Culture in the Classroom: Teaching and Researching Critical Media Literacy (IRA's Literacy Studies Series) 高校生ぐらいの生徒にポップ文化つかってクリティカルにメディアを楽しむ方法を教えよう、みたいなの。バルトとかドゥルーズとかアイディアの源泉として出てきて、まあそういうものよねえ。まあそういうの知ってる方が、ある程度高級な楽しみ方ができるってわけよね。

2019-04-04 東 園子/宝塚・やおい、愛の読み替え—女性とポピュラーカルチャーの社会学 私が図書館に入れてもらったんだけど、けっこう読まれている感じ。 まあ腐女子ってどういうものかという問題はレポートや卒論に書きたい学生様が多いし、あるていど自分たちの問題なのよね。がんばってほしい。

2019-04-10 Deborah Chambers/New Social Ties 『友情化する社会』

2019-04-10 ★★★ Stevi Jackson/East Asian Sexualities: Modernity, Gender and New Sexual Cultures (English Edition) ネットにPDFが転がっている。

2019-04-11 ★★★★ Dariusz Terefenko/Jazz Theory いろいろ載っててすごいんだけど、ちょっと乾燥ぎみ。マークレヴィン先生のやつの方がよみやすいと思う。

2019-04-13 根岸一美/音楽学を学ぶ人のために 偉い人たちが書いてるんだけど、あんまり見通しよくない。

2019-04-13 ★★★ 桃木 至朗/市民のための世界史 高校で世界史まともに教えてもらえなかった大学生用、という感じ。必要性はよくわかる。現代史のところはちょっとクセがある。分量的にも適切な感じだし、高校世界史の教科書がわりに1冊もっていてよいのではないか。

2019-04-13 ★★★ デヴィッド・クリスチャン/ビッグヒストリー入門-科学の力で読み解く世界史- 最初の方に大きな誤植(誤訳)があっておどろいた。まあこういうごくごくざっくりした話も学生様には読んでほしい。

2019-04-14 ★★★★ ロビン・ハンソン/人が自分をだます理由:自己欺瞞の進化心理学 読み終ってみると自己欺瞞というよりは利己的な動機の本(原題どおり)。仮面剥し。前半の総説みたいなのはあんまりオリジナルじゃないので退屈なところがある。後半の具体的事例はおもしろい。まあ観察と書き方で勝負っていうタイプ。笑い、会話、消費、芸術、慈善、教育、医療、宗教、政治。

2019-04-15 Reginald O. Morris/Preparatory Exercises in Score Reading 2声とかでハ音記号でのやつをよめるようにして、移調までがんばる、みたいなの。私には無理。

2019-04-15 西田 典之/注釈刑法 第1巻(1条〜72条) (有斐閣コンメンタール) 某項目をめくってみるために。実際の判例がいろいろ出てきて、なんか想像つかないようなわけわからん犯罪がいろいろあって圧倒される。考えるのが面倒な犯罪するやつは全部死刑でいいのではないかとか考えてはいかんのだろうな。

2019-04-15 Ruth Benedict/Patterns of Culture: An Enduring Classic (English Edition) 事情でチェックしなければならなかった。

2019-04-15 ★ ジェニファー・J・フレイド/人はなぜ裏切りに目をつぶるのか——心の奥では知っているのに自分をだます理由 (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ II-6) 記憶回復な人々。やばげ。そして読みにくい。用心した方がよいだろう。

2019-04-15 ★★★ リチャード・ソウル ワーマン/理解の秘密—マジカル・インストラクション (BOOKS IN・FORM Special) 私、教員なのにインストラクションについてなにもわかってないというのはすごいということに気づいた。

2019-04-16 ★★★★ J. L. マッキー/倫理学—道徳を創造する 事情でいまごろ古本で買う。

2019-04-16 ★★★★ カレン・M・ゴックシク/映画で実践! アカデミック・ライティング なるほど、映画はたしかに論説文書く?習にはとてもよい題材よね。

2019-04-17 本田 由紀/文系大学教育は仕事の役に立つのか—職業的レリバンスの検討 専門家向け。ちょっとめくってみた。こういうのの読み方に疎いのでよくわからないのだが、調査のサンプルがかなり偏ってるのはパイロット研究だからしょうがないとして、10頁で「国内の分野別の大卒者数と比較すると、特に経済学および商学・経営学が過少に、歴史学および哲学が過多になってる」と認めながら、その大卒者数が実際にはどういう比率になってるのか書いてくれてないあたりで読むのをやめたくなった。いわゆる「文系」学部出身者ばっかりで理系の卒業者との比較もしてないっぽいし、なにより私が知りたいと思う、「各学部出身者がそれぞれ自分がどれくらい大学で勉強したと思っているか(時間数など)」もないような。途中であきらめてしまったが、専門家の批判的検討を読みたい。

2019-04-17 ★★★ 田中亜以子/男たち/女たちの恋愛: 近代日本の「自己」とジェンダー あんまりピンとこない。でもがんばってほしい。最後は脱構築と分人。あれ、宮野先生の名前はあるけど藤田先生の名前はないな。

2019-04-18 ★★★ 納富信留/よくわかる哲学・思想 (やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ) 哲学とか思想とかってくくりだと範囲が広すぎて、こういうタイプの編集には向いてない気がした。それぞれの記事は優秀。

2019-04-18 ★★★★ ジェラルド・クリックスタイン/成功する音楽家の新習慣 ~練習・本番・身体の戦略的ガイド~ ?習ひとつにしても、ただしく教育された人やさいしょからわかっている人々はぜんぜんちがう戦略を立てるのだなあ、みたいな。

2019-04-19 ★★ デイヴ ロビンソン/ビギナーズ 倫理学 (ちくま学芸文庫) 中身の薄いイラスト本。「人格がある」って訳してるやつの原文はなにか、とか考える必要ないだろう。

2019-04-19 ★★★★ ハンス・ロスリング/FACTFULNESS(ファクトフルネス) 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣 ちょっと読みにくい感覚があるけど、重要よね。「10種類の本能」はバーンズ先生の認知の歪みリストに似ている。

2019-04-20 ★★ 前田 裕二/メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book) 売れてるらしいヨタ話。

2019-04-20 ★★★ 水越伸/メディアリテラシー・ワークショップ—情報社会を学ぶ・遊ぶ・表現する 大学ゼミレベルでのメディア制作とかの実践レポート集。私がやれそうなのはない。

2019-04-20 ★★★ ユヴァル・ノア・ハラリ/ホモ・デウス 上: テクノロジーとサピエンスの未来 この先生、やっぱり信用できないんよなあ。たとえば倫理学まわりとか、まちがってはいなけど正確でもない、みたいな書き方をする。

2019-04-20 ★★★ 吉原惠子/スタディスキルズ・トレーニング 改訂版: 大学で学ぶための25のスキル 中堅大学のはこうあるべきよね。でも買わせるほどでもない。

2019-04-20 ★★★★ 酒井信/メディア・リテラシーを高めるための文章演習 1〜2回生レベルでの文章修練で、例題もおもしろくて、文章書くのが好きな人たちにはよいだろう。しかし、著者以外にも実践的かというとよくわからない。おもしろいことはおもしろい。

2019-04-21 ★★ ユヴァル・ノア・ハラリ/ホモ・デウス 下: テクノロジーとサピエンスの未来 なんか巨大なヨタっていう感じで、途中であきらめ。

2019-04-21 ★★ 波頭亮/論理的思考のコアスキル (ちくま新書) なんで購入したのか記憶がない。

2019-04-21 ★★★ 渡辺 弥生/感情の正体 (ちくま新書) ちょっと雑多な感じ。マインドフルやポジティブ心理学とかもうしろの方であつかっている。

2019-04-22 ブライアン・マギー/知の歴史—ビジュアル版哲学入門 「構造主義とポスト構造主義は、こういった表現上の特徴をもっているため、他の分野の哲学者からはうとんじられ、代わりに文芸批評家のような論理的分析を伴わない言語探求者によって熱心に研究されています。」p.219

2019-04-22 ★★★★ 坂本 達哉/社会思想の歴史—マキアヴェリからロールズまで— えらい

2019-04-24 ★★ ルネ・ホッブス/デジタル時代のメディア・リテラシー教育 中高生の日常のメディアと授業の融合 なんかものすごく読みにくく、ガイドラインもはっきりしておらずわけわからん。

2019-04-24 ★★★★ ヤマザキマリ/プリニウス 8巻: バンチコミックス えらい。

2019-04-25 羽田 正/新しい世界史へ——地球市民のための構想 (岩波新書) 方法論とか。わかるような具体例がないとわからないような。

2019-04-25 ★★★★ エドワード・ショーター/近代家族の形成 事情でめくってみることになったんだけど、期待していたものが見つからずいやな気分になっている。本自体はおそらく昔の名著。

2019-04-26 ★★★★ N/A/公園通りのソクラテス なつかしい。こういうのはいまでも好きだね。

2019-04-26 ★★★★ N/A/喫茶店のソクラテス (1985年) これ最初読んだときずいぶん強い印象を受けた。

2019-04-27 浜野研三/「ただ人間であること」が持つ道徳的価値——相互に尊重し合う自由で平等な個人が築く民主主義 (関西学院大学研究叢書 第207編) 浜野先生、なんで文献表ぐらいちゃんとしてくれないんだ……編集者はなにをしているのだ。言いたいことはよくわかるのだが、シンガー個人を憎みすぎだとおもうし、なにより読者がちゃんと批判的に読めるように典拠をしっかりしたり、公平な書き方をしてほしい。

2019-04-27 ★★★★ Roger Kamien/Music: An Appreciation 大作曲家の作品から一曲(部分)とりあえげて、その歴史的意義を学びスタイルとかきっちり言語化して聞いてみましょう、ってな感じ。ポップ音楽・非西洋音楽もいちおうある。ロックはSgt. Peppers。この本つかって授業受けたら、音楽についていちおういっぱし教養あることが言えます、みたいなのを目指してるようだ。

2019-04-27 ★★★★ 室井大資/レイリ 5 (少年チャンピオン・コミックス エクストラ) なるほど。

2019-04-28 ★★★ Alan S. Miller/Why Beautiful People Have More Daughters: From Dating, Shopping, and Praying to Going to War and Becoming a Billionaire-- Two Evolutionary Psychologists Explain Why We Do What WeDo (English Edition) しかし、原書Kindle、なんか索引みたいなの適当だな。中も微妙だし。

2019-04-29 本多 真隆/家族情緒の歴史社会学 専門家向き。

2019-04-29 高木 宏真/MS159 スタンダード・ジャズ・ガイドブック 170曲 for Players 『スタンダード・ジャズ・ハンドブック』というだめな譜面集にダメ出しし修正するために書かれた本なんだけど、ミュージシャンの知恵が集積されていてとてもおもしろい。

2019-04-29 N/A/近代の恋愛観 (1950年) (角川文庫〈第21〉) 届くなり表紙を破ってしまった。

2019-04-29 唐沢 なをき/犬ガンダム 地上編 (角川コミックス・エース) ガンダム派じゃないのにうっかり買ってしまった。

2019-04-29 ★★★ 中央大学人文科学研究所/愛の技法—クィア・リーディングとは何か (中央大学人文科学研究所研究叢書) 森岡実穂「ヘロデから見た『サロメ』の世界」おもしろい。ワイルドファンとシュトラウスファンは読むがよい。

2019-04-29 ★★★ 鈴木みどり/Study Guideメディア・リテラシー ジェンダー編 いちおう入手しておいた。ジェンダー意識してメディアを見る、みたいなのは大学ではもう陳腐なのでやる気はない。

2019-04-29 ★★★★ N/A/ナカノ 写譜用 ノックペンシル レッド P-N60/RE 楽譜用エンピツ。

2019-04-29 ★★★★ N/A/セーラー万年筆 万年筆 ハイエースネオクリア カリグラフィー 幅1.0mm 12-0155-100 楽譜はこれを使えばきれいに書けたのです!

2019-04-30 東谷 護/マス・メディア時代のポピュラー音楽を読み解く: 流行現象からの脱却 第2章や第3章で歌詞分析を試みているが、やっぱり国内であんまり論文ないっぽい。再読。序章がポップ音楽学がいまなぜこの形なのか、というのの説明になってて助かる。

2019-04-30 友枝 敏雄/ギデンズ 社会学コンセプト事典 社会学者とお話しするにはこれくらい目を通しておかねばならないのだろう。

2019-04-30 Peter Kivy/Introduction to a Philosophy of Music (English Edition) これはいかにも哲学で私の好みではない。

2019-04-30 ★★★ Carlos Rodriguez/Bridging the Gap: Popular Music And Music Education ちょっと古めだけど、このころから学校(初・中等)でもポップ音楽を音楽教育に積極的に入れるようになったのかもしれない。Gracyk先生の "Popular Music: The Very Idea of Listening to It"あたりはすこし勉強になる。

2019-04-30 ★★★★ 柘植 尚則/プレップ経済倫理学 (プレップシリーズ) 大学新入生向けのテキスト仕立てだけど、資本主義とか福祉主義とかごく基本的な用語の解説と簡単な歴史的概観として、シンプルでわかりやすくてとてもよい。たとえばゼミでこういうの2、3冊読ませりゃいいんだよな。

2019-05-01 ★★★★ 勝間和代/勝間式超コントロール思考 内容の大半は、現在勝間先生が試しているいろんな生活の工夫の羅列なんだけど、「我々は面倒にたえられないのですべてコントロールするのだ!という発想はすばらしい。これ、自己啓発の原点よね。「わたしはいわゆる発達障害の一種であるADHDの傾向があり、またHSP(Highly sensitive person)といわれる、さまざまな過敏性を持っています。この傾向をもっているために、様々な生活環境や社会環境において、普通の人には我慢できることが、わたしにはとうてい我慢できないことが多すぎるのです。簡単に言えば、非常にストレスに弱いタイプの正確だと思ってください。騒音が気になる、臭いが堪えがたい、じっとしていられない、いわゆる積み上げ型の努力ができないなど、その弊害は決して小さいものではありません。そのため、幼少期から積極的に、自分も含めた周囲をコントロールしていかないと、日常生活を順当に送ることができなかったのです。」pp.6-7

2019-05-02 ★★★ N/A/内向型を強みにする 読むのにずいぶん長い時間かかった。私はこの本で描かれているようなタイプではないが、おもしろいところもちらちら。

2019-05-02 ★★★★ 岡野 純/マンガでわかる! 幼稚園児でもできた!! タスク管理超入門 impress QuickBooks やっていきましょう!アマゾン無料。

2019-05-06 ★★★★ さそうあきら/バリ島物語 : 2 神秘の島の王国、その壮麗なる愛と死 バリ島物語 神秘の島の王国、その壮麗なる愛と死 (アクションコミックス) なんかすごい。原作にどれくらい忠実なのだろうか。

2019-05-08 ★★★ 中山 康樹/かんちがい音楽評論[JAZZ編] なんかジャズ評論家の断末魔、という感じねえ。一番の敵は菊地成孔先生だが、まあ勝てないわよねえ。

2019-05-08 ★★★★ 柴 那典/ヒットの崩壊 (講談社現代新書) 風呂読書。音楽業界・マーケティングの話。淡々としているが、「あ、そうなってるのか」というおどろきもありおもしろい。

2019-05-11 古田徹也/不道徳的倫理学講義: 人生にとって運とは何か (ちくま新書) もっと不道徳なのを期待していた(タイトル凝りすぎ)。でもとても野心的で、とてもよく勉強していると思う。本人は(深刻な)具体例いろいろ考えてるんだと思うけど、読者にはどういう問題かわかりにくいんではないかと思う。まあ現代の我々がそうした問題をどれくらい経験するか、という問題でもあるわよね。っていうか、そうした問題を経験しない、ということがそれ自体興味深いことなわけだけど。

2019-05-11 稲葉 振一郎/社会学入門・中級編 抽象的で難しい。専門家向け。

2019-05-12 ★★★ 橋迫 瑞穂/占いをまとう少女たち 雑誌「マイバースデイ」とスピリチュアリティ (青弓社ライブラリー) なるほど。もうすこし他の雑誌やマンガやテレビ番組などと結びつけられたんじゃないかという気がするけど、最初はこういうものかもしれない。

2019-05-12 ★★★ 村上 春樹/村上さんのところ コンプリート版 あんまりおもしろいわけではない。短編やエッセイがいいわよね。

2019-05-12 ★★★★ 馬場 紀寿/初期仏教——ブッダの思想をたどる (岩波新書) ルソーみたいな「起源経」の話はおもしろいな。うしろの方で、お釈迦さんの基本的な教えについてもいろいろ誤解していたことに気づく。

2019-05-12 ★★★★ 大塚明子/『主婦の友』にみる日本型恋愛結婚イデオロギー これは立派な研究だ。

2019-05-12 ★★★★ 平松 洋/誘う絵 (ビジュアルだいわ文庫) 絵画鑑賞には解説がどうしても必要だ。一般向け優秀な解説者は常に求められている。平松先生はすばらしい。しかしこういうの見ると、近世絵画が主とはいえ、性愛に歴史があるとかっていう考え方っていうのはどれくらい説得力があるんだろうと思ってしまうわよね。いやもちろん歴史はあるんだけど、性欲や恋愛みたいな基本的な欲求や欲望はあんまりかわらんのではないかと思う。

2019-05-12 ★★★★ 室井大資/レイリ 6 (少年チャンピオン・コミックス エクストラ) あら、意外にあっさり終ってしまった。若殿いきなり殺して驚いた。

2019-05-14 ★★★ 山崎紗也夏/ひみつの林檎 山崎先生は業が深い。

2019-05-18 ★★ Milena Popova/Sexual Consent (MIT Press Essential Knowledge series) (English Edition) Rape CultureとかRape MythsとかMeTooとかそういう感じで、期待している法哲学っぽいやつではなかった。読んでる文献もちがう。というか読むべき文献読んでないと思う。誰だか知らべずに入手してしまったんだけど、 https://ilenapopova.eu/2012/08/fuck-it-lets-talk-about-consent.htlこういう人らしくて、アカデミックな文脈とはまたちがう方なのね。

2019-05-18 ★★★★ 上野顕太郎/謹製イロイロマンガ (1) (ぶんか社コミックス) Unliited。おもしろい!あんまりおもしろいのでスクショ貼りたいが、スクショだけでネタばれになってしまう……

2019-05-18 ★★★★ 田中 圭一/新装版 マンガ家田中K一がゆく! (角川書店単行本) よござんすなあ。

2019-05-19 ★★★ 牧野英二/新・カント読本 30年たったから刷新しよう、って感じでえらい。

2019-05-19 ★★★ アンジェラサイニー/科学の女性差別とたたかう: 脳科学から人類の進化史まで サラ・ハーディー先生を代表とする偏見みたいなのと闘ってきた人々の話、なんだけど、なんか話の焦点が定まっていない気がする。

2019-05-19 ★★★ 香川 知晶/〈いのち〉はいかに語りうるか?─生命科学・生命倫理における人文知の意義─(学術会議叢書24) うーん、そうねえ。人文知とかそれほど意義があるのだろうか、みたいなのは考えてしまう。

2019-05-21 ★★★★ 小谷野 敦/日本文化論のインチキ (幻冬舎新書) えらい。

2019-05-21 ★★★★ 社会思想史学会/社会思想史事典 おや、これはいいな。えらい。

2019-05-22 ★★★ マイケルグラント/ローマ・愛の技法 エッチな絵を見ながら大きな文字でエッチな話を読もう!みたいな本。買うものではない。でも抜粋と編集がけっこうおもしろかったり。

2019-05-23 ★★★★ カール=ヴィルヘルム・ヴェーバー/古代ローマ生活事典 これは楽しい。一気にローマが近くなった。ヤマザキマリ先生も使ってるかもしれない、と思ったけど、彼女はイタリア語の資料使えるのよね。

2019-05-24 ケネス・ドーヴァー/古代ギリシアの同性愛 いわずと知れた名著だが、実は自分ではもってなかったので購入。

2019-05-24 ★★★ ポール ヴェーヌ/古代ローマの恋愛詩—愛と詩と西洋 (叢書・ウニベルシタス) いまいちロマンチックではない感じはある……

2019-05-26 C. S. Lewis/The Four Loves (English Edition) あら、キンドルで安かった。よい時代になった。訳書は高いのよねえ。

2019-05-26 ★★★★ レググラント/世界史大図鑑 このシーズはとてもよい。図書館に数冊ずつ入れてひまな学生様たちに時間つぶしに読んでほしい。ただし地図帳が別に必要。

2019-05-30 山口尚/幸福と人生の意味の哲学 まだちょっとめくってみただけ。なるほど、この先生は立派な哲学者だと感じる。そして私は哲学者ではないってのも強く感じる。

2019-05-30 ミケ?ル・シカール/プレイ・マターズ 遊び心の哲学 (Playful Thinking) 面倒でピンとこない。

2019-05-30 ★★★★ 真鍋昌平/アガペー (ビッグコミックス) 読むドラッグ。ダウナーマンガこわい。

2019-05-30 ★★★★ みなもと太郎/風雲児たち 幕末編 32巻 いやはや、もりあがってまいりましたっ!てかもう幕末は血みどろテロリズムでいやねえ。

2019-05-31 ★★★★ 清水 義範/早わかり世界の文学—パスティーシュ読書術 (ちくま新書) 清水先生の文学論。パロディについて考える必要があって入手したんだけど、それ以外もおもしろい。

2019-06-03 John Donnelly/Suicide: Right or Wrong? (Contemporary Issues) 古典(セネカ、アキナス、ヒューム、カント)から新しめの論文までのアンソロジー。ドネリー先生はキェルケゴールでお世話になりました。

2019-06-03 架神恭介/完全覇道マニュアル—はじめてのマキャベリズム これを文庫本にするときに名前変更したのね。

2019-06-03 深田三徳/よくわかる法哲学・法思想[第2版] (やわらかアカデミズム・〈わかる〉シリーズ) 実はあんまり変わってない。

2019-06-03 David L. Norton/Philosophies of Love (English Edition) 1971年のもの。オルテガ、キェルケゴール、ジンメル、シェーラー、マズロー、サンヤナとかって感じで、時代を感じる。

2019-06-04 Louis P. Pojman/The Moral Life: An Introductory Reader in Ethics and Literature 第6版。倫理学中級の定番アンソロジー。

2019-06-04 Margaret Pabst Battin/The Ethics of Suicide: Historical Sources これはものすごく大部な本で、西洋哲学古典だけでなく世界各地の宗教や文化人類学的な研究まで網羅していてすごい。その手の人は種本用に所属先の図書館に入れてもらうとよいだろう。

2019-06-04 Bobbi S. Low/Why Sex Matters: a darwinian look at human behavior 改訂版。

2019-06-04 大野 新/中学総合的研究 社会 三訂版 中学校だとこうか。歴史はほぼ日本史だけなのね。公民はさすがに充実していると思う。

2019-06-05 ★★★★ さそうあきら/バリ島物語 : 3 神秘の島の王国、その壮麗なる愛と死 バリ島物語 神秘の島の王国、その壮麗なる愛と死 (アクションコミックス) すごい。オリもいつかバリ島に行くんだよぅ。

2019-06-12 ★★★★ サトシ・カナザワ/知能のパラドックス カナザワ先生あいかわらずおもしろいなあ。いくつかほんとに問題の中心を突いてるんじゃないかというところがある。

2019-06-16 ★★★★ さそうあきら/バリ島物語 : 4 神秘の島の王国、その壮麗なる愛と死 バリ島物語 神秘の島の王国、その壮麗なる愛と死 (アクションコミックス) 最高。そう、やっぱり闘鶏!動物倫理的にはもちろんぜんぜんだめだけど。

2019-06-18 ★★★ N/A/エレコム iPhone 8 ケース カバー バンパー ハイブリッド素材 対衝撃×透明 【端子・ボタン回りまで保護する設計 / ストラップホール付き】 iPhone 7 対応 クリア PM-A17MHVBCR プラスチック製でちょっと厚みがあって、前のやつの方がよかった。 https://azn.to/2WR0Ctr

2019-06-19 ★★★★ さそうあきら/バリ島物語 : 5 神秘の島の王国、その壮麗なる愛と死 バリ島物語 神秘の島の王国、その壮麗なる愛と死 (アクションコミックス) 闘鶏につづいてあの「大いなる病」、そして終末とてんこもり。オリエンタリズムはすばらしい!読みなさい!

2019-06-24 ★★★ 岡藤真依/少女のスカートはよくゆれる とても雰囲気があるが、ネタ・ストーリー的にはこういうのはあんまりバラエティないわよねえ。なにか、こう、こういう形で理想化・美化されてない、もっとリアルでみぐるしいものを読みたい気がする。

2019-06-30 ★★ 中山 正敏/ひとりで学べる電磁気学 大切なポイントを余さず理解 (ブルーバックス) 風呂読書。最初はわかりやすいかと思ったが、すぐに混沌に。でもファラデー先生とか19世紀前半の人々がえらいのはわかった。19世紀後半〜末〜20世紀前半ぐらいになるといきなり高度になって、なんかこの物理学の激烈な進歩が100年とかってのが実感としてよくわからない。

2019-07-05 北村紗衣/お砂糖とスパイスと爆発的な何か?不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門 優秀な人で、文学系のフェミニズム批評はしばらくこの先生がリーダー的な存在ということになるのだろうと思う。と、キモくて金のないおっさん、ところでの『ワーニャ伯父さん』の紹介にはあまりがある。アナ雪のところの解釈にも疑問がある。

2019-07-07 マドンナ コルベンシュラーグ/眠れる森の美女にさよならのキスを—メルヘンと女性の社会神話 (ポテンティア叢書) めんどくさすぎる。

2019-07-07 高田 敦史/フィルカル Vol. 4, No. 2 —分析哲学と文化をつなぐ— えらい。ひきつづきがんばってほしい。ネタバレについてはとで考えてみたい。

2019-07-07 シャーロット・P. ギルマン/フェミニジア—女だけのユートピア (1984年) さほどおもしろくないような。

2019-07-07 N/A/パール金属 日本製 シロップ 梅酒 ロング レードル 60ml ステンレス 便利小物 C-3626 梅酒を掬うのである。

2019-07-07 ★★ 諸井 三郎/スコアリーディング (スコアを読む手引) (全音ポケットスコア) これも意味がない。

2019-07-07 ★★ 伊藤 辰雄/移調楽器入門—スコア・リーディングに強くなる 吹奏楽の指導者用。あんまり意味ないと思う。

2019-07-07 ★★★ 三井 誠/ルポ 人は科学が苦手 アメリカ「科学不信」の現場から (光文社新書) 悪くないけど「新書です!」っていう感じ。

2019-07-07 ★★★ ペギー オレンスタイン/プリンセス願望には危険がいっぱい 紛失したので買い直し。裁断失敗したんだったかな?

2019-07-07 ★★★★ 矢口 高雄/ヤマケイ文庫 おらが村 えらい。

2019-07-07 ★★★★ 安田理央/日本エロ本全史 これはすごい。私も東京出てたらエロ本編集者になったんではないかという気がしてきた。

2019-07-10 ★★★ 岡田麿里/荒ぶる季節の乙女どもよ。(1) (週刊少年マガジンコミックス) 学生様から強くすすめられた。続きも読むかもしれん。

2019-07-10 ★★★ N/A/ネクタイハンガー ネクタイ収納 ネクタイ掛け 24本掛け 木製ハンガー ベルト/ネクタイ/スカーフ/キャミソール 収納 整理 滑らないハンガー (ナチュラル) 2本買ってしまったが1本でよかった。

2019-07-10 ★★★★ 高橋留美子/人魚の森 (少年サンデーコミックススペシャル) しばらく留美子先生を研究することに。

2019-07-13 西口 想/なぜオフィスでラブなのか (POSSE叢書 004) テレビ局勤務→労組の人。『東京ラブストーリー』論をチェックのために。ちょっとちがうんではないかと思う。

2019-07-13 ★★★★ アラン・ダブニー/この世で一番おもしろい統計学——誰も「データ」でダマされなくなるかもしれない16講+α このシリーズは優秀。統計用語は常に英語もいっしょに学ぶべきな気がする。

2019-07-14 千野帽子/物語は人生を救うのか (ちくまプリマー新書) 風呂読書。物語の哲学の続き。うまく表現できないけど、これをそのまま読んで千野先生がなにやってるかわかる人はすくないんではないかという気がするけど、いずれ影響力をもつんではないかとも思う。ツイッタとかで見てる人々はすこしわかるだろう。美学とかやってる先生たち(と、倫理学の一部の人)は読んで検討してみてほしい。私も検討してみたいけどどこからかかっていけばいいかわからない。

2019-07-14 ★★★★ Hal Leonard/Blues, Jazz & Rock Riffs for Keyboards (English Edition) これはブルースのリック満載で役に立ちそう。キーがおもにCなのがいやだなあ。

2019-07-15 ★★★ Bert Ligon/Comprehensive Technique for Jazz Musicians: For All Instruments (English Edition) 私は練習するより教則本読む方が好きだ。

2019-07-20 Michael Cholbi/Suicide: The Philosophical Dimensions (Broadview Guides to Philosophy) 自殺の哲学。わりとコンパクト。

2019-07-20 菊地 夏野/日本のポストフェミニズム :「女子力」とネオリベラリズム ネオリベとか。あんまりピンと来ない。うしろの方は女子力とか。

2019-07-20 David Buckingham/Media Education: Literacy, Learning and Contemporary Culture (English Edition) たるい理念の話。

2019-07-20 N/A/花とゆめ 2019年 7/5 号 [雑誌] なんか著作権まわりかなにかでモメてるというので、ずいぶん久しぶりに読んだ。

2019-07-20 ★★★ 岡田麿里/荒ぶる季節の乙女どもよ。(2) (週刊少年マガジンコミックス) うーん、おもしろくなるのだろうか。っていうかこれ少年マガジンか。

2019-07-20 ★★★★ 灰原薬/応天の門 1 (バンチコミックス) unliitedで。ふん、面白いじゃないか。ルール通りにきっちりつくりこんでる感じ。最近のマンガはレベルが高いねえ。

2019-07-20 ★★★★ Robert Young/Medically Assisted Death (English Edition) グッド。

2019-07-21 Julia Driver/Ethics: The Fundamentals (Fundamentals of Philosophy) https://books.google.co.jp/books/about/Ethics.htl?id=WzBtzTATyBMC&redir_esc=y

2019-07-21 ダニエル キャラハン/老いの医療—延命主義医療に代わるもの キャラハン先生なむなむ。このまえ買ったまま読んでませんでした。

2019-07-21 ★★★ Art Silverblatt/The Praeger Handbook of Media Literacy シルバーブラット先生はえらいんだけど、内容濃いとはいいにくい。ただし、メディアリテラシー教育一般につかえるワークシートが収録されている。

2019-07-21 ★★★ 渡部 幸/採用側の本音を知れば就職面接は9割成功する まあそうよね、って話なんだけど、こういうの実は学生様はわかってないかもしれない。

2019-07-21 ★★★ 東谷 護/表現と教養—スキル重視ではない初年次教育の探求ー 石黒圭先生のだめなレポートの日本語事例研究がおもしろい。シンポジウム記録の「初年次教育における論文の書き方指導を考える」もいろいろおもしろい。あとはまあ。

2019-07-21 ★★★ 専修大学出版企画委員会/新・知のツールボックス—新入生のための学び方サポートブック ノートとり、調査、文章読み、議論、レポート書き、プレゼン、ネット。こういうのでは論理学みたいなのはいらんと思う。

2019-07-21 ★★★★ 戸松 秀典/プレップ憲法 第4版 (プレップシリーズ) やっぱりこのシリーズは学生や他分野の人間がひっかかりやすいところを親切にぶちゃけて説明してくれていてえらいと思う。

2019-07-21 ★★★★ 道垣内 弘人/プレップ法学を学ぶ前に <第2版> (プレップシリーズ) 法学独特の用語や日本語の言葉づかいに苦しんでたんだけど、それ説明してくれててえらい!他分野の人間必携。

2019-07-21 ★★★★ クリス・チェインバーズ/心理学の7つの大罪——真の科学であるために私たちがすべきこと なるほど、これか!2011年ぐらいから心理学の内部でいろいろモメている、と。私が好きな行動経済学やポジティブ心理学の一般書もおそらくこういうのに汚染されてる可能性があるわけだ。John Bargh先生はバーグじゃなくてバージっぽい。https://en.wikipedia.org/wiki/John_Bargh

2019-07-21 ★★★★ 本川 裕/統計データはおもしろい! −相関図でわかる経済・文化・世相・社会情勢のウラ側− この手のやつだと、集計表は出さないでグラフ書いて、回帰直接の傾きと切片と、相関度しか示さないわけよね。でもそれでも十分。内容はおもしろい。

2019-07-21 ★★★★ 見崎 鉄/阿久悠神話解体—歌謡曲の日本語 私が考えてるような方向の先生はこの人しかいない。

2019-07-23 ★★★★ 岩明均/ヒストリエ(11) (アフタヌーンKC) 前半はたるいが、最後の方はどきどきした。ここでこの巻終りなんていやーん。Kindleで買うつもりが冊子買ってしまった。先生もっとちゃっちゃと仕事してほしい、と要求してはいかんのだろうな。

2019-07-24 ★★ トラヴィス・ブラッドベリー/EQ 2.0 (「心の知能指数」を高める66のテクニック) 半分読んだが役に立たないしつまらん。

2019-07-24 ★★ 田房永子/「男の子の育て方」を真剣に考えてたら夫とのセックスが週3回になりました 読むドラッグ。

2019-07-24 ★★★★ 伊藤雅光/Jポップの日本語研究: 創作型人工知能のために これはおもしろい研究。

2019-07-24 ★★★★ 鄭 躍軍/社会調査データ解析 (Rで学ぶデータサイエンス 17) 基本的な社会調査で使いそうなことが具体的でわかりやすく説明してある。社会学の論文読むにはこれ一冊で十分なんちゃうやろか。

2019-07-25 ★★★ 佐伯 順子/恋愛の起源: 明治の愛を読み解く 漱石の『草枕』、ぜんぜん違うのではないかと思うが自信がない。

2019-07-26 ★★★ ゲアリースミス/データは騙る: 改竄・捏造・不正を見抜く統計学 統計はわからないのだが、インチキな統計の話を読むのは好きなのよねえ。しかしこの本は分量が多すぎて読みきれない。あきらめ。- まぎらわしいデータ、あやしいグラフに注意- 交絡因子をさがす- テキサス狙撃兵に注意- データが省略されてたら用心- 理論なきデータもデータなき理論もだめ

2019-07-26 ★★★★ 灰原 薬/応天の門 3巻: バンチコミックス この人安心して読めるな。しかしこういうドロドロ怨憎ものにしていくのか……

2019-07-26 ★★★★ ポール・ブルーム/反共感論 紙の本見つからず買いなおし。無念。

2019-07-27 夏目 漱石/草枕 (岩波文庫) ひさしぶりに。漱石おもしろいな。

2019-07-27 ★★★ ティント・ブラス/背徳小説 -ヘア無修正完全版- [DVD] 意外におもしろい。モラヴィア原作。

2019-07-27 ★★★★ 小谷野敦/定本 〈男の恋〉の文学史: 『万葉集』から田山花袋、近松秋江まで あれえ、ずいぶん手が入っていて、別の本のようだ。

2019-07-27 ★★★★ 見崎 鉄/盗んだバイクと壊れたガラス 尾崎豊の歌詞論 やはりこの先生はえらい。これほどポップの歌詞について考えてるひとはいないのではないか。

2019-07-28 ★★ 平尾昌宏/ふだんづかいの倫理学 (犀の教室Liberal Arts Lab) 全体に分量が多いけれども散漫でなにをしようとしているかわかりにくい。具体的な問題から倫理学入門とふつうの疑問に答えたいとしているのだろうが……「パーソン」が「ある」。「人格(英語で「パーソン」)というのは今までは人間だけにあるとされてきたものですが、……動物だって……パーソンがあるし……」p.298パート3の恋愛とかのところも読んだけど、これはだめだと思う。

2019-07-28 ★★★★ 水野 尚/恋愛の誕生—12世紀フランス文学散歩 (学術選書) 「恋愛は12世紀に発明されました」派だけど、たいへんな良書。えらい!どういう意味で発明されているかうまく解説している。

2019-07-29 ★★ 烏賀陽弘道/「Jポップ」は死んだ (扶桑社新書) 特段のことなし。

2019-07-29 ★★★ 福澤 一吉/論理的に読む技術 文章の中身を理解する“読解力"強化の必須スキル! (サイエンス・アイ新書) これは読んでもあんまりわかるようにならんだろうねえ。読み方をおしえるのはほんとうにたいへんなことなのだな。

2019-07-29 ★★★★ 難波江 和英/恋するJポップ—平成における恋愛のディスクール これは優れている、と英文学の学者先生か。

2019-07-30 菊池 理夫/徳と政治—徳理論と政治哲学の接点— めくってみたけど、私もう倫理学にあんまり興味なくてやばい。どの論文でも徳、徳とくりかえされるものの抽象的で具体的でなく、徳倫理学とかの多元的な価値の魅力が出てないと思う。もっと個別の具体的な美徳を考えてみるべきだ。

2019-07-30 南田勝也/音楽化社会の現在—統計データで読むポピュラー音楽 アンケート調査を中心にしたわりと堅い調査で、この種のものはあんまりないのでえらい。あとでちゃんと読もう。

2019-07-30 ★★ 小貫 信昭/歌のなかの言葉の魔法 アーティストのエピソード中心で、解釈のほりさげはもうひとつ。「地上の星」「TSUNAMI」「Autoatic」「愛のために」「アジアの純真」「愛のままわがままに」「YELL」「Last Sile」「雨上りの夜空に」「カブトムシ」「君がいた夏」「風をあつめて」「One ore tie」「もう恋なんてしない」「夜空ノムコウ」「名もなき詩」「わたしがオバさんになっても」「クリスマス・イブ」「春よ、来い」「あの頃のまま」「いちょう並木のセレナーデ」「風のように」

2019-07-30 ★★★★ Roger Lamb/Love Analyzed (Global History S) 完全に愛の分析哲学。https://www.taylorfrancis.co/books/e/9780429493485

2019-07-30 ★★★★ New York Times Company/Defining Sexual Consent: Where the Law Falls Short (In the Headlines) 同意まわりのNYタイムズの論説記事のコンピレーション。けっこう重要なのでその手のやつに関心ある人は入手しておくのがよいと思う。

2019-07-30 ★★★★ Brabazon/Popular Music 1. アプローチ:聞く、見る、踊る、考える、書く2. ムージックスペース:サウンドスケープ、シティと郊外、レコーディング、クラブ、パブ、サウンドトラック、MV、ラジオ、ストリーミング、ダウンロード3. 楽器:ギターカルチャー、キーボードカルチャー、ドラム、ボイス、ターンテーブル、iPod4. ジャンル:フォーク、ブルース、ロックンロール、ソウル、レゲエ、サルサ、メタル、パンク、ヒッポホップ、ディスコ、ハウス、ワールド5. 論争:知的財産、検閲、人種、ガールグループとフェミ、ボーイズバンドと男性学、LGBT、デジタルネットワーキング、音楽と政治

2019-08-03 小林よしのり/AKB48白熱論争 (幻冬舎新書) おもうところあって。

2019-08-03 濱野智史/前田敦子はキリストを超えた ──〈宗教〉としてのAKB48 (ちくま新書) おもうところあって。

2019-08-03 宇野常寛/リトル・ピープルの時代 (幻冬舎文庫) おもうところあって。

2019-08-03 ★★ 枝廣 淳子/GNH(国民総幸福): みんなでつくる幸せ社会へ 前半インチキくさくてやめ。

2019-08-03 ★★★ 山口 慎太郎/「家族の幸せ」の経済学〜データ分析でわかった結婚、出産、子育ての真実〜 (光文社新書) 最初と最後の章だけ読む。うーん、よく見るデータだけっぽい。と思ったら、「欧米ではちゃんとやってるから、日本ももっとデータあつめるためにお金使いましょう」という感じの主張っぽい。文献英語だけだけど、たとえばハマーメッシュ先生とかの翻訳あるやつ紹介してないのはよくないと思う。

2019-08-03 ★★★★ 山下 泰平/「舞姫」の主人公をバンカラとアフリカ人がボコボコにする最高の小説の世界が明治に存在したので20万字くらいかけて紹介する本 分量多くて読みきれないがおもしろい。犯罪実録はとくにおもしろそうだ。

2019-08-05 Henry E. Allison/Kant's Groundwork for the Metaphysics of Morals: A Commentary いちおう入手しておいたが、こんな分厚いのか!

2019-08-05 Annabelle Lever/The Routledge Handbook of Ethics and Public Policy (Routledge Handbooks in Applied Ethics) 目次見ただけ。反差別はやっぱりリパートラスムッセン先生。

2019-08-05 ★★★ 小田原ドラゴン/小田原ドラゴンくえすと! 1 (ヤングサンデーコミックススペシャル) たいへんな世界だ……ハプニングクラブ編がよい。

2019-08-05 ★★★★ N/A/シティ・ポップ 1973-2019 クラシック名盤・ジャズ名盤と同じつくり。そういう時代よね。

2019-08-06 バーナードウィリアムズ/道徳的な運: 哲学論集一九七三~一九八〇 (双書現代倫理学) 買ってください……印税みたいなのはほとんどない(というかもちだし確定)ので、お世話になってる各方面にさえ送れません。すみませんすみません。

2019-08-06 ★★★★ David M. Buss/The Handbook of Evolutionary Psychology, 2 Volume Set すごい。図書館に入れてもらいましょう。

2019-08-07 石原 千秋/漱石と日本の近代(上) (新潮選書) 『草枕』の読み方について権威におうかがいしたのだが、うーん。いろいろ難しい先生たちの話をもってきて解釈するのね。まあそれはいいとして、「見る」ってのをめぐる話だという解釈はわかる。しかし最後のところはどうなんかな。

2019-08-07 マガジンハウス/Tarzan特別編集 決定版 性学 SEX BOOK (マガジンハウスムック) いちおう買う。

2019-08-07 ★★ 小田原ドラゴン/小田原ドラゴンくえすと! 2 (ヤングサンデーコミックススペシャル) これはいまいち。前巻でやりつくしている感じ。

2019-08-07 ★★★★ Maryanne L. Fisher/The Oxford Handbook of Women and Competition (Oxford Library of Psychology) いろいろ恐しい。

2019-08-08 N/A/anan(アンアン) 2019/08/21号 No.2163 [愛とSEX/田中圭] 毎年いちおう買ってるけど読んでない。

2019-08-08 ★★★★ マルセロ・グライサー/物理学は世界をどこまで解明できるか—真理を探究する科学全史 物理学の哲学。

2019-08-09 ★★ レイチェル・ギーザ/ボーイズ 男の子はなぜ「男らしく」育つのか ヤバい。むしろ有害な面も多いと思う。学者たちによって適切に批判されることを望む。なんで自分が気にいらない人々の本読まないんかな。スポーツの話は、自分がその文化を理解できないとまどいをよく描いていておもしろい。

2019-08-09 ★★★★ Susan S. Hendrick/Close Relationships: A Sourcebook 古いがそれなりに勉強になる。

2019-08-09 ★★★★ 宇佐美 寛/対話の害 トロッコ問題とかのジレンマ教材を使って授業するときの注意事項。サンデル先生の「白熱教室」に対する批判は誤解だと思うが、一般に学生にディスカッションとか無計画にやらせる場合のだめなところを指摘していて、そういうのやろうとしている先生は必読だと思う。

2019-08-10 ★★★ Patricia Marino/Philosophy of Sex and Love IntroductionChapter 1. Sex, respect, and objectificationIntroductionSex as inherently objectifying: the view of Ianuel KantFeinist theories of objectificationNussbau on the varying aspects of objectificationChallenges for Nussbau's theoryConclusionChapter 2: Objectification, autonoy, and pornographyIntroductionObjectification and social autonoySocial autonoy and adaptive preferencesA social perspective on pornographyThe "pornutopia" and pornography's falsityBeyond the heterosexual contextContextChapter 3: Consent and rape lawIntroductionA short history of the law of consent"'No' eans no"Counicative sexuality and nonverbal consentThe Antioch Policy and verbal consentAffirative consent, sexual autonoy, and the lawConclusion Chapter 4 Sex workIntroductionSex work and the lawSex work as a free contractual exchangeSex work, coodification, and the specialness of sexCoercialized sex in contextSexual surrogacyConclusion Chapter 5: Union theories of loveIntroductionWhy a theory of love?The union theory and its difficultiesThe relationship of self and "we"The "we" as a erger of ends and desiresLove and irrationalityConclusion Chapter 6: Concern theories of loveIntroductionLove as caring concernDisinterestedness and reciprocityLove and autonoy in the union and concern theoriesLove, autonoy, and deferenceLove and rationality revisited: appraisal and bestowalLiitless care and the proble of paternalisConclusion Chapter 7: Love, fairness, and equalityIntroductionUnion theories and balancingConcern theories and deliberationEquality and fairnessWhy a theory of love, revisitedConclusion Chapter 8: Orientations of sex and loveIntroductionConcepts, terinology, and historyThe "born that way" and "not a choice" arguents: conceptual coplexitiesThe "born that way" and "not a choice" arguents: ethical and political coplexitiesOrientations and values of sex and loveConclusion Chapter 9: Love and arriageIntroductionThe nature of arriageIs arriage a proise?Gender and the institution of arriageIs arriage bad for love?Conclusion Chapter 10: Sex, love, and raceIntroductionRace in cultural contextSoe probles with racialized preferencesFurther evaluation: causes and consequences of racialized preferencesMarriage and racial solidarityConclusion Chapter 11: Sex, love, and disabilityIntroductionDisability in contextPhysical disabilities and sexual surrogacySurrogacy, intiacy, and loveIntellectual disabilities and coplexities of consentConclusionChapter 12: The edicalization of sex and loveIntroductionMedicalization and the "Viagra narrative"The social control of woen's sexualityRecent scientific study of woen's sexualityNonconcordance and the interpretation of desireLack of desire and eagerness versus enjoyingMedicalization of love?ConclusionChapter 13: The econoics of sex and loveIntroductionEconoics and love: what is the proble?Altruis and the possibility of "self-interested" loveEconoics and sexSex, love, and econoic ethodologyConclusionChapter 14. Ethical nononogayIntroductionWhat is ethical nononogay?The values of ethical nononogayThe "paradox of prevalence" and changing the lawChallenges for ethical nononogayConclusion

2019-08-11 ローレンス フリードマン/戦略の世界史 上: 戦争・政治・ビジネス さほどおもしろくないので途中でやめ。

2019-08-11 ★★★★ Herman Cappelen/Bad Language (Contemporary Introductions to Philosophy of Language) おそらく重要。これ誰か翻訳するか、紹介ブログみたいなの作ってほしい。差別表現だのジェンダーだのやりたい哲学系の人は必読。

2019-08-11 ★★★★ Frank D. Cox/Human Intimacy: Marriage, the Family, and Its Meaning こういうアメリカの教科書はほんとうにすぐれてるよな。

2019-08-11 ★★★★ 奥村 晴彦/[改訂第3版 ver.2]基礎からわかる情報リテラシー 学生様みんなこれ読んでできるようになってくれればいいのに。

2019-08-14 ★★★★ 武田一義/ペリリュー ─楽園のゲルニカ─ 7 (ヤングアニマルコミックス) 地獄。まだ続くんかい!

2019-08-15 ★★★★ David Givens/Love Signals: A Practical Field Guide to the Body Language of Courtship (English Edition) ボディーランゲージの読み方みたいなのはけっこうめくったけど、これけっこうおもしろい。映画とか見るときの役に立ちそうだ。

2019-08-20 ★★★ 一橋大学社会学部佐藤文香ゼミ生一同/ジェンダーについて大学生が真剣に考えてみた——あなたがあなたらしくいられるための29問 優秀だ。つっこみたいところはあるけど、現在の標準的ジェンダー論というかたちになっていて興味深く読める。いまの学部生ぐらいにどういうジェンダー教育がなされ、問題がどういうふうに見えているか理解しやすいと思うので、ちょっと年離れた人々が読んでみるのがよいと思う。

2019-08-24 戸田山 和久/〈概念工学〉宣言! —哲学×心理学による知のエンジニアリング— なるほど。特に違和感はない。心、自己、自由意志みたいな哲学的な概念はもっと改良されるべきだ。がんがん改良してほしい。

2019-08-24 ★★★ Emily Nagoski/Come as You Are: The Surprising New Science that Will Transform Your Sex Life (English Edition) Patricia Marino先生が「すばらしい本だ」って言ってるので買ってしまった英語版『女医が教える最高のセックス』みたいなハウツー。日本の方が進んでるのではないか。"Arousal Nonconcordance"という概念はおもしろい。概念工学。

2019-08-25 ★★★ トーマス・ギロビッチ/その部屋のなかで最も賢い人 —洞察力を鍛えるための社会心理学— 「幸福な人」だけがんばって読むが、よく言われてることばかり。

2019-08-28 安藤 泰至/安楽死・尊厳死を語る前に知っておきたいこと (岩波ブックレット) 他の人の「〜は〜を指す」という「定義」を嘘とか言うのはよくないと思う。

2019-08-28 ★★★ ロバート・W. コンネル/ジェンダーと権力—セクシュアリティの社会学 ははあ、日本の社会学まわりではこの本が広く読まれて、コンネル先生的なジェンダー理解が一般的になってるわけなのね。いかにも古いと思うんだけど。精神分析とか非常に思弁的。

2019-08-29 Ian Kerner/She Comes First: The Thinking Man's Guide to Pleasuring a Woman (Kerner) 『女医が教える〜』みたいハウツー。なんかすごい。

2019-08-29 Sheila Jeffreys/Gender Hurts ははあ、トランスの権利まわりはジェフリー先生とかも参加してもめていたのか。https://en.wikipedia.org/wiki/Sheila_Jeffreys#Views_on_transsexualis海外の論争は一方の話だけ見てるとわからないこともあって、誰が標的なのかと思ったらこの先生だったっぽい。

2019-08-29 HOOKE/Virtuous Persons Vicious Deeds: An Introduction to Ethics 美徳・悪徳を中心とした倫理学入門で方向がおもしろい。収録されているのはさほど有名じゃないエッセイとか。

2019-08-29 マルキ・ド・サド/閨房の哲学 (講談社学術文庫) 「本書の翻訳に際しては、澁澤龍彦訳を参照した。実に数十年ぶりに手にとって、初めて全体を原文と突き合わせながら読んだ。教えられるところも多々あったし、日本語の達者さには改めて舌を巻いた。ただ、翻訳に誤訳はつきものとはいえ、ほぼ毎頁に誤訳を見つけるに至って、学生時代に愛読し、人にも勧めてきただけに、正直まいった。」

2019-08-29 綿野 恵太/「差別はいけない」とみんないうけれど。 なんかいろいろはいってて面倒な感じ。インテレクチャルダークウェブはすでに実在してるのねえ。

2019-08-29 ★★★★ ロビン・ケリー/セロニアス・モンク 独創のジャズ物語 けっこう知らん話がある。スコットラファロとポールモチアン先生やとってた時期もあるのか。

2019-08-30 山岸凉子/ヴィリ 途中、「やっぱりそうですか」みたいな。まあ『テレプシコーラ』が最後の輝き。

2019-08-30 ★★★ ハナ・ロスチャイルド/パノニカ——ジャズ男爵夫人の謎を追う モンクとはそういう関係ではなかったけどブレイキーとはそうだったようだ、とか。パーカー死亡まわりはそういう事情なのか(っていうかまだ謎があるみたいだけど)。

2019-08-30 ★★★★ ジョン・マウチェリ/指揮者は何を考えているか:解釈、テクニック、舞台裏の闘い 楽しめる。しかしエネルギーあふれた人々の話を読むのはプレッシャーになるところもある。

2019-09-01 田房永子/他人のセックスを見ながら考えた (ちくま文庫) 読むドラッグ『男しか行けない場所に女が行ってきました』の文庫化。いろいろ勝手だったり混乱しているところもあるけど、そういうのもこの先生の魅力なのだろう。

2019-09-01 山岸 凉子/舞姫(テレプシコーラ) 第2部1-5巻 セット (MFコミックス ダ・ヴィンチシリーズ) まあなんかいろいろギリギリで描いてるのだろうな。

2019-09-04 ジャルナ ハマー/ジェンダーと暴力 (明石ライブラリー) この本も国内のフェミニストにかなり読まれたんではないかと思う。藤岡淳子先生なんかも主要なタネ本の一つにしている。今読むとちょっと古いんではないかという印象はある(1987)が、問題意識はいまだに有効。

2019-09-04 森 丈弓/犯罪心理学—再犯防止とリスクアセスメントの科学 専門書。

2019-09-04 浅見 克彦/愛する人を所有するということ (青弓社ライブラリー) いまごろ目を通している。すみませんすみません。なるほど。文学作品といろんな哲学・思想を使った内観中心の方法。第1章に『シングルセル』への大きな言及。人気あったのねえ。サルトルの性愛論をこれくらいの分量で扱ってる本は他にないんちゃうかな。他にフランクル、フロイト、ルーマン。ロラン・バルト。ジンメル。フロム。デカルト、ヒューム。ブーバー。イリガライ。

2019-09-05 Roy F. Baumeister/Evil: Inside Human Violence and Cruelty ハイトの『しあわせ仮説』で言及されている。被害者非難を容認してるとかっていう話なんだけど、まあそういうものでもない。

2019-09-05 Pamela Susan Haag/Consent: Sexual Rights and Transformation of American Liberalism なんか微妙っぽい。あ、古い本なんだわ。

2019-09-05 Merril D. Smith/Sex without Consent 米国の歴史・法制史研究。

2019-09-05 伏見 憲明/新宿二丁目 (新潮新書) 私のようなものにいただきました!ありがとうございますありがとうございます。

2019-09-05 ★★ ジルアルプティアン/疑惑の科学者たち: 盗用・捏造・不正の歴史 なんか読みにくいし、個々の記述が浅くてよくわからん。

2019-09-05 ★★★ 岡本 真一郎/なぜ人は騙されるのか-詭弁から詐欺までの心理学 (中公新書) まあ内容的には悪くないんだけど、取りあげる題材が左派好みのものにちょっとかたよっているのが気になる。第4章が国会答弁を題材にした詭弁応答の手法についてなんだけど、最終的な提案は、論法に名前をつけて広く知らしめしておく、みたいなのでベンサムの提案と同じなのが興味深い。第5章はフェイクニュースや二極化の話。

2019-09-05 ★★★ 吉岡 友治/シカゴ・スタイルに学ぶ論理的に考え、書く技術: 世界で通用する20の普遍的メソッド シカゴのスタイルマニュアルの読み方と、日本の人文・社会学系の大学院入試の小論文をネタにしていて、発想はとてもおもしろい。かなり読者を限定してしまってる感じ。要約/パラフレーズはもっと徹底的にやってほしかった気がする。

2019-09-05 ★★★★ Joseph J. J. Fischel/Screw Consent: A Better Politics of Sexual Justice フェミ的な「イエスミーンズイエス」にちょっと批判的な立場の人っぽい。同意だけでは十分ではないし、同意にばっかり注目するとやばいこともあります。

2019-09-05 ★★★★ デイヴィッドミラー/はじめての政治哲学 (岩波現代文庫) 偉い本よね。ツイッタで政治論議する民は1冊もっておいてほしい。「1冊でわかる」シリーズの文庫化だけど、訳文替えたり文献リスト更新したりいろいろしてるそうだ。

2019-09-05 ★★★★ 渡邉 義浩/漢帝国—400年の興亡 (中公新書) ものすごい密度で、風呂読書で2ヶ月以上かかってやっと読みおわった。項羽vs劉邦はともかく、他は知らんことばっかり。三国志とかの前史としても勉強になった。『蒼天航路』とか勉強して書いてるのねえ。近代に至るまで中国に封建諸侯はいなかった、みたいな話にはっとなる。

2019-09-05 ★★★★ 奥村 晴彦/Rで楽しむ統計 (Wonderful R 1) 奥村先生はえらい!

2019-09-05 ★★★★ 宮内 泰介/グループディスカッションで学ぶ 社会学トレーニング https://www.sanseido-publ.co.jp/publ/gdscus_socitrn.htl初年次セミ向けにおもしろいテキストだと思う。

2019-09-05 ★★★★ N/A/T. Mappes's D.DeGrazia's Biomedical Ethics 6th (Sixth) edition(BiomedicalEthics(BiomedicalEthics(Mappes))[Paperback])(2005) 日本語でこういう論文の抜粋集を作るのはとてもむずかしいと思う。

2019-09-06 ★★★★ ウィリアムバーンスタイン/交易の世界史 上 (ちくま学芸文庫) とてもおもしろい。

2019-09-12 ケイト・L・トゥラビアン/シカゴ・スタイル 研究論文執筆マニュアル これ読める人はいないわね。でも誰か読んであれしてほしい。

2019-09-12 H. マルクーゼ/エロス的文明 (1958年) わけわからん。

2019-09-12 ★★★ 坂野雄二/認知行動療法という革命: 創始者たちが語る歴史 ウォルピからはじまっている。精神分析(力動)に対する敵意がすごい。エリス先生のセラピーは迷惑なナンパからはじまったようだ。アルバート・エリス「大学が休みに入る8月いっぱい、私は自分にホームワークを課すことにした。それは、ブロンクスの植物講演のベンチに一人で座っている女性を見つけたら、全員の隣に吸わり、自分から会話を始めるというものだった。ただし、1分を越えない程度に。そう、たった1分だけだ。きまじめだな、アルバート。たった1分だ」「私は実際には、1ヶ月の間に130人の若い女性の隣に座った」「私が話しかけた100人の女性において、デートに誘うことができたのはたった1人。そして彼女は待ち合わせには来なかったのである。彼女は公園で私にキスをして、その夜にもう一度逢うことを約束してくれた。にみおかかわらず、彼女は現れなかったのだ。……それ以来、デートをするときには、私は必ず女性の電話番号を手に入れるようにしているのだ!」エリス先生革命的すぎる。

2019-09-12 ★★★ ジュディス・S・ベック/認知行動療法実践ガイド:基礎から応用まで 第2版 -ジュディス・ベックの認知行動療法テキスト アーロンベック先生のドーター。

2019-09-13 ★★★ 宮口 幸治/ケーキの切れない非行少年たち (新潮新書) まあそうなんだろうなあ、みたいなのもあり。

2019-09-14 Andrew T. Forcehimes/Exploring Moral Problems: An Introductory Anthology けっこうとりあえげれる論文がアップデートされている印象。言論の自由、売春、臓器売買、ポルノ、ドラッグ、ガンコントロール。テロリズム、拷問、死刑。配分の正義、移民、差別、賠償責任、セックス同意、セクハラ。結婚、親子の義務。中絶、遺伝子選択、安楽死。飢餓援助、動物、環境。

2019-09-14 Susan Wolf/Understanding Love: Philosophy, Film, And Fiction 映画や小説から愛の哲学を語る、みたいな感じっぽい。有名人がけっこう書いてるけど読む時間はない。目次はこちら。https://global.oup.co/acadeic/product/understanding-love-9780195384505?cc=jp&lang=en&#

2019-09-14 Jennifer Sue Hirsch/Modern Loves: The Anthropology of Romantic Courtship and Companionate Marriage 文化人類学的研究。これも読む時間はないな。

2019-09-14 荻野 恒一/嫉妬の構造 (現代教養文庫) 自分で症例をもっている精神科医が知的リーダーだった時代があったわけだ。精神的な病を通して人間を見ていたわけよね。

2019-09-14 新倉俊一/トゥルバドゥール—幻想の愛 (筑摩叢書) 訳者からの1930年生まれの研究者の先生への献呈本だった。なむなむ。

2019-09-14 谷口淳一/エピソードでわかる社会心理学—恋愛関係・友人関係から学ぶ 大学初年次ぐらい向けの軽い教科書。この先生たちのグループがやってることは応援している。

2019-09-14 E. バーシェイド/現代社会心理学の動向〈第5巻〉対人的魅力の心理学 (1978年) 古い本。最後の章がロマンチックラブに当てられているが、「この分野の研究はまったく人気がない、ほとんどタブーだ」みたいなことが書いてあっておかしい。この時期はまだマスターズ&ジョンソンのセックスの研究の方が進んでいたというか。それにしてもこの本での対人魅力でのルックスの影響の扱いの小ささはぞっとするほどで、少なくとも彼女たちの文化ではものすごく大きなタブーだったのだと思わされる。

2019-09-14 ★★ アリス ヴァクス/性犯罪 アメリカの裁判制度の話。特に得るものなし。

2019-09-15 ★★★★ ターリ シャーロット/事実はなぜ人の意見を変えられないのか-説得力と影響力の科学 おもしろい感じ。ワクチン恐怖の話からはじまってる。まあ意見にまっこうから反論しても対立がふかまるだけなので、いろいろ手段考えてチェンジしましょう、みたいなの。

2019-09-15 ★★★★ ルイス ジアネッティ/映画技法のリテラシー〈2〉 物語とクリティック ([2]物語とクリティック) 再読。この本はとても役に立つ。映画以外にも応用できそう。

2019-09-16 Herman Cappelen/Context and Communication: Contemporary Introductions to Philosophy of Language 手にとっただけ。

2019-09-16 Herman Cappelen/Fixing Language: An Essay on Conceptual Engineering さわっただけ。

2019-09-16 Pieranna Garavaso/The Bloomsbury Companion to Analytic Feminism (Bloomsbury Companions) 目次見ただけ。

2019-09-16 杉浦 ミドリ/身体・性・生—個人の尊重とジェンダー 法社会学っぽいやりかた。

2019-09-19 Andrew Mcstay/Privacy and Philosophy: New Media and Affective Protocol (Digital Formations) なんかかわった本。アリストテレス、カント、功利主義者、プラグマティズム、ハイデガー、ラトゥール、現象学、ケア、疎外、スピノザ、ホワイトヘッド、共同体主義とか。

2019-09-19 ★★★★ 高山恵子/やる気スイッチをON! 実行機能をアップする37のワーク なるほど、私ちゃんと発達してないし、こういうワークまたやるべきかもしれない。

2019-09-19 ★★★★ 春燈社/ヌードの絵画史 「裸の芸術」黄金期に描かれた女性たち 昔ムックで買った本の書籍化だわ。それにしてもエッチでけしからん。

2019-09-20 George Sher/Ethics: Essential Readings in Moral Theory ぶ厚くてものすごく重い鈍器アンソロジー。ジョンドリスとかジョシュアグリーンとかまで収録される時代。理論中心で、応用倫理はちょっとだけ。

2019-09-29 Ferdinand David Schoeman/Philosophical Dimensions of Privacy: An Anthology 新版かと思ったけど、中身は1984のままだった。

2019-09-29 ★★★ 本木克英/超高速!参勤交代 娯楽はいいです。

2019-09-30 Berit Brogaard/On Romantic Love: Simple Truths About a Complex Emotion (Philosophy in Action) 恋愛心理の哲学。

2019-09-30 Victor C. De Munck/Romantic Love and Sexual Behavior: Perspectives from the Social Sciences (Oxford in Asia Paperbacks) あら、ジョンアランリー先生書いてるわ。これけっこう重要なんではないか。

2019-09-30 Dorothy Tennov/Love and Limerence: The Experience Of Being In Love 実は古い本。テノフ先生はこのLierenceという術語によって一発当てた。いい訳語あるかね。「惚れ」じゃおかしいしな。「恋愛ボケ」とかじゃだめだろうし。

2019-09-30 Victor C. De Munck/Romantic Love in America: Cultural Models of Gay, Straight, and Polyamorous Relationships (Anthropology of Well-Being: Individual, Community, Society) 「ロマンチックラブ」とかの普遍性とか文化差とか文化内の多様性とかに興味あるひとは一目見といた方がいいと思う。

2019-09-30 仲正昌樹/近代法とその限界 (叢書・アレテイア) 吉良先生の論文知らなくていまごろチェックした。勉強になった。話題の本はいま翻訳が7000円弱、英語ペーパーバックが12000円とかで手が出ない。

2019-09-30 ★★★ 永竹 由幸/椿姫とは誰か—オペラでたどる高級娼婦の文化史 (丸善ブックス) 出典もうすこしつけてほしかったけど、音楽好きのための軽い一般書だからこういう感じなのはしょうがない。

2019-10-05 ★★★★ アルビン レスキ/ギリシア人の愛 温泉地で静かにこういうの読んでると、いかにも文人趣味って感じがする。かっこつけすぎというか。

2019-10-06 ★★★★ アーノルトシェーンベルク/シェーンベルク音楽論選 (ちくま学芸文庫) おもしろい。先生ものすごく口が悪いな。

2019-10-07 ★★ アンネッテヘアツォーク/北欧に学ぶ 好きな人ができたら、どうする? 実用書のふりをしたアート本。内容も若者にはなにも参考にならないだろう。アート/マンガとしてならそれなりに読める。しかしそういうものならば、日本のエロマンガの方がずっと優秀なものがあると思う。青春性欲ものと『ふたりエッチ』の組み合わせぐらいでいいのではないか。

2019-10-08 ★★ ドナルド・L. マギン/スタン・ゲッツ :音楽を生きる アルコールとコカインでとても苦しみました、まわりの人といろいろ軋轢ありました、それでも美しい音楽をつくりました、みたいな話でたいしておもしろくない。もっとひどい話を期待していたのだが。わざわざ訳す必要あったんかな。ゲッツ先生は1960年の春のJATPのツアーでコルトレーンバンドといっしょだったそうだ。

2019-10-08 ★★★★ N/A/鼻毛カッター 手動 ハサミ セーフティ ペット 鼻毛は絶対に伸ばしてはいかん!

2019-10-09 Walter Everett/Expression in Pop-Rock Music: Critical and Analytical Essays 楽曲分析中心。ザッパ、キュア、スティーヴィーワンダー、ートルズ、クラッシュetc.

2019-10-09 Alison Stone/The Value of Popular Music: An Approach from Post-Kantian Aesthetics 哲学よりのポップ音楽美学。アドルノとポップ音楽で1章。

2019-10-09 蝶名林亮/メタ倫理学の最前線 私のようなものにいただきましたありがとうございますありがとうございます勉強します。

2019-10-09 ブライアン・カプラン/大学なんか行っても意味はない?——教育反対の経済学 高等教育の主な役割は、単なるシグナリングです、みたいな。こうぶちゃけて話をされると「うっ」となるな。三角関数がどうのG型L型がどうのこうの、って言ってた人々は読まないとならない。ていうかちょっと読むのに時間かけないとならん感じ。

2019-10-09 谷本 奈穂/美容整形というコミュニケーション——社会規範と自己満足を超えて 第5章、なんかへんな議論していると思う。

2019-10-09 グレン・R. シラルディ/自尊心を育てるワークブック これはかなりキテるというかヤバいというか宗教っぽい。無条件の人間の価値、無条件の愛。

2019-10-09 ★★★ クリスティーン・ポラス/Think CIVILITY(シンク シビリティ) 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である いつも笑顔で寛容に対応するために、睡眠と食事と運動に気をつけましょう。

2019-10-10 柄谷 行人/定本 日本近代文学の起源 (岩波現代文庫) 柄谷先生って影響力があったのね。学者世界ではあんまり名前が出てこないけど、みんな読んでいて、先生の名前なしによっかかっていたわけなんかな。

2019-10-10 ★★ トーベ・ヤンソン/ムーミン谷の名言集 (講談社文庫) 事情で。いくつかは「名言」だとはおもうが、選択基準がわからん。他人の読書ノートを見ている感じは悪くないのだが、編者がどういう人かわからんと価値がひくい。

2019-10-10 ★★★★ 集団認知行動療法研究会/若者のためのコミュニケーションスキル練習帳—学生の就活支援および新入社員教育のために 発達障害とかはいってる若者向けのものを、一般のコミュ障若者・中年まで拡大した感じ。いろいろ気が利いている。こういうのを1回生ぐらいで(希望者に対して)システマチックにやってみるのは価値がありそうだと思う。ゼミとか楽になるだろう。ていうか私がまず気をつけないとならんのも多い。

2019-10-12 ★★ 上野 俊哉/アーバン・トライバル・スタディーズ—パーティ、クラブ文化の社会学 飾りが多くて小難しいカルスタは有害だったと思う。

2019-10-12 ★★★ ピエール グリマル/ローマの愛 ローマの結婚制度の理解は面倒だねえ。私には無理。しかしまあその時代のいろんな必要と制約に応じてそういうふうになっているわけだ。

2019-10-12 ★★★ 山本 ゆり/syunkonカフェごはん レンジでもっと! 絶品レシピ (e-MOOK) なぜ注文したのか忘れてしまった。少しまじめに料理するようにしたいからだったか。実はこのまえビタクラフト鍋買ってしまったのよね。30年以上ほしかったのいまごろ買った。ははは。

2019-10-12 ★★★ 若杉 実/ダンスの時代 資料的価値があるのだと思う。実はこういう系統の本は少ない。

2019-10-12 ★★★★ N/A/ネクスタ 水切り ゴミ袋 ごみっこポイ お徳用 グリーン 約横12.5×マチ幅11×縦24cm 排水口 用 水切り袋 日本製 水切れの良いワリフ使用 S33 33枚入 ごみっこポイ最強。使ってるフレスコにはないのに時々切らしてしまうのでまとめ買いしておいた。

2019-10-12 ★★★★ 榎本俊二/反逆ののろし (アクションコミックス) 20年以上前のものだけど、榎本先生はほんとに偉大だ。

2019-10-13 宇佐美 誠/正義論: ベーシックスからフロンティアまで 私のようなものにいただきましたありがとうございますありがとうございます勉強します。論文集ではなく、「正義」をめぐるいろんな論争とかをあつかったテキスト。よく相談された形跡があって、わかりやすくて野心的でさえある。これは多くの人に読まれてほしい。

2019-10-13 伊藤 和子/なぜ、それが無罪なのか!? 性被害を軽視する日本の司法 (ディスカヴァー携書) なんだかねえ。専門家による批評をもとむ。

2019-10-13 Anonymous/My Secret Life (Complete 11 Volumes) (English Edition) 読みやすい英語なのね。

2019-10-14 ★★★ 納富信留/プラトン哲学への旅: エロースとは何者か (NHK出版新書) NHKの講座をもとにしたやつだけど、あれよりはるかにぶっとんだ書き方(精神的トリップ?)している。ディオティマさんのイデア論っぽいやつのところは、それに説得力を感じるかどうかとは別に、専門家にはそのプラトン的思考の奇妙さ詭弁っぽいっところも同時にしてほしいんだけど業界的にそうもいかんのだろうか。

2019-10-17 井上 俊/〔全訂新版〕現代文化を学ぶ人のために 牟田和恵先生の「愛と性の文化」収録。「恋愛にこだわるのはやめましょう」みたいなごくフェミニスト社会学標準的な感じ。「現代文化」というのではもうすこし語るべきことがあるような気がするけど、まあ入門だしページ少ないし、問題提起ってだけよね。

2019-10-17 ★★★ 山口 裕之/語源から哲学がわかる事典 おもしろい発想から知識とか実体とかとかカテゴリーとかを解説しようっていうわけなんだけど、これは一回そういう言葉に悩んでからじゃないとわからんだろうね。ていうか、「実体」とかを巡る哲学者の考えたことっていうのはほんとうに混乱しているように思う。

2019-10-18 辻村 みよ子/かけがえのない個から——人権と家族をめぐる法と制度 (ジェンダー社会科学の可能性 第1巻) 青山薫先生が中里見先生の「偏見」をはげしく批判している。(ちなみに中里見先生は辻村先生の古稀記念論文集(2019)で偏ったいいかがりだって反論している)

2019-10-18 Kate Manne/Down Girl: The Logic of Misogyny (English Edition) 最初の方めくってみたけど、かなり厳しい感じ。この手のにはのれない。

2019-10-19 Elizabeth Hackett/Theorizing Feminisms: A Reader フェミニズムの同一アプローチ、差異アプローチ、ドミナンスアプローチっていうマッキノン流の見方が継承されている。あとはポストモダン、ポスコロ、クイアとか。IntroductionSECTION I. BACKGROUND CONCEPTSIntroductionOppressionIris M. Young, "Five Faces of Oppression"Social ConstructionSally Haslanger, "Gender and Social Construction: Who? What? When? Where? How?"Susan Wendell, "The Social Construction of Disability"Trina Grillo, "Anti-Essentialis and Intersectionality: Tools to Disantle the Master's House"Episteic PositionJoanna Kadi, "Stupidity 'Deconstructed'"Patricia Hill Collins, "The Politics of Black Feinist Thought"Ua Narayan, "Cross-Cultural Connections, Border-Crossings, and 'Death by Culture'"Linda Alcoff, "The Proble of Speaking for Others"SECTION II: GENERAL APPROACHES TO SEX OPPRESSIONIntroductionThe Saeness Approach ("Huanist Feinis")Theoretical FraesJohn Stuart Mill, The Subjection of Woen, Chapter 1Sojourner Truth, "Arn't I a Woan?"Sione de Beauvoir, The Second Sex, IntroductionMartha C. Nussbau, "Huan Capabilities, Feale Huan Beings"Contextual StudiesSusan Schechter, "Social Change on Behalf of Battered Woen"Aartya Sen, "More than 100 Million Woan Are Missing"Kiberl? Crenshaw, "Mapping the Margins: Intersectionality, Identity Politics, and Violence Against Woen of Color"The Difference Approach ("Gynocentric Feinis")Theoretical FraesIris M. Young, "Huanis, Gynocentris, and Feinist Politics"Jane Addas, "Woen and Public Housekeeping"Audre Lorde, "Uses of the Erotic: The Erotic as Power"Paula Gunn, "Who Is Your Mother? Red Roots of White Feinis"Carol Gilligan, "Moral Orientation and Moral Developent"Contextual StudiesCarol P. Christ, "Why Woen Need the Goddess: Phenoenological, Psychological, and Political Reflections"Alice Walker, "The Only Reason You Want to Go to Heaven is That You Have Been Driven Out of Your Mind (Off Your Land and Out of Your Lover's Ars)"Sara Ruddick, "Notes Toward a Feinist Maternal Peace Politics"Vandana Shiva, "Woen's Indigenous Knowledge and Biodiversity Conservation"The Doinance ApproachTheoretical FraesCatharine MacKinnon, "Difference and Doination: On Sex Discriination"Catherine MacKinnon, "Desire and Power" and "Sex and Violence: A Perspective"Ea Goldan, "Woan Suffrage"Sandre Lee Bartky, "Foucault, Feininity, and the Modernization of Patriarchal Power"Audre Lorde, "Age, Race, Class, and Sex: Woen Redefining Difference"Contextual StudiesJohn Stoltenberg, "Confronting Pornography as a Civil-Rights Issue"Lisa Duggan, Nan D. Hunter, and Carole S. Vance, "False Proises: Feinist Antipornography Legislation"Marilyn Frye, "Willful Virgin or Do You Have to Be a Lesbian to Be a Feinist?"bell hooks, "Seduced by Violence No More"SECTION III. LOCALIZING APPROACHES TO SEX OPPRESSIONIntroductionPostodern FeinisTheoretical FraesNancy Fraser and Linda J. Nicholson, "Social Criticis without Philosophy: An Encounter between Feinis and Postodernis"Judith Butler, fro Gender Troublebell hooks, "Postodern Blackness"Contextual StudiesSharon Marcus, "Fighting Bodies, Fighting Words: A Theory and Politics of Rape Prevention"Kate Bornstein, "Send in the Clowns"Susan Bordo, "Material Girl: The Effaceents of Postodern Culture"Feinist Identity PoliticsTheoretical FraesBarbara Christian, "The Race for Theory"Cobahee River Collective, "A Black Feinist Stateent"Mari Matsuda, "On Identity Politics"Contextual StudiesGloria Anzald?a, "La Conciencia de la Mestiza: Towards a New Consciousness"Angela Davis, "Maa's Got the Blues: Rivals, Girlfriends, and Advisors"Dorothy E. Roberts, "Punishing Drug Addicts Who Have Babies: Woen of Color, Equality, and the Right of Privacy"SECTION IV: FEMINIST ALLIES?IntroductionNancy Fraser, "Multiculturalis, Antiessentialis, and Radical Deocracy: A Genealogy of the Current Ipasse in Feinist Theory"Postcolonial TheoryLeela Gandhi, "Postcolonialis and Feinis"Ann Laura Stoler, "Carnal Knowledge and Iperial Power: Gender, Race, and Morality in Colonial Asia"Neo-aterialist TheoryIris M. Young, "Socialist Feinis and the Liits of Dual Systes Theory"Gwyn Kirk, "Standing on Solid Ground: A Materialist Ecological Feinis"Queer TheoryLeslie Feinberg, "Walking Our Talk"Gayle S. Rubin, "Thinking Sex: Notes for a Radical Theory of the Politics of Sexuality"Judith Butler, "Against Proper Objects"Evelynn Haonds, "Black (W)holes and the Geoetry of Black Feale Sexuality"

2019-10-19 磯野 真穂/ダイエット幻想 (ちくまプリマー新書) 文学的。女子であることはたいへんなことだ。

2019-10-19 ★★★ 平松洋/名画で見る シェイクスピアの世界 シェークスピアの勉強にもなります。ははは。

2019-10-21 ★★★ 小谷野敦/哲学嫌い ポストモダンのインチキ ファンなので買うわけだが、今回も残念ながら書きとばしてる感じ。しかし第8章「哲学はポストモダンではない」が1ページ半なのがとてもかっこいい。

2019-10-21 ★★★ 丈/宇崎ちゃんは遊びたい! 1 (ドラゴンコミックスエイジ) おもしろいじゃないか。ギフト券で買いましたみなさまありがとうございます。

2019-10-23 ★★★★ 中野 京子/別冊NHK100分de名著 読書の学校 中野京子 特別授業 『シンデレラ』 グッドな本。シンデレラは他力本願でよろしいとのこと。

2019-10-24 ★ フランソワ・デュボワ/作曲の科学 美しい音楽を生み出す「理論」と「法則」 (ブルーバックス) 悪。こういうタイトルだけの中身のない本が、意欲ある少年少女たちの財布を軽くするだけで、その意欲をくじく。やめてほしい。

2019-10-24 ★★★★ 宮下志朗/モンテーニュ 人生を旅するための7章 (岩波新書) 昭和の岩波新書のような優雅な書き方だ。さすが文人。

2019-10-26 ★★★ ナンシー・マイヤーズ/マイ・インターン(字幕版) なんてことない話だが意外におもしろかった。ハリウッドものは安心して見られるのがよい。社長は擬人化というかアンハザウェイ化がおこなわれていると解釈するんだろうな。デニーロはかっこういいが、いつも顔おぼえられない。

2019-10-27 杉原志啓/音楽幸福論 なんかよくわからないブログ記事みたいなもの。

2019-10-27 生田武志/いのちへの礼儀 (単行本) めくってみただけだけど、情報量多いなー。えらい。

2019-10-27 アンドリュー・ライト/哲学は環境問題に使えるのか:環境プラグマティズムの挑戦 私のようなものにいただきましたありがとうございますありがとうございます勉強させていただきます。

2019-10-27 宮尾 大輔/影の美学—日本映画と照明— 私のようなものにいただきました。ありがとうございますありがとうございます。

2019-10-27 ★★ ティント・ブラス/サロン・キティ-ディレクターズカット完全版- [DVD] 冒頭のアシュラ男爵芸がかっこいい。これ実現可能なのか。

2019-10-27 ★★★ 門馬 直美/音楽の理論 (講談社学術文庫) けっこう詳しい。作曲はたいへんだな。

2019-10-27 ★★★ 岡田 暁生/音楽と出会うー21世紀的つきあい方 (教養みらい選書) 最近のyoutubeやspotifyとかで岡田先生が見つけたものとかについてのエッセイ集。AI作曲とかについての話はつまらんが、ブログ全盛時代にもお金をとるためのエッセイというのはそれはそれでよいものだ。

2019-10-27 ★★★ アシュリー・カーン/マイルス・デイヴィス「カインド・オブ・ブルー」創作術 (モード・ジャズの原点を探る) アウトテイクを聞きました、みたいなやつ。まあそれなり。

2019-10-27 ★★★★ エリス コーズ/マンズ・ワールド—フェミニズムと男らしさのあいだで この古い本は存在を知らなかったけど、ファレル先生や、例のアンティオク大学の学則の話なんか出ている。もうすこし国内で言及されていてもよかったんちゃうかな。

2019-10-27 ★★★★ Morris Day/On Time: A Princely Life in Funk (English Edition) プリンスの声との対話っていう形で進む自伝。おもしろい。「プリンスの声」がいかにもプリンスってこういう話し方をしたのだろうと思わされる。Sybolあたりで使っていた例のトーンボックスを通して聞こえてくるようだ。

2019-10-31 ★★★ 欧坂ハル/世にも不実なピアノソナタ(1) (BE・LOVEコミックス) がんばってほしい。

2019-10-31 ★★★★ 西崎憲/全ロック史 分厚い!興味あるとこだけひろい読みしてるけど、コンパクトでも的確な評がついていて楽しい。超わかってる感じ。

2019-11-03 ★★★★ 三浦佳世/美しさと魅力の心理 大学の初年度テキスト形式だが、顔や身体だけでなく動作、デザイン、リズム、フォント、空間その他幅広くあつかっていて、文献情報もありで興味深い。マスクつけるとどうなるか、みたいな話もある。

2019-11-10 ★★★★ アレックス・ロス/20世紀を語る音楽 (1) 読了。すばらしくおもしろい。みんな読みなさい。

2019-11-16 渡辺 潤/アイデンティティの音楽—メディア・若者・ポピュラー文化 2000年ぐらいのよい業績なのだと思う。フリス先生の影響はでかい。

2019-11-16 ★★★ 勝又基/古典は本当に必要なのか、否定論者と議論して本気で考えてみた。 プロレスかと思ったらわりとガチで、古典必要派苦しそうだ。まあ限られた時間でなにをするかってなるとねえ。大学教員としてはまずは現代文読めるようになってほしいし。

2019-11-16 ★★★★ 大村 哲弥/演奏法の基礎 センスある音楽家ならだいたいわかってるであろうことも、こうやって言語化するのはたいへんですな。

2019-11-16 ★★★★ D. O/悪党の詩 和製ギャングスタラッパーの自伝。盛ってるところも多いだろうが、昭和末期や90年代〜2000年ぐらいの感じはわかるというか、私は直接は見てないけどそうだったんだろうな、みたいな感じがあっておもしろい。

2019-11-16 ★★★★ ヤマザキマリ/プリニウス 9巻: バンチコミックス もう押しも押されぬ巨匠。

2019-11-17 ★★ アドルフ・グッゲンビュール=クレイグ/悪における善 心理学のパラドックス 何がしたくて何が言いたいのかわからない本。1923年生まれのユング派とか。

2019-11-21 ★★★ 沢井 昭治/B’zに学ぶ作詞レッスン (『大ヒット曲に学ぶ作詞レッスン』シリーズ) 存在知らなかったが、それなりにおもしろい。

2019-11-21 ★★★★ 井上裕章/ジャズの「ノリ」を科学する ジャズドクター、いいじゃないか!これが科学調査だ!

2019-11-23 仲正昌樹/自由と自律 (叢書アレテイア) こういう論文集書籍って目立たないのよねえ。高くてふつうの人は買いにくいし。菊地夏野「フェミニズム理論の第三の波」、高原幸子「意識覚醒とフェミニズム認識論」、高橋慎一「性的指向性と性差別是正の論理」、堀江有理「性の自己決定と生の所在」とかいろいろはいってる(サブタイトルあげてるのもあり)

2019-11-23 マヤ・ガルス/エロティカ [DVD] 90年代後半のセックスポジティブフェミニストへのインタビュー、みたいなやつ。特におもしろくないけど、がんばってほしい。

2019-11-24 ★ 諸橋 泰樹/ジェンダーの語られ方、メディアのつくられ方 これはもう旧来「ジェンダーレス」系ジェンダー論オンパレード。こっからずいぶん時間がたったねえ。「能力、性別、らしさ、様ざまな特性はは生まれもったものではない、社会的・文化的に構築される」p.19、「男は人の話を聞かなくてよい」p.19、「女性/男性」という性別二分法自体が、もう人間の観念的な枠組み」p.20、「オオカミに育てられた子どもはずっとオオカミのまま……第二次性徴をはじめとするセクシュアリティも開花しない」「ことばがないとセクシュアリティが顕現せず」p.20、「虹の色はリベリアのバサ語では二色」、「ニューギニア高地人のチャンブリ族という部族」では「男性の性格は嫉妬深く、猜疑心が強く、噂話が大好きでショッピングが大好き、……お祭が大好きで、そのときはオスコンテストをする」p.23、生物学的な性別といわゆう性別役割分業の間に、直接の関係はありませんp.24……

2019-11-27 ★★★★ 大谷能生/平成日本の音楽の教科書 (よりみちパン! セ) これだ!大谷先生偉い!

2019-11-28 ★★★★ 雨瀬シオリ/ここは今から倫理です。 3 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL) やっぱりキェルケゴールよね。

2019-11-30 FRITH/Popular Music Crit Conc Cult Vol3 フリス先生編集で2003年。4巻本で、1が「音楽と社会」、2が「ロック時代」、3が「楽曲分析」(パフォーマンスも含む)、4が「音楽とアイデンティティ」

2019-11-30 細川 貴英/声に出して踏みたい韻 ラップでの韻の踏み方。けっこうおもしろい。

2019-11-30 山中文/音楽科における教育内容論の成立と展開に関する研究: 授業構成の方法との関連を視野に入れて 専門家向け。

2019-11-30 東谷 護/ポピュラー音楽から問う—日本文化再考 ポップ音楽社会論。個人的には京都のブルースの話がおもしろい。

2019-11-30 江森丈晃/音楽とことば あの人はどうやって歌詞を書いているのか (SPACE SHOWER BOOks) インタビュー集。おもしろい。

2019-11-30 ★★★ 川嶋 未来/意味も知らずにヘヴィメタルを叫ぶな! (Guitar Magazine) サバスはパラノイド選んでほしかった。でも「黒い安息日」選ぶのは当然か。他は知らん。しかしこのシリーズえらいな。

2019-11-30 ★★★★ 畑中 良輔/日本名歌曲百選 詩の分析と解釈〈2〉 なるほど。「日本歌曲は、日本語で書かれているために、「当然、意味は分かるはずだ」と決めてかかってしまう傾向があります。そして、実は詩の本意をよく理解していなかったり、特にはまったく誤解したままで、歌ったり聴いたりてしまうという結果になりやすいのです。」「見慣れない、聴き慣れない語が用いられているというくらいのことでしがら、辞書をひいてみることで、おおむね解決できますが、古語が用いられていたり、比喩をはじめ、対句、押韻、倒置文といった修辞技巧が駆使されていたり、古典のさりげない引用があったり、さらに、時代背景との関わりの中でとらえなくてはならないことがあったり、などといった場合ですと、理解しようとしてもなかなか思うにまかせないことも出て決ます。」

2019-11-30 ★★★★ 小出 斉/意味も知らずにブルースを歌うな! ご丁寧に歌詞とコード譜とイラストに加え、ちょっと怪しい英語フレーズ付き (ギター・マガジン) いいじゃないか。ブルースの歌詞解説とミュージシャン紹介。最初の数曲がブルースセッションで特によくやられる曲だってのもいい。まあ知らないで弾いてるのははずかしいからね。

2019-11-30 ★★★★ 小出 斉/意味も知らずにロックンロールを歌うな! ? -チャック・ベリーに捧ぐ- 歌詞とコードと“ダニー"のイラストに加え、意外と役立つ英語フレーズ付き (ギター・マガジン) これもえらい。英語の勉強にもなる。

2019-12-01 ★★★★ 山口つばさ/ブルーピリオド(1) (アフタヌーンコミックス) たしかにおもしろいね。だがちょっと絵がうますぎて重い。

2019-12-02 貴戸 理恵/女子読みのススメ (岩波ジュニア新書) 「恋愛」の項だけめくってみたけど、いろいろ違和感がある。金原ひとみ先生のファンらしい。「主体性」がキーワードなんだけど、こういうふうに経験されているのだろうか。

2019-12-02 佐藤良明/ニッポンのうたはどう変わったか: 増補改訂 J-POP進化論 (平凡社ライブラリー) これは楽理に踏みこんでいておもしろい。特に「ソに#をつけるか」問題。でも「楽譜使わわないでくださいね!」とか言わたんだろうなあ。こういうのは動画とかで音出しながらの方がいいわよね。この先生も1951年生まれだが、そういう話なので気にならない。

2019-12-02 太田 利之/本当は怖い洋楽ヒットソング ~あなたの知らない、あの曲の本当の意味~ 3ページぐらいの解説と訳詞。まあこういう解説は大事よね。でもオンラインにあるべきなんだろうと思う。

2019-12-02 南田 勝也/私たちは洋楽とどう向き合ってきたのか——日本ポピュラー音楽の洋楽受容史 南田先生のビートルズ論みたいなのは、さすがに同世代なので感じがわかる。

2019-12-02 源河 亨/悲しい曲の何が悲しいのか:音楽美学と心の哲学 めくってみた感じとても好印象。あとでゆっくり勉強させてもらおう。

2019-12-02 宮入 恭平/J−POP文化論 (ジェイポップ ブンカロン) J-POPという「ジャンル」が問題になっていた時代もあった。私はジャンルとしては機能しないし、してなかったと思う。

2019-12-02 福屋利信/音楽社会学でJ−POP 1951年生まれ。こういう感じだったのだろうか。よくわからない。この世代の先生たちの印象はずいぶん違うんだよな。いちばんわからないのが、はっぴいえんどってそんなに注目されてたのかとか。ユーミン先生のインパクトはわかる。

2019-12-02 ★★★ 朝日順子/ビートルズは何を歌っているのか? (CDジャーナルムック) ビートルズまわりの小話と英単語の解説みたいな短かいエッセイ集。Sgt Peppers以降が多い。こんなもんだろうと思うが、Please Please MeもShe loves youもI want to hold your handもなくてショック!

2019-12-05 ★★★★ スージー鈴木/80年代音楽解体新書 (フィギュール彩 ? 1) やっぱり日本のポップス語らせたらこの先生が現在最強だわ。オンライン連載の単行本化だと思うけど、Yes-Noの半音上げとかの話とかすぐ出てくる。

2019-12-05 ★★★★ マーク・シルヴァースタイン/アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング (字幕版) おもしろいじゃないか。これが21世紀型フェミニズムっすか。やっぱりハリウッドコメディはよい。しかし外向性その他のポジティブな特性も地位財的側面があるしねえ。

2019-12-08 ★★★★ 山口つばさ/ブルーピリオド(2) (アフタヌーンコミックス) おもしろいけど、主人公万能すぎるよね。これも作家は女性なのだろうな。

2019-12-08 ★★★★ 山口つばさ/ブルーピリオド(3) (アフタヌーンコミックス) もっとかっこ悪い男子出してほしい。共感できんよ。

2019-12-08 ★★★★ 山口つばさ/ブルーピリオド(5) (アフタヌーンコミックス) ははあ!そう来ましたか!

2019-12-08 ★★★★ 山口つばさ/ブルーピリオド(6) (アフタヌーンコミックス) なるほど!必然といえば必然の展開!おもしろいからみんな読みなさい。

2019-12-11 学研辞典編集部/感情ことば選び辞典 あまりにも文章が下手で貧弱なので、このシリーズを装備したけど、字が小さすぎて使えなそう……

2019-12-15 ★★★ 諫山創/進撃の巨人(20) (週刊少年マガジンコミックス) もう筋を追っていくの無理そう。質量とエネルギーだけでなく、空間と時間もまあこうせざるをえないのだろうねえ。

2019-12-18 ★★★★ N/A/Imikoko iPhone SE 第3/2世代 兼用 ケース iPhone 8 / iPhone7 ケース バンパー アルミバンパー シリコン おしゃれ シンプル 耐衝撃 赤 新しいやつに。これ薄手で外側アルミで見た目はいいんだけど、なんか手にもってるときに滑り落しそうな感じもあるんよね。カメラ部分のところの保護も微妙な高さで、バンパーとしての意味があるかどうか。

2019-12-23 ★★★★ 飯山陽/イスラム2.0: SNSが変えた1400年の宗教観 (河出新書) 風呂読書。軽薄そうに見えるタイトルと深刻っぽい内容。素人目には筋の通った説明で、ネットやSNSの問題ってのはこういうものだと思われる。

2019-12-24 ★★★ ロジカパーカー/女・アート・イデオロギー (ウイメンズブックス) 第4章「描かれたレディーたち」だけ読むが、いろいろ紆余曲折した議論をしたあげくローラマルヴィ先生の精神分析とか出てきてしまってわけわからなくなる。

2019-12-25 ★★★ ウィルフリッド・メラーズ/ビートルズ音楽学 原書は1971。なるほど、田村先生の『ビートルズ音楽論』のタネ本という感じ。まあ十分楽曲をプライマリーテキストにしている。

2019-12-25 ★★★★ 和久井 光司/ビートルズ原論 (河出文庫) 知らない話もけっこうはいっていておもしろい。サージェントペパーズのアルバムジャケットは、インパルスレーベルのジャケットの真似だろう、特にアルバートアイラーじゃないか、みたいな話おもしろい。サージェントペパーズは、リボルヴァーやラバーソウルほどよくないです、みたいな指摘も賛成。

2019-12-27 ★★★★ 牧野 雅子/痴漢とはなにか 被害と冤罪をめぐる社会学 この本はけっこうな労作で、うなづけないところもあるけども、「羞恥心」の話とか迷惑条例の制定意図とか非常に勉強になるところがある。この手の話(女性専用車両とか)に興味ある人は読むべし。

2019-12-29 ★★★★ 山口つばさ/ブルーピリオド(4) (アフタヌーンコミックス) おもしろいっす。

2019-12-30 森田邦久/〈現在〉という謎: 時間の空間化批判 おそらく物理学・宇宙論の一般書、ポピュラーサイエンス本読んだ方がよさそう。

2019-12-30 早稲田文学会/早稲田文学 2019年冬号 (単行本) もちろん全体によくわからない。河野先生のやつ、フォーディズム=福祉国家、ポストフォーディズム=新自由主義体制、とかになっててわからん。これイコールなのか「フォーディズムと福祉国家」なのかさえわからない。こういう書き方やめたらどうかな。

2019-12-30 青山拓央/心にとって時間とは何か (講談社現代新書) 「責任」のところだけめくってみたけど、「責任とは何か」って問いながら「責任があるのはどのような場合か」を論じていると思う。非難可能性の話はうしろの方で出てくる。オリジナルな哲学者は、ふつうの読者には扱いにくいものだ。他のもチョウ難しい。

2019-12-30 ★★★ 花崎 皋平/生きる場からの哲学入門 なんか昭和を感じさせる。

2019-12-31 ★★★★ スティーブンピンカー/21世紀の啓蒙 上: 理性、科学、ヒューマニズム、進歩 目次を読むのは全体を読むことに等しい。

2019-12-31 ★★★★ スティーブン・ピンカー/21世紀の啓蒙 下: 理性、科学、ヒューマニズム、進歩 「理性的に本を読まない方法」もほしい。

2019-12-31 ★★★★ 江原由美子/争点としてのジェンダー—交錯する科学・社会・政治 江原先生の2本も読み、先生には2000年代このかたそういうふうに見えていたのかとけっこうなショックを受ける。加藤先生のやつ読んだが問題多いと思う(江原先生も加藤先生も言いぶんはわかる、江原先生のやつはおもしろさまである)。どっちもいずれまじめに検討したい。しかし問題はけっこう深くて、なんか複雑な気分になった。

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