書き殴りINDEX/不如意ブログ/読書記録(booklog)

読んだ本2010

ブクログなどにコメント書いたもの

2010-01-01 中公新書ラクレ編集部/夫と妻のための新・専業主婦論争 (中公新書ラクレ) よい編集。

2010-01-01 若松孝二/実録・連合赤軍 あさま山荘への道程 [DVD] つまらんので途中でやめる。

2010-01-01 ★ 鈴木則文/温泉スッポン芸者 [DVD] つまらん。

2010-01-01 ★★★★ 秋庭 太郎/荷風外伝 (1979年) 古本でも入手しやすくてよかった。

2010-01-01 ★★★★ N/A/永井荷風伝 (1976年) 読んでないのはモグリ。

2010-01-01 ★★★★ N/A/荷風歓楽 (1974年) これはおもしろいなあ。井上唖唖に対する共感、風俗への関心。荷風の語り口とかも興味深い。古書で入手。

2010-01-02 藤田 哲也/ベース上達100の裏ワザ 知ってトクする効果的な練習法&ヒント集 藤田哲也 著 こういうものいくら読んでもムダなのはわかってんだけどね。

2010-01-02 ★★★★ アレクサンダー・ペイン/アバウト・シュミット [DVD] ジャックニコルソンは「ジャクニコルソン」というジャンルを成立させている。

2010-01-03 ★ スティーヴン・ウーリー/ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男 [DVD] つまらんので途中でやめる。音楽映画ではない。でも北欧ねーちゃんの裸はいい。

2010-01-03 ★★★★ ビル・コンドン/ドリームガールズ スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD] 傑作。おすすめ。

2010-01-07 ★★★ ジャック・アタリ/図説「愛」の歴史 部分的におもしろいところもあるが、まじめな本として見たら資料価値はないだろう。一妻多夫のとことか資料が古すぎるよ。……でも読みなおすとなかなかおもしろい。

2010-01-17 ★★ ナンシー・メイヤーズ/恋愛適齢期 [DVD] つまらん。45分まで見てあきらめ。

2010-01-17 ★★★★ 加藤 司/対人関係のダークサイド なかなかおもしろい。ここらへんの研究も進んでる。テツガクシャとかよりよっぽどいろいろわかってる感じ。このグループのもう一冊の「ダークサイド」も発注してみた。浮気、だまし、嫉妬、責任転嫁、抑うつ、苦手意識、失恋、怒り、いじめ、DV。

2010-01-20 ★★ 澁谷 知美/平成オトコ塾—悩める男子のための全6章 (双書Zero) 女であるというのは気楽なもんですなあ。

2010-01-23 ★★★ 谷口弘一/親密な関係のダークサイド あんまりおもしろくない。訳語もこなれてない感じか。魅力が欠点に、嫉妬、うわさ話、恋愛破綻、片思い、精神的健康、親密な関係の葛藤、ストーキング、対人関係のネガティブな面など。

2010-01-28 ★ ビル オハンロン/変化の第一歩—日常生活やセラピーを変える実践ガイド ちゃんと読む気になれなかった。おそらくゴミ。

2010-01-28 ★★★ 岡野 守也/いやな気分の整理学 論理療法のすすめ (生活人新書) 悪くないけどエリスを直接読んだ方がいい。

2010-02-04 芹沢 一也/日本思想という病(SYNODOS READINGS) 高田恵理子先生はやっぱりおもしろい。意図的にはっきり書いてないけど、「ちゃんと資料を読んで調査しないで勝手なことを言ってはだめだ」という声が聞こえるようだ。その他はふつうというか、あんまり興味ない話題。

2010-02-04 ★★ タイラー・コーエン/インセンティブ 自分と世界をうまく動かす たいして目新しい話はなかった。一般向けハウツー。論述や訳語いろいろ気になるところがあって楽しめない。

2010-02-04 ★★★★ 浜井浩一/2円で刑務所、5億で執行猶予 (光文社新書) 浜井先生はしっかりした学者だ。

2010-02-06 ★ 飯島 愛/プラトニック・セックス 今ごろ読んでみた。加藤鷹(って誰だ)が飯島愛を非難しているtublr記事を見かけたので。まあ何事も本気になれなかった人だわね。何も見ていないというか。業界の人が怒るのもわからんではない。ゴーストライターが書いたとしても、そのライターに愛がないというかなんというか。

2010-02-06 ★★ ジグムント バウマン/幸福論——“生きづらい”時代の社会学 なにもピンとこなかった。ほとんどごみに近い。

2010-02-07 ★★★★ 日垣 隆/少年リンチ殺人—ムカついたから、やっただけ—《増補改訂版》 (新潮文庫) 恐い。マンガにしてヤングマガジンに載せたらどうか。マンガのヤンキーものは人が死なないから。

2010-02-08 小谷野 敦/里見〓(とん)伝—「馬鹿正直」の人生 小谷野先生がなぜ「トン」になったのかを調べるためだけに。でもよくわからなかった。ふつう辞書登録して「こやのあつし」で「小谷野敦」が出るようにしておくもんだと思うが。でも小谷野先生はほんとに馬鹿正直な人だから韜晦しているとも思えん。

2010-02-08 ★★ ピーター・シーガル/N.Y.式ハッピー・セラピー コレクターズ・エディション [DVD] ひねりがない。いくらでもひねりようはあるだろうに。ジャックニコルソンももっと使いようがあるだろう。主人公が一方的に操作され周囲は変わらない筋は最悪で、これを喜んで見ることができる人はなにかおかしいのではないかと思う。本来一つ星だがニコルソンでなんとか最後まで見られたので二つ。

2010-02-09 ★ アレン・カー/読むだけで絶対やめられる禁酒セラピー [セラピーシリーズ] (ムックセレクト) 私むきではない。いろいろインチキというか不誠実なところがある。私はこういうライターを信頼しない。

2010-02-11 ★★★ ロブ・ライナー/ア・フュ-・グッドメン CE [DVD] トムクルーズとか出てくると安心して見てられる。

2010-02-12 長沼行太郎/日本語表現のレッスン—文章技法からイベント・プレゼンの企画と実施まで こっちを使うことにするかなあ。

2010-02-12 ★ 川辺 秀美/22歳からの国語力 (講談社現代新書) 無用。

2010-02-12 ★★★★ 保苅 瑞穂/モンテーニュ私記—よく生き、よく死ぬために とてもよい。

2010-02-12 ★★★★ 荒木 晶子/自己表現力の教室 2冊もってるけど書き込みとかしているのでもう1冊。今年は増刷しないのかな?

2010-02-13 ★★ 中島 直/犯罪と司法精神医学 (メンタルヘルス・ライブラリー) わかりにくい本。この「メンタルヘルスライブラリー」はどれもわかりにくい。門外漢だからわかりにくいのではないのではないかと思っている。事例はおもしろい。

2010-02-14 ★ 岡崎伸郎/動き出した「医療観察法」を検証する (メンタルヘルス・ライブラリー) とてもわかりにくい。読む価値ないのではないか。

2010-02-14 ★ ソフィア・コッポラ/マリー・アントワネット (通常版) [DVD] 40分でプチっ。

2010-02-14 ★★ ヘルベルト・ハフナー/ベルリン・フィル あるオーケストラの自伝 結局歴代主席指揮者の話になってるじゃん。新しい情報もなし。

2010-02-15 Richard Joyce/The Myth of Morality (Cambridge Studies in Philosophy) ギルバート・ハーマンの弟子だな。internal/external reasonの話。

2010-02-15 ★ サンディ ホチキス/結局、自分のことしか考えない人たち つまらん。読めない。おそらくゴミ。

2010-02-15 ★★★ マーサ スタウト/良心をもたない人たち—25人に1人という恐怖 これはなかなか楽しめた。「サイコパス(ソシオパス)は恐いですね」という本ではなく、むしろ良心とかそういうのはどういうものかとかそういう考察が主。

2010-02-15 ★★★★ 小野田 博一/論理的に書く方法—説得力ある文章表現が身につく 大学2回生〜3回生ぐらいによいと思う。

2010-02-15 ★★★★ ジェームズ・ブレア/サイコパス -冷淡な脳- なるほど、というところがいくつか。

2010-02-16 ★★ ガリー ガッティング/フーコー (〈一冊でわかる〉シリーズ) フーコー信者って感じ。もうちょっとどうにか書きようあるんじゃないのか。このオクスフォードのシリーズは大陸関係は切れ味悪いよなあ。

2010-02-16 ★★★★ チャールズ・ローゼン/ピアノ・ノート 知らなかったことがたくさん。クラシックピアノ好きは必読。

2010-02-17 ★★★★ マイケル・ペン/ブギー・ナイツ [DVD] すごく楽しめた。140分以上あるのがぜんぜん長く感じなかった。青春ものというか、(疑似)ファミリー・人間の絆ものだわね。我々は皆不完全で馬鹿だけどなんとかやってけるとかそういう感じ。

2010-02-22 ★★ マーティン・スコセッシ/ディパーテッド [DVD] ニコルソンはいいし、退屈しないが、ただそれだけ。なにも残らない映画。2時間30分後にワープするためだけのもの。

2010-02-23 ★★ 石川 信義/心病める人たち: 開かれた精神医療へ (岩波新書) 一方的に過去の病院の問題点と開放病棟の優秀さばかり述べていてあやしい。

2010-02-24 懸田 克躬/病的性格—10の類型とその行動 (中公新書 (68)) 40年以上前の本。こっからずいぶん整理されたよな。DSMは偉大だ。

2010-02-24 ★ マーサ スタウト/おかしい人を見分ける心理学—PTSD、ウソつき、多重人格 あなたの身近な人の心の闇をのぞく だめ。読むとこなし。

2010-02-24 ★★ 脇 圭平/フルトヴェングラー (岩波新書 黄版 282) 丸山真男っていやなやつだなあ。

2010-02-24 ★★★ 酒井 明夫/逸脱の精神史 けっこうおもしろい。

2010-02-24 ★★★★ ピエール ダルモン/医者と殺人者—ロンブローゾと生来性犯罪者伝説 再読。

2010-02-27 ★ 瀧口 雅仁/平成落語論-12人の笑える男 (講談社現代新書) 芸を見たことない人についてのだらだらした文章読まされても。

2010-02-27 ★★★★ 福島 章/犯罪精神医学入門ー人はなぜ人を殺せるのか (中公新書 (1796)) 全体の半分を占める宅間守の記録がすさまじい。

2010-03-02 ★ セブ・ジャニアク/ヴァニティ9 [DVD] なんじゃこら。環境ビデオか。

2010-03-02 ★★★★ 大久保 幸夫/日本の雇用 ほんとうは何が問題なのか (講談社現代新書) 落ちついた筆致で、少し見通しがよくなった。

2010-03-02 ★★★★ N/A/図解 ミスが少ない人は必ずやっている「書類・手帳・ノート」の整理術 整理の本というよりはビジネスマン超初歩。そういうのちゃんと教えてもらったことがないから勉強になった。学生さんに読ませたい。

2010-03-03 ロバート ライト/モラル・アニマル〈下〉 ちょっと古い。

2010-03-03 高橋 喜久江/売買春問題にとりくむ キリスト教矯風会会長。

2010-03-03 ★ スタンリー ブース/キースリチャーズ オレはここにいる 訳がおかしいのかもとからおかしいのか、わけわからん。

2010-03-03 ★ デイヴィッド・B. グリーン/ベートーヴェンの美学—音楽の時間構造 ゴミ。勁草から出ている音楽の本はなんというかかんというか。

2010-03-03 ★★ 村上直久/ビートルズの研究—ポピュラー音楽と社会 ゴミ論文がほとんどだが、2、3本おもしろい研究が収録されている。

2010-03-03 ★★★ N/A/鳴り響く思想 『鳴り響く思想:現代のベートーヴェン像』。おもしろい論文がけっこうある。

2010-03-03 ★★★ 野本由紀夫/200CD ピアノの秘密—弾きどころは聴きどころ 典型的リスナーが読むにはよい。

2010-03-03 ★★★★ 坂本 敏夫/死刑と無期懲役 (ちくま新書) おもしろい。正直すぎると感じるほど。

2010-03-05 ★★★ オダギリ 展子/仕事が10倍速くなる 事務効率アップ術 なんでこんな本買ってんだ。内容は細かいお説教。でもこういうのも必要だわね。

2010-03-06 ★★★ デイブ ロビンソン/絵解き ルソーの哲学—社会を毒する呪詛の思想 業界では有名な話ばかりだけど、そういや日本語でこの手の話読む機会はあんまりないかもしれんね。でも中川八洋はいらん。

2010-03-07 ★★★ 町山 智浩/実録・殺人事件がわかる本2010 SPRING (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝/マーダー・ウォッチャー Vol. 6) 河合幹雄先生はぶちゃけたインタビューすると変ったひとだなあ。このインタビューだけなら☆五つ。

2010-03-10 ★★ ケン スミス/誰も教えてくれない聖書の読み方 それほど斬新でおもしろいわけではない。

2010-03-13 ★★★★ シャーロット・ズウェリン/セロニアス・モンク ストレート・ノー・チェイサー [DVD] ドキュメンタリー仕立て。スタジオ風景なんかがおもしろい。もう60年代なかばにはかなり苦しんでいた感じ。

2010-03-16 ★★★★ マイケル・ポーラン/雑食動物のジレンマ 上──ある4つの食事の自然史 あらー、これはおもしろいわ。トウモロコシについては知らないことだらけだったし、ユートピア的農場もおもしろい。

2010-03-17 ★ Ross Ramsay/Piano Essentials: Scales, Chords, Arpeggios And Cadences for the Contemporary Pianist 無用だった。スケールとアルペジオ書いてあるだけ。

2010-03-17 ★★★★ マイケル・ポーラン/雑食動物のジレンマ 下──ある4つの食事の自然史 ピーター・シンガーもまじめに読んでる。

2010-03-18 ★★★★ メイナード ソロモン/ベートーヴェン〈上〉 堅い本。

2010-03-18 ★★★★ メイナード ソロモン/ベートーヴェン〈下〉 ベトベンが友人から妻を借りたという話とかp.513、ヨハンナ(弟カールの嫁、甥カールの母)への欲望やら、いろいろおもしろい。

2010-03-19 N/A/明治・大正・昭和・平成 実録殺人事件がわかる本 (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝) 「殺人風土記」がおもしろい。

2010-03-19 N/A/実録 この殺人はすごい! (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝) 時間つぶしてしまう。

2010-03-19 N/A/マーダー・ウォッチャー 殺人大パニック!! (洋泉社MOOK 別冊映画秘宝) スクールシューターの鬱屈を考えるとウツになるわね。生きる実存主義。

2010-03-19 ラジニカーント/チャンドラムキ 踊る!アメリカ帰りのゴーストバスター [DVD] 最初のつかみが悪くてあきらめ。

2010-03-21 ★★ 橋本 絹代/やわらかなバッハ 調律の問題を云々している本のなかで、転調や部分的な転調はどう考えるのものなのか説明している本を見たことがない。この本も。

2010-03-21 ★★★★ マイケル ポーラン/欲望の植物誌—人をあやつる4つの植物 リンゴ、チューリップ、マリファナ、GMジャガイモ。マリファナ吸いに海外に出たくなった。さすがに一発で職を失なう危険を犯して国内で吸う気にはなれない。心配性だからバッドトリップするだろうし。

2010-03-22 ★★★ 畑山浩昭/自己表現の技法—文章表現・コミュニケーション・プレゼンテーション (専門基礎ライブラリー) 参考になるところも多いが、ちょっと抽象的で理屈っぽくて学生には実践的でないような気がする。

2010-03-24 富野由悠季/機動戦士ガンダム 逆襲のシャア [DVD] 私とガンダムはまったく関係がないようだ。

2010-03-25 増田 明利/今日、派遣をクビになった こわい。読むだけでうつになる。

2010-03-26 ★ 中村 淳彦/名前のない女たち (宝島社文庫) 精神的ブラクラ(古い表現だな)。対象も病的な子を選んでいるんだろうけど、ライターの姿勢がなんともいえない感じ。「見下げる」とかってのがキーワードでねえ。共感にとぼしいというかむしろ嫌悪みたいなものを強く感じたりする。

2010-03-27 諸石 幸生/クラシックがわかる超名盤100 (ON BOOKS 21) ありがちな書き方だけど現代音楽にけっこう枚数割いてるのが目新しいかなあ。

2010-03-27 小野島 大/ロックがわかる超名盤100 (ON BOOKS 21) 「超名盤」なんだからもっと正統な方がいいような貴もするが、どのアーティストもちょっとはずした盤を選んでいるところこがライターのスタイルなんだろうな。おそらく黒人系薄すぎ。っていうか逆にもっと狭い「ロック」に絞った方がいいと思う。

2010-03-27 ★ 中村 淳彦/名前のない女たち 2 (宝島社文庫) いろいろな書き方を試しているみたいだけど、やっぱりこの人だめだな。なんというか、うわさに聞く風俗行って風俗嬢に道場したり説教したりするようなタイプの語り口に読める。ある先生がこのシリーズをポルノ問題の資料として使ってたんだけどちょっとそういう使い方はできないんじゃないだろうか。

2010-03-28 ★★★ 小松 美彦/メタバイオエシックスの構築へ—生命倫理を問いなおす 心清い人々。

2010-03-28 ★★★★ 香川 知晶/命は誰のものか (ディスカヴァー携書) 正確でおだやかな入門書。これなら1回生ぐらいにもよいだろうと思う。

2010-03-29 ★★★★ 麻生 一枝/科学でわかる男と女の心と脳 男はなぜ若い子が好きか?女はなぜ金持ちが好きか? (サイエンス・アイ新書) 面識ないけどいただいた青少年向け進化心理学入門。話の内容は有名なやつが中心だけど、ちゃんと出典が明記されていてハンドブックみたいに使える良書な感じ。基礎ゼミのテキストなどによさそう。やっぱりこういうのはきちんと出典つけてる、ってのが大事なんだよな。タイトルの「脳」はいらん感じだけど会社につけられちゃったんだろう。20冊ぐらいは学生に買わせました。

2010-03-31 ★★ N/A/なせば成る!—スタートアップセミナー学習マニュアル うーん、あんまりあれだった。

2010-04-01 村上 宣寛/心理テストはウソでした (講談社+α文庫) 文庫じゃないのを市立図書館から借りた。

2010-04-01 ピーター・ドゲット/ジミ・ヘンドリックス ─ 全曲解説シリーズ マニア向け。私には無用。

2010-04-01 クリス ウェルチ/ジミ・ヘンドリックスの伝説 (必読系!ヤングアダルト) 特に目新しい話なし。

2010-04-01 ★★★ 村上 宣寛/「心理テスト」はウソでした。 受けたみんなが馬鹿を見た えらい攻撃的な人だな。なんか人格的に疑問。ちくまの『心理学で何がわかるか』ではそおれほど気にならなかったのだが、これはちょっと。YGやクレペリン検査の成立については勉強になった。

2010-04-02 ★ 晴香 葉子/願いが叶う4つの贈り物—ポジティブ心理学から33のメッセージ (LITTLE CLOVER BOOKS) ポエム。

2010-04-02 ★★ グレッグ・D. ジェイコブス/脳内復活—脳科学がたどりついた「幸福」の原点 ポジティブ心理学の有名どころを使ったふつうのハウツー。学者ではなく臨床家。

2010-04-02 ★★★ 島井 哲志/「やめられない」心理学—不健康な習慣はなぜ心地よいのか (集英社新書 (0439)) 島井先生は偉い。

2010-04-02 ★★★ サイモン シン/宇宙創成(上) (新潮文庫) ふつう。

2010-04-04 ★★ 杉原 厚吉/大学教授という仕事 大学外部の人のためのエッセイ、なのかな。

2010-04-04 ★★★ 村上 宣寛/IQってホントは何なんだ? いろいろ研究文献が紹介されていて勉強になる。知能指数が標準得点化されていることをちゃんと理解してなかった。

2010-04-05 ★★★ フィッシュマンズ/若いながらも歴史あり 96.3.2@新宿LIQUID ROOM [DVD] 楽しんだ。でもライブバンドではないわね。

2010-04-06 Ted Pease/Jazz Composition: Theory and Practice かなり上級。

2010-04-06 福田 真也/大学教職員のための大学生のこころのケア・ガイドブック—精神科と学生相談からの15章 アスペの事例とか笑えるけど、どの症状もたいした対策がなさそう。もう少し実践的なものっていうか本当に教職員向けのものを期待していたのだが、カウンセリング室の人のためのものだった感じ。

2010-04-06 ★★★ N/A/ワークショップ大学生活の心理学 テキスト。いろんな題材がコンパクトにまとまっていて意外におもしろい。

2010-04-06 ★★★ ロバート・E. セイヤー/毎日を気分よく過ごすために こういうものばっかり読んでるのはどうなのか。でも早足散歩は取り入れよう。心拍数をちょっと上げるのがミソのようだ。いつもはちょっと遅すぎるかもしれない。

2010-04-06 ★★★★ ダニエル・ゴールマン/EQ こころの知能指数 (講談社+α文庫) 必読。

2010-04-06 ★★★★ 岸田美貴/セックス・フォー・セール: 売春・ポルノ・法規制・支援団体のフィールドワーク いまとなっては古いけど大事。原書は2009年に第2版が出ている。

2010-04-09 ★★★★ ヤマザキ・マリ/テルマエ・ロマエ I (ビームコミックス) おもしろいじゃないか。2巻もあるのかな。

2010-04-10 クリストファー・ピーターソン/学習性無力感—パーソナル・コントロールの時代をひらく理論 いろいろおもしろいが気分が悪くなった。

2010-04-16 一ノ瀬正樹/功利主義と分析哲学—経験論哲学入門 (放送大学教材) これはもともとの企画がよくないのではないか。経験主義っていうくくりは大きすぎるだろう。

2010-04-19 ★★★ 石川 幹人/だまされ上手が生き残る 入門! 進化心理学 (光文社新書) わりとてがたい。

2010-04-23 ★★★★ 依田高典/行動経済学—感情に揺れる経済心理 (中公新書) すごく頭がいい感じ。

2010-04-24 篠澤 和久/倫理学の地図 読みものとしてはあれだけど、教科書に使ってみてもいいなあ。

2010-04-25 ★★★ 中山康樹/マイルスvsコルトレーン (文春新書) 飛行機で読んだ。

2010-04-28 ★★ 速水健朗/バンド臨終図巻 わりと期待してたんだが、それほどでもなかった。もうちょっとバンド絞ってくれた方がよかったんじゃないか。

2010-04-28 ★★ 中村 淳彦/名前のない女たち〈3〉“恋愛”できないカラダ (宝島社文庫) これもだめ。

2010-04-29 岩井 志麻子/志麻子のしびれフグ日記 なにもおもしろくない。なぜ図書館でこれを手にとったかも不明。こんなものより小説読んであげるべきだよな。

2010-05-01 ★★★ 馬渕 浩二/倫理空間への問い——応用倫理学から世界を見る—— よく勉強しているなあ。

2010-05-02 ★★★★ 松井 豊/恋ごころの科学 (セレクション社会心理学 12) ちょっと古いけど、第九章の各理論の見取り図が勉強になった。この「セレクション社会心理学」シリーズはすばらしいシリーズだからどんどん改版していってほしい。

2010-05-03 安田一郎/感情の心理学—脳と情動 脳科学の歴史な叙述が勉強になった。呪術の話とかもおもしろい。「不安という観念をはじめて提示したのはキェルケゴールである」とか大胆だな。

2010-05-03 サンボマスター/サンボマスター 僕と君の全ては日比谷野外音楽堂で唄え [DVD] 暑苦しいがそれなりに楽しめた。

2010-05-09 ジック・ルービン/好きになること愛すること—社会心理学への招待 (1981年) 古い研究だけど記述はおもしろい。実存主義に言及が多いのは時代だよなあ。

2010-05-09 ★★★ マイケル・R. リーボウィッツ/ケミストリーオブラブ—恋愛と脳のメカニズム 精神科臨床医。恋愛の楽しみはアンフェタミンの快楽に近いとか。これも古くて、この分野がここ10年ですごく進んだのがわかる。

2010-05-10 ★★ ジョージ 秋山/ドストエフスキーの犬 (ジョージ秋山捨てがたき選集4) もひとつ。

2010-05-12 クリストファー・ケリー/ローマ帝国 (〈1冊でわかる〉シリーズ) 歴史はやっぱりおもしろいやね。

2010-05-12 ★★★ 杉山 尚子/行動分析学入門 —ヒトの行動の思いがけない理由 (集英社新書) 話はなんか古臭い感じがするんじゃないかと思うけどよく書けてる。再読2010/12/31 「行動分析学」ってのは古いんじゃなくて2000年ごろからはやっているわけか。

2010-05-12 ★★★ R. J. スターンバーグ/愛とは物語である—愛を理解するための26の物語 特に見るべきところなし。とはいえ、2017年になって再読。★をひとつプラス。まああんまりうまい分類ではないとは思うんだけど。

2010-05-15 ★★★ サイモンシン/代替医療のトリック そもそも私はオルタナティブなものにはあんまり興味がない。保守本道が好き。

2010-05-15 ★★★★ マシュー サイド/非才!—あなたの子どもを勝者にする成功の科学 おもしろい。ポジティブ思考やドーピングの問題なんかも扱っている。ただどこまで信頼していいのかわからんところがある。

2010-05-17 ★★ ヘレン・フィッシャー/「運命の人」は脳内ホルモンで決まる! つまらん。ちなみに私は交渉型。サブタイプは指導型。人差し指も男としてはけっこう長い方。

2010-05-17 ★★ デビー・ネイサン/1冊で知る ポルノ(「1冊で知る」シリーズ) 特に独自の視点なし。

2010-05-17 ★★ 中村 雅彦/「愛」—こころの動き 高校生・短大生向き?

2010-05-17 ★★★ G. ウィルソン/愛のミステリー—愛と性の心理学 70年代なかばまでのまとめ。この分野の当時の熱気がつたわる。

2010-05-21 山本 直英/ヒューマンセクソロジー—確かな知性と豊かな感性で生きる21世紀の性最新版 高校生向けでした。ここらへんはもっと本格的な教科書出版してほしいなあ。

2010-05-21 ★★★★ クリストファー・ピーターソン/実践入門 ポジティブ・サイコロジー 「よい生き方」を科学的に考える方法 翻訳出てるのに気づかなかった。これテキストにすりゃよかった。訳文はいろいろ問題あり。へんな省略していて意味の通らないところも多い。星もっと減点してもいいかもなあ。翻訳だけ見れば星は一つか二つ。

2010-05-22 ★ 上野 玲/うつは薬では治らない (文春新書) 取材が足らん。まったくおすすめできない。正しい知識が欲しいひとは野村総一郎先生や岩波明先生のものを先に読むべき。

2010-05-22 ★★★★ 今井 芳昭/影響力 その効果と威力 (光文社新書) コンパクトな本なのによく情報をつめこんでいる。

2010-05-24 椎葉 林弘/よくわかる庭木大図鑑 手入れとかではなく、庭を作ろうとしている人のために園芸品種を挙げる本。

2010-05-24 ★★ 岸見 一郎/不幸の心理 幸福の哲学 - 人はなぜ苦悩するのか ただのエッセイでした。

2010-05-24 ★★★★ 岩明均/ヒストリエ(6) (アフタヌーンKC) 岩明先生はいつもおもしろいなあ。

2010-05-24 ★★★★ ダニエル ギルバート/幸せはいつもちょっと先にある—期待と妄想の心理学 重要で新鮮な知見がいろいろ。

2010-05-28 石川 格/らくらく園芸入門Q&A 「剪定した結果枯れてしまった、という悩みをもつ人はほとんどいない」らしい。

2010-05-28 ★★★ 岸見 一郎/アドラー人生を生き抜く心理学 (NHKブックス) 岸見先生は最近鬼のように本出してるけどどういう理由があるんだろうか。アドラーにそれほど魅力は感じない。なんでいまごろアドラーなのだろうか。でもエリスあたりにはけっこうな影響を与えているような気がする。

2010-05-29 ★★★ スーザンヘンドリック/恋愛・性・結婚の人間関係学—親密関係の社会臨床心理学ハンドブック ちょっと古いし慎重すぎる。

2010-05-30 ★★ M. チクセントミハイ/モノの意味:大切な物の心理学 たいしておもしろくない。

2010-06-01 菊地 成孔/憂鬱と官能を教えた学校 上---【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史 調律、調性および旋律・和声 (河出文庫 き 3-1) このひとってどういうわけか「同世代だよなあ」って強く感じるんだよな。

2010-06-01 ★★★★ 大谷 能生/憂鬱と官能を教えた学校 下---【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史 旋律・和声および律動 (河出文庫 き 3-2) リズムの話はかなりおもしろい。

2010-06-01 ★★★★ 小谷野 敦/美人好きは罪悪か? (ちくま新書) 猫猫先生はあいかわらずおもしろいなあ。正直は物書きの最大の美徳。

2010-06-04 ★★★★ リチャード・E・ニスベット/名誉と暴力: アメリカ南部の文化と心理 おもしろいなあ。

2010-06-05 ★★★ Robert Rawlins/Jazzology: The Encyclopedia of Jazz Theory for all Musicians 情報量はおおいけど、微妙。

2010-06-05 ★★★★ ニール・ローズ/後悔を好機に変える—イフ・オンリーの心理学 重要。後悔というより反実思考についての本。被害者非難などについて重要な知見あり。

2010-06-08 N/A/ペリカン ペリカーノ(Plikan Pelikano)万年筆 細字<F>【ブルー】 926 717 なんかサイズが合わない。ジュニアの方がいいや。

2010-06-11 ★★★★ ロバート・J. スターンバーグ/思考スタイル—能力を生かすもの ちと仕事に参考になりそう。私は評価型、任意型、微視型、独行型、保守型。

2010-06-19 ★ T・バトラー=ボードン/世界の心理学50の名著 エッセンスを学ぶ なにも価値がない。

2010-06-19 ★★★ ウィリアム・ベンゾン/音楽する脳 演奏する人間らしい洞察がいろいろ。

2010-06-21 ★★★★ デヴィッド・M. バス/一度なら許してしまう女 一度でも許せない男—嫉妬と性行動の進化論 買い直し。必読。

2010-06-21 ★★★★ デヴィッド・M. バス/女と男のだましあい—ヒトの性行動の進化 必読書。

2010-06-25 ★★★★ ギャヴィン ディー‐ベッカー/暴力から逃れるための15章 おもしろい。カンを信じろ。

2010-07-09 ★★★★ Christopher Peterson/A Primer in Positive Psychology (Oxford Positive Psychology Series) 日本語訳はいろいろ省略しているので注意。誤訳もいろいろあった。

2010-07-17 ★ 小倉 千加子/結婚の才能 『セックス神話解体新書』の末路がこれか。

2010-07-17 ★ キャロル S. ドゥエック/「やればできる!」の研究—能力を開花させるマインドセットの力 なんか抽象的な精神論。

2010-07-18 ★★ Richard Layard/Happiness: Lessons from a New Science たいした目新しい情報はなし。論述も平凡。

2010-07-18 ★★★★ C. R. Snyder/Handbook Of Positive Psychology 必携。

2010-07-18 ★★★★ Barbara Fredrickson/Positivity: Top-Notch Research Reveals the 3-to-1 Ratio That Will Change Your Life このひとが逆にセリグマンに影響を与えたってことがありそうだ。

2010-07-18 ★★★★ Jonathan Haidt/The Happiness Hypothesis: Finding Modern Truth in Ancient Wisdom ポジティブ心理学まわりの話はふつうだけど、古典に言及した論述はけっこうおもしろい。お釈迦さんやストア派のやりかたは物質的に恵まれている現代では行きすぎだろう、人間関係や人生のゴールや快楽をきっちり求めていけばもっと幸せになれるぞ、とかそういう感じ。

2010-07-18 ★★★★ 小倉 孝誠/“女らしさ”の文化史—性・モード・風俗 (中公文庫) おもしろい。よく書けてる。

2010-07-18 ★★★★ J. ル・ゴフ/世界で一番美しい愛の歴史 おもしろく読める。特に19世紀から20世紀にかけて。フランスの歴史家たちはやるよなあ。国内でもがんばってほしい。

2010-07-21 ★★ リチャード E ニスベット/頭のでき—決めるのは遺伝か、環境か 特に印象的なものはなし。

2010-07-21 ★★★★ 豊田徹也/アンダーカレント (KCデラックス) 「あのね さっきからずっとお話聞いてて思ったんだけど、なんかこう見えてこないんですよ。あなたのご主人悟さんのパーソナリティーみたいなものがさ。人当たりがいい、面倒見がいい、責任感がある。そんなのはその人がその人たりえてるモノとはなんの関係もないですよ。」

2010-07-21 ★★★★ バーバラ・フレドリクソン/ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則 ハウツーもの。マインドフルネスあたりにはニューエイジとかの雰囲気があってやっぱり抵抗感じてしまうわね。

2010-07-21 ★★★★ 渡邊 芳之/性格とはなんだったのか—心理学と日常概念 心理学というより心理学の哲学の本。抽象的な話ばかりでどうも。やっぱり心理学はちゃんとなんらかのデータ出してほしい。「性格」が我々の日常的な「性格」の認知の仕方を反映しているだけかもしれないってのはそうなんだろうけど、だからどうなのかってのが素人にはよくわからん。2011.8.6 再読。かなり偉いことがわかった。でもやっぱり専門家向き。

2010-07-23 ★ 山根 純佳/なぜ女性はケア労働をするのか—性別分業の再生産を超えて ポストモダンとか「主体」とか難しくて何書いてあるのかわからない。

2010-07-23 ★★★ 豊田徹也/珈琲時間 (アフタヌーンKC) もうひとひねり必要。

2010-07-23 ★★★★ ウィリアム・パトリック/孤独の科学---人はなぜ寂しくなるのか いろいろ新鮮な知見あり。

2010-07-24 ★★ 立川 キウイ/万年前座僕と師匠・談志の16年 とくに見るべきものなし。

2010-07-25 ★★ マーク・ウェブ/(500)日のサマー [DVD] 女のルックスが好みでないのではいりこめない。演出はそれなり。筋は不可ではないが可でもなし。関係がうまくいかなくなった時期の描写がもっと必要なんじゃないかな。

2010-07-25 ★★★ フランス・ドゥ・ヴァール/共感の時代へ—動物行動学が教えてくれること なんか読みにくい。こういうの読むとあれなんだが、そんなにアメリカ社会というのは困った状態なのかな。

2010-07-26 ★★ 上野顕太郎/さよならもいわずに (ビームコミックス) 東北人に多いぽっくり病か。作品としてはやっぱりまだ距離がうまくとれてないような気がする。まあそれも作家性か。

2010-07-27 ★★ ダニエル・ピンク/モチベーション3.0 持続する「やる気!」をいかに引き出すか つまらんしごちゃごちゃしすぎ。

2010-07-27 ★★ 春風亭 柳昇/落語家柳昇の寄席は毎日休みなし 聞いたことのない噺家の本読んでもおもしろいところはほとんどない。「何の商売だろうが、人と同じことをやっていては駄目」。そうですね。

2010-07-27 ★★★★ 柳家 小満ん/わが師、桂文楽 あれ、この本はおもしろい。食い物がうまそうだ。「人と同じことをしてはだめ」はこの本にも出てくる。

2010-07-28 ★★ 古今亭八朝/目白・柏木・黒門町 内儀さんだけはしくじるな まあ人間臭い生活というか。私には耐えられんな。

2010-07-28 ★★★★ 金政 祐司/史上最強図解 よくわかる恋愛心理学 内容は標準的な感じ。ちょっと古い?でも微妙に説教くさいというか保守的というかなんというかうまく表現できない感じがする。セックスや心理的性差の話にあまり触れないからかも。おそらく30代後半男性研究者たち、という属性がなにか影響を与えているのだろう。偏見かな。参照文献リストもちゃんとついてる。

2010-07-29 ★★ 山脇 直司/ヨーロッパ社会思想史 いかにも古い。内容の偏りも大きいので教科書としてはぜんぜんだめ。

2010-07-30 保田 尚紀/週3回×3カ月 最短で筋肉BODYをつくる どっかのウェブでおすすめされているので買ってみたけど見にくい本。

2010-07-30 ★ アラン・ピーズ、バーバラ・ピーズ/セックスしたがる男、愛を求める女 デビットバスやヘレンフィッシャーの研究つまみぐいして思いつきを書いてるだけ。

2010-07-30 ★★★ 宋 美玄/女医が教える 本当に気持ちのいいセックス aazonがしつこくすすめてくるので買ってしまったが非常に後悔している。わたしにはわからんが、おそらくそんな悪い本ではないんだろうと思う。さすがにサンデルの隣にこの本が来てるのには驚いた。なんかaazonでよく買い物をする人々がよく買った、ということなんだな、これ。それとも本屋で買いにくいからaazonで?堅いテツガクの本とかとこの本が並んでいるとかっこいいと思う。「老年を生きる」みたいな本のとなりでもかっこいい。「趣味の園芸」のとなりでも。というかこの本はどんな本と組み合わせてもかっこいいはずだ。

2010-07-30 ★★★★ 守 如子/女はポルノを読む: 女性の性欲とフェミニズム (青弓社ライブラリー) 第1章がマキノンたちのポルノ批判。2017/11/03 ひさしぶりに第6章よみなおしたけど、こういうの独特のわかりにくさがあるなあ。

2010-07-31 ★★★★ 倉塚 平/ユートピアと性—オナイダ・コミュニティの複合婚実験 (中公叢書) 19世紀のキリスト教共産コミュニティでのフリー?セックスや優生生殖の実験。いつの時代もカリスマガイキチはいる。おもしろいなあ。イスラエルのキブツもどんなんだったかよい本はないかな。

2010-08-02 ★ 沙村広明/ハルシオン・ランチ(1) (アフタヌーンKC) こういうノリは絵がうまくても受けつけられない。

2010-08-02 ★★★★ 美達 大和/死刑絶対肯定論: 無期懲役囚の主張 (新潮新書) うわ、なんかおもしろい。

2010-08-03 ★★ 加藤 秀一/生——生存・生き方・生命 (自由への問い 第8巻) ぜんたいによくわからん。哲学関係はむずかしい。人名が3人も4人も出てくるともうだめ。

2010-08-03 ★★★ 大竹 文雄/日本の幸福度  格差・労働・家族 専門家向け。

2010-08-03 ★★★★ 石井 直方/1日10分〈クイック→スロー〉で自在に肉体改造 体脂肪が落ちるトレーニング (カラダをつくる本シリーズ) 『スロトレ』の人だね。わかりやすい。良書なのだろう。ちなみにダンベルは入手してしまった。(可変5kgのやつ)

2010-08-05 ★★ ヴィリー・ライヒ/シェーンベルク評伝—保守的革命家 (1974年) おもしろいところがない。

2010-08-06 ★★★★ リチャード・ランガム/火の賜物—ヒトは料理で進化した 生食は健康に悪いとか。食料調達の性差を加熱調理が可能にした仮説とかもおもしろい。第7章「料理と結婚」が特におもしろかった。われわれの食事に対する態度が旧石器時代の心に支配されているってのは十分ありえるっていうかほとんど必然だよな。

2010-08-08 ★★ アントニオ・R・ダマシオ/感じる脳 情動と感情の脳科学 よみがえるスピノザ いまいち。

2010-08-12 ★ 鈴木則文/聖獣学園 [DVD] 小谷野先生が絶賛していたので見てみたが予想通り。こういうものも楽しむことができれば人生もっとよくなるのになあ。あとこの時代の女体は今では貧相に見えるね。照明の問題?

2010-08-24 ★★★★ 堀井 憲一郎/江戸の気分 (講談社現代新書) とてもおもしろい。「無尽」の話がとくに興味深かった。

2010-08-25 ★★ 村上かつら/サユリ1号 1 (ビツグ コミツクス) 読みにくい。サークルって難しいんだな。

2010-08-25 ★★★★ 瀧波ユカリ/臨死!!江古田ちゃん(5) 4巻より快調。

2010-09-01 後藤 雅洋/ジャズ喫茶のオヤジはなぜ威張っているのか 時間つぶし。

2010-09-05 ★★★ クインシー ジョーンズ/クインシー・ジョーンズ自叙伝 才能ある助平の大成功譚。

2010-09-07 ★★★★ Robert Trevas/Philosophy of Sex and Love: A Reader セックスと哲学と文学。ファイアストーン『性の弁証法』、ボーヴォワール、A. ドゥオーキン、エリカ・ジョング、マリリン・フレンチ『女たちの部屋』。結婚:カント、O'Driscoll、リチャード・テイラー、ベリオッティ、エリストン、Casler

2010-09-10 ★★ 古市 憲寿/希望難民ご一行様 ピースボートと「承認の共同体」幻想 (光文社新書) 若者たちのセクロス愛憎絵図が描いてあるのかと思ったら違った。揉め事ももっとおもしろく書いてほしいなあ。っていうかこういうのは分析よりはまずルポが読みたいものだ。将来に期待。

2010-09-10 ★★ ジョン・カバットジン/マインドフルネスストレス低減法 いちおうまじめな研究なんかな。研究というよりはヨガ系列のあれだよな。

2010-09-11 シャロン モアレム/人はなぜSEXをするのか?—進化のための遺伝子の最新研究 それほど目新しいデータはなかった。こういうのちゃんと出典つけてほしいよな。翻訳で文献を削る習慣はいくない。

2010-09-14 ★★★ 本橋 信宏/AV時代—村西とおるとその時代 (幻冬舎アウトロー文庫) もうちょっとおもしろいネタがあるんじゃないか。ライターとしての力はそれなりにあるみたいだけど。

2010-09-14 ★★★ 藤木 TDC/アダルトビデオ革命史 (幻冬舎新書) 勉強になった。

2010-09-16 憲法理論研究会/憲法学の最先端 (憲法理論叢書 17) 中里見博「「セックスワーク」・性的自己決定権・人格権」

2010-09-17 ★★ 本橋 信宏/心を開かせる技術—AV女優から元赤軍派議長まで (幻冬舎新書) このライターに興味をもったのだが、あんまり読む気になれなかった。

2010-09-21 重症疾患の診療倫理指針ワーキンググループ/重症疾患の診療倫理指針 とても勇気がある。

2010-09-27 ★★★ 鈴木 大介/出会い系のシングルマザーたち—欲望と貧困のはざまで なんとも救いがないですなあ。

2010-09-27 ★★★★ ヤマザキ・マリ/テルマエ・ロマエ II (ビームコミックス) 1巻でネタがつきるかと思ってたががんばってる。

2010-09-28 N/A/見てわかる水泳 (スポーツ・シリーズ) なんでこんなの読んでるんだ。

2010-09-28 ★★★ マルコム・グラッドウェル/天才! 成功する人々の法則 航空機事故の話はおもしろい。私も迂遠な話し方をするほうでね。商売するときだけあえて直接的な表現を使うよう意識していて、それが行きすぎてまたトラブルを起こすわけだが。

2010-09-30 Corey L. M. Keyes/Flourishing: Positive Psychology and the Life Well-Lived Haidt先生がはいっているので哲学っぽい味付け。

2010-10-03 ★★ 長友敬一/現代の倫理的問題 他の同種の本に対するアドバンテージはとくにないし少なくとも生命倫理のところは不正確でミスリーディング。馬渕先生のやつの方がよいと思う。いまこういうのを書くのは必要だけど難しいんだよな。

2010-10-05 岡田 尊司/うつと気分障害 (幻冬舎新書) しっかりした本だと思う。双極性を中心に書いているのがこの種の本としてはめずらしい。

2010-10-11 ★★★★ 山本譲司/累犯障害者 (新潮文庫) 文庫で再読。

2010-10-11 ★★★★ 山岸 俊男/心でっかちな日本人 ——集団主義文化という幻想 (ちくま文庫) 「・・・それなのになぜ実験をするのかといえば、自分自身が知的な怠惰に陥るのを、実験が押しとどめてくれるからです。つまり、筆者にとって実験は「愛のムチ」(自分の考えが勝手な思い込みに陥りそうになると振り下ろされるムチ)なのです。」pp. 25-26タイトルはもっと内容に即したものにしてほしい。へんな通俗日本人論かと思っちゃったじゃん。

2010-10-11 ★★★★ マイケル・J・サンデル/完全な人間を目指さなくてもよい理由−遺伝子操作とエンハンスメントの倫理− 私のようなものに献本ありがとうございます。正確でよみやすい訳。しかしまあ第5章の議論がうまくいっているとはとても思えない。っていうかひどい議論だわね。

2010-10-12 ★★ ディラン エヴァンス/ラカンは間違っている—精神分析から進化論へ ゴミではないが読む価値もない。

2010-10-12 ★★★★ 柘植 尚則/プレップ倫理学 (プレップシリーズ) 私費で買ってたんだけど献本いただきました。ありがとござます。「入門の入門」としてベストに近い。

2010-10-12 ★★★★ 鶴田 幸恵/性同一性障害のエスノグラフィ—性現象の社会学 (質的社会研究シリーズ) 読んだことないタイプの本でおもしろかった。特にうしろの「なんちゃって」の話とか。このラインでいろいろがんばってほしい。もっと学術くささを薄めたのも読みたい。

2010-10-13 ★★ 江原 由美子/性差とは何か—ジェンダー研究と生物学の対話 (学術会議叢書(14)) 各執筆者の顔写真がついているのがよい。

2010-10-13 ★★★★ 佐々木毅/西洋政治思想史 まだ教科書に使えそうだなあ。

2010-10-14 立岩 真也/人間の条件  そんなものない (よりみちパン!セ) いつもどおり。

2010-10-15 ★★ 上野 千鶴子/女ぎらい——ニッポンのミソジニー なにごともなし。

2010-10-25 永井豪&ダイナミックプロ/激マン! ( 1) (ニチブン・コミックス) うーん、たしかにデビルマンは名作だし、そのころのことをエッセイ漫画にするのは正しいと思うのだが。たんたんと漫画道やってもらうわけにはいかんのだろうか。

2010-10-25 永井豪/イヤハヤ南友 (1) (扶桑社文庫) 読みたいのはこのあとの巻だった。

2010-10-25 ★★ 永井豪/永井豪エッチまんがセレクション (SP Wide Pocket) いま読むとエッチ度に難がある・・・というよりチョイスがよくないのではないか。パンティ仮面なんかいらんからハレンチ学園と南友をもっと入れるべき。弁天さまはどうした。

2010-10-30 /ドキュメント臨床哲学 (シリーズ臨床哲学1) 御恵贈いただきました。ありがとうございます。手探り状態かなあ。

2010-11-08 ★★ 木原 武一/快楽の哲学—より豊かに生きるために (NHKブックス No.1166) ピンと来ない。哲学っていうよりは昭和半ばの教養主義な感じ。高校生向けか。

2010-11-08 ★★★ 永井豪/永井豪エッチまんがセレクション 2 G(グレート) (SP Wide Pocket) 南友の弁天さまの回が収録されていた。他は見るべきものなし。

2010-11-09 P. F. ストローソン/自由と行為の哲学 (現代哲学への招待Anthology) よい訳だと思う。

2010-11-09 紡木 たく/マイガーデナー 趣味ではない。『ホットロード』は名作だったなあ。

2010-11-09 伊藤美加/感情状態が認知過程に及ぼす影響—気分一致効果を巡って 気分一致効果に対する理解はいろいろ自省したり自制したりするために重要。印象判断、記憶、動機づけといろんな局面で効いてますよ、と。(これは堅い専門家向け研究書。一般向けにあらず。)

2010-11-13 ★★ 中村 淳彦/名前のない女たち最終章 セックスと自殺のあいだで 前の2冊よりはまし。

2010-11-14 ★★★ アヤーラ パインズ/ロマンチック・ジェラシー—嫉妬について私たちの知らないこと 文化人類学のあたりはあれなんだが、この人自身の研究(コミューンやスインガー)のはおもしろい。

2010-11-14 ★★★★ P. W. シンガー/戦争請負会社 なるほどこうなっているのか。

2010-11-15 ★★★ 小堀 憲/大数学者 (ちくま学芸文庫) 格調高い名著、って感じの本。(もちろん中身はよくわからんけど)

2010-11-15 ★★★★ N/A/ブックストッパー わりとお気にいり定番。

2010-11-15 ★★★★ N/A/【2003年モデル】ELECOM 電源ケーブル ACアダプタを4個つなげる ホワイト T-AD4WH ACアダプタ多過ぎてテーブルタップよりこういうやつの方が便利。

2010-11-15 ★★★★ N/A/SONY リニアPCMレコーダー M10 レッド PCM-M10/R スタジオで遊ぶために買った。この値段ですばらしい音質。

2010-11-16 末永卓/ふせんでカンタン! テンミニッツ仕事整理術 卒業生から恵贈。がんばれがんばれ。

2010-11-16 N/A/DENON プリメインアンプ プレミアムシルバー PMA-390SESP 寝室用。仕事部屋でも使っている。この値段で特に文句はない。

2010-11-16 ★★★ クインシー トループ/マイルス・アンド・ミー—帝王の素顔 傑作『自伝』の著者の回想録。おもしろく読める。(小川隆先生のも同じくらいおもしろい)ジョン・ヒックスの話はかわいそうだ。

2010-11-18 パーサ・ダスグプタ/経済学 (〈一冊でわかる〉シリーズ) あんまり記憶がない。

2010-11-18 ニクラス・ルーマン/権力 なにやってるかわからん。

2010-11-18 ニクラス・ルーマン/信頼—社会的な複雑性の縮減メカニズム なにいってるかわからん。

2010-11-18 田中 美津/かけがえのない、大したことのない私 この人、私は信用していない。レトリックだけのひとではないかと思う。

2010-11-18 夏目 房之介/マンガ学への挑戦—進化する批評地図 NTT出版ライブラリーレゾナント003 大昔に読んだ。

2010-11-18 加茂直樹/現代社会研究入門 誰が読むんだろう :-)

2010-11-18 斉藤了文/はじめての工学倫理 恵贈。

2010-11-18 リン ワイス/片づけられない人のための仕事の本 ADDのひとのためのハウツー。私も実はADD傾向があって衝動的なところがある。

2010-11-18 ★ Drucilla Cornell/The Imaginary Domain インチキ。

2010-11-18 ★ スティーブン・R. コヴィー/7つの習慣-成功には原則があった! ごみ。

2010-11-18 ★★ 池上 彰/わかりやすく〈伝える〉技術 (講談社現代新書) 風呂で読んだ。

2010-11-18 ★★ ヘレン・E. フィッシャー/女の直感が男社会を覆す—ビジネスはどう変わるか〈上〉 つまらん。

2010-11-18 ★★ ブルーノ ラトゥール/虚構の「近代」—科学人類学は警告する 興味なし。

2010-11-18 ★★ 佐藤 和夫/性のユマニスム—エロスと結婚のゆくえをさぐる 古い。

2010-11-18 ★★ 増田 明利/今日から日雇い労働者になった 失業したときにそなえて。それほど驚くようなことは書いてないけどたいへんだなあ。

2010-11-18 ★★★ 谷岡 一郎/はじめての刑法入門 (ちくまプリマー新書) よく書けていると思う。このひとはできる人だよな。

2010-11-18 ★★★ 佐々木 正悟/ライフハック心理学 —心の力で快適に仕事を効率化する方法 まあこんなもん。佐々木先生は非常に生産性が高い人だから教えにしたがうべきところは従うべし。

2010-11-18 ★★★ ヘレン・E. フィッシャー/女の直感が男社会を覆す—恋愛、家族はどう変わるか〈下〉 こっちはまずまず。

2010-11-18 ★★★★ Mark Levine/The Jazz Theory Book ピアノの人は同じ著者のJazz Piano Bookを。

2010-11-18 ★★★★ 青砥 恭/ドキュメント高校中退—いま、貧困がうまれる場所 (ちくま新書) 暗澹。

2010-11-18 ★★★★ ティモシー・ウィルソン/自分を知り、自分を変える—適応的無意識の心理学 かなり前に読んだ。わりとおもしろかったような。2019年5月再読。非常に重要。

2010-11-19 ★★★ トマス ポッゲ/なぜ遠くの貧しい人への義務があるのか—世界的貧困と人権 問題意識も目標ももちろん立派で重要な本なんだけど、(特に権利や人権に関する)議論の細かいところにはいろいろ穴があるような気がする。おもしろいけど入門には必ずしも向かないような。訳はちょっと不安なところがある(でもこういうのはさっさと翻訳しないと意味ないからしょうがない)。この手のものとしては、もっと哲学色が濃いアンガーとグッディンも誰か訳してほしいなあ。

2010-11-19 ★★★★ マルコム・グラッドウェル/第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい 適応的無意識の話。前に読んでた。

2010-11-19 ★★★★ 伊藤恭彦/貧困の放置は罪なのか——グローバルな正義とコスモポリタニズム きちんとした良書。この手の本はあんまり読んでないんだけど、大学学部生向けにはベストに近いのではないか。(ポッゲのやつより読み易いけど情報量が少なくて(半分の薄さ)値段がちょっと高いという微妙な関係)

2010-11-20 太田 雅子/心のありか—心身問題の哲学入門 最初の方読んで「物理主義でええんちゃうか」と思って先に進めない。いまは読む時期じゃないみたい。

2010-11-20 村山 久美子/ウーマンズ・ラブ—女性の人間関係学 精神分析やらフェミニストセラピーやらで古いし、あんまり有名な人ではないが意外におもしろい。1990年というのはこういう年だったのだな。

2010-11-20 斉藤 勇/好きと嫌いの人間関係—対人感情の心理学入門 古いけどまあ古典的な研究の紹介。

2010-11-20 シドニー・L・W・メレン/愛の起源 (自然誌選書) 古い。

2010-11-20 ★★ エドガー・H・シャイン/人を助けるとはどういうことか——本当の「協力関係」をつくる7つの原則 思うところあって勉強。しかしあんまりピンと来るものがなかった。

2010-11-20 ★★★★ バリー シュワルツ/なぜ選ぶたびに後悔するのか—「選択の自由」の落とし穴 正しい池を選ぶべし。(1)選択しないのも選択肢です。(2)いつでも最高のものを求めるのはやめて、そこそこ満足できればそれでよしとしましょう。(3)機会コストを考えすぎてはいけません。(4)決定したら取り消しできないようにしといた方がいい。(5)毎日「今日のよかったこと」を5つ書く。(6)順応してしまうのを予測しておく。(7)期待を低めにしておく。(8)他人と比較するのもほどほどに。

2010-11-21 ガレット・ハーディン/地球に生きる倫理—宇宙船ビーグル号の旅から (1975年) 「共有地の悲劇」も「Living on a lifeboat」もこれに収録されていた。

2010-11-22 ★★★★ トモ藤田/ギター・マガジン 耳と感性でギターが弾ける本 (CD付き) すごい超初歩入門書。目からうろこがぼろぼろ。こういうのを目にしてから練習はじめられる世代は幸せだと思う。

2010-11-23 Gail Hawkes/Sociology Of Sex And Sexuality (Sociology and Social Change) もってる?

2010-11-24 ★★★ 山口 真美/美人は得をするか 「顔」学入門 (集英社新書) おもしろい研究。タイトルはちょっと違うんじゃね?

2010-11-27 ★★★★ カール グラマー/愛の解剖学 裁断。再読。いまとなっては若干古いのだが、1990年代なかばまでのこの分野の研究を見るにはよい。愛や好意のはっきりした信号はない。まあ我々はマキャベリ的に進化してきているからして当然。

2010-11-28 ★★ オリヴァー サックス/音楽嗜好症(ミュージコフィリア)—脳神経科医と音楽に憑かれた人々 それほどおもしろいエピソードはなかった。

2010-11-28 ★★★ アルバートエリス/REBT入門—理性感情行動療法への招待 専門家向け。

2010-12-04 ★★ マルコム・グラッドウェル/マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER 傑作選2 失敗の技術 人生が思惑通りにいかない理由 (マルコム・グラッドウェルTHE NEW YORKER傑作選) 第1集ほどではない。

2010-12-04 ★★★ マルコム・グラッドウェル/マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER 傑作選1 ケチャップの謎 世界を変えた“ちょっとした発想” (マルコム・グラッドウェルTHE NEW YORKER傑作選) わりとおもしろい。ピルの話とか知らなかった。

2010-12-04 ★★★ マルコム・グラッドウェル/急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則 (SB文庫) 割れ窓理論とか最近はどう評価されてんのかね。

2010-12-09 ★★★★ 小林 大輔/新古今和歌集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫 88 ビギナーズ・クラシックス) このシリーズは優秀だな。「題詠」や「本意」について学べて非常によかった。

2010-12-09 ★★★★ 永井豪&ダイナミックプロ/激マン! ( 2) (ニチブン・コミックス) まあ永井先生この作品はがんばってると思う。ハレンチ学園のあの唐突な終り方の裏話とかやっぱり描いてもらえるのはよいことだ。

2010-12-10 ★★ 近松 門左衛門/曾根崎心中 冥途の飛脚 心中天の網島 現代語訳付き (角川ソフィア文庫) この編集方針はどうかなあ。文章ぶった切って語注と解説と鑑賞入れていくという形のやつはないか。それにしても前から疑問なのだが、九平治は本当に悪人なのかな?違うんじゃね?むしろ徳兵衛の方に問題がありそう。

2010-12-10 ★★★ 桑原 博史/西行物語 (講談社学術文庫) やっぱりこの形式がいいよね。

2010-12-11 ★★ 奥井 智之/社会学の歴史 うーん、ピンとこない。なんかけっきょく社会学の一番の問題はなんであるのかとかわからんし。表面だけなでてる感じ。想定読者はどういう人なんかな。一般人でもなければ学部1回生でもないような。

2010-12-11 ★★★ ウィリアム・L・マーシャル/性犯罪者の治療と処遇 堅い本。治療手法というよりは性犯罪者像の分析が主。認知療法がサイコパスには逆効果かもしれんという話とかはおもしろい。

2010-12-12 矢堀 孝一/かんたん入門 ジャズギター理論 役に立つものではないが矢堀先生の文章にはいつも何度も笑わされる。

2010-12-12 ★★★ マルコム・グラッドウェル/マルコム・グラッドウェル THE NEW YORKER 傑作選3 採用は2秒で決まる! 直感はどこまでアテになるか? (マルコム・グラッドウェルTHE NEW YORKER傑作選) 犯罪プロファイリング批判おもしろい。他のもなかなかよい。Fundaental Attribution Errorについては軽く勉強してみないとならんよな。

2010-12-15 ★★★★ 納 浩一/ジャズ・スタンダード・バイブル セッションに役立つ不朽の227曲 CD付き 無駄だけど買ってしまった。コードはネットで流れているRealbookとはけっこう違うような。よくやるアレンジやシカケまで書いてくれているので実践的なんだろう。

2010-12-15 ★★★★ John Scofield/Jazz Funk Guitar [DVD] うはあ、デモ演奏がよすぎる。

2010-12-16 小林美佳/性犯罪被害とたたかうということ がんばってほしい。

2010-12-16 ★★★★ 諫山創/進撃の巨人(1) (講談社コミックス) なるほどおもしろい。これほど大きな話をこの画力のマンガ家が描き切れるかドキドキする。(もっとも『空想科学読本』以降にこれやるのはなかなかたいへんだろうと思う。物理は気になるねえ。)

2010-12-18 諫山創/進撃の巨人(2) (講談社コミックス) やっぱり物理法則には反してしまいますか。

2010-12-18 諫山創/進撃の巨人(3) (講談社コミックス) まあここまでもってきたらある程度の目算はあるんだろう。がんばれ。なんか視点が一定しないのも描きなれてない感じで読みにくい。

2010-12-18 ★★★★ 谷 知子/百人一首(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫—ビギナーズ・クラシックス 日本の古典) このシリーズはほんとうにすばらしい。簡潔にして要を得ているってのはこういうものだ。筒井康隆の「裏小倉」まで紹介されているのは驚いた。

2010-12-19 ★★★ 坂口由美子/伊勢物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫—ビギナーズ・クラシックス) やっぱり原文先に読ませてほしい。解説はちょっと甘い感じがする。「昔男すてきよね」一辺倒ってのはあれだ。

2010-12-19 ★★★ 西澤 美仁/西行 魂の旅路 ビギナーズ・クラシックス日本の古典 (角川ソフィア文庫—ビギナーズ・クラシックス 日本の古典) シリーズの他のと比べると解説が堅くて重すぎる。ふつうの人間にはかなり読みにくいよ。

2010-12-21 加古 里子/人間 (福音館の科学シリーズ) 昔学研かそこらの『生命の神秘』とか好きで読んでたなあ。

2010-12-21 ★★ サイモン・コンウェイ=モリス/進化の運命-孤独な宇宙の必然としての人間 新聞・雑誌の書評などでよくとりあげられてたけど、なんかあんまり。

2010-12-21 ★★ ジョンダグラス/FBIマインド・ハンター—セックス殺人捜査の現場から それほどおもしろいものではない。

2010-12-21 ★★★ 杉田 敦/デモクラシーの論じ方—論争の政治 (ちくま新書) 1、2回生のゼミのテキストによさそう。

2010-12-21 ★★★★ 後白河院/梁塵秘抄 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫) もっといい歌があるんじゃないか。twitterのbotがつぶやいているのはこの本に載せられている歌と訳みたい。

2010-12-22 ★★★★ 紀 貫之/土佐日記(全) ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫—ビギナーズ・クラシックス) 解説が軽快であるにもかかわらず充実している。

2010-12-23 高草木光一/連続講義「いのち」から現代世界を考える いかにも岩波。(あら、田中先生がミルの『自由論』の重要なポイントに触れてるね。)

2010-12-23 ★★★ るびきち/Emacsテクニックバイブル 〜作業効率をカイゼンする200の技〜 いろいろ知らないのがあるなあ。でもいまさらハマらないように。

2010-12-23 ★★★★ 岩波 明/やさしい精神医学入門 (角川選書) 良書。反精神医学と精神分析をすっぱり全否定してはじまり、精神科医たちの考え方の現状を説明してくれる。「つまりフロイト説は、単なる「俗流」の心理学と同じレベルの話なのである。この点については、サリヴァンやフロム・ライヒマンなどの臨床家の著作も、フーコーやラカンなどの哲学者の学説も同様である。」p.96こうふうにすっぱり斬ってくれる本が主流になってほしい。

2010-12-23 ★★★★ 川村裕子/和泉式部日記 (角川ソフィア文庫—ビギナーズ・クラシックス) これも解説は軽快で優秀。これはおもしろい作品なのね。先に現代語訳があるのも慣れると読みやすい。これでいいのかもしれん。

2010-12-24 ★★★ 垂水 雄二/悩ましい翻訳語—科学用語の由来と誤訳 いろいろ勉強になった。翻訳ってほんとうにたいへんよね。

2010-12-24 ★★★★ 小谷野 敦/恋愛の昭和史 (文春文庫) 風呂で読んでる。なかなかおもしろい。でもここで取りあげられているフィクションを読むことはもうなさそうな気もする。日本で恋愛について一番考えているのはおそらく小谷野先生だと思う。

2010-12-25 ★ ニコラス・G・カー/ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること 最初の方で読むのをやめた。おそらくゴミ。

2010-12-25 ★★★ 角川書店/万葉集 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 (角川ソフィア文庫—ビギナーズ・クラシックス) 伝統的な入門書の感じ。

2010-12-25 ★★★ エレイン・N. アーロン/ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。 全体としてはあやしいが(ユング派のカウンセラーだし)、ちょっとおもしろいところがある。こういうプラクティカルな心理学もどきが好きなんだよな。私がHighly Sensitive Personのはずはないけど、適切な覚醒状態を維持するのは重要だ。

2010-12-25 ★★★ 風祭 元/精神鑑定医の事件簿 いろんな事件を淡々と記述しているがそれなりに読める。

2010-12-25 ★★★ 島宗 理/パフォーマンス・マネジメント—問題解決のための行動分析学 「強化」とか古いんじゃないかという気もするんだけど、まだまだ有効なんだろうな。ワシらはスキナーの鳩なんかいなと文句つけたくなるけど、まあそうなんだろう。

2010-12-26 ★★★★ 岩波明/狂気の偽装—精神科医の臨床報告 (新潮文庫) 精神科医たちのヤバイ話がいろいろ。おもしろい。患者に手をつけて問題起こした医者が「現在は思春期病棟に勤務している」とかわざわざ書いているのが悪意あっていい。

2010-12-27 ★★ ジョナサン・H. ピンカス/脳が殺す—連続殺人犯:前頭葉の“秘密” 岩波先生の本から。脳がどうした虐待がこうしたって話は食傷してるけど、暴力の話にはやっぱり心ひかれちゃう。『月刊猟奇犯罪』とかあったら買ってしまうね。宝島社の本とかナックルズとかそういうのに近い。それにしてもアメリカって有名な有名な猟奇犯罪が多すぎないかな。国内の犯罪の猟奇的なのはあんまり報道されてないとかそういうのあるだろうか?

2010-12-27 ★★ チャールズ・シャー・マリー/ジミ・ヘンドリックスとアメリカの光と影 -ブラック・ミュージック&ポップ・カルチャー・レヴォリューション 黒人音楽としてのジミをまじめに考えようってことなんだろうけど、このかっこつけた書き方じゃだめ。ゴミすれすれ。なんでこういう書き方してるのかな。このひとはどういうエスニシティなんだろう?む、イングランド白人?

2010-12-28 ★★★ 松本 昭夫/精神病棟の二十年—付・分裂病の治癒史 (新潮文庫) 淡々としていておもしろい。病気ってたいへんだなあ。

2010-12-28 ★★★ 高橋 正雄/漱石文学が物語るもの——神経衰弱者への畏敬と癒し 文学批評としてもなかなかのものだと思う。

2010-12-28 ★★★ ロバート ボルトン/ピープル・スキル 人と“うまくやる”3つの技術 まあそんな目新しいことは書いてない。

2010-12-28 ★★★★ 井上薫/死刑の理由 (新潮文庫) 死刑の判決文を集めたもの。判決文だけでもいろいろわかるなあ。というかかえって想像力が刺激される。

2010-12-28 ★★★★ 田辺 等/ギャンブル依存症 (生活人新書) 怖い。でもAAのタイプの互助組織ってどうなんだろうな。でもちゃんとした治療法が確立されてない以上、いろんなものをためしてみないとならん。最近そういうプラグマティックなことがわかるようになってきた。

2010-12-29 ★★ キム・K. P. ジョンソン/外見とパワー いちおう真面目な研究の形にはなっているけど、主にインタビュー調査だし、洞察はつきなみ。政治的に正しくあろうとしすぎているんじゃないかな。

2010-12-31 ★★★★ 美達 大和/人を殺すとはどういうことか—長期LB級刑務所・殺人犯の告白 本人もたいがいだけど受刑者のポートレイトがおもしろい。ただし、「人を殺すのがどういう感じか」ということは書いてくれてない。

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