ブクログなどにコメント書いたもの
2012-01-02 Hugh LaFollette/The Practice of Ethics 応用倫理学の入門書。相対主義、人種差別、アファーマティブアクション、宗教、自殺・安楽死、坂道、自律、パターナリズム、刑罰、ガンコントロール、徳倫理、動物、飢餓、エゴイズム、という感じでジグザグに進む。
2012-01-02 宮坂 道夫/医療倫理学の方法—原則・手順・ナラティヴ 第2版出てるのか。
2012-01-02 ★★★ キャサリン・マッキノン/女の生、男の法(下) これ訳出するのはたいへんだったわね。がんばってほしい。
2012-01-02 ★★★★ 荻野 弘之/マルクス・アウレリウス『自省録』: 精神の城塞 (書物誕生—あたらしい古典入門) すごい学識だ。第4章「ストア派の影響と需要の歴史」とか博識でおもしろい。でもマルクス先生はもっと人間臭く読むことが可能な気がするんだけどね。第2部第2章が近づいていったけどまた遠のいてしまう。
2012-01-03 上原 行雄/自由と規範—法哲学の現代的展開 今偉くなっている人々がよってたかって哲学的自由意志とか議論している。正直文学部哲学や倫理学の人々よりよく知ってる。
2012-01-03 J. L. オースティン/オースティン哲学論文集 (双書プロブレーマタ) 翻訳が非常に不安。まあ日常言語学派を訳すのは至難の技。
2012-01-03 ジョン・R. サール/表現と意味:言語行為論研究 いまごろ読んでる。
2012-01-03 チャールズ ダーウィン/ダーウィン自伝 (ちくま学芸文庫) パラ読みして返す。これ入手困難なのこまるね。2018/04/23(Mon) しょうがないので古書で購入。
2012-01-03 田中成明/現代法の展望—自己決定の諸相 責任について社会学的アプローチ。
2012-01-03 野本和幸/言語哲学を学ぶ人のために これは優れた入門書。このシリーズでもっとも優秀な部類ではないか。
2012-01-03 ★★ ピエール・バイヤール/読んでいない本について堂々と語る方法 この本のなかにも出てきたデヴィッド・ロッジ読んでた方がおもしろい。
2012-01-03 ★★ ロバート H. フランク/ウィナー・テイク・オール: ひとり勝ち社会の到来 それほどおもしろくなかった。地位的財についてもうすこしつっこんだ議論を期待していたのだが。
2012-01-07 榎本 俊二/ゴールデンラッキー—完全版 (中) スキャン用に買いなおし。
2012-01-07 ★★★ ヨラム・バウマン/この世で一番おもしろいミクロ経済学——誰もが「合理的な人間」になれるかもしれない16講 マンガ本というかイラスト解説本でした。わかりやすいけど。まあ経済学は重要だねえ。最後の方の超簡略経済学史がけっこう勉強になった。
2012-01-07 ★★★ 美崎 栄一郎/「結果を出す人」の手帳の秘密 手帳の話ではなく仕事術というか時間管理というかそういの。仕事のできる人はいろいろやっててたいへんですな。
2012-01-07 ★★★★ 南勝久/ナニワトモアレ(16) 読んでしまった。
2012-01-07 ★★★★ 叶 恭子/叶恭子の知のジュエリー12ヵ月 (よりみちパン!セ) すごいすごい。「わたくしは自分の価値観で生きています。いろいろなことを言われているのは知っていますけれども、それによってわたくしの価値観や生き方を変えるつもりはありません。たとえ、そのことによって誰からも好かれないとしても、かまわないのです。」
2012-01-09 南勝久/ナニワトモアレ(27) 読み終わった。
2012-01-09 南勝久/なにわ友あれ(15) さらにここまで読んだ。面白いなあ。
2012-01-09 高橋ツトム/Sidooh(士道)8 (ヤングジャンプコミックス) これはだめ。放棄。
2012-01-09 ★★★★ 南勝久/なにわ友あれ(18) 連載に追いついた。名作だと思う。
2012-01-14 山田 雄一/稟議と根回し (講談社現代新書 772) わりとおもしろい。組織の世界はたいへんね。
2012-01-14 神谷 一博/段取りのつけ方・仕事のすすめ方 悪くないけどまあ何読んでも同じようなもの。
2012-01-14 青木 理音/IT社会の経済学 −バークレー流入門講座101− (インプレス選書) ネットや各種サービスについていろいろ洞察。でもそんな興味もてない。
2012-01-14 ★★ 小田 洋美/ガールズセックス 座談会本なので読みにくい。これを我慢して読める若い人はあまりおらんだろう。
2012-01-14 ★★ 入江 吉正/SMアンダーグラウンド あざといライターという印象。
2012-01-18 ★★ 内田 春菊/S4G~Sex For Girls!—女の子のための性のお話 性教育マンガ。直接的でなんかすごい。岡崎京子、桜沢エリカ、内田春菊の女の子エッチマンガ家御三家で生き残ったのは内田先生だけか。すごい生命力だ。
2012-01-20 ★★★★ ジェフリー・F. ミラー/恋人選びの心 1—性淘汰と人間性の進化 必読書。
2012-01-21 Mark Rowlands/Animal Rights: Moral Theory and Practice シンガー、レーガン、徳倫理、社会契約説、動物の心。
2012-01-21 Carl Cohen/The Animal Rights Debate (Point/Counterpoint) 動物利用可のコーヘンと不可のレーガンの対決。
2012-01-21 ★★ 山崎 浩一/男女論 まあいかにも20年前だねえ。
2012-01-21 ★★★★ ジュリアン・バッジーニ/倫理学の道具箱 用語集。国内では類書ないし『現代倫理学事典』よりずっといい。これは倫理学の問題を考えたい学生以上の人はとりあえずもっておくべきだろう。訳者が日本語文献をつけてくれているが、あんまり適切じゃないのが多そう。四つ星のしておこう……いや、やっぱり五つ星だな。
2012-01-21 ★★★★ スティーヴン ミズン/心の先史時代 今ごろ読んでる。ちょっと古いんだろうけど、おもしろいね。はたして女性も打製石器を作ったろうか、とか考えてしまう。
2012-01-24 Cass R. Sunstein/Animal Rights: Current Debates and New Directions アンソロジー。
2012-01-24 井上 達夫/普遍の再生 第6章「フェミニズムとリベラリズム」だけ読んだが、たいしたことは言ってない。
2012-01-24 金子 建志/マーラーの交響曲 (こだわり派のための名曲徹底分析) 日本の研究家もがんばっている。
2012-01-24 ★★★ コンスタンティン フローロス/マーラー 交響曲のすべて わりとおもしろい。9番あたりで引用されている楽曲の一覧と出現箇所、とか欲しい。
2012-01-24 ★★★★ スティーヴン ミズン/歌うネアンデルタール—音楽と言語から見るヒトの進化 これは読んでたのに『心の先史時代』読んでないのはおかしかったね。
2012-01-24 ★★★★ ジュリアン・バッジーニ/哲学の道具箱 用語集。これもよい。2冊とも哲学科学部生・院生はもっておくべきだろう。
2012-01-25 ★ 細谷 功/地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」 とんでもないゴミ。こんな下手な説明見たことがない、ってくらい。
2012-01-25 ★★★★ エヴァ・フェダー キテイ/愛の労働あるいは依存とケアの正義論 「脆弱」って訳しているけど、vulnerableは「弱い」 the vulnerableは「弱者」でいいんじゃないかなあ。第2章でグッディンのProtecting the vulnerableやトムソンの妊娠中絶擁護論を検討している。けっきょく「正義」って語を自分の使いたいように使っているだけで、ケアの倫理学特有の問題はまあ特に解決されていないと思うが、とりあえず検討が必要だろう。無神経な医者に対する憎悪がすごい。
2012-01-26 ★★★ 金杉 武司/心の哲学入門 なるほど、堅くてグッドな教科書・入門書。途中のQ&Aが実際に授業して苦労している感じがよく出ている。でもやっぱりそれほど関心持てない分野なんだよな。
2012-01-27 Maxwell Bennett/Neuroscience and Philosophy: Brain, Mind, and Language デネットがハッカーに怒っている。
2012-01-27 ★★ Bent Greve/Happiness (Key Ideas) コンテンポラリーではあるがごく初歩的な話。高いよ。せいぜい2000円ぐらいの価値。
2012-01-27 ★★ 安藤 泰至/「いのちの思想」を掘り起こす——生命倫理の再生に向けて あんまり。
2012-01-27 ★★★ 成美堂出版編集部/男のファッション基本講座 わかりやすい。でも服に使うお金ないよなあ。2013/03/18再読。
2012-01-27 ★★★ フィル A シルバ/ダニーディン 子どもの健康と発達に関する長期追跡研究—ニュージーランドの1000人・20年にわたる調査から— 非行と性活動のところだけ読む。おもしろい研究だけど高すぎる。
2012-01-28 ★★★★ アールコニー/形而上学レッスン—存在・時間・自由をめぐる哲学ガイド (現代哲学への招待Basics) 人の同一性と自由意志のところだけ読んだ。わかりやすい入門書。翻訳も読みやすい。
2012-01-31 ★★★ 唐沢なをき/まんが極道 6 (ビームコミックス) お布施。わりとノッてる。マンガ家の先生とかツイッタの評判とかやっぱり気になるだろうしたいへんな時代だ。
2012-01-31 ★★★★ ウィリアム パウンドストーン/ビル・ゲイツの面接試験—富士山をどう動かしますか? 現代にはびこるパズル面接についてあれこれ。あら、こりゃおもしろいわ。自己啓発の本ではなく、「知能」とかゲーム・競争とか業界のエートスとかそういうのについての本。IQ、ショックレー、適性試験etc.後半の論理パズル解答編はマーチンガードナー先生の本の現代版になってる。
2012-02-02 ★ 梅崎 義人/動物保護運動の虚像—その源流と真の狙い トンデモ系。
2012-02-02 ★ 丹野 大/反捕鯨?【第2版】 トンデモ。
2012-02-02 ★★ 山際 大志郎/闘え!くじら人—捕鯨問題でわかる国際社会 だめ。
2012-02-02 ★★★★ ジュディス・リッチ ハリス/子育ての大誤解—子どもの性格を決定するものは何か 親以外の環境要因や遺伝的要因強いよ、という良書。まあ思いどおり育てられる親などいない。
2012-02-02 ★★★★ デイヴィッド・J・リンデン/快感回路---なぜ気持ちいいのか なぜやめられないのか 脳神経科学から快感と依存症をどうのこうの。かなりおもしろい。
2012-02-02 ★★★★ ポール・ブルーム/喜びはどれほど深い?: 心の根源にあるもの 認知科学。まったく目新しいネタってのはないが、おもしろい。人間が生来もっている「本質主義」で呪術的思考みたいなんを解明するとかそんなん。芸術の話もかなり詳細に議論されている。食、愛とセックス、物、芸術、スポーツ、想像、安全、苦痛、超越。
2012-02-02 ★★★★ H. ルドルフ シャファー/子どもの養育に心理学がいえること—発達と家族環境 良書。
2012-02-03 ★★★★ ブルース M. フード/スーパーセンスーーヒトは生まれつき超科学的な心を持っている 迷信的思考みたいなやつを心の設計図から解明するみたいなの。『喜びはどれほど深い?』と共通のネタが多い、というか同じ話。まずまずおもしろい。
2012-02-04 ★ 松野 弘/大学生のための「社会常識」講座—社会人基礎力を身に付ける方法 誰に向けて何のために書いているかわからない奇怪な本。
2012-02-04 ★★★★ ケヴィン・ダットン/瞬間説得 その気にさせる究極の方法 論理によらない説得の方法について。認知の罠、サイコパスとかも。話は非常に興味深いのだが、なぜか読みにくい。「ですます」で訳しているからだろうか。でも説得とか非言語コミュニケーションとかそういうのに興味ある人は必読。本来は五つ星な気がするけど読みにくいから四つ星。
2012-02-05 ★★★ 池辺葵/繕い裁つ人(1) (KCデラックス) マンガ的表現下手だけど気合いで読める。オーダーメイドのスーツ作ってみるかねえ。
2012-02-06 ★★ 岩波 明/生の暴発、死の誘惑—「生きがい」を見失うとき (中公新書ラクレ) 岩波先生もこういう方向に行ってしまいましたか。まあ文学的なものへの欲望ってのは精神科医の宿命。
2012-02-06 ★★ 中村珍/ちんまん 中村珍短編集 (ニチブン・コミックス) 下手すぎる。『ぐんじょう』は名作。
2012-02-07 ★ sanzi/即系物件 裸の渋谷少女たち ノーフューチャーなナンパ体験記だけどライターとしては下の下。誰かの貸出チケットがはさまっていて、いかにもな並びの人でなんともかんとも。
2012-02-09 ★★★★ 青山 拓央/分析哲学講義 (ちくま新書) 平明でわかりやすい。
2012-02-10 安倍夜郎/山本耳かき店 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕) まあまあ。
2012-02-10 ★★★ ヤマザキ・マリ/それではさっそくBuonappetito! (ワイドKC) もとはこういうつきなみなエッセイマンガ家でしたか。でもうまそうだ。
2012-02-12 ★★ クリスタ・メスナリック/アリストテレス マネジメント なんだってこういうものを翻訳しようと思ったのか。
2012-02-12 ★★ N/A/よくわかる人間関係の心理学 史上最強図解 ごくごく普通。高校生向けか。
2012-02-18 ★★ お茶の水女子大学生命倫理研究会/不妊とゆれる女たち—生殖技術の現在と女性の生殖権 知らなかったけどどれくらい読まれたんだろうな。
2012-02-18 ★★ 板坂 元/男の作法 (PHP文庫) こっちの方はアメリカ紳士(?)のふるまいを輸入しようというわけだ。
2012-02-18 ★★★ 池波正太郎/男の作法 (新潮文庫) 基本書のようだ。しょもないといえばしょうもないが、まあここらへん好きな人々のふるまい方を規定した本なのだろう。
2012-02-18 ★★★ 板坂 元/男のこだわり (PHP文庫) どうでもいいエッセイというのは移動などのヒマなとき読むにはいい。こういうタイプの本格的にどうでもいい蘊蓄(?)エッセイは書ける人が少なくなっているのではないか。
2012-02-18 ★★★★ 吉田純子/尊厳死を選んだ人びと うーん、難しいね。
2012-02-20 Paul Shankman/The Trashing of Margaret Mead: Anatomy of an Anthropological Controversy (Studies in American Thought and Culture) 序文だけ。なんかたいへんそうだ。一番大切なのは、「文化人類学内部ではミードは権威でもなんでもないんじゃよ」ってとこかなあ。けっきょくミードの研究がジェンダー論とかそっちであれされたのが問題なわけだ。
2012-02-20 Nigel Warburton/Freedom (Philosophy and the Human Situation) 政治的自由の方。バーリン、ウォルドロン、ウルフ、バーナードウィリアムズ、ドゥオーキン、ハート、チャールズテイラー。
2012-02-20 山口瞳/礼儀作法入門 (新潮文庫) 昭和だね。
2012-02-22 ★★★ 齊藤 誠/競争の作法 いかに働き、投資するか (ちくま新書) 良書だと思う。
2012-03-01 松岡 悦子/産む・産まない・産めない (講談社現代新書) 再チェック。ごく一般むけ。
2012-03-01 金城 清子/生命誕生をめぐるバイオエシックス—生命倫理と法 チェック。総花的で軽すぎる。
2012-03-01 川越修/生命というリスク: 20世紀社会の再生産戦略 これも荻野美穂先生チェック。こっちの荻野先生「「生命のはじまり」をめぐるポリティクス」は読みごたえがある。
2012-03-01 舘かおる/ジェンダー研究のフロンティア 第四巻 テクノ/バイオ・ポリティクス 科学・医療・技術のいま 荻野先生の論文読むためにチェックしただけ。特筆すべきことなし。
2012-03-04 國分 功一郎/暇と退屈の倫理学 パラ読み。この手のものとしてはそんな悪くないと思う。っていうか類書はないし、パスカル、ミル、ラッセル、ハイデガーと大事なところはおさえてるし、すかしている感じはあれだけどけっこうおもしろい。キルケゴールがあんまり登場しないのは残念ですなあ。あと小谷野敦先生に言及しないと……あれ、してるかな。
2012-03-04 宇野重規/実践する政治哲学 御恵投いただきました。勉強します。
2012-03-04 沢田 和彦/白系ロシア人と日本文化 いろいろ活躍したのね。特に芸能・芸術関係。その子孫たちはどうなってるんだろう。
2012-03-07 ★★★★ ジュリアン バジーニ/100の思考実験: あなたはどこまで考えられるか 問題は一味ヒネリが気が聞いてるし、考察も的確で楽しく読める。おすすめ。この人は才人だね。
2012-03-10 ルイ・メナンド/メタフィジカル・クラブ——米国100年の精神史 読みにくくてパラ見してあきらめ。
2012-03-13 ★★★★ Ziyad Marar/Deception (The Art of Living) この手の哲学読みものってのはやっぱりおもしろい。まあこの程度のものが私向け。1. Hoo Credens: the believer2. Deceiving ourselves: you can't always know what you want3. Deceiving each other: the techniques of sincerity4. It's beyond y control and other oral asquerades5. To thine own self be true?
2012-03-14 N/A/BOSS OverDrive OD-3 あら、そんな歪まない。・・・いや、小さいトランジスタアンプにつなぐとそれなりに鳴るね。
2012-03-16 Debra Satz/Why Some Things Should Not Be for Sale: The Moral Limits Of Markets (Oxford Political Philosophy) メモ見直したら、この人のPhilosophy and Public AffairsやEthicsに載せた論文ずいぶん前に読んでた。メモ大事ね。
2012-03-16 Douglas T. Kenrick/Sex, Murder, and the Meaning of Life: A Psychologist Investigates How Evolution, Cognition, and Complexity are Revolutionizing our View of Human Nature パラ見。進化心理学メインストリームの話。そこそこおもしろいが、意外な話はあまりない。翻訳出そうな気がする。
2012-03-16 Janet W. Hardy/The Ethical Slut, Second Edition: A Practical Guide to Polyamory, Open Relationships, and Other Adventures 倫理的なビッチになりましょう、な本。セックスはどんどんしてもいいですが、嘘やごまかしはいけません、みたいな。まあおかしい。
2012-03-16 Tony Milligan/Love (The Art of Living) いまひとつか。もうすこし露骨な話にしてほしい。
2012-03-16 ポールクルーグマン/クルーグマン ミクロ経済学 ぱら見。む、これは自腹切って買わないとならんね。
2012-03-16 ★★★ リチャード・ワイズマン/Qのしっぽはどっち向き?3秒で人を見抜く心理学 人間の各種奇妙な心理的傾向についての話。そこそこ楽しめる。
2012-03-16 ★★★★ Jonathan Haidt/The Righteous Mind: Why Good People are Divided by Politics and Religion パラ見しただけだけどおもしろい。翻訳出してほしい。
2012-03-17 ★★★ ミシェリン・R. イシェイ/人権の歴史 コンパクトとは言えないが見通しがよくて勉強になった。
2012-03-17 ★★★★ Simon Baron-Cohen/The Science of Evil: On Empathy and the Origins of Cruelty これは重要。邦訳が待たれる。
2012-03-18 佐々木 正悟/クラウド時代のタスク管理の技術—驚くほど仕事が片付いてしまう! 細かい話はまあいいや。
2012-03-20 ★★ セルゲイ・ボドロフ/モンゴル [DVD] BSで。脚本はしょうもないと思いつつ画像がよくて見てしまう。
2012-03-20 ★★★ 久住昌之/花のズボラ飯 2 孤独のグルメほどの高みは難しいか。
2012-03-21 岡野 八代/フェミニズムの政治学—— ケアの倫理をグローバル社会へ いろいろ勉強していて偉いが難しい。
2012-03-23 マイケル・サンデル/公共哲学 政治における道徳を考える (ちくま学芸文庫) 短いエッセイとかもうまいもんだね。こういう長い蓄積の上であの講義はなりたっているわけだ。
2012-03-23 小俣 謙二/犯罪と市民の心理学:犯罪リスクに社会はどうかかわるか 堅い教科書。第5章が「性犯罪被害者への避難と責任帰属」。
2012-03-23 A・M・ローゼンタール/38人の沈黙する目撃者 キティ・ジェノヴィーズ事件の真相 たいしたことは書かれていない。
2012-03-23 ★★★★ 田中 成明/現代法理学 田中先生の法理学の到達地点を示す教科書、てことだろう。偉い。
2012-03-24 菊谷 和宏/「社会」の誕生 トクヴィル、デュルケーム、ベルクソンの社会思想史 (講談社選書メチエ) パラ見。あんまり関係なさそう。
2012-03-24 さそうあきら/さよなら群青 1 (バンチコミックス) おもしろくなりそうだ。マンガ喫茶で読むべきか。
2012-03-24 遠藤比呂通/人権という幻: 対話と尊厳の憲法学 サヨクの人。
2012-03-24 ★ 吾妻ひでお/失踪入門 人生はやりなおせる! (徳間文庫) つまらん。企画がだめ。
2012-03-24 ★★ ゲイリー グリーンバーグ/「うつ」がこの世にある理由---作られた病の知られざる真実 攻撃的な書き方で信用できない。おそらくゴミ。一つ星でもいいかも。認知療法の枠組みたいなものさえ受けいれられない、ってのはなんかおかしい気がする。まあまさに「病んだ魂」とかそういうのを連想させる。うつというよりは双極性障害を感じさせる。あるいは主因は発達障害(ADHD)とそれによる社会的不適応なのかも。でもこういうのも人生だなあ。
2012-03-24 ★★ チャールズ・ローゼン/音楽と感情 まあとくに音楽と感情についての話というよりは古い音楽美学・分析。古典派からロマン派を通してストラヴィンスキーあたりまでの調整とかリズムとかの書法についてのあれやこれや。
2012-03-24 ★★★ 海老原 嗣生/偏差値・知名度ではわからない 就職に強い大学・学部 (朝日新書) まあへんなことは書いておらず本音な感じで分析もまとも。女子大生についても1章割いている。しかしまあ受験生がこんなもの読んでいるヒマがあるとも思えないし、あんまり実感がないだろう。受験生の親向けなんかな。しかし受験生の親が子どもの受験前にこんなもん読んでも遅い。ははは。
2012-03-24 ★★★★ N/A/洋酒天国〈1〉酒と女と青春の巻 (新潮文庫) 楽しい。男が男であることに疑問をもたなかった時代。
2012-03-24 ★★★★ N/A/諸星大二郎 異界と俗世の狭間から(文藝別冊) ユリイカよりこっちの方がなんか愛がある。
2012-03-24 ★★★★ ウィリアム・H. コルビー/死ぬ権利はだれのものか クインラン事件、クルーザン事件やシャイボ事件などの米国の裁判の歴史と論評。かなりしっかりしている。図書館に入れてもらおう。
2012-03-26 リン・ハント/人権を創造する フェミニスト系だけどわりとよさそう。
2012-03-26 山崎 聡/ピグーの倫理思想と厚生経済学—福祉・正義・優生学 パラっとめくった感じ、この方は優秀だ。
2012-03-26 N/A/道徳の理由—Why be moral? (叢書エチカ 1) 発掘できた。
2012-03-26 大庭健/なぜ悪いことをしてはいけないのか—Why be moral? (叢書 倫理学のフロンティア) あれ裁断してしまってた。
2012-03-26 ★★★★ ポール・E. ミューレン/ストーカーの心理—治療と問題の解決に向けて 多面的で包括的な良書。お、ちゃんとキルケゴールがストーカーとして名前あがってるぞ!
2012-03-26 ★★★★ マイケル・カプラン/人はなぜ過ちを犯すのか さまざなな心理的バイアスとかについて。とてもおもしろい。翻訳というか訳語の選択が気になるところが多くてちょっと。訳者はあんまりここらへんの知識がないのだろうと思う。演劇とか投資とかが専門の人か。
2012-03-27 ★★★★ ウィリアム・パウンドストーン/プライスレス 必ず得する行動経済学の法則 行動経済学の主なネタを紹介。主なネタはまあこの手のを読みなれているとふつうだが、歴史的な叙述なので見通しがよくなる。登場人物についての小ネタも満載。あ、『囚人のジレンマ』の人か。
2012-03-28 進藤 克己/いきなり!Jazz/Latin/Funk ベース 初歩。こういうのは音源ついてないと読んでもわからんだろう。トゥンバオとかの解説はおもしろかった。
2012-03-28 ★★★ Ogi Ogas/A Billion Wicked Thoughts: What the World's Largest Experiment Reveals about Human Desire ネットでは男も女もエッチなことを検索したり書いたりしてるねえ、という本。まあおもしろい。日本語訳も出た。
2012-03-28 ★★★★ Ray Jackendoff/A User's Guide to Thought and Meaning クリアな説明ですばらしい。第31章でpersonの分析。
2012-03-28 ★★★★ Robert Trivers/The Folly of Fools: The Logic of Deceit and Self-Deception in Human Life 自己欺瞞的なやつをこんな大量に並べられると圧倒されてしまうね。しかしあんまり構造化されてないしほとんど考察がないまま一方的なのでちょっと。New York Tiesのレビュー。 http://www.nyties.co/2011/12/25/books/review/the-folly-of-fools-by-robert-trivers-book-review.htl?pagewanted=all
2012-03-28 ★★★★ マーシア コーエン/世界を変えた女性たち—現代アメリカ・フェミニズム史 グロリア・スタイネム、ベティ・フリーダン、ジャーメイン・グリア、ケイト・ミレットとかそこらへんの人々の活動史。読みにくいが生身の矛盾して見える人をわりと客観的に描いていておもしろい。フェミニズムに興味ある人は必読だわね。ていうか読まずにフェミニズムはどうのこうの言ってる人はモグリ。文庫とかで入手しやすくなればいいのに。興味あるひとは古書安いときに買いましょう。
2012-03-29 さそうあきら/ミュジコフィリア 3 (Action Comics) うーん、もうすこし人間が動かないと。
2012-03-29 ★★★ 井上 理津子/さいごの色街 飛田 気になる点はあるが全体としてよく聞き取りしてまとまってると思う。
2012-03-29 ★★★ 石井 一成/ゼロからわかる大学生のためのレポート・論文の書き方 もちろん悪くはないが、おそらく手順が高級すぎるというか本格すぎる思う。これは「卒論の書き方」。
2012-03-30 Richard Taylor/Virtue Ethics: An Introduction (Prometheus Lectures) 読みやすい入門書。宗教(キリスト教)が義務obligationの概念を変更し、美徳に関するギリシア的理解を破壊したとか。まあおもしろい。翻訳してみたい。
2012-03-31 アラン・V・ホーウィッツ/それは「うつ」ではない どんな悲しみも「うつ」にされてしまう理由 あら、DSM-IIIのスピッツァーが序文書いてる。立場を変えて来たるべきDSM-Vとか批判する側にまわっているという話。かなり堅い本なのでゆっくり読む必要があるな。ちょっとパラ見。精神医学の伝統にもとづき、冨高辰一郎先生が書いてた「反応」と「疾患」の区別をちゃんとしよう、それも進化論的な理解にもとづいて、とかそういう感じ(冨高先生のネタ本の一つなのかもしれない)。よくある「製薬会社の陰謀」とかそういうんではない。うつ病の理解の歴史もよい。かなり重要そうな本なので図書館に入れてもらおう。
2012-03-31 冨高辰一郎/うつ病の常識はほんとうか 前の本はちょっとあれな感じがしたのだが、これは統計資料などにもとづいてしっかりしている。なんで「メランコリー親和型が日本でばかり議論されるのか」みたいな話もあり。診断基準のドイツ式「心因性」「内因性」の話や、DSMの成立と変貌もおもしろい。おそらく良書。
2012-04-01 N/A/洋酒天国〈3〉ウイスキーここにありの巻 (新潮文庫) 昭和はよい時代だった。
2012-04-02 N/A/洋酒天国〈2〉傑作エッセイ・コントの巻 (新潮文庫) いまだと出版できないネタも多いねえ。
2012-04-02 ★★★★ Sonja Lyubomirsky/The How of Happiness: A New Approach to Getting the Life You Want プラクティカルでとてもよい自助本。ポジティブ心理学を背景にした自助本では現在のところベストではないか。翻訳もいずれ出るらしい。
2012-04-04 桜井 万里子/古代ギリシアの女たち—アテナイの現実と夢 (中公文庫) 地味だけどしっりしている良書。
2012-04-04 オダギリ 展子/最強のデスクワーク術 (PHPビジネス新書) この方はどれを読んでも同じことを書いていると思う。
2012-04-04 ★★★ グロリア・スタイネム/プレイボーイ・クラブ潜入記—新・生きかた論 うーん、まあまあ。お水関係の仕事は搾取の問題は深刻だけど、それにもまして、さまざまな明示的・暗黙的ルールだらけでおもしろいんだよな。それほどまでにルールが増えるのはなぜか、っての考えるのがおもしろいんだろうし、いまの人はいろいろやってるだろう。訳者後書きでやっぱりルックスなどに言及して「こんな素敵な人の応援する運動なら素敵なはずだ」みたいなの(手元にないので正確ではない)。女のルックス問題はむずかしい。
2012-04-05 Ph. D. Jeffrey A. Schaler/Peter Singer Under Fire: The Moral Iconoclast Faces His Critics (Under Fire Series) おもしろそうだ。シンガーの知的自伝つき。動物についてはBernerd WilliasとF. R. Grey、生命の神聖さについてDon Marquis と Harry Gensler、Harriet Johnson、Stephen Drake。一部頭のウォームアップのためのゲリラ翻訳するかな。
2012-04-05 ★★★ 雑賀 恵子/快楽の効用 嗜好品をめぐるあれこれ (ちくま新書) タバコとか砂糖とか。鹿島先生あたりを連想させる博識エッセイ。強い主張や斬新な知見があるわけではないが、わりと楽しめる。基本的に文学の人なんだと思う。
2012-04-06 Michael Kaplan/Bozo Sapiens: Why to Err is Human あれ、なんで買ったんだっけか……あ、『人はなぜ過ちを犯すか』の訳語が気になったからか。うかつにぽちってはいかん。
2012-04-13 ★★★★ 山本 昭生/論理的に話す技術 相手にわかりやすく説明する極意 (サイエンス・アイ新書) これはかなり実践的ですぐれたガイド。大学1、2年のゼミとかによいだろう。「論理的」とか「わかりやすい」とかだけじゃなくて、非言語コミュニケーションとか印象操作とかの話が中心なのでタイトルで損している。「聞き方」も勉強になる。
2012-04-16 三井マリ子+浅倉むつ子 編著/バックラッシュの生贄 フェミニスト館長解雇事件 よくわからん。まあ出版しておくことに意味があったのだろう。
2012-04-16 ★★★ 平林 純/論理的にプレゼンする技術 聴き手の記憶に残る話し方の極意 (サイエンス・アイ新書) スライドの作り方とか参考になるところもあるが、これは学生様には高度すぎるな。
2012-04-20 ★★★★ 北村 英哉/進化と感情から解き明かす 社会心理学 (有斐閣アルマ) すぐれた概説書というか教科書。紹介されてる本はだいだい読んでるのでちょっとうれしい。
2012-04-22 ★★★ フィリップ ボール/音楽の科学---音楽の何に魅せられるのか? 調律や音階、調性の話とか退屈で挫折しそうだ。なかほどからは色々知らないことも書いてあるのだが、それほどおもしろく感じず微妙。
2012-04-23 ★★ 許 光俊/これからを生き抜くために大学時代にすべきこと そんなやばい本でもなかったが、まあ読ませる価値もない。
2012-04-27 山本 俊一/売春性病史—衛生学者が繙いた 医者が老後にてなぐさみでやった歴史ノート、みたいな。
2012-04-28 トーベ・ヤンソン/ムーミン谷の冬 (講談社文庫) 中古で買ったら状態がわるすぎるよ。
2012-04-28 ★★ 山本 昭生/話し方超整理法 まあ普通。
2012-04-28 ★★★★ ヴィクトリア・ブレイスウェイト/魚は痛みを感じるか? うーん、すごい研究だ。
2012-04-29 ★★★★ 暮しの手帖編集部/暮らしのヒント集 元祖ライフハックですか。読むだけで心豊かになる気がするですなあ。
2012-05-04 ★★★★ 森恒二/自殺島 7 (ジェッツコミックス) いま一番の倫理学マンガですなあ。っていうかサバイバルものはホッブズ的自然状態が発生するので、かならず倫理学的問題を扱うことになる。このマンガの場合にはさらに自殺とかエコロジーとか生命とかアパシーとかそういうのまで含んでいる。
2012-05-04 ★★★★ シャンカール・ヴェダンタム/隠れた脳 適応的無意識や認知バイアスなどのついての最近の研究を読みやすく紹介したもの。とてもおもしろい。人種偏見、ジェンダー偏見、集団的無行動、カルト、道徳的数盲。まあこういう話は自分が信じられなくなってすごくいやな気分になるのもいろいろあるのだが。
2012-05-05 一ノ瀬正樹/人格知識論の生成—ジョン・ロックの瞬間 『死の所有』よりは読みやすく情報量も多い。ロックの解釈としていけてないはずだが、まあ独自の哲学と読めばよいだろう。書評http://ci.nii.ac.jp/naid/110000035718https://www.jstage.jst.go.jp/article/jpssj1968/31/2/31_2_109/_pdf
2012-05-06 ★★★ タイラー・コーエン/大停滞 まあ経済学者や科学者にはがんばってほしい。
2012-05-14 Felicia A. Huppert/Happiness and Well-being (Critical Concepts in Psychology) ポジティブ心理学の有名論文集。図書館入れてもらってよかった。
2012-05-14 桑瀬章二郎/ルソーを学ぶ人のために どういう人に向けて書いてある本なのかわからん。すくなくともルソー初学者ではないだろう。もう少しルソーから距離をとってほしい。「一般意志」の解釈を探したけどそんな論じられてなかった。まあよく言えばルソーの多面的な魅力をさぐる、みたいな感じ。
2012-05-14 友寄 隆哉/大人のための音感トレーニング本 音楽理論で「才能」の壁を越える! (CD付き) まあふつう。
2012-05-18 ★★★★ 八木谷 涼子/なんでもわかるキリスト教大事典 (朝日文庫) 自称「キリスト教オタ」による解説。いろいろ知らないことだらけでおもしろい。偉い。T.E.ロレンスの研究者らしい。
2012-05-22 八木谷 涼子/知って役立つキリスト教大研究 (新潮OH!文庫) 買うなら朝日文庫から出しなおした『大事典』を。
2012-05-22 ★★ 松沢 呉一/新宗教の素敵な神々—日本各地の神様訪問ルポ (マグ・カルチャー) そんなにおもしろくない。
2012-05-23 W. D. Hudson/Modern Moral Philosophy (Modern Introductions to Philosophy) 昔はやったメタ倫理学入門。
2012-05-23 N/A/ココフセンカード カラー M もらいました。便利そうです。買ってあげてください。
2012-05-24 ★★★ オギ・オーガス/性欲の科学 なぜ男は「素人」に興奮し、女は「男同士」に萌えるのか 英語版読んだときも同じことを思ったのだが、内容はおもしろいはずなのに、なんだか「おもしろい!」ってことにならないんだよな。なんか書き方の問題かもしれない。でもまあ素材として重要。
2012-05-24 ★★★★ 浜林 正夫/ロック (イギリス思想叢書) 読みなおしてるが偉い。
2012-05-26 Paul Bloom/How Pleasure Works: The New Science of Why We Like What We Like 邦訳『喜びはどれだけ深い?』
2012-05-26 ★★★★ Igor Primoratz/Ethics and Sex 基本書。セックスリバタリアンによる入門書。
2012-06-02 森岡 正博/生者と死者をつなぐ: 鎮魂と再生のための哲学 森岡先生はオーディオマニアでもあるのか。まあこのタイプのエッセイを出版できる人はもうそれほど多くなくなったよなあ。
2012-06-02 N/A/将来世代学の構想—幸福概念の再検討を軸として まとまりのない論文集。「幸福概念の再検討」も実際にやってる論文はないような。
2012-06-02 ★★★ マイケル・I. ポズナー/脳を教育する 認知や情動の発達についての脳科学。非常に堅い概説書・教科書。専門家向き。最近の研究では、気質や情動の傾向みたいなのも発達段階でいろいろ変更されると。
2012-06-02 ★★★★ マイケル・サンデル/それをお金で買いますか——市場主義の限界 説得的だとは思わないけど知らない話も多くておもしろい。こういうのも勉強しないとな。経済学者がこういうのにどう反応・批判するのか知りたい。
2012-06-03 栗谷 仁/最強の営業戦略 むずかしくてよくわからん。
2012-06-03 ★★★★ Richard B. Brandt/Ethical Theory 非常に重要。今読んでも勉強になる。
2012-06-03 ★★★★ デービッドマイスター/プロフェッショナル・アドバイザー—信頼を勝ちとる方程式 優秀なソフィストへの道を学ぶ。こっちは勉強になる。
2012-06-04 香川 知晶/生命倫理の基本概念 (シリーズ生命倫理学) 借用してパラ見。このシリーズは概説書・解説書ではなく、野心的な論文集。どれも力がはいっている感じ。できればこういうのは雑誌に載せて、それをアンソロジーにしてくれた方が学界の発展のためだと思うのだが。
2012-06-04 ★★★★ ヨラム・バウマン/この世で一番おもしろいマクロ経済学——みんながもっと豊かになれるかもしれない16講 これもわかりやすくておもしろい。経済学の基本知識は大事だねえ。「2100年のミクロ(経済学)の本はいまの本と同じようなものだけど、マクロはぜんぜん違うかもしれない」ってのはおもしろいなあ。哲学や倫理学だと90年後も2/3は同じことだろうなあ。でも残りの1/3がぜんぜん違うかもしれない。
2012-06-05 L. Bortolotti/Philosophy and Happiness 論文集。哲学側からポジティブ心理学とかをターゲットにしている。
2012-06-07 ★★★ Kate Hefferon/Positive Psychology: Theory, Research and Applications 大学初年度向けの教科書な感じ。使用されているデータは最新(2010ぐらい)なので便利。
2012-06-07 ★★★ Stewart I. Donaldson/Applied Positive Psychology (Applied Psychology Series) 執筆者の顔ぶれがすごい。内容はまあちこち別のところに書いたものの要約。心理学の本はそういうのばっかり、という気もする。
2012-06-08 ★★★★ Karen Reivich/The Resilience Factor: 7 Keys to Finding Your Inner Strength and Overcoming Life's Hurdles これもペンシルバニア大の人。かなりよくかけてる自己啓発。もちろん基本はABCモデル。
2012-06-08 ★★★★ ソニア・リュボミアスキー/幸せがずっと続く12の行動習慣 ふつうのポジティブ心理学自己啓発。悪くないけどよくもない。Lyuboirsky先生は偉いのだが、まあ一般書となればこんなものか。「科学的に証明された」とか強調しているのがかえってうさんくさく感じられるだろう。
2012-06-09 仲正昌樹/『人体実験』と患者の人格権—金沢大学付属病院無断臨床試験訴訟をめぐって よくわからん。なんかおかしい感じはある。
2012-06-09 佐々木 正悟/先送りせずにすぐやる人に変わる方法 (中経の文庫) うわ持ってるのに注文してしまった。
2012-06-09 リチャード・S. ラドナー/社会科学の哲学 (1968年) (哲学の世界〈8〉) これはよくわからん。
2012-06-09 ★★ デボラ・L・ロード/キレイならいいのか——ビューティ・バイアス (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ) オールドスタイルすぎて半分読んであきらめた。がまんして最後まで読みすすめたが、やっぱり著者自身の自己評価の低さと逡巡がしんどい。嫉妬と他者非難。広告やマーケットの影響力はたしかに大きいが、自分たち自身のことも見直してはどうか。
2012-06-09 ★★★★ W. C. サモン/論理学 (哲学の世界) このテキストは偉いよなあ。
2012-06-11 ★ トム ラス/心のなかの幸福のバケツ: 仕事と人生がうまくいくポジティブ心理学 ごみ。
2012-06-11 ★ スティーブンポスト/「いい人」には「いいこと」が起こる!—なぜ、ハイタッチな人は成功するのか? だめ。幸福の科学出版か……
2012-06-11 ★★ ロバート・A. マンデル/マンデルの経済学入門 金融政策の歴史のところとかはちょっと古いのかな。もっといい入門書がありそう。
2012-06-11 ★★★ 西上原 裕明/Wordのストレス解消読本 -Wordの「本当の」使い方教えます[2007/2003/2002対応] WORDというのは奇怪な仕様のソフトだということを教えてもらう。いろいろ解明しているのは偉い。
2012-06-16 レベッカ・クレーン/30のキーポイントで学ぶ マインドフルネス認知療法入門:理論と実践 マインドフルネス2冊目。インチキをうたがいながらも読む。拒絶反応が少なくなってきてだいたいどういうものかわかった。
2012-06-16 下山晴彦/認知行動療法を学ぶ 臨床家向け。精神分析ディスがおかしい。
2012-06-16 安彦 麻理絵/ソレしながら好きって言える? 郷土近辺の出身なので応援している。
2012-06-16 ★★ Gregory EPence/A Dictionary of Common Philosophical Terms 本当に薄い本。買ってはいかん。これだったらネットで十分。
2012-06-16 ★★★ マイケル ニーナン/認知行動療法100のポイント これも臨床家向け。プラクティカルな事例が多くておもしろい。
2012-06-16 ★★★★ 卯月妙子/人間仮免中 読むドラッグ。途中猛烈にバッドトリップするので弱い人は読まない方がいい。もし読むなら『家族計画』や『企画もの』を読んで大丈夫か確認してからの方がよい。もしバッドトリップに耐えて物語の最後までたどりつければ感動するだろう。
2012-06-18 ホセヨンパルト/人間の尊厳と生命倫理・生命法 まあヨンパルト先生は偉い。
2012-06-19 ★★★★ なだ いなだ/からみ学入門 (角川文庫 緑 340-3) 偉い。まあ今の人がこれ読んでもどういう状況かよくわからんとは思うけど。中学生のときに図書館でなだ先生の本いろいろ読んである程度影響を受けてるんだよな。政治的な話そのものはもちろんわからなかったんだけど、ある程度「ひいた」態度みたいなのが賢そうだった。なぜ中学生のときになだ先生の本を読むようになったのか、ってのもいろいろあるんだけど、まあそれはまた。「いったい、日本に、どうして哲学が育たなかったのであろう。カラミストが少なかったからではないか、とぼくは考える。日本では、対立とか対決とかいうものにことかくことはなかったが、対話というものは存在しなかったも同然である。それというのも、からみ方を知らなかったからだ。知らないばかりでなく、研究しようともしなかったからである。日本語の、からむという意味深い言葉を忘れ、なんでもかんでも、その場で、白か黒かの決着をつけようとしてきたからである。最近、ちょっぴりその反省が生まれて、これまで対決の姿勢なんていっていた政治家たちも、対話などという言葉を口にするようにはなった。だが、対話集会などという看板をかかげた集会をのぞいてみると、残念なことに、そこには対話がない。あるのは、ききっぱなし、いいっぱなしだけである。からみを考えずに対話をしようというのが、そもそも無理なのだ。そして、対話がないから哲学が育たなかったのだ。ギリシャ哲学を見つめるがいい。哲学は対話から始まった。プラトンは、彼の哲学を対話篇の形で書かなかったか。プラトンの精神的な師ソクラテスは、身のまわりの若者たちと、ただただ対話をこころみるだけのカラミストではなかったか。」(pp. 19-20)
2012-06-20 ★★ 千田 有紀/ヒューマニティーズ 女性学/男性学 読み直し。日本の社会学者やフェミニストがどういうふうにフェミニズムの歴史を見ているのか、標準的なところがわかる。しかしポストモダンとかでわけわからんところの方が多い。これではだめだろう。へんなポストモダン現代思想入れないで、しっかりと現実を調査すりゃいいんじゃないかと思うのだが、なぜそれじゃだめなんだろうか。「理論的基盤」とかが欲しいのか。しかしポストモダンとかってのはそんなもんにはならん。ある意味日本のフェミニズムというか女性学やら男性学やらがたどりついた袋小路。不毛だと言いたくなるけどそういうもんでもないのだろう。
2012-06-22 稲垣 良典/人格「ペルソナ」の哲学 うーん、どうだろう。
2012-06-22 ジュディス バトラー/戦争の枠組み—生はいつ嘆きうるものであるのか もちろん何言っているのかわからない。
2012-06-22 小倉 貞秀/ペルソナ概念の歴史的形成 古代からカント以前まで 誰が何を言ったということをちまちま書いていて偉い。
2012-06-22 金政祐司/健康とくらしに役立つ心理学 短大生向けの教科書みたいなの。
2012-06-23 ウォルター・アイザックソン/スティーブ・ジョブズ I なんか興味も共感もわかなくてだめ。
2012-06-23 ウォルター・アイザックソン/スティーブ・ジョブズ II ぱらっとめくっておしまい。
2012-06-23 飯野 由里子/レズビアンである「わたしたち」のストーリー めずらしいレズビアンフェミニズムについての紹介というか研究というか。実際にインタビューとかしているのかと思ったらそういうわけでもなかった。しかし国内では貴重。
2012-06-25 瀧波ユカリ/臨死!!江古田ちゃん(6) いつもより毒気が強くはっきりしているか。しかしこのマンガは単行本で読むのには重い。1回で連載1回分読むので十分。
2012-06-25 坂爪 真吾/セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱 (小学館101新書) まあ問題意識はおもしろいと思う。なんで市場でうまくいかないかとかそういう問題の考察を期待してはいかん。
2012-06-25 ★★ 中井 俊已/なぜ男女別学は子どもを伸ばすのか (学研新書) ほぼウケウリ。自分で考えている人ではない。
2012-06-25 ★★ 中村 淳彦/職業としてのAV女優 (幻冬舎新書) この人はあんまり信用していないのだが一応読了。いままでの本よりはずっとまじめ。
2012-06-25 ★★ 千木良悠子/だれでも一度は、処女だった。 (よりみちパン!セ) ぬるいというか常識的というか。
2012-06-25 ★★★★ ロイ ポーター/啓蒙主義 (ヨーロッパ史入門) 立派な本。この「ヨーロッパ史入門」シリーズは優秀なので関連する授業をもっている大学教員は皆読むべきだ。
2012-06-29 ★★★★ D. D. ラファエル/道徳哲学 まあ古いけど立派だ。翻訳も立派。PDFにするためもう1冊購入。
2012-07-01 ★★★★ シンディ. M・メストン/科学者が徹底追究! なぜ女性はセックスをするのか? 従来からのバス先生の路線に、ウェブでアンケートとって分析したりしつつメストン先生のフェミニスト風味で料理。性の問題に関心ある人はマスト。2017/12 読み直しているけど、いろいろ重要な本だわね。五つ星。
2012-07-02 ★★★ 小山 貞夫/英米法律語辞典 Koyama's Dictionary of Anglo-American Legal Terminology 高いけど訳語が載ってるだけで語句の意味説明が非常に簡潔なのでこの値段の価値があるかどうか……でもまあ訳語決めてくれている価値はあるか。
2012-07-04 檜垣 立哉/生命と倫理の原理論 - バイオサイエンスの時代における人間の未来 なにをやっているかわからない奇怪な本。
2012-07-05 Amartya Sen/The Idea of Justice 翻訳読んでもわからないところがあったので。
2012-07-07 John Stuart Mill/Collected Works of John Stuart Mill: A System of Logic, Ratiocinative and Inductive 通読することはないであろう。よって1ページも開かずに「読了」。
2012-07-07 フランシス・ベーコン/ノヴム・オルガヌム(新機関) (岩波文庫 青 617-2) 翻訳どうなんだろうか。なんか微妙な雰囲気。
2012-07-07 平林 孝裕/愛を考える—キリスト教の視点から 大宮有博「パウロは性と結婚についてどう考えていたか」や中道基夫「キリスト教式結婚式の変遷と愛による神聖化」けっこうおもしろい。
2012-07-07 ★★★★ デイヴィッド・イーグルマン/意識は傍観者である: 脳の知られざる営み (ハヤカワ・ポピュラーサイエンス) けっこうおもしろい。
2012-07-07 ★★★★ 松浦弥太郎/暮らしのヒント集2 スキャンして学生様にも読んでもらうか。
2012-07-09 N/A/audio-technica インナーイヤーヘッドホン ATH-CKS90 ちと低音ふくらみすぎか。
2012-07-09 ★ 石川 幹人/生きづらさはどこから来るか—進化心理学で考える (ちくまプリマー新書) プリマーだからか、荒っぽい感じいや、だめだわ、これ。
2012-07-09 ★★★★ 安藤寿康/遺伝子の不都合な真実—すべての能力は遺伝である (ちくま新書) 力が入っている。「氏か育ちか」みたいな話に興味ある人は必読。
2012-07-09 ★★★★ 児玉 聡/功利主義入門—はじめての倫理学 (ちくま新書) 御恵贈いただきました。ありがとうございます。よい本なので買ってください。
2012-07-09 ★★★★ 安西徹雄/英文翻訳術 (ちくま学芸文庫) 名著。大学院生〜研究者必読。
2012-07-11 ★★ 市野川 容孝/社会学 (ヒューマニティーズ) コントとかスペンサーとかそこらへんの人を何を言ったのかを紹介しているのは貴重だけど、たしかに素人向けの本ではない。なんか人名たくさん出てくるけどまとまりがない。連帯とかそういうのを強調するのはいいけど、論敵たちをカリカチュアにするのはいくない。
2012-07-11 ★★★★ ジョン ロック/知性の正しい導き方 (中部大学学術叢書) 下川先生は偉いなあ。
2012-07-11 ★★★★ 高田 里惠子/女子・結婚・男選び—あるいは“選ばれ男子” (ちくま新書) すでに滅びた「小説」とか「批評」とかいう形式の思想表現に対するオマージュだかエレジーだかそういう感じ。ほとんど誰にもわからんであろうことちくま新書で書く感覚がすばらしい。
2012-07-12 カント/啓蒙とは何か 他四篇 (岩波文庫 青625-2) 見つからんので。
2012-07-12 カント/永遠平和のために (岩波文庫) 見つからんので。というか前からもってなかった?
2012-07-13 ★★★★ 入江 重吉/ダーウィニズムの人間論 いまとなってはちょっと古いけど立派な本。
2012-07-14 吉井奈々/G.I.D.実際私はどっちなの!? 高校生〜一般むけ。
2012-07-14 ★★★★ ダニエル・C. デネット/ダーウィンの危険な思想—生命の意味と進化 名著。
2012-07-15 山本 一郎/けなす技術 特段の価値なし。
2012-07-16 早川 洋行/よくわかる社会学史 (やわらかアカデミズム・わかるシリーズ) ごちゃごちゃすぎると思う。社会学とは恐ろしい学問だ。
2012-07-16 ランドル コリンズ/ランドル・コリンズが語る社会学の歴史 エスノメソドロジーとか現象学の流れ、とか。なるほど。
2012-07-16 馬渕 浩二/世界はなぜマルクス化するのか−資本主義と生命− 今どきの真面目なマルクス主義者。でもたとえばゴータ綱領のところとかもう少し現実的な話にしてほしかった。
2012-07-16 N/A/オーギュスト・コント—社会学とは何か (1978年) (岩波新書) いかにも古いが、この本が日本の高校倫理の教科書を作ったようなところがあるのだろう。清水先生の影響力は我々が思ってるよりはるかに大きい。プラグマティズムがああなっているのもおそらく清水先生の影響なんだよな。
2012-07-16 ★★★ Sarah Lewis/Positive Psychology at Work: How Positive Leadership and Appreciative Inquiry Create Inspiring Organizations 1. 気持ちのよい職場をつくりましょう。2. みんなの強みを生かしましょう。3. ポジティブな態度を誘いましょう。4. ポジティブな逸脱を促しましょう。5. 社会的資本を築きましょう。6. いっしょに理解しましょう。7. 本物のリーダーになりましょう。8. 変化たのめの環境を作りましょう。9. ちゃんと報われる環境を作りましょう。10. 評価し感謝しましょう。
2012-07-16 ★★★★ 水田 洋/新稿 社会思想小史 名著。影響力は甚大。マルクス主義史観すぎると思うけど。
2012-07-16 ★★★★ 小笠原弘親/政治思想史 (有斐閣Sシリーズ) いま見てもグッドな教科書。
2012-07-16 ★★★★ 藤原保信/西洋政治思想史〈1〉 この上下巻はよくアンチョコに使っている。スミスの紹介が素晴らしくうまいと思ったら藤原先生ご本人でした。
2012-07-18 ★★★ 伊藤恭彦/さもしい人間—正義をさがす哲学 (新潮新書) 「さもしい」という表現やそれを使う態度そのものにもやもやする。議論そのものはおかしいところはない。シンプルにうまいこと紹介している。
2012-07-18 ★★★★ 池田 新介/自滅する選択—先延ばしで後悔しないための新しい経済学 これはすごい本だと思う。タイトルや出版社から予想するような自己啓発本ではない。非常に堅い本なのでゆっくり勉強しよう。
2012-07-20 大谷徹郎/はじまった着床前診断—流産をくり返さないための不妊治療 なるほど、前々からそれなりの議論をおこなっていたわけだな。
2012-07-20 ★★ 近藤麻理恵/人生がときめく片づけの魔法 ときめきがポイントですか。
2012-07-20 ★★★ 林公一/それは、うつ病ではありません! (宝島社新書) うーん、まあこんなもんか。
2012-07-20 ★★★★ Alan Carr/Positive Psychology ちゃんとした教科書。ピーターソン先生のより上。現在最強のはず。情報は最新だし、アカデミックにもプラクティカルにも有益。
2012-07-21 川名 雄一郎/社会体の生理学: J・S・ミルと商業社会の科学 (プリミエ・コレクション) いただきました。19世紀の性格形成論あたりの話は知りたかったので勉強になります。堅くて地味だけどしっかりしてる。
2012-07-21 渡邉 浩一/『純粋理性批判』の方法と原理:概念史によるカント解釈 (プリミエ・コレクション) いただきました。ありがとうございます。意外におもしろい切り口。あんまりカント解釈に深入りせずに、カントが使ってる概念がどっから来たかを外巻に攻める感じ。
2012-07-21 ★★★ 湯山玲子/ビッチの触り方 特段言及すべきことなし。ライターの人は賢いんだろうけど、ひねりが足りない気がする。ミーファのイラストに負けてる感じ。
2012-07-25 John Skorupski/The Routledge Companion to Ethics (Routledge Philosophy Companions) 包括的。
2012-07-25 Thomas Nadelhoffer/Moral Psychology: Historical and Contemporary Readings 論文とかは抜粋。しかしまあ見通しはよくなる。1. 理性とパッション2. 利己性と利他性3. 徳と性格4. 行為者性と責任5. 道徳的直観
2012-07-27 ペルシウス/ローマ諷刺詩集 (岩波文庫) なに言ってるのか意味不明なガイキチ文に見えるが、そうではないところがおもしろいのだろう。まあとにかく資料的な価値はあるはず。
2012-07-27 ★★★★ N/A/SANWA SUPPLY レーザーポインター LP-ST300S 前期に購入して一番よかった物品。ジーパンのポケットに入るし。
2012-07-28 ジョン・マクダウェル/心と世界 なにやってるかわからん。私ほんとに哲学ってのには興味がないのね。
2012-07-28 ★★ マーティン・セイモア=スミス/世界を変えた100冊の本 ゴシップや口が悪くておもしろいところがあるが、まああんまりポイントはわかってないような感じ。ポールジョンソンの『インテレクチュアルズ』みたいな感じな思想系雑学。別宮先生自身の訳ではなくて弟子か生徒の訳だし、多くが抄訳というか要約。買うほどのものではない。別宮先生はこういう斜にかまえた文学評論家みたいな人が好きなのね。
2012-07-28 ★★★ バーバラ・エーレンライク/ポジティブ病の国、アメリカ Bright-Sidedの訳本。http://ediaarker.net/u/yonosuke/?asin=0805087494翻訳はエーレンライク先生のイラついて歪んだ感じをよくだしている。エーレンライク先生はフェミニスト活動家として有名なわけだけど、やっぱりフェミニズムの一部にあるネガティブなものとポジティブシンキングなんかは相性悪いわよね。
2012-07-28 ★★★ 中川 右介/指揮者マーラー マーラーの指揮者としてのキャリアと活動。どんな曲を振ってたかが中心だがおもしろい。エネルギッシュな男だ。たしかに内容的にはもっと充実させてほしいわねえ。洋書でなんかないのかな。
2012-07-28 ★★★★ ジェイ・バーレサン/スパイス、爆薬、医薬品 - 世界史を変えた17の化学物質 ちょっといろいろ挙げすぎていて浅い感じはするが、そこそこおもしろい。火薬、ゴム、染料、ピルのあたりがおもしろかった。化学式や構造図みたいなのが載ってるのが特徴。しかしまあ19〜20世紀の化学の進歩はすごいし、発明家たちは偉い。「男性用の避妊薬はなぜ開発されなかったのだろうか?……マーガレット・サンガー、それからキャサリン・マコーミックはピルの誕生に決定的な役割を果たした。二人とも、女性こそが避妊をコントロールするべきだと信じていた。避妊薬が男性用であった場合、彼女らがその開発を支援したかどうかは疑わしい。」p.225「男性用避妊薬の難しさは、生物学の問題である。ノルエチルドロンは天然のプロゲステロンが……排卵を止めること……を真似ているだけである。男性にはそのようなホルモン周期がない。現在のところ、毎日数千個に及ぶ精子の生産を止めることは、一ヶ月に一個だけの卵子の成熟を止めることよりはるかに難しい。」 p.225
2012-07-29 小谷野 敦/夏目漱石を江戸から読む—新しい女と古い男 (中公新書) 名著。
2012-07-29 ★★ 小谷野 敦/21世紀の落語入門 (幻冬舎新書) ぽちぼち。散慢。
2012-07-29 ★★★★ アビジット・V・バナジー/貧乏人の経済学——もういちど貧困問題を根っこから考える 貧困や援助の話を考えるときに超重要な本。
2012-07-30 ★★★★ N/A/サンコー 4軸式くねくねモニターアーム MARMGUS192B 25年近い夢だった縦長モニタに。問題なくFLATRON W2243Tってのに装着できました。ただこのモニタの脚の部分は完全にはずれないのでかっこ悪い。
2012-07-31 ★★★★ ピアーズ・スティール/ヒトはなぜ先延ばしをしてしまうのか これはおもしろい。『自滅する選択』と同じネタだけど、おもしろさではこっちの方が上。断然おすすめ。あっちは四つ星にしておこう。
2012-08-01 ★★★★ N/A/徹底図解 社会心理学 こういうのは書くべきことが決まっている。山岸先生はただの監修。実際の執筆にはほとんどかかわってないだろう。しかしこの本はわかりやすいし、「図解」とかそっち方面なのにけっこうな情報量があるグッドな本。図書館の本だけど自分用に買っておくかな。
2012-08-02 ★★ クリストファーピーターソン/ポジティブ心理学入門: 「よい生き方」を科学的に考える方法 『ポジティブ・サイコロジー入門』を同じ出版社からタイトル変えて出しなおし。事情はよくわからない。アカデミックに面倒なところを前の版よりさらに削ったみたい。おかげでたしかに読みやすくなってはいる。…… まあカットそのものはピーターソン先生にお伺い立ててるから大丈夫なんだろうけど。しかし今回はあちこちカットしていることも書いてないのはどういうわけだろう。まあもとの本が大きい(370ページ以上)からカットはしょうがないのだと思うのだが、なんか釈然としないんだよな。もう1回原書と照らしあわせてみると、全体の半分近くがカットされている。このアカデミックな教科書を一般向けの本として翻訳しようとしたのが間違っているのではないかと思う。一般向けだとしたら、他によいものはいくらでもあるだろう。
2012-08-03 ピーター ゲイ/フロイト〈1〉 長くてそんなおもしろくもない。
2012-08-03 P. ゲイ/フロイト 2 長い長い。砂の本のようだ。
2012-08-04 ★★ レベッカ コスタ/文明はなぜ崩壊するのか ジャレド・ダイアモンド先生の『文明崩壊』みたいな話ではなくて、我々のあんまりうまくない思考法をスーパーミームとか読んでいろいろくだを巻く、みたいな本。第4章では、いろんな政策に反対はするけど対案出せないのはなぜか、みたいな話。あんまりおもしろくないので途中で断念。
2012-08-04 ★★★ 宮下規久朗/ヌードの美術史 身体とエロスのアートの歴史、超整理 (BT BOOKS) 楽しい。
2012-08-04 ★★★ 中野 美香/大学1年生からのコミュニケーション入門 ワークブック形式。内容に比してこの値段は高い。900円ぐらいが妥当。
2012-08-04 ★★★ 中野美香/大学生からのプレゼンテーション入門 ワークブック形式。内容に比してこの値段は高い。900円ぐらいが妥当。
2012-08-04 ★★★★ 鈴木公啓/パーソナリティ心理学概論—性格理解への扉 すごい教科書。大学初年度ぐらいでこういうので勉強できる人々は幸運だ。いやまあ専門課程の入門教科書なのか。
2012-08-05 Roger Crisp/Reasons and the Good Reasons and the Good
2012-08-05 Lynn Hunt/Inventing Human Rights: A History 勉強用。
2012-08-05 Theodore Gracyk/The Routledge Companion to Philosophy and Music (Routledge Philosophy Companions) The Routledge Copanion to Philosophy and Music
2012-08-05 Robert Feldman/The Liar in Your Life: The Way to Truthful Relationships 翻訳あり。http://ediaarker.net/u/yonosuke/?asin=4062160250
2012-08-05 Arthur C. Brooks/Gross National Happiness: Why Happiness Matters for America--and How We Can Get More of It 0465002781
2012-08-05 Mike W. Martin/Everyday Morality: An Introduction to Applied Ethics マーチン先生の立場はそれほどはっきり出ていない。大学初年度のテキストな感じ。中絶、自殺と安楽死、動物、環境、テロリズム。自己評価、自己知、自己欺瞞、自己コントロール、勇気、治療的潮流、ドラック乱用、という第4部「自律と精神的健康」が目を引く。セックスと愛、ホモセクシュアルとホモフォビア、ポルノ、結婚と姦淫。お金、意味のある仕事、コンピュータとコミュニティ、コミュニティサービス。
2012-08-05 A. John Simmons/The Lockean Theory of Rights (Studies in Moral, Political, & Legal Philosophy) (Studies in Moral, Political, and Legal Philosophy) 勉強になる。
2012-08-05 Janet Halley/Split Decisions: How and Why to Take a Break from Feminism フェミニズムとクィア系の対立。
2012-08-05 Nigel Rodgers/Philosophers Behaving Badly ゴシップ読み物。フーコー先生は変態すぎてたいへんだった、みたいな。
2012-08-05 David Benatar/Life, Death, & Meaning: Key Philosophical Readings on the Big Questions アンソロジー。第2版がある。
2012-08-05 John P. Lizza/Defining the Beginning and End of Life: Readings on Personal Identity and Bioethics 便利なアンソロジー。プラトン、デカルト、Swinburne。アキナス、Meilaender、Olson、ロック、Parfit、P.F. Strawson、Lowe、 Baker、G.H. Mead, Geertz, Harre, KitwoodFrankfurtGrisez,
2012-08-05 Colin McGinn/Moral Literacy: Or How to Do the Right Thing 動物、中絶、暴力、セックス、ドラッグ、検閲、美徳。
2012-08-05 Eva Feder Kittay/Cognitive Disability and its Challenge to Moral Philosophy かなり厳しい対立が読める。
2012-08-05 Don Marietta Jr. /Philosophy of Sexuality 持ってる?
2012-08-05 David P. Barash/Strange Bedfellows: The Surprising Connection Between Sex, Evolution and Monogamy 1934137200
2012-08-05 伊藤 計劃/ハーモニー (ハヤカワ文庫JA) これは無理。
2012-08-05 中尾央/文化系統学への招待—文化の進化パターンを探る 具体的な事例を見ると可能性があるなあ。ミーアキャットの教育はこの本。
2012-08-05 C. S. ルイス/四つの愛[新訳] (C.S.ルイス宗教著作集) 名著ということになってるんだろうけど、いまとなってはねえ。
2012-08-05 大平 英樹/感情心理学・入門 (有斐閣アルマ) む、シンプルだがよい教科書だ。学部のころにこういうので勉強したかった。
2012-08-05 松井 茂記/LAW IN CONTEXT 憲法 - 法律問題を読み解く35の事例 なるほど。法的思考ってのはなかなかむずかしい。
2012-08-05 有福 孝岳/カントを学ぶ人のために 入れてもらった。ちょっとオールドウェーブな感じか。
2012-08-05 谷口 洋幸/性的マイノリティ判例解説 (判例解説シリーズ) なるほど、いろいろおもしろい。入れてもらってよかった。っていうかそっちの部署の人が入れておくべきだったろう。なんで私が注文するんだ。
2012-08-05 マイケル ウォルツァー/政治的に考える—マイケル・ウォルツァー論集 目次だけ見て図書館へ。訳はしっかりしてる感じ。
2012-08-05 リチャード・オルドリッチ/教育史に学ぶ—イギリス教育改革からの提言 高いのきご恵投いただきました。
2012-08-05 ★★★★ David Benatar/Better Never to Have Been: The Harm Of Coming Into Existence やっぱり重要。
2012-08-05 ★★★★ Adele Stan/Debating Sexual Correctness: Pornography, Sexual Harassment, Date Rape and the Politics of Sexual Equality 重要論文(というか論説記事や本の一部)のアンソロジー。デートレイプ論争が中心な感じ。
2012-08-05 ★★★★ David De Grazia/Human Identity and Bioethics 超重要。
2012-08-05 ★★★★ デイヴィッド・リヴィングストン スミス/うそつきの進化論—無意識にだまそうとする心 これもおもしろい。
2012-08-05 ★★★★ グレゴリー・クラーク/10万年の世界経済史 上 なかなか面白い。江戸時代の日本とかすごく貧しかったのね。
2012-08-05 ★★★★ B. ラッセル/ヒューマン・ソサエティ—倫理学から政治学へ (1981年) おもしろい。倫理学入門としてベストではないか。
2012-08-06 ★★★ 平松 洋/名画 絶世の美女ヌード 美術とエロは切りはなせませんなあ。描かれている人物(伝説的美人)別に並べられているのが興味深い。絵画とかも背景とか寓意とか解説してもらわないとわかんわよね。でもネットで絵画高品質でたくさん見られる時代にちょっと高いのではないか。1300円ぐらいにしてほしい。あと検索しやすいように作家名やタイトルは欧文表記もしてほしい。
2012-08-07 ★★ ウィルファーガソン/ハピネス 自己啓発ディストピアものコメディ。久しぶりにフィクション読んだので入りこむまで奇妙な感じがした。できはそれなり。長いライトノベル。2000年ごろってのは自己啓発ブームでそういう時代だったというわけね。
2012-08-07 ★★★ 小谷野 敦/「昔はワルだった」と自慢するバカ (ベスト新書) ちと中島義道先生に用があって小谷野先生のご見解をたまわる。話はまとまりがなくて荒れてる感じ。「私はここ数年、何とかして、こういう、権謀術数を弄して権力の座に就く、というような「悪人」になりたいと思ってきた。……温顔と冷酷を使い分け、心にもないことを言い、懐柔と恫喝をもって、のし上がっていく、ああそういう人間に、私はなりたい、なりたいのである……どうすればそういう本当の悪人になれるのであろうか」。無理じゃないっすかね。
2012-08-07 ★★★ N/A/哲学・思想翻訳語事典 ぱら見するとおもしろい項目が多い。よく調べてると思う。勉強になる。ただしなんかへんなのもあり。同じ人だったり。
2012-08-10 ★★★★ 石原 千秋/Jポップの作詞術 (生活人新書) 再読したが、やはり高く評価せざるをえない。
2012-08-10 ★★★★ 見崎 鉄/Jポップの日本語—歌詞論 この先生は重要で、いずれ細かく検討したい。
2012-08-13 坪井 秀人/性が語る—20世紀日本文学の性と身体— 序文読んだけど興味もてなかった。
2012-08-13 ★★★★ 快楽亭 ブラック/立川談志の正体—愛憎相克的落語家師弟論 師弟愛憎の名作。ブラック師匠のものの見方とか人物評とか気質みたいなのとか共感してしまうんだよな。
2012-08-14 石川 啄木/啄木・ロ-マ字日記 (岩波文庫 緑 54-4) 実は読んでなかった。おもしろいね。
2012-08-14 菅野 政孝/メディアとICTの知的財産権 (未来へつなぐ デジタルシリーズ 12) 御恵贈いただきました。ありがとうございます。
2012-08-14 佐藤 方宣/ビジネス倫理の論じ方 うーん、ちょっと読みにくいな。読者層はどんな人々を想定しているのだろうか。ビジネスマンでもないし学生でもない。ビジネス倫理とかを教えている教員向けか。
2012-08-16 ★★★★ 架神恭介/よいこの君主論 (ちくま文庫) おかしい。クラスを支配したい小学生や会社を制圧したいキャリアウーマンなど必読。けっこう正確な紹介になっている。
2012-08-17 クェンティン スキナー/マキアヴェッリ: 自由の哲学者 マキアベッリに興味がある。スキナー先生は重要なんだよな。この本自体はそれほどおもしろくない。
2012-08-17 ★★★ 武谷 雄二/月経のはなし - 歴史・行動・メカニズム (中公新書) 堅い。2章にいくつかおもしろい知見あり。昔は月の満ち欠けと同期した30日周期の女性が多かったけど、夜間証明の普及とともに28日周期が増えたとか。3章では犯罪との関係とかも議論されているけど、犯罪被害との関係ももうちょっと論じてほしかった。
2012-08-19 ★★★ N/A/バンテリンコーワサポーター ひざ専用 ふつう/Mサイズ(ひざ頭周囲 34~37cm) ブラック やはり装着しておくとちょっと楽というか不安が少なくなる。
2012-08-20 N/A/an・an (アン・アン) 2012年 8/22号 [雑誌] こういうのは恥ずかしいからアマゾンで買う。
2012-08-20 ★★ 西原 理恵子/生きる悪知恵 正しくないけど役に立つ60のヒント (文春新書 868) まあ常識的でそんな力はいってないのがまるわかり。
2012-08-20 ★★★★ 蓼沼 宏一/幸せのための経済学——効率と衡平の考え方 (岩波ジュニア新書 〈知の航海〉シリーズ) 厚生経済学の入門書。セン先生のやろうとしていることがやっとわかった。すばらしい。
2012-08-21 佐々木 毅/マキアヴェッリと『君主論』 (講談社学術文庫) ちょこちょこ再読している。
2012-08-22 ★★★★ Christine Overall/Why Have Children?: The Ethical Debate (Basic Bioethics) 常識的な立場だが、いろいろ議論を紹介していて非常に有益。Kindle版はいろいろ問題があるので紙の方がよいだろう。しかしこのシリーズはすばらしいので買い集める必要があるだろう。
2012-08-24 ★★ イアン ハッキング/記憶を書きかえる—多重人格と心のメカニズム 長すぎて読めない。おもしろくもないので途中で放棄。
2012-08-25 大庭 健/いのちの倫理 ヨブ記とか読みながらオリジナルな「いのち」論をやる、という本。他の研究者の見解についてはほとんど議論されないが、まあオリジナルな思想家なのでそれはそれでよいのではないか。最後の脳死・臓器移植の部分はいろいろ問題があるだろう。基本的には小松美彦先生のラインを踏襲している。
2012-08-27 K. ライター/エスノメソドロジーとは何か この手のものとしては珍しく何を言っているのかわかる気がする。
2012-08-27 ★★★★ ジョン・ロンソン/サイコパスを探せ! : 「狂気」をめぐる冒険 サイコパスものはいつもおもしろいが、これはおもしろい。サイコパスそのものではなく、DSMやR.D.ヘアのチェックリストみたいなそういう他人を狂気みたいに見る態度ついての話。クリスチャンサイエンスの人々は、ヘア先生やDSMのスピッツァー先生御本人も登場。結論は、「「サイコパス」と言うのは「高血圧」と言うのと同じなのだ」。
2012-09-03 ★★ レナード・バーンスタイン/バーンスタイン わが音楽的人生 バーンスタインが書いた断片的な文章の寄せあつめ。ハーヴァードに出した卒論とかそれなりにおもしろいが、他はんのまとまりもない。まあ金出して買うものではない。
2012-09-04 Wesley Newcomb Hohfeld/Fundamental Legal Conceptions As Applied in Judicial Reasoning 図書館入れてもらった。
2012-09-04 真島 理恵/利他行動を支えるしくみ—「情けは人のためならず」はいかにして成り立つか 入れてもらった。ゆっくり中身読めないけど優秀な人だな。
2012-09-04 大坊郁夫/パーソナルな関係の社会心理学 進化心理学の方から攻めるタイプ。堅い教科書。
2012-09-04 ★★★★ 向後 千春/いちばんやさしい教える技術 それほど革新的とは言えないけど、教員は一度は目を通しておくべきだろう。運動スキル、認知スキル、態度スキルに分けて解説。「教えるゴールは具体的な行動になるように言いかえる」「「なんでそれくらいできないの?」はいかん」、フィードバック、叱らない、予期しないプレゼント。聴覚型と視覚型っていう類型はおもしろい。コーネル式ノートも出てくる。文章は小さなステップを踏んで書くことを教える。
2012-09-04 ★★★★ 小塩真司/性格を科学する心理学のはなし—血液型性格判断に別れを告げよう 丁寧に説明してあってわかりやすい良書。これソフトカバーにして値段半分ぐらいにしたらいいのに。
2012-09-06 ショーン・エイカー/幸福優位7つの法則 仕事も人生も充実させるハーバード式最新成功理論 典型的な自己啓発で読む価値がないっぽい。
2012-09-06 G. アウトカ/アガペー—愛についての倫理学的研究 キェルケゴールとかニーバーとか。古いっていうか実存主義っていうか。
2012-09-06 ★★★ 大坊郁夫/幸福を目指す対人社会心理学—対人コミュニケーションと対人関係の科学 『社会的スキル向上を目指す〜』は未整理な感じで感心しなかったんだけど、こっちはまずまず。大坊先生はいろいろ偉いんだな。
2012-09-06 ★★★★ 榛葉 豊/頭の中は最強の実験室: 学問の常識を揺るがした思考実験 あら、これはおもしろいわ。哲学関係者必読。もっと話題にしてあげたい。
2012-09-07 徳善 義和/マルティン・ルター——ことばに生きた改革者 (岩波新書) 昔の(黄表紙や緑表紙)の岩波新書みたいだと思ったらけっこうなお年の方であった。
2012-09-07 ★★★ 安彦 麻理絵/おんなのこの正体 なんか作家性がいまいちなんだよなあ。
2012-09-09 大栄出版編集部/なりたい!!作詞家 (プロフェッショナルライブラリー) 職業としての作詞家について。
2012-09-09 ★★ 相良 光紀/読めば解かる! 作詞術101の秘密+(プラス) 作詞するといいうことについてのエッセイであってハウツーではない。まあこういう感じか説教くさいなあ、みたいな。ははは。
2012-09-09 ★★ 上田 起士/よくわかる作詞の教科書 (ゼロからすぐに身につく本) 入門な感じ。でもちょっと冗長か。
2012-09-09 ★★ 藤田 進/作詞・作曲入門ゼミ—楽譜恐怖症でもだいじょうぶ!!編著者による添削付!! (はじめの一歩) これはあまりよくない。
2012-09-09 ★★★ 奥平 ともあき/君も今日から作詞家 誰にでもできる作詞講座 奥平ともあき 著 これはかなり分析的になってる。
2012-09-09 ★★★ 山岸凉子/ケサラン・パサラン 1 金の話は読んでるだけで気分悪くなる。お金もちはいいなあ。不動産屋になんかされそうになる話もやけにリアルだよなあ。
2012-09-09 ★★★★ 阿久 悠/作詞入門: 阿久式ヒット・ソングの技法 (岩波現代文庫) これは書いてる人が偉大すぎるな。もとは1972年ごろの本。これからさらに暴れるわけだからすごすぎる。
2012-09-09 ★★★★ 北村 英明/作詞のABC まあひととおり揃っている。素材、テーマ、起承転結、ストーリー、構成、ワンフレーズ、ボキャブラリー、タイトル。明喩、暗喩、リフレイン、倒置、呼び掛け、体現止め、対句、語呂あわせ、脚、擬人法、つみあげ。ハメコミの歌詞作成。読みなおしたけどけっこういい。2018/6/11
2012-09-10 小鹿 有紀/硬いからだもムリなく伸びる! らくらくストレッチ もちろん知ってるポーズと手順だけ。
2012-09-11 今井 道夫/生命倫理学の基本構図 (シリーズ生命倫理学) 島薗先生や加藤先生にはなんのために書いてもらったのか……
2012-09-11 倉持 武/脳死・移植医療 (シリーズ生命倫理学) 某先生から借りる。
2012-09-11 N/A/生殖医療 (シリーズ生命倫理学 第 6巻) 中絶まわりがない。
2012-09-12 ★★★ 金森修/動物に魂はあるのか 生命を見つめる哲学 (中公新書) 20世紀以降はむにゃむにゃってなってむにゃむにゃって終っている。結論は肉食とか必要な動物実験はしますが、動物をいじめるのはやめましょう。
2012-09-15 ★★★★ ジョー・ナヴァロ/FBI捜査官が教える「第一印象」の心理学 まあふつう。……いや、プラクティカルには良書だな。学生様に読んでもらおう。スキャンのためもう1冊買っておくか。
2012-09-16 ★★ 歩 りえこ/ブラを捨て旅に出よう 貧乏乙女の“世界一周”旅行記 (講談社文庫) マジキチ。っていうかある種の自傷。
2012-09-18 ★★★★ 呉茂一/ギリシア・ローマ抒情詩選—花冠 (岩波文庫) 読めない。と思ったら読める訳詩も作ってくれていた。
2012-09-18 ★★★★ 奥田 太郎/倫理学という構え—応用倫理学原論 ご恵贈いただきました。専門家向け。倫理学者は奥田先生にどう反論するかよく考えましょう。
2012-09-19 ★★★★ ボストン女の健康の本集団/女のからだ—性と愛の真実 (1974年) 重要かつ有名なOur Bodies, Ourselves の訳本だった。翻訳あるの知らなかったわ。訳者は秋山洋子先生たち。1970年代のセックスハウツー本、というのはおもしろいテーマな気がする。だれかやってほしい。
2012-09-23 高山 直子/愛と性の心理 (レグルス文庫) フロイトで勝手なことを言う。
2012-09-23 水野 健二/体が硬い人のためのヨガ Basic Lesson むり。
2012-09-23 ★ 岩淵宏子/ジェンダーで読む愛・性・家族 勝手な文学評論。つまらん。
2012-09-23 ★★★ 今井 芳昭/影響力を解剖する—依頼と説得の心理学 ちょっと古いし地味だけどまあしっかりしている。学生様には教師はほとんど影響力をもっていないようだ。
2012-09-24 小川 仁志/人生が変わる 愛と性の哲学 まとまりがなくてわかりにくい。
2012-09-27 ★★★★ N/A/PFU Happy Hacking Keyboard Lite2 for Mac 英語配列 USBキーボード Mac専用モデル ホワイト PD-KB200MA やっぱりこれ。
2012-09-28 ★★ ロバート. ロウランド・スミス/ソクラテスと朝食を 日常生活を哲学する まあ哲学っぽい雰囲気のおしゃれ系エッセイ。ベンヤミンとかアドルノとかバタイユとかラカンとかこういう感じで使えばそんな気にならん。そういう大陸な感じが米国人にはちょっとおしゃれなのだろう。米国じゃなくて英国だった。
2012-09-28 ★★★★ N/A/中高生のためのメンタル系サバイバルガイド 中高生のためというよりは教職員が問題をかかえた生徒にどう言えばいいか考えるためみたいな感じ。こういうのもっと必要な気がする。
2012-09-29 ★★★★ I. バーナード コーエン/数が世界をつくった—数と統計の楽しい教室 ピラミッドから19世紀の社会科学や医学まで。楽しめる。ジェファーソン、フランクリン、ナイチンゲール。アドルフ・ケトレとか知らなかった。
2012-10-06 尾崎真奈美/ポジティブ心理学再考 ポジティブ心理学というより震災とかトラウマ後成長とかスピリチュアリティとかそっち系の本。ぜんたいにヤバい感じがひろがっているがなんともいえん。私には評価不能。
2012-10-06 大谷 卓史/情報倫理入門 編集者の大谷先生ががんばったので買ってください。インターネットの歴史、情報の信頼性、ネットコミュニティーの特性、プライバシー、監視社会、MAD動画、機密情報、不正アクセス、ネットワーク管理者の倫理とか。
2012-10-06 ★★★ 田中 秀臣/偏差値40から良い会社に入る方法 偏差値60以下の大学教員はaazon中古で入手して一読ぐらいしておくべきだろう。学生様当人に読ませてももうひとつだろう。
2012-10-06 ★★★ 阿部 圭一/明文術 伝わる日本語の書きかた これはふつうの文章本。グッドだけどこれじゃないと、って感じでもない。
2012-10-06 ★★★★ T・ディースブロック/人はなぜ「死んだ馬」に乗り続けるのか? 心に働く「慣性の法則」を壊し、自由に「働く」ための26レッスン うまくいってなかったら馬乗りかえましょうという本。ネタ的には自己効力感とかそこらへん。読みにくくはないがちょっと長い。★一つは訳者の先生へ。がんばれー。
2012-10-06 ★★★★ Gerald M. Weinberg/ワインバーグの文章読本 文章の書き方というよりは、もとのごとの考え方、アイディアの出しかたの本。大学教員、大学院生、その他知的な作業で生きていこうとする人はマスト。
2012-10-08 ★★★ N/A/本当は怖い昭和30年代 〜ALWAYS地獄の三丁目〜 そうだったねえ、な感じ。2B弾とか73年ごろまで出回ってたような気がする。
2012-10-08 ★★★★ ブルーノ・S・フライ/幸福度をはかる経済学 http://www.aazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/0262062771/yonosukenet-22/ref=nosi の訳書。これ訳出してくれたのは偉い。訳文も立派。所得、失業、インフレ、格差、民主主義、自営とボランティア、結婚、テレビなどの影響とかがメイン。
2012-10-09 ★★★ エドアルド・ポーター/「生き方」の値段—なぜあなたは合理的に選択できないのか? 客観的でシンプルで速い記述でかえって読みにくかったり。「結婚の値段」はフェミニストの人は必読だろう。
2012-10-12 粥川準二/バイオ化する社会 「核時代」の生命と身体 なんでもバイオ化になってしまうのはちょっと。
2012-10-13 N/A/日経ビジネス Associe (アソシエ) 2012年 11月号 [雑誌] 紙の手帳使ってないのにうっかりこんなの買ってしまった。学生様に読ませよう。
2012-10-22 ★★★★ 佐藤 岳詩/R・M・ヘアの道徳哲学 いただきました。ありがとうございます。いろいろ疑問はあるけれども勉強になった。ほぼ全面的にヘア先生万歳なのが不満。もうちょっとヘアがやりのこした仕事にチャレンジしてほしかったけど、まあそれは次の本に期待。http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/ISE/japanese/publications/se28/28-14ikeda.pdfhttp://kansai-rinri.org/studies/43/iseda.pdf
2012-10-25 伊勢田哲治/生命倫理学と功利主義 (叢書倫理学のフロンティア) 買ってください。
2012-10-25 ★★★ 小谷野 敦/私小説のすすめ (平凡社新書) まあ情熱はわかる---------------------2014/6/25 一回読んでいるの気づかずに再読してしまった。「黒髪の似合う女」は好きだね。
2012-10-29 ★★★★ ニコラス・ディフォンツォ/うわさとデマ 口コミの科学 まずまず。いや、けっこうおもしろい。
2012-11-01 立岩真也/差異と平等 障害とケア/有償と無償 読めないし読めるところは内容が薄いと思われる。これより先に読むべき本はたくさんあるだろう。
2012-11-01 ★★★ 真野 俊樹/入門 医療政策 - 誰が決めるか、何を目指すのか (中公新書) うーん、まあなんかあれだ。
2012-11-10 田中 朋弘/文脈としての規範倫理学 倫理学の堅い教科書、という感じ。とにかく手堅い。
2012-11-12 ★★★ ジェインピルチャー/ジェンダー・スタディーズ (キーコンセプト) おや、これはしっかりしたフェミニズム/ジェンダー論の基本概念の解説本。
2012-11-16 ★★★ 山口 智美/社会運動の戸惑い: フェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動 資料集めて聞き取りしてたいへんな労作。でも部外者にはあんまりピン来なかったり。
2012-11-21 荒川 裕志/体が硬い人のためのストレッチ (PHPビジュアル実用BOOKS) まあもちろんほとんど知ってます。
2012-11-22 ★★★ 辻村 みよ子/代理母問題を考える (岩波ジュニア新書 〈知の航海〉シリーズ) 法的な記述はさすがに正確。Roe vs WadeからCassy判決までちゃんと書いてある。でも辻村先生がどう考えているかはわからない。ジュニア新書だから事実だけ書けば十分なのだろうが、淡々としすぎていてジュニアは読まないだろう。
2012-11-23 ★ 石井 裕之/コールドリーディング‾ニセ占い師に学ぶ! 信頼させる「話し方」の技術 (FOREST MINI BOOK) つまんない。
2012-11-23 ★★★ ジョン・W・カルヴァー/あるニセ占い師の告白 (FOREST MINI BOOK) こっちはそれなりに読める。
2012-11-23 ★★★★ N/A/MOTOROLA 日本正規品 ユニバーサル Bluetoothヘッドセット モトローラSF600 MOT-SF600 私が使ってるのはこれ。不満はない。耳につっこむチップを小さいものに変更する必要があった。
2012-11-24 ★ パメラ・メイヤー/しょっちゅうウソをつかれてしまうあなたへ エクマン先生その他を一般向けにしようとして失敗している。
2012-11-24 ★★★ アラン・ガーナー/たった1分間で相手を引きつける話し方13のテクニック まあ具体的でいいだろう。アメリカのハウツー物は誰でも読めるようによくできている。
2012-11-24 ★★★★ 小谷野 敦/日本恋愛思想史 - 記紀万葉から現代まで (中公新書) いつもと同じ書き方かあ。でも非常に勉強になる。ふとおもったが、人類が滅んだあとに火星人の生物学者が文献調査をおこなっているようでもある。2019/05再読。やはり情報量が多くてよい。圧縮されているが、大事なことは書いてある。
2012-11-27 伊藤 邦武/物語 哲学の歴史 - 自分と世界を考えるために (中公新書) こういうのはどういう人が読むのかな。専門家になりたい学部生ぐらいか。
2012-11-30 立岩真也/生死の語り行い〈1〉尊厳死法案・抵抗・生命倫理学 立岩先生のパートはいつも通り。有馬先生のところは安楽死許容の議論の紹介と検討としてグッドだが、ちと長い。
2012-11-30 ★★★ 村山 斉/宇宙は本当にひとつなのか—最新宇宙論入門 (ブルーバックス) ごくふつうの宇宙論みたいなのかあらはじまって暗黒やらヒモやら。すごいなー。わくわくする。もちろんわかんないけど暗黒物質が困ったものであることはわかった。こういう世界で研究している人は世界でどれくらいいるんかね。5000人か1万人か。ほんとはこういうのは風呂でゆっくり読みたい。
2012-12-01 小松 美彦/生権力の歴史—脳死・尊厳死・人間の尊厳をめぐって なにも納得できない。
2012-12-01 ★★ デボラ タネン/わかりあえる理由(わけ) わかりあえない理由(わけ)—男と女が傷つけあわないための口のきき方8章 (講談社プラスアルファ文庫) 前半はふつうのくだらない話なのだが、うしろの方の会話分析みたいなのはおもしろいところがある。
2012-12-01 ★★ 許 光俊/最高に贅沢なクラシック (講談社現代新書) コンサートホールで有名オケを聞く、とかってのはあっしにはかかわりのないことでござんす。
2012-12-02 伏見 憲明/欲望問題: 人は差別をなくすためだけに生きるのではない 伏見先生は偉い。
2012-12-02 橋本秀雄/性を再考する—性の多様性概論 三重大の講義録。要有紀子・水島希「セックスワークという問題提起」が収録されている。
2012-12-02 ★★★ 石渡 嶺司/なぜ学生の9割は就活に疲れるのか—~みんなの就活ヒサン日記~ よくわかっている。
2012-12-02 ★★★ 吉川 徹/学歴・競争・人生: 10代のいま知っておくべきこと (どう考える?ニッポンの教育問題シリーズ) しっかりしたデータにもとづいた本。意識の高い高校生向け?社会学ってのはこうあってほしい。
2012-12-02 ★★★★ 安藤 寿康/心はどのように遺伝するか—双生児が語る新しい遺伝観 (ブルーバックス) ダーウィンとゴルトンの写真からはじまる掴みはすばらしい。内容もしっかりしていて(もちろん10年以上前だから分野的には古いのだろうが)、行動遺伝学とかでいろいろ気になっていたことがきれいに説明されている。ブルーバックスすげー。遺伝よりもむしろ環境について考えたり。「将来はわからない」という節の最後は「少なくとも遺伝であっても可変性があるということを知っていれば、現時点で自分の持っている性質だけで、自分の将来を決めつけてしまうという過ちから逃れることができる。遺伝的な影響とは、静的なものではなく、ダイナミックなものなのだ。」p.133
2012-12-03 ★★★★ みなもと太郎/風雲児たち 1 (SPコミックス) おもしろいじゃないか。ちょっとづつ読もう。ただ、私は東北の人間なので西国の人々に対してはあまり共感できない。
2012-12-05 カール R. ポパー/歴史主義の貧困—社会科学の方法と実践 読めない。なんか英語で読んだ方が早いような気がする。
2012-12-05 ★ ルー マリノフ/考える力をつける哲学の本—人生の問題解決力を高める! 哲学とは関係ない自己啓発。
2012-12-05 ★★ シェア ハイト/なぜ女は女が嫌いなのか—もっと上手につきあう知恵 たいへんだな。後半はレズビアンで行こう、みたいな話になる。
2012-12-05 ★★ 牧野 江里/女子の保健体育 ありがちな本。
2012-12-05 ★★★★ 相原 林司/漢語のすすめ—日本語の豊かな表現のために (有斐閣新書) おもしろい。「クリスタル族やサンゴ族の幅を利かす現代」においても、「ナウい外来語や外国語」だけでなく漢語も使いましょう、みたいな本。勉強になる。
2012-12-07 ★★★ 石原 壮一郎/大人養成講座 (扶桑社サブカルPB) 「世間話の仕方」みたいな「大人」の暗黙のルールをぶちゃけてる。学生様に読ませようかな。
2012-12-08 ★★★★ みなもと太郎/風雲児たち 2 (SPコミックス) クォリティ高けえ。
2012-12-08 ★★★★ みなもと太郎/風雲児たち 3 (SPコミックス) 保科正之がかっこよすぎる。江戸幕府はスーパー統治マシーンなのか。
2012-12-08 ★★★★ みなもと太郎/風雲児たち 4 (SPコミックス) 読んでしまった。青春というか中年群像ものがはじまった。
2012-12-09 シャノン ベル/売春という思想 (クリティーク叢書) 読めない。
2012-12-09 イブ・コゾフスキー セジウィック/クローゼットの認識論—セクシュアリティの20世紀 読めない。
2012-12-09 ダナ ハラウェイ/猿と女とサイボーグ—自然の再発明 読めない。
2012-12-10 ★★★ アーロン・ハス/ティーンエイジSEX—驚くべき性行動 (1980年) (ワニの本) ワニの本なつかしいなあ。これ出たとき読んでるような気がする。まあ奈良林先生も活躍した。これはとてもエッチでした。
2012-12-10 ★★★★ みなもと太郎/風雲児たち 5 (SPコミックス) 読んでしまった。
2012-12-11 ★★★★ みなもと太郎/風雲児たち 6 (SPコミックス) 読んでしまった。怪人始末記。
2012-12-11 ★★★★ みなもと太郎/風雲児たち 7 (SPコミックス) 難破したり火山噴火したりして飢饉が来るだ!
2012-12-12 真鍋 昌平/闇金ウシジマくん 14 (ビッグコミックス) 中年になったら身だしなみはちゃんとしないとなあ。
2012-12-12 真鍋昌平/闇金ウシジマくん (16) (ビッグ コミックス) 私もオサレ皇帝をめざすか。
2012-12-14 片山 杜秀/別冊「本」ラチオ SPECIAL ISSUE 思想としての音楽 ひさしぶりのスノビズム。まああんまり関係ない。
2012-12-14 ★★ 中山昌亮/不安の種 1 一話が短かすぎてそれほどよくない。
2012-12-14 ★★★★ Nicholas Power/The Philosophy of Sex: Contemporary Readings 第6版。老舗の有名論文アンソロジー。基本。ソーブル先生からパワー先生やハルワニたちに受け渡された感じかな。それによってLGBT関係とか充実。
2012-12-14 ★★★★ みなもと太郎/風雲児たち 8 (SPコミックス) 東北の話も北海道の話もぜんぜん知らなかった。
2012-12-15 小川 隆夫/となりのウイントン 小川先生のアメリカ留学時代の思い出。行動力すごい。
2012-12-15 ★★ 二村 ヒトシ/すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂) 本文がゴシック体と明朝体が半々とかで読みにくくて読めない。
2012-12-16 ★★★★ 山田 卓生/私事と自己決定 当時は名著だった。90年代の「自己決定論」とかの元祖。
2012-12-16 ★★★★ 安藤 寿康/遺伝マインド --遺伝子が織り成す行動と文化 (有斐閣Insight) 最新の知見の紹介。あとちくま新書の『遺伝子の不都合な真実』に書いてる話を詳細にしたもの。ただし10年前のブルーバックス『心はどのように遺伝するか』の方が書き方はおもしろいのでいっしょに読みたい。でも10年でずいぶん進んでんだなー。
2012-12-17 ★★★ みなもと太郎/風雲児たち 9 (SPコミックス) 勉強している。この巻は焦点があまりさだまってない。
2012-12-17 ★★★★ みなもと太郎/風雲児たち 10 (SPコミックス) みんな苦労していてたいへんだ。
2012-12-20 ジェンダー法学会/講座 ジェンダーと法 3 暴力からの解放 性暴力とポルノの2本読んだけど旧態然としていると思う。
2012-12-20 ★★★★ みなもと太郎/風雲児たち 11 (SPコミックス) 高山彦九郎という人がどういうひとなのかやっとわかってきた。
2012-12-22 ★★★ みなもと太郎/風雲児たち 13 (SPコミックス) シーボルト先生活躍。
2012-12-22 ★★★★ みなもと太郎/風雲児たち 12 (SPコミックス) 光太夫は帰ってきたが子平も彦九郎も退場。伊能忠敬活躍。「先駆者とは言いだしっぺの異名なのだ」
2012-12-22 ★★★★ みなもと太郎/風雲児たち 14 (SPコミックス) 平八郎大暴れ。
2012-12-25 ★★★★ 酒井 聡樹/生き物の進化ゲーム —進化生態学最前線:生物の不思議を解く— 大改訂版 大改訂されてる。すばらしい良書なんだけど、文献表がついてないのは困るなー。
2012-12-25 ★★★★ みなもと太郎/風雲児たち 15 (SPコミックス) やっと風雲児たちが動きはじめた。蛮社の獄です。
2012-12-25 ★★★★ みなもと太郎/風雲児たち 16 (SPコミックス) 盛り上ってまいりました。善玉悪玉もはっきりしております。
2012-12-26 ★★ 水野 敬也/ウケる技術 (新潮文庫) なかなかよく分節化されてるが、会話例が寒くて最後まで読めない。男は悲しい生き物だ。
2012-12-26 ★★★★ みなもと太郎/風雲児たち 17 (SPコミックス) ジョン万次郎登場。
2012-12-26 ★★★★ みなもと太郎/風雲児たち 18 (SPコミックス) 金さん大活躍。
2012-12-26 ★★★★ みなもと太郎/風雲児たち 19 (SPコミックス) 高野長英先生は善玉ではないですなあ。悪玉とも言いがたい。
2012-12-26 ★★★★ みなもと太郎/風雲児たち 20 (SPコミックス) 長英先生も御陀仏。いやー勉強なった!私も世のため人のためになにかしたいが、まあ無理はしません。続きの「幕末編」はまた来年。
2012-12-28 ★ 上野 千鶴子/快楽上等! 3.11以降を生きる もう対談なんてので金をとれる時代ではない。
2012-12-29 ★★★★ 松田洋子/相羽奈美の犬(全) (ビームコミックス) あいかわらずわかりにくいというかマンガの文法みたいなのがわかってない人だよな。でもまあ情念に★一つ。
2012-12-29 ★★★★ N/A/Hartke A25 hartke A25 買ってしまった。よいではないか。
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