Leiter Reports: A Philosophy Blog: Best introductory texts in moral philosophy?
倫理学の教科書のお勧めについてレイチェルズの本が高すぎるという指摘が。 https://t.co/irqXdzUEHM— 児玉聡 (@s_kodama) December 17, 2019
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Leiter Reports: A Philosophy Blog: Best introductory texts in moral philosophy?
倫理学の教科書のお勧めについてレイチェルズの本が高すぎるという指摘が。 https://t.co/irqXdzUEHM— 児玉聡 (@s_kodama) December 17, 2019
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私、正直なところこういうブログ書いてて、ネットの一部ではアンチフェミやらミソジニーやら言われてるかもしれないんですが、それは誤解で、商売がらもあって特に女子の安全・健康と社会進出には強い関心をもっています。むしろ女性応援。女性は神様です(お客様は神様と同じ意味で[1]トレンドは生涯学習なので、若い女性には限りませんよ!)。
最近、女性の声の出しかたがどうのこうの、っていうの見たんですが(そういうのばっかり)、女性も男性も社会でうまくやってくための技術っていうのは、やっぱり学ぶものだと思うんですよね。男性もそういうの学ばないとならんと思うし。下の本は男子が読んでもものすごくおもしろいはずです(私はどこでもうまくやっていけないので日々勉強してます!)。
以前その手のビジネス書をあさってた時期があったんですが、まずはこれが偉い本なんですね。
これは原著は1970年代に出ていて、女性がビジネスの社会で本気で働きはじめたときにぶつかるいろりろな問題(会議での発言、派閥でのたちまわり、セクハラもどきや上司からのお誘いを含め)をいろいろガイドしていて、いまとなっては古い記述もありますが、えらいものです。
この本は影響力があったらしく、その後多くの女性ライターの人々がオマージュしてますね。最近日本でも、私が好きな勝間和代先生が最初に「ハラガン先生に捧ぐ」みたいなの書いてました。
アメリカ国内でもそうした本は多いようで、↓の本とかそれぞれおもしろい。
政治的にはあんまり正しくないかもしれないが、ある種の女性とある種の男性には役に立つかもしれない。男はルールについて議論するのを好むとか。男のルールは(1)できるふりをする、(2)自分を強く見せる、(3)つらくても継続する、(4)感情的にならない、(5)アグレッシブになる、(6)戦う、(7)真のチームプレーヤーになる。女性の欠点は(1)失敗を恐れる、(2)消極的、(3)優先順位をつけられない。
まあこれも男のルールと女のルールの話。『7つのルール』と同じようなものだが、わざわざ買って読むならこっちの方がいい。
ある日のこと、上層部の会議の席で、二人の男性重役が激しい口論を始めました。思わず止めに入りたくなるほど、口汚いやりとりでした。ところが会議が終わると、その重役がもう一人のほうを向いて、親しげな声でこう言ったのです。「ビールでも飲みに行こうか」私はびっくりしました。二人がそんなに早く頭を切り替えて、普通の会話を始めるなんて思いもよろなかったからです。このとき私は、男の世界は私たち女の世界とは違うのだと気づきました。
ほとんどの女性にとって、会社とは男性が先住民である「外国」です。
↓の本は雑誌『ミズ』とかで働いてた人が書いたもので、現代的になってると思います。
最近いちばん感心したのがこの↓の本です。これはビジネスだけでなく、政治の世界とかで活躍するための手引き。話し方だけでなく、服装、表情、ジェスチャー、批判への答え方、SNS対策、テレビでのうつりかたなど、ことこまかに説明してくれていて、やっぱりアメリカさんには勝てないなと思いました。ヒラリー・クリントンになる方法、なんだけど、最後の方に私の好きなエレノア・ルーズベルト先生が出てきてちょっと感動した。ぜひ読んでみてください。
「日本のジェンダーギャップ指数は〜」とか「職場の差別が」「女性の政治参加が少ないのは差別や偏見のせいだ」とかってやるのもいいけど、こうしたプラクティカルな知識と技術を広めていきたいと思います。
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References
↑1 | トレンドは生涯学習なので、若い女性には限りませんよ! |
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プラトン先生の『饗宴』は絶対に一回は読まないとならない。いろんな訳があるので、まあ好きなので読めばいいと思う。文庫本でいいでしょ。光文社の中澤先生のは注とかも豊富だし、いまのファーストチョイスだと思う。京大出版会の朴先生のも注釈が便利。一般に翻訳は最初は新しいのを手に入れておけばよい。国内では「なんでもとにかく岩波文庫」って雰囲気があるけど、古いのも多いしねえ。
偉い先生は多いけど、現在のプラトンの権威は納富先生なんだと思う。これは手に入りにくいけど、Kindleあるんだったかな。
でも、専門の先生たちの解説では、なんかプラトン先生の下品なところ、エッチなところ、ごくごく身体的なところ、実感に即して身も蓋もないところが削られちゃって、すごく理想的な感じになってて私あんまり納得してないんすわ。専門の先生ももっと下品なことを書いてほしい。でもギリシア語も読めない人間があれしてもしょうがないので権威にしたがってください。
納富先生のも、美知太郎先生のも、なんか私が読んでるプラトン先生の生々しい感じとはずいぶん距離がある。私が下品なだけか。パイドロスも文庫でいいと思う。こっちは『饗宴』よりさらに読みにくいねえ。
あ、以前の読書案内では紹介したんだけど、セックス哲学史を勉強するときは全体としてブラックバーン先生のを読んでおくべきだとおもう。
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女子大の講義でセックス哲学史みたいなのやってるんですが、回ごとの学生様向け読書案内をなるべく掲載してみたい。実は前にも書いてるんだけど、時代別に分けてみましょう。
古い文物は文字だけではイメージがつかめないので、ぜひヴィジュアル本を読みたい。人の名前おぼえるにはとにかく顔を見るのがよい。とにかく歴史については、ヴィジュアルから攻める。もちろん映画とか見るのもよい。
他にも「ふくろうの本」「とんぼの本」シリーズなどのヴィジュアル本は見てておもしろいので、ヒマがあれば図書館でめくってみてもらいたいものです。文字だけの本とはぜんぜんおもしろさが違う。
いろんな本で紹介されている。「本当の」「正しい」ギリシア神話、というものがあるわけではなく、後代の人々が勝手にいろんな話を付け加えている形で広まっているので、適当に読めばよい。たとえばこういうのでいいだろう。
あらかた知ってる人は、シシン先生の本を読むと「そうなのかー」ってのがあるはず。
まあこういうの眺めるのがいいんすよ。神話勉強しつつ美術も勉強し、さらにエッチな好奇心もそこそこ満足させられる。
岩波文庫ので読めばいいと思うけど、若干読みにくいし長い。
むしろこういう少年少女向けに翻案されたもので楽しみながら概略を知ればよいと思う。
サッフォーの恋愛詩は岩波文庫の呉茂一訳『ギリシア・ローマ抒情詩選』にはいってます。
沓掛良彦先生の解説がすばらしい。この先生はほんとうにすばらしい学者なので、文学に興味のある人は片っ端から読みたい。
サッポー先生の女子コーラス学校(宝塚みたいなものか)を舞台にしたマンガおもしろい。
この本が定番。
上の『エーリンナ』でもちょっとだけ描かれてる。
難しい話をする人たちの間では、ハルプリンの『同性愛の百年間』というのがよくひきあいに出されるけど、江口はおすすめしない。それよりまず↓みたいなの読むべきだと思う。フラスリエール先生のは1960、レスキ先生のは1976で古いんだけど、それでも読むべき。
これは名著だった。ギリシア神話から叙事詩、抒情詩、悲劇・喜劇といろいろな形式でのエロスや「アプロディテの営み」を考察してくれる。
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某授業用のブックガイド。作成中。
現在の性風俗産業の実態をおそらくかなり正確に描いているのはおそらく中村敦彦。ただしかなりクセのあるジャーナリストではあるので注意も必要か。数が多いが、どれか1冊読めばよいだろう。 続きを読む
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大学の授業やゼミでスライドを使った「プレゼン 」させられることも多くなっていると思いますが、その参考書を3冊。
一般に、この手の「ハウツーもの」を読むときは1冊をじっくり読むより、3冊ぐらいさっと目を通して共通しているポイントを頭に入れるのが効果的です。
まずはこの『コクヨの1分間プレゼンテーション』読むとよいと思います。スライドを使ったやつだけじゃなく、会社の朝礼なんかでちょっと人前で話すコツみたいなのがわかります。
本格的な研究発表とかはこれかなあ。
この「サイエンス・アイ新書」はかなり優秀なシリーズなので、いろいろめくってみるとよいと思います。
日本の雰囲気とは合わないところもあるのですが、派手で印象に残るやつをやりたい場合はTEDトークのも読んでおくとよいでしょう。これは強力。
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