牟田先生たちの科研費報告書を読もう (4)

上野千鶴子先生が「嘘はつかないけど不利になることは隠す」とか発言しているのが発見されて、ツイッターの学者研究者界隈に動揺が広がってるようですが、まあそういう感じありますよね。特にフェミニズム/ジェンダー論まわりでは目につく。というか、昔からフェミニズムまわりではつらい経験をすることが多かったのですが、「嘘は書かないけど自論の不利になることにも言及しない」ぐらいの原則でやってるのだと思ったら理解しや […]

ブックガイド:性暴力に関するフェミニスト文献古典

某授業用ブックガイド。作成中。 とりあえず若い女性・男性には以下の2冊読んでおいてほしい。 デートレイプってなに?―知りあいからの性的暴力 (10代のセルフケア) posted with amazlet at 16.07.19 アンドレア パロット 大月書店 売り上げランキング: 698,085 Amazon.co.jpで詳細を見る 女子のための「性犯罪」講義―その現実と法律知識 (Social […]

若林翼先生の『フェミニストの法』読んでみる。

フェミニストの法―二元的ジェンダー構造への挑戦 作者: 若林翼 出版社/メーカー: 勁草書房 発売日: 2008/02/22 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 51回 この商品を含むブログ (7件) を見る 気鋭の若手法学研究者*1。私は若手研究者が好き。若い人は覇気があり勉強していてすばらしい。気になったとこだけいつものように重箱の隅。 〔ポルノに反対する〕第二の議論は、ポルノグラフ […]

rational と reasonable

ふつう「合理的」と訳されるrationalとreasonableの区別ってのは 、ほんとにわからん。 おそらくrationalってのは、ある目的があるときにそれを達成するのにもっとも効率的な手段を選択することについていわれる性質で、reasonableはもっと広くて、なんらかの「理にかなっている/道理にそってる」。もちろん、その「理」「道理」がどんなものかは難しいけど、まあぶっちゃけ、「理性的な人 […]

角田由紀子先生の強姦事件判決批判

(3エントリに分けていたものを統合しました。) これはよい本だなあ、と思っていたのだが。 次に詳しく紹介する1994年の東京地方裁判所の判決は、強姦罪の被害者になりうるには、貞操観念が強固であることを求めているといってよい。「被害者資格」と呼んでもよい。(p.189) 判決は無罪の理由の一つに被害者の証言が信用できないことをあげている。信用できない理由の一つとして、この女性に大きな落ち度があったこ […]

性=人格論とか

セックスやセクシャリティまわりの社会学や哲学まわりというのはほんとうに難しい。私の頭が悪いからなのだろうが、よくわからない議論が多くて困る。 今日は「性と人格」まわりの議論を見てみようとしたのだが、これがまた泥沼。自分用にちょっとだけまとめを作っておく。 「性=人格論」という言葉がある。この「=」をどう発音するのかが非常に気になるのだが、まあそれは置いといて。華やかな人々がこの「性=人格」論をやっ […]