教員生活 レポート提出の工夫: 提出レポートはPDFで全員に公開する そういや、この「教員生活」シリーズあったの忘れてましたわ。レポートのコピペとかっていうのはいまだにSNSでは話題ですが、まあそれは出題が悪いですわね。やはりコピペできないような出題したいとかってのは思ってます。 2016.09.04 教員生活
セックスの哲学 「レイプ神話」での性的動機 (11) おまけ: 「定説」とミル先生のお説教 私はフェミニズム思想みたいなのに魅力も感じれば反発も感じていて、まあだらだら読んだり駄文書いたりしているわけですが、今回みたいに「性欲では支配欲」みたいなフェミニスト的スローガンが「定説です」という形でネットや論文で出回るのを見るとき、いつ... 2016.09.01 セックスの哲学
セックスの哲学 「レイプ神話」での性的動機 (10) おまけ:勝部元気先生の「性暴力欲」 勝部元気先生という先生がいて、いろいろネット上で物議を引き起こしているようです ((このあと余計で失礼なこと書いてました。すみませんすみません。)) 。今回はレイプと性欲の関係ということで、このシリーズのいきがかり上コメントしないとしょうが... 2016.08.31 セックスの哲学
セックスの哲学 「レイプ神話」での性的動機 (9) 性欲説と支配欲説、どっちが役に立つ? もうあんまり資料めくる気がなくなっているのですが、まあレイプの「動機」(原因というよりは動機)は性欲って考えるのが実証的ではあるようです。でもここで思弁的に、「レイプの主な動機性欲」って考えるのと、「支配欲だ」って考えるのと、どっちが性犯罪... 2016.08.30 セックスの哲学
セックスの哲学 「レイプ神話」での性的動機 (7) だらだら んでまあ、もうちょっとコメントしておくと、実際のところは「レイプとセックスは無関係」みたいな言い方をする人はあんまりいないんですよね。レイプとセックスは関係があるのはまあ主流派フェミニストの人も認めるはずですわ。我々のなかの一部の人は社会の... 2016.08.29 セックスの哲学
セックスの哲学 「レイプ神話」での性的動機 (6) レイプ神話批判の研究への影響 というわけでうまくまとめられなかったので、ぜひ紹介した本読んでください。とにかくまず『人はなぜレイプするのか』がいいと思う。まだ古びてない。 2016.08.29 セックスの哲学
セックスの哲学 「レイプ神話」での性的動機 (5) 21世紀ではどうなってるの? 「レイプの動機は性欲ではなく支配欲」っていうのはちょっとやばくて、これ自体は新しい神話とでも呼んだ方がいいかもしれない。いろいろ悪影響があるので注意してください。 2016.08.29 セックスの哲学
セックスの哲学 「レイプ神話」での性的動機 (4) ブラウンミラー先生の支配欲説と反論 ともあれ、マッケラー先生の『強姦』はアミル先生の研究を参照して議論が進められていて、内容的には穏健っていうか今読んでもそんな違和感はないです ((実は、アミル先生のもマッケラー先生のも、白人と黒人で文化を論じて分けていて、それはものすごく違... 2016.08.29 セックスの哲学
セックスの哲学 「レイプ神話」での性的動機 (3) 原因と動機、アミル先生の行動主義 マッケラー先生は、レイプの「原因」causeって言葉を使ってます。この「原因」ってのは哲学的なネタを豊富に含んでいておもしろい概念ですよね。 2016.08.29 セックスの哲学
セックスの哲学 「レイプ神話」での性的動機 (2) レイプ犯は飢えてない まあ今回こんなん書いてるときにちょうど報道が大きめの事件があったので、マッケラー(マックウェラー)先生読みなおしたんですが、彼女の本では、「レイプの原因は性欲ではない」とは主張されていないんですね。 2016.08.29 セックスの哲学
セックスの哲学 「レイプ神話」での性的動機 (1) レイプ神話って何 重大な性犯罪が起きると、きまってSNSには「レイプが性欲によるものだというのは神話」「レイプ神話はいまだに社会にはびこっている」「レイプは性欲が原因ではない、支配欲が原因」みたいな書き込みがなされて広まるっていう傾向があるように思いますが、... 2016.08.29 セックスの哲学
セックスの哲学 ブックガイド:進化と倫理関係 某授業のためのおすすめブックガイド。作成中。人類の進化という観点から、利他性やら道徳やらを説明しようってのは今大流行中できりがない。こういうのから読みはじめるとよい。 2016.07.22 セックスの哲学読書
読書 ブックガイド:表現の自由と「わいせつ」 某授業用ブックガイド。作成中。表現の自由一般については以下の2冊。国内の「わいせつ」表現については以下のものが簡便でわかりやすい。あとは「わいせつ表現」と憲法上の権利については堅い本が山ほどある。奥平康弘先生あたりが90年代ごろの権威らしい... 2016.07.19 読書
セックスの哲学 ブックガイド:性風俗産業の実態に関する書籍 某授業用のブックガイド。作成中。現在の性風俗産業の実態をおそらくかなり正確に描いているのはおそらく中村敦彦。ただしかなりクセのあるジャーナリストではあるので注意も必要か。数が多いが、どれか1冊読めばよいだろう。 2016.07.19 セックスの哲学読書
セックスの哲学 ナカニシヤ出版「愛・家族・性の哲学」を読みましょう (7) 相原征代「「男女不平等」としての結婚:日本とフランスの比較から」フランス人は結婚しなくなってますが、日本人の学生様はいまだに結婚結婚言ってます、みたいな話。読みやすい。でも私が思うにこの論文はかなり注意が必要だと思う。(実はこのシリーズが授... 2016.07.17 セックスの哲学
セックスの哲学 ナカニシヤ出版「愛・性・結婚の哲学」を読みましょう (4) 2巻目の「性」に入ります。この巻、愛じゃなくてどろどろの行為としてのセックスの話になるのかな、と思ってたら、ジェンダーや性自認の性別にかかわる話が多くて最初ちょっととまどいました。でもまあそういう考え方もありますわね。 2016.07.16 セックスの哲学
セックスの哲学 ナカニシヤ出版「愛・性・結婚の哲学」を読みましょう (2) 福島知己「恋愛の常識と非常識:シャルル・フーリエの場合」実は刊行前に目次出たときから一番楽しみにしてたのがこの論文で、フーリエの『愛の新世界』っていう奇怪な大著の翻訳者本人のよる解説っていうか部分的紹介。 2016.07.16 セックスの哲学読書