ブラウザのブックマークにあった http://www.twu.edu/counseling/self-help-library.asp の「ストレスを減らす52の方法」 を勝手に超訳してみる(著作権とかいろいろあるのでよい子は真似しちゃいけません)。テキサス女子大学のカウンセリングセンターが作っている文書らしい。まあ女子向けだわな。
これの一部はGTDの偉い人が紹介していて、そっからブックマークしたような気がする(みつかったら補完するです)。こういうのは簡単な英語で書かれているので自分で読んでみるのがたのしい。原文と訳文みてどこが超訳なってるかも確認してみてください1。50個以上あるのでちょっとずつ。
- 朝15分早く起きる。朝やらなきゃなんないことのストレスが減るよ。
まあそうですな。女の子は特にいろいろやることあるからね。私は起きて3分後に外出して、20分後に学校いたりできますが、女子はそうはいかんでしょう。でも学生のうちぐらい布団と仲良くしてもいいかもしれん。
- 夜のうちに朝の準備しておく。朝御飯用意しておく、昼のお弁当作っておく、着るものを選んでおく。
えらいですね。小学生のときに教えられましたね。でもあのころはその意味がよくわからなかったですよね(あと貯金とかね)。私はいまだにできません。まあ女子が着るものを前日に選べるかどうかはわからんですけどね。私は毎日同じものを着ているので準備しなくても大丈夫。
あと、朝御飯は非常に重要です。寝起き悪い人もとにかく口になんかつっこめば動けますよ。
- 自分の記憶力を信用しない。約束、クリーニングの仕上がり日、図書館の返却日とか書き留めておく。
この「メモする」は非常に重要です。人生すべてがこれにかかっているといってもよいくらい。
- あとでウソをつかなきゃならなくなるようなことはしない。
これはカウンセリングセンターらしいよいアドバイスですな。まあ完全に実行するのは無理だろうけど、確実なアドバイスです。うまい嘘やごまかしはかなり特殊な技術が必要で、技術のない人には負担になってしまい、嘘で得た利益なんかをはるかに上回る。まあこれは誰でも知ってることだけどね2。
- 鍵のたぐいはぜんぶコピーつくっておく。家の鍵の場合、庭とかの秘密の場所に隠しておく。合鍵を財布に入れておく。
私も鍵ではかなりストレスを感じてました。家の鍵を研究室に忘れて帰ったりして大家さんに「すみませ~ん」とかよくやった。すごくストレスになる。いまは鞄にスペアがはいってます。あと研究室から帰ろうとするときに鍵がない、ってのがよくあってこれは帰りたいのに帰れなくて(守衛さんに鍵返さないと帰れないのです)、ムキーっとなって死にそうになってた。これも今はドアにマグネットのフックをつけてつるすようにして改善したけど、いまだに問題が起こることがある。ポストやマットの下とかよくある場所に鍵置いとくと泥棒されたり強姦されたりすると思う。財布がいいんじゃないかな。あと、財布はバッグにいれっぱなしにしないことね。なぜ女子がそうするのか私には理解できない。いや、落とした財布に学生証とかはいってて住所がわかっちゃうとやっぱり泥棒されたり強姦されたりしますな。わからん。財布落としたら散弾銃かバールのようなものでも用意して迎撃したらどうか。
- 壊れる前にメンテナンスしておく。車、電気製品、部屋、人間関係なんかが最悪の局面」で壊れにくくなる。
まあ人間関係とかそれができれば人生不幸が減るよね。このエントリ、「「最悪の局面」で壊れにくくなる」ってのが気がきいていて、どういうものも、突発事件とか不慮の事態とかが起きたときに壊れるものなんよね。ヒビがはいってもなかなか壊れないものがそういうときに壊れる。
- 待つ準備をしておく。文庫本を持ちあるけば、郵便局の行列で並んでても平気。
iPodとかもいいですなあ。大学生がバッグに本を入れてないってのはもうそれだけでだめですなあ。
- 先延ばしはストレスになる。明日したいと思うことも今日やりましょう。今日やろうと思っていることは、いますぐやりなさい。
非常に重要。おそらくこのリストで一番重要かも。このprocrastination ぷろくらすてぃねーしょんってのはよく使うので覚えておきましょう。長々としているのがいかにも先延ばししている感じでいいよね。 “Procrastination kills.” は「先延ばしはあなたの寿命を縮めます」と覚えておく。実行は非常に難しい。デキル人とデキナイ人を分ける一線。すぐやるコツをおぼえたら先延ばししないですぐに私に教えてください。
- 先のことを計画すること。車のガソリンが1/4しかないことにならないように。釘は「予備の箱」に入れておく。バス回数券がなくなったり、切手がなくなったりしないように。
これも難しい。某バスに乗って小銭がなかったときが一番つらかったね。某先生から回数券めぐんでもらった(ので、もう一生子分あつかいされるかもしれん)。
- 調子悪いものを我慢しない。目覚し時計、財布、靴紐、車のワイパーなどは消耗品なので、修理するか新しいものを買う。
これも非常に重要! インクの出が悪いペンとか、途中で止まったり起動が遅いコンピュータとか、迷わず捨てる。特にWindows PCとWORDやExcelは凶悪なストレッサーなので私は使いません。人生の何分の一かをマイクロソフトに破壊されました。PowerPointは許す。
だめなボールペンとマイクロソフト製品捨てれば人生がずっとよくなる。
このエントリ、「壊れる前にメンテ」との関係が興味深いですね。調子悪いなら捨てるかメンテするか。これもテツガク的に考えたくなりますが、目をつぶりましょう。
- 約束の時間の15分前に到着する。空港へは1時間前に。
都会では交通の便がいいけど。私はわりと約束の時間を守る方です。携帯があるから遅刻してOKってのはぜったいにダメね。
- カフェインを控えるかやめる。
これは意外に重要なのね。カフェインとりすぎるとイライラするのよ。カフェインは見方によってはドラッグというか向精神薬でね。日本はお茶とかコーヒーとかないとなにもはじまらないけど、ある種のドラッグ文化だわな。アメリカはわりとカフェインを嫌う人びとがいて(宗教的な理由もあるんだけど)、安いホテルなんかでも必ずカフェイン抜きのインスタントコーヒーが用意されてる。でも私は好きだからやめられないけど。タバコもストレスを増やす。1時間吸えないかったり、禁煙の場所だとイライラする。タバコがストレス解消になるとかってのはほぼ嘘。ましてへんなドラッグやら痩せ薬やらはぜったいやっちゃだめ。
- 「~の場合には」という予備の計画を立てておく。「もし私かあなたのどっちかが遅れたら~することにしましょう」「デパートではぐれたら、~で会いましょう」。
まあ基本ですな。
- 理想を低くする。今週末に芝刈りができなくたって、世界が終るわけじゃありません。
芝生があるなんていいですね。これ、「すぐやる」と矛盾しているような気がするけどね。
- ポリアンナ・パワー! なんか1個悪いことがあったら、おそらく10~50個ぐらいいいことがある。数えてみて!
「ポリアンナ」はエリノア・ポーターの小説『ポリアンナ』の主人公らしい。日本じゃほとんど読まれてないよね。私も名前は知ってるけど実際には読んだことないです。『赤毛のアン』のアンとはちょっと違うようだ。アメリカ風楽天主義?私はそういう考え方はできませんなあ。平和な1日に対して30日ぐらい地獄。
もらったコメントによれば、「ポリアンナ」はアニメになってるそうな。いやはや、オヤジっていやーね。
- 質問しましょう。指示を復唱したり、他の人があなたに何してほしいかをたずねたりすると、時間が節約できます。(「急がばまわれ」)
私、道に迷うこと多くて、道順聞いてもよくわからないのに「はあはあ、そうですか、どもども」とかいって歩きだしちゃってまた迷うんよね。馬鹿だから。だから、知らない街を歩くのは嫌い。
- 「ノー」を言うこと。時間やエネルギー使う余裕がないとわかっている余計な予定、社交、招待なんかに「ノー」と言うには、練習も必要だし、自尊心も必要だし、誰だってリラックスしたり一人になったりする時間が必要だとわかっている必要があります。
- 電話線をぶっこ抜きましょう。ジャマされずに長風呂したり、考え事したり、寝たり、読書したりしたくないの?なんとかがんばって電話から離れましょう。(あこがれているだけの男の子からいきなりデートの誘いの電話がかかってくる可能性はほとんどゼロです。)そうじゃなきゃ留守電にしときましょう。
この訳はうそです。まあ今なら「携帯の電源切りましょう」「PCシャットダウンしましょう」だわな。まあ電線使った電話から携帯になって女子大生の電話生活もずいぶん変わったみたいね。だらだら深夜の長電話とかしなくなったとか聞きますな。ときどきしてみるとよいんのではないか。RCサクセションの「2時間45分」なんて名曲があるけど(♪「新記録がで~た~」)若い人はどういうことかわからんだろう。
私は携帯いちおう持ってますが決して見ません。電話帳と公衆電話のかわりにもってるだけ。とにかく電話は苦手。PCの電源切るのは難しい・・・
- 「必要」だと思いこんでいることを単なる「好み」と思うことにしましょう。
わたしたちの基本的な「必要」ってのはけっきょく、食べ物、水、そして寒くないことぐらい。ほかはぜんぶ「好み」なの。あんまり「好み」にこだわらないこと。
- シンプルに、シンプルに、シンプルに。
シンプルなのはよいことです。まあ人間関係でも仕事でも勉強でも、どうやってシンプルにするかってのはほんとに大きな課題だなあ。ごてごてしてるもの、複雑なもの、むずかしいものはたいていダメ。高級だったり機能的に見えて実はそうじゃない。webとか見てても複雑なデザインのところはたいていだめだわな。たとえば、ブログにどうでもいいバナーや本文と関係ないアフィリエイトや余計な時計つけてるひとはだめな確率が高い。3
なんかこんなの読んだり訳しているより、いろはカルタや諺でも調べてた方が役に立つかもね。
- 楽天的な人と友達になりましょう。心配性のひとといっしょにいることほどあなたを心配性にするものはありません。
ひどいね。
- 長い間座ってなきゃならない仕事をするときは、定期的に立ちあがってストレッチしましょう。
はい了解。
- 静寂が必要なときは自分の部屋でも耳栓を使え。
私も時々使います。心落ち着きます。
- よく寝ること。必要なら、布団にはいる時間を知らせるために目覚し時計を使え。
なるほど。
- カオスから秩序を。家も仕事場も、どこになにがあるかわかるように片付けましょう。ちゃんとしておけばモノをなくすて探すストレスから解放されます。
ほんとにすごいストレスなんよね。私もがんばってます。
- ストレスを感じたとき、たいていの人は呼吸が浅く短かくなります。すると、悪い空気が排気できなくなり、身体組織が酸素不足になり、筋肉が緊張します。一日のなかで、それにプレッシャーのかかる状況の前後や最中に呼吸をチェックしましょう。もしみぞおちの筋肉が緊張していたり、呼吸が浅くなっていたら、体をほぐして深呼吸しましょう。
リラックス。ガム噛んだりする人もいますね。
- 考えたことや感じたことを(日記やチラシの裏にでも)書きとめましょう。すると、ものごとがはっきりして新しい見方ができるようになります。
たしかに日記はいいんだよね。
- リラックスしなきゃならないときは、以下のヨガしましょう。
(面倒なのでパス。そろそろ飽きてきた。)
- 恐れている事態のために免疫をつけておきましょう。たとえば、大勢の前で話をする前に、心のなかでその経験を考えてみます。あなたが何を着ているか、観客はどんな感じか、どういう話をするか、どんな質問が来るか、それにどう答えるか、など。経験しそうなことをビジュアルに想像しましょう。実際にプレゼンするときには、その光景はよくあることに思えて、不安はどっかにいってるでしょう。
この「イメトレ」は重要なんよね。就職面接とかのときにあらかじめ想像しておくこと。どんなオヤジが出てくるか、どういう雰囲気か、どういう目で見られるか、自分の前に机はあるか、とかいろんなパターンを想像しておくわけじゃな。
犯罪者も犯罪する前にちゃんと想像している奴は完遂することが多いとか。痴漢やセクハラとかもやる人はちゃんと頭のなかでいろいろ想像してるぞ。うはは。
- ある課題をこなさならんというストレスが、課題をこなす邪魔になっているときには、気晴らし — 活動や環境を自発的に変えること — が役立つかもしれません。
飽きてきましたが。あと半分近くあるなあ。
- 誰かと話をする。自分の問題を信頼できる友達とディスカッションすることは、いろんな混乱をふりほどいてくれます。すると、問題解決に集中することができるわよ。
- 無駄なストレスを感じない一番の方法は、自分にあった環境を選択することだわな。デスクワークが嫌いならそういう職業についちゃだめ。政治の話するのが苦手ならそういうのが好きな人とはつきあわない、とか。
- 一日、一瞬を生きるってのをおぼえる。
- 毎日、なんか本当に楽しめることをすること。
- 自分がすることにちょっとだけ愛をそそいでおく。
- 緊張をやわらげるために、熱い風呂かシャワー。(夏場は冷たいやつ)
- 他人のためになんかしてみる。
- 理解されることより理解することをめざす。愛されるより愛することを。
- みばえがよくなることをなんかする。きれいになると気分がよくなる。
- 実現可能な予定を立てる。キチキチのアポは避ける。アポの空き時間に深呼吸する余裕を。
- もっと柔軟に。完璧にやらんでよいことはあるし、妥協した方がよいこともある。
- 破壊的な自己評価とか口に出さん。「私はもう歳とりすぎてるしー」「デブだから」とか。
- 週末はペースを変える。平日ゆっくり同じことしているのなら、週末は自発的なことなんかする。平日のペースが早くて人とたくさんあったり締切とかたくさんあるんなら、休みの日は平和にひとりで過す、とか。仕事でなんかやりのこしたことがあると感じるんだったら、自分が満足するように週末にできる仕事をやっちゃう、とか。
- 「小銭に気をつければお金は自然にたまる」。
今日のことをちゃんとやっとけば、昨日や明日のことは自然になんとかなる。
- 一度に一つのことをする。誰かといっしょにいるときは、そのひとに集中してほかの人やほかのことは考えない。あるプロジェクトで忙しいときは、そのプロジェクトに集中してほかにしなきゃならないことは忘れておく。
- 自分に時間をあげましょう — 毎日– プライバシーや静寂や内省のために。
- なんかとんでもなくいやな仕事があるなら、それは朝のうちにやって終らせてしまう。すると残りの日はクヨクヨせずにすむ。
- 誰か有能なやつに責任を押しつけちゃう。
- お昼ごはんの時間を忘れないこと。心も身体も仕事場から離れること。15分でも20分でも。
- 10数えるってのはだめ。なんかやばいことになりそうなことをしたり言ったりするときは1000まで数える。
- 他人が出来事には寛大に。わたしたちは不完全な世界に生きてることを受けいれましょう。
- 世界について楽観的な見方をする。ほとんどの人はそのひとなりに最善をつくしてるんだと信じましょう。
なんか後半はいかにも「心のもちかた」みたいなのばっかりでピンと来ないんよね。39番「おしゃれする」ぐらいかなあ。
脚注:
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