セックスの哲学 セックス同意年齢の問題(6) ジュディス・レヴァイン先生の『青少年に有害!』 アメリカにジュディス・レヴァイン先生というフェミニストのジャーナリストの先生がいて、2002年『青少年に有害!』って本を書いて、アメリカではかなり話題になったみたいですね。日本語訳もあります。それの第4章が「激情犯罪」(情熱の犯罪 crim... 2021.07.20 セックスの哲学
セックスの哲学 セックス同意年齢の問題(5) 搾取の問題 年齢が判断能力のだいたい(一応信頼せざるをえない)目安になるように、年齢差が強制や搾取のだいたいの(一応信頼できる)目安になるのかどうか という問題の搾取の方はもっとむずかしい。たしかに搾取的な人間関係や交渉っていうのはあるでしょうね。搾取... 2021.07.19 セックスの哲学
セックスの哲学 セックス同意年齢の問題(4) 強制の問題 年齢が判断能力のだいたい(一応信頼せざるをえない)目安になるように、年齢差が強制や搾取のだいたいの(一応信頼できる)目安になるのかどうか 、という問題について、Wertheimer先生の分析はわかりにくいところもあるけど以下のような感じ。 2021.07.19 セックスの哲学
セックスの哲学 セックス同意年齢の問題(3) 年の差セックス! んで、国内での同意年齢のひきあげで問題になっているのは中学生同士のセックスみたいなやつというよりは、年上の男性と中学生ぐらいの女子のセックスみたいですね。最近もりあがったケースでも「50才の男と14才の少女が!」みたいなのが強調されていて、... 2021.07.19 セックスの哲学
セックスの哲学 セックス同意年齢の問題(1) Wertheimer先生の変な空想事例 なんかどっかの政党の委員会みたいなので議員が不適切な発言をしたとかでもりあがっていますね。性犯罪に関する各種法律を考えなおすにあたって、セックス(性交)同意年齢みたいなのを引き上げようという動きがあって、反対意見もある、みたいな感じですか。... 2021.07.18 セックスの哲学
セックスの哲学 石田仁先生のトランス女性フォビアに関する論説について セックスの話は興味があるのですが、ジェンダーまわりについては勉強が足りなくてこれまであんまりコメントしていません1。特にトランスジェンダーについては知識が足りず、私のような人間がコメントすること自体が問題であるという懸念があるために控えてい... 2021.06.30 セックスの哲学
音楽 ブライジ先生とバドゥ先生の”Searching”に見る音楽美学の対立 ツイッタで、ロイ・エアーズ先生のSearchin'という曲を教えてもらったのですが、その前にまずこの2曲を聞いてください。 2021.06.19 音楽
セックスの哲学 トロフィーワイフという(ふつうは)侮蔑語について なんか、ある学者先生が「セレブバイト」っていうすごい言葉を開発したのに対応して、どういうわけかその先生が言及していない「トロフィーワイフ」っていう言葉がバズってたみたいです1。「セレブバイト」もたいへんやばい感じですが、「トロフィーワイフ」... 2021.06.14 セックスの哲学
音楽 「さよならの今日に」「桜が降る夜は」「Greed Greed Greed」「約束のしおり」 連休ぐらいに学生様たちから大量に曲教えてもらったので聞いていきます。順不同。 2021.05.15 音楽
教員生活 Google FormsとSpreadsheetのimportrange関数で学生様の講義感想を集める Google Formsで講義中にアンケートを取るクリッカーの代わりにGoogle Formsを使おうGoogle Formsで出席をとろうとかで書いたことの続きなんですが、今年も大人数講義は「オンデマンド」にしろってんでYouTubeで生... 2021.05.08 教員生活
音楽 ブックガイド:ジャズピアノ/ジャズ理論書のおすすめ ジャズはインチキに簡単なことをするにもいちおう理論勉強しないとならんので面倒なのですが、音楽好きで本好きな人間は理論書や教則本も集めてしまうわけです。馬鹿ですね。そんな時間があれば練習すればいいのに。んでどれを読んで練習するかという話になる... 2021.05.04 音楽
教員生活 図書館を探検してもらう 学生様の図書館利用は、とてもよく利用する人とほとんど入ったことさえない人に分かれてしまうわけですが、まあなるべく親しんでほしいですよね。 春先の1回生の「基礎演習」では、図書館にお願いして職員の人にツアーしてもらうことが多いのですが、今年ま... 2021.04.29 教員生活
音楽 『J-POPで創る中学道徳授業』の楽曲プレイリスト 柴田克先生という方の『J-POPで創る中学道徳授業』という興味深いシリーズがあります。ポップ音楽を道徳教育に使おうというおもしろいアイディア。ポップ音楽はネガティブで不道徳なのがいいという(私のような)人間もいれば、やはり希望と思いやりあふ... 2021.04.23 音楽
音楽 「アンビバレント」「琥珀色の街、上海蟹の朝」「祝祭」「me me she」 2回生で1回、グループワークとして楽曲の歌詞について考えてもらいました。3、4人ぐらいのグループに分かれて、ジャンケンで勝った人が自分のプレイリストから1曲を選んでもらう。それをまずみんなで聞いてもらって(イヤホン)、次に1回歌詞を朗読して... 2021.04.22 音楽
音楽 (学生様プレイリスト)推しが武道館にいってくれたら死ぬ 10 選 前のエントリでプレイリストつくって遊ぶのを紹介したのですが、学生様の一人(森下奈摘さん、4回生)がコメントつきプレイリストをさっと作ってくれたので、そのまま紹介します。さすがに4回生ぐらいになると文章もおもしろいですね。ではどうぞ。 2021.04.22 音楽
セックスの哲学 浅井春夫先生のセックスワーク論に対する方針の「補正」 『季刊セクシュアリティ』=人間と性教育研究協議会(性教協)は、第47号でのセックスワーク論特集みたいなのに対するAPP研究会とかによる抗議に対応して方針を見直したわけですね。 2021.04.19 セックスの哲学
音楽 ゼミでプレイリストをつくって交換しよう!(2回生編) 2回生のゼミで、最初の課題として「なんとかベスト10」のプレイリストを作ってもらう課題を出してみたんですが、おもしろいですね。 2021.04.19 音楽
お説教 不幸な人は活動記録をつけよう 哲学者のパスカル先生が『パンセ』という超古典のなかで、「人間が不幸なのは部屋でひとりでだまってじっとしていられないからだ、そうすると自分のみじめさを意識するしかなくなるからだ」っていうことを言ってるんですが(あとに引用貼っておきます)、まあ... 2021.04.06 お説教
倫理学 「パーソン論」を何度でも:竹内章郎先生の『いのちと平等をめぐる14章』 ひさしぶりの「パーソン論」問題。竹内先生は当事者観点から長く優生思想の問題を考えている先生で偉いのです。ただやっぱり「パーソン論」理解については微妙なところがあるので、これからこの手の話を考えたい人のために簡単な注意書きだけ残しておきます。 2021.04.01 倫理学