音楽

My Hair is Badの「元彼氏として」はどうなのか

学生様から教えてもらったこれなんですけどね。
音楽

コルトレーンのマイフェイバリットシングズはいろいろひっくりかえしてる

最近、この本読みなおしてたんですよ。モンソン先生のSaying Something。名著です。ジャズは会話だ!みたいな感じの本(実際には会話とのアナロジー通用しないね、みたいな話もあり)。そのなかにコルトレーンのMy Favorite Th...
倫理学

『悪い言語哲学入門』メモ (4) 悪口を称えて、あるいは悪口の効用

前のエントリーは攻撃的になってしまって反省しています。
倫理学

『悪い言語哲学入門』メモ (3) ヘイトスピーチはスピーチではない?

前のエントリの「ランク下げ」の問題はうまく書けなかった。でもいとりあえず最後の大きな問題のヘイトスピーチに。
倫理学

『悪い言語哲学入門』メモ (2) ランクづけって?そしてそれなにが悪いの?

二つ目に気になったのが、第5章の例のアスカの「あんたバカぁ?」と言語行為の話のところですね。
倫理学

『悪い言語哲学入門』メモ (1) 「悪口」の定義の問題

去年、ツイッタに他の研究者の悪口を書いた先生が悪口書いてることがみんなにバレて、勤めていた研究所から契約を破棄されたりしてたいへんなことになっています。
教員生活

2021年の反省:オンライン授業その後、あるいは、ビブリオバトルはやめました

2021年度は春からコロナでオンライン授業、とかでまあやっぱりいろいろ苦労しました。
セックスの哲学

キェルケゴールのドンファン論(0) キェルケゴールはむずかしい

講義科目でキェルケゴールをちょっとだけとりあつかったので、このブログに反映しようかと思って正月三ヶ日『あれか/これか』に収録されている、「直接的・エロス的段階」、いわゆるキェルケゴールのドンファン論を読んでたのですが、やっぱりキェルケゴール...
読書

2021年に読んだ本ベスト10

恒例の今年読んだ本ベスト。
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本田由紀先生の『「日本」ってどんな国?』のこまかい話

の続きです。
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ポップ音楽リテラシーのは査読落されてしまった……

夏前ぐらいに、ポップ音楽を大学のリテラシーに使うというアイディアはどうだろう、みたいなのを某学会に投稿してみたんですが、査読落とされちゃいました。恥ずかしい。ははは。まあでも査読落とされてもくじけず投稿したりするおじさんの会会員なのでよいの...
音楽

超初歩アドリブ入門(5) スケールは練習しなければならない(指だけでなく頭も)

スケールの話で止まっていましたが、とにかくスケールをおぼえて練習しないと話になりません。これは回避できません。
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本田由紀先生の『「日本」ってどんな国?』は問題が多いと思う

高校生・大学生向けの新書シリーズのちくまプリマー新書は自分自身好きだし学生様に読んでもらおうと思っていろいろめくっています。 このまえ、教育社会学の本田由紀先生の『「日本」ってどんな国?』をめくってみる機会があったのですが、ちくまプリマーと...
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パッヘルベルの「カノン進行」とアイロニーについて

なんかツイッタ見てたら、パッヘルベル進行とかっていうのについて議論をしているのを見ました。なんか、「お前はチェロ奏者だからハッペルベル進行みたいに同じことをくりかえしてるんだろう」みたいなディスとしてハッヘルベル先生が使われていて、それはち...
音楽

超初歩アドリブ入門(4) いよいよスケールをおぼえる

ペンタトニックやブルーススケールでの幼稚園のおままごとみたいなのではいやだ、ということになれば、もうすこしいろいろがんばらねばなりません。そこで理論というかいろんな知的な操作の出番になるわけです。
音楽

超初歩アドリブ入門(3) 耳コピに挑戦する!

とにかく「音出して遊ぶ」「遊びたい」「遊べるじゃないか!」というのが大事なわけですが、ペンタトニックやブルーノートスケール一発でブルースを弾く、となると、この実演を聞いてもわかるように、「まあねえ」ぐらいな感じになります。
blog

ジャズの有名な「リフ」ブルースの一部

Bag's Groove
音楽

超初歩アドリブ入門(2) ブルーススケールで適当

前回のにはいきなりコメントもらってしまいましたが、これはブルース入門でもジャズ入門でもありません。単に自由に音を出すための最低限の心がまえの話をしています。それ以上のことはちゃんとした入門書・教則本を参照してください。なにを考えてこういうの...
音楽

超初歩アドリブ入門(1) (マイナー)ペンタトニックで適当

超初歩のアドリブ・理論講座をしてみたいと思います。
blog

話題の「オープンレター」について

最近、SNSで話題になっている「女性差別的な文化を脱するために」というオープンレターなんですが、これ、発表時のときからなかなか読みにくいところがあると思っていた文章で、今回も何十回も読んでしまいました。どこがわかりにくかったのかメモしておき...
音楽

中学生ごろニューミュージックは何を聞いてたか

オンラインでやってる某私的音楽リスニング研究会みたいなものに参加させてもらって、音楽のめざめについてまた考えるときがありました。日本のポップスとはどうつきあってたかな、みたいな。
お説教

Amazonと図書館を効率的に使うために(鳥辺野女子大生むけ)

Amazonで見つけた本が図書館にあるかどうかを確認するには、Webブラウザ拡張を使うと便利です。 Chrome (ブラウザのおすすめ)を使っている場合は、Calilayという機能拡張を入れます。 インストールしたら、Calilayのオプシ...
教員生活

成績評価についての内緒の話

授業について、大学教員はみんな気にしてるけど正直に話し合うことがめったにない、という話題はかなり多いのですが、成績評価も実はその一つです。実は採点はどうするべきかっていうのが大学当局や他の教員から指示されることはめったにないのです。
blog

チェックアウトはいつでも可能です:「ホテル・カリフォルニア」の歌詞

もう一曲教えてもらってすこし考えた曲。
音楽

俺のギターがむせび泣いているぜ:While My Guitar Gently Weepsの歌詞

ビートルズにWhile my guitar gently weepsっていう曲があって、まあビートルズ200曲弱のなかでは特にすごいというわけではないと思うのですが、ジョージハリソン先生の出世曲というのと、エリッククラプトン参加ってので有名...
セックスの哲学

田上孝一先生の『99%のためのマルクス入門』はセックス哲学としてもおもしろいので読みましょう

動物倫理で有名な田上孝一先生の『99%のためのマルクス入門』が出て、いまどきのマルクス主義者が具体的にどういうことを考えているのかというのがわかっておもしろいのでみんな読んであげてください。以下ツイッタに殴り書きしたのを並べただけ。ほんとは...
セックスの哲学

バス先生の新刊が出たよ(5) セックスニュートラルな性犯罪対策法はあんまりよくないかもしれない

SNSでの刑法による性犯罪対策の話題はまだ続いいて、こんどは「従来の法制度は男性によって云々」とかっていう話が話題になってますが、まあこのタイプの主張は実はそれはそれなりに聞くべきところがあるんですよね。
セックスの哲学

バス先生の新刊が出たよ(4) 女性のレイプ対策(被害後)というか被害拡大防止対策

バス先生の本での女性のレイプ対策でもう一つ印象的なのが、被害を受けたあとの話ですね。
セックスの哲学

バス先生の新刊が出たよ(3) 女性のレイプ対策(事前と最中)

性犯罪関連法の改正とかを巡る議論で、セックス同意年齢と並んで重要なのが、日本の法律にある暴行・強迫要件というやつで、まあ現状では暴行や強迫によって抵抗を(いちじるしく)困難した、というのが「強制性交」とされるの必要になってるわけです。でも犯...
セックスの哲学

バス先生の新刊が出たよ(2) 「認知の歪み」というか認知バイアスと性的情動の性差

男性のセックスや恋愛に関する「認知の歪み」みたいなのがネットの一部で話題になっていたのですが、バス先生は最終第9章の「ギャップに気をつける」で、認知や欲求の男女差をちゃんと意識することが、セクハラやレイプなどの不幸な性的なできごと(その多く...