セックスの哲学

定義ってなんだろう (1) 定義の分類と注意

男性や女性やトランスジェンダーの「定義」がネットでずっと話題になってます。これは日本語圏だけでなく英語圏でもですね。先進国はそうなんだと思う。定義の問題は昔から気になっているのですが、自分で書いてみる機会がなかったので簡単にまとめておきたい...
お説教

文化系のレポートの書き方の本

ちょっとほぼ私的なメモです。レポートの文章の書き方の本は多いのですが、ゆるい学部でのゆるい文化系のゆるい卒論の指導に困ってる先生は多いと思うので、参考書。いつものようにリンク踏んで買ってもらえると私にアフィリエイト収入が入ります。
セックスの哲学

「ジェンダー論」の文献は難しすぎる(清水晶子先生の場合)→あきらめ

この前千田有紀先生の文章にコメントしたので、それが批判(?)している清水晶子先生の「埋没した棘」っていう論文も読んでみたのですが、これは千田先生のやつに輪をかけて難しい、というより私にはほとんど理解できませんね。こういうの読まないとならない...
セックスの哲学

堀田義太郎先生の「女性専用車両は不当な差別か」について (5) 女性専用車両をめぐる論議とは(おしまい)

続き。 というわけで、いろいろ文句つけてしまったのですが、堀田先生の論説の基本的な主張と結論には私はまったく異論はないのです。つまり、電車痴漢の被害は甚大なので、形式的には差別に見える女性専用車両はやむをえない、そして男性は痴漢やその他の性...
セックスの哲学

堀田義太郎先生の「女性専用車両は不当な差別か」について (4) 平等な尊重の要請をくつがえす理由?

続き。 最後の方の「警戒と不安には理に適った根拠がある」「尊重要請は当てはまるか」の小見出しのところもなんかおかしな議論をしているように思います。
セックスの哲学

堀田義太郎先生の「女性専用車両は不当な差別か」について (3) 痴漢は女性差別の産物

続き
セックスの哲学

堀田義太郎先生の「女性専用車両は不当な差別か」について (2) 被害を訴える資格

続き。 次は「心理的苦痛を訴える資格」。これは見出しからして心乱れます。そんなものがあるのだろうか。苦痛は苦痛であり、それを訴える資格なんか必要がないと思う。もちろん、それを考慮に入れるかどうかというのはその訴えを聞く方の都合でいろいろある...
セックスの哲学

堀田義太郎先生の「女性専用車両は不当な差別か」について (1) 潜在的な加害者

堀田義太郎先生の「女性専用車両は「男性に対する不当な差別」「男性蔑視」なのか? そうではないと言える理由」を読んで、ちょっと気になるところがあったのでメモしておきます。
セックスの哲学

「ジェンダー論」の文献は難しすぎる(千田有紀先生の場合)

ジェンダーまわりの議論というのは、論文よりもツイッターのようなSNSやブログでなんか議論されていることが多くて、どうしてもそういうのを見ないわけにはいかないのですが、ここ数年トランスジェンダーまわりが激しいやりとりがつづいていて、興味もたず...
セックスの哲学

恋愛・結婚・セックスについて最低限読んでほしい本

倫理学

日本語で読める幸福関係の心理学・自己啓発書ブックガイド

翻訳もの 一般に、同じテーマでも翻訳書の方がレベルが高くおもしろいことが多い。あるていど売れて定評のある本 が翻訳に選ばれるために、フィルターがかかっているためである。日本の著者によるものは、情報が翻訳書の 出版から数年遅れであることが多い...
倫理学

倫理学の入門書

前にも書いたんですが、学生様に倫理学の入門書ガイドを出す必要があって作ってみました。あんまりよい本がない……
お説教

しつこく文献の参照方法

レポートの書き方,文献
倫理学

妊娠中絶まわりのエントリー

妊娠中絶まわりのエントリーです。他に「パーソン論」でもタグ検索などしてみてください。『妊娠中絶の生命倫理』サポートページ
セックスの哲学

フェミニスト教授vsポルノ女優:Held & Hartley, “Porn, Sex, and Liberty”の抜粋というか超訳というか

この本はとてもおもしろい論文がのってるので、ポルノと哲学に興味ある人びとはぜひ読むべきだと思う。反ポルノ、ポルノ擁護、どちらも力がはいってます。
セックスの哲学

『月曜日のたわわ』広告問題(9) ふたたび広告と製品、そして多様な表現文化

セックスの哲学
セックスの哲学

『月曜日のたわわ』広告問題(8) アンステレオタイプアライアンス(反ステレオタイプ同盟)と多元的なパーソナリティ

セックスの哲学
セックスの哲学

『月曜日のたわわ』広告問題(7) モノ化・セクシー化も許されません

セックスの哲学
セックスの哲学

『月曜日のたわわ』広告問題(6) 児童を性的な文脈で使うことは許されません

セックスの哲学
セックスの哲学

『月曜日のたわわ』広告問題(5) 製品と広告

セックスの哲学
セックスの哲学

『月曜日のたわわ』広告問題(4) どこが有害なステレオタイプか

セックスの哲学
セックスの哲学

『月曜日のたわわ』広告問題(3) イギリス広告基準協会のガイドライン

セックスの哲学
セックスの哲学

『月曜日のたわわ』広告問題(2) 性的虐待?

セックスの哲学
セックスの哲学

『月曜日のたわわ』広告問題(1) 見たくないものを見ない権利/ジェンダー平等を語る偽善

セックスの哲学
音楽

My Hair is Badの「元彼氏として」はどうなのか

学生様から教えてもらったこれなんですけどね。
音楽

コルトレーンのマイフェイバリットシングズはいろいろひっくりかえしてる

最近、この本読みなおしてたんですよ。モンソン先生のSaying Something。名著です。ジャズは会話だ!みたいな感じの本(実際には会話とのアナロジー通用しないね、みたいな話もあり)。そのなかにコルトレーンのMy Favorite Th...
倫理学

『悪い言語哲学入門』メモ (4) 悪口を称えて、あるいは悪口の効用

前のエントリーは攻撃的になってしまって反省しています。
倫理学

『悪い言語哲学入門』メモ (3) ヘイトスピーチはスピーチではない?

前のエントリの「ランク下げ」の問題はうまく書けなかった。でもいとりあえず最後の大きな問題のヘイトスピーチに。
倫理学

『悪い言語哲学入門』メモ (2) ランクづけって?そしてそれなにが悪いの?

二つ目に気になったのが、第5章の例のアスカの「あんたバカぁ?」と言語行為の話のところですね。
倫理学

『悪い言語哲学入門』メモ (1) 「悪口」の定義の問題

去年、ツイッタに他の研究者の悪口を書いた先生が悪口書いてることがみんなにバレて、勤めていた研究所から契約を破棄されたりしてたいへんなことになっています。