最近の私立大学では、1、2回生の間に卒業に必要な単位を集めてしまい、3回生では3回生配当の授業だけをとり、4回生ではもう授業に出ないというのが相場になっているようです。
これはどうなんでしょうか。
近所にある百万遍大学のとある学部の場合、考え方として、1、2回生で教養を身につけ、3、4回生で専門について深く学ぶ、ということになります。
学生は3回生から「研究室」(講座)に配属になり、そこからやっと専門の勉強をはじめることになります。1、2回生の間はサークルだのバイトだのに時間を使い、大学にはほとんど来ないなんて学生も少なくありません。だから3、4回生でずいぶん勉強させられるんですね。東鴨川女子大の学生とはパターンが逆ですね。もちろん、一番優秀な学生は1回生のときからバリバリ勉強しているわけですが、たいていの学生が一番勉強するのは4回生のときということになります。少人数の演習の授業も数多くとれるので楽しいものです。
これに対して、東鴨川女子大学の場合、3・4回生での少人数の授業は基本的には「ゼミ」しかないようです。これはけっこう危険な制度で、どうしてもゼミ担当教員の影響を強く受けてしまいます。複数の先生と少人数の授業を受けていれば、ある問題についていろんな見解があることを知ることができるのですが(大学の教員というのはほとんど確実にそれぞれ見解が違います)、一人しか知らないとその教員の言ってることがどの程度信用できるのかがわかりにくい。
ここらへんが、私立の学生と国立の学生の見掛けの力の差につながっている可能性があるのかもしれません。大学の間にこういう差があるので、私立の学生はそれなりに考えなければなりません。つまり、卒業に必要な単位の他に、自分で勉強しなきゃならんのね。単位そろえれば大学で学ぶことは終了と思っているようでは、まあ生き残りは難しいと思います。
では具体的にはなにをするか。
- 英語 (とりあえずTOEIC対策)
- 資格をとる
- 自主ゼミ
- 教員に頼みこんでチューターしてもらう
- 他のゼミにもぐりこむ
- 他学部の授業にもぐりこむ
- 3回生配当の授業をさらに受講する
- 他大学の授業にもぐりこむ
- 講演会その他に足を運ぶ
- サークル活動する
なんてことがすぐに思いつきます。
- アルバイトをする
ってのもあるんだけど、1、2回生じゃないんだから将来につながるようなバイトしたいですね。
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