ジャズの有名な教本に、David Bakerという先生のHow to Play Bebopという本があるのですが、それのVol. 3に曲を覚える方法が示されていたのでメモしておきます。私はなかなか曲がおぼえられないんですよね。楽譜見るのはいくない!
- まずメロディーをオリジナルキーで正確に弾けるようになる
- 同じコード進行の曲(コントラファクト)があればそのメロディーも確認して弾けるようにする
- 12のキーに移調して弾く
- 4小節は頭のなかでだけ弾いて、次の4小節は実際に音を出して弾く、のような訓練もする。(部分を必要に応じて取り出せるように)
- コードのルートを弾く
- 次のコードに行く前に半音(あるいは全音)上、あるいは下からアプローチする
- これも実際に弾かないで頭で考える、途中から音を出す、という訓練をする
- オリジナルのメロディーと、ルート(+半音/全音アプローチ)を交互に弾く
- ルートから四分音符/八分音符で(度数で)12、123、1235、1353、1765のようなパターンで弾く → 上までのアプローチと適当に交互に弾く/実際に音を出さないで頭のなかで考えるのも大事
- セブンスコードのアルペジオをいろいろな形で弾く→上までのアプローチとミックスする
- コードにあうメジャースケール、ドリアン、ミクソリディアン、ロクリアン各スケールを弾く → 有名曲の「引用」を入れる/有名ビバップ曲の数小節を引用する
- ガイドトーン(3rdと7th)を弾く
- ビバップスケールを弾く
- (まだまだ続く)
コードのルート、アルペジオ、アベイラブルスケールっていうのはよく弾くわけですが、「音を出さない/途中から弾く」ってのと、「有名曲を途中で引用する」の二つが「なるほど(手間がかかるけどその方が早いんだろうな……)」って感じですね。
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