旧「目の中の丸太日記」

思想史はむずかしい

橋本努『自由に生きるとはどういうことか―戦後日本社会編 (ちくま新書) 』。前半、知らないことが多くて楽しんで読める。この手のでは一番のおすすめのような気がする。後半のジョー→尾崎→オウム→エヴァってのはどうなんかな。よくわからん。でもそう...
旧「目の中の丸太日記」

凡才学部学生必読文献・卒論への道

哲学・思想関係の卒論指導をしたことはないんだけど、どうなんかな。こっちは特に凡才・非エリート・スロウラーナー向けに考え中。秀才やエリートはあっち行け。読書量多いにこしたことはないだろう。でもなんでも読むのは無理だよね。時間は限られているから...
旧「目の中の丸太日記」

山口裕之「生命科学の非倫理性」

・・・倫理的問題とは、結局のところ価値意識の問題であり、感情の問題である。われわれの倫理的価値意識は、〈特定の〉他者を思いやる善意と、その善意を正しいものだと感じる感情によって支えられている。倫理的問題がえてして水掛け論になり、感情的なのの...
旧「目の中の丸太日記」

これまだ見つけられません → 教えてもらいました

に書いた「社会の幸福を有意義かつ正当に増大」の出典調査中。英文ざらっと見ても見つけられない。誰か助けて。特に重い先天的障害をもつ生命は不幸なものだから、障害をもつ新生児を殺すことによって、「社会の幸福を有意義かつ正当に増大することができるだ...
旧「目の中の丸太日記」

遺伝学の基礎を誰か教えてあげてください

遺伝病(=相続病)とされる病気において、孤発例が観察されることがある。例えば、遺伝病の典型と思われている血友病(X染色体連鎖遺伝)では、稀に女児の発病例が報告されるだけでなく、何と三分の一が孤発例とされている。これは、どういうことだろうか。...
倫理学

『美味しんぼ』的捕鯨・ベジタリアン批判は許せない

実際、『美味しんぼ』(雁屋哲・花咲アキラ、小学館)については前からいろいろ困って考えたりしている。下のフォーリーさんは捕鯨反対運動家であり菜食主義者。
旧「目の中の丸太日記」

加藤秀一『〈個〉からはじめる生命論』

(NHKブックス)
旧「目の中の丸太日記」

D級戦犯

ほとぼりさめたころに復活するか。もうとっくに飽きてるけどイダヒロユキ先生。
倫理学

他の文献も読んでみる

手に入りやすいものだけ適当に見てみましょう。
旧「目の中の丸太日記」

佐古純一郎先生の『人格観念の成立』

で、赤川学先生の「性=人格」論をとりあげたときに、佐古純一郎先生の『近代日本思想史における人格観念の成立』にちょっと触れた。いまごろ入手。
旧「目の中の丸太日記」

webプレゼンさらにその後

ひさしぶりに を見たら*1、ここはしっかりしてるなあ。「経緯」とかがまっさきに目に入りわかりやすい。やっぱり若い世代はよく知ってる、って感じがする。感心。ここのブログもトラックバックやコメントを空けてないけど、連絡先はさらしているし、ちゃん...
旧「目の中の丸太日記」

webプレゼンその後

でも一回書いたが、運動にネット使うときの注意事項ってのはどういうのかあるんだろうなとか上のエントリとは関係なく勝手に考えてみる。やっぱり代表者(と可能ならば会員数)をはっきりしておくこと。実名出すのは危険なのだが、やっぱりそれなりの効用はあ...
旧「目の中の丸太日記」

自衛官強制わいせつ訴訟

酔っ払って書いてしまい、いったん消したけど表現をやわらげてのっけておくか。から読んでしまった自衛官の陳述書。たしかに21歳の人間が書くらしい文章で、執筆者の心理の描写としては非常にリアルだと思うが、同時に法的・社会的な文脈で他人に説明し説得...
旧「目の中の丸太日記」

中里見博先生のポルノグラフィ論 (5)

旧「目の中の丸太日記」

中里見博先生のポルノグラフィ論 (4)

セックスワーク論関係を読みまちがえたかなのコメントで、id:june_t さんからコメントいただいた。ありがとうございます。
旧「目の中の丸太日記」

おまけ: のばら

ファンだからブログも楽しく読んでいるkanjinai先生がゲーテについて触れている。。批判とかそういうんじゃなくて興味深いのでメモ。粘着とかかまってほしいとかそういうんではない*1。から転載。レイプ魔ゲーテも超訳詩人近藤朔風先生もずっと前に...
旧「目の中の丸太日記」

中里見博先生のポルノグラフィ論 (3)

続き
旧「目の中の丸太日記」

中里見博先生のポルノグラフィ論 (2)

最近児童ポルノの単純所持の違法化の議論あたりの影響か、「中里見博」で検索してたどりつく人が増えているような。 にひっかかって来訪していただいているらしい。新しい本を出してらっしゃるのでじっくり読んでみる。(前にも書いたが政治的にはまったく違...
旧「目の中の丸太日記」

ゲーテとカントその後

のコメントで PePeODさんから情報と定言命法をいただいたので、私の身近な図書館*1で調べてみた。
旧「目の中の丸太日記」

ゲーテはカントの文体を褒めたか

の続き。charis先生に教えてもらったエッカーマンの『ゲーテとの対話』だが、どうにもへんな感じ。ゲーテ先生がカントの文章を褒めているところは見当らないような。かろうじてかすっているようなのが、私はゲーテに、近代の哲学者のうち、誰がもっとも...
旧「目の中の丸太日記」

バトラーの引用についての誤解ごめんなさい

で書いたジュディス・バトラーの文章について、舟場先生に捕捉していただいたようだ。 の6月3日づけの記事。基本的には誤植だったらしい。私の疑問に答えてくださっている。ありがとうございます。
旧「目の中の丸太日記」

カント先生とおはなしを続けてみる

カント先生おはようございます。婦人の徳は、美しい徳である。男性の徳は、高貴な徳たるべきである。女性は悪を避けるであろうが、その理由は、それが不正だからではなく、醜いからである。そして有徳な行為が、彼らにあっては、道徳的に美しい行為を意味する...
旧「目の中の丸太日記」

カント先生とおはなししてみよう

「『思想』2007年4月号に、水田珠枝さんによる論文「平塚らいてうの神秘主義(上)」が掲載されている。」 読んでしばらくの間なんかおかしいと思ってたら、そういうのは哲学だけでなく文学作品だってそうだということに気がついた。
旧「目の中の丸太日記」

昨日書いた「よっぱらいメモ」を批評してみる

昨日書いたメモ。
旧「目の中の丸太日記」

よっぱらって書いたが

やっぱりだめなので消した。ごめんなさい。哲学とか難しすぎ。
旧「目の中の丸太日記」

メモ

ちなみに『ジュディス・バトラー』のSara Salihは英文学、、『ポスト構造主義』のCatherine Belseyも英文学っぽい。公式ページ見つけられないけど。
旧「目の中の丸太日記」

続き(charis先生攻撃)

カントの文体
旧「目の中の丸太日記」

カルト対象としてのバトラー

charisさんにつっこんでもらったので ( )、バトラーをなぜ憎んでいるのか少しずつ書いてみよう。 に関連。
旧「目の中の丸太日記」

江原先生のを検討してみるがわからん

旧「目の中の丸太日記」

北川東子先生のポエム

さて、「ジェンダー」とは流動的なパフォーマンスである。誰かがなにかを言って、なにかを指差す。すると、男が女を見つめることになり、女は見つめられていると思う。法は「違・法・外」を定め、そのことで、犯罪者を名指し、罪そのものが成立する。派手な衣...