セックスの哲学 2020/3/21 (土) セックス哲学懇話会やります コロナでなにも予定がなくなって暇だという声があるので、ヒマならごろごろしてりゃいいわけですが、ゴロゴロついでに3/21に京都でセックス哲学懇話会を開こうと思っています。単にその分野に興味ある人間が集まってネタをしゃべってみるだけ、というもの... 2020.03.03 セックスの哲学
セックスの哲学 ミル先生にお願いしてショーペンハウアー先生に説教してもらおう んで、ろくでなし哲学者列伝のメインはショーペンハウアー先生に決めてたのですが(キェルケゴールも列伝にいれたかった)、ショーペンハウアーとキェルケゴールで終わってしまうと味が悪すぎるので、あんまりろくでなしじゃないミル先生にお説教してもらうこ... 2020.02.23 セックスの哲学
セックスの哲学 ショーペンハウアー先生に本当のミソジニーを学ぼう 大学の公開講座で、「生涯学習」としていろんな年代層の人にお前らが勉強していることをわかりやすくしゃべって、教養や楽しみにしてもらえ、という業務があり、私も参加しています。んじゃまあ哲学・思想や人生なんかについて考えてもらいたいなあ、みたいな... 2020.02.23 セックスの哲学
読書 ドラマ感想3本:『ラ・ラ・ランド』『プラダを着た悪魔』『東京ラブストーリー』 卒論でテレビドラマや映画やマンガなどを卒論にとりあげる学生様がいて、私はそういうのは専門じゃないけど学部の教員メンバー構成の関係でそういうのも相手にしないとならんことがあるわけです。私がそういうの指導していいんだろうかとか、私が評価していい... 2020.02.22 読書音楽
セックスの哲学 カント先生から未婚化・非婚化の原因を学ぼう 性的傾向性のなかのまったく単純で粗雑な感情は、なるほどまっすぐに自然の大いなる目的へと導いて行き、その要求を満たすことによって、回り道せず、手際よくその人物を幸福にするが、対象の大きな普遍性のゆえに放蕩と放縦に変質しやすい。(p.361) 2020.02.16 セックスの哲学
セックスの哲学 カント先生に女性のルックスの鑑賞法を教えてもらおう 前のエントリの続き。 紹介したいと思ったのは、第3章が「両性の相互関係における崇高と美の差異について」の後半にある、女性のルックスの美についてカント先生が語っているところです。こんな感じにはじまる。 2020.02.16 セックスの哲学
セックスの哲学 カント先生の『美と崇高』はおもしろいなあ 去年と今年、過去の大哲学者たちが、男と女、そしてその関係について、いかにろくでもないことを言っていたかというのを紹介する一般向け講座みたいなのをやっているのですが、読み直してやっぱり軽い哲学っていうのはおもしろいなと思いますね。昨日は大哲学... 2020.02.16 セックスの哲学
セックスの哲学 伊藤公雄先生のマーガレット・ミード 性差の科学編集委員会 (2011) 『性差の科学の最前線』、京都大学大学院文学研究科社会学教室、っていう報告集があるみたいなんです。google bookにひっかかってきて発見しました。 まだ入手できてなくてよくわからないのですが、そのなか... 2020.02.01 セックスの哲学
セックスの哲学 なぜ私はフェミニストを信頼しなくなったのか:「ミードの表」昔話 あんまり幸福じゃないのでで、友原章典先生という先生の『実践幸福学:科学はいかに「幸せ」を証明するか』っていう本よんでたら(良い本なので読みましょう)、年寄になったら昔話をすると幸せになるって書いてたのでやりましょう。 2020.02.01 セックスの哲学
セックスの哲学 「ジェンダー論と生物学」 (8) 「循環的」「権限が及ぶ」がわからない んで、加藤先生は「自由意志」の問題をつかって、自然科学者(この場合は神経関係の人々)がいろいろ勝手なことを言うのを戒めたり。ここらへんはまあいいです。そんな素朴な自然科学者たちっていないだろう、ぐらいは思うけど。 2020.01.31 セックスの哲学
セックスの哲学 「ジェンダー論と生物学」 (7) 性暴力、性欲、ドーキンスの麻薬患者 加藤先生は一応、原因と理由が切り離せないという話を、性暴力の話をつかって説明しようとしているように見えます。しかしここも私にはわからない。 2020.01.31 セックスの哲学
セックスの哲学 「ジェンダー論と生物学」 (5) 「レイプ」という語を人間以外に使えるか? 進化心理学者たちの擬人法的な言葉づかいについて、前のエントリに書いた、ソーンヒル先生たちの『人はなぜレイプするのか』での言い分を引用して紹介しますね。わかりやすい文章なので解説はなにも必要ないと思う。 2020.01.30 セックスの哲学
セックスの哲学 「ジェンダー論と生物学」 (4) たしかに鳥は「結婚」しないかもしれないが…… なぜ、つがいになっているメス鳥が、オスの配偶者防衛をかいくぐって他のオスと交尾して卵を産もうとすること、そしてオス鳥が他のオスとつがいになっているメス鳥と交尾することを「浮気」と呼んではいけないのだろうか。 2020.01.30 セックスの哲学
セックスの哲学 「ジェンダー論と生物学」 (3) なぜ鳥に「浮気」を使ってはいかんのか まえのエントリの最後、加藤先生の見解では、人間以外の生物には性別役割や性差別が存在しないので、性的二型が性役割や性差別にどう関係するかという課題は、生物学ではなく人文社会系のジェンダー研究の課題だ、ということになる。 2020.01.30 セックスの哲学
倫理学 パーソン論よくある誤解: 人は常に合理的・自律的である まえのエントリに続いて、瀬川先生の「人格」に関する論文はもう一本「人格であることと自律的人格であることを区別することの意義」というのがあり、これも気になるところがあるので最初の方だけコメントしておきたいと思います。 2020.01.30 倫理学
セックスの哲学 「ジェンダー論と生物学」(2) 性的二型とか んで、加藤秀一先生のに関するエントリの続きもしばらくだらだら書きたい。私、よくわからない文章を見ると、それにつてなんか書いておかないとものすごく気持ち悪くて、ずっとそれについて考えちゃうんよね。 2020.01.29 セックスの哲学
教員生活 日本ポピュラー音楽学会で発表しました そういや、12月には日本ポピュラー音楽学会で発表させてもらったのでした。タイトルは「大学初年次教育におけるポピュラー音楽の利用」。 2020.01.29 教員生活研究生活音楽
倫理学 パーソン論よくある誤解:「人格」とパーソナリティ 長年苦しんでいた分担翻訳がとにもかくにも出版されて、やっと、ずっとどうにもならなかった締切から解放された感じで、これからは好きなことをしていきたい。しかし浦島太郎状態。生物学的にお陀仏になる前に、いくつかやっておきたいことがあるんですが、そ... 2020.01.29 倫理学
教員生活 名前(姓名)に空白入れられるのに抵抗する同盟会員募集 すでに何度も書いていることなのですが、日本人の名前の姓と名の間に空白を入れるのはよくない習慣だと思うのです。 2020.01.19 教員生活
セックスの哲学 加藤秀一先生の「ジェンダー論と生物学」は問題が多いと思う (1) まずは細かいところ 年末、このブログでも何回か取り上げている加藤秀一先生の「ジェンダー論と生物学」という文章を読む機会がありました。(社会構築主義を中心にした)フェミニズム/ジェンダー論と、生物学の間の葛藤と、その調停の試みの思想と歴史という感じの論説なのです... 2020.01.08 セックスの哲学
読書 2019年に読んだ本ベスト10 老眼も進んだし、時間もないし、気力もないし、もう読書生活も人生もおわりにさしかかっています。さらに読まない人になりつつある。 マンガも読まなくなったんだけど、この3つは印象が強い。 2019.12.29 読書
セックスの哲学 宇崎ちゃん問題(11) 「コード」と「記号」のその後 「宇崎ちゃん問題 (6) 「コード」ってなんだろう」からの続き。 その後、ポロック先生たちの「記号」やら、ゴフマン先生の「コード」やら、ちょっとだけ原文めくってみたんですが、よくわかりませんでした。 2019.12.25 セックスの哲学
教員生活 認知の歪みと『ファクトフルネス』 ずっと前に「認知の歪みと研究者生活」っていうエントリ書いたんですが、その後も認知の歪みとは闘いつづけてますわ。ほっときゃ認知が歪むのが人間ってもんでねえ。 2019.12.24 教員生活研究生活
セックスの哲学 宇崎ちゃん問題 (9) 「意味づける」を意味づけることに疲れました もう疲れてきたので途中でおわってしまいたいのですが、まあはじめてしまったものはしょうがない。「意味づけ」です。小宮先生のこの言葉の典型的な使いかたはこんな感じ。もちろんこれまで同様「意味づける」ということがどういうことかはほとんど説明がなく... 2019.12.21 セックスの哲学
セックスの哲学 宇崎ちゃん問題 (7) 「理解」を理解するのはむずかしい んで一番面倒なのが、「理解」とか「意味づける」って言葉で、この二つにはほんとうに苦しみました。 2019.12.20 セックスの哲学