正月は時間があるので、哲学のことを考えたりもした。
国内でもウィトゲンシュタイン[1]ヴィトゲンシュタイン(前期も後期も)が好きな人ってのは私のような哲学ファン[2]私は哲学ファンだがウィトゲンシュタインファンではなかった。のなかでも多いようだが、『論理哲学論考』を読んだ人のなかに、一番最初の
1 世界は事実の総体である。 (訳によっては「世界は事態の総体である」「世界は成りたっていることがらの総体である」とかのはず)
っていう命題について、これをぱっと見て他の選択肢がどういうのがあるのかを理解しているひとはどれくらいの割合なのだろうか(つまり、これとは違う考え方にどんなのがあるか、もっと簡単に書くと、「世界は~の総体である」の~に他になにが入りうるか。それを即座に思いつくか。そして他の候補を出している典型的な哲学者はそれぞれ誰か。)。 実は私も元日まで理解していなかった[3]「おまえはそんなこともわからなかったのか」と責めないでください。「腑に落ちる形で」ってことで勘弁。。
勉強不足で、この点について解説もまともなもの読んだことない。っていうか読んでも理解できてなかったのだろう。正直なにがポイントなのかさっぱりわかってなかったようだ。もう正月休みが終りで調査できないけど、いずれ日本語web上の最善の解説を探してみたい。(あらかじめ、おそらく三浦俊彦先生の本読んだ人が一番的確なことを書いているのではないかと予想する。)いや、私が勉強不足なだけだろう。おそらく優秀な20%ぐらいはすぐに答えがでるのだろう(ほんとにもっと高い?50%ぐらい?70%はいないだろう。)。また、この1と人気の「6 語りえないにことついては沈黙しなければならない」の関係がどうなっているか説明できるひとはどれくらいいるんだろう。それにしても哲学ってなんだろうな。趣味として楽しむには敷居が高すぎる。そして私は信じられないほどの超スロウラーナー。ほんとにもっと丈夫な頭と疑う体力が欲しかったなあ。
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