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ポップ音楽でリテラシー(3) 私の思う基本的ポップリテラシー

さっきの聴取ポイントのリストは気づいたら増やしてます。実際におしえるときにどこらへんがキモになるかって考えたり。

基本的な情報はいいわよね。テンポも速ければ元気でおそければ眠かったりだるかったりというのはすぐわかると思う。スマホアプリでBPMはかれるってのは教えたい、そのまえにBPMがなにかおしえないとならんから時計では買った方がいいか。

アーティストの年齢性別服装ライフスタイルステージングPVはいいわよね。それが聴取にどういう影響を与えているかってのを考えてもらうのはメディアリテラシーっぽい。

歌詞はこうやってばらばらにしてしまうと考えやすくなると思う。歌詞の語り手とシンガーは別だし、そのくいちがいがけっこうおもしろいというのははっきり示したい。語られている相手を想定したり想像したりするのは大事ね。

歌詞の進行とともに物語のなかの時間も経過している可能性があることも明示する必要がある。そうじゃないのも多いけど。そこで歌詞がタイプ分けできる。

多くの曲は「ストーリー」があるから、それを読み取れれば一応初級編は終了よね。そして語りの相手へのメッセージ、歌のリスナーへのメッセージを読み取りたい。

楽曲(サウンド)と同じように歌詞も真似られたり批判されたりするものだ、っていうのも指摘したい。たとえば、これまでこのブログで触れた曲だと、aiko先生の「初恋」は宇多田先生の「First Love」と「Automatic」へのアンサーソングでありオマージュだと思う。「私のときはこうだった」よね。ヒントをもらってるだけかもしれんけど。他にもいろんな初恋の歌があって、そういう積み重ねの上で作品が作られるのだ、っていうのはいいたいねえ。カンでつくってるのではない。またポップ音楽は態度を広めるものでもあって、ビートルズもパンクもそういうものよね。

修辞は国語の領域になっちゃうけどこれも大事よねえ。やりがいがあるだろう。

母音や子音の扱いっていうのもエピソードをまじえてなんか語りたい。たとえば井上陽水先生は「か行」が好きらしくて、それは彼自身の声がよく聞こえるかららしい。「か」は固い感じ、「さ」だったらさわやかだし、「な」「ま」はねっとりしているし。母音も「あ」はあかるいしや「お」おおらかだと思う。

「内容や状況に疑問を感じる部分、違和感がある表現はないか?」っていうのも大事で、その歌詞の一番のキモはそういうところにある。そこが理解できると全体の解釈が変わっちゃうような。たとえばミスチルの「Youthful Days」だったら「生臭くて柔らかい」「腐敗」。サボテンの花の話してるのに生臭いのは異常っしょ(あとで書くかも)。

メロディーや音楽やサウンドこそがポップ音楽を音楽たらしめてる部分なので、ここはいろいろやりたいわねえ。
コードと調性の話は楽器やらないひとには難しいと思うけど、他は聴取だけでなんとかならんだろうか。形式はぜひおしえたい。音楽は反復だ。「フック」っていうかその曲の魅力を作る箇所も教えたい。あとこっちも歴史大事よね。

楽器の録音技術とかボーカルの取り方とかも指摘すればわかるんちゃうやろか。

あとは、歌っていうのは必ずしもストレートなものではなく、いろんな表裏のメッセージがあるし、また購買者のこともいろいろ考えてるっていうのも指摘したい。けっこう皮肉やユーモアがわからなくて、まっすぐしか解釈できないひとは多いと思う。

「語り手は聞き手/リスナーにどの程度自分の言うことを理解してほしいと思っているか?」っていう問いも入れてみたけど、たとえばニルヴァーナとかリスナーにわかってほしいなんて思ってないような気がする。わかりにくいのがよいのだ、モスキート。

まあもっといろいろあるなあ。

 

 

このパロディの歌詞はこっち


ポップ音楽でリテラシー(2) : 仮にリストを作ってみた

昨日の記事につづいて、んじゃ楽曲をよく聞くってどういうことだろうか、って考えて、とりあえずチェックしてみる項目を列挙してみました。もっとあると思うけど、とりあえず思いつくものだけ。★つけたのは比較的高級な内容で、知識が必要になるので、学生様には説明が必要な場合があるだろう。

基本情報

  1. アーティスト名
  2. 曲名
  3. 楽器編成
  4. ジャンル
  5. リズム・パターン
  6. テンポ

アーティスト情報

  1. シンガー・バンドの年代性別
  2. シンガー・バンドの印象、服装、ライフスタイル
  3. 想定されている楽曲リスナー、購買層、そのライフスタイル

歌詞

  1. 語り手のアイデンティティ/どういう人物か/年代性別等
  2. 語り手とは別に主人公がいる場合はそのアイデンティティ
  3. 語りかけられている聞き手のアイデンティティ、年代性別等、ライフスタイル等
  4. 歌っている場面はいつ
  5. どこで語られているか
  6. いつのことについて語られているか
  7. 語り手と聞き手はどういう関係?
  8. 語り手はどんな状況
  9. 聞き手はどんな状況?
  10. 1コーラス目と2個ラース目の関係はどうか?時間は経過しているか?語りの内容や語り手の態度に変化があるか?間奏のあとは前と同じか、それともなにか違っているか?
  11. どんなストーリーか
  12. 語り手から聞き手へのメッセージは?
  13. ★他のアーティストの作品で似ている内容を歌っているものはないか?同じ態度の楽曲はないか?歌詞の引用はないか?
  14. ★「修辞技法」をチェックせよ。
  15. ★比喩はどうつかわれているか、擬音は使われているか?
  16. ★対句、縁語、かけことば、枕詞、句切れ、本歌取り、引歌、倒置、体言止め、見立て、擬人法、命令、呼びかけ、折り句、もののな、押韻、反復など、和歌や俳句で使われる技法は使われてないか?
  17.  ★母音、子音の使い方に特徴はないか?
  18.  ★内容や状況に疑問を感じる部分、違和感がある表現はないか?

メロディー、音楽、サウンド

  1. ★形式(AABB、AABBCCなど)
  2. ★コードやその進行は単純か複雑か
  3.  ボーカルの声質と唱法はホット?ウォーム?クール?
  4. 歌詞のないボーカル、掛け声等使ってるか
  5. コーラスの使用、性別等
  6. コールアンドレスポンスの使用
  7. ★「フック」、特徴的な音楽的工夫
  8. 前奏・イントロ
  9. ★オブリガート、フィルイン等
  10. 間奏
  11. エンディング
  12. ギター
  13. ドラム
  14. ★ベースライン
  15. ★その他アレンジの特徴
  16. メロディーの形。メロディーラインは上向き?下向き?
  17. メロディーラインの最高音はどこにある?それは歌詞とどうむすびついている?
  18. 全体のサウンドで感じられるエネルギーの頂点は?逆にエネルギーが弱いところは?それは歌詞と同関係がある?
  19. ★他の楽曲の引用はないか?影響を感じるアーティストや楽曲はないか?
  20. ★同じジャンルの10年前、20年前の楽曲との違いはなにか?
  21. ★録音サウンドに特徴はないか?

効果、メッセージ

  1. 語り手が感じていると思われる感情
  2.  ボーカルスタイル、サウンドと歌詞はマッチしているか?
  3. 歌詞の語りの聞き手に引き起こされると期待されている感情
  4. 楽曲のリスナーに引き起こされると期待されている感情
  5. 性的な含み
  6. ★ダブルミーニング
  7.  ★政治的・宗教的メッセージはあるか?
  8. 言葉遊び
  9.  皮肉、からかい、ユーモアは含まれるか?
  10.  調子は高い?低い?
  11.  シンガーと語り手の価値観を推測できるか?
  12.  語り手はなにを求めているか?
  13.  語り手は聞き手/リスナーにどの程度自分の言うことを理解してほしいと思っているか?
  14. 解決されない謎、邪推等
  15. 作詞作曲者・シンガーからリスナーへの直接のメッセージ
  16. 作詞作曲者・シンガーからリスナーへの間接的なメッセージ

 


実はこれはビートルズの初期曲を聞きながら、私はなにを聞いているかを考え見たんですわ。表にするとしたPDFのようになる。これ、私自信も確認しておどろいたんですが、Love me do → Please Please me → She loves you → I want to hold your handっていう最初期の4局はそれ自体が一連の流れの上にあるんですね。そう指摘されれば当然だと思うと思うんですが、でも私自身がそれはぼんやりとしか理解してなかった。表の威力はすごいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっと面倒で音楽特有のおもしろさは、作詞・作曲・シンガーと語り手とその語り手の相手とリスナー、といろんな立場から楽曲をみないとならんところですね。特に(a)語られてるひとと(b)歌を聞いてるひとの区別はどういう表現使えばいいのかもうちょっと考えたい。

 


ポップ音楽でリテラシー(1) 本を読んで

学生様と話をしていて、好きな音楽の話なんかを聞きたいわけですが、うまく説明できる人は説明してくれる人はそれほど多くないですね。「よい」「好きです」ぐらいで、なにがどうよいのか、どこがどう好きかを説明できる人はあんまりいない。というか、歌詞や曲をよく聞いてないというわけでもないと思うんですが、分析的に聞いたり説明したりすることはなかなか難しいものです。

とかって考えて、そういうので卒論を書きたいという学生様もいたりするので(うちはそういう学部)、ポップ音楽の鑑賞法とか分析法についての本を探しているのですが、日本語ではなかなかないもんですね。英語ならあるかなってんで探しているうちに、Practical Media Literacyって本をKindleでめくってみる機会がありました。

 

 

これは中学や高校ぐらいのクラスルームで、各種のメディアをクリティカルに見る方法を考えながら教えようっていうクリシンの本ですわ。Musicの項目を見てみると、下のような感じ。ちょっといろいろおもしろいと思いました。

まずポップ音楽ってのが特定のリスナーをターゲットにした産業のプロダクションである、って説明するんね。たしかに楽曲の作成からマーケティングまで考え抜かれている業界ではある。単に楽曲だけじゃなくPVや売り方まで含めた商品なのだ。

んで次にジャンルの説明をする。ジャンルっていうのは特定のターゲット層に向けて、その期待にそうようにわけられてるんですよ、と。たとえばハードなギターロックだったら学校に退屈しているミドルクラスのティーネイジャーとか、ボーカルも典型的には白人男性である、と。ヒップホップだったら社会に困難な若者で典型的には黒人巨体ラッパーとDJとか、まあそういうことね。うんうん。ジャンルっていうのは、その顧客であるリスナーが「こういう音だよな、こういう感じを与えてくれるだろう」ってんで手にとるように、その期待に会うようにできてる。

あとちょっとだけサウンドについて触れて、とりあえず実践しましょう、ってな方向にすすむ。んでクラスルームでやるのは、1曲好きなヒット曲を聞いて、練習問題を考えましょう、みたいなの。

1. ジャンル(カテゴリー)を考える。
どの要素によってそのジャンルに分類したか。楽器、ボイスの感じ、曲の長さ、テンポ。人種、年齢、性が違うと別のジャンルになるか?選んだ曲の何が自分にアピールしたか。

2. 歌詞を考える
曲を聞き歌詞を読んでどういう感情になるか。ハッピーか、悲しいか、怒りか。歌詞とシンガーの歌い方はマッチしているか。音楽は歌詞や歌い方とフィットしているか(悲しい歌詞なのにアップテンポということもあることを指摘)。メッセージを聞いてどういう感じになるか。歌詞によって語られているストーリーに共感するか。リスナーにアピールするためにどう書かれているか。反対の意味になる歌詞を自分で書いてみよう。

3. 楽器法や曲の構成を考える
使われている楽器、全体の感じ。曲の構造をメモする。印象に残る「フック」があるか。繰り返しのセクションがどういう感じをもたらすか。頭にこびりつく感じがあるか。ダンスしたくなるか眠りたくなるか。ハッピーにするか悲しくするか。同じジャンルの20〜30年前の曲と比べるとどうか。プロダクションのスタイル、楽器用法、アレンジは変わっているか。なぜ、どのように変わっているか。

4. ターゲットのリスナーを考える
誰がターゲットか。アーティストのルックス、ファッション、態度は歌の感じに影響を与えているか。年齢、人種、性が違っていると違う感じになるだろうか。別の人はその曲を違ったふうに解釈するだろうか。メッセージはポジティブなものかネガティブなものか。

5. マーケティングを考える
架空のアルバムのカバーを考えてみる。ジャンルやターゲットリスナーのライフスタイルを考える。

とかそういう感じ。なるほど、おもしろいですね。われわれポップ音楽好きはこういうのは言われなくてもいろいろ考えるわけですが、中高生、あるいは学部生ぐらいだと、こうやって明示的に質問された方がわかりやすいし、意識的に聞くってことに自覚的になるでしょうね。リストや表の形にしておくんですね。いろんなのが作れそうだ。

んで、いろいろ考えたこととか発表したりディスカッションしたりするんでしょうね。これは中高向けかもしれないけど、いずれ私の1〜2回生ゼミの学生様にもやってみてもらおうかという気がします。もうちょっと突っ込んだ問いを設定したいけど、最初はうえみたいな感じかなあ。

上の本全体は、インターネット(Web/SNS)、テレビ、映画、ストリーミング、音楽、ニュースメディア、ヴィデオゲーム、ラジオとオーディオ関連、写真と主要メディアについての簡単な説明と練習問題があって、最後は広告なのね。なるほど、そいうことか、これぞクリシンだ!みたいな。

ちょっとおもしろい鉱脈がここらへんにありそうな気がしています。

 

 

 

 

 


Air Playで学生様にプレゼンしてもらう

プレゼンやグループワークにはKP法(紙芝居プレゼンテーション)が素敵で効果的なのですが、写真などを使ったスライドの発表も魅力があるものです 1)1回生で「あなたの活動や好きなものを紹介してください」みたいな練習をしました。。でも、パワポやキーノートやPDFのファイルをやりとりするのが面倒なんですよね。「PDFでメールで送ってください」とかって言っても.pptで送ってきたり、「USBメモリでもってきてください」って指示しても「忘れてきましたー」とかってことになる。

使っていない古いApple TVが1台あるので 2)Amazon FireTV Stickに乗り換えたから、それを接続してAir Playで学生様の個人iPhoneからやってもらうとなんか「すげー」とか喜んでました。まあなんか先進技術な感じはありますわね。まあ子供だましな感じもあるけど、そういうIT技術とかに興味をもってもらうにはいいかもしれない。

別段ティップスはない。認証はパスワードではなく数字出すやつにして、あと「危険なのでLINEの通知バナーは切っておいてください、いきなりへんなメッセージ出ると危ない」ぐらいか。これ指示すると、「機内モード」にしてしまって接続きれちゃったりします。学生様は機内モード使い慣れてるんですね。

問題は当然Android端末の人は使えないことで、対策ないかとさがしてたらMiracastってのがあるらしく、最新のAmazon FireTV Stickならちょっとお金を出すとAndroidからもiPhoneからもいけるようですね。来年ぐらいに試してみたい(今年はもうやるつもりがない)。

自分の講義でも基本的にApple TVで接続しようかとは思ってます。

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1. 1回生で「あなたの活動や好きなものを紹介してください」みたいな練習をしました。
2. Amazon FireTV Stickに乗り換えたから

クリッカーの代わりにGoogle Formsを使おう

一時期、大学の授業中にクリッカーを使って学生様からアンケートのようなものをやろうという動きがありましたが、クリッカーは高いし設定に手間かかるし配布と回収がたいへんだしでぜんぜん普及しませんでしたね。そう思ってたのです。(某学会のデモでもうまくいかなかったし)

いまは学生のスマホ+Googleのフォームズです 1)前にも書いたんですが http://yonosuke.net/eguchi/archives/6292 。簡単に手順を説明します。

1. Googleのアカウントをとる。ふつうみんなもってますね。

2. https://www.google.com/intl/ja_jp/forms/about/ にアクセスして認証します。

3. プラスのボタンなど押して質問紙を作成します。


4. 右上の「送信」ボタンを押します
5. 上に三つならんでいる真ん中のリンクのボタンを押すと、URLが表示されます。「URLを短縮」もチェック


6. クリップボードにコピーします。

7. https://www.cman.jp/QRcode/ のようなQRコード作成サイトを開きます。「QRコード 作成」で検索するといろいろあります。

8. さきほどのURLを貼り付けてQRコードを作成します。

9. できたQRコードをスクリーンに投影しただけで学生様はスマホでよみとってくれます。

10. 江口こういうフォームとQRを3種類ぐらいつくっておいて、紙にプリントアウトして学期最初の授業で配布しておきます。

11. 授業中に「それではいつものQRの紙からアンケートA」やってください、などと指示します。学生様はスマホでQRコードを読む方法をすでに知ってますので説明は必要ありません。

12. できればプロジェクタにつないだパソコンから、もとのフォームを表示します。「回答」を開くとこんな感じにリアルタイムで表示されてもりあがります。自由記述もできますし、学生様のスマホ入力は非常に早いのでそこそこいろんなことを書いてもらえます。

以上。

 

ここらへんにも記事ありました。


References   [ + ]

1. 前にも書いたんですが http://yonosuke.net/eguchi/archives/6292

スピーチ評価用紙を作り直した

前に「少人数なら学生様にショートスピーチしてもらう」ていう記事を書いたのですが、その続き。

この前ね、大学コンソーシアム京都ってのの仕事振られて、インターンシップ生の面倒を見るって仕事したんですわ。これはいろいろ勉強になりました。

各大学(おもに私立中堅校)からの学生様が集まって2日ぐらいみっちりゼミのような形でインターン行く業界や会社について調べて発表したり、マナー講座受けたりして、コンソーシアムが契約している企業様のところで2週間〜3週間ぐらい勉強させてもらっていうやつです。

私はどういうわけかホテル業界の学生様たちの面倒を見ることになって、ちょっとだけ私も勉強しました。おもしろいですね。

んでこの前研修後のゼミがあって、そこでインターン先でやってもらった座学セミナーの資料も見せてもらったんですが、これもおもしろかった。その資料を作った某社の部長さんは二度お目にかかったんだけど、もう業界のプロフェッショナルって感じで迫力がある。見識とか大学でも学部長クラスだな、みたいな。

んでその資料見たら、やっぱり「第一印象は大事」とか「笑顔や姿勢や発声の練習しろ」「訓練に1分間スピーチビデオにとって評価しろ」とかの教示や訓練があって、あれ私と同じことやってるな、みたいにちょっと自信がつきました。

んで前に書いてたスピーチ評価用紙も、これまた前に書いた出来具合表(ルーブリック)の考え方で作り直してみたり。

まあこういうの、なんで私がやってんだという気もするわけですが、学生様にとってはやっぱり死活問題だし、そういうのができるようになると勉強のディスカッションもうまくいくようになるだろうと思うし。てか、正直なところ、話し方ができないうちはディスカッションもできなくて苦しんでるところもあるわけです。そういうんで、1・2回生ぐらいでも前期・後期の最初の方ではそういう訓練しないとね、ってな感じ。

まあ実際につかってもうすこし試行錯誤する必要があるけど、PDFとPagesのファイル置いとくので、必要なひとは適当に使ってください。

スピーチ評価ルーブリック(PDF)

speech(pages)

 

A4で作ったけど、縮小してA4に2枚分印刷して裁断してできあがり。受講生*(受講生-1)の枚数を使うのでけっこう枚数必要になります。

 

汚い机の上が恥ずかしい


大福帳を自分で作ってみた

長いこと向後先生の大福帳テンプレートを使わせていただいていたのですが、学部・学科を書く欄がないのがちょっと不便だったので同じものを自分でも作ってみました。そんだけ。

大福帳20170915 (PDF)

Pagesで作ったので改造に必要なひとはファイルあげます。大福帳試作


新しいレポートの「指定の表紙」ニューバージョン

新しいレポートの「指定の表紙」で作ってみた表紙(できぐあい表/ルーブリックもどき)ですが、実際につかってみると使いにくいところがあったので期末用に新しいバージョンを作ってみました。

PDFはこちら。

https://www.dropbox.com/s/06asvsyiovx6l49/%E3%83%AC%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E8%A1%A8%E7%B4%992017.pages.pdf?dl=0


紙芝居プレゼンテーション(KP法)を試してみました

 

向後千春先生という、大福帳や文章の書き方その他の授業インストラクションで私が注目している先生がいらっしゃいまして、メルマガ、じゃないや、有料noteなんかも参考になるので、悩める大学教員としてお布施しています。

そのなかで紙芝居プレゼンテーションっていうのを使って授業してるっていう話があって、先生がやってるなら参考にせねばとyoutubeとかで見てみたんですわ。発案者の川嶋直先生直伝の動画がある。

なるほどこれはおもしろい。

私は発想が柔軟じゃないので、人前でプレゼンといえばPCのスライド、みたいなのになってしまって、前に「読書紹介をプレゼンしてもらう」みたいなのでもあらかじめパワポとか作ってもらってやってたんですが、どうもみんなスライドに書き込み過ぎだな、みたいなのは感じてたのです。あと、話したあとにディスカッションとかするとき、スライドを前にやったり後ろにやったりしてうざい。事前準備が必要だし、メールその他でのファイルの受け渡しとかも面倒。

このKP法だと1枚にたいして書けないので、余計なことを抜いて要点だけ書くようになる1)いわゆる「高橋メソッド」ぽい感じに。 。それに、使った紙芝居をその場に残しておけるから、上のような問題が一気に解決しますわね。それになにより、面倒なこと考えずにすむ。

ちょうど今年どういうわけか京都の大学コンソーシアムってのがやってる企業インターンシップ事業とやらにかりだされてしまっていて、京都の複数の大学の3回生ぐらいの人々の相手を数回しなきゃならんのですが、プロジェクタとか使えない教室だし、1回目のゼミでなにするかこまってたので、この方式で自己PRとかやってもらうのをおもいついたんです。

まず名前その他は一回簡単に自己紹介してもらい、3〜4人のグループに分けて、「それぞれの効果的な自己アピールを考えてください、アピールは根拠がないとだめだから、どういう実績やエピソードを使ったら効果的か、グループの人に評価してもらってください。紙芝居プレゼンという形式でやります、それに何書いたらいいかも相談してね」みたいな指示をだしてグループ作業してもらって、んで発表。

けっこうもりあがりましたね。まあ学生様たち元気で作ってるときも発表も楽しそうで、コンソーシアムの人がわざわざ広告用の写真撮りに来ました。このKP法の説明自体、私がみんなの前でマジックで紙芝居書きながら説明したんですが、彼らは私よりはるかにうまい。

とにかく紙とマジックとマグネットさえあればいいし、なにより、パソコンなくてもその場で作れるのがよい。ホワイトボードに手書き、とかだとけっこう時間がかかっちゃうし。おもしろいので今後パワポはやめてこれでやろうと思います。


References   [ + ]

1. いわゆる「高橋メソッド」ぽい感じに。

新しいレポートの「指定の表紙」

 

昔「レポート提出の工夫: 「指定の表紙」」ってのを書いたんですが、これ前にも書いたように、学生様は適当にチェック入れてくるんでなかなかうまくいかない。世の中の教育熱心な先生たちは、「ルーブリック」っていうのを作ってるらしく、参考にして新しい「指定の表紙」をつくってみました。

日本高等教育開発協会のルーブリックバンクにあった、大阪府立大の深野先生のものを下敷きにさせていただきました。ありがとうございます。

「ルーブリック」ってなんなのか、いまだによく理解してないので、これがそれなのかなのかどうかは知らん。でも「ルーブリック」っていう名前は本当に私はこういう用語を使う人々をあんまり信用してないっていうか。評価表とかチェック表とか、某先生が言ってたように、「できぐあい表」とかそういう名前でいいじゃんとおもうんだけどどうだろう。