お説教」カテゴリーアーカイブ

生活がうまくいってないことに気づいた人におすすめの本

大学新入生とかはそろそろ生活が落ち着いてきたころかと思うのですが、一部には「うまくいかない」って思いはじめてる人も多いと思います。大学の課題などのタスクが多すぎる、一人暮らしをはじめたはいいけど部屋がゴミ箱みたいになっている、台所が汚なくて虫がいる、サークルやバイトで人間関係に悩みはじめてる、とか。

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レポートでのWeb記事の参照法についての提案

大学教員のみなさん、レポート等で、学生様にWeb記事を参照してもらわねばならないことが増えてると思うのですが、インターネッツが一般化してずいぶん経つので、そろそろ見直ししませんか? これは学生様が勝手に判断できないところがあるので、教員の側の指示を考えなおす必要があると思うのです。

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Google Docsで添削を受けよう

Google Docsで添削を受けよう

教員としては学生様の文書をオンラインで添削したいことがあり、学生様としても添削を受けたいことがあると思うのですが、Wordのファイルをいじるのはオンラインでもオフラインでも動作がやぼったくてやりにくいものです。Google Docsを使いましょう。

  1. Googleのアカウントをとる。たいていの人はアカウントもっていると思います。もってない人は用意しましょう。実名に近い名前のものをとっておくと就活にも使えて便利です(逆にへんな名前のはおおやけの用事にはつかいにくいですね)
  2. Google Docsはここ https://docs.google.com/document/u/0/?hl=ja
  3. ファイルを作成したら、右上の「共有」をクリックして、ユーザーを追加する、から相手のGmailのアドレスを入力します。あるいは「リンクをコピー」してメールやチャットで送るだけでもよい。相手が「アクセス権を要求」するのでそれを了承すればよいです。相手が編集できるように設定しましょう。

こんだけ。Wordをわざわざ開かずとも、Google Docsだけでレポートぐらいはきれいに書けちゃいますので、基本はGoogle Docsの上で作業するっていうのも悪くないです。

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授業の感想の「驚きました」と「共感しました」

どうでもいいことなんですが、講義なんかでフィードバック(感想)を集めると「〜に驚きました」「〜に共感しました」っていう言葉をよく見るんですが、なんか違和感があって、すこし他の表現を工夫してもらえるとたすかるな、みたいな話。

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文化系のレポートの書き方の本

ちょっとほぼ私的なメモです。

レポートの文章の書き方の本は多いのですが、ゆるい学部でのゆるい文化系のゆるい卒論の指導に困ってる先生は多いと思うので、参考書。いつものようにリンク踏んで買ってもらえると私にアフィリエイト収入が入ります。

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Amazonと図書館を効率的に使うために(鳥辺野女子大生むけ)

Amazonで見つけた本が図書館にあるかどうかを確認するには、Webブラウザ拡張を使うと便利です。

Chrome (ブラウザのおすすめ)を使っている場合は、Calilayという機能拡張を入れます。 https://chrome.google.com/webstore/detail/calilay/cafcmlkomanlkeanjkijmhepabjigeef?hl=ja

インストールしたら、Calilayのオプションから、京都府→京都市→鳥辺野女子大学図書館を入れればよいでしょう。私は京都市立図書館と府立図書館も検索しています。

Amazonで読みたい本を見つけたときに、こんなふうに図書館にあるかどうか確認できて、さらに「予約する」を押すと分類番号がわかります。

calilay.png

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コトバンクを脚注で使うのはやめろ / 周知の情報の出典にWikipediaを貼る必要はない

コトバンクはいりません

前に「なんでも広辞苑を引用してすませるのはやめろ」という記事を書いたのですが、最近目立つのが本文中の語句に脚注をつけてコトバンクからの説明をつける、というタイプのレポートです。まあちゃんと出典1をつけようという態度2はえらい3のですが、ごちゃごちゃうるさいので避けてください。

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不幸な人は活動記録をつけよう

哲学者のパスカル先生が『パンセ』という超古典のなかで、「人間が不幸なのは部屋でひとりでだまってじっとしていられないからだ、そうすると自分のみじめさを意識するしかなくなるからだ」っていうことを言ってるんですが(あとに引用貼っておきます)、まあヒマや時間があっても、なにもしないとそれだけ不幸になるタイプの人間というのはけっこういるように思います。

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生活・メンヘル改善自助本のおすすめ

認知行動療法自助本で「二の矢」をかわす

ツイッタを見ていたら、自己啓発本をディスったりするのが流行みたいですが、私は自己啓発とかハウツーとかセルフヘルプとかわりと好きなんすよね1。まあ人生いろいろうまくいかないことが多い人間なので、藁だろうが鰯の頭だろうがなんでもいい。 続きを読む

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レポートの体裁を指示する

レポートはたくさん書いてほしいわけだけど、体裁がなってないと見るのもつらいので、最低限体裁はしっかりしてほしい。いろいろ指示書きを配ったり、「レポートの表紙」だけではうまくいかん。やはり見本だ。

ってんで見本つくってみました。これから修正していくつもり。

参考になるページは多いわけだし、なぜ自分で書く必要があるのかとは思うんだけど。


(2021年春追記)

その後、2020年に学部の基礎演習用のテキストとしてさらに別バージョンを書きました。

さらにいくら書いて配布しても学生様たちは言うことを聞いてくれないので、説教ビデオも作りました。

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レポートの書き方文章編、というか細かくてわかりにくい話

昆虫亀先生が「2018年度レポートに関するコメント、諸注意」ってブログ記事を書いていて、私もこのタイプのお説教まとめておきたいと思ってるんだけど、なんかごちゃごちゃしてうまく書けない。

とりあえず講義やゼミでいつもお説教していることを書いておきます。何回も同じことくりかえしているのでそろそろつらいし飽きたし。おおざっぱなものは古い「レポートの書き方」を、コピペ・剽窃については「剽窃を避ける」を読んでください。 続きを読む

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私的SNSリテラシー(ver. 0.1)

Dropbox Paperでだらだら書いてたものだけど、おわらないからもうこっちに載せちゃう。最近山口真一先生の『炎上とクチコミの経済学』っていうグッドな本を読んで、また別に書きたいこともでてくるかもしれないし。とりあえずこんな駄文読んでるより山口先生読みましょう。 続きを読む

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ピーターソン先生による自分の強みの伸ばし方リスト

すでになむなむなChristopher Peterson先生のA Primer in Positive Psychologyはすばらしい名著なのですが、翻訳ではあちこち大幅に文章が削られて意味がとれなくなっているところがある。誤訳も多くて困っています。以下は削られている「強み」を伸ばすエクササイズ。
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自主ゼミ/読書会/ブッククラブの方法は有元先生に学ぼう

前に「自主ゼミを開こう」みたいなエントリは書いてたのですが、その具体的な手順を書いていなかったことは反省しています。どういうことをかけばいいのかわからなかった。このたび、『ブッククラブで楽しむ学ぶクリティカル・リーディング入門』(ナカニシヤ出版、2010)を発見したので、それを紹介します。買ってください。 続きを読む

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文献リストを持ち歩け

教員や他の学生様と卒論の相談をするのはとてもよいことです。どんどん相談してください。

ところで、論文というのは文献をちゃんと読んだり参照したりするのが基本なので、文献情報はとても重要です。レポートでちゃんと参照文献リスト書け、みたいなのを口をすっぱくして言ってるのはその準備作業ですわ。 続きを読む

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PDFは専用アプリで読むのだ

講義やゼミの学生様たちに、教材として自分で作った各種のPDFや、場合によっては裁断してスキャンした書籍の一部抜粋などを、メールしたりオンラインの状態で渡すこともあるわけですが、それをiPhoneやiPadなどのスマホやタブレットで読もうとするときに、いちいちリンクをたどってスマホのブラウザで読んでたりすることに気づきました。オジさんびっくりしましたよ。 続きを読む

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質問の仕方 (2)

授業や説明会などのあとでは、必ず「質問ないですか」と聞かれます。これは、本気で質問を求めているというよりは、まだいろいろ話したいけど時間がないから、みんながどこらへんに関心があるかを知りないってことなのです。だから本気で「質問しよう」「質問を考えねば」「よい質問を」と考えるのではなく、「ここらへんもうちょっと詳しく話してください」みたいなのでいいのです。

面接その他の少人数の場合は特に、「質問する」というよりは、「スピーカーの人から話をひきだす」ってのを心がけてください。基本的には、すでにしゃべったことの具体的な話をしてくださいと言えばいいのです。

あと、就活のグループディスカッションとかだと延々しゃべるやつに一方的にやられてしまうから、話に割ってはいるとかつっこみ入れるとかそういうのもあえて練習しましょう。人間は自由なのです。

→ 質問の仕方 (1)

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大事なときはメモを渡せ

自分の名前をおぼえてもらう必要があるときってのはあるわけです。

たとえば、レポート締切日にプリンタが壊れてしまったとか、プリンタもってなくて大学でプリントアウトしようとしたのにコンピュータ教室が閉まっていて、出力できない!どうしよう? 続きを読む

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