自分用オンライン授業メモ (2)

自分用オンライン授業メモの続き。初動報告。

150人と250人の講義科目2個は、YouTubeでリアルタイム配信することに。手元の古いMacではどうもパワー不足だったので、今年配給された学生様たちと同じ仕様のWindowsノート機+OBS+キャプチャボード + iPad + Apple Pencil + USBマイク、という機材でいくことに。けっこう快適。授業中のリアクションをYouTubeの「チャット」で拾うのは面倒なので、Google FormsのQRコードを示したり、チャットにURLを貼りつけたりしています。

このGoogle Formsでリアルタイムで匿名で意見や質問を書いたり、リアルタイムで簡単な意見アンケートをとったりするっていうのは対面授業でも人気があるので一回試してみてほしいものです。簡単だしおもしろい。

iPad + Apple Pencilは強力で、PDFやKeynoteのスライドに赤や緑で文字を書きこむことができるので、スライド映しているだけよりずっと表現力があると思う。Keynoteとかには数枚ごとに白紙を入れておいて、そこを黒板みたいに使う感じ。黒板や対面授業でのPCで出すスライドより快適なので、今後対面がはじまってもApple Pencil使いたい。(まあ字が下手なのが困りものだが)

YouTubeライブはなにも指定しなくても録画を残してくれるので、参加できなかった学生様もあとで観ることができるので問題ない。

休憩は多めにとっていて、1時間半の授業のなかで5分〜10分の休憩が2回は必要な感じ。もっとあってもよいと思う。画面を見つづけるのはつらいものだ。

Zoomでの大人数授業はどうも事故が起こりまくりの様子で、まあ予想通り。あれはむりです。

まあとにかく講義はYouTubeで十分いけるし、私語だのうつぶせで寝てしまう学生様だのを気にせずにやれるのでむしろ快適。これからずっとこれでやりたいぐらい。

15人前後のゼミはとりあえずZoomで。やっぱりゼミはインタラクティブじゃないとどうしようもない。MS Officeを会社が契約しているので、授業連絡等はTeamsでとるように、信頼できない「LMS」から移行中。Teamsにもテレビ会議はあるので、Zoomよりそっち使いたい気がしているんだけどまだ試していないです。

Zoomゼミは基本顔出し。顔ないとやはり話しにくい感じがある。しかし顔出しでも「無理しない」っていうのは指示していて、しゃべってないときはビデオ消したり、横向いたりしていてかまわない、ということは伝えてある感じ。

ゼミでは特にとにかく休憩ちゃんと取るのが大事で、30分に1回は必要、できれば20分ごとにとりたい感じさえある。

低学年ではKP法(紙芝居プレゼンテーション)使ってもらったりしていて、この方法はやっぱり有効。マジックと大きめの紙を用意しておいてもらって、話をするときはそれにポイントを書いてもらう。バラエティ番組と同じだわね。ああいうのを見なれているので学生様もそれなりにうまい。

上回生はレジュメとか原稿とかつくってもらうわけだけど、学生様に画面共有させるのは操作がむずかしいのでおすすめできない。私は事前にレジュメ等をPDFでもらって、それを私が画面共有してみんなで見ながらお話してもらい、私がApple Pencilで勝手に赤ペン入れていく、という感じ。これはこれでおもしろいし有効かとも思う。

だまってビデオで他人の話を聞いている、っていうのはけっこうストレスだと思うので、本日はゼミの最後に「ブレイクアウトルーム」で適当に感想言いあって別れてもらうようにしてみました。休憩時間は教員が内容を聞けないブレイクアウトルームに分けてしまうって、雑談したいひとは雑談するっていうのがいいのかもしれないと思ったり。次はそうしよう。

講義もゼミも終ったらFormsでフィードバックもらうようにしていて、学生様にはまあ「出席票がわり」てなことを使えている。学生証番号を入れてもらって、スプレッドシートに出力し、それを名簿とvlookupで照合するってのもできるようになりました。vlookupとかコピペするの面倒なので、もうすこしエレガントにやりたいけどいまのところまあしょうがない。

FormsにしてもKP法にしても、以前なんの気なしに使っていたのが今助けになっていて、やはり勉強はしとくものだな、みたいなのは感じています。

まあしかしやっぱりオンラインのゼミというのはかなり厳しい感じ。疲労がはんぱないです。もっと人数小分けにしたい。

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