恒例の順不同。
ドゥ・ヴァール『サルとジェンダー』
ジェンダー問題考える上でたいへん重要だと思います。
廣瀬大介『リヒャルト・シュトラウス/楽劇 ばらの騎士』
リヒャルトシュトラウス愛がすごい。エレクトラやサロメもこの長さで書き直してほしい。
スティーブ・スチュワートウィリアムズ『宇宙の広さを知ったサル』
原書は有名な本だったけどやっと翻訳出してもらえた。
スーザン・ロジャース『あなたがあの曲を好きなわけ』
プリンスのエンジニアのスーザンさんは大学教授になってます。
クエストラブ『ミュージック・イズ・ヒストリー』
これはすばらしい。文句言わずに読みなさい。同世代ぐらいの才能あるアフリカ系アメリカ人たちがなにを聞いて何を考えてたのかがわかる。え、ティアーズフォーフィアーズなの?みたいな。
Neil McArthur, The Ethics of Sex
冬になんかの発表前に読んで優秀で驚いた本。翻訳出せてもらえそうです。ニュースサイトとかブログとかSNSから情報拾ってきているのが新しい感じ。応用倫理学はそういう感じでやらないとならん時代ですな。
ウィリアム・ベネット『モラル・コンパス』
アメリカの小中学校生向けの美徳の本。この本あんまり意識してなかったけど、けっこう重要な本だったのかもしれんねえ。
川本三郎『荷風の昭和』
川本先生の荷風研究の総決算かな。荷風のまわりの人びとの方から攻めてるのがよい。『荷風の大正』こそ読みたいのでもうすこしがんばって。
ジョン・ミクライアン『ビートルス vs. ストーンズ』
学術の香りがする堅い本でよかったです。新鮮な見方もあった。最近出たロブ・シェフィールド『ドリーミング・ザ・ビートルズ』もよさそう。
マンガ
印象に残ったマンガたち。『新九郎、奔る!』がトップ。あと『セシルの女王』、『葬送のフリーレン』あたりですか。あと『アオアシ』の終り方よかった。
他はbooklogの五つ星/四つ星を見てください(内容的には同じ評価です)。



















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