セックスの哲学

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フェミニズムの入門書

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田中東子先生の表現の自由論 (4) 補遺

(3)に加筆したら、おそらくわかりにくい文章になってしまったので、(さらにわかりにくくしてしまうかもしれないけど)補遺を。
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田中東子先生の表現の自由論 (3)

さて、本論文の核心部分、本論の部分です。私たちがいま早急に対応しなくてはならないのは、ポルノ表現は「表現の自由」であるかどうかという問題以上に、その「有害さ」である。ポルノを定義してないのにポルノがどれくらい有害か論じられるのは困るんですが...
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田中東子先生の表現の自由論 (2)

前エントリでちょっとコメントをつけた「ポルノ表現については、米国では、「合衆国憲法修正第一条」の言論の自由条項によって法的保護を受けているし」につづいて、先生は次のように説明しています。 一九九六年には「通信品位法第二三〇条」が成立し、「相...
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田中東子先生の表現の自由論 (1)

『現代思想』2025年5月号の「表現の自由」特集の田中東子先生の「謳歌の後に来るものは?:「自由すぎる表現」の爆発的増加とその始末」という論文を読んで、少しコメントしたいことがあったので書いておきます。
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「体力」の男女差について目にしたものについて

朝日新聞のThinkキャンパスっていう記事で、スポーツや体力とジェンダーの記事があって話題になってました。→ 「男性のほうが体力がある」は本当か? スポーツを通じて学ぶジェンダー論スポーツとジェンダーの話はいろいろおもしろいところがあって、...
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翻訳ゲリラ:A. W. イートン「女性ヌードの何が問題か」

なんかまた「宇崎ちゃん」とか萌え絵の女性表現とかが話題になってて昔のことを思い出したので、それに関連して話題になったアン・イートン先生の「女性ヌードの何が悪いか」をChatGPTに訳してもらいました。イートン先生が自分で公開しているから、著...
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翻訳ゲリラ:SEP リナ・パパダキ「性的モノ化についてのフェミニスト的見方」

SEPのパパダキさんのやつの無許可翻訳 最近ChatGPTと遊ぶことにハマっているし、モノ化の話はもっと資料が必要かもしれないので、SEPのパパダキさんのやつもChatGPTさんに訳してもらいました。少し修正する必要あるけど、誰かが二度手間...
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翻訳ゲリラ:ヌスバウム「性的モノ化」

最近ChatGPTと遊ぶことにハマっていて、途中でやめてたヌスバウム先生の性的モノ化論文の残りを訳してもらいました。違法だけど超重要論文で必要な人がいるかもしれないから置いときます。訴えられたらカンパおねがいします。
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高橋幸先生の「近代社会における恋愛の社会的機能」(9)

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ブーニン先生のセックス倫理学本は最高です

デヴィッド・ブーニン先生という私が以前から尊敬している応用倫理学の先生がいるのですが、2022年に The Palgrave Handbook of Sexual Ethics という素敵な本を編集してくれて助かっています。 目次はこんな感...
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高橋幸先生の「近代社会における恋愛の社会的機能」(8)

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高橋幸先生の「近代社会における恋愛の社会的機能」(7)

高橋先生のもう一個のジンメルへの言及も確認してみました。
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高橋幸先生の「近代社会における恋愛の社会的機能」(6)

引用です。
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高橋幸先生の「近代社会における恋愛の社会的機能」(5)

ベルサイユのばらの完全愛で満足してしまって、もう続けにくいのですが……
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高橋幸先生の「近代社会における恋愛の社会的機能」(4)

んで、一番困ったのが次です。
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高橋幸先生の「近代社会における恋愛の社会的機能」(3)

昔あつめた文献をひっくりかえすことになったのは、こっから先の先生の議論に違和感があったからです。
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高橋幸先生の「近代社会における恋愛の社会的機能」(2)

そもそも、スタンバーグが恋愛は「友情 + 情熱だ」って言った、って話が実はおかしいんですよね。
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高橋幸先生の「近代社会における恋愛の社会的機能」(1)

ついに、元気な社会学者の先生たちによる『恋愛社会学』が出版されてたいへんよろこんでいます。がんばってほしいですね。
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ブックガイド: 恋愛心理学のおすすめ本2024

10年ぐらいまえに一回ブックガイド作ったんですが、古くなってしまいましたね。
お説教

翻訳ゲリラ:セックス自己啓発本の見わけ方

(Spencer A. Rathus, Jeffrey S. Nevid & Leis Fichner-Rathus, Human Sexuality in a World of Diversity, 6th ed., 2005のp.8から...
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翻訳ゲリラ:アニタ・スーパーソン「セクシュアル・ハラスメント」

Anita M. Superson,‘Sexual Harassment’ in Hugh LaFollette (ed.), Ethics in Practice: An Anthology (Blackewell, 1977), pp....
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翻訳ゲリラ:アラン・ソーブル「セクシュアリティの哲学」ゲリラ訳

昔坂井昭宏先生が訳したInternet Encyclopedia of Philosophyの項目、ソーブルによる「セクシュアリティの哲学」のゲリラ訳です。 においときます(読めなくなってたら教えてください)。ソースは にあるので、タイポや...
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翻訳ゲリラ:アラン・ソーブル「エロティック哲学の歴史」のゲリラ訳荒訳

Alan Soble (2009) "A History of Erotic Philosophy"のゲリラ訳です。 某学会でワークショップ「セックスの哲学史」とかってのやるんですが、それの準備してたらうっかりセックスの哲学の第一人者(ハル...
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例のお見合い結婚/恋愛結婚のグラフについて

国立社会保障・人口問題研究所というところがやっている出生動向基本調査というの統計があって、これには、結婚や少子化の話をするときに必ずといっていいほど引用されるグラフがあるんですわ。例の1965〜1966年あたりに、見合い結婚/恋愛結婚の比率...
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ハルワニさんの『愛・セックス・結婚の哲学』 (1) 関連図書(1)

ラジャ・ハルワニさんの『愛・セックス・結婚の哲学』っていうのをみんなで翻訳して、なんとか出版(予定)までこぎつけました。けっこうがんばって訳したので、できれば買ってほしいのですが、ちょっとお高い値段がついてしまって(ページ数が多いのでしょう...
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翻訳ゲリラ:リー・C・ライス「スピノザ(バルーフ)(1632–1677)」

リー・C・ライス「スピノザ(バルーフ)(1632–1677)」 Lee C. Rice, "Spinoza, Baruch (1632-1677)", Alan Soble (ed.) Sex from Plato to Paglia, G...
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翻訳ゲリラ:セリア・ウルフ−デヴァイン「デカルト」

セリア・ウルフ−デヴァイン「デカルト(ルネ)(1596–1650)」 Celia Wolf-Devine, "Descartes, René (1596-1650)", Alan Soble (ed.) Sex from Plato to ...
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翻訳ゲリラ:キース・バージェス-ジャクソン「アンスコム」

Keith Burgess-Jackson, "Anscombe", Alan Soble (ed.) Sex from Plato to Paglia, Grennwood, 2006. \url{} の非合法訳です。吉田廉・江口聡訳。 ...
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翻訳ゲリラ:ルース・サンプル、「リベラルフェミニズム」

Ruth Sample (2006) “Feminism, Liberal”, Alan Soble (ed.) Sex from Plato to Paglia, Grennwood, 2006. の非合法訳。ヤヤネヒロコ・江口聡訳。