小松美彦

倫理学

パーソン論まわりについて書いたもの

大庭健先生経由で小松美彦先生を発見してパーソン論について考えはじめる。 ← 発端 パーソン論と森岡正博先生とか児玉聡先生とか攻撃したり批判したり勉強したり 加藤秀一先生と「美味しんぼ」。加藤先生の本についての言及を一部操作ミスでなくしちゃっ...
倫理学

生命倫理学とわたし

なんちゃって。「功利主義とわたし」 の兄弟編。
旧「目の中の丸太日記」

『ザ・リバティ』

『ザ・リバティ』1999年10月号が届いた。スティーブという仮名になってるけど、これはやっぱり"T.K."の事例だよな。 一体なぜ彼女たちはスティーブが意識を持ち、自分の母親を識別できると感じているのだろうか? 結論を言えば、それは近代科学...
旧「目の中の丸太日記」

高橋昌一郎『哲学ディベート』続き

パラパラ読んでる。まあおもしろいような気がする。でも、全体にせっかくのディベートなのに、両論並記で「いろんな見方があるね」で終ってしまい、おたがい批判やあげあしとったりしてないんで、あんまり「論理」的な分析とは関係ないような気がするけど、だ...
旧「目の中の丸太日記」

久しぶりに小松美彦先生

粘着しはじめてはや1年になろうとしている。まだ心の目は得られないまま。 ・・・ある二人の患者の紛う方なき現実を見ておきたい。一人は医師から全臓器提供を勧められる程の状態から社会復帰を遂げた日本人女性であり、(略)前者の女性については、脳外科...
旧「目の中の丸太日記」

シューモン先生の「水頭無能児」論文

アラン・シューモン先生の「水頭無能児」の論文はPDFで手に入るということを教えてもらった。 "Consciousness in congenitally decorticate children: developmental vegetat...
旧「目の中の丸太日記」

まだまだ小松美彦先生の『脳死・臓器移植の本当の話』(4)

ISBN:4569626157 Alan Shewmon先生のもとの論文とかNeurologyに掲載された批判とか入手してみた。シューモン先生の論文は、新聞記事とかまでメタ分析のソースにしていてあやうい。 前節のようなシューモンの衝撃的な論...
倫理学

Tooley先生からお返事が来たよ

と粘着している「人格を持つって言えるか」問題。 トゥーリー先生から非常に親切な長文のお返事が来た。恐縮。 とりあえず一番重要な箇所だけ。
旧「目の中の丸太日記」

一年の反省

この日記の1年分を読みなおしてみる。 まあごちゃごちゃ書いてきたが、勉強になったところもあれば ならなかったところもあり。全体にネガティブで傲慢でoffensiveだけど、 そんなに大きくまちがったことは書いてないしまちがっているところは恥...
旧「目の中の丸太日記」

「パーソン論」は保守的か

んで森岡正博先生粘着のつづき。
倫理学

森岡先生のパーソン論理解

だらだら。
旧「目の中の丸太日記」

トゥーリー論文その後

論文 (Michael Tooley, "The Moral Status of Cloning Humans", Hamber and Almeder (eds.) , Human Cloning, Humana Press, 1999)...
旧「目の中の丸太日記」

「パーソン論」続き

昨日ちょうど弘文堂の『現代倫理学事典』*1が図書館に届いたので、さっそく「パーソン論」をひこうとすると項目がない。(それはそれで見識かもしれん) でもとりあえず「(マイケル・)トゥーリー」の項目はある。 「自己意識や理性的能力を一度も持った...
旧「目の中の丸太日記」

小松美彦先生の『脳死・臓器移植の本当の話』(3)

ISBN:4569626157 あとシンガーの議論やろうかと思ってたけど、根気がつづかん。一箇所だけ。 脳の機能が不可逆に停止した人間に関して倫理的に関連のある最も重要な特徴は、その人間が人間という種の一員であるということではなく、その人間...
旧「目の中の丸太日記」

小松美彦先生の『脳死・臓器移植の本当の話』(2)

続き。 いわゆる「パーソン論」 前からいわゆる「パーソン論」の解釈は非常に気になっているのだが、よい入門・解説書がないんだよな(あとで調査する)。 とりあえず小松美彦先生の文章を読みながら落ちいりやすい読み間違いを確認しよう。 パーソン論と...
旧「目の中の丸太日記」

小松美彦先生の『脳死・臓器移植の本当の話』(1)

ISBN:4569626157 前回書いた『情況』の大庭健先生は、次のようにおっしゃっている。 だからすでに生命倫理学の土俵に乗ってしまっている人は、せめて(小松美彦先生の)『脳死・臓器移植の本当の話』(PHP新書)程度だけでいいから、小松...