セックスの哲学 「ジェンダー論と生物学」 (8) 「循環的」「権限が及ぶ」がわからない んで、加藤先生は「自由意志」の問題をつかって、自然科学者(この場合は神経関係の人々)がいろいろ勝手なことを言うのを戒めたり。ここらへんはまあいいです。そんな素朴な自然科学者たちっていないだろう、ぐらいは思うけど。 2020.01.31 セックスの哲学
セックスの哲学 「ジェンダー論と生物学」 (7) 性暴力、性欲、ドーキンスの麻薬患者 加藤先生は一応、原因と理由が切り離せないという話を、性暴力の話をつかって説明しようとしているように見えます。しかしここも私にはわからない。 2020.01.31 セックスの哲学
セックスの哲学 「ジェンダー論と生物学」 (5) 「レイプ」という語を人間以外に使えるか? 進化心理学者たちの擬人法的な言葉づかいについて、前のエントリに書いた、ソーンヒル先生たちの『人はなぜレイプするのか』での言い分を引用して紹介しますね。わかりやすい文章なので解説はなにも必要ないと思う。 2020.01.30 セックスの哲学
セックスの哲学 「ジェンダー論と生物学」 (4) たしかに鳥は「結婚」しないかもしれないが…… なぜ、つがいになっているメス鳥が、オスの配偶者防衛をかいくぐって他のオスと交尾して卵を産もうとすること、そしてオス鳥が他のオスとつがいになっているメス鳥と交尾することを「浮気」と呼んではいけないのだろうか。 2020.01.30 セックスの哲学
セックスの哲学 「ジェンダー論と生物学」 (3) なぜ鳥に「浮気」を使ってはいかんのか まえのエントリの最後、加藤先生の見解では、人間以外の生物には性別役割や性差別が存在しないので、性的二型が性役割や性差別にどう関係するかという課題は、生物学ではなく人文社会系のジェンダー研究の課題だ、ということになる。 2020.01.30 セックスの哲学
セックスの哲学 「ジェンダー論と生物学」(2) 性的二型とか んで、加藤秀一先生のに関するエントリの続きもしばらくだらだら書きたい。私、よくわからない文章を見ると、それにつてなんか書いておかないとものすごく気持ち悪くて、ずっとそれについて考えちゃうんよね。 2020.01.29 セックスの哲学
セックスの哲学 加藤秀一先生の「ジェンダー論と生物学」は問題が多いと思う (1) まずは細かいところ 年末、このブログでも何回か取り上げている加藤秀一先生の「ジェンダー論と生物学」という文章を読む機会がありました。(社会構築主義を中心にした)フェミニズム/ジェンダー論と、生物学の間の葛藤と、その調停の試みの思想と歴史という感じの論説なのです... 2020.01.08 セックスの哲学
旧「目の中の丸太日記」 加藤秀一の性暴力論 昨日加藤秀一先生の『性現象論―差異とセクシュアリティの社会学』を読んでかなりショックを受けたので、ちとメモを残しておく。 ちょっとよく読んでみる。気になった終章の「性/暴力をめぐって」の前に、 ポルノを論じているところ(第3章)でも性暴力の... 2006.03.08 旧「目の中の丸太日記」
旧「目の中の丸太日記」 加藤秀一他『図解雑学 ジェンダー』 読んでみたが、コンパクトで平明な表現なのに目先が利いていて非常に優れた入門書。これ1冊あれば他の入門系の本はいらんのではないか。 しかし、より深く考えてみると、ジェンダーとセックスという境界線をどこに引くか、何がジェンダーに含まれ、何がセッ... 2006.02.07 旧「目の中の丸太日記」