- デイリー先生の文章の引用
私は〈裁判による性暴力の問題解決〉より〈カンファレンスやそれに類するRJ〉がより一般的に用いられるとは思わない。〔しかしながら〕私は犯罪と被害へ、より洗練された対応をすること、そしてRJがその流れの中に位置づけられることについて考えることは、意義があると思っている。
ここまで、主にほぼ4章2節の英語の訳の問題だけ見てきたのですが、どれもいわゆる「意訳」や「わかりやすい訳」やケアレスミスだけではない。構文がとれないために意味がとれてないないか、知識がないためか、検討する論文全体を読んでいないため理解できていない、という感じだと思います。こうなると、この本に出てくる日本語の翻訳が出ていない文献からの引用・参照はすべて疑わねばならないことになる。しかしそれはしょっぱなから論文タイトルがまちがっているのを見れば誰でもわかる話でもあると思います。
まだ続きます。
- 『性暴力と修復的司法』第4章の一部チェック(1)
- 『性暴力と修復的司法』第4章の一部チェック(2)
- 『性暴力と修復的司法』第4章の一部チェック(3)
- 『性暴力と修復的司法』第4章の一部チェック(4)
- 『性暴力と修復的司法』第4章の一部チェック(5)
- 『性暴力と修復的司法』第4章の一部チェック(おわります)
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