メモだけ。山形はこの本がまんま「自由」についての本じゃなくて「意志の自由」と道徳的責任の本だってのをちゃんと理解していないかしれない。解説でも「自由」という言葉はふりまわしているけど「自由意志」という言葉は使っていない。ここには大きな違いがあるんだが。まあ自由意志の問題は根が深くて私もよく理解していないけど。それに「合理性」ということで経済学でいうような効用の最大化が意味されているのか、カントのような意味での理性にかなっているということが意味されているかの区別も曖昧なような気がする。だから森岡のような人に喧嘩を売りたくなるんではないだろうか。まあ、森岡正博さんに喧嘩売ってもなあ。成田さんの責任と自由 (双書エニグマ) ぐらいは目を通してもいいんじゃないかな。
Views: 9
コメント