交通事故にあってしまったら、どんなに軽い事故でも次のことを守ってください。
- 必ず警察を呼ぶ。
- 痛くなくても必ず病院に行く。
- 絶対に知らないひとの車に乗ってはいけません。
事例研究
事故現場
東鴨川女子大学のA子さんが、自転車で横断歩道を渡ろうとしたところ、ゆっくり右折してきた自動車に衝突されました。幸い自動車は自転車にぶつかってA子さんが転んだだけですみました。運転手は警察を呼ばず、「大丈夫ですか?」と言うだけでした。A子さんは動転して「だいじょうぶです」と答えました。自転車のタイヤが歪んで回らなくなっていました。運転手は「大丈夫ですか、怪我はないですか」とは言いますが、やはり警察を呼ぼうとはしません。A子さんが「どうやって帰ろうか」と考えていると、運転手は「車に自転車を積めるので、家まで送ります。」と言ってくれました。A子さんは「大丈夫かな」と思いながらも、「家に帰りたい」と思ってその車に乗ってしまいました。
分析
A子さんの対応は最悪です。彼女は運が悪ければレイプされて殺されて山に捨てられてしまうという最悪のコースまで考えられます。
(続く)
夜
なんとか無事に家に帰ったA子さんでしたが、夜になって気を取りもどし、これではだめだと警察署に向かいました。しかし警察では、運転手を呼び出してはくれたのですが、ちゃんと事故調書を作ってくれませんでした。「二人で話しあいなさい」と放っておかれたのです。これは警察には「民事不介入」という原則があり、人身事故でなければまじめに動いてくれないからです。けっきょくA子さんは運転手と話しあい、「自転車を弁償すればあとは文句を言わない」という一筆をとられてしまいました。
分析
これもひどい話です。簡単に示談なんかしてはいけません。怪我をしたならちゃんと病院に行き、診断書をもらわなければなりません。
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