ファンク入門(5) ファンクの発展

まあJBとスライ以降はもうなんでもあり。

ジャズミュージシャンもスライ先生の影響でファンクをはじめます。

ハービー・ハンコック先生のカメレオン。ちょっと長くてジャズとか聞いてない人にはつらいかも。ハンコック先生はファンクを単純化して、スネアドラムの2拍4拍のバックビートをずらしたりして(1回目がふつうより16分音符1個分早い)独特のギクシャクしたリズムを出してる。シンセベースも好まれました。ふつうのベースよりエッジが立つから。

ハンコック先生がマイルスデイビスのバンドを首になってからいろいろやってたんですが売れなくて困っていた、と。でウェインショーター先生から誘われて創価学会に入会。毎日勤行を繰り返す日々。そんなある日、夢枕に日蓮先生とスライ先生二人がいっしょに立っていたという。「これだ!」。ハンコック先生はそこからヒントを得てこのファンクを開発したと言われいます。ほんとかどうかは知らん。大作先生が立ってたらどうなっていたのかもしらん。まあとにかくハンコック先生はライブとかでも自分でこのベースライン弾くんですが、すごいファンクネスでたまらんです。

P-Funkっていうのは70年代後半から80年前半ぐらいまでにジョージ・クリントン先生がやってたFunkadelicやParliamentというバンドとかその他周辺バンド・アーティストの総称。大人数でいろんなことをやる。ダンスフロアを占拠しておったらしいです。とにかく曲が長い、がかっこいい。ズズズズズ。とにかくこういうのを聞きながら一人で部屋で踊り狂うようになるとファンク中級。

ふつうのベースより低い音域使ってるので、ベーシストたちはそれに対抗するために弦を1本増やすことになってしまいました。

もうステージ上は変態大集合ですね。客席も黒人ばっかり。白人はサタテーナイトフィーバーとかでビージーズとかおしゃれに踊ってたときに、黒人のみなさまはこんな感じ。会場中マリファナとかがモウモウとしていたそうです。よい子のみんなはマリファナやドラッグは真似しちゃいけません。白い衣装のジョージ・クリントン先生のリズムのとりかたに注目してください。とにかく1拍目!

ファンクと抑制の関係を知ってもらうために、P-Funkをもう2曲。どっちもアルバムの最初の曲なんですが、抑制されてますよね。白人だったらジャーンっていってはじまりそうだけど、黒人ファンクはこういう感じ。盛り上ってるところも盛り上りまくならない。走らないでむしろ足ひきずってる感じ。重い。

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