んでまあ仕事的に4月はバタバタするんでなにもできなかったんだけど、5月の連休期間を使ってもう1曲作ってみた。バックトラックはギターの教則本読みながらリズマシーンを使ってカッティングの練習してたら自然にできてしまった。これは歌詞は自然にできたとは言えなくて、それなりに考えた。
前の1曲で自分は歌詞を書けるってことがわかったので、それなりにこった歌詞にしたかった。中年が仕事場の密室で徹夜で2ちゃんねる読みながらウォッカ飲みタバコ吸いながらこんなんしてって馬鹿だな、みたいに思ってそれを歌う。「密室ポップライフ」っていうワードが最初に浮かんだけど、対になる「密室ファンクライフ」が中心になった。これコードの進行もリズムもファンクじゃないよね。けっきょく合わなくて「密室ファンク」だけになった(F-wordだし)。エロキモいセクハラ歌詞を作ろう、みたいな。与謝蕪村の本を読んだところなので「行く春や重たき琵琶の抱きごこち」を引用しているのが自慢。私が歌詞書くときは、こうやって文章書いてるときと同じ脳味噌の部分を使っている感じ。3コーラス目はおもいっきりセクハラな感じにしてみた。
月がぼやける夜はぬるいウォッカグラスについで
タバコに火をつけドラムマシン走らせよう
空気の重い夜はギターの重さも感じ
やさしく腰に抱いてマシンランプともらそう
密室ポップライフ
密室ファンクライフ
重たきギターの抱きごこち愛し
さりゆく春を思ってみよう
ジェマーソンきどってベースをならしたら
マービンきどってささやいてみよう
(Chorus)
閉ざされて部屋のかたすみのくらがりで
シールドのヘビが僕等をさそっている
君の胸のポップマシーンゆっくり汗ばんで
腰のファンクマシーン動きだすのを待とう
「ゆっくり汗ばむ」のところは録音したバージョンでは「じっとり汗ばむ」になってるけど、もうとりなおせない。他にもうまく合ってないところがあるけど解決できなかった。まあ、いいや、みたいな。歌はキモすぎるが、一発でとったベースラインの感じは気にいっている。なにも考えてないのに自然に弾けて自分で驚いたのをおぼえている。ここらへんになると、自分には技術はないにしてもある程度の音楽センスがあるんではないかと思いはじめていたんじゃないかな。っていうか、楽曲を作るということは感性というよりはむしろかなり知的な作業なのだということがわかりはじめる。
最初は一人密室のままあっぷしたんだけど、これくらいエロくしたら女性ボーカル入れないとかっこつかないと思って事務系の同僚たち(特別な関係ではない)に頼んでコーララス入りバージョンに差し替えよう。一人だけやってくれた。いやがって恥ずかしがってるのがおかしい。自分のアイディアを他人に歌ってもらう、なんてのはもちろん初めての経験。最初に「密室ファンク」てコーラスが思いうかんだときからから頭のなかでは女性ボーカルが鳴ってたんだと思う。
今聞くとボーカルはやっぱりキモいけど実はリードギターも気にいっていて、なぜ一発でこう弾けたのかはよくわからない。なんかある興奮状態にあったのだと思う。気分だけはパットメセニーだったのはおぼえている。最後の方のコーラスも女子にささやいてもらえばよかったねえ。
セクハラで訴えられなくてよかった。危ない危ない。まあ職場3年目ぐらいで慣れてきたので、「同僚にもお客様にもセクハラしないようにしないとな」みたいなことを考えていたんじゃないかとも思う。それのはけ口。ははは。しかし女子コーラスを入れさせてエロセクハラする、というのはその後も作った。(「マジンガーZ」)
やっぱり女性コーラスいれたのウケてうれしい。まあ女子にコーラスさせればウケるのはわかっていた。まあ楽器の技術はなくてもアイディアさえあれば曲は作れる、っていうのを皆に見せたかったところもある。とにかくもっとみんなに歌詞を作ってほしいと思ってた。やっぱりロック・ポップスは歌詞だ。
ヘタクソスレッドはけっこう自作曲あげる人もでてきて繁盛していてうれしかった(歌まで入れる人は少なかたけど)。ギターの技術が中心のアドリブスレとは違う流れができつつあった。
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