プリンスの活動前半の録音エンジニアだったスーザン・ロジャース先生と、『性欲の科学』のオギ・オーガス先生(神経科学者/科学ライター)の本を見てたら、「好きな曲」は自伝的記憶を惹起する作用があるとかなんとかって話をしていて、まあそうですね。それを期待してこのシリーズやってます。でも実は洋楽の方がいいのではないか……
江口少年は小学6年生から中学生へ。怒涛の思春期に突入。立派な深夜ラジオ少年に成長しています。
- 「いい日旅立ち」。「冬の稲妻」。谷村チンペイ先生大活躍。
- 「君のひとみは10000ボルト」。もうひとりのアリス。
- 「勝手にシンドバッド」。出てきたときはたしかにわけわかん勢いですごかったですねえ。バンドサウンドよかったし、歌詞も意味不明ですごい。まあ私はサザンはあんまり関係ないんですが、原由子先生のコーラスがすごく印象的だと思ってました(今も)。
- 「UFO」。ピンクレディー絶好調。アレンジすばらしい。
- 「宿無し」。深夜放送ではお世話になりました。ヒット曲でも、バンドサウンドが普通になってきますね。ベースがスラップしている。当時は「チョッパー」って呼ばれてました。
- 「わかれうた」と淳子さんの「しあわせ芝居」、研ナオコさんの「かもめはかもめ」。中島みゆき先生も絶好調で、こうして他の曲と並べて聴くと楽曲・歌詞のレベルが違いますね。飛び抜けてる。ラジオでもたいへんお世話になりました。やはり史上最高のシンガーソングライターです。
- 「タイム・トラベル」。イメージ喚起ではサディスティックミカバンドの「タイムマシンにおねがい」の方が数段上かなあ。原田先生悪くないんだけどねえ。
- 「Mr. サマータイム」ほんとに好きな曲ですね。なんというか分厚いアレンジと、コーラスがビッグバンドのサックセクションのように動くのがいい。歌詞はひどい。
- 「オリビアを聴きながら」。この曲、なんかいろんな印象的な部品が入ってるけど、なんかまとまりが悪い気がするんよね。
- 「季節の中で」「青葉城恋唄」。ここらへんフォーク系ニューミュージック全盛ですな。
- 「狼なんか怖くない」。サビ以外は記憶に残らないんだけど、サビ部分のバックはかっこいい。まあでもこういうアイドルソングは私にはほとんど関係なかったっす。
- 「微笑がえし」。これはほんとうにすばらしい活動をふりかえるパズルのような作詞は阿木燿子先生かあ。歌謡曲・アイドル曲史上に残るマスターピースっていう感じ。キャンディーズ関係ないのに、私も聴くたびに泣かされそうになります。
- 「カナダからの手紙」「さよならだけは言わないで」あたりは聴かされたけどなにも印象がない。
- 「飛んでイスタンブール」はサビは印象的だけどAメロ弱いですね。「東京ララバイ」もまあ。
その頃江口少年は……まあ中学進学してトラブル続出で悩む少年ですなあ。部活は吹奏楽に入ってトロンボーン。管楽器の演奏法の本や『Band Journal』とかそういう雑誌も読んだり。それなりのステレオ買ってもらうのはもうちょっとあとかな。先輩の吹いてたシルバーの太管テナートロンボーンがかっこよかった。
中1ではコンピュータプログラムとかにも興味もってた気がする。ワンボードマイコンのTK-80が発売されたのは1976年、BASICが動くやつ(TK-80BS)は1978年ですか。『月刊ASCII』、『RAM』、『I/O』なんかを読むのはもうすこしあとかな。
音楽的には「交響組曲宇宙戦艦ヤマト」が私の1978年の大事件ですわね。発売は1977年12月みたいだけど、買ったのは大雪降ってるころだったと思う。まあこれについては「しょぼいレコードプレイヤーと私」で書いたからいいかな。
そういや、宇宙戦艦ヤマトは1977年12月にニッポン放送深夜枠でライブラジオドラマやったんですよね。それを友人たちと語りあった記憶がある。カセットテープに録音したんだよな。
ラジオの録音といえば、小学終盤〜中学時代にはFMのエアチェックとかもしていて、『FMレコパル』が気になる。これは小学生だったか中学生だったか。『レコパル』のマンガよかったんだけど、あれはまとめて本になってたなかったんかな。
まあここらへんは、某大学で社会学やってる人に聞けばいいかもしれん。
- 1975年の邦楽ヒット曲 (「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」はやばい)
- 1976年の邦楽ヒット曲 (だんだん記憶しているものが増えてくる)
- 1977年の邦楽ヒット曲 (少年は深夜ラジオを聞くようになる)
- キャンディーズにコメント
- ピンクレディーにコメント
- 1978年の邦楽ヒット曲 (深夜ラジオ全盛期)
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